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私的海潮音 英米詩訳選 https://blog.goo.ne.jp/kozakana_2009/

主に十七から二十世紀初頭の英語詩の訳を試みています。多いのはT・S・エリオット。

ひっそりと一人で続けていた英詩翻訳マラソンです。二日にいっぺん二、三行ほど牛歩の歩みで細々と。人さまにお見せするのは訳のみで! と意気込み、二年来匿名でやっていましたがだんだんさみしくなりました。勇気をだして世の中? とつながってみよう。ので、あまりにも目に余る誤訳が目につきましたらぜひともご指摘ください。ちなみに私は英文学は素人に毛が三本生えた程度です。

コザカナ
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2011/06/04

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  • ディラン・トマス その善き夜に粛として赴くことなかれ

    ディラン・トマス その善き夜に粛として赴くことなかれ

    ★久しぶりに更新いたします。ウェールズの詩人ディラン・トマスのDonotgogentleintothegoodnightです。Rage,rageのリフレインに高村光太郎の「冬が来た」の一節、「冬よ、僕に来い、僕に来い/僕は冬の力、冬は僕の餌食だ」を思い出しました。定めに抗う人間の傲慢なる悲哀。これこそが悲劇です。ディラン・トマス〔1914~1953〕その善き夜に粛として赴くことなかれその善き夜に粛として赴くことなかれ老いたる者は日の終わりに腹立ち喚くべきだ怒れ怒れよ光の死に抗して賢い者らがその末に闇こそ義だと知ろうとも彼らの言葉は如何なる明かりもかき立てない故に賢者らがその善き夜に粛として赴くことはない善き者たちは今際の波で何と輝かしいかと叫ぶ彼らの儚い行いが瑞々しい日に踊ったならばと怒れ怒れよ光の死に抗して飛...ディラン・トマスその善き夜に粛として赴くことなかれ

  • S・T・コールリッジ「老いたる水夫の賦」第二部

    S・T・コールリッジ「老いたる水夫の賦」第二部

    第二部陽は今や右手から昇った海から昇り来たって霧に隠れたまま左手だった海へと沈むときにはそして善き南風が後ろから吹きつけていたが優しい鳥は随わず如何なる日にも餌にも戯れのためにも来たらなかった水夫らの呼び声には俺のした忌むべき行いが水夫らを嘆かせた皆が断じていたのだ俺はあの風を吹かせてくれた鳥を殺したのだと悪党が!皆がそう云った風を吹かせてくれた鳥を屠るなどと朧でもなく赤らみもせず神ご自身の頭のように輝かしい陽が昇ってくると皆は断じた俺は靄と霧とをもたらした鳥を殺したのだと正しいことさ皆がそう云った靄と霧をもたらすような鳥どもを殺すのは晴れやかな風が吹いて白い泡が舞い散り船の跡が自在に随ってきた俺たちが初めてあの凪いだ海を切り裂いたのだ風が落ちこみ船足が落ちるのは能うかぎりの悲しみだった話すのはただこの海の凪を...S・T・コールリッジ「老いたる水夫の賦」第二部

  • S.T.コールリッジ「老いたる水夫の賦」第一部

    S.T.コールリッジ「老いたる水夫の賦」第一部

    *久々に更新いたします。半端なところで止まっている「ミルトンⅡ」の続きを、と思いつつ、Twitterで無料の朗読が公開されていたコールリッジのTheRimeofAncientMarinerの第一部を訳してみました。後半に出てくる「信天翁」はアホウドリです。この日本名もう少し何とかならないものか……S.T.コールリッジ老いたる水夫の賦梗概航路を渡る船が如何にして嵐のために南極へ至る凍てついた域へと運ばれ、そこから大いなる太平洋の熱帯地方へと針路を向けて、如何なる奇妙な事柄が降りかかったかと、そのようなやり方で老いたる水夫が如何にして自らの国へと帰り着いたか。第一部老いたる水夫が三人の内の一人を呼び止めた「汝の長い灰色の髭ときらきら輝く目によって今なぜ汝はこの俺を呼び止めたのか?花婿の扉は広く開けられ俺は近しい身内...S.T.コールリッジ「老いたる水夫の賦」第一部

  • しばらく休みます。

    しばらく休みます。

    「失楽園」および「ミルトン1」の拙訳をお目通し下さっていた方へ。このとこれ少々忙しないため、趣味の翻訳をしばらくやめておこうと思い立ちました。とくに「ミルトン1」のほうは中途半端はところで止めてしまって恐縮の限りです。4月を過ぎたらまた少しずつ再開しようと思っております。そのときはどうかまた宜しくお付き合い下さいm(__)mしばらく休みます。

  • T・S・エリオット「ミルトン」 第四段落〔翻訳〕

    T・S・エリオット「ミルトン」 第四段落〔翻訳〕

    SelectedProseofT.S.Elliot[ed.ByFrankKermode]pp.258-264T・S・エリオット「ミルトンI」〔1936年〕第四段落〔259頁〕ミルトンについて、私の論点にとってもっとも重要な事実はその失明である。人生の半ばで視力を失うことがある者の詩作の性質全体を決定するに足るというつもりはない。失明はミルトンの個性と性格や、彼の受けた固有の教育と合わせて考えられるべきである。それは、また、彼の音楽の技術への傾倒と熟練伴結び付けられるべきである。もしミルトンが鋭い諸感覚――つまり五感すべてについて――の持ち主であったなら、失明はさしたる問題ではなかっただろう。しかし、かつてはそうであったその感性の鋭さを、書物を読むことによって早くに萎れさせたものの、生来の天与の才は聴覚にあったよ...T・S・エリオット「ミルトン」第四段落〔翻訳〕

  • 永遠の春〔自作小説〕第二章

    永遠の春〔自作小説〕第二章

    第二章撫子山上の前司は口約を護った。父の死に二年遅れて前司の死んだ後に、数多い息子の一人が『類聚歌林』の一から六までを櫃に納めて石城へと届けに来た。煌びやかな拵えの巻七と異なり、薄茶の穀紙にびっしりと文字の並んだ巻子で、帳簿の裏に書きつけた紙片が糊で継いであったり、あちこちに直しが入っていたりした。乱れた筆の但し書きを小声で読み上げるたびに、別れ際の前司の愛しげ〔カナしげ〕な声音が思い出された。この前司の死んだ年に、古麻呂が遣唐大使とともに留学生として唐土に遣わされたのだった。大使が私たち兄妹には母方の祖父の同母弟にあたる多治比大成だったため、坂上の叔母が采配を振るって石城でもなかなか賑やかな見送りの宴が開かれた。一行は二年を唐土で過ごし、天平七年の夏の初めに都へ帰ってきた。この折の帰朝のことはよく覚えている。...永遠の春〔自作小説〕第二章

  • T・S・エリオット「ミルトンⅠ]第三段落〔翻訳〕

    T・S・エリオット「ミルトンⅠ]第三段落〔翻訳〕

    SelectedProseofT.S.Elliot[ed.ByFrankKermode]pp.258-264T・S・エリオット「ミルトンI」〔1936年〕第三段落〔p.259〕印刷物の上に批評家として現れる幾らかの者を含む諸個人の大きな集団が、「偉大な」詩人に対するいかなる酷評をも平和に対する違反のように看做している。理不尽な偶像破壊行為か、あるいは単なるやくざ者のやり方のように。私がミルトンに対して加えねばならない尊厳を傷つける類の批評は、ある種の致命的な面において善き詩人であることは偉大な詩人であることよりも重要なのだということを理解できない類の諸個人に向けたものではない。それについては、私が、我々自身の時代においてはただ裁判の陪審団だけが最も能力のある試作の従事者なのだと考えていることを述べておくべきであ...T・S・エリオット「ミルトンⅠ]第三段落〔翻訳〕

  • T・S・エリオット「ミルトンI」第二段落〔翻訳〕

    T・S・エリオット「ミルトンI」第二段落〔翻訳〕

    SelectedProseofT.S.Elliot[ed.ByFrankKermode]pp.258-264T・S・エリオット「ミルトンI」〔1936年〕第二段落〔258~159頁〕ある者が偉大な芸術家なのかもしれないにせよ、やはり悪しき影響力を具えることには、多くの人々が同意するだろう。十八世紀の悪しき韻文における悪さは他の何人よりもミルトンの影響が大きい。彼は間違いなくドライデンやポープよりも大きな害を与えたし、おそらくこの二人の詩人に、とりわけその影響力のために後者へと注がれた相当の量の悪口は、ミルトンへと移されるべきである。しかし、事を単に「悪しき影響力」という用語で表すのは必ずしも由々しい咎めをもたらすことにはならない。というのも、我々が問題をこれらの用語で言明するときには、相当の量の責任が、邪なもの...T・S・エリオット「ミルトンI」第二段落〔翻訳〕

  • T・S・エリオット「ミルトンⅠ」第一段落〔翻訳〕

    T・S・エリオット「ミルトンⅠ」第一段落〔翻訳〕

    *失楽園には相変わらず行き詰り続けている上、自作小説の加筆にも案外手間がかかるため、困ったときのエリオット頼みで再び論考を訳してみます。題名は「ミルトンⅠ]。しかし、どうもエリオットという方はミルトンがお嫌いだったらしい……SelectedProseofT.S.Elliot[ed.ByFrankKermode]pp.258-264T・S・エリオット「ミルトンI」〔1936年〕第一段落〔p.258〕なるほどミルトンが極めて偉大な詩人であることは認められて然るべきだが、何がその偉大さを成り立たせているかを定めるのは一種の難問である。分析するに、彼の不利となる評点は数と重要さの双方で彼の信用を高める評点を凌いで現れる。一人の人間としての彼は反感を持たれがちである。倫理主義者の観点からしても、神学者の観点からしても、政...T・S・エリオット「ミルトンⅠ」第一段落〔翻訳〕

  • 〔自作小説〕永遠の春 第一章

    〔自作小説〕永遠の春 第一章

    *ミルトンが再び行き詰ったためしばらく自作の小説でお茶を濁します。遅ればせながら流行り〔?〕に乗って万葉集題材、語り手は大伴家持。以前このブログでお目にかけていた同タイトルのものを加筆修正しております。英文学はまだしも古代日本については全く門外漢なので、誤字脱字はむろん、時代考証上の誤りや詩歌の解釈の間違いなど、お気づきの誤謬がありましたら是非是非ご指摘ください。永遠の春Nota,mortuumviverepergloriam――死びとらよ誉れに拠りて生きよ第一章土牛故郷――という言葉を想うとき、初めに浮かんでくるのは、うらうらと白く鮮やかな筑紫の春の陽射しだ。唐渡りの白梅が薫り高く開き、空は高く晴れて、風がみな仄かに潮の香を含んだ南の春の様だ。冬永い因幡の国府で水を含んだ重い雪が音もなく積もる気色を感じながら...〔自作小説〕永遠の春第一章

  • 失楽園 178~191行目

    失楽園 178~191行目

    *177行目から引き続きサタンの一人称の語りです。192行目からいわゆる「地の文」に戻ります。楽園の喪失ジョン・ミルトン巻一178~191行目178我らをして好機を逃させるな蔑みかあるいは179満ちたりた怒りが我らの仇から生じさせたものを180見るがよい彼方のもの寂びた野を打ち棄てられて181荒んだ野の朽ちた座と光の裂け目を182何がこの蒼ざめた焔の燦めきが183衰え荒んでゆくのを護る?其方へと我らを向かわせよ184この燃え盛る大波のうねりから離れて185そこでもし幾何の安らぎが潜むなら安らぎ186傷めつけられた力を集め直して187語らうのだ如何にしてこれより最もよく188我らの敵を害し如何にして己らの損失を償い189この悍ましい災いを覆すかを190もし絶望からくる不屈の意志がなければ191希望〔ノゾミ〕からど...失楽園178~191行目

  • 失楽園 169~177行目

    失楽園 169~177行目

    *引き続き「大いなる悪霊」すなわちサタンのベルゼブブへの返答です。楽園の喪失ジョン・ミルトン巻一169~170行目169しかし見よ怒れる勝利者が170報復と追撃の下僕〔シモベ〕らを171天の門へと呼び戻した硫黄の如く燃え盛る歓呼が172嵐のなかで我らの後ろにあがって過ぎたのちには173焔の如きうねりがのべられて天の絶壁から174墜ちる我らを受けとめた赤光と激烈な175憤怒によって飛び来たる雷は176おそらくはその矢を費やし尽くしたのだろう今や177漠たる果てない深みを貫いて轟くのをやめてしまった169ButseetheangryVictorhathrecalled170Hisministersofvengeanceandpursuit171BacktothegatesofHeav’n:thesulphurous...失楽園169~177行目

  • 失楽園 156~168行目

    失楽園 156~168行目

    156するとすぐさま大いなる悪霊が応えた157墜ちたる智天使よ弱るのは惨めな158振舞いか苦難だがこれだけは確かだ159何であれ善を行うことは我らの任ではない160邪〔ヨコシマ〕に振舞うことだけが我らの歓びなのだ161我らの抗うかの者の気高い意志に162叛く者としてもしかの者の摂理が163我らの悪から善を生み出そうと求めるなら164我らの骨折りはその結びを貶めるべく努めて165善から更に悪の手立てを捜し出さねばならぬ166それがしばしば巧く運べばあるいは167かの者を嘆かせるやもしれぬもし俺がしくじらず168定めのままの意図からなるかの者の内奥の弁護者たちをかき乱せるならば156Wheretowithspeedywordsth’Arch-Fiendreplied.157Fall’nCherub,tobeweak...失楽園156~168行目

  • 失楽園 143~155行目

    失楽園 143~155行目

    *128行目から引き続きサタンの呼びかけに対するベルゼブブの返答です。楽園の喪失ジョン・ミルトン143しかしもしかの者すなわち我らの征服者が(今や144かの者が武力において全能であると信じるのは145我らほどの武力を圧倒し得たからに他ならない)146我らの精神〔ココロ〕と強さとを痛みを忍んで147耐え得るほどにも欠けなく強いまま残すことで148己が憤怒を充たしていたり149さらに力ある奉仕を己が奴どもに150戦の権利としてその務めのあたう限り負わせて151此処にて地獄の中心で焔のなかで働かせたり152仄暗い淵で己の使い走りを務めさせたりするなら153一体何の役に立とう?たとえ我らが154己らの強さは減じられぬと非時〔トクジク〕の155処罰に耐えうる非時の存在だと感じていようと143ButwhatifheourC...失楽園143~155行目

  • 失楽園 125~142行目

    失楽園 125~142行目

    楽園の喪失ジョン・ミルトン125導きの天使はそのように語った痛みのうちにあろうとも126声高に自賛してだが深い絶望に苦しみながら127すぐさま応えを返したのは大胆なる同輩だった128おお公〔キミ〕よ座につく多くの能天使の首長〔オビト〕よ129戦仕度を調えたセラフの群れを闘いへと導き130汝の指揮のもとで怖れを知らぬ凄まじい行い131によって天の恒なる王を脅かして132かの者の至高の優越を強さや133機会や定めによって覆せるかを試みた方よ134余りにも私は眺めて悔やみすぎたこの悍ましい出来事が135嘆くべき転覆と穢れた挫折とともに136我らをして天を失わせしめた様をかの遍く力ある敵が137恐るべき破壊によって神々と天なる精粋を138消し得るかぎりの低みに我らを139横たえたことを精神〔ココロ〕と気概は140不屈の...失楽園125~142行目

  • 失楽園 110~124行目

    失楽園 110~124行目

    楽園の喪失巻一ジョン・ミルトン110その誉れをかの者の瞋恚も権勢を決して111俺から騙し取れはしまい頭を低めて恩寵を求め112嘆願して跪いてこの武力への怖れから己が帝国を113疑うにはあまりに遅すぎたかの者の114御稜威を崇めるのは実は賎しいことであり115この転落よりもさえ不名誉で116恥ずべきことだ定めによって神々の強さと117この至高の天の実在は衰え得ぬうえに118この大いなる出来事を通じて119武力においては劣らなければ先見では優っていたのだから120我らはもっと上首尾な希望をもって心を定め121力か策によって決して譲らぬ非時〔トキジク〕の122闘いを執り行うのがよいのだ我らの大敵に対して123今や勝ち誇ってただ独り君臨する歓びに124浸りすぎて天の専制を保ちづづける者に対して110Thatgloryn...失楽園110~124行目

  • 失楽園 84~109行目

    失楽園 84~109行目

    *昨年十一月から滞っていたParadiseLostの訳を再開いたします。毎日は厳しいかもしれませんが、少なくとも巻一は終わらせられるよう努力いたします。念のため、前回既に訳した84~91行目ももう一度お目にかけます。状況としては、神に弓引いて、同じく叛いた堕天使の群れとともに地獄の最下層に落とされたサタンが、業火に悶えるナンバー2のベルセブブを眼にして呼びかけている……というシーンです。「俺」=サタン。「汝」=ベルセブブ。「かの者」はGodです。楽園の喪失巻一ジョン・ミルトン84汝〔ナレ〕がもし彼奴〔キャツ〕であるならおおだが何という堕落か!何と85変わり果てたか幸ある光の王国にあってさえ86抜きんでた輝きを身に帯びて照り映え87光ある者どもの万〔ヨロズ〕に勝っていた様とはもし彼奴がともに心を合わせて88思いと...失楽園84~109行目

  • T・S・エリオット「宗教と文学」翻訳:最終段落

    T・S・エリオット「宗教と文学」翻訳:最終段落

    T.S.ElliotReligionandLiteraturep.106T・S・エリオット「宗教と文学」106頁今のところ、これがある種の倫理性であって諸制限の内では偉大な善を為し得ることを否みはしない。しかし、思うに、我々は皆それよりも高い理想を提示しない倫理性は拒むべきである。それは勿論我々の目撃している、共同体はひとえに諸個人の利益のためにあるという見解に反する暴力的な反発を表している。しかし、それは同じほどこの世界の福音であって、この世界にはそれしかないのだ。現代の文学に対する私の不満も同じ類のものである。現代の文学が通常の意味で「非倫理的」だったり、あるいはいっそ「倫理に叶って」いたりして、どちらの場合でも責任が充分ではないと思いたがっているわけではない。単にそれ〔*訳注:現代文学〕が我々の最も基本的...T・S・エリオット「宗教と文学」翻訳:最終段落

  • T・S・エリオット「宗教と文学」翻訳:第二十段落

    T・S・エリオット「宗教と文学」翻訳:第二十段落

    T.S.ElliotReligionandLiteraturep.106T・S・エリオット「宗教と文学」106頁今日、世界の極めて多くの人々がすべての害悪は根本的に経済上のものだと信じている。種々の特別な経済上の変化が世界を正すにも足ると信じる者もいれば、その上に多かれ少なかれ猛烈な社会上の変化を求める者もいる。主として相反する二つのタイプの変化である。求められたり時には執り行われたりするこれらの変化はある一つの面で似通っている。私の呼ぶところの世俗性という考え方を有しているのだ。彼らは時間的な、物質的な、現象的な性質の変化にのみ関心を向け、集団の倫理にのみ関心を向ける。この新たな信仰の掲示を私は次のような物言いに読む。「我々の倫理性において論理を問うただ一つの検めは、それが個人の国家に奉仕する力を何であれ妨げ...T・S・エリオット「宗教と文学」翻訳:第二十段落

  • T・S・エリオット「宗教と文学」第十九段落

    T・S・エリオット「宗教と文学」第十九段落

    T.S.ElliotReligionandLiteraturepp.105-106T・S・エリオット「宗教と文学」105~106頁何を好むかを知ることは文学の読み手としての我々の務めである。何を好むべきかを知ることは、文学の読み手であるのと同様にキリスト教徒としての我々の務めである。何であれ我々の好むものこそが我々の好むべきものだと仮定しないことが誠実な人間としての我々の務めである。そして我々の現に好んでいるものが我々の好むべきものだと仮定しないことが誠実なキリスト教徒としての我々の務めである。最後のものは私が望むに二つの文学として存在するだろう。一つはキリスト教徒の消費のためであり、もう一つは異教徒の世界のためである。すべてのキリスト教徒に責務として課されていると私が信じるのは、世界の残りの部分によって適用さ...T・S・エリオット「宗教と文学」第十九段落

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