昨日のテレビのプロ野球中継の中で解説者が「投手の速球の球速は150キロ台が普通になった。」という話をしていました。 10年くらい前までは新入団してくる投手が抱負で「140キロ台後半の速球で相手チームの主力打者に挑んでみたい。」と話しているものの、その頃はピッチングマシンの技術の進歩が著明で、いろいろなバリエーションの投球パターンを抱負に練習することができる打者のバッティング技術が優勢で「打高投低...
東京都の小池百合子知事が都知事3選目を目指して知事選立候補に動き出すという報道がありました。 以前の選挙戦のときに小池氏は「何でもいいから緑色のものを持ってきてください。」と呼びかけ、街頭演説では緑色のシャツを着た人、緑色のスカーフを首に巻いている人、緑色の帽子をかぶっている人、緑色のハンカチを振っている人など、小池氏の回りは緑色でいっぱいになっていました。 イメージカラーで埋め尽くすなかなか上...
私には子供のころから「鼻うがい」をする習慣があり(わが家では「鼻を洗う」と言っていました)、私のやり方や、水によっては鼻からアメーバが侵入して脳に感染する感染症を発症する可能性があるという話をここで書いたことがあります。(2023年3月7日「鼻うがいで」参照) また鼻うがいをしすぎると鼻の中のにおいを検知する感覚器が磨耗して嗅覚が弱くなるという話を聞いたこともあります。 今回腎臓内科の医師が週刊...
お酒を飲むと顔が赤くなる(このような体質を「アジアンフラッシュ体質」というそうです)人はコロナにかかりにくい、という佐賀大学の研究成果が発表されました。 顔が赤くなる人はそうでない人に比べ5倍コロナにかかりにくかったそうです。 アジアンフラッシュ体質の人は免疫システムがコロナに対して有利に働くそうです。 私はまったくお酒が飲めず、微量のビールでも真っ赤になってしまう下戸ですが、コロナにかかってし...
ネットのニュースで乳幼児の脳梗塞の話を読みました。 記事では11カ月の男児が右手を動かさないので健診時に相談したところMRIを撮ることになり、その結果「陳旧性脳梗塞」であることがわかった、ということでした。発症から時間が経った脳梗塞だったのです。 出産前後に負荷がかかり脳の血管に血栓等が詰まって発症してしまったのかもしれません。 元気に育ってくれると思っていた親御さんにとっては信じられない話だっ...
私が勤めていた老人ホームは、最寄りの駅でバスに乗り換えて行く場所にありました。 ある朝いつもの乗り換えのためにバス停に向かって歩いていると、前方からおばさんに連れられた朝の散歩中のワンちゃんがやってきました。ポメラニアンです。 人懐こい性格のようで、私と目が合うとまっすぐ私の方に近づいてきました。「あらー、ポメちゃん。」と声をかけその子に手を伸ばすと飼い主のおばさんも嬉しそう...
理学療法士の養成校のときもマッサージ師養成校のときも、クラスに自分のズボンの膝のあたりをわざと破いてはいている男性がいました。 私が「なんだ、ズボン破れちゃったのか。新しいズボン買えないのか。買ってやろうか。」と言うと、理学療法士の学校のクラスメイトもマッサージ師の養成校のクラスメイトも、「違いますよ。わざと破いたんですよ。」と答えます。 そんなことわかってるのですが、わざと破いたと真剣に説明す...
大学時代、大学のどこかのサークルが主催して毎年「山手線一周ハイク」がおこなわれていました。一度は参加して山手線一周を経験してみたいと思っていたのですが、なかなか踏み切れずにいたところ、大学4年の10月に私と縁のあるキリスト教会がやっている少年少女のクラブ(ボーイスカウト・ガールスカウトのようなもの)で山手線一周ハイクをおこなうと知り、子供たちに同行してお世話をする係として参加することにしました。...
アメリカ映画やドラマを観ていると、デパートなどで買い物をしたご婦人が、買ったものを両腕で山と抱えて歩いている場面が出てくることがあります。またご婦人の買い物につき合わされたパートナーの男性が荷物を抱えていることもあります。 日本ではそんな場面を実際に見ることはまずないのですが、私は2度あります。この2度は同じ人物で、私が勤めていた病院の女医さんです。 勤めを終えて夕方、病院の最寄り駅に向かって歩...
友人の女性が75歳になり「後期高齢者」と呼ばれて落ち込んでいると聞き、別の呼び方を考えてあげた65歳の女性からの新聞の投書を読みました。それによると 65歳~ → 高齢者の卵 75歳~ → 高齢者のひよこ 80代 → 高齢者の中堅 90歳~ → 高齢者のベテランだそうです。 前期高齢者やと後期高齢者いう言葉は健康保険や年金などを利用する際の必要から出てきたのではないかと思われますが、まだ元気なのに...
リハビリをおこなう患者さんの体験を理解するのにモーニングという漫画雑誌に連載されている「アンメット(ある脳外科医の日記)」がとてもわかりやすいいい漫画だという話を載せたことがあります。(2021年4月10日「リハビリマンガ」参照) その「アンメット」が朝ドラの「おちょやん」で主役を好演した杉咲花さん主演で映像化されフジテレビ系列で放映されています。 私は以前は脳血管障害に起こる症状は絵にはなりや...
マッサージ師の養成学校を卒業したあと在籍した同校付属の臨床実習室でのブームは日本手ぬぐいでした。 患者さんを1人約50分かけてマッサージするとけっこう汗だくになり、頭や額から汗が出て患者さんのからだの上に滴を落としてしまいそうになることもあります。 これは訪問リハビリをしていたときにも経験があることで、夏にエアコンのない利用者さんのご自宅でストレッチなど力のいる操作をしていて、汗の滴が落ちたこと...
理学療法士養成校の最終学年におこなわれる8週間のインターン実習は、私の在学当時は3施設に行きました。 つらいインターン実習の中では3カ所目に行ったWK病院は距離的に近かったこともあり最も身体の負担も少なく、楽しく過ごすことができました。 リハビリテーション室の直属の上司にあたる整形外科部長の医師には特にお世話になり、手術の見学や整形外科の回診への参加など、他の施設では経験しなかったイベントをたく...
病院の仕事の帰りなどによく横浜で食事をして帰ることがあったのですが、その中でも同じ会社のお店が駅の東口と西口とにあるカレーライス屋さんとのやりとりが印象に残っています。 東口のお店は何の問題もなく気持ちよく利用することができたのですが、東口のお店よりも規模の大きい西口のお店は、残飯やお客の利用した食器をお客の見えるところで下膳用のトレイに放り込み、またお店を出るときの会計の際も「ありがとうござい...
高校生のとき一人の先生がご自分の経験から「旅行には勉強の道具は持って行くな。」と夏休みの過ごし方の知恵をつけてくれました。旅行がつまらなくなるので、旅行のときくらいは勉強のことは忘れてのびのびと楽しんで来いというのです。 その後いつもこのアドバイスを守ってきたわけではありませんが、意識はしてきました。 理学療法士になって以降、独身だったときには理学療法士養成校時代の同級生とよく一緒に旅行に行きま...
マッサージ師養成学校で授業中に私の後ろの席に座っていたクラスの中のもう一人の理学療法士の河原君(仮名)に、「サッカーの選手で、イタリアに行ってて、ヨガとかもやる有名な人何ていう人だっけ?」と尋ねると、河原君もしばらく考えたあと、「んー、わかんない。」と答えてきました。 河原君の隣に座っていたサッカー好きの桑野君(仮名)は、私たちの会話が聞こえた段階で「あー、長友のことだな。」とわかっていたようで...
ブタの膵臓の細胞をⅠ型糖尿病の患者に移植する臨床試験が開始されるという報道がありました。 ヒトからの臓器提供が常に不足している状況で、これがうまくいくということになれば、移植臓器を待つ患者にとって大きな救いになりそうです。 ブタが選ばれるのは臓器の大きさがヒトの臓器に近いからで、犬猫やチンパンジーの臓器では小さすぎるということになるようです。 またブタの膵臓の細胞や分泌されるインシュリンは最もヒ...
千葉県館山市に住む国内最高齢の男性が亡くなられ、男性では明治生まれのかたがおられなくなったそうです。 私がリハビリの仕事を始めた頃は高齢者は明治生まれで、大正生まれのかたたちはまだまだお元気でした。 今では戦後のベビーブーム世代の方たちが後期高齢者に入り始めています。時代が変わるはずです。 私個人の話で言えば、両親も、多かったそのそれぞれの兄弟姉妹(おじおば)たちもすべて亡くなってしまいました。...
整形外科からのオーダーで、外来で村瀬さん(仮名)という手を骨折した女性の患者さんを担当しました。 一緒にリハビリをしながら、「こちらの病院から息子のお嫁さんをもらったんです。」という話をしてくれました。 「あぁ、(看護師の)村瀬さんのお義母さんなんだ。」と思い至りました。 「私の主人が入院をしたときにすごく優しく親切にしてくれたんです。それでお食事にご招待して息子に会ってもらったんです。」と話す...
リハビリの現場で日に焼けた顔をしていて、「先生、ハワイ行ってきたんですか?」と聞かれたことが何度もあります。 本当にハワイに行ってきたときもあったのですが、「いえ、これは『ハワイ焼け』ではなくて『病院屋上焼け』です。」などと答えて笑われていました。実際によく昼休みに病院の屋上で日向ぼっこをしていたのです。 ある年、4月の上旬の今頃の時期に日に焼けて同じ質問を受けました。「これは富山焼けです。」と...
大リーグの大谷選手がエンゼルスからドジャースに移籍し、テレビでドジャースブルーのユニホームを見る機会が多くなりましたね。 私もドジャースのユニホーム(?)を着ていたことがあります。 野茂英雄投手のドジャースでの活躍が話題になり「野茂Tシャツ」が流行っていたころ、ハワイの旅行でおみやげに購入してきたのです。 病院での仕事中に白衣の下のアンダーシャツの代わりに着ていたら、整形病棟に行ったとき看護師か...
横浜の病院にいるとき、病院の職員の有志数名が合唱団を作って患者さんたちの前で披露し喜ばせてあげようと活動を始めました。 賛同して企てに参加したのは、発案者の看護師を中心とした看護師たち、看護学生たち、女性の事務職員、それに数名の男性医師や男性事務職員。 曲目はベートーベンの「第9」の4楽章の「歓喜の歌」(日本語で)。 披露するのは当時病院の業務が半日で終わっていた土曜日の午後、病院1階のロビーで...
テレビで魚をあつかう番組を見ていたら、「タチウオの大きさ(幅)は指何本で計る」という話をしていました。 人間のからだにあるものの大きさを表現するときも「1横指(おうし)」とか「2横指」というように「横指」ということばを使って指の本数で表すことがあります。 リハビリの現場でも、例えばうつぶせ(腹臥位・伏臥位)で膝関節の曲がり具合(屈曲)の程度を表現するときに、「今、かかととお尻の間にゲンコツ1個は...
スキーをする人が大きく減っているそうです。 スノーボードに変わった人もいるでしょうし、最近は雪が少ないという要素もあるでしょうが、現在はスノーボードと合わせてもピーク時の4分の1だそうです。 大学時代の友人は、1度スキーに行ったら病みつきになり、山形の月山に行けば1年中滑れると知ると、チャンスを作っては滑りに行っていました。 1990年代前半に在籍した東京の病院での友人は、週末に山梨のスキー場に...
女優の吉高由里子さんは本来左利きであるのに、現在放送されている大河ドラマ「光る君へ」の役柄にあわせて右手で字を書いて演じられるようにしているそうです。 これに触発された75歳の塾の先生の女性が左手でも字を書けるように挑戦し、少しずつ慣れてきたと新聞に投稿していました。 宝塚歌劇団が幕末の新撰組を題材にした浅田次郎さんの小説「壬生義士伝」を舞台化した際、左利きだったという説のある新撰組の隊士斉藤一...
前回の続き 「針筋電図検査」を受けることになったとき、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィーなどの「神経筋疾患」の可能性があるかどうかを調べようとしているのだなとわかりました。 検査を受けることになった日から異常なしの結果を聞くまで、「もしALSだったらどうしよう。」とこれから起こってくることを頭の中で反芻し、自分のからだの動きの自由が残っている間にしておかなければならないことに取りかか...
数年前体調を落としたとき、両大腿と両上腕の筋肉に痛みと筋力低下が現れました。 この症状がどこからくるのか調べるために、かかりつけ医に紹介されて近くの大きな病院でいくつかの検査を受けたのですが、その中に「針筋電図検査」というのがありました。筋肉に電極を付けて電気を流し、筋肉の反応を見る検査です。 「針」というワードが入っているので、電極とは筋肉に針を刺すものだと思っていました。事前の説明でも「人に...
小学生のとき学校の朝礼などで教員から「将来の日本は君たちが支えていくんです。」という言葉をよく聞きました。 その頃はそれを聞いても、「政治家や有名な人になるわけでもないのに、『日本を支える』だなんてそんなに大げさなことないじゃないか。」と思っていましたが、年齢の高い人たちが順番に現役を離れ、入れ替わりに私と同世代の人たちが就労世代になるにつれ、着実に私たちの世代が日本を支えていることを実感するよ...
理学療法士の養成校は夜間部でした。 通学には渋谷と吉祥寺を結ぶ井の頭線を4年間利用しました。 井の頭線の乗るのは学校を夜9時10分の定時に出ると10時すぎ、授業のあと10時まで自主勉強会に参加すると11時を過ぎることもありました。その時間はサラリーマンたちが吉祥寺で仕事のあとの飲み会を終えて帰途につく時間と重なります。 ある時私の隣にそんなサラリーマンが2人座ってきました。2人の会話でそのうちの...
病院で担当した脳卒中の入院患者さんで、立位でのバランスが異様に悪く、歩かせようとすると手が宙をあおぎ、泳いでいるようになってしまう男性がいました。 リハビリのときにはいつも同じ担当の看護師さんがリハビリテーション室に付いてきていました。 その患者さんの歩行練習をしているときに歩き方を見せながら、その看護師さんに「スカイダイビングをしているみたいな格好ですよね。」というと看護師さんは「いえ、違いま...
ここ数日いろいろな報道機関で「高さの高い枕で脳卒中のリスクが高くなる。」という報道がありました。 国立循環器病研究センターの研究チームの研究によると、脳卒中の原因の一つである特発性(とくはつせい)椎骨動脈解離は高い枕で寝る人ほど発症率が高くなるそうです。 チームはこれを「殿様枕症候群」と名付けています。 私は30代前半の頃、首が痛くなったときに受診した医院の整形外科医に「どのくらいの高さの枕を使...
理学療法士の養成校の同級生で、卒業後に脊髄小脳変性症を発症し数年後に亡くなった女性がいます。大学の教授だった彼女のお父さんも同じ病気で亡くなられたそうで、この疾患が遺伝してしまったようです。 数年前訪問リハビリをしていたときに担当した女性にもこの疾患でした。徐々に日常生活動作能力が落ちていくので、一緒に歩行をしていても転びはしないだろうかといつも心配でした。 ネットで見た産経新聞に、この脊髄小脳...
ロシアのウクライナ侵攻が始まってから2年経ってしまいました。 ロシアもウクライナも兵力が足りなくなって徴兵される人の範囲が広がっているようです。 今日も、ウクライナで兵役を逃れるために隠れて国境を越えようとした人が捕まっている様子がニュースで流されていました。 誰だって戦争には行きたくないですよね。 少し前に新聞で読んだ投書が印象に残りました。 投書者のおじさんは太平洋戦争のときに戦争に行きたく...
まだ病院のカルテが電子カルテでなく紙のカルテを使っていたころ、カルテの表紙に「ワ氏(+)」と朱書きが入っている患者さんは、血液検査で梅毒が検出されたことを表していました。「このおじいちゃん、若いときに遊んだのかな。」などと思ったりしたのですが、「昔は『赤線』などという男の人が遊ぶところが公認されていたりしたから、仕方なかったのかなあ。」と思っていました。 また高齢女性の患者さんがワ氏(+)だと「...
指揮者小澤征爾さんにまつわるお話をもう1つ。 今回の小澤さんのご不幸では、小澤さんが、前夫人だった江戸京子さんが亡くなられたわずか2週間後に亡くなられたこともとても印象に残りました。 江戸京子さんは三井不動産の社長だった江戸英雄さんの娘さんですが、江戸英雄さんは小澤さんに経済的援助をし、彼を世に出すために協力したことで知られています。 小澤さんは江戸英雄さんが病院に入院されているときに、たびたび...
前回取り上げた昭和46年12月28日の「第9」も昭和47年12月28日の「第9」も「ライ病む人に愛の手を」と銘打たれた「救ライチャリティーコンサート」でした。 「ライ病」の名称は現在では差別用語とされ、「ハンセン(氏)病」と呼ばれています。(聖書でも以前は「ライ病の者」となっていたところが「重い皮膚病の者」と改められています。) 上記のコンサートに行っていたため私はその後もハンセン病の話題に対し...
日本が世界に誇るクラシック音楽の指揮者小澤征爾さんが亡くなられました。 私の初めてのオーケストラのコンサートは小澤征爾さんが指揮するはずでした。昭和46年12月28日の(旧)日本フィルハーモニー交響楽団のベートーベン「第9」交響曲です。 しかし夫人の初出産の時期と重なり小澤さんは住んでいたアメリカから帰国できないことになりました。(長女の小澤征良さんの誕生日を検索してみてみると1971年12月2...
私が自動車学校にかよっていたのはもうずいぶん前になりますが、そのころ自動車学校の学科教習の授業で高齢の教官から聞いた話が印象に残っています。 自動車学校の前の道でバイクに乗った青年が横転し、転んだ先にあった電柱に衝突して大けがをし、教官が介抱してあげたそうです。 その教官は「太平洋戦争中衛生兵として従軍し、致命的な負傷をした兵士を目の前でさんざん見てきて慣れていた」はずなのに、バイクの事故で負傷...
理学療法士養成校の3年生のときに義足や義手について学ぶ「義肢」という科目がありました。 その科目の期末試験の一部に論述問題があり、「理想の義肢について述べよ。」という問題が出題されました。 いろいろと思いついたことを書いたのですがほとんど点にならず、唯一「コンピューター仕掛け」というワードを使っているところだけが評価され何とか及第することができました。 出題した先生は、人間の考えや動きをセンサー...
以前、中国で流行っている「橋ゆらしゲーム」の動画にはまっているとこちらに書きましたが(2023年11月15日)、最近は新たに恐竜のティラノサウルスの着ぐるみを着けた人たちがレース(徒競走)やダンスを楽しそうにしている動画にすっかり魅了されています。 ティラノサウルスレースはアメリカが起源のようですが、日本のティラノサウルスたちはラジオ体操やフォークダンスもします。 日本以外の国と違って日本のテ...
NHKの「映像の世紀」で石油の利権をめぐる攻防の回を見ました。 第2次世界大戦後の処理を話し合った1945年のヤルタ会談の後、アメリカのルーズベルト大統領はその足でサウジアラビアに赴き、サウード国王と石油についての会談をします。 杖を使っている映像も見られたサウード国王が、足に障害を持ち車いすを使っているルーズベルト大統領を見て、「大統領は車いすであちこちいけるのでいい・・。」と言うのを聞き、大...
私が理学療法士養成校の学生時代、リハビリ助手として勤めていた病院の院長は、虎ノ門病院の院長も兼ねていた小坂樹徳(きのり)先生でした。 虎ノ門病院の院長になる前は東京大学の内科の教授だった糖尿病の権威の先生です。 年末に赤坂のホテルで病院の忘年会パーティーが持たれました。 リハビリの同僚同士でビールを注ぎあおうとしていると、近くにいた小坂院長が来て私たちのコップにビールを注いてくださいました。 ...
理学療法士の養成校の学生が最終学年になると臨床実習を行くように、看護学校の学生も最終学年になると病院の複数の病棟や他の施設に実習に行きます。 病棟で担当している患者さんがリハビリを受けていると、その患者さんについて看護学生もリハビリテーション室にやってきます。 リハビリテーション室で過ごすうちにだんだん楽しくなり、実習期間が終わりに近づくと、「今日でリハビリに来るの最後です。」と泣きながら挨拶し...
病院があるのとは別の町のレストランに入ったとき、見覚えのある女の子がウエイトレスとして働いていました。私の働く病院の付属看護学校の学生です。アルバイトをしているようです。 私の近くには来ませんが、私には気づいているようです。 食事を終え会計をして外に出ようとすると、彼女が近づいてきました。「あのう、学校にはアルバイトをしていることは言わないでいただけませんか。」 学校ではアルバイトは禁止されてい...
看護学校を併設した病院で働いていたことがあります。 リハビリ関係の書籍や雑誌が看護学校の図書室にあったので、ときどきその図書室を利用させてもらいに看護学校に行きました。 夏休み期間中に看護学校に行ったときのことです。 学生のいない静かな教室の前の廊下の壁に、学生たちが夏休みの目標を短冊に書いたものを寄せ書きのように貼った模造紙が掲出されていました。 その中に数人、「鎖骨!」と書いている人がいまし...
今年は元日に能登で大きな地震があり、まだまだ多くの人がつらい思いをされておられます。 我が家の近所にもご夫婦そろって能登の出身で、両方の親御さんにこちらに避難してもらっているお宅があります。 被災者の皆様に心よりお見舞いを申しあげます。 私の大学時代からの友人の岸本君(仮名)は北陸から奥さんをもらいました。 北陸では結婚式を盛大におこなうと聞いていますが、岸本君が結婚すると決まったときも親戚の人...
理学療法士養成校の3年生の冬、ジャンパーの下にワイシャツを着てネクタイを締めて通学したくなりました。 サラリーマンは風を通さない防寒対策としてもネクタイをしているということを知っていたからです。 年末にクラスで忘年会があり、学校の教員も数人参加していました。 そこで教員Aが「何でネクタイしてるの?」ときいてきました。「寒いからです。」と簡単に答えると、横で聞いていた教員Bが、「寒ければマフラーで...
私が住んでいる地域を走っている東急バスは安全運転に徹しています。 道がすいていてもスピードを出さず、横断歩道では立って待っている歩行者が両側にいなくても一旦停止します。 バスを利用していても、歩行者としてバスの近くにいるときも、安心していられます。(東京の世田谷を走る東急バスも同様の走り方をしていて安心だという投書が以前新聞の投書欄に載ったことがある一方、私が知っている東京の別の地区の東急バスは...
マッサージ師養成校で使用される教科書は、日本中のすべてのマッサージ師養成校・鍼灸師養成校で共通のものが使われています。 この教科書の記述内容が国家試験の出題範囲になります。 すでに理学療法士の資格を持っていた私がマッサージ師養成校で学んでいるとき、この教科書の記述内容で「あれっ」と首を傾げてしまった部分がありました。 それは「脳卒中の麻痺の回復はブルンストロームステージⅠ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅵと進む」と読め...
マッサージ師養成校の最終学年の3年次には、実力テストという模擬試験が10回ほど持たれました。 試験問題は過去に按摩マッサージ指圧師・鍼灸師・柔道整復師の国家試験で使用された問題の中から、教員が選んで国家試験と同じ形式で作成されます。 試験問題の中には毎回10問ほどリハビリテーション分野の問題が含まれます。 その中に次のような問題がありました。 ブルンストロームのステージにおける正しい出現順はど...
ある病院に勤めているときのこと。 同僚が「キトウさん」という患者さんを担当していました。 私がその同僚に、「キトウさんの『キトウ』って字は『かめ』の頭?」ときくと、同僚はあっさり「うん、そうだよ」と答えました。 そのあと、「ん?」と言って上を見たかと思うと、「あっ、違うよ~!」と大笑いしだしました。 正しくは「鬼」の頭で「鬼頭さん」なのですが、「カメ」の頭で「亀頭」だと全然違う意味になってしまい...
昔勤めていた病院で忘年会に出席したときに一人の看護婦(看護師)が語ったことばを覚えています。「歳をとって太っているのは看護婦の敵よ。」 入院している寝たきりの患者さんをベッドからストレッチャーなどに移動させるような場面で、患者さんが太っていると危険を伴う場面もあるので介助者の負担は非常に大きなものになります。 きっとそんな患者さんを担当していたのでそのようなことばが出たのかもしれません。 できれ...
またトイレのお話。 最近新聞で読んだ世界のトイレ事情を研究している研究者の話によると、アフリカのある地域では、若者は1人1台携帯電話を持っているのに家にはトイレがない、というところがあるそうです。 アジアでも、家の母屋から離れたところにトイレがあったり、家の裏に穴を掘って毎回用を足したりしているところがあるそうです。 日本では、都会では明治以降各家庭にトイレができたり、終戦後経済復興が進むにつれ...
先日放送されたフジテレビ系の「ジャンクスポーツ」の中で大相撲の大関貴景勝が、「Netflixで話題になった相撲ドラマ『サンクチュアリ』を見た人から、『トイレで若い衆にお尻を拭かせているのか?』と何人もの人からきかれる。」と言ってとても怒っていました。 貴景勝関は「決して拭かせることはなく、みんな自分で拭く。できなくてもウォシュレットもある。」と強調していました。 私も以前に、「小錦のような体型の...
現在毎朝NHKで放送されている朝ドラ「ブギウギ」では、先日主役の弟に赤紙(召集令状)が来て出征し、戦死してしまうという話がありました。 先日読んだ朝日新聞の投書欄では、母親が日赤の従軍看護婦だったという方からの記事が掲載され、戦争当時の様子が紹介されていました。 戦争当時、女性である看護婦(看護師)にも「赤紙」がきたそうです。 そして男性と同様に万歳三唱で送り出されて出征し、多くの従軍看護婦が命...
私は赤十字病院でリハビリに従事したことがあります。 私が入職した数年後にさらにもう一人理学療法士を採ることになり、事務方を通じて各養成校に募集の書類を送ってもらうことになりました。 ところがその数日後、一人の女性が「リハビリの仕事に応募したい。」と履歴書を持ってリハビリテーション室にやってきました。 「何の資格をお持ちですか?」ときくと、「資格は持っていません。」と話します。 「どうしてここで募...
昨日車を運転していて前から近づいてきた対向車の前をネコが横切り、無事に道路を渡ることができたのを見てホッとしました。 先日東京の西新宿で道路上にハトが群がっているところを車が通り、1羽のハトが轢かれ、目撃談や警察の捜査でハトを轢いたのがタクシーと判明し、運転手が鳥獣保護法違反で逮捕されるという出来事がありました。 この運転手は取り調べに対し「道路は人間のもので、ハトのほうがよけるべきだ。」と言っ...
あるとき病院に入っていた物品納入業者の女性営業担当者が、「明日はうちの子どもの小学校の行事でこちらに来られません。」と言ってきました。「明日は何があるんですか?」ときくと、「今は20歳の半分の10歳になる年に、『1/2成人式』っていうくだらない行事があるんですよ。 上の子の時も行ったんですけど、自分の子どもが 『こんなに大きく丈夫になりました。 お父さん、お母さん、ありがとう』 なんて作文を...
高校生のころ、テレビの健康番組を見て、私の母が私の歯並びの悪さを気にし始め、複数の医療機関で相談をしました。 最初母に連れられて上記のテレビに出演していた大学病院の歯科医師のところに行ったのですが、私があまり乗り気ではなかったこともあって、ここでは治療の話はまとまりませんでした。 次に自宅の最寄り駅から2駅ほど行ったところにある歯科クリニックを受診したのですが、受診したあとすぐに母が「あんなとこ...
寒い季節になって、空に飛行機雲がよく見られるようになってきました。 それでも羽田に比較的近い横浜からでも、出来立ての飛行機雲が同時に複数見られることはめったにありません。 今から30年近く前、カナダのトロントで、同時に多数の飛行機雲を見たことがあります。 前日にナイアガラ観光をし、次の目的地ラスベガスへ向かうため、早朝ナイアガラの滝近くのホテルからトロント空港へオンタリオ湖沿いの道路を現地の代理...
平成の初め頃の話です。 以前にも私がリハビリを担当した高齢男性が再び入院してきました。 入院するとすぐ主治医に「リハビリを受けたい」と希望されたようです。 今回はどんな状態か見に病室にうかがうと、私の顔を見るなりニコニコ顔になりとても嬉しそうです。 「では明日からまた1階のリハビリテーション室に来てください。」と話すと、「いや、ここでお願いします。」と言います。 「でも足の力を強くしたり、歩く練...
私が以前勤めていた病院で、私はリハビリテーション室の前の土手にカンナやいろいろな花を植えていましたが、その場所は私が花を植え始める前はイタドリだらけでした。 私はその「イタドリ」という名前すらも知りませんでしたが患者さんにきくと、戦争中や戦後の食糧難のときにはこのイタドリの茎を茹でて食べたそうです。 ところが私が園芸を始めて数年経った頃、私がカンナ等を植えていた部分以外の回りの場所も含めて、土手...
私が平成3年に受験した理学療法士の国家試験はマークシート方式でしたが、養成校の中での定期試験はふつうの筆記方式でした。 令和の時代になって受けたマッサージ師の国家試験はもちろんマークシート方式でしたが、養成校での試験でも、国家試験に備えてふだんからマークシートに慣れさせようという意図からマークシートが多用されました。 1年生で履修した生理学では毎週このテストから授業が始まりました。試験が終わって...
タレントのいとうあさこさんが隠れ脳梗塞を4つ持っていて、特に大きくなってくることもないのでそのままにしているが一生このままだと言われた、と最近ラジオで話されていたそうです。 私も10年以上前の40代のときに勤め先の病院で頭部の画像診断を受けたときに同様の指摘を受けたことがあります。 「脳梗塞がある」と聞けば心配になってしまいますが、放射線技師の友人は「病的ということのない小規模の脳梗塞(無症候性...
理学療法士養成校の2年次に「整形外科」の授業がありました。 教えにきていた講師の先生は都下の大きな病院で整形外科部長をされている先生で、授業を受けていると先生の専門が「手の外科」であることがわかりました。 私は学校に入学する前年にアルバイトの仕事で脚立の上で作業をしていて転落し、手の外科の手術を受けなければならない怪我を受傷していました。川崎市内の大きな病院の整形外科で手の外科の専門医から手術を...
最近中国で面白いゲームが流行っているそうです。 ゲームの正しい名前はわかりません。 欄干のない吊り橋に数人~十数人が乗り、乗っている人たちがその橋を左右や上下に揺するのです。 橋の下は池だったりクッションだったりしています。 みんな橋から落ちないように必死で踏ん張るのですが、一人また一人と橋から落ちていきます。 動画では男性も女性も、若い人も若くない人も参加していて、楽しそうです。 他者...
理学療法士養成校の3年生(修養年限4年の3年目)のときに、脳卒中片麻痺の患者さんに対する治療法を学ぶ『運動療法Ⅱ』とういう科目がありました。 教室で座学で講義を受けるだけでなく、実習室で治療法の実技を学んだりします。 あるとき実習室で、片麻痺の歩き方の特徴について学び、先生の指示に従って片麻痺の歩き方を再現する練習をしていました。 広い実習室のあちこちで同級生たちが片麻痺の歩き方で歩いています。...
最近犬やネコなどの動物の整体をしている動画をよく見ます。 首の骨をボキッと鳴らされた動物たちは、なかには「ウーッ」とうなっている子もいますが、たいていキョトンとした表情をしています。 私がかよったマッサージ師養成学校の卒業生に、競馬馬に整体などの施術をやっている人がいます。 そこでの仕事を見学してきた学校の教員によると、馬たちは気持ちがいいことをしてくれる人のことよく知っているそうで、その施術者...
まだ世間一般にバリアフリーという考え方が存在していなかった頃,道路の信号の所に歩道橋はあっても横断歩道はない所があって、歩行者は横断歩道を渡ることが一択として指導されていた時期がありました。 車の信号が赤になったときに歩道橋を渡らずに道を渡ろうとしているとどこかからパトカーが見ていて、大音量の拡声器で「歩道橋を渡りなさい。」などと言っていました。 それでもなお、歩道橋を使わずに歩いて渡ろうとして...
今年のプロ野球も日本シリーズまできましたね。 野球好きの私は毎試合テレビでの放送が楽しみです。 子供のころ極端に落ち着きのなかった私は電車やバスを待っているときにじっとしておられず、「ピッチャー振りかぶって第1球を投げました。」などと言いながら投手の投球ポーズをしてしまっていました。 近くで見ていた大人がそれを見て「おっ、いい球」などと言うことがあって、言われると恥ずかしくなって、おとなしくなっ...
30代前半の頃、長くベルリンフィルハーモニー管弦楽団の主席クラリネット奏者をつとめたカールライスターの室内楽の演奏会を東京のホールに聴きにいったことがありました。 日本で一般的なベーム式(フランス式)ではないエーラー式(ドイツ式)の楽器を使用するカールライスターの演奏を近くで見て学びたくて、私はその日の演奏会の最前列の少し右寄りの席を、同伴者の分と2席おさえていました。私が中央寄り、身長が低い私...
「音楽演奏の評価には耳で聴く音よりも視覚が優劣に影響する」というシンガポールの研究チームによる論文があるそうで、「サイト・オーバー・サウンド効果」と名付けられている、と新聞に出ていました。 コンクールのファイナリストの3人の演奏者の中で誰が優勝したかを100人以上のコンクールの審査員経験がある人に「音のみ」と「映像のみ」で判定してもらったところ、「映像のみ」がもっとも正答率が高かったのだそうです...
マッサージ師養成校の同級生には、私のように理学療法士の資格を持っている者のほか、鍼灸師の資格を持っている人、ダブルスクールで柔道整復師の学校にもかよっている人がいました。またスポーツトレーナーをやっている人もいました。 そのような人たちがいると、その方面でわからないことが出てきたときに質問しやすくて、とても助かりました。 学校を卒業してマッサージ師の資格を取得した同級生たちから、「訪問マッサージ...
昔「クイズダービー」という人気クイズ番組がありましたよね。 競馬スタイルで、ゲストはクイズに回答するのではなく、回答者が回答したものを見て回答者を選択して持ち点をかけていく、というものでした。回答者は正答率等を参考にして決められた倍率が毎回決められ、正答率が低く倍率が高い回答者を選択した場合、その回答者が正答を出すと掛けた点数は倍率に従って大きくなって戻ってくることになっていました。 最後にゲス...
私は自発的に競馬をする習慣がありません。 営業の仕事をしていたころ一緒に行動することがあった先輩は、仕事の途中で「ちょっとここで車停めて待ってて」と私を待たせておいて馬券を買ってきたりするので、先輩のそんな部分をすごく軽蔑していました。 ところが私がリハビリ助手として勤めていた病院で大好きだった先輩は、「競馬の馬はなあ、近くで見るとすごくきれいなんだぞ。一度見せてあげたいなあ。」などと話すので、...
かわいい動物の様子を見せてくれる動画を見ていて、こんなことをするのか、と驚かされた子たちがいました。 飼い主が怪我をして足を地面につくことができず、松葉杖を使って片足を浮かせて歩いている様子を見て、前足の片方を浮かせて歩く犬やネコがいるのです。 飼い主がいつもと違う歩き方をしているのを見て、おもしろそうに思ってまねをしているのかもしれませんが、動物を好きな者としては、怪我をしてしまってふつうに歩...
最近日本英語検定協会の英語検定(英検)の「2級」と「準2級」の間に新たに「級」を新設することが検討されているという報道がありました。 英検が始まったときは「1級・2級・3級」の3つの級で始まったのが、よりやさしい級ができたり、級と級の間がレベルの差がありすぎるということから徐々に級が増え、現在では「1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級」の7つの級になっています。 私は英語をろくに話せず聞...
今年のノーベル賞各賞の受賞者が発表され、残念ながら今年は日本人の受賞者は出ませんでした。 私がマッサージ師養成校に入学した年に、ノーベル賞を受賞した研究者があり、ちょうどその頃解剖学を習っていた近くの医歯系の大学の教授でもある先生(前回も取り上げた先生です)がその研究者のことを、「親しみが持てる。」と話し、「いつもニコニコしているから。」と言っていました。 この解剖学の先生は、いろいろな雑談でい...
マッサージ師養成校の1年目の頃、学校を昼で終え、午後からアルバイトをしていた会社の近くの路上で、動物の骨を1つ見つけました。 拾ってみると、ヒトの首の骨(頸椎)にそっくりなのですが、ヒトの頸椎よりはだいぶ小さめな感じでした。 「まさか、人間の子供の骨?事件?」とも思いました。 鼻を近づけてにおってみると生ぐささがあり、動物の骨であることは間違いなさそうです。(学校などにある標本になっている骨はき...
最近2つの似た動画が私のスマホに入ってきました。 1つめはジャズドラマーのアートブレイキー氏の話です。 アメリカにいるときだけでなく、中国でも韓国でも黒人であるために差別を受けてきたそうです。 日本も同様だろうと思って1960年に来日してみると、日本では偉大なジャズ奏者として歓待され、一緒に写真に写ることを請われたりして、「俺は黒人なんだよ。いいのかい。」と彼のほうから聞いてしまうような状態だっ...
首都圏では商店街の中などの場合を除き、新しい商店ができるのはたいてい大手コンビニチェーンのお店がほとんどのように感じます。 次々にコンビニができる一方で、「あれ、ここにコンビニあったのになあ。」と記憶していた場所が、廃業してお店がなくなっているのを見ることもしばしばあります。経営がうまくいかなかったようです。 元コンビニだった場所が違う業態に変わり、学習塾だったり、コインランドリーだったり、無資...
アメリカのNASAや日本でもリハビリの研究室でおこなった「ヒトは動かずにいると身体にどのような影響が起こるか」についての実験の話を以前にここで書いたことがあります。(2010年6月10日付け「寝たきり実験」) 最近、本当に「絶対安静」になってしまった人の話を聞きました。 これを経験したのは私が以前に勤めた病院でお世話になった理学療法士の先輩です。生まれつきの心臓疾患を持っていました。 70歳近い...
訪問リハビリに行っていた利用者さんで「迷惑電話防止機能」のついた電話機を利用していたお宅がありました。 所用で2度ほどこのかたのご自宅に電話しましたが、電話がつながるとまず「この通話は迷惑電話防止のため通話が録音されます。」という女性の声の音声が流れます。用件はこの音声が終わった後に会話して伝えることになります。電話をかけた側としては少し待たされ、その分電話料が多くかかることになります。 このよ...
小学生のときに見たテレビ番組が忘れられません。 午後の主婦が見る番組を当時は昼過ぎにやっていました。 その番組の中でおこなわれたのはニワトリを丸焼きです。 スタジオの中にニワトリを丸焼きにする機械が持ち込まれ、「クワックワックワッ」と大騒ぎをしているニワトリたちは逆さまにされ、レールに吊されます。レールの進行にしたがって順番に機械に入っていったニワトリたちは、機械の反対側から出てくるときには丸焼...
先日ネットで見たサンケイ新聞の記事に驚かされました。 飲酒運転で事故を起こし捕まった犯人が、「酒は疲れた時にやる気を継続するための栄養ドリンクのようなもの」だと考え飲酒運転を繰り返していたというのです。 このような考え方に支配されている人は、「アルコールが判断力を低下させる」などとはつゆほども考えないのでしょうし、警察に指導されても「何つまらないこと言ってるんだよ。」と耳に入らないのでしょう。 ...
子供の頃、イチジクの実を食べることができませんでした。 庭のイチジクの木になる実は、熟れるとパクッと口が開き、甘い実につられて中に虫が入っているのをよく目にしていたからです。 よく我が家にくるお兄ちゃんは率先してイチジクの実をもぎ、「甘くておいしいよ。」と勧めてくれましたが、虫がこわくて食べられませんでした。 そんな私が大人になってお訪ねしたお宅でおやつにイチジクが出てしまいました。そこのお宅の...
先日朝日新聞の1つの記事に目が止まりました。 昭和18年の2月に石原莞爾が朝日新聞社の社長に、「この戦争は必ず負ける。朝日新聞は戦争反対(キャンペーン)をやらないか。」と持ちかけてきたというのです。「そんなことをしたら潰されてしまう。」というと、「潰されても戦争が終わった後復活し堂々とした朝日新聞になる。」と言ったというのです。 石原莞爾といえば満州事変を起こし、満州建国を推進した人物として私は...
私はマッサージ師養成校を卒業してからしばらくの間、その学校の付属の臨床実習室で勉強させてもらいました。 そこでは外来の患者様に対して国家試験に合格して1~2年の臨床実習生が、勉強のためにマッサージを廉価でおこないます。同じ患者様に対していろいろな実習生が当たるように(同じ実習生が当たらないように)ローテーションがおこなわれます。(したがって患者様は実習生を指名することができません。) 1時間ごと...
今週の月曜日に、現在NHKーBSで再放送されている連続テレビ小説「あまちゃん」で東日本大震災が起きた3月11日の場面が放映され、あの日のことがよみがえってきました。 その日は金曜日で私は病院に勤務していたのですが、自宅に電話をしてもまったくつながらず自宅や家族の状態はわからないものの、自家発電装置が作動して院内の電気は使えていたので三陸等に津波が押し寄せる様子や病院の近くのすべての鉄道が止まって...
前回の話のあった理学療法士養成校の夜間部2年生の頃、私は日中は東京の民間の病院でリハビリ助手として働いていました。 当時その病院では、不足しがちな看護師の数を充足するため、高卒の女子を奨学金つきの准看護婦候補として採用し、日中は看護助手として勤務させ夕方から准看護婦学校に通わせてました。(その当時はまだ「看護師」という語は用いられておらず「看護婦」が正式な名前でした。) その准看護婦学校の学生か...
理学療法士養成校の2年生のときに学ぶ科目に「検査測定」というのがありました。 身体に生じた異常事態を検査器具を使って判定し、記録したり他者に対して伝達するのに役立てるようにする方法を学ぶものです。 この科目の試験では、記述試験と実際に正しい方法で測定を行うことができるかを見るための実技試験がありました。 期末試験での実技試験では、あらかじめ実施方法が書かれた紙が渡され、試験場への入室方法、実施手...
25歳で耳鼻科の手術のため大きな病院に入院したときのことです。 ある夜、消灯時刻が過ぎても隣の病室から女性のおしゃべりの声が止みませんでした。話しているのは一人のようで、彼女にとってはまだ寝るには早く、おしゃべりし足りないようです。でもそれを聞かされる同室の患者さんにとっては迷惑です。 ついに夜勤の看護師がやってきて寝ることを促されてしまいました。 そして「少し時と場所をお考えいただきませんと。...
夜寝ていて部屋の中に蚊がいると、耳に近寄ってきて「ブーン」と羽音を聞かせてくることがあります。 蚊は人間の発する二酸化炭素や熱を感じて寄ってくるそうです。 子供の時一度だけ意外な経験をしました。 小学校5年生くらいのとき、町の中程にある丘の上の公園のプールで遊んだ帰りに、駅に向かって木立の中を歩いて丘をくだっていたときのことです。 数匹の蚊が私の目に向かって次から次へと襲ってきました。 手で払っ...
以前ここで、病院の花壇で捕獲したヤモリを自宅の花壇に連れて帰るために、変温動物であるヤモリにコールドスプレーをかけ極端に冷たくして動きを止めてから容器に移し替えた話を載せたことがあります。 先日ドラッグストアに殺虫剤を買いに行ったとき、殺虫剤の横に液体窒素で虫を凍らせるスプレーが並んでいました。 通常の殺虫剤なら人体に害のある成分が含まれている可能性がありそうですが、このスプレーなら液体窒素なの...
この夏の高校野球甲子園大会では思わぬ感動の場面がありました。 「クラーク国際高校 対 花巻東高校」の試合が大雨で中断になったとき、クラーク国際高校を応援していた岡山にある系列校の環太平洋大学のマーチングバンド部が雨の中で演奏を始め、球場の中にいた多くの人たちを喜ばせ、大盛り上がりになりました。 このときの様子を YouTube でいくつも見ることができますが、そこにコメントを入れてきている人が「感動した...
ラハイナの町が燃えてしまいました。 ハワイのマウイ島で山火事がラハイナの町に燃え移り、ラハイナがほぼすべて灰になってしまい、多くの犠牲者が出ているとニュースが伝えています。 昔聞いたガイドさんによれば、マウイ島は世界で1番人気のあるリゾート地だそうです。 私はこのマウイ島に今までに3回行きました。 2回はラハイナよりも北のカアナパリのホテルに泊まりましたが、最後の1回はラハイナのコンドミニアム...
横浜の病院に勤めているとき、病棟に勤務している年配の看護助手の女性が突然、「今月の特集はシャクナゲでしたね。」と話しかけてきました。 私は何のことを言われたかわからず、「はっ?」となってしまいました。 その当時私は、リハビリテーション室の前の土手にカンナやひまわりなどを植えて患者さんに花を楽しんでもらっていました。 そのためにその看護助手さんはご自身が花好きでNHKテレビの「趣味の園芸」を視たり...
太ももの外側の股関節から膝関節にかけて「腸脛(ちょうけい)靱帯」という長い靱帯が張っています。 この靱帯を自分でゲンコツでたたいてみると、軽くたたいても結構痛く感じます。ましてこの部分を強くぶつけたりすると非常に痛い思いをすることになります。 私は中学時代、全寮制の学校に在籍していました。 この学校では午後の授業のあと「作業」と呼ばれる清掃等の時間がありました。 1年生だったある日の作業の時間に...
本当に暑い日々が続いています。 屋外での活動はもちろん屋内でも過ごしかたを誤ると熱中症の危険がある、といろいろなところから警告されています。 私はこのような季節や雨が続くようなとき、あるいは極端に寒いときなどに、運動量を落としたくないときは、近くのショッピングモールの建物の中を歩いています。1つの棟の中を1周するとほぼ1000歩になるので、2周したりします。 ショッピングモールをこのような使いか...
理学療法士になってまだ日が浅い頃、一人のおばあちゃんのリハビリを担当しました。 麻痺等があるわけではなく、病気で長くふせっていたために脚の筋力が落ちて、脚が萎えてしまったかたです。 立つ訓練をするには膝がガクッと折れ、転倒してしまいそうなので、まずはマットの上で横になって、私が手を添えながらできる筋力訓練をおこなっていました。 そのおばあちゃんが、横にある平行棒でおこなわれている、ほかのかたの歩...
理学療法士の養成校の1年生のとき、解剖学の授業は教科書の端から端まですべてを理解させる授業だったので、解剖学の理解が進んだのですが、その一方で生理学は講師が大切だと思ったところを講義し、それ以外の部分は自分で読んでおかなければならない進めかたでした。 もちろん生理学の教科書を一通り自分で読みましたが、理解の程度に深いところと浅いところができでしまいました。 その約30年後、マッサージ師の養成校に...
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昨日のテレビのプロ野球中継の中で解説者が「投手の速球の球速は150キロ台が普通になった。」という話をしていました。 10年くらい前までは新入団してくる投手が抱負で「140キロ台後半の速球で相手チームの主力打者に挑んでみたい。」と話しているものの、その頃はピッチングマシンの技術の進歩が著明で、いろいろなバリエーションの投球パターンを抱負に練習することができる打者のバッティング技術が優勢で「打高投低...
マッサージ師の国家試験ではいくつかの科目で出題の元となる教科書からの良問の作成が種切れになったのか、「そんなところから出すかよ」と思うような重箱の隅をつついたような問題が出題されていました。 3年生になると国家試験対策の解剖学の講義の中で、「数年前この図から出題された」などと重箱の隅の例が示され、教科書の隅から隅まで丹念に読み込んでおくように指導を受けました。 これに対して私は、「あまり細かいと...
手の指の関節をボキボキ鳴らしたり、整体の治療でいろいろな関節を鳴らされることがあります。気持ちがいいので私はこれは好きです。 しかし整体の治療の話をすると、「ボキボキされるの嫌だ。」「気持ち悪い。」「こわい。」と言う人が少なからずいます。 このような患者に向けて「ボキボキしない整体」をセールスポイントに掲げている整体治療院もあります。 ボキボキが好きでない人はそのような治療院に行けばいいと思うの...
高校1年の地理の時間に教員の相場先生(実名)が出席簿を見ながら「誰にしようかな」と質問の解答者を探していました。 誰かが「1番有田君(仮名)」と言うのを聞いた相場先生は、「私も昔からその方法でよく指名されて苦しんできた。だから今日は最後の人にしよう。はい、渡辺君(仮名)。」と最後の渡辺君を指名し、指名された渡辺君は「なんだよう。」と苦笑していました。 先日新聞に載っていたインドの特派員からの...
病院でリハビリにかよってくる患者さんにろうあ者がおられ、通院時には毎回横浜市がつけてくれる手話通訳者がついて来ました。 その手話通訳者さんから聞いた話です。 この通訳者さんは横浜市がおこなう会議などの通訳もされるほどのかたなのですが、あるときテレビ神奈川のニュース番組の通訳が回ってきたのだそうです。 番組の中で「ドスケベ」ということばが出てきました。 ふつうに「スケベ」なら鼻の下を長くして人差し...
先日、私が大学時代に配達のアルバイトをし、お客さんに判をもらった伝票は配達員にとっては金券と同じ、という話を書きました。 稀にお届けにうかがうと、差出人の名前を確認した上で「これは受け取れません。」と受け取りを辞退される場合があります。 受け取る側がなんらかの公職についており、それを受け取ると賄賂を受け取ったと見なされても仕方がない収賄に当たってしまう場合です。 そのようなときは受領印をもらうこ...
病院と病院の最寄り駅を結ぶ通勤経路に面した所にあったアパートの前に、そこのアパートの住人のおばさんが飼っている犬の小屋があり、仕事の帰りなどに時々そのワンコと遊びました。 ところがそのワンコの姿が突然見えなくなり、どうしたのだろうと思っておばさんに聞いてみると、おばさんが1週間ほど私の勤める病院に入院いる間に亡くなってしまったのだそうです。 その間ワンコのお世話はアパートの隣の住人にお願いしてい...
大学生だった頃、お中元やお歳暮の時期にデパートの配送のアルバイトをしました。 今は配達の仕事はヤマトや佐川などいくつかの会社に集約されていますが、当時はデパート会社が配達専門の関連会社を持っていて、私が仕事した会社は2つのデパートの配達をおこなっていました。 お中元・お歳暮の時期にはけっこうな配達量になりました。 配達をして伝票に判をもらえばそれは配達員にとっては金券と同じなので1つでも多くの商...
先日阪神の岡田元監督のタバコや呼吸器疾患の話題に触れました。 マッサージ師養成学校での解剖学の時間では、ある医科系大学の解剖学の教授である講師は「肺が黒くなるのはタバコによるのではない。黒くなるのは大気汚染や自動車のタイヤのゴムの破片などによるものである。」という話をされました。 この話を聞いて、私はにわかには信じられませんでした。これまでさんざん喫煙者の肺だとして真っ黒になっている肺の写真...
2000年頃だったでしょうか。私の家族が体調を悪くしたときがありました。 私の勤める病院の内科を受診させたところ、子宮筋腫の疑いが強いということで婦人科に回され、婦人科ではMRIを撮って程度を判定のうえ治療方針を決めることになりました。そのMRI検査の予約の日程を聞くとなんと1ヶ月余り先になっていました。この体調が悪い状態のままで検査まであと1ヶ月待たなければいけないことになります。横で見ている...
先日のプロ野球中継の解説で阪神タイガース前監督の岡田彰布さんが出ておられました。 シーズン開始当初は始球式等の行事に出て来られず重病説もありましたが、今回撮られた写真では酸素ボンベを転がしており、在宅酸素療法になったことがわかりました。呼吸器疾患になっていたようです。 長く喫煙を続けておられたそうで、その影響であんなに現役時代活躍された名選手も呼吸器の力が衰えてしまったようです。 私の...
マッサージ師養成校でも2年次に病理学がありました。 ここでの病理学は教科書に書かれている内容に沿った進め方ではなく、教科書の内容を包含したもっと大きな流れから、その関係する多くの要素を説明し、必要なポイントをわからせていく、というものでした。 以前にもここで触れましたが、毎回の黒板への板書の量が非常に多く、その内容に基づいて1週間勉強し翌週の小テストに備える、という有無を言わさず勉強せざるを得な...
理学療法士養成校に入学し、ずっとやりたかった医学の勉強がついにできると張り切ったものの、解剖学ですぐに落ちこぼれ、夏休み後に行われる前期の期末試験に向けて夏休みに必死に勉強した結果、解剖学が得意科目になりました。 2年生で学んだ病理学は、私にはどうにもつかみどころのない科目でした。教科書を見るとあちこちに下線が引いてあり、一通り読んだらしいのですが、さっぱり印象に残っていません。 国家試験に向け...
病院でリハビリをされていた患者さんが不幸にして亡くなられたとき、その患者さん用に義肢装具士が介入して作成した装具はもう使われないので、ご遺族にお願いするとたいてい病院に(リハビリ室に)くださいます。 そのような装具をストックしておくと、次に装具が必要な患者さんが出たとき、その患者さんに合った装具を作成するまでの間、もし合えば暫定的にストックの装具を使ってもらったり、合わなくても「今度作成する装具...
横浜の病院で私が外来でリハビリを担当した患者さんに、宇部さん(仮名)という高齢の女性がおられました。 いろいろとお話ししているうちにフッと思いだし、「私は大学生のとき、東京の○○町で奥様と同じお名前の歯科にかかったことがあります。」と言うと、「それは主人の兄です。」とのお答えがありました。「えっ、『宇部歯科』の院長先生の奥様は私の母の満州の学校での同級生ですよ。だからあそこまでかよっていたんです。...
小学6年の終わり頃、私を全寮制の学校に入れたかった美容師の母が美容院のお客さんから聞いた学校を見学に行き、母のすすめで受験することになりました。キリスト教系の学校です。 全寮制の学校で24時間が教育の機会でもあるということで、入学願書には他の学校にはないような質問項目もありました。 その中に同居している家族とその宗教を書く欄がありました。 私と両親は「無宗教」と記入し、当時同居していた母方の祖...
大阪の夢洲で13日から万国博覧会が開催されますね。 私は1970年の千里での大阪万国博を小学生のときに経験しました。 そこは小学生の私にとって「夢の世界が広がる未来都市」のようで、ワクワクするものだらけでした。私のその後の人生に大きな影響を及ぼすことになるクラシック音楽と出会った忘れられない場所でもあります。 2泊3日で行った最後の日に会場を離れるときはさみしくて涙があふれたのをよく覚えています...
実は私は昨年の9月21日に救急搬送されました。 熱中症で脱水状態になって意識状態が悪くなり、商業施設の中で倒れてしまいました。 救急車で救急外来のある病院に運ばれ、ストレッチャーからベッドに移されるとナースから名前やいくつかの質問をされます。「ここどこかわかりますか?」「今日何月何日かわかりますか?」 意識状態や認知に問題があるかどうかを確かているようです。 「9月21日」と答えるとナースは回り...
ある金融会社のCMに大地真央さんが出ています。 少し前まで放送されていたものでは大地真央さんは寿司屋の大将でした。 大将が握った寿司を若い女性の客が写真に撮ったりして騒いでいます。 すると大将が「もう少し他のお客さんのことも考えてもろていいですか。それと、食べはらへんのやったら握るのやめますさかい言ってもろてよろしいか。」と言い、それに対してむかついている客に大将が「サカナの命に申し訳ないわ。」...
マッサージ師養成学校では年に数回、外部から講師が来てふだんの授業とは違うテーマで話す日があります。 ある時の講義は赤十字の職員による献血についてのお話でした。 授業の最後に講師が質問を受け付けました。 一人の男が挙手をし「私はいっぱい献血していますが、何か健康に影響がありますか?」と言っています。「そんなものあるはずないいじゃないか。献血したとき、そこでちゃんと説明受けただろ。これは献血をたくさ...
東京都の小池百合子知事が都知事3選目を目指して知事選立候補に動き出すという報道がありました。 以前の選挙戦のときに小池氏は「何でもいいから緑色のものを持ってきてください。」と呼びかけ、街頭演説では緑色のシャツを着た人、緑色のスカーフを首に巻いている人、緑色の帽子をかぶっている人、緑色のハンカチを振っている人など、小池氏の回りは緑色でいっぱいになっていました。 イメージカラーで埋め尽くすなかなか上...
私には子供のころから「鼻うがい」をする習慣があり(わが家では「鼻を洗う」と言っていました)、私のやり方や、水によっては鼻からアメーバが侵入して脳に感染する感染症を発症する可能性があるという話をここで書いたことがあります。(2023年3月7日「鼻うがいで」参照) また鼻うがいをしすぎると鼻の中のにおいを検知する感覚器が磨耗して嗅覚が弱くなるという話を聞いたこともあります。 今回腎臓内科の医師が週刊...
お酒を飲むと顔が赤くなる(このような体質を「アジアンフラッシュ体質」というそうです)人はコロナにかかりにくい、という佐賀大学の研究成果が発表されました。 顔が赤くなる人はそうでない人に比べ5倍コロナにかかりにくかったそうです。 アジアンフラッシュ体質の人は免疫システムがコロナに対して有利に働くそうです。 私はまったくお酒が飲めず、微量のビールでも真っ赤になってしまう下戸ですが、コロナにかかってし...
ネットのニュースで乳幼児の脳梗塞の話を読みました。 記事では11カ月の男児が右手を動かさないので健診時に相談したところMRIを撮ることになり、その結果「陳旧性脳梗塞」であることがわかった、ということでした。発症から時間が経った脳梗塞だったのです。 出産前後に負荷がかかり脳の血管に血栓等が詰まって発症してしまったのかもしれません。 元気に育ってくれると思っていた親御さんにとっては信じられない話だっ...
私が勤めていた老人ホームは、最寄りの駅でバスに乗り換えて行く場所にありました。 ある朝いつもの乗り換えのためにバス停に向かって歩いていると、前方からおばさんに連れられた朝の散歩中のワンちゃんがやってきました。ポメラニアンです。 人懐こい性格のようで、私と目が合うとまっすぐ私の方に近づいてきました。「あらー、ポメちゃん。」と声をかけその子に手を伸ばすと飼い主のおばさんも嬉しそう...
理学療法士の養成校のときもマッサージ師養成校のときも、クラスに自分のズボンの膝のあたりをわざと破いてはいている男性がいました。 私が「なんだ、ズボン破れちゃったのか。新しいズボン買えないのか。買ってやろうか。」と言うと、理学療法士の学校のクラスメイトもマッサージ師の養成校のクラスメイトも、「違いますよ。わざと破いたんですよ。」と答えます。 そんなことわかってるのですが、わざと破いたと真剣に説明す...
大学時代、大学のどこかのサークルが主催して毎年「山手線一周ハイク」がおこなわれていました。一度は参加して山手線一周を経験してみたいと思っていたのですが、なかなか踏み切れずにいたところ、大学4年の10月に私と縁のあるキリスト教会がやっている少年少女のクラブ(ボーイスカウト・ガールスカウトのようなもの)で山手線一周ハイクをおこなうと知り、子供たちに同行してお世話をする係として参加することにしました。...
アメリカ映画やドラマを観ていると、デパートなどで買い物をしたご婦人が、買ったものを両腕で山と抱えて歩いている場面が出てくることがあります。またご婦人の買い物につき合わされたパートナーの男性が荷物を抱えていることもあります。 日本ではそんな場面を実際に見ることはまずないのですが、私は2度あります。この2度は同じ人物で、私が勤めていた病院の女医さんです。 勤めを終えて夕方、病院の最寄り駅に向かって歩...
友人の女性が75歳になり「後期高齢者」と呼ばれて落ち込んでいると聞き、別の呼び方を考えてあげた65歳の女性からの新聞の投書を読みました。それによると 65歳~ → 高齢者の卵 75歳~ → 高齢者のひよこ 80代 → 高齢者の中堅 90歳~ → 高齢者のベテランだそうです。 前期高齢者やと後期高齢者いう言葉は健康保険や年金などを利用する際の必要から出てきたのではないかと思われますが、まだ元気なのに...
リハビリをおこなう患者さんの体験を理解するのにモーニングという漫画雑誌に連載されている「アンメット(ある脳外科医の日記)」がとてもわかりやすいいい漫画だという話を載せたことがあります。(2021年4月10日「リハビリマンガ」参照) その「アンメット」が朝ドラの「おちょやん」で主役を好演した杉咲花さん主演で映像化されフジテレビ系列で放映されています。 私は以前は脳血管障害に起こる症状は絵にはなりや...
マッサージ師の養成学校を卒業したあと在籍した同校付属の臨床実習室でのブームは日本手ぬぐいでした。 患者さんを1人約50分かけてマッサージするとけっこう汗だくになり、頭や額から汗が出て患者さんのからだの上に滴を落としてしまいそうになることもあります。 これは訪問リハビリをしていたときにも経験があることで、夏にエアコンのない利用者さんのご自宅でストレッチなど力のいる操作をしていて、汗の滴が落ちたこと...
理学療法士養成校の最終学年におこなわれる8週間のインターン実習は、私の在学当時は3施設に行きました。 つらいインターン実習の中では3カ所目に行ったWK病院は距離的に近かったこともあり最も身体の負担も少なく、楽しく過ごすことができました。 リハビリテーション室の直属の上司にあたる整形外科部長の医師には特にお世話になり、手術の見学や整形外科の回診への参加など、他の施設では経験しなかったイベントをたく...
病院の仕事の帰りなどによく横浜で食事をして帰ることがあったのですが、その中でも同じ会社のお店が駅の東口と西口とにあるカレーライス屋さんとのやりとりが印象に残っています。 東口のお店は何の問題もなく気持ちよく利用することができたのですが、東口のお店よりも規模の大きい西口のお店は、残飯やお客の利用した食器をお客の見えるところで下膳用のトレイに放り込み、またお店を出るときの会計の際も「ありがとうござい...
高校生のとき一人の先生がご自分の経験から「旅行には勉強の道具は持って行くな。」と夏休みの過ごし方の知恵をつけてくれました。旅行がつまらなくなるので、旅行のときくらいは勉強のことは忘れてのびのびと楽しんで来いというのです。 その後いつもこのアドバイスを守ってきたわけではありませんが、意識はしてきました。 理学療法士になって以降、独身だったときには理学療法士養成校時代の同級生とよく一緒に旅行に行きま...
マッサージ師養成学校で授業中に私の後ろの席に座っていたクラスの中のもう一人の理学療法士の河原君(仮名)に、「サッカーの選手で、イタリアに行ってて、ヨガとかもやる有名な人何ていう人だっけ?」と尋ねると、河原君もしばらく考えたあと、「んー、わかんない。」と答えてきました。 河原君の隣に座っていたサッカー好きの桑野君(仮名)は、私たちの会話が聞こえた段階で「あー、長友のことだな。」とわかっていたようで...
ブタの膵臓の細胞をⅠ型糖尿病の患者に移植する臨床試験が開始されるという報道がありました。 ヒトからの臓器提供が常に不足している状況で、これがうまくいくということになれば、移植臓器を待つ患者にとって大きな救いになりそうです。 ブタが選ばれるのは臓器の大きさがヒトの臓器に近いからで、犬猫やチンパンジーの臓器では小さすぎるということになるようです。 またブタの膵臓の細胞や分泌されるインシュリンは最もヒ...
千葉県館山市に住む国内最高齢の男性が亡くなられ、男性では明治生まれのかたがおられなくなったそうです。 私がリハビリの仕事を始めた頃は高齢者は明治生まれで、大正生まれのかたたちはまだまだお元気でした。 今では戦後のベビーブーム世代の方たちが後期高齢者に入り始めています。時代が変わるはずです。 私個人の話で言えば、両親も、多かったそのそれぞれの兄弟姉妹(おじおば)たちもすべて亡くなってしまいました。...
整形外科からのオーダーで、外来で村瀬さん(仮名)という手を骨折した女性の患者さんを担当しました。 一緒にリハビリをしながら、「こちらの病院から息子のお嫁さんをもらったんです。」という話をしてくれました。 「あぁ、(看護師の)村瀬さんのお義母さんなんだ。」と思い至りました。 「私の主人が入院をしたときにすごく優しく親切にしてくれたんです。それでお食事にご招待して息子に会ってもらったんです。」と話す...
リハビリの現場で日に焼けた顔をしていて、「先生、ハワイ行ってきたんですか?」と聞かれたことが何度もあります。 本当にハワイに行ってきたときもあったのですが、「いえ、これは『ハワイ焼け』ではなくて『病院屋上焼け』です。」などと答えて笑われていました。実際によく昼休みに病院の屋上で日向ぼっこをしていたのです。 ある年、4月の上旬の今頃の時期に日に焼けて同じ質問を受けました。「これは富山焼けです。」と...
大リーグの大谷選手がエンゼルスからドジャースに移籍し、テレビでドジャースブルーのユニホームを見る機会が多くなりましたね。 私もドジャースのユニホーム(?)を着ていたことがあります。 野茂英雄投手のドジャースでの活躍が話題になり「野茂Tシャツ」が流行っていたころ、ハワイの旅行でおみやげに購入してきたのです。 病院での仕事中に白衣の下のアンダーシャツの代わりに着ていたら、整形病棟に行ったとき看護師か...