このところよくコメントを入れてくれるタイプRさんが先日、「70年代からその名を馳せた演奏家で存命なのはブロムシュテット、ムーティ、メータ、アルゲリッチくらいになってしまった」と書いてきた。まったくその通りだ。自分よりの少し年上で活躍していた当時の若手も多くは鬼籍に入った。万年青年のようだと思っていたムーティも83歳と知って溜息が出る。まあ、それだけこちらも年を取ったということだ。そんなことを思いつつ、...
♪ろくげんおんぎょくのぞきのからくり♪ 音楽とギターに目覚めて幾年月。道楽人生なれの果てのお粗末。
針音混じりで聴く古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に匠の手で作られたギターの暖かい音色。以上『お疲れ様三点セット』で疲れを癒す今日この頃です。 http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/
2025年7月
このところよくコメントを入れてくれるタイプRさんが先日、「70年代からその名を馳せた演奏家で存命なのはブロムシュテット、ムーティ、メータ、アルゲリッチくらいになってしまった」と書いてきた。まったくその通りだ。自分よりの少し年上で活躍していた当時の若手も多くは鬼籍に入った。万年青年のようだと思っていたムーティも83歳と知って溜息が出る。まあ、それだけこちらも年を取ったということだ。そんなことを思いつつ、...
月があらたまって令和7年文月7月。このところ関東地方は連日の猛暑日。いささかげんなりしながら、これから始まる彼の地ヨーロッパの夏の音楽祭に思いを馳せつつ音楽で暑気払い。きょうは気分だけ南ドイツはバイロイトへ。取り出したのはこの盤。オットー・クレンペラー(1885-1973)とフィルハーモニア管弦楽団によるワグナー・アルバム。LP時代から繰り返しリリースされ、CD時代になっても何度か再発されている。手元のこの盤は...
2025年7月
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このところよくコメントを入れてくれるタイプRさんが先日、「70年代からその名を馳せた演奏家で存命なのはブロムシュテット、ムーティ、メータ、アルゲリッチくらいになってしまった」と書いてきた。まったくその通りだ。自分よりの少し年上で活躍していた当時の若手も多くは鬼籍に入った。万年青年のようだと思っていたムーティも83歳と知って溜息が出る。まあ、それだけこちらも年を取ったということだ。そんなことを思いつつ、...
月があらたまって令和7年文月7月。このところ関東地方は連日の猛暑日。いささかげんなりしながら、これから始まる彼の地ヨーロッパの夏の音楽祭に思いを馳せつつ音楽で暑気払い。きょうは気分だけ南ドイツはバイロイトへ。取り出したのはこの盤。オットー・クレンペラー(1885-1973)とフィルハーモニア管弦楽団によるワグナー・アルバム。LP時代から繰り返しリリースされ、CD時代になっても何度か再発されている。手元のこの盤は...
今月6月17日に亡くなったアルフレッド・ブレンデル。少し前の記事に彼が弾く「告別」ソナタを取り上げたが、きょうはその続き。取り出したのはこの盤。アルフレッド・ブレンデル(1931-2025)のベートーヴェン。十数年間前に手に入れたソナタと協奏曲の全曲ボックスセット。ブレンデルはベートーヴェンのソナタを3回録音しているが、このボックスセットには70年代に蘭フィリップスに入れた2回目の録音が収められている。きょう...
JBLの小型モニター4301B導入。先回の設置編に続き、期待高まる音出し確認編。いつもの作法でアキュフェーズE-650からオーディオデザイン社のセレクタを経由して接続。聴きなれたディスクを数枚取り出し、あれこれ聴いてみた。一聴して、なるほどリトル・ジャイアントと異名をとるのも分かる鳴りっぷり。少しパワーを入れ、8畳部屋での限界と思われる程度に音量を上げても破綻しない。モニター現場で使われることから当然と言えば当...
先回の記事に書いた通り、オーディオセットにちょっとした変更をあった。その具合をみるため、あれこれ手持ちの音盤を引っ張り出してはチョイ聴き。きょうは久しぶりのこの盤を取り出し、チョイ聴きのつもりが、最後までしっかり聴いてしまった。カラヤン&ベルリンフィルによるEMI盤ハイドン交響曲集。収録曲はザロモンセットから101番ニ長調「時計」・104番ニ長調「ロンドン」の2曲。1971年(時計)と1975年(ロンドン)の録音。...
半年前の昨年12月、甲府のオーディオショップを訪れ、JBLのL26_Decadeを持ち帰った話は以前書いた通り。激安価格につられながらも、今更JBLのブックシェルフでもあるまいと、高をくくっていたのだが、ところがどっこい、これが予想以上の鳴りっぷり。結局その後、今に至るまで道楽部屋のメインスピーカーに収まり続けている。難を言えば、ドンシャリ傾向のじゃじゃ馬ぶりでソースを選ぶところ。ジャズやフュージョン、ポップスはピ...
梅雨はいずこへ。連日猛暑日続き。暦がひと月早いのではないか思うほどだ。この調子で真夏へGoなのか…と思いつつ、さて昨日21日は夏至。夏至と言えば思い出すこの曲を取り出した。ムソルグスキー作曲の交響詩「禿山の一夜」。この曲を聴くとなると一般的はリムスキー・コルサコフ編の管弦楽盤ということになるだろうが、きょうはジャズ・フュージョン界の大御所ボブ・ジェームス(1939-)編による同曲を含むアルバム「One」を取り...
ピアニストのアルフレッド・ブレンデルが亡くなった。享年94歳。合掌ぼくはブレンデルの熱心なファンというわけではなかったが、手元には彼が3回録音したベートーヴェンのソナタ集のうち2回目のフィリップス盤がある他、ジェイムス・レヴァインと組んだやはりベートーヴェンの協奏曲集やいくつかの室内楽の盤がある。きょうはその中から、この盤を取り出した。アルフレッド・ブレンデルの弾くベートーヴェンのピアノソナタ第26番変...
当地関東地方は昨日から梅雨明けかと思うようなイキナリ猛暑日。今から暑気払いってどうよ…と思いながら音盤棚をサーチ。イタリア生まれのスペイン育ち…軽い味わいのこの盤を取り出した。ウラディミール・ホロヴィッツ(1903-1989)が弾くドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のソナタ集。1964年の録音で、彼の盤歴あるいはスカルラッティの演奏を語るとき必ず登場する盤でもある。手持ちの盤は80年代初頭に買った国内LP盤。収...
このところ指の調子が悪く、あまりギターに触れていない。爪に木片を刺してしまったアクシデントは問題なく完治したが、残念ながら従来よりあるヘバーデン結節の症状が増悪中。当初気になっていた左手人差し指の関節痛は現在小康状態だが、これまで気にしていなかった右手の不具合、具体的には人差し指と薬指の変形がにわかに進んできた。特に薬指の変形が顕著。中指に向かって弧を描くように曲がり始めた。もちろん一晩明けて急に...
先回聴いたファリャ「三角帽子」で思い出し、きょうはファリャのピアノ作品を聴こうと、この盤を取り出した。スペインのピアニスト:ゴンザロ・ソリアーノが弾く「近代スペイン・ピアノ名曲集」を題された一枚。ジャケットに1966年と記されている60年代の国内盤(この録音の国内初出盤)で、当時東芝音楽工業から出ていたお馴染みの赤盤。例によって20年程前の大阪出張の際、梅田の中古レコード店で買い求めた。手持ちのスペイン物...
この時期に聴きたくなる音楽。何となく初夏の宵に聴きたくなるこの盤を取り出した。マヌエル・デ・ファリャのバレエ音楽「三角帽子」全曲。小澤征爾指揮ボストン交響楽団(BSO)による演奏。メゾソプラノとしてテレサ・ベルガンサが加わっている。1976年録音。手持ちの盤は十数年前に廉価盤で出た際に買い求めた。同じくファリャの「恋の魔術師」がカップリングされている(こちらはガルシア・ナバロ指揮ロンドン交響楽団)。「三...
戦後まもなく誕生した、おらが群馬の至宝:群馬交響楽団(群響:グンキョウ)が今年創立80年を迎えた。それを記念していくつかの企画が進行中。その一つとしてマーラーの大曲、交響曲第8番「千人の交響曲」が今秋11月29・30日の二日公演で取り上げられることになった。先日、チケット販売も始まり、さっそく手に入れた。1946年・昭和21年 第4回定期演奏会今でもこそ地方オーケストラは珍しくなく、そのレベルも高くなったが、昭和3...
先日の続きでマレイ・ペライアの弾くバッハ・パルティータのCDを取り出した。第2・3・4番が収録されている盤。2007年録音。全6曲あるバッハのパルティータのうちどれが一番好きかと問われたら、やはりこの第2番と答えるだろうか。無論それぞれに素晴らしく聴き飽きることがないが、とりわけこの第2番は素晴らしい。第1曲シンフォニアの冒頭ハ短調の和音。バッハ以降の時代にも幾多の名曲を生んだハ短調という調性と付点音符による...
このところ日中の気温高く、これからやってくる梅雨そしてその後に控える灼熱の夏を予感させる。ちょっと気が早いが、こちらも迎え撃つ準備。暑気払いの練習?かねて、こんな盤を取り出した。トゥリオ・セラフィン指揮ローマ歌劇場管弦楽団による「ロッシーニ序曲集」。1963年10月ローマRCAスタジオ録音。ディレクター:ハンス・ウェーバー。録音技師:ギュンター・ヘルマンス。DGスタッフもカラヤン&BPOによるセッションで多忙な...
昨日まで愚図ついた天気が回復し、一気に夏日に。幸い湿度低く不快感はなかったが、昼過ぎからはエアコンオンの一日となった。 さて、そんな暑さもあって、きょうはちょっとリラックス。こんな盤を取り出した。イリアーヌ・イリアスの「デサフィナード」。ジャズピアニストでありボーカリストでもある彼女だが、この盤はピアニストとしての彼女をフィーチャーしたもので、2002年アムステルダムでのライヴ録音。ジャケットに書かれ...
ここ数日、ピアノの音ばかり聴いていたこともあり、きょうはちょっと気分転換。音盤棚を眺め、久しぶりにこの盤を取り出した。五嶋みどり()が弾く「アンコール!ヴァイオリン愛奏曲集」と題された一枚。1992年、彼女が二十歳のときの録音。デビューから数年が経ち、すでに実力・名声とも第一級に達していた時期だ。このアルバムにはクライスラーやサラサーテをはじめ、ヴァイオリンのポピュラーな小品が並んでいて、二十歳の彼女...
この一週間、連日ブログ更新をしているからだろうか、ランキングバナーのクリック回数もコンスタントに入っているようで、ランキングサイトでの順位も安定して上位に付けている(つたない記事に応援をいただき感謝いたします)。日々の閲覧者数はカウンタ上の数字が正しいかどうか甚だ疑問ではあるが、おおよそ100~130IP。計算上は10人に一人程度がバナーをクリックしてくれている計算になる。願わくはこれが5人に一人くらいにな...
日々淡々と過ぎ、気付けば月があらたまって令和七年水無月・六月。今年もぼちぼち折り返しの時期。最近は早いなあとボヤくこともなくなった。いよいよ人生末期か…嗚呼。 さて、季節変われど道楽変わらず。きょうはジャズ。取り出したのはこの盤。あまりに有名なオスカー・ピーターソン・トリオの名盤。オスカー・ピーターソンのピアノ、レイ・ブラウンのベース、エド・シグベンのドラムス。オスカー・ピーターソン・トリオ全盛期1...
バッハ弾きとして評価の高いピアニストの一人アンジェラ・ヒューイット。この5月末から一週間ほどの日程で来日中だ。東京・京都・横浜でのリサイタルに先立ち、当地へも来演と聞き、足を運ぶことにした。バッハの鍵盤音楽に初めて触れたのは半世紀前の学生時代。当時話題となっていたリヒテルの平均律を聴いたのが最初だった。しかしその後、熱心にバッハを追いかけることもなく過ぎ、ようやくパルティータやフランス組曲、イギリ...
梅雨空続く関東地方。湿度感・温度感ともに高く、すっきりしない日々が続く。さて、週半ばの水曜日。昼過ぎから市内の図書館へ。帰宅後一服して音盤タイム。こんな盤を取り出した。バッハのチェンバロ協奏曲集。近所のリサイクルショップのジャンク箱から百円で捕獲してきたもの。70年代初頭にキングレコードから出ていた廉価盤シリーズの1枚でBWV1052/1062/1065の3曲が収録されている。きょうはそのうち第1番ニ短調BWV1052に針...
月があらたまって令和六年文月・七月。うっとうしい梅雨空を吹き飛ばそうと、今月はこの盤でスタートだ。1977年結成、1979年デビューのフュージョンバンド:カシオペア。その第22作目のアルバム「active」。1992年2月メルボルンでのセッション録音。収録曲は以下の通り。01. NEW HISTORY02. MESSENGERS03. CAMEL ROAD04. ECCENTRIC GAMES05. TIME STREAM06. MOMENTO MEMORIAL07. TOMOSHIBI08. POINT X09. DOOR OR TRUTH10. THROUGH...
週末日曜日。そしてきょうで6月も終わり。あれよあれよと日々が過ぎ、気付けば今年も折り返し点…なんだかなぁ…。 さて、きょうも続けてモーツァルト。取り出したのは、この盤。モーツァルトの管楽協奏曲を集めた一枚。カール・ベーム指揮ウィーンフィルのバックで同団のトップ達がソロを取っている。1970年代前半の録音。十数年前に廉価盤で出た際に買い求めた。モーツァルトがいくつか残した管楽協奏曲のうち、この盤ではフルート...
終日雨模様の週末金曜日。午前中はギターの練習。昼過ぎはオーディオ機器の湿気飛ばしを兼ねて音盤タイム。先日来の続きで、きょうもモーツァルトの短調作品を聴こうと、この盤を取り出した。モーツァルトの弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516。アマデウス弦楽四重奏団にセシル・アロノヴィックのヴィオラが加わった演奏。1951年のモノラル録音。手持ちの盤は70年代後半に出ていた廉価盤<ウェストミンスター名盤コレクション>の一枚で...
このところジワジワと気温・湿度とも上昇。梅雨のあとに控えている灼熱の日々を連想させる。これから三ヵ月。年中行事とはいえ気が重い。 さて、週半ばの水曜日。オーディオセット周辺の掃除をして気分もすっきりしたところで、先回聴いたモーツァルトの短調作品の続きで、この盤を取り出した。オットー・クレンペラー(1885-1973)とフィルハーモニア管弦楽団(PO)によるモーツァルト。手元にあるのは2000年前後にクレンペラー...
週末で関東地方も例年より少々遅い梅雨入り。そして6月も最終週。今年も半分終わるのかと思いつつ、あてもなく音盤棚を眺め、この盤を取り出した。モーツァルトのピアノ曲から短調作品ばかりをピックアップした一枚。ヴァレリー・アファナシエフ(1947-)のピアノ独奏。手持ちの盤は十数年前に日本コロンビアの廉価盤シリーズでリリースされたときのもの。1993年録音。収録曲は以下の通り。 1. 幻想曲 ニ短調 K397 2. 幻想曲 ハ...
梅雨入り前のうっとうしい空模様が続いた先日、最近手に入れた小型レコーダー(OLYMPUS LS-P5)の動作確認を兼ねて、久しぶりに演奏動画を撮ってみた。去年の秋口に手を付けたバッハ:BWV998のプレリュード。休止状態だった冬の間を除いても、随分と長い間つついていたことになる。そろそろ年貢を納めて終わりにしたいと思っていたが、中々これでヨシ!と自己満足するレベルに至らず、ぐずぐずしていた。調子のいいときは大きなミ...
週半ばの木曜日。午前中はびっちりギターの練習。昼過ぎはダラダラを過ごしながらの音盤タイム。きょうはギター。この盤を取り出した。若き日のデイヴィッド・ラッセル(1953-)とラファエラ・スミッツ(1957-)によるフェルナンド・ソル( 1778-1839)の二重奏曲集。この盤のライナーノーツには記載がなかったが、スミッツのサイトによれば録音は1981年のようだ。手持ちの盤は例によって大阪出張の際、梅田の中古レコード店で...
先日記事にした神尾真由子が弾くチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲。音盤棚の一角にはこの曲の盤が何枚かまとまっている。あらためてみると、中にはまだ針を通してない盤もあって、きょうはその中からこの盤を取り出した。イツァーク・パールマン(1945-)とユージン・オーマンディ(1899-1985)によるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調。1978年録音。手持ちの盤は当時の国内初出LP。例によって大阪出張の際、梅田...
ダラダラとした日常。午前中は家内雑事。昼過ぎに音盤棚を整理をしながら、少し前にハスキルとマルケヴィッチによるモーツァルトを聴いてから気になっていたこの盤を取り出した。スロバキア出身のピアニスト:ペーター・トペルツェル(1944-2010)によるモーツァルト。名作の誉れ高い二つの短調作品、第20番ニ短調と第24番ハ短調のピアノ協奏曲を収めた一枚。ラディスラフ・スロヴァーク指揮スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽...
手持ちのギター田邊雅啓氏製作ロマニリョスモデルを手に入れてからちょうど20年が経った。本ブログ開設以来、度々登場しているギターだが、二十歳の記念に一項を設けておこう。田邊雅啓氏(1974-)は現在栃木県足利市で伝統的手法にこだわったギター製作を続けている。大学を出てから長野県上田の石井栄ギター工房で修行ののち独立。2001年から故郷の足利に工房を開いて製作を始めた。たまたまその頃、久しく中断していたギター演...
週半ばの水曜日。さて、きょうの音盤。イングリッド・ディングフェルダーという女性フルート奏者によるホスマイスターのフルート協奏曲ト長調。テレマンのフルートと弦楽合奏のための組曲イ短調とのカプリング。ローレンス・レナード指揮イギリス室内管弦楽団がバックと務める。録音は1976年。手持ちの盤はビクター音楽産業から1979年で出た国内初出盤。先回のトペルツェルの盤同様、だいぶ前にネットで激安箱買いした数百枚の中に...
先日の記事に書いた村田夏帆。彼女がヴァイオリンを手にするきっかけとなったのが、三歳のときに観た神尾真由子のドキュメンタリだったそうで、村田夏帆は現在もその神尾真由子の師事しているようだ。そんな話で思い出し、きょうはこの盤を取り出した。2007年チャイコフスキーコンクールの覇者:神尾真由子(1987-)が弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調。プロコフィエフの2番の協奏曲がカップリングされていて、ク...
本ブログでも時折り登場する群馬交響楽団。終戦の年、1945年・昭和20年の11月に市民オーケストラとして創設され、翌年には群馬フィルハーモニーオーケストラ、1963年・昭和38年には財団法人群馬交響楽団となった。日本の地方オーケストラの草分けとして、その存在と歴史は郷土の誇りだ。そんな「おらが群馬の至宝」群馬交響楽団の活動の一つに教育プログラムがある。終戦のわずか2年後に始まった県内の小中学生を対象にした移動音...
このところ続いているアナログ盤の在庫確認。きょう取り出したのはこの盤。ヨーゼフ・カイルベルト(1908-1968)とバンベルク交響楽団による<プラハのモーツァルト>と題された一枚。この盤のことは、だいぶ以前に例の本で知った。カラヤンと同い年だったカイルベルトが手兵のバンベルク響を振ってモーツァルトと深い縁のあった街プラハにちなんだ曲を演奏している。バンベルクのオケもまたプラハに縁のある楽団。チェコで創設さ...
レコードプレイヤーがメンテナンスから戻って以来、もっぱらレコードばかり聴いている。ジャンル、録音の良し悪し…そんなの関係ねえ!と言いつつ、きょう取り出したのはこの盤だ。前橋汀子(1943-)の弾くチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調。スイス在住だった晩年のヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)に師事した前橋汀子。この盤はそのスイスでアナログ盤最終期に近い1984年に録音された。クリストフ・エッシェンバッハ...
月があらたまって令和六年水無月六月。変わらず巡る季節のうつろい。このところ気温も湿度もじわじわ上昇。あと二週間もすれば梅雨入りだ。週末日曜日。終日降ったりやんだり。昼前に野暮用少々。昼過ぎはダラダラと過ごしつつ、アンプの灯を入れ音盤タイム。久しぶりにこの盤を取り出した。クララ・ハスキル(1895-1960)とイーゴリ・マルケヴィッチ(1912-1983)指揮ラムルー管弦楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ...
現在使っているレコードプレイヤーはCEC社製ST930というモデル。80年代終わりに発売されたモデルながら、細々と2000年頃まで生産された。ぼくが買ったのが1996年だから、かれこれ30年近くなる。このST930が届いて最初に聴いたとき、そのSN比の良さと瑞々しく解像度の高い音色に驚いたものだ。これといって不具合もなかったが、前回メンテナンスしてから10年経過したことから、予防保全の意味でひと通り点検してもらうことにした。...
気付けば五月も今週で終わり。 きょうもいつもながらの怠惰かつ呑気な一日。日々仕事と格闘していた過去が嘘のようだ。 さて、きょうも日暮れて…チョイ渋のこんな盤を取り出した。ユーディ・メニューイン(1916-1999)が弾くブラームスのヴァイオリンソナタ集。ピアノはメニューインの義兄にあたるルイス・ケントナー(1905-1987)。1956~57年録音。手持ちの盤は70年代にセラフィムレーベルとして出ていた廉価盤で、緑色のジャ...
人気のギタリスト:ティボー・ガルシアが来演するとのことで先週末、久しぶりに地元群馬交響楽団(群響:グンキョウ)の定期演奏会へ脚を運んだ。=======================山本菜摘/委嘱作品「UTAGE~宴~」ロドリーゴ/アランフェス協奏曲*ファリャ/バレエ音楽「恋は魔術師」**芥川也寸志/交響曲 第1番ギター:ティボー・ガルシア*メゾソプラノ:加藤のぞみ**指揮:原田慶太楼 管弦楽:群馬交響楽団2024...