詩がmainのブログ。小林貞秋発信。
現在の詩の他に、過去のものも加えて。他には、エッセイ、雑記など。
2025年1月
雨ワタシだと言うそれワタシという別人のことでもある散らばる無数の中枢外は雨ここに届かない雨だれワタシは見るワタシが見るワタシだったひとが見た今日がある通り過ぎる日と繰り返し言った避けられない日がある雨は上から落ちてくるむき出しでやってくる繰り返し新たに生まれる人間の知に圧倒されるマントヒヒ同じ陽に迎えられる次の世紀もそこにいる父母の仰ぐ雨父母のもういない子の仰ぐ雨瞼の上に落ちたワタシは見るワタシに飽いたひとが見る新たに見えたものを見る元に戻らないものを見たカンブリアが見える音を外せない何から何まで関わらないト音記号に色地平線へと続く音域雨は満遍雨
再びの始まりはない雨上がり老いたひと通り過ぎる散歩の犬気まぐれ円描いた始まりの知らせはない記録忘れもないそのひと発見ああそうだったのあちらで起きていたことの訳突如見えてくる招かれたわけでもない溶け合わずに右と左に寄る気配壊れたもの覗ける今日は今日のことした角を曲がるひと見た急な階段の手前で息整えるどこかで通じている時間制限色付きのものでもあるウパニシャッド名ばかりが出てくる深淵縁が問われる場面ありすぎて雲が現われ消える模様忘れる日も見る雨上がり老いたひと転倒した万人それを見る幻想はそれを言わせた既に地の上にいない人は見ないついには等しくないことに拘る欠落が究極のkeyの言葉と認定触れたかったのだと全体体験を語るのだった再びの始まりはないそこにもう通る姿を見ないOctober2024再びの始まりはない
2025年1月
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