昨日の夕方事務所に〓牧場の◎さんが肥料袋に長い竿のような物を入れてやって来た。それはなんと何本ものラワン蕗だった。「安田さんが、食べたいって言ってたから・・・」しばらく前、〓牧場に往診に行った時◎さんの実家が足寄町の螺湾(ラワン)だということでフキの話で
「安田さん、子宮脱を鮭の袋を使って治せるって知ってますか?」同僚のC獣医師からそんなことを言われたのは去年の秋だった。もちろん私はそんな子宮脱の整復方法など聞いたことがなかった。「ネットにも動画が出てるんですよ。」興味があったので、さっそくその動画を見た。
いまNHKの朝ドラでも度々登場する、法曹会館という、とても落ち着いた場所で、日本伝統俳句協会の総会とミニシンポジウムと花鳥諷詠賞・協会賞・稲畑汀子賞の授賞式が行われた。私も授賞式と懇親会の司会を仰せつかっていたので職場から休みをいただいてやや汗ばむ東京のど真
「今、うちのクラスは女子が7割以上です・・・」先日、我が診療所で研修をした酪農学園大学6年目の実習の女子学生がそう言った。「え・・・そうなんだ!」近頃の獣医学部の学生事情をよく知らない私はちょっと驚いた。獣医学部のクラスの男女比は女子の方が多くなっていると
先日の夜当番で、往診に向かう途中、対向車線に赤い回転灯があらわれ、迫って来たと思ったら、サイレンを鳴らしながら去っていった。消防車だった。(・・・どこかで火事・・・)そう思いながらさらに運転していると高台の△牧場の向かいの▼牧場付近から煙がもうもうと上が
今年度に入り、4月6日の記事に書いた、妊娠6ヶ月のジャージー牛の、子宮捻転の治療をしたことを皮切りに、ここ1ヶ月間、やたらと牛の子宮捻転に遭遇するようになってしまった。4月6日に書いたそのジャージー牛はしばらく食欲も正常に戻りその後1週間何事もなく過ごしていたよ
今週の北海道新聞4月23日(火)の十勝版「火曜リポート」に私のラジオ番組、豆作の「のったり俳句ひねもーす」の紹介記事が載った♪取材してくれたのはばんえい競馬のライターの小久保友香さん今回は馬とは直接関係はないのだが「いつか、ばんえい競馬場で俳句の句会をしたい
わが町も馬の繁殖シーズンに入ったけれども繁殖牝馬の飼養頭数は相変わらずで生まれる仔馬の数も10頭前後という「低迷?」が続いている。発情鑑定の依頼も少なくしたがって膣鏡の使用頻度も下がっている。「したがって?」膣鏡が錆びついてしまった・・・などと自分の使う道具
一昨日は、今年度初めての夜当番の日だった。17時過ぎに、新しい勤務システムの終業の打刻をしたその矢先緊急電話が鳴った。酪農家の◎さんから「親牛がお腹を痛がっている・・・」という稟告。よくある稟告なので気軽に診療車を走らせて(着く頃には痛みが消えているといい
3月17日(日)の第56回ばんえい記念はあの、メジロゴーリキ(10才♂)が優勝しばんえい競馬最高峰レースのタイトルを奪還した。 あの、メジロゴーリキ、というのはとりもなおさずこの馬は我が幕別町生まれであり生後数日から強烈な個性を発揮していた忘れられない馬だからで
まさか、これほど早く記録が塗り替えられるとは思ってもみなかった。昨日、X線フィルムの現像に隣町の東部支所の診療所へ行った時O獣医師とS獣医師が「安田さん・・・低カルシウム選手権、記録出ましたよ・・・」と言ってカルテのコピーを出してくれた。その中に記されていた
「乳牛は血中の低カルシウムにどれだけ耐えられるのか?」すなわち「乳牛の血中カルシウム濃度のデッドラインは何(mg/dl)か?」という命題をかかげ実際にその血中カルシウム濃度(最低値)を探る記事を何回か書いた。低カルシウム選手権(1)低カルシウム選手権(2)この2つ
暦では、今日からもう「春」である。寒い「冬」は昨日で終わった・・・らしい、が北海道十勝地方は晴天が続き連日、朝はマイナス15℃以下の気温になる。約1週間ほど前に結構な雪を降らせた低気圧が通過してそれがゆっくりと去りそのあとに強い寒気団が北海道を覆って冬型の気
昨年から地元の幕別町百年記念ホールの1部屋で、隔週で開いている川柳講座、「遊び心の川柳入門」の第5回目を昨日行った。講座の後半に句会を行いそれが終わったあと生徒さん達も私も句会に出した川柳をハガキに書いて北海道新聞の「どうしん川柳」と毎日新聞の「万能川柳」
あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願い致します。昨年の暮れに3日に1度というブログの更新ノルマを止めてから自分の体と気持ちが楽になったのだがその分更新が停滞するようになったことはこのブログを読んでいただいている皆さんには薄々おわかりのこ
年末の冬至に合わせるようにここへ来て日本全国寒波に見舞われている。北海道の十勝地方もその影響は強く毎朝氷点下10数度以下の真冬の寒さとなっている。ほぼ週一で回ってくる夜間当番の日の早朝には決まって仔牛の診療依頼が入る。下痢をしてぐったり脱水して目が落ち低体
今年の8月19日(土)に行われた「第1回くしろ元町フットパス句会」の記録動画が完成しました!豆作の「のったり俳句ひねもーすチャンネル」でどうぞご覧ください!↓YouTube動画「第1回くしろ元町フットパス句会」よろしければチャンネル登録や評価などもどうぞ、お願いいた
第38回北海道新聞・短歌賞・俳句賞の表彰式で初めてお会いした名取光恵さんと対馬埜臬さんの他にもうひとり初めてお会いした方がいた。それは私が長年尊敬の念を抱き続けてきた歌人の時田則雄さんである。時田さんは長年短歌賞の方の選考委員をされているが最近は表彰式には
11月29日は日帰りで札幌へ。北海道新聞俳句賞の贈呈式に俳句の選考委員の一人として出席した。今年の受賞者は本賞も佳作も私の推しの方が受賞されたので是非とも二人にお会いしてお祝いの言葉を述べたいと思いそれを実現することができた♪デジタル版で動画もどうぞhttps://w
先月から始まっている「遊び心の川柳入門」という私の講座。今月から皆さんでハガキ1枚に3句ずつ新聞へ投稿し始めた。すると昨日早くも北海道新聞のどうしん川柳欄にこの講座の生徒さんの一句が入選していた! スクワット大丈夫かと訊(き)かれても 帯広・飛島文江が
約5年ほど前私はこのブログでこんな記事を書いていた。輸入チーズの記事であるまずは読んでいただきたい。 ↓ ↓ ↓「ダノンのヨーグルトと同じように、クラフトのチーズというのも、我が国のスーパーマーケットの、乳製品売り場に、とても安い価格で並んでいる。 「
NPOとかち文化会議は、創立して40周年を迎えた。十勝の様々な文化が垣根を超えて一堂に集まるという理念のもとに始まり十勝毎日新聞がその屋台骨を支えている。18年前からは毎年1回とかちプラザを中心に「とかち文化まつり」が開催されている。コロナ禍で数年開催出来なかっ
今年の北海道新聞俳句賞は本賞句集「羽のかろさ」名取光恵(なとり・みつえ)さん佳作句集「青丹斎日乗抄」對馬埜臬(つしま・やげつ)さんに決定した。選考委員は櫂未知子さん、橋本喜夫さん、私の3人で未知子さんと私が1位に推した「羽のかろさ」が本賞にまた、私が2位に推
なぜ全身麻酔をして横臥でやらないのか?アニマルウェルフェアの観点から問題はないのか?というご意見に対しては、麻酔技術の未熟と動物愛護意識の未熟として、今後の課題とさせていただくので、とりあえずお読みいただけると有難い。そういう前提で馬(ポニー)のニコイチ捻
清水町図書館のエントランスホールで、10月30日まで、洞内由紀子(ほらないゆきこ)さんの、絵画展をやっている。水彩画と鉛筆画合わせて9点が展示され亡きお父様の写真と一編の詩が添えられている。由紀子さんは故郷を遠く離れて十勝清水町の酪農家の従業員として働きながら
今朝の気温は4℃、昨日の朝の気温は3℃、ようやく秋が来たと思ったら、あっという間に、晩秋の気温になってしまった。山間では霜や初氷も観測されているようだ。先日の酪農家〆さんの繁殖検診が終わって診療車に戻ってみると運転席に猫が座っていた。このヤロウと睨みつける
「安田さん、タイ記録出ました!」同僚のT獣医師が、ラインで送って来たカルテは、病名が「乳熱」、6才のホルスタインだった。分娩翌日の起立不能T38.4 P96 R 44とはかなり激しい臨床症状だったことが伺えた。詳細はカルテの通りだが注目箇所はやはり血中Ca濃度の2.7 m
昨日は秋分の日。私はこの日が63回目の誕生日だった。最近は、誕生日で歳を重ねることが、それほど嬉しいとは思わなくなった。馬齢を重ねる、とはこういう事なのだと思う。大したことは何もしていないけれども大病も大怪我もしておらず無事に誕生日を迎えることができたとい
夏から秋にかけて、仕事の最中に、まとわりつかれて不快なのが、蝿である。毎年のことながら牛舎や診療車や事務所には蝿が飛び回り集中力を削がれてしまう。その対策に今年は新しい作戦を試してみた。ネットなどで話題の虫除け「オニヤンマ」である。これを診療車や事務所の
9月7日(木)~9月12日(火)まで、帯広駅地下の帯広市民ギャラリーにて、第60回総合美術十勝協会展が開かれている。いつもお世話になっている写真家の山下僚さんがこの協会の会長さんというご縁で私もこの会の文芸部員として参加している。文芸部員は去年まで山陰進、中屋吟
羅臼町在住の俳人で絵本作家の、山中英美さんが、昨年の暮れの第1弾の俳句絵本、「森の俳句教室」、に引き続いて、第2弾「猫のタビ俳句詠む」を発刊した。この絵本の内容は作者ご自身が実際に保護猫を家族として迎え入れその猫との暮らしをする中で詠み貯めた俳句と描いた絵
先日の豆桜句会で、「ゆきあひの空」、という言葉を使った俳句が投句された。なんだかとても奥ゆかしくいい言葉だなーと思ったので調べてるとどうやら最近は季語として認められつつあるらしい。夏から秋へ移り変わりゆくその狭間の空のことで夏の雲と秋の雲がゆき交わし合う
去年の暮れから私が、心に描いていた大きな目標のひとつ、釧路で句会を主催することを、ついに叶えることができた♪ その名は「第1回くしろ元町フットパス句会」高浜虚子の句碑「灯台は低く霧笛は峙てり」 のある米町公園の隣の厳島神社の若き神主・菊池吉史さんを団長とす
十勝毎日新聞に不定期で連載しているシリーズ記事、「ばんえい競馬の未来」、前回の第1話~第4話に続き、第5話~8話までが、今のところ掲載されている。前回の記事でキーワードは「主催者」・・・帯広市と「各団体」・・・馬主会、調教師会、etcと申し上げたが第5話~8話まで
十勝毎日新聞のシリーズ記事、「ばんえい競馬の未来」、が面白い。だが、面白がっているだけなら不謹慎かもしれない。私自身も「ばんえい競馬」によって生かされてきた利害関係者の端くれでもあるから。「ばんえい競馬 」がなくなってしまったら困るのだ。今まで幾たびも存続
十勝地方は8月4日~5日にかけて、台風6号の影響を受けた停滞前線が上空に垂れこめて、蒸し暑かった猛暑の気候から、一気に、涼しげな雨まじりの晩夏へと、天気が激変した。 最高気温が35℃以上だった日々から最高気温が25℃を下回る日々へと一晩で変わってしまうのだから驚
「熱中症警戒アラート」、という聞きなれない言葉が、先日十勝地方に発令された。予想最高気温が35℃以上・・・気象学では35℃以上を「猛暑日」と言う。どうやら北海道では十勝地方が一番暑かったようだ。その暑さは昼はもちろん夜にも実感することができた。とにかく湿度が
私の所属している俳句結社「円虹(えんこう)」、が毎月発行している最新号に、『俳句への導き』~川柳という回り道を経てというタイトルで、3ページのエッセイ風の文章を書かせてもらった。私が今までどんな経緯で川柳を詠みそして俳句を詠むようになったのかそのいきさつを
梅雨が明けて、朝の空気がどっしりと安定して、夏の香りが十勝平野を覆う毎日となっている。快晴無風。こんな日の朝は十勝の空の一角に熱気球が浮かんでいるのを見ることがある。先日の朝も出勤方向の上空に熱気球がひとつぽっかりと浮かんでいた。十勝では多くの熱気球が十
なんだかんだと30回を超えて続いている、このシリーズ記事の、今までをおさらいしておくと、(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」(4)巨
こういう立場の人が、こんな発言をしている事に、笑ってしまう、ツッコミどころ満載の講演会。同じことを繰り返し言うならばそれに対するツッコミも繰り返しておくべきだろう。「日本農業に競争力を」というのはどんな農作物にだれを相手に競争力を持たせるのかという疑問が
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昨日の夕方事務所に〓牧場の◎さんが肥料袋に長い竿のような物を入れてやって来た。それはなんと何本ものラワン蕗だった。「安田さんが、食べたいって言ってたから・・・」しばらく前、〓牧場に往診に行った時◎さんの実家が足寄町の螺湾(ラワン)だということでフキの話で
「父の日のプレゼント」ということで先日は次女一家から焼肉をご馳走になり♪昨日は長女一家からスパイスのプレゼントをもらい♪同じ日に息子一家からウイスキーのプレゼントをもらった♪私からはもう何もしていないのにそれぞれ自立している三家族が「父の日」を意識してく
先日の夜間当番の明け方「予定日よりも遅れている牛が産気づいた・・・」という電話が酪農家の⌘さんからかかってきた。「足は来てるんだけど・・・」「・・・わかりました。」⌘さん宅について繋ぎ牛舎でうずくまっている牛の産道に手を入れると確かに前足2本に触れた。そし
「今朝、子馬が生まれてたんだけど・・・親の子宮が出ているみたい・・・」朝の往診準備をしている時にそんな電話がかかってきた。急いで∮さん宅へ駆けつけて診ると母馬が馬小屋で座ったままで壁ぎわのお尻から赤いものが現れていた。「これって・・・後産ではないよね・・
今年のばんえい記念は大本命のメムロボブサップが期待に応えて王者を奪還したが去年のばんえい記念は本命のメムロボブサップを抑えてメジロゴーリキが勝ったというのはまだ記憶に新しいことだろうと思う。メムロボブサップよりひと足先に引退して去年から種牡馬になっている
先日、NPOとかち文化会議・文芸部による全十勝児童生徒(俳句・短歌・川柳)大会の表彰式が開催された。この大会は小学生の部・中学生の部・高校生の部の3部門に分かれそれぞれに俳句・短歌・川柳の3つのジャンルの短詩文芸を募集するという若い人たちの大会である。選者はそ
募集が始まりました!!「第13回日本伝統俳句協会・北海道支部賞」の応募用紙プリントアウトして奮ってご応募ください♪〆切は3月15日消印有効です。 ※ ※ ※豆作の「のったり俳句ひねもーすチャンネル」で句会の動画をアップしています♪どうぞご覧くだ
大学の講義という形でまさか俳句の話をすることになるとは思いもよらなかったがいざやってみると専門の獣医学の話よりもずっと気軽で楽しくいつまでも話していられるものだ。「ラジオの俳句リニックのようにやってみましょうか?」という南保泰雄教授のご助言のおかげでアカデ
2月3日の午後2時30分頃久しぶりに母校(畜大)を訪ねた。この日の夜には帯広市を前代未聞の超大雪(12時間で120㎝以上)が襲い気象観測史上最深記録を更新してしまうという大変な事態になるのだがこの時間帯の帯広の空はまだ穏やかだった。畜大の産業動物臨床棟で「獣医師と
豆作の当ブログへアクセスしていただいた皆様明けましておめでとうございます!年末から年始にかけて何かと落ち着かずブログの記事の更新も延び延びにしておりましたが遅ればせながらようやく皆様にご挨拶の記事を書くことができました。去年から当ブログの書き込みの3日に1
先日〓牧場で見せてもらった、輸入物の水色の液体。これを、牛の額に塗りつけると牛がたちまち大人しくなるのだという。何やら不思議な魔法の液体である。これをスプレーするアダブターが別売されていてそれを取り付けたものも見せてもらった。まず適当量のこの液体を吸い込
十勝清水町の酪農場で働きながら、絵を描き続けている、洞内由紀子(ほらない・ゆきこ)さんの、水彩画展が、清水町図書館のロビーで、12月1日~27日まで開かれ、牛の水彩画7点が展示されている。今回の特徴はそれぞれの牛の絵に楽譜がつけられている。その楽譜は丸本大悟さ
今年の春に我が診療所は、職員の異動で4人(獣医師3人、事務職員1人)が入れ替わった。それぞれの皆さんが個性を発揮していて新しい雰囲気で私も楽しく仕事をさせてもらっている。特にAI関係に強い同僚獣医師が増えたことはAIに疎い私にとって大変ありがたいことだった。パソ
我が診療地区は十勝平野のほぼ中央にある丘陵地である。十勝の幕別町の高台の日新地区というところはここ数年白鳥の渡りの中継地として大変賑やかである。長旅の疲れを癒し羽をを休め栄養補給としての落ちたデントコーンの実やその他作物の欠片などがたくさん食べられる場所
ここ数年、牛の低カルシウム血症の、低値を争う選手権と題して、その値に注目している。現在報告されている最低値としては2.5(mg/dl) が最も低い値で今年の3月に報告された。3.0を下回るレベルはなかなか現われないと思っているのだがなんと今年は私の診療区域だけでもカ
9月の下旬から10月上旬にかけてもひきつづき俳句のイベントを中心にあちらこちらへ出向いては帰ってきては仕事をしてまた休みには他所へ出掛けるということの繰り返しだった。10月5日(土)の朝にインターネット(リスラジ)ラジオで豆作の「のったり俳句ひねもーす」を聴き
あっという間に10月になってしまったが、そう感じるほどに、9月はなんだかんだと「俳句で」忙しかった。NOSAI獣医師という仕事をしながらこんなにも俳句ばかりやっていていいのかと同僚や農家さんから批判を浴びそうだがぎりぎりなんとか仕事もこなせているのでご勘弁をいた
「目白押し」という言葉は、多くの方が知っている目白(メジロ)という鳥が、お互いにくっつき合って、押し合うように木の枝などに止まっていることから、多くのことが連日休む暇もなく続く事の喩えとして、定着したと言われている。私事ではあるけれど今月の私の俳句関係の
母校畜大の南保泰雄先生から市民公開講座のお知らせが来た。題して「動物も人とともに幸せに暮らそう! ~犬猫、馬と明るい未来を目指して~」 畜大の市民公開講座はコロナ禍の影響でしばらく中止になっていたがここへ来てとうとうそれがまた再開される運びとなった
子牛のいわゆるデベソを、大きく分けると① 臍帯炎② 臍ヘルニアの2つではないかと思う。我々臨床現場で遭遇するデベソはほとんどがこの2つの範疇に入るだろう。私の約40年の臨床経験の記憶を辿っても子牛のデベソはこの2つに集約される気がする。① 臍帯炎は・・・細菌感染
「安田さん、子宮脱を鮭の袋を使って治せるって知ってますか?」同僚のC獣医師からそんなことを言われたのは去年の秋だった。もちろん私はそんな子宮脱の整復方法など聞いたことがなかった。「ネットにも動画が出てるんですよ。」興味があったので、さっそくその動画を見た。
いまNHKの朝ドラでも度々登場する、法曹会館という、とても落ち着いた場所で、日本伝統俳句協会の総会とミニシンポジウムと花鳥諷詠賞・協会賞・稲畑汀子賞の授賞式が行われた。私も授賞式と懇親会の司会を仰せつかっていたので職場から休みをいただいてやや汗ばむ東京のど真
「今、うちのクラスは女子が7割以上です・・・」先日、我が診療所で研修をした酪農学園大学6年目の実習の女子学生がそう言った。「え・・・そうなんだ!」近頃の獣医学部の学生事情をよく知らない私はちょっと驚いた。獣医学部のクラスの男女比は女子の方が多くなっていると
先日の夜当番で、往診に向かう途中、対向車線に赤い回転灯があらわれ、迫って来たと思ったら、サイレンを鳴らしながら去っていった。消防車だった。(・・・どこかで火事・・・)そう思いながらさらに運転していると高台の△牧場の向かいの▼牧場付近から煙がもうもうと上が
今年度に入り、4月6日の記事に書いた、妊娠6ヶ月のジャージー牛の、子宮捻転の治療をしたことを皮切りに、ここ1ヶ月間、やたらと牛の子宮捻転に遭遇するようになってしまった。4月6日に書いたそのジャージー牛はしばらく食欲も正常に戻りその後1週間何事もなく過ごしていたよ
今週の北海道新聞4月23日(火)の十勝版「火曜リポート」に私のラジオ番組、豆作の「のったり俳句ひねもーす」の紹介記事が載った♪取材してくれたのはばんえい競馬のライターの小久保友香さん今回は馬とは直接関係はないのだが「いつか、ばんえい競馬場で俳句の句会をしたい
わが町も馬の繁殖シーズンに入ったけれども繁殖牝馬の飼養頭数は相変わらずで生まれる仔馬の数も10頭前後という「低迷?」が続いている。発情鑑定の依頼も少なくしたがって膣鏡の使用頻度も下がっている。「したがって?」膣鏡が錆びついてしまった・・・などと自分の使う道具
一昨日は、今年度初めての夜当番の日だった。17時過ぎに、新しい勤務システムの終業の打刻をしたその矢先緊急電話が鳴った。酪農家の◎さんから「親牛がお腹を痛がっている・・・」という稟告。よくある稟告なので気軽に診療車を走らせて(着く頃には痛みが消えているといい
3月17日(日)の第56回ばんえい記念はあの、メジロゴーリキ(10才♂)が優勝しばんえい競馬最高峰レースのタイトルを奪還した。 あの、メジロゴーリキ、というのはとりもなおさずこの馬は我が幕別町生まれであり生後数日から強烈な個性を発揮していた忘れられない馬だからで
まさか、これほど早く記録が塗り替えられるとは思ってもみなかった。昨日、X線フィルムの現像に隣町の東部支所の診療所へ行った時O獣医師とS獣医師が「安田さん・・・低カルシウム選手権、記録出ましたよ・・・」と言ってカルテのコピーを出してくれた。その中に記されていた
「乳牛は血中の低カルシウムにどれだけ耐えられるのか?」すなわち「乳牛の血中カルシウム濃度のデッドラインは何(mg/dl)か?」という命題をかかげ実際にその血中カルシウム濃度(最低値)を探る記事を何回か書いた。低カルシウム選手権(1)低カルシウム選手権(2)この2つ
暦では、今日からもう「春」である。寒い「冬」は昨日で終わった・・・らしい、が北海道十勝地方は晴天が続き連日、朝はマイナス15℃以下の気温になる。約1週間ほど前に結構な雪を降らせた低気圧が通過してそれがゆっくりと去りそのあとに強い寒気団が北海道を覆って冬型の気
昨年から地元の幕別町百年記念ホールの1部屋で、隔週で開いている川柳講座、「遊び心の川柳入門」の第5回目を昨日行った。講座の後半に句会を行いそれが終わったあと生徒さん達も私も句会に出した川柳をハガキに書いて北海道新聞の「どうしん川柳」と毎日新聞の「万能川柳」