理学療法士の養成校では、患者さんの身体の動きから問題点を読みとる動作分析の能力を高めるために動作を逐一文章にする訓練を受けました。 マッサージ師の養成校でも、動作の特徴からその患者さんの症状を読みとる話をしばしば聞くことができました。 いま私は頸部の痛みに悩まされています。年に数回こんなことが起こります。 高校2年の頃に頸部が痛かったときのエピソードを思い出しました。 歩いているときに後ろから1...
横浜の病院で働いていたある時期、新聞などで「サブリミナル音楽」というのが話題になったことがありました。 ふつうにヒトの耳に届くBGMの中に、ヒトの可聴周波数を外れたメッセージを混ぜておくと、いつの間にか潜在意識の中にそのメッセージが届いて無意識のうちにすりこまれる、というものです。 あるとき大きな会社の工場で責任のある立場の仕事をしている患者の男性とこの話題について話していました。 彼はまだサブ...
世の中には好きなアイドルと同じ格好をして少しでもアイドルに近づこうと考えるかぶれやすい人たちがいますよね。 葛飾柴又の帝釈天では寅さんの格好で周囲のガイドをしている人が4人もいました。 京都・伏見の坂本竜馬暗殺未遂の現場となった寺田屋に行ったときには、団体客の中に坂本竜馬とその妻のお龍さんの格好の若くないカップルが来ていました。 宝塚雪組で「ルパン3世」のお話の公演をしたときには、東京宝塚劇場に...
私の自宅の近くにスイミングクラブがあります。 複数のオリンピック選手を輩出したこともある評判のよいクラブです。 朝などにその前を通るとプールから育成選手を大声で叱咤激励するコーチの声が聞こえてきます。 先日そこの前を通ると、親に連れられながら地面にペタリと座り込んで大声で泣いている小学校3年生くらいの男の子がいました。 プールの横のガラスドアからも水着姿のままの女性のコーチが出てきて、「やらない...
昭和50年代の初め頃、「ルーツ探し」がちょっとしたブームになったことがありました。 NHKで「ルーツ」というアメリカの連続ドラマが放送されたのがきっかけです。 アフリカで青年クンタキンテが捕らえられアメリカに奴隷として売られ、彼と彼の子孫の一族が味わう苦闘の物語です。 最後に自由の身となり作家になった彼の子孫がアフリカにクンタキンテの痕跡を探しにいき、ついに彼のいた部族に出会うというお話でした。...
いま首都圏のいろいろな所で高齢の方が住んでいてお金のありそうなお宅に強盗が侵入し、住人を縛ったり危害を加え、金品や車を持ち去る事件が続いて起きています。 私が会社員だった40年前、私が勤めていた営業所に空き巣が入りました。 私は机の引き出しの中に預金通帳を入れていたのですが、それには手をつけていません。銀行でお金を引き出すことで足がつくことを恐れているからだそうです。 ねらいは現金だけだったよう...
老人ホームでは私のデスクは認知棟の医務室にありました。 認知棟にいると意外な事態に遭遇することがあります。 ある朝、朝の集会に出席するためにメインの階段ではなく、ウラの階段を使おうと思って階段ホールに走っていたときのことです。 その日はなぜか階段ホールの前の床が濡れていてすべってしまいました。 床の液体が少し生ぬるく「まさか」と思って床についた手を匂ってみるとよからぬ匂いがします。 「しまった」...
特別養護老人ホームの認知棟で仕事をしているときに突然、老人ホームの施設長や事務長、介護長など首脳陣が集まってきて、続々と奥の方の部屋に向かって行きました。 ちょうどそのときに看護学生の実習もおこなわれていたのですが、看護学校から来ていた実習指導の教員の看護師もそちらに向かって行きます。 看護学生が関係した事故でも起こってしまったのだろうかと思ったのですが、聞いてみると看護学生の女の子に入居者の高...
マッサージ学校の病理学の小テストで遺伝性のがん(BRCA1遺伝子)に関する出題がありました。クラスの成績がいい人たちも正解できていない人がいました。 都内の医科大学の教授でもある講師の講義は、テキストは使わず、黒板の端から端まで字や絵をいっぱい書き、しばらく書き写す時間があったあと先生の説明があり、その間に黒板の内容を全部書き写していないと説明の済んだ部分から消され、どんどん新たな内容を書かれてしま...
修学旅行で初めて茶碗蒸しを見て食べた友人の感想が、「あったかいプリン」「甘くないプリン」だったという話が、ラジオで紹介されていました。 私とまったく一緒です。 茶碗蒸しは私の祖母の得意料理でした。 茶碗蒸しを作ると早く家族に食べてもらいたくてうずうずしていました。 しかし私があの大きさのあの色の食べ物に期待するのはプリンの甘さなのでいつも食べることにあまり気が進まず、つい他のおかずよりも...
NHKの体操のお兄さんだったひろみちお兄さん(佐藤弘道さん)が脊髄梗塞に罹患され話題になりました。 脊髄は脳に続いていて脊椎(背骨)の中にあり、脳と同じように随液(脳脊髄液)の中に浮かんでいるので、脳に起こる病気と同じことが脊髄にも起こり、頸随・胸随・腰随のどの部位で障害が起こるかによって、麻痺等の後遺症の出方が変わってくることは、理解できます。 しかしその発症数は脳梗塞の100分の1のようで、...
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理学療法士の養成校では、患者さんの身体の動きから問題点を読みとる動作分析の能力を高めるために動作を逐一文章にする訓練を受けました。 マッサージ師の養成校でも、動作の特徴からその患者さんの症状を読みとる話をしばしば聞くことができました。 いま私は頸部の痛みに悩まされています。年に数回こんなことが起こります。 高校2年の頃に頸部が痛かったときのエピソードを思い出しました。 歩いているときに後ろから1...
母が美容院をやっていた我が家にはかつて、私の背丈ほどもある「消毒器」と書かれたホーロー製の古い箱がありました。 母が美容院を廃業したあと、その消毒器の処分に苦慮していましたが、うまく捨てられる千載一遇の機会がやってきました。 私の勤めていた病院が移転することになり、不要品を病院の敷地の中のごみ処分場に捨てていいことになったのです。 自宅から車に乗せてきたその美容院用の消毒器をどさくさに紛れて病...
先頃、ある検定試験を受験しました。 試験会場では3人掛けの机の左端と右端に受験生が座り、2人で使うようになっていました。 この検定試験に比べてマッサージ師の国家試験では、不正行為防止のための工夫がいろいろと凝らされていました。 3人掛けの机を1人で使い、最初の列がその左端に受験生が座ると次の列は右端に座る、というように左右交互に座らせていました。 また、試験はマークシート方式だったのですが、解答...
10年以上前、アメリカ合衆国南部を大きなハリケーンが襲い、多くの人や住宅が洪水で被災した様子がテレビに映し出されていました。 おそらくニューオーリンズなどでディキシーランドジャズを演奏しているのであろうクラリネット奏者が「この楽器はもう製造されていないんだ。」と水に浸かり再生のきかなくなった数本の楽器を見せ、悲しそうに話していたのが印象に残りました。それはアルバート式のクラリネットで、「なるほど...
病院でリハビリをして少しずつ歩けるようになってきた患者さんは、リハビリテーション室から外に連れ出して、病院の敷地内を一緒に歩いたりしました。 また、まだ歩くことができない方にもたまには気分転換のために、車いすを押して外に出て、屋外の空気を吸っていただいたりしました。 そんな患者さんとの車いす散歩のときのことです。 患者さんの乗った車いすを押して病院の駐車場の入り口まで行くとゲートのバーが上がっ...
私の母は子供の頃おぼえた百人一首を高齢になっても覚えていました。 上の句が読まれると下の句をすらすらと続けることができました。 最近老人介護施設に勤める女性からの投書を新聞で読みました。 お世話している100歳の女性が京都の天橋立の近くの出身だと知り、試しに彼女の耳元で「大江山~」と天橋立が出てくる句の上の句の冒頭を言ってみたところ、その続きを「いく野の道の遠ければ、まだふみも見ず天の橋立」とは...
理学療法士の養成校の夜間部にかよっていたころ、昼間は病院でリハビリ助手として働いていましたが、昼休みには必ず10~15分程度の昼寝をしていました。昼寝をしないと午後の仕事中に眠気がおそってくるので、何とか昼寝を時間をとるようにしていました。 理学療法士になっても、病院勤務時代も老人ホーム時代にも昼寝をしていました。 マッサージ師の養成校時代は昼過ぎに学校を終えるとすぐに訪問リハビリの会社に向けて...
岐阜の赤十字病院で、禁煙外来を設けそこで保険診療をおこなうためには病院の敷地内の全面禁煙が条件になるにもかかわらず、一部職員が常習的に喫煙をしていたことがわかり、診療報酬を返還する事態になったとの報道がありました。 JR西日本でも「落ち着くために」と車掌が乗務中に喫煙をしていたり、会場が全面禁煙となっている現在開催中の大阪の万博会場で喫煙をしているスタッフがいたことが問題になりました。 喫煙者は...
昨日のテレビのプロ野球中継の中で解説者が「投手の速球の球速は150キロ台が普通になった。」という話をしていました。 10年くらい前までは新入団してくる投手が抱負で「140キロ台後半の速球で相手チームの主力打者に挑んでみたい。」と話しているものの、その頃はピッチングマシンの技術の進歩が著明で、いろいろなバリエーションの投球パターンを抱負に練習することができる打者のバッティング技術が優勢で「打高投低...
マッサージ師の国家試験ではいくつかの科目で出題の元となる教科書からの良問の作成が種切れになったのか、「そんなところから出すかよ」と思うような重箱の隅をつついたような問題が出題されていました。 3年生になると国家試験対策の解剖学の講義の中で、「数年前この図から出題された」などと重箱の隅の例が示され、教科書の隅から隅まで丹念に読み込んでおくように指導を受けました。 これに対して私は、「あまり細かいと...
手の指の関節をボキボキ鳴らしたり、整体の治療でいろいろな関節を鳴らされることがあります。気持ちがいいので私はこれは好きです。 しかし整体の治療の話をすると、「ボキボキされるの嫌だ。」「気持ち悪い。」「こわい。」と言う人が少なからずいます。 このような患者に向けて「ボキボキしない整体」をセールスポイントに掲げている整体治療院もあります。 ボキボキが好きでない人はそのような治療院に行けばいいと思うの...
高校1年の地理の時間に教員の相場先生(実名)が出席簿を見ながら「誰にしようかな」と質問の解答者を探していました。 誰かが「1番有田君(仮名)」と言うのを聞いた相場先生は、「私も昔からその方法でよく指名されて苦しんできた。だから今日は最後の人にしよう。はい、渡辺君(仮名)。」と最後の渡辺君を指名し、指名された渡辺君は「なんだよう。」と苦笑していました。 先日新聞に載っていたインドの特派員からの...
病院でリハビリにかよってくる患者さんにろうあ者がおられ、通院時には毎回横浜市がつけてくれる手話通訳者がついて来ました。 その手話通訳者さんから聞いた話です。 この通訳者さんは横浜市がおこなう会議などの通訳もされるほどのかたなのですが、あるときテレビ神奈川のニュース番組の通訳が回ってきたのだそうです。 番組の中で「ドスケベ」ということばが出てきました。 ふつうに「スケベ」なら鼻の下を長くして人差し...
先日、私が大学時代に配達のアルバイトをし、お客さんに判をもらった伝票は配達員にとっては金券と同じ、という話を書きました。 稀にお届けにうかがうと、差出人の名前を確認した上で「これは受け取れません。」と受け取りを辞退される場合があります。 受け取る側がなんらかの公職についており、それを受け取ると賄賂を受け取ったと見なされても仕方がない収賄に当たってしまう場合です。 そのようなときは受領印をもらうこ...
病院と病院の最寄り駅を結ぶ通勤経路に面した所にあったアパートの前に、そこのアパートの住人のおばさんが飼っている犬の小屋があり、仕事の帰りなどに時々そのワンコと遊びました。 ところがそのワンコの姿が突然見えなくなり、どうしたのだろうと思っておばさんに聞いてみると、おばさんが1週間ほど私の勤める病院に入院いる間に亡くなってしまったのだそうです。 その間ワンコのお世話はアパートの隣の住人にお願いしてい...
大学生だった頃、お中元やお歳暮の時期にデパートの配送のアルバイトをしました。 今は配達の仕事はヤマトや佐川などいくつかの会社に集約されていますが、当時はデパート会社が配達専門の関連会社を持っていて、私が仕事した会社は2つのデパートの配達をおこなっていました。 お中元・お歳暮の時期にはけっこうな配達量になりました。 配達をして伝票に判をもらえばそれは配達員にとっては金券と同じなので1つでも多くの商...
先日阪神の岡田元監督のタバコや呼吸器疾患の話題に触れました。 マッサージ師養成学校での解剖学の時間では、ある医科系大学の解剖学の教授である講師は「肺が黒くなるのはタバコによるのではない。黒くなるのは大気汚染や自動車のタイヤのゴムの破片などによるものである。」という話をされました。 この話を聞いて、私はにわかには信じられませんでした。これまでさんざん喫煙者の肺だとして真っ黒になっている肺の写真...
2000年頃だったでしょうか。私の家族が体調を悪くしたときがありました。 私の勤める病院の内科を受診させたところ、子宮筋腫の疑いが強いということで婦人科に回され、婦人科ではMRIを撮って程度を判定のうえ治療方針を決めることになりました。そのMRI検査の予約の日程を聞くとなんと1ヶ月余り先になっていました。この体調が悪い状態のままで検査まであと1ヶ月待たなければいけないことになります。横で見ている...
先日のプロ野球中継の解説で阪神タイガース前監督の岡田彰布さんが出ておられました。 シーズン開始当初は始球式等の行事に出て来られず重病説もありましたが、今回撮られた写真では酸素ボンベを転がしており、在宅酸素療法になったことがわかりました。呼吸器疾患になっていたようです。 長く喫煙を続けておられたそうで、その影響であんなに現役時代活躍された名選手も呼吸器の力が衰えてしまったようです。 私の...
マッサージ師養成校でも2年次に病理学がありました。 ここでの病理学は教科書に書かれている内容に沿った進め方ではなく、教科書の内容を包含したもっと大きな流れから、その関係する多くの要素を説明し、必要なポイントをわからせていく、というものでした。 以前にもここで触れましたが、毎回の黒板への板書の量が非常に多く、その内容に基づいて1週間勉強し翌週の小テストに備える、という有無を言わさず勉強せざるを得な...
インバウンド需要の増大に困っているいくつかの観光地をかかえる自治体が外国人から日本人の数倍の料金を取ることを検討しているという報道がありました。姫路城では外国人は日本人の約4倍にすることを検討しているそうです。 日本人か旅行者かはどのようにして見分けるのでしょう。 副島淳さんや馬瓜エブリンさんのような日本人が外国人だと思われてしまったら日本人であることを証明するものを提示することになるのでしょう...
30年あまり前、それまで乗っていた中古で購入した愛車にだいぶガタがきて、新たに小さめの普通車の中古車をさがすことにしました。 まず勤め先の病院の近くの中古車販売店で1台の車に目をつけました。 そのあと自宅の近くの中古車販売店で車を見ていると、病院の近くのお店で見たのと同じ車種の車が少し高い値段で売りに出ていました。 値段の安い病院の近くのお店の方で購入しようかなと考え始めていたとき、背の高いメガ...
前回の続き 老人ホームで働いていたとき、入居者のおばさんとお葬式の話になりました。 私が「私の母のお葬式は入所していた老人ホーム(勤めていた老人ホームと異なる)の職員の皆さんにお別れのご挨拶をしていただいたのをもってお葬式として、そのあとそのまま火葬場に行ったんです。」と話すと、そのおばさんは「ちゃんとしたお葬式を出してあげないのは亡くなった人にかわいそうだ。」と言われ、少しびっくりしました。 と...
先日新聞の投書欄に「簡素化されたお葬式に反対」という70歳の男性からの投書がありました。 身内で済ませるお葬式は寂しく、きちんとお顔を拝見してお送りしたいしそれができないのは悔しくも感じる、自分のときもお友達に盛大に見送ってもらいたい、というのです。 その数日後、47歳の女性から、お母さんのときはお母さんの希望に沿ってお葬式をしなかった、という投書がありました。葬儀社も入れなかったそうです。これ...
私が老人ホームで楽器を演奏するときも演奏の最後にたいていお年寄りたちから「リクエスト、リクエスト」の大合唱が起こります。 私は演奏する曲の最後にいつも「さよなら、みなさま」という曲を入れることにしました。 宝塚歌劇を観劇すると終演後に観客が席から立ち、出口に向かって一斉に歩き始めるとこの曲が劇場内に流れます。観客追い出しの曲です。 リクエストが続くとこの曲を演奏し、「もう終わり。いま『さよなら、...
私の勤めていた老人ホームには専門の音楽療法士が週に1回来所して、お年寄りと歌ったり、歌に合わせて身体を動かす体操をしたりなど、音楽療法をしてくれていました。 その音楽療法士の女性の吹くフルートと私のクラリネットとでミニコンサートをしたりもしました。 ミニコンサートで2人で一緒に演奏する他に、1~2曲1人で何か演奏をしてくれと、彼女から頼まれました。 彼女が素敵なムード音楽を朗々と演奏した後、私が...
老人ホームで私はクラリネットを使って入居者のみなさまにときどき音楽を聞いていただきました。 あるとき「真白き富士の嶺」という曲を聞いていただいていたときのことです。 入居している奥様のところに毎日のようにお見舞いに来ているご主人が私のところにやってきて「よくぞ私の母校の校歌を演奏してくださいました。」と喜びを伝えてくださいました。 この曲は逗子開成高校の生徒が乗ったボートが遭難して亡くなったこと...
老人ホームではレクリエーションリーダーがよく高齢者と歌を歌っています。 あるとき美空ひばりさんの「港町十三番地」が歌われていました。 歌が終わった後で私が、「ここに歌われている『港町』とはどこのことでしょう。」とお年寄りに出題してみました。「横浜でしょ。」とすぐに答えがあがってきます。 美空ひばりの出身地を考えるとその答えはごく自然な気がします。 しかし、「実はこの港町は『川崎』のことなんですよ...
東京都の小池百合子知事が都知事3選目を目指して知事選立候補に動き出すという報道がありました。 以前の選挙戦のときに小池氏は「何でもいいから緑色のものを持ってきてください。」と呼びかけ、街頭演説では緑色のシャツを着た人、緑色のスカーフを首に巻いている人、緑色の帽子をかぶっている人、緑色のハンカチを振っている人など、小池氏の回りは緑色でいっぱいになっていました。 イメージカラーで埋め尽くすなかなか上...
私には子供のころから「鼻うがい」をする習慣があり(わが家では「鼻を洗う」と言っていました)、私のやり方や、水によっては鼻からアメーバが侵入して脳に感染する感染症を発症する可能性があるという話をここで書いたことがあります。(2023年3月7日「鼻うがいで」参照) また鼻うがいをしすぎると鼻の中のにおいを検知する感覚器が磨耗して嗅覚が弱くなるという話を聞いたこともあります。 今回腎臓内科の医師が週刊...
お酒を飲むと顔が赤くなる(このような体質を「アジアンフラッシュ体質」というそうです)人はコロナにかかりにくい、という佐賀大学の研究成果が発表されました。 顔が赤くなる人はそうでない人に比べ5倍コロナにかかりにくかったそうです。 アジアンフラッシュ体質の人は免疫システムがコロナに対して有利に働くそうです。 私はまったくお酒が飲めず、微量のビールでも真っ赤になってしまう下戸ですが、コロナにかかってし...
ネットのニュースで乳幼児の脳梗塞の話を読みました。 記事では11カ月の男児が右手を動かさないので健診時に相談したところMRIを撮ることになり、その結果「陳旧性脳梗塞」であることがわかった、ということでした。発症から時間が経った脳梗塞だったのです。 出産前後に負荷がかかり脳の血管に血栓等が詰まって発症してしまったのかもしれません。 元気に育ってくれると思っていた親御さんにとっては信じられない話だっ...
私が勤めていた老人ホームは、最寄りの駅でバスに乗り換えて行く場所にありました。 ある朝いつもの乗り換えのためにバス停に向かって歩いていると、前方からおばさんに連れられた朝の散歩中のワンちゃんがやってきました。ポメラニアンです。 人懐こい性格のようで、私と目が合うとまっすぐ私の方に近づいてきました。「あらー、ポメちゃん。」と声をかけその子に手を伸ばすと飼い主のおばさんも嬉しそう...
理学療法士の養成校のときもマッサージ師養成校のときも、クラスに自分のズボンの膝のあたりをわざと破いてはいている男性がいました。 私が「なんだ、ズボン破れちゃったのか。新しいズボン買えないのか。買ってやろうか。」と言うと、理学療法士の学校のクラスメイトもマッサージ師の養成校のクラスメイトも、「違いますよ。わざと破いたんですよ。」と答えます。 そんなことわかってるのですが、わざと破いたと真剣に説明す...
大学時代、大学のどこかのサークルが主催して毎年「山手線一周ハイク」がおこなわれていました。一度は参加して山手線一周を経験してみたいと思っていたのですが、なかなか踏み切れずにいたところ、大学4年の10月に私と縁のあるキリスト教会がやっている少年少女のクラブ(ボーイスカウト・ガールスカウトのようなもの)で山手線一周ハイクをおこなうと知り、子供たちに同行してお世話をする係として参加することにしました。...
アメリカ映画やドラマを観ていると、デパートなどで買い物をしたご婦人が、買ったものを両腕で山と抱えて歩いている場面が出てくることがあります。またご婦人の買い物につき合わされたパートナーの男性が荷物を抱えていることもあります。 日本ではそんな場面を実際に見ることはまずないのですが、私は2度あります。この2度は同じ人物で、私が勤めていた病院の女医さんです。 勤めを終えて夕方、病院の最寄り駅に向かって歩...
友人の女性が75歳になり「後期高齢者」と呼ばれて落ち込んでいると聞き、別の呼び方を考えてあげた65歳の女性からの新聞の投書を読みました。それによると 65歳~ → 高齢者の卵 75歳~ → 高齢者のひよこ 80代 → 高齢者の中堅 90歳~ → 高齢者のベテランだそうです。 前期高齢者やと後期高齢者いう言葉は健康保険や年金などを利用する際の必要から出てきたのではないかと思われますが、まだ元気なのに...
リハビリをおこなう患者さんの体験を理解するのにモーニングという漫画雑誌に連載されている「アンメット(ある脳外科医の日記)」がとてもわかりやすいいい漫画だという話を載せたことがあります。(2021年4月10日「リハビリマンガ」参照) その「アンメット」が朝ドラの「おちょやん」で主役を好演した杉咲花さん主演で映像化されフジテレビ系列で放映されています。 私は以前は脳血管障害に起こる症状は絵にはなりや...
マッサージ師の養成学校を卒業したあと在籍した同校付属の臨床実習室でのブームは日本手ぬぐいでした。 患者さんを1人約50分かけてマッサージするとけっこう汗だくになり、頭や額から汗が出て患者さんのからだの上に滴を落としてしまいそうになることもあります。 これは訪問リハビリをしていたときにも経験があることで、夏にエアコンのない利用者さんのご自宅でストレッチなど力のいる操作をしていて、汗の滴が落ちたこと...
理学療法士養成校の最終学年におこなわれる8週間のインターン実習は、私の在学当時は3施設に行きました。 つらいインターン実習の中では3カ所目に行ったWK病院は距離的に近かったこともあり最も身体の負担も少なく、楽しく過ごすことができました。 リハビリテーション室の直属の上司にあたる整形外科部長の医師には特にお世話になり、手術の見学や整形外科の回診への参加など、他の施設では経験しなかったイベントをたく...