主に十七から二十世紀初頭の英語詩の訳を試みています。多いのはT・S・エリオット。
ひっそりと一人で続けていた英詩翻訳マラソンです。二日にいっぺん二、三行ほど牛歩の歩みで細々と。人さまにお見せするのは訳のみで! と意気込み、二年来匿名でやっていましたがだんだんさみしくなりました。勇気をだして世の中? とつながってみよう。ので、あまりにも目に余る誤訳が目につきましたらぜひともご指摘ください。ちなみに私は英文学は素人に毛が三本生えた程度です。
AfterApple-PickingRobertFrostEssenceofwintersleepisonthenight,Thescentofapples:Iamdrowsingoff.林檎つみのあとにロバート・フロスト冬の眠りを凝らせて夜にやどった林檎の香おれはまどろみかけている※8行目の訳は、じつはまだ迷っています。日本語での一人称はできるかぎり用いたくないのです…林檎つみのあとに7~8行目
AfterApple-PickingRobertFrostMylongtow-pointedladder’sstickingthroughatreeTowardheavenstill,Andthere'sabarrelthatIdidin'tfillBesideit,andtheremaybetoworthreeApplesIdidin'tpickuponsomebought.ButIamdonewithapple-pickingnow.林檎つみのあとにロバート・フロストながほそいふたつのとがった梯子の先は樹を貫き天を向いたままかたえの樽はみちきらずふたつみっつの摘まぬ実が枝にのこっていようけどこれで摘むのはおしまいだ※またロバート・フロストを試みてみます。私には珍しくアメリカの詩人…と、思いかけましたが、よく...林檎つみのあとに1~5行目
砂州をこえてアルフレッド・テニスン日がおち夕の星がでて冴えたひとつの声がよぶ砂州にうめきのないことを海へ漕ぎだすそのときはけれども潮〔シオ〕はねむたげになりあわだつにはあまりにもみちたりすぎているといい果てぬ淵からきたものがもとへともどるそのときはたそがれ夕の鐘がなりあとには闇があるばかり去るに嘆きのないことをついに旅立つそのときは有為〔ウイ〕のさかいの彼方〔アナタ〕からあふれる水にながされてはるかにさかりゆくにせよねがわくばみちびくかたとあいみたい砂州をこえきるそのときはCrossingtheBarAlfredTennysonSunsetandeveningstar,Andoneclearcallforme!Andmaytherebenomoaningofthebar,WhenIputouttosea.But...砂州をこえて〔全文:再編集)
CrossingtheBarAlfredTennysonFortho'fromoutourbourneofTimeandplaceThefloodmaybearmefar,IhopetoseemyPilotfacetofaceWhenIhavecrostthebar.砂州をこえてアルフレッド・テニスン有為のさかいの彼方からあふれる水にながされてはるかにさかりゆくにせよねがわくばみちびくかたとあいみたい砂州をこえきるそのときは※ようやく最終連に至りました。1行目「有為」は「ウイ」とお読みください。ちなみに意味は↓有為〔仏〕さまざまの因縁によって生じた現象、またその存在。絶えず消滅して無常なことを特色とする(『広辞苑』)…だそうです。TimeandPlaceの訳として強引にひねりだしました。そして、同じく1行目「彼...砂州をこえて最終連
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