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1件〜100件

  • 金網で塞ぐ 〜上海ロックダウン

    上海の古い街並みのところでは、金網で団地を封鎖しているようです。中国はゼロコロナ政策をとっているので徹底して封じ込めるということなのでしょうが、人々が次から次へと新型コロナに罹患して倒れているという状況ではないので、いくらなんでもやりすぎなのではと思ってしまいます。金網で入口を塞がれたのでは、火事が起きたら逃げられないでしょう。青い鉄板で囲っているところもあるようです。ロックダウンが早く終わればいいのですが。金網で塞ぐ〜上海ロックダウン

  • 名前のない風になって

    名前のない風になってこの空を飛ぼう太陽をめがけてどこまでもどこまでも夢を追いかけて君も名前のない風になるといいさ手をつないで海を渡ろうどこまでもどこまでも愛を抱きしめてくるりと宙返り右へ大きく曲がってそれから爽やかな白い雲を突き抜ける海から海へ島から島へ名前のない風の名前のない旅君と僕のふたりだけの旅名前のない風になってこの空を飛ぼうよ君の夢とほがらかな笑顔を僕は抱きしめるいつまでもいつまでもそばにいるから名前のない風になって

  • ひたち海浜公園のネルフィモ2022春

    今年もひたち海浜公園のネルフィモを見に行ってきた。とても綺麗だ。ネルフィモを植えた丘のふもとには菜の花が植えてあった。チューリップも見頃だった。来年もぜひネルフィモを見に行きたい。ひたち海浜公園のネルフィモ2022春

  • メトロえのしまに乗ってみた

    北千住駅からメトロえのしまに乗ってみました。北千住駅8:34発メトロえのしま91号片瀬江ノ島行きです切符は乗車前日に北千住駅へ行って買いました。切符売り場のところに特急専用の自動券売機がありました。MSE車がやってきました。北千住駅にはホームドアが設置されているので、車両のドアとホームドアが一致するところから乗り込むことになります。北千住駅での乗車率は3割弱といったところでしょうか。北千住を出た後、地下鉄千代田線内は、大手町、霞ヶ関、表参道と停車しました。大手町では何組が乗客が乗ってきましたが、霞ヶ関、表参道では誰も乗ってきませんでした。わりと空いているかなという感じでした。地下鉄の中で特急車両に乗って、通過する駅の様子を眺めているとなんだが不思議な気持ちになります。もっとも、地下鉄線内では前の電車を追い抜くこ...メトロえのしまに乗ってみた

  • 抱き寄せてmoonlight

    きれいだよ君うるんだ瞳泣きぼくろ今夜だけは僕の胸を離れないで深い悲しみをさとったんだね夜空に流れ去るのは運命さ君を苦しめるものはもうなにもない抱き寄せてmoonlightこんな夜はさやかな光を肌にしみこませ愛をあたためよう瞬く星々のやさしい鼓動を聞いてごらん天空が語りかける純粋な言葉愛の言葉涙は心の海があふれただけ君を苦しめるつらい記憶もいっしょに流してしまえばいいさ星が鈴を鳴らす清らなメロディーが鳴り渡る抱き寄せてmoonlightこんな夜はほのかな夢をこの手に握りしめ愛を確かめよう抱き寄せてmoonlight

  • 龍へ祈祷をして建てた高架道路 〜上海の都市伝説(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第458話)

    1990年代半ば、上海市内の中心部で高架道路を建設していたところ、ある一箇所だけ、どうしても高架の支柱を打ち込めないところがあった。工事は困難を極め、死者も出た。困った工事関係者は市政府の関連部門へ「この一箇所だけ、支柱を浅く打ち込んでおしまいにしていいか」と打診したが、市政府の関連部署は、当然、「そんなことをしては安全性が保たれない。支柱を規定通りの深さへ打ち込むように」と指導した。工事関係者は再び色々と試してみたのだが、やはり地盤が固くてどうしてもダメだった。この硬さはただものではない、風水からみて、ここは龍の棲家に違いない、龍の棲家へ支柱を打ち込めるはずがない、ということになった。早速、上海市内の有名な寺院の高僧が招かれた。年老いた高僧は、その場所に祭壇をたて、数十日に渡って祈祷を行なった。つまりは、龍へ...龍へ祈祷をして建てた高架道路〜上海の都市伝説(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第458話)

  • 上野公園の夜桜2022

    勤めの帰りに上野公園へ行ってきた。ちょうど桜が見頃だった。人出はそれほど多いわけではない。ゆったりと桜を見ることができた。こちらは不忍池の桜見終わった後、雨が降り出した。桜は大丈夫かな……上野公園の夜桜2022

  • さみしさの海の底へ

    さみしくなったらもっともっとひとりになればいい深い深いさみしさの海へもっと深く潜ればいいそうして冷たいさみしさの海の深みでだれかをあてにすることもなくなにかにすがりつくこともなくただひとりきりになって泳いでみればいいほんとうのひとりぼっちはほんとうに怖いものだ見放されたと思ってしまう心臓がきゅっと締まってもう生きていかれないとなにもかも捨てたくなるだけどほんとうのひとりぼっちになってみなければわからないことがある気づかないことがあるさみしさの海の底でかすかな光に気がつくさみしさの闇のなかでしか見つけられない光に気がつくあとは祈ることを覚えるだけ愚かな私には祈ることしかないのだとさみしくなったらもっともっとひとりになればいい深い深いさみしさの海の底へ潜っていけばいいさみしさの海の底へ

  • 透明なかたつむり

    そのかたつむりは一千万匹に一匹しかいない美しい体をしていました。背中にのせた左巻きの巻貝はまるでガラス細工のように透明です。体もすきとおっています。陽の光がそのかたつむりを照らすと、透明な巻貝は光を反射してきらきらとかがやき、透明な体のなかに虹色のつぶつぶが光ります。はっと息を飲むような美しさでした。かたつむりは自分の体が好きでした。毎日、沼のほとりに生えている草にそろそろと登り、沼に映った自分の体をあきることもなくじっと見つめます。見ればみるほどすてきに思えてなりません。かたつむりが自分のすがたをながめていると、てんとう虫が飛んできて透明な巻貝の上にとまります。てんとう虫は甘い声を出してかたつむりへささやきかけ、「ぼくがかたつむりだったら、あなたと結婚するのになあ」と、なんどもため息をもらしました。てんとう虫...透明なかたつむり

  • 海へ還る

    もしも命が海からやってきて海へ還るものなら祈りを深くしてあなたを想いたいあなたが還った海の果ての遠い島魂のふるさとあなたはそこで元気でしょうか潮騒に心をゆだね水平線を見つめますきらめく春の海沖ゆく貨物船悲しみは悲しみとしてこの胸に抱きしめて愛された日々の思い出があるからもう少しは生きてゆけそうですいつかあなたに再び巡り会う時を心待ちにしながらもしも命が海からやってきて海へ還るものなら祈りを深くしてあなたを想いたい海へ還る

  • 梅の香り

    梅の香り夜に満ちて月の光さやかにこぼれる夢のため息かすかに響きひんやりと透きとおる風紅い花好きな人を想い息をつめて星を見つめる白い花静かにたたずみ光を探す消えない光を冬の星座眠たげに瞬き月にうっすらとかかる雲梅の香り夜に満ちてわたしの想い時を奏でる梅の香り

  • 幸せかい

    幸せかい好きなことに打ち込んでいるかい自分で見つけた宝物に磨きをかけているかい腹の底から笑っているかい心の窓辺に花を飾っておくんだそれだけで福は向こうからやってくる真実を見つめているかい善きものを見つめているかい美しいものを見つめているかいちっぽけな人間の知恵を越えたなにか大切なものを愛する人を抱きしめているかいお前の愛する人は満ち足りているかい愛する人の瞳に素敵な光を宿らせるのはお前の仕事だぜ幸せかいその掌にしっかりと夢を握りしめているかい自分の道を歩いているかい幸せかい

  • 飯山線2201

    飯山線に乗った時の写真です。長野駅から越後川口行きのディーゼルカーに乗りました。いい景色でした。飯山線2201

  • 愛び

    竹の葉がさざめく季節の花が咲いた裏庭夕陽があなたの頰を染める風の声になんとなく耳を傾けるふたりふと触れ合った指先うつむいたあなた交わす言葉にうなずきあう結ばれたならほかにはなにもいらない愛うつくしびここであなたを待っていたずっとあなたを待っていた清らな瀬の音とまらない川の流れふたりの鼓動をたかぶらせては鎮しずめめ鎮めてはたかぶらせ月の光の匂いはあなたの香りに似ている長い黒髪に光が跳ねて心のしずくになるせつない吐息愛うつくしびここであなたを呼んでいたずっとあなたを呼んでいた愛び

  • 北星

    灯りの消えた寝台車の通路折り畳みの椅子に腰掛けて夜の車窓を眺めた雪をかぶった暗い田んぼ雨戸を閉めた家車輪が雪煙を巻き上げる窓に映った僕の顔歪んだ僕の顔君の笑顔を破ったのはこの僕だ君が悪いわけじゃない北の空にひときわ明るく輝く星よ消えそうな僕の後悔をなにも言わずに預かっておくれ轍が続く雪の道不意に現れては流れる踏切警告音が胸に突き刺さる僕が逃げただけのこと僕が弱いだけのこと君が悪いわけじゃない北の空にひときわ明るく輝く星よあの女ひとの凍える悲しみをなにも言わずに預かっておくれ北星

  • 雪のプラットホーム

    さよならを言った雪のプラットホーム誰もいない木造駅舎君の頰は林檎の色雪をまとった裸木銀色に染まった山並み吹きつける粉雪が君の髪を凍らせる僕のための涙はいらない君のためだけに泣けばいい汽笛が鳴る恋が終わるもう逢えない夢のなかでさえ雪のプラットホーム

  • 藁ぼっちと祭囃子

    刈り入れの終わった田んぼずらりとならんだ藁ぼっち空は秋晴れ日本晴れ澄んだ風が吹き抜ける「もういいかい?」「まあだだよ」藁色の田んぼでかくれんぼしているのは幼な子の姿をしたかわいい稲の妖精たちはしゃぎまわってかけまわってとんではねて天までとどくようなほがらかな笑い声をはじかせる祭囃子神社の御神輿軽やかな音色男のかけ声女のかけ声稲の妖精たちは遊びをやめてみんな神輿へ駆けあがる刈り入れの終わった田んぼずらりとならんだ藁ぼっち「春になったらまたくるからね」神輿に乗った稲の妖精たちはころころと笑いながら田んぼに手をふる藁ぼっちと祭囃子

  • 「ゆっくりゆうやけ」第493回「秋の散歩2021 流山電鉄編」

    流山電鉄は、千葉県の馬橋から流山までを結ぶ5・7キロのローカル私鉄。馬橋でJR常磐線と接続している。散歩がてら乗りに行ってみた。改札へ行ってびっくりした。自動改札機がない。交通系ICカードのタッチ機もない。昔ながらの駅員が検札する改札口だ。写真右手にある窓口で駅員に切符を見せて中へ入る。ホームへ入ってまたびっくりした。ホームの柱は木造。屋根も木造。今時、ほんとに珍しい。懐かしい感じだなあと思いながら思わず天井を見上げてしまった。<i600271|6542>電車は西武鉄道のお古だった。昭和57年製造の車両だ。昔は西武鉄道の主力車両だったけど、今は流山電鉄で第二の人生を送っている。沿線はのんびりとした住宅地。住宅と畑が入り混じっている。馬橋から十二分で流山駅に着いた。流山駅の奥には車庫があった。流山駅も、当然、自動...「ゆっくりゆうやけ」第493回「秋の散歩2021流山電鉄編」

  • 月の美しい夜のこと

    探しているのはあるがままの風ですか?それともとこしえに変わらない光ですか?わたしはそっと尋ねました夜風が杉のこずえを渡りますあなたはじっと地面を見つめ野にあるものの衣の裾をそっと引きますあるがままの風を探してもいればとこしえに変わらない光も探しているあなたはつぶやくように答えましたひややかな夜空に星がひとつ流れますほうぼうを訪ね旅から旅へ渡り歩いて探したのになぜ見つからないのでしょう?探し方がよくないのでしょうか?なにかを間違っているのでしょうか?わたしはあなたを信じてついてゆくだけですがわたしはあなたに言いました夜の鳥がどこかで羽ばたきますかんたんに見つかるものならそもそも探しには行かないあるがままの風もとこしえに変わらない光も一生かけて探すものさそれだけの意味はあるのだからあなたは口もとに笑みを浮かべます焚...月の美しい夜のこと

  • 吉野2021年秋

    近鉄電車に乗って吉野駅へ。下の写真は吉野駅で撮った電車。吉野駅前にあるロープウェイに乗って上へ上がりました。小さくてかわいいサイズのロープウェイでした。さらに上へ登って展望台から見た景色。きれいでした。紅葉がきれいでした。裸木になっているのが桜です。吉野の山には3万5000本から4万本の桜が植えられているそうです。下に見える塔が南朝跡に建てられた塔です。こんな山奥に立て籠って宮廷を開いていたのですねえ。吉野葛の葛餅。美味しかったです。下は葛粉と葛の根です。晩御飯は鴨鍋でした。了吉野2021年秋

  • 奈良2021年秋

    京都駅からJR奈良線のみやこ路快速に乗って奈良駅へ向かいました。下の写真は、奈良駅の二代目駅舎。高架化時に保存されることになり、現在は奈良市総合観光案内所となっています。優美な感じのいい建物ですね。奈良公園のあたりは鹿がたくさんいて楽しいですね。ただし、鹿はせんべい欲しさに噛んできたりすることがあるので注意。鹿に囲まれたら、せんべいをすべて地面に落として逃げましょう。奈良の興福寺の写真。東大寺の境内にある池です。紅葉がきれいでした。東大寺の裏手を散策しました。了奈良2021年秋

  • 金谷の浜焼き 2021秋

    前回の東京湾フェリーの旅の続き。フェリーが金谷港に到着した後、フェリーターミナルの土産物コーナーへ入った。海苔の佃煮と地酒でも買って帰ろうかと土産物を物色していると、なにやら行列ができているのが目にとまった。フェリーターミナルのレストランの入口にずらりと人が並んでいる。レストランには「浜焼き」と書いたのぼりが立っていた。「浜焼きが名物なんだ」と僕も行列に並んだ。せっかく海辺に来たのだから、美味しい海の幸を食べたいなとちょうど考えていたところだった。サザエを2個並べて焼く。いい感じで焼けてきたら、ひっくり返して、なかを取り出して、醤油を垂らして、また身を貝殻の中へ戻す。ぐつぐつと煮立つと食べられる。老廃物はハサミでカット。サザエの壺焼きを堪能した。鮑を焼いていると、身が踊るように収縮するので見ていて楽しかった。伊...金谷の浜焼き2021秋

  • 東京湾フェリーの旅 2021秋

    横須賀市の久里浜から千葉県の金谷へフェリーが出ているので、乗ってみることにした。久里浜駅からぶらぶらと歩いて久里浜へ行った。小さな浜で、地元の人たちが散歩したり、子供を遊ばせたり、のんびりと釣りをしたりしていた。久里浜から十分ちょっと歩いてフェリー乗り場へ。到着したフェリーからライダーの方が大勢出てきた。ツーリングには便利なフェリーだろうね。下は船室の写真乗客はそんなにいなかったからゆったりできた。船のなかの売店で缶ビールと唐揚げを買ってゆっくり飲んだ。海鳥がついてくる。乗客がカッパえびせんなんかを放り投げると鳥たちは上手にキャッチしていた。鳥たちは乗客が餌をくれるのを知っているから、十数羽ついてきていた。穏やかないい天気で、景色もよかった。ほろ酔い加減でいい気持ちになって船からの景色を楽しんだ。四十分ばかりで...東京湾フェリーの旅2021秋

  • 夕暮れが輝くように

    オレンジ色のやさしい光が改札口へ差し込む家路を急ぐ人たちわたしはあなたの帰りを待っているこんなふうに駅まであなたを迎えにくるのはほんとうに久しぶりあわただしい時の狭間で神様が手配してくださったつかのまのデートですあなたは小走りで改札を抜けてくる髪がくしゃくしゃになっているのはいつもの癖で考えごとをするときにかきまわしたからでしょうあなたとの暮らして初めて知った愛するよろこび愛されるよろこび人生は祝福に満ちたものだとあなたが教えてくれたふたりで過ごすなにげない時間がとても愛おしくて手をつないで歩く帰り道大きな空に大きな夕焼けきれいだねあなたは目を細めてささやきますこの空の下に生まれてきてよかったあなたと出会えてよかった夕暮れが輝くようにあなたとふたり生きてゆきます夕暮れが輝くように

  • 白髪のシンガー

    背筋を伸ばした白髪のシンガー老いた頰に穏やかな微笑みを浮かべて手を振り上げる白いワイシャツ洒落たベストスポットライトに汗をにじませる変わらない力強い歌声初めてあなたの歌を聴いて胸が震えたあの日生きることははるかな夢を追うことだと生きることは燃え続けることだと教えてくれた忘れかけていたあなたのメッセージいつしか時が過ぎて僕は変わってしまったけどあなたの呼びかけはあの頃と変わらないただそれが嬉しくて背筋を伸ばした白髪のシンガー老いた頰に刻んだ皺はあなたが過ごした人生心を削り作り上げた歌白髪のシンガー

  • 朝のヒゲ剃りといってきます

    シャボンを泡だててたっぷりと顔に塗りヒゲを剃る君は後ろから鏡を覗き込む「がんばって働くのよ。私のために、稼いできてね」目を細め嬉しそうにほゝえみながら君がささやくたいした稼ぎでもないのに期待する君まあちょっくらがんばってみるか朝の眠気がシャンとしたりして狭い家だけど倖せはここにある倖せがここにある顔を洗ってタオルで拭き取るさっぱりしたのかよくわからない年相応にくたびれた顔「きれいにするのよ。きれいにすれば、ラッキーがくるのよ」君は目を細め嬉しそうに青い肌水を僕の頬に塗りたくる君と出会えて僕は十分にラッキーだからこれ以上望むものはなにもないさはさりながら僕がこの家の大黒柱だと気合を入れて自分に言い聞かせたりして狭い家だけど倖せはここにある倖せがここにあるきれいになった頰にキスをおくれよいってきま〜す朝のヒゲ剃りといってきます

  • 超能力で直ったプラレールの電車(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第457話)

    子供の頃、スプーン曲げで一世を風靡した超能力者ユリ・ゲラーのテレビ番組を観たことがあった。ユリ・ゲラーが来日し、生放送で透視術や念動力といった超能力を次々と披露する。番組が大詰めを迎えたところ、ユリ・ゲラーは、「壊れた電化製品を手に持ってテレビの前に坐ってください。これから念力を送って直します」という。一緒にテレビを観ていた弟は、急いでモーターが壊れたプラレールの電車を持ってきて、テレビの前に座った。弟は欲張って両手にプラレールの電車を持ち、さらに右手と左手に持った電車の間に、もう一両の電車を挟んで、計三両のプラレールの電車を持った。僕は超能力を信じなかったので、手ぶらのままなにもせずにそのままぼんやりとテレビを観た。僕は友達とスプーン曲げを試したことがあったのだけど、みんな簡単に曲がった。スプーンを擦った時の...超能力で直ったプラレールの電車(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第457話)

  • 痩せ細る日本(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第449話)

    「ブランド物のバッグを持っている人がほんとうに少なくなったわね」上海人の奥さんがしみじみと言う。奥さんは二〇〇〇年頃に一年半ほど東京に暮らしていたことがある。僕と知り合うずっと前だ。その頃、奥さんは東京の街を歩いているとブランド物のバッグを下げている女性が多くて羨ましかったそうだ。三十年ほど前と比べて、日本は二割ほど貧しくなっているだろうか。非正規雇用が激増し、賃金が削られ、増税や社会保険費用負担の増大のために懐の余裕がなくなってしまった。ブランド物のバッグを下げている人が減ったのも、消費者の嗜好の変化というものもあるだろうが生活のゆとりがなくなった一つの証といえるだろう。僕が大学の在学中にバブル経済が弾けた。僕が入学した頃はバブル経済の末期だったから、四年生の先輩は一人で七つ八つと企業の内定を取り、なかには十...痩せ細る日本(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第449話)

  • 大人のいじめは容赦なく

    われわれは利口になったのです。対話をコミュニケに変えてしまった。「これが真理だ」とわれわれは言います。「君たちが反対を唱えるのは自由だ。しかしそれはわれわれが関知するところではない。数年のちには、正しいのは当方であることを警察力によって君たちに知らしめるだろう」ーーカミュ『転落』コロナ対策に絡めた飲食店いじめが続いている。コロナ対策は必要だが、政府のやり方は度がすぎている。政府は営業時間を短縮せよと言ったり、酒類提供に一定の条件をつけたりと、飲食店叩きに躍起になっているようだ。先日は、担当大臣が、金融機関から飲食店へ働きかけてほしい(つまり、そのような店に融資するな)と言ったり、政府が酒類提供を継続する飲食店との取引停止を酒類販売事業者に要請したりと無茶苦茶なことを続けている。さすがに反発が大きかったために、金...大人のいじめは容赦なく

  • We realize it might be a big trap in summer

    仕組まれた罠透明なアクリルボードに隔てられた夏叩いても叫んでも声は届かない慣れるべきではないことにすこしずつ慣れてゆく焦げつく熱気肌を刺す陽射し頰を流れる汗マスクの息苦しさは漠然とした不安に等しく仕組まれた罠のなかで人は生きるしかないのなら心のなかで詫びながら踏み絵を踏まずには生きられないのなら今のわたしにできることは希望の灯を絶やさないこと未来はなくても希望だけがあればいい閉じ込められた夏に憂鬱にまどろむ夢の肩を叩いて起きていなさい目覚めていなさいと語りかけるこのまま永遠の悪夢の眠りについてしまわないようにこのまま心を売り渡してしまわないようにWerealizeitmightbeabigtrapinsummer

  • 道理に外れたことをやれば凶事にあう

    コロナ禍は騒ぎすぎだが、それでも対策は必要だ。東京ではコロナのために四回目の緊急事態宣言を発布するという。それなのに東京オリピックは開催する。どう考えても理屈に合わない。裏を返せば、東京の緊急事態宣言は東京オリンピックを開催している間、国民は外出を控えるように、コロナが広がってオリンピックを開催している間に感染が爆発したりすれば困るから、ということなのだろう。コロナ対策は水際対策(外国から感染者を入れない)が最重要なのだが、オリンピックのために外国からいろんな人(選手だけではなく関係者も入ってくる)たちを甘い基準で受け入れ、都民の外出を制限するという、あべこべなことになっている。道理に外れたことをやれば凶事にあう。東京オリンピックが終わったあと、オリンピックのせいでコロナの感染が広がったということになりかねない...道理に外れたことをやれば凶事にあう

  • 鉄橋を渡る

    開け放った窓吹き込む風ざらついた陽の光列車は鉄橋を渡るレールを踏む音鉄橋の軋み絶え間ない川の流れ列車は揺れる河原で遊ぶ子供たち川を泳ぐ少年釣竿を投げる人の影列車は鉄橋を渡るひび割れた青空に映った悲しみ理不尽は己(おの)が心不条理は己が心捨てられた未来永遠はあるか焼けきった愛何も受けつけない渇いた魂生命(いのち)の水に見放され永遠は遥か終着駅までの束の間の休息列車を降りればまた行き先に途惑う道標は初めからなかったのかどこへもたどり着けないのか漠然とした不安叫びたい想い風が頰を撲(う)つ永遠は見えず時を軋ませて列車は鉄橋を渡る鉄橋を渡る

  • 梅ジャム2021

    スーパーで完熟梅を売っていたので買ってきた。鍋でコトコトと梅を煮ます。甘酸っぱい梅の香りが台所に広がります。フライパンへ移して、砂糖を加えてまた煮ます。味見をしながら、甘くなりすぎないように、少しずつ砂糖を加えます。あんまり甘くなっちゃうと梅の味が薄くなってしまうからね。はい、出来上がり。いい色になりました。パンにつけて美味しくいただきます。おしまい。梅ジャム2021

  • ほうき星に乗った時間採り

    ほうき星に乗って晴れた宇宙を滑りますさわやかないい気分宝石を散りばめたような星々そのあいだをすり抜けながら大きな虫取り網を振り回して宇宙の風を捉えます宇宙の風には時間のかけらがまざっています金平糖のような小さな粒です虫取り網ですこしずつ時間のかけらを集めます花の香りに似た甘い匂いが漂います網の底にたまった時間のかけらがきらきらと輝きました誰のものでもない時間のかけら独り占めにできない時間のかけら科学者は有限だといい宗教家は無限だといいます真実はどちらでしょうか?僕はただ集めたいだけです時間のかけらを部屋の壁に飾りそのあたたかい光のなかで昔の小説を読んだりチェロを弾いたりしていると気分がそっと安らぎますただそれだけです今日も僕はいつものようにほうき星に乗りながら宇宙の風を捉えます時間のかけらを集めます明日も宇宙が...ほうき星に乗った時間採り

  • 七色の天使

    七色の天使が翔んでいる愛らしい翼を広げ黄金色の光を曳ひいて星の眠る夜空をゆっくりとたゆたうようなたわむれているような七色の天使が語っている夜をくぐり抜ければそこは明日明日以外にはたどり着かない人が生きるのには意味があって希望がいつも寄り添っている七色の天使が歌っている月の光を見てごらん闇に浮かぶ灯りを見てごらん宇宙のなかに完全な闇なんてないのよ人がもし暗闇へ落ちるとしたらそれは自ら心を閉ざす時七色の天使がウインクする翼を傾かせくるりと向きを変え明日で会いましょう明日で愛し合いましょう七色の天使はくすくす笑い夜の向こうへ翔んでいった七色の天使

  • 亭主がいくら稼いでも自分の仕事は手放さない(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第448話)

    上海人の奥さんの友人に夫がある中国企業のCEO(雇われ社長)をやっていてとても裕福な女性がいる。高級マンションを買っていい暮らしをしている。二人とも上海人だ。もともと看護士だった彼女は、息子を出産した後、月給八万円で元の病院に勤め始めた。彼女の亭主は、「会社は順調だし、給料は十分にもらっている。生活には困らないから、専業主婦になって息子の面倒を見ればいいじゃないか」と言ったのだが、彼女は、「生活に困るとか困らないの問題ではなくて、仕事をすることが大事なのよ」と言ってフルタイムの看護士にこだわった。中国では共働きが当たり前なので、子供の面倒はおばあちゃんやおじいちゃんが看るのが普通なのだが、彼女と彼女の夫は結構な高齢で元気いっぱいな赤子の面倒はとても看きれれない。そこでベビーシッターを雇うことにした。このベビーシ...亭主がいくら稼いでも自分の仕事は手放さない(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第448話)

  • ひたち海浜公園2021春

    ひたち海浜公園へ行ってきた。勝田駅からひたちなか海浜鉄道に乗って阿字ヶ浦へ。阿字ヶ浦駅から、ひたち海浜公園行きの無料のシャトルバスが出ている。ひたちなか海浜鉄道はひなびたローカル線でなかなかよかった。ちょうどチューリップが花盛りだった。いろんな種類のチューリップが咲いていて綺麗だった。みはらしの丘。ネルフィラが一面に咲いている。いい感じで散歩できてよかった。ひたち海浜公園2021春

  • 信じたい嘘

    信じたい嘘信じたくないほんとう信じたい噂信じたくないほんとうからくりを繋ぎ合わせて人は生きる嘘を信じないでは生きられない噂を信じないでは生きられないからくりの神に跪き嘘に嘘を塗り重ね噂のバージョンアップにいそしみふっと気がつけばがんじがらめの自縄自縛嘘や噂に操られる哀れなマリオネット欺瞞が自己増床すれば真実はボロボロになる嘘で膨らませた嘘を信じているうちは愛にたどり着かないのに人はいつまで偽りにしがみつくのか嘘はいらないと言うことからほんとうの人生は始まる信じたい嘘信じたくないほんとう信じたい噂信じたくないほんとう信じたい嘘

  • 都内花見散歩2021

    今年は桜が早く咲いた。まだ三月二十七日だというのにもう満開になっている。しかも、明日は雨が降るという予報だ。雨に降られたのでは散ってしまうかもしれない。急いで今年の桜を見に出かけた。上野公園の桜は満開だった。とても綺麗だ。上野公園から階段を降りて不忍池へ周り、ぶらぶらと散歩した。上野公園から都バスに乗って江戸川橋へ行き、神田川沿いを歩いた。神田川沿いを歩いた後、地下鉄に乗って九段下へ。千鳥ヶ淵の桜を観た。都内花見散歩2021

  • 陽射しから生まれた

    お幸せにと風が吹く若葉に囲まれた古い教会花嫁衣装の君が出てきた新郎と腕を組んだ花嫁は美しいほゝえみ輝くひとみふたりをつつむように鐘が鳴るお幸せにと舞い上がるライスシャワーきらきらと光を浴びて花嫁が投げたブーケの花束祝福のバトンは誰の手にあたたかい陽射しから人は生まれてきた人の胸には生まれながらに愛の種子が宿っている愛は愛を探し愛は愛に出会い愛が愛を育み人はしあわせになるふたりだけの旅路お幸せにと風が吹くお幸せにと風が去る陽射しから生まれた

  • 輝きのなかへ

    世界は決して滅びない破滅してしまうようにみえてもかならず美しくよみがえる人々は決して滅びない人は絆を結ばずには生きられないやさしくしなやかによみがえる魂は決して滅びない涙にくれていたとしても希望はいつもそばにあるいつかいつの日にか力という力が滅びる奪う者は消え去り奪おうという欲望もどこかへ失せ愛だけが純粋な愛だけが残る奪い合いのない世界それがほんとうの世界愛で満たされた世界それがほんとうの世界すべての悪しきものはいつか姿を消す生まれ変わった世界にさわやかな風が吹くすべてが輝きほんとうの愛だけがそよぐ輝きのなかへ

  • ほほえみをしあわせに

    ほほえみをしあわせにしあわせをほほえみにあなたと過ごす春あたたかい春巡りめぐる季節扉を開けたらまぶしい陽射しが石畳に照り返す約束の花束のようなきらめく輝き美しい光光をほどいて春のなかへあなたが待っている花びらの舞うあのベンチへ人生は一度だけ運命も一度だけあなたのほほえみを抱きしめられたらほかにはなにもいらないほほえみをしあわせにしあわせをほほえみにあなたと過ごす春かろやかな春やさしいそよ風もうはなさないほほえみをしあわせに

  • 風に消えた赤い風船

    おさげ髪の君卒業証書を胸に抱え瞳を伏せる君の後ろで赤い風船がそっと飛んだ子供がはしゃいで追いかけた約束もしていないのに約束をした気がしてた風にさらわれた赤い風船恋といっしょに飛んでいった自転車を止めておしゃべりをしたいつものベンチも今日が最後たわいもないことばかり話したけど光を見た気がしてたさよならは言わないよ口にすればつらくなるから風に舞った赤い風船高く高くどこへ行くのか風にさらわれた赤い風船遠い昔の記憶のように消えていった風に消えた赤い風船

  • 聖なる夜に君の影を踏んで

    君の影を踏んでつまづくみっともないったらありゃしないミルク色したニットの帽子やさしい天使を気取った君は手練れの小悪魔さ通りすがりの教会からこぼれるハーモニーきよしこの夜神様がいるなら表へ出てきて助けておくれお得意の奇蹟ってやつをひとつ見せておくれよとめられない愛を打ち明けたいのに君はどうしても言わせまいと棘を含んだ微笑で僕を刺すひたすら消耗するだけの無意味な駆け引き僕の尖った角をへし折って君は愉快かい?君を抱きしめたい嵐のように叫びたい愛させておくれ君のえくぼにキスさせておくれこんなに素敵な夜なんだからこんなに素敵な君なんだから聖なる夜は冬の星座が煌めく夜どこもかしこも愛があふれているのに君の影を踏んでつまづくみっともないったらありゃしない聖なる夜に君の影を踏んで

  • 白い風になって

    白い風になってあなたのひとりの部屋へ愛を届けたい離ればなれに暮らしているから眠れない夜は窓を開けますあの日あなたを送って走った空港までの海沿いの道潮の香りと陽に焼けたあなたの横顔溶け合う風になれるふたりのその日を夢に描いて白い夜に頬をよせてあなたのぬくもり思い出すの凍える星のようにわたしも愛を識(し)って震えていますあの日あなたが口づけてくれた空港のロビー人混みのなかわたしを見つめるあなたのまなざし愛のささやき溶け合う風になれるふたりのその日を夢に描いて白い風になって

  • キャビンアテンダントの安全模範演技(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第440話)

    広東省広州から成田空港行きの日系航空会社の飛行機に乗った時のことだった。離陸前になって、いつものようにキャビンアテンダントが安全の模範演技を始めた。僕はそれをぼおっと眺めた。右側の通路は日本人のキャビンアテンダントで、左側の通路は中国人のキャビンアテンダントだった。キャビンアテンダントは救命胴衣をつけ、筒に息を吹き込んで膨らませ、紐を引っ張って締める。日本人のキャビンアテンダントと中国人のキャビンアテンダントは同時に同じ動作をしているのだけど、所作が違った。日本人のキャビンアテンダントは紐を引っ張った後、指先までぴんと伸ばして綺麗に見せる。茶道や華道のお作法のような美しさだ。中国人のキャビンアテンダントのほうは、ごく普通というか、指先まではぴんと伸ばさずにだらりとさせていた。救命胴衣がきちんとつけられればそれで...キャビンアテンダントの安全模範演技(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第440話)

  • 高雄栂尾2020年秋

    京都の高雄、栂尾を散歩した時の写真です。のんびりゆったりと散歩しました。高雄栂尾2020年秋

  • 宇治2020年秋

    宇治を散歩した時の写真です。。下は白しること抹茶。美味しかったです宇治2020年秋

  • 嵐山嵯峨2020秋

    嵐山から嵯峨へ散歩した時の写真です。天龍寺の庭園。常寂光寺です。落柿舎の柿。小さな柿の実がなっていました。嵐山嵯峨2020秋

  • 能登島2020年秋

    能登島へ行った時の写真です。和倉温泉からバスに乗って行ってきました。とてもきれいな海です。水が澄んでいました。のとじま水族館のイルカです。こちらはイルカショー。イルカショーに続いてアシカショーがありました。楽しかったです。能登島から七尾港方向を望んだ写真です。雪山が後ろに見えました。能登へは初めて行ったのですが、景色がよくて楽しめました。能登島2020年秋

  • 兼六園 2020年秋

    金沢の兼六園へ行った時の写真です。紅葉が綺麗でした。秋を満喫しました。兼六園2020年秋

  • 舌が痺れて感覚がマヒする本場の麻婆豆腐(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第438話)

    四川省成都へ初めて行った時、本場の麻婆豆腐を食べに行った。ガイドブックに「陳麻婆豆腐店」が発祥だと書いてあったので、街中にあるそのお店へ行き、麻婆豆腐を注文してみた。店は普通の街角のレストラン風だった。盛られた豆腐は赤茶色の汁にひたり、赤い唐辛子と山椒の実がたっぷりかかっている。見るからに辛そうだ。レンゲで掬って口に入れたとたん、口のなかがカアッと熱くなり、舌がぴりぴりと痺れる。熱くなるのはもちろん唐辛子の辛さで、痺れるのは山椒のせいだった。ふうふういながら食べているうちに、がりっと山椒の粒を噛んでしまった。舌の上がさらに痺れる。僕は思わず水を飲んだけど、そんなものでは口のなかは冷めない。ものすごい辛さだ。麻婆豆腐だけでは辛すぎて食べきれないと思ったので、白ご飯を頼んだ。麻婆豆腐をご飯にのせて、すこしでも辛さを...舌が痺れて感覚がマヒする本場の麻婆豆腐(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第438話)

  • 寝静まった夜に

    絶望したこともあった思い通りにならずになによりも自分自身がままならなくて絶望したこともあった憂鬱を飲み干して日々の慰安に流され自分だけを誤魔化した遠い夢を見つめてため息ばかりついて夢は消えかかる蝋燭の火のようだとあきらめていた今から思えば愚かな自分自身と向き合う勇気がなかったただそれだけのことカーテンを開けて寝静まった街を眺める遠くからバイクの響き私が歩いた後にも細いほそい道ができたなんの変哲もないと言ってしまえばそれまでだけど私が歩いた大切な道生きてみてよかった君と出会えてよかった恐れるものはなにもない太陽にはなれないけど静かな夜を照らす星の光にならなれるかもしれない太陽にはなれないけど静かな夜を照らす星の光になってみたいいつかはきっと寝静まった夜に

  • 用貪官、反貪官 (連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第435話)

    「貪官(どんかん)」は収賄をするなどして、私利をむさぼる不正な役人という意味、つまり、汚職官僚、腐敗官僚だ。「用貪官、反貪官」は、汚職官僚を使って仕事をさせ、都合が悪くなったら、反腐敗キャンペーンによってその汚職官僚を取り除くという意味だ。大きなポストには大きな利権を与え、小さなポストには小さな利権を与え、仕事をさせる。利権があるから、その人は喜んで仕事をする。役得で大儲けしようと仕事に励む。昔の中国では、「清官三代」と言われ、それほど強欲に賄賂を貪らない官僚でも地方長官をやれば、三代――つまり孫の代まで食べていけるだけの財産を蓄えられたという。「清官」とは、本来、清廉潔白で賄賂を取らない官僚という意味だが、ここでは賄賂の取り方が適正(あまり欲張らない)ということらしい。高級官僚は必ず途方もない賄賂を取るという...用貪官、反貪官(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第435話)

  • 瞳を閉じないで

    僕たちの愛が僕たちのふるさと離ればなれだなんて考えられない家路を急ぐ夕暮れに旅路に浮かぶ白い雲に君を想う生きる意味はふたりでいること生きる意味は手をつないでいること瞳を閉じないで僕を見つめてなんどでもやさしく口づけてあげる静かな夜の夢にさわやかな朝の陽射しに君を想う生きる意味は愛し合うこと生きる意味はあたためあうこと君の顔(かんばせ)が倖せに輝いてくれればもうなにもいらない生きる意味はふたりでいること生きる意味は手をつないでいること瞳を閉じないで

  • 初めに「道」があった(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第432話)

    中国語訳の聖書を初めてぱらぱらとめくった時、「あれ」と思ったことがあった。日本語訳のヨハネ福音書の冒頭には、「初めに言ことばがあった。言は神と共にあった。言は神であった。」と記述してあり、この宇宙が始まる前に「言ことば」があったとしている。ところが、中国語訳では次のようになっている。「太初有道、道与神同在、道就是神」(天地の開けた初め、道があった。道は神と同じところにあった。道こそが神である)日本語訳では「言ことば」としているところが、中国語では「道タオ」になっている。「言ことば」と「道タオ」ではずいぶんと違う。もちろん中国語の「道」には「言葉」という意味はない。「道タオ」ではなんだか道教のようだ。どうしてこうも違うのだろうと首をひねった。日本語訳の「言ことば」はどうやら英訳版聖書の「ワード(Word)」からき...初めに「道」があった(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第432話)

  • 不忍池 2020年7月

    不忍池の蓮がきれいに咲いている。花が散りかけて、実がなりかけているものもあった。雨あがりだった。大きな葉に雨水が溜まっている。亀が甲羅干ししていた。了不忍池2020年7月

  • また夏が始まった

    雨上がりの街路樹に響く今年初めての蝉の声夏の扉を開けて賑やかな夏がはしゃぎ出す太陽へ向かってもっともっと輝けと訴えかけるよう東京の暮らしはどうですか?慣れてしまえばなんてことはないでしょう東京はすこしばかり忙(せわ)しいけれどどんな街でも人の営みに変わりはないのです帽子をかぶって木陰を歩きましょうこの道を抜けていつものショッピングモールへ夏休みの旅行に持っていく小さなリュックを一つそれからあなたのスカートを買いましょう華やかな街の片隅で大切なあなたと二人穏やかに暮らすことができればなにも言うことはありませんあなたが倖せそうにほゝえむ時僕の心は満たされます雨上がりの街路樹に響く今年初めての蝉の声あなたと二人いつもと変わらない夏の扉を開けてまた夏が始まった

  • あの虹まで舞いあがれ

    澄んだ空へギターを奏でるぼくのねがいよあの虹まで舞いあがれ生きていてよかった君と出会えてよかったもうひとつしあわせになろうもうひとつしあわせにするよしあわせになるのはかんたんなことではなかった暗い迷路をいくつもくぐり抜けてようやく君と出会ったんだのほほんといい気持ち君がそばにいてくれるからあたたかい君がくれるほゝえみは失くせない宝物生きていてよかった君と出会えてよかったもうひとつしあわせになろうもうひとつしあわせにするよ澄んだ空へギターを奏でるぼくのねがいよもっともっと舞いあがれあの虹まで舞いあがれ

  • 堀切菖蒲園 2020

    堀切菖蒲園の菖蒲今年もきれいだった2020年6月7日撮影堀切菖蒲園2020

  • あじさい 2020

    堀切菖蒲園駅から堀切菖蒲園へゆくまでの道に咲いていたあじさいあじさい2020

  • コロナを封じ込めた中国のデジタル監視の力 〜その威力と怖さ(連載エッセイ ゆっくりゆうやけ)

    中国は力わざでコロナをほぼ封じ込めてしまった。新たな感染者はまだいるが、一日あたり十数人といったところだ。中国でコロナ封じ込めに威力を発揮したのが、「健康コード(健康吗)」と呼ばれるアプリだった。「健康コード」には、緑なら問題なし、黄色は濃厚接触者、赤は感染者といった具合に、その人の感染状況が交通信号のように表示される。スーパーへ入る際も、駅へ入る際も、この「健康コード」を提示して緑でなければそこへ入れてもらえない。「健康コード」が通行手形のような役割を果たした。「健康コード」はGPSで追跡しているので、ある人が感染者となった場合、そのデータから、その感染者がたどった経路が直ちに特定し、例えばその感染者が新幹線に乗っていたとすると、その新幹線の車両に一緒に乗っていた人全員へ通知がいき、検査を受けさないと指示が出...コロナを封じ込めた中国のデジタル監視の力〜その威力と怖さ(連載エッセイゆっくりゆうやけ)

  • 悲しみが眠るまで

    悲しみよそっとおやすみ夜更けの雨にそっとおやすみ寝静まったキッチン酔えないお酒をグラスに注いで愛されてないことは前からわかっていた消せない傷跡繰り返す過ちため息をついてもなんにもならないよとこころに言い聞かせてはまたため息をつくボリュームを絞った真夜中のラジオ流れてきた恋唄に低くつぶやくように歌ってみるやまない雨はないと知ってはいるけれどいつかは晴れるとわかってはいるけれど悲しみよそっとおやすみ夜更けの雨にそっとおやすみ悲しみが眠るまで

  • その背を向けないで

    もしも君が愛ならばなぜその背を向けるの?わかりあうために許しあうためにふたり結ばれたはずなのに悲しみの星を胸に抱きなぜじっと黙るの?夜の谷間に凍えた風に消えそうな心をかばう戻せない時の流れを見つめないで僕だけを見つめてほしいいとおしい君の頰にもう一度僕の手を触れさせて音のない光が闇に浮かぶだれの心もきっと同じめぐりめぐる夜空にあやうい虚しさに漂い続けて生きる心に雪が降りしきるせつなさは僕の胸に預けて砕けた夢もこぼれた愛もほゝえみに変えたいから戻せない時の流れを見つめないでこのまま別れられない涙をぬぐってもう一度君だけを抱きしめさせてあの日のふたりに今こそ戻ってその背を向けないで

  • ポケットのなかでつないだ手

    僕のコートのなかに君の手を入れてなくさないように見失わないようにふんわりとつつみこむように握りしめる夢はいつまでもあたたかく暮らすことほゝえみを持ちよってやさしく過ごすことありふれた毎日に君がいて僕がいるわかちあうこころのやすらぎなにげないひと時をつみかさねて愛は深くなるふたりはいつでもよく似合うしあわせはきっと神さまが起こした奇蹟なくさないように見失わないようにふんわりとつつみこむように握りしめるポケットのなかでつないだ手

  • キャベツの匂い (連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第431話)

    上海人の奥さんの配偶者ビザが取れたので先月から東京へ呼び寄せて一緒に暮らしている。家族で暮らせるようになってほっと一息といったところだ。「日本のキャベツは野菜の匂いがちゃんとするわね」奥さんが近所のスーパーで買ってきたキャベツを切りながら言った。「中国のキャベツは防腐剤の匂いがきついもの。日本のキャベツは安心ね」中国には野菜を洗うための洗剤がある。野菜の農薬や防腐剤を洗い落とすための洗剤だ。この洗剤はどのスーパーへ行っても必ず置いてある。そんな農薬落としの洗剤があるほど中国の野菜にかかっている農薬や防腐剤はきつい。なかには劇物のホルマリンに漬けて防腐処理するところもあるという。たしかに中国の野菜は丈夫だった。なかなか腐らない。ちなみに、中国のスーパーでも有機野菜を販売しているけど、奥さんは有機野菜のキャベツも防...キャベツの匂い(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第431話)

  • チャイニーズポップスの流れる部屋

    君がかけるチャイニーズポップス夕焼けに輝く東京スカイツリータワー下町のマンションで始めたふたりの新しい暮らし君がかけるチャイニーズポップス僕たちで出会ったあの春の日上海の喫茶店で流れていたかろやかなラブソング素敵な歌声君がかけるチャイニーズポップスアイロンの匂いはあたたかく君はワイシャツのしわをのばすふたりの暮らしのしわをのばす僕はそれを着て勤めに出かける君がかけるチャイニーズポップス夕闇に浮かぶ東京スカイツリータワータワーから見た夜景はきれいでしたね異国の暮らしはどうですか?東京の街は好きになれましたか?君がかけるチャイニーズポップスありきたりの倖せに酔いしれて明日もふたりで見る夢の続き僕たちだけのささやかな夢ほんとうの倖せはふたりでいることずっとずっといっしょにいること君がかけるチャイニーズポップス僕も口ず...チャイニーズポップスの流れる部屋

  • ふたりの星座

    ふたりで見つけたしあわせの形君のそばに僕がいて僕のそばに君がいるただそれだけ水平線に沈む流れ星を眺めていようよきれいな星の夜だね澄んだ風だね君の髪がふわりと揺れる星と星が寄り添うように肩をならべていようよぬくもりを感じるだけで気持ちが通うから静かだね波の音だけだね君が口笛を吹く愛のメロディー僕たちのこころをふわっとくるむやさしい調べふたりで見つけたほんとうのしあわせ君のそばに僕がいて僕のそばに君がいるただそれだけふたりの星座

  • トロピカルフルーツ色のさよなら

    夏の夕暮れは熟れたトロピカルフルーツの色甘酸っぱく揺れる想い冷めかけた熱気がビルの谷間に吹くクラクション鳴り響く賑やかなラッシュアワーガジュマルの樹のしたでいつものように遅刻する君を待ち続けたようやく現われた君は淡い愁いを眉根に浮かべひっそりと笑顔をつくろうあゝ心のノートにさよならを書きつけてきたんだね夢を語るときも君はどこか冷たい横顔あこがれた女(ひと)なのにひと夏の恋で終わりそうな予感がさびしかった素敵な思い出をありがとうって僕に言わせるつもりなのそれでもいいいけどとろけるようなkissをお別れの前にもう一度君が欲しいものを僕はあげられない君がなにを望んでいるのか僕にはわからないあゝ出会った初めからすれ違っていたんだねさ・よ・な・らせめて君が華やいだ街角を曲がるまでその背中を見送らさせてちぎれた恋風にさらわ...トロピカルフルーツ色のさよなら

  • ハワイ旅行 〜ハワイ島の海亀、火口

    ハワイ島の1日ツアーに参加してきた。ハワイ島のコナ空港を出ると、黒い岩の原っぱが広がっている。火山の熔岩が流れてできたものらしい。ハワイ島はいたるところに冷えた熔岩の固まりが広がっている。空港から一時間半ほど走ったところに海亀のいる海岸があった。海亀から5メートル以内に入ってはいけないとのことで、立ち入り禁止の標識が立っていた。まばらな観光客が思いおもいに海亀を眺めたり、写真を撮ったりしていた。車で火口まで登る。火口近くではあちらこちらで火山の蒸気が立っていた。火口はかなり大きい。活火山なのでそのうちまた噴火することだろう。滝を二ヶ所回った。綺麗な滝だった。ハワイ島は美しい海岸や滝といった自然がそのまま残っている。いいツアーだった。ハワイ旅行〜ハワイ島の海亀、火口

  • ハワイ旅行 〜ポリネシアカルチャーセンター

    1日ツアーを申し込み、ポリネシアカルチャーセンターへ行ってきた。英語ツアーだったので、ガイドさんの説明がよくわからず聞き取るのに難儀したけど、なんとかなった。ポリネシアカルチャーセンターはワイキキからバスで1時間強のところにある。ポリネシア各地の民俗を紹介している。水上パフォーマンス。いろんな踊りがあって楽しかった。レストランでバイキング料理に舌鼓を打ちながらショーを鑑賞。こちらも面白かった。豚の丸焼き。香ばしくて美味しかった。(了)ハワイ旅行〜ポリネシアカルチャーセンター

  • ハワイ旅行 〜真珠湾 アリゾナ記念館 戦艦ミズーリ記念館

    ハワイへ旅行した時、真珠湾にあるアリゾナ記念館や戦艦ミズーリ記念館を訪れた。上の写真は撃沈された戦艦アリゾナ上に作られた記念館。対岸の岸辺から記念館のツアーボートに乗ってすぐそばへ行くことができる。アリゾナ記念館のそばには、戦艦ミズーリが繋留してある。こちらは対岸からバスに乗って行くことができる。日本語の無料ガイドがあり、甲板上を一周しながら解説してもらえた。ミズーリの16インチ主砲。大きくてかなりの迫力があった。5インチ両方砲。下から見上げた艦橋。中へ入ることができる。艦橋の内部。アリゾナ記念館にある潜水艦ボウフィン。こちらも中へ入ることができる。真珠湾の風景。南雲機動部隊が空襲した日もこんな風に穏やかに晴れていたのだろう。(了)ハワイ旅行〜真珠湾アリゾナ記念館戦艦ミズーリ記念館

  • あなたをつつむ歌声になりたい

    笹の枝につるした短冊が夏の夜風に揺れている愛するあなただけと一緒にいたいずっとずっといつまでも星がめぐるようにふたり出逢った素敵な愛をありがとう僕の願いごとあなたをやさしくつつむ歌声に僕はなりたいほほえみを贈りつづける歌声に僕はなりたい夢の数だけ光ってる天の川ふたりの明日に乾杯しよう手をつないで見上げる遥かな宇宙(そら)いつかぼくらもそこへ帰る時の流れるごとに愛は深くなる僕の願いごとはたったひとつだけあなたをやさしくつつむ歌声に僕はなりたいほほえみを贈りつづける歌声に僕はなりたいあなたをつつむ歌声になりたい

  • 紫陽花

    わかってもらえない悲しみがある月の光を浴びても癒せない悲しみがある涙まじりの青憂鬱な紫咲き乱れる赤譲れない白うつろいながら悲しみはその姿を変えるだけ消せない傷に気づいて欲しいのになぜ抱きしめるしかない悲しみがある風に吹かれても解(ほど)きようのない悲しみがある紫陽花

  • 夜のほおずき

    星を見上げる夜のほおずき深い紅は火照った心眠れぬままにあなたを想う届かないわたしの夢瞳を伏せる夜のほおずき冷たい闇についた吐息はいっそ雨が降ればこの想いもさめてくれるかもしれないのに近づく風あなたの影舗道に響く乾いた靴音息をひそめる夜のほおずき見つめる瞳深い紅音もないままささやきかけた夜へ落ちた深い紅夜のほおずき

  • 揚州 痩西湖

    前回の続き。箇園を観た翌日、同じく揚州の観光名所の痩西湖へ行ってきた。揚州小旅行については『小説家になろう』サイトに投稿したエッセイで紹介しています。https://ncode.syosetu.com/n8686m/445/揚州痩西湖

  • 揚州 箇園の写真

    揚州の箇園に行ってきた。箇園は揚州では有名な観光名所の庭園。清朝の頃、有力な塩商人が建てたそうだ。下の写真は臭豆腐。黒いほうはまあまあだったが、白いほうはほんとに臭かった。揚州箇園の写真

  • 一年振りの上海

    一年振りに上海へ帰ってきた。豫園の南翔小籠包を食べに行ったり、街をぶらぶらしたりしてのんびり過ごしている。今日、外灘へ行ったら、すごい人だった。外灘から旧浦江飯店の前を通ったのだけど、浦江飯店はホテルをやめ、建物はそのままで中国証券博物館になっていた。もったいないなと思う。バックパッカーをやっていた頃、上海へ来るたびに浦江飯店に泊まっていた。風格のあるホテルだったのに。博物館は事前予約制で10名以上の団体でないと受け付けないと看板が出ていた。旧浦江飯店からまたぶらぶらと歩いて、上海国際客運へ行った。上海国際客運は、大阪や神戸からのフェリーが着く。バックパッカーをしていた頃は、フェリーからおりて、重いバックパックを担ぎながらこのあたりの道を歩いた。以前はひなびた通りだったけど、今はきれいに整備されている。写真は、...一年振りの上海

  • 朝陽に

    朝だよ目を覚ましなよ今日からしあわせになるんだよゆったり広がる朝焼けとろけるような暁色いい眺めだねさわやかな風だね僕たちはずっと一緒心をつないで生きるんだ朝だよ目を覚ましなよ東京の空に朝陽が輝くよ朝陽に

  • ほんとうの空の青さ

    君と出逢ってはじめて識ったほんとうの空の青さ君と出逢ってはじめて感じたほんとうの風の心地よさ大きく腕を広げて空を仰いでみれば空がささやきかけるここまで飛んでごらん世界はどこまでも澄んでいるんだよねほんとうを見えなくしていたのは僕自身だったんだね涼やかにしなやかに君を抱きしめるほんとうのしあわせはこれからなのさほんとうの空の青さ

  • 晴れた日曜日の朝

    晴れあがった日曜日の朝まぶしい春の光桜はきれいに咲いてそよ風にゆれる公園で遊ぶこどもたちのはしゃぎ声舞い踊るのはぼくのこころトランクにつめた夢財布に入れた新幹線の片道切符つぎの街へ行って新しい暮らしを始めるんだしあわせになるために変わりつづける変わりつづけるなかでしあわせをつかむ落ち着いたらきみを呼ぶからもうすこしだけ待っていてそんなに時間はかからないよぼくたちの新しい暮らしを始めるんだ晴れあがった日曜日の朝さわやかな希望の光こころはきれいに咲いてそよ風にゆれる晴れた日曜日の朝

  • やわらかな光の舞う

    あなたと過ごす時間やわらかな光の舞う素敵な時間雪解けの春の陽射しのようなほゝえみをあなたと暮らすまで知らなかった愛のよろこび心のぬくもりそれから生きる意味孤独に悩んだ冷たい風の夜がまるで嘘のようでこんなにおだやかな心持ちになれるだなんて思いもしなかったあなたと生きるから世界が輝く時のしずくがやさしく光る抱きしめてあなたの心をただ抱きしめてあなたと過ごす時間しあわせが草笛を吹く軽やかな時間川辺に咲く花のように寄り添っていたいいつまでもやわらかな光の舞う

  • 上野公園でお散歩 ~桜の咲きはじめ

    天気がよかったので上野公園へ行って散歩をしてきた。桜が咲き始めていた。花見をしている人も大勢いた。上野公園をぐるりとまわってから不忍池へ。写真をのせたのは、ところどころ早咲きで咲いていたもの。花を眺めているだけで、なんだか気分がやわらいだ。次の週末あたりは満開になっているかな。上野公園でお散歩~桜の咲きはじめ

  • 惜別

    集いはいつか終わるいつかは別れがくる今日がその日ありがとうひと声言って僕は旅立つよ長い付き合いだったね初めて話をしたのはあの堤防のうえだった海風を感じながらたわいもないおしゃべりをしたっけ花束をありがとうあざやかなバラだね華麗なヒアシンスだねかすみ草もかわいいね大切にするよ語り合った夢ははんぶんくらいはものにできたかななにもなかったあの頃とくらべればずいぶんよくなった君たちの夢と僕の夢が交じり合った素敵な時間苦しかったことも今となってはいい思い出だね名残は惜しいけどいつかは別れがくる今日がその日元気でね感謝を胸に抱いて僕は旅立つよ惜別

  • 純白があなたの心に

    静かな気持ちになれましたか今宵の歌はどうでしたか静かな雪が降り積もるように純白がおだやかな純白があなたの心に舞い降りたでしょうか心はときに散らかってしまったりしおれてしまったり汚れてしまうものだから美しい声でたおやかな純白で拭いてあげなくてはいけないのです静かな気持ちになれたなら振り返ってみるのもいいでしょうやさしい気持ちになれたならいたわってみるのもいいでしょう心の傷は癒されなくてはなりません純白の雪の心ひとときの憩い泣きたくなったら涙を流すのもいいでしょう祈りたくなったら熱い想いを捧げるのもいいでしょう静かな気持ちになれましたか子供のようになれましたか静かな雪が降り積もるように純白があどけない純白があなたの心に届いたでしょうか純白があなたの心に

  • 水戸偕楽園と弘道館 梅の花

    水戸の偕楽園と弘道館へ梅の花を見に行ってきた。偕楽園駅千波湖ここから下は偕楽園の梅一つの木に紅梅と白梅が咲いている。ここから下は弘道館いい一日だった。水戸偕楽園と弘道館梅の花

  • 砂の家

    そのかたくなさがやさしさを遠ざけそのかたくなさがやるせなさを呼んだそのかたくなさが言葉を遠ざけそのかたくなさがさびしさを募らせたそのかたくなさが思いやりを遠ざけそのかたくなさがこころを傷つけた愛の灯らない砂の家崩れるばかりの砂の家そのかたくなさがむなしさを募らせそのかたくなさが悲しみを招いたそのかたくなさがこころを孤立させそのかたくなさが憎しみを呼んだそのかたくなさが想いを殺しそのかたくなさがぬくもりを十字架にかけた恨み合って暮らすくらいなら出会わなければよかったのに愛を裏切る砂の家狂うばかりの砂の家砂の家

  • 履歴書を書きながら

    そろそろ答えが出たのかと訊かれてもいやいやまだだよと答えるしかないいったいいつまで待たせるのだいと問われたらそんなに急ぐものでもないだろうと開き直る答えらしきものが見えてきたような気もするが遠いとおい水平線のうえに小さな帆がぽつんとぼんやり見えるだけで確かなことはわからないそれが見えるようになっただけでも進歩だといえばそうだけどいい歳をしたおじさんになってから若い頃に読んだを本を読み返して思うのはいろんなことを見落としていたということわからないことが多すぎたんだなつまらないことにとらわれすぎていたんだなこの十年間ほどやってきたことはだいたいやり尽くした同じことを繰り返してもしかたないからそろそろ次へ進もうと思っているこの先になにがあるのか行ってみないことにはわからないけどともかく新しいことを始めてみたいから経歴...履歴書を書きながら

  • 上海の郵便局にいた怪しげなファンド販売員(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第422話)

    上海人の奥さんがお義母さんの年金の手続きで代わりに上海郊外のとある郵便局へ行ってきた。奥さんが郵便局へると、フロアに机を広げて坐っていた若い女の子が「おばあちゃん」と声をかけてきた。スモッグのひどい日だったので、奥さんはオーバーのフードをすっぽりかぶり、マスクをかけたうえにマフラーで口のあたりを巻いていた。誰だかわからないような姿だった。奥さんがフードを取ると、「あっ」と女の子は声をあげた。老婦人に声をかけたつもりだったのに、相手は中年女性だったので驚いたのだ。女の子は気を取り直し、ファンドの説明を始めた。利回りがよくて儲かる金融商品などと言う。「郵便局がファンドを売るだなんて初めて聞いたわ」一通りの説明を聞いた奥さんは怪しいなと思ったので、「契約書を見せてよ。どういう条件になっているのか見てみたいから」と女の...上海の郵便局にいた怪しげなファンド販売員(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第422話)

  • 声をとりこむ

    死にたいだなんて簡単に言うんじゃないよ外へ出て働いてみな耳をふさいだままじゃ心が腐ってしまうのさできることはあるなにもできないわけじゃない今できることをとにかく始めてみることだねこの世は巨大なジグソーパズル君はその1ピースにすぎないそれなのに自分だけで世界が完結しているように思ってもしかたないじゃないか破滅するだけだよ自己の意識は自分だけで保てはしない他者の意識とつながることでなんとか自分を保てるんだ自分を創ることができるんだ他者の声を自分の心へ取り込むんだよ素敵な声に出会ったら素直に真似をすればいい嫌な声に出会ったらこんなふうにしてはいけないんだなと自分を戒めればいいあんなふうにならなくてよかったと神さまか仏さまに感謝するのもいいさ外へ出てもしも悲しみに心が折れそうになったら死にたいと思った自分を思い出してご...声をとりこむ

  • 雪の幻想

    雪が降る。この世界を埋め尽くして雪が降る。北の大地の最果て。小さな村の小さな通り。村のなかも、村の外に広がる畑も、地平線さえも雪のなか。悲しみは雪の白に埋もれ、ひっそりため息をつく。あの人が連れられてくる。あの人は腰に薄汚れた布を巻いただけ。疲れ切った瞳、うつろなまなざし、ばらばらにほどけた長い髪、痩せた体には痛々しい拷問の傷の跡。わたしたちはただ息を飲み見守る。それしかできなくて。死刑執行人は雪の上に十字架を置く。あの人は、これが定めだというように自らゆっくりと十字架に体を横たえる。死刑執行人が、太い釘をあの人の掌に打ち付ける。あの掌は、いつかわたしの頭にかざしてくださった掌。わたしの心に棲んでいた悪霊と心を穢していた罪を追い払ってくださったやさしい掌。槌の音が無情に響く。死刑執行人は自分がなにを打ち付けてい...雪の幻想

  • 自然な味の慈姑炒め(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第421話)

    子供の頃、慈姑(くわい)が好きではなかった。おせち料理に必ず慈姑の煮物が出てくる。「芽が出る」というので縁起がいい食べ物なのだそうだ。だけど、なんだか苦いし、おいしくない。正月からどうしてこんなものを食べなきゃいけないのだろうと思いながら食べていた。雲南省に留学していた頃、仲良くなった雲南人の家庭にお呼ばれしたりしたのだけど、ある時、慈姑の炒め物が出てきた。御馳走になった慈姑はほっこりしているうえに、甘い。子供の頃、苦手だったあの独特の苦さがない。たんに炒めただけなのにどうしてこんなにおいしいのだろうと思った。留学中に住んでいた宿舎の近所にあった農業市場へ行って、試しに慈姑を買ってみた。皮を剝いてから実を半分に切り、茹でてあく抜きをして、それからざっと炒める。自分で作ってみても、やはり甘くておいしかった。実もし...自然な味の慈姑炒め(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第421話)

  • 読ませる言葉と口ずさみたくなる言葉(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第415話)

    読ませる言葉を書いているうちはまだまだ半人前なのだといったことを読んだことがある。読ませる言葉を書いているうちはまだまだ修行が足りなくて、思わず口ずさみたくなる言葉を書けるようになってこそ一人前なのだと、あるベテランの作詞家が若手の作詞家にそんなことを言ったのだとか。ずいぶん昔のことらしい。なるほどな、と思う。思わず口ずさみたくなる言葉というものは、心に深く沁み込んだ言葉だ。心の奥にろうそくの火を灯すような言葉だ。そうして、人々に愛される言葉だ。読ませたいという欲があるうちは、思わず口ずさみたくなる言葉は書けないのだろう。読ませたいという欲が枯れて、なにかの境地に達しなければ、思わず口ずさみたくなる言葉は出てこないような気がする。書きたいだとか、読ませたいだとか、そんな欲がなくなって、自分自身が思わず口ずさみな...読ませる言葉と口ずさみたくなる言葉(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第415話)

  • 漢方薬で体質改善(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第414話)

    かなり疲れやすい日々が続いていた。早めに寝るようにしても疲れがとれない。ずっと体が重いままだ。今までむりを重ねすぎたのだろう。奥さんが漢方薬で体を調整したほうがいいと言い、中国医学の小さな診療所へ連れて行ってくれた。診療所は奥さんが生まれ育った上海の下町にあった。小さなアパートが並び、裏通りには屋台がいっぱい出ている。下町の商店街の一角に戦争前に建てられた古い洋館があり、その三階が診療所になっていた。診療所の一部分は古ぼけた木の板が床になっていたりした。診療所のなかはとても静かだ。漢方薬の匂いがあたりに漂っている。予約もなにもしていない。つかつかと奥へ入ると、お年寄りの女医がいた。ぽっちゃりとしたかわいらしいおばあちゃんだ。七十代半ばだというのに肌の血色はとてもいい、髪は黒色が抜けて茶色になっているものの、つや...漢方薬で体質改善(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第414話)

  • 寧波酔蟹(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第413話)

    上海蟹のシーズンになると、一緒に暮らしている上海人のお義母さんが寧波酔蟹を作ってくれる。上海蟹の酒漬けだ。上海から車で四時間ほど走ったところにある寧波という町の特産だそうだ。まずは市場で活きた上海蟹を買ってくる。雌蟹のほうが卵が入っているからおいしいそうだ。ガラス壺をアルコール度数五〇度の白酒で満たしておき、蟹を活きたままつける。蟹は酔っ払ってふらふらと動くがやがて全身にアルコールが回って死んでしまう。そこへ、味付けとして紹興酒、生姜、塩を入れる。このまま一週間ほど蟹を漬ければ食べられるようになるが、もう少し漬けておいたほうがより味がしみて美味になる。仕上がった寧波酔蟹はそのまま甲羅を剝いていただく。肉も卵も酒がしみてとろりとしていておいしい。特に卵の部分は絶品だ。酒漬けだが、そんなに強烈な酒の味はしない。上海...寧波酔蟹(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第413話)

  • 風の吹く先へ

    新しいことを始めるのに理屈なんていらないよやりたいからやるそれでいいじゃない風はいつも吹いているいつもいつのときも生まれ変わってるその先にあるものを僕は見たいんだやり直そうなんて思わない明日を見つめるだけでいい人は変わり続けるそれでいいじゃない夢を君と抱きしめる君と君だけと想い描いている満ち足りたしあわせをわかちあいたいとにかく始めてみようよどんなことでもいいから悩むなんてばかみたいそれでいいじゃない風はいつも吹いているいつもいつのときも生まれ変わってる元気さえあればなんでもできるんだ風の吹く先へ

  • 我が家の豆乳鍋(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第411話)

    上海の下町っ子の奥さんは毎日のように日本のドラマをネットでダウンロードして観ている。数か月前、奥さんがある日本のドラマを観ていて、「おいしそう」と叫んだ。なにかなと思ってみてみると、ドラマのなかで登場人物たちが鍋をつついている。豆乳鍋だった。さっそく奥さんは自分で豆乳鍋をこさえた。おいしかったので、それから二週間に一回くらいのペースで豆乳鍋を作って食べている。まずはなんといってもおいしい豆乳が必要だ。豆乳がまずければすべてが台無しになる。スーパーで有機大豆を買ってきて、それをミキサーにかけて自家製の豆乳を作る。中国人は豆乳が好きだ。街角ではあちらこちらで売っているし、自分で作る人も結構いる。奥さんはよく自分で豆乳を作って飲んでいる。値段はいささか張ってしまうけど、有機大豆で作った豆乳はおいしい。一度、特売品の安...我が家の豆乳鍋(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第411話)

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