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  • 今年のキリンの園の新鋭たち その3 アラカルト

    初めて蒔いてみたものは,取り敢えずキリンに乗せて株の確保です.まずは自家交配の大竜冠,それらしい刺を出して来ています.キリンの力を借りても開花株になるまでは相当な時間を要します.とにかく早く大きくしたい. 次はAcharaguma,メキシコで見たのですが,いったいどんなものなのか知りませんでした.国内ではなかなかこの仲間に出会いません.仕方ないので手に入ったA.roseanum SB459の種子を蒔いてみることにしました...

  • リベンジのお出かけ

    今月初めに狂仙会に出かけたのですが,実はこの時その他色々回る遠征を計画していました.ところが鈍足台風と超慎重派のJRの計画運休の煽りを受けて遠征を中止していました.今回はリベンジのお出かけです.ちょっと詰め込み過ぎぐらいのマルチパーパスですが,ミッション完遂して楽しんでこようと思います.そんなわけでブログは数日お休みします. 秋移植のメインは終わり,特に差し迫ったことはありません.まだハウスは開け...

  • 黒兜あれこれ

    近年目にするようになった黒兜,ちょっと興味があって手に入れてみました.ベタシアニン系色素の生産量が多くなっている変異なのだろうと思っています.これに斑が入ると赤斑になります.ボクは赤斑にはさして興味はありません.兜命の方々がこぞって作られるでしょうから,数年すれば極上赤斑兜なんかがマニアのセリに出てくるでしょう.ボクの興味はこの黒肌性質の遺伝です. まずはこの黒兜の花はどうか.花色と肌色は兜にお...

  • 今年のキリンの園の新鋭たち その2 太平丸

    いつもの太平たちもたくさん接木されています.栴檀は双葉より芳しってやつは居るでしょうか.これはなかなか良い刺を出しています.小さい時はゴツイ刺より長い刺を選ぶのが大切です. 白刺翠平は,とにかく新刺から色の着かないものを目指しますが,頻度は低ですね. 特異な顔つきの新産地太平丸.どんなものになるのか楽しみにしています. そして近年力を入れている白花の太平,色々なタイプの白花が出来つつあり,これぐ...

  • 今年のキリンの園の新鋭たち その1コピアポア

    今年もキリンの園では,初夏に接木された多士済々のサボテンが育っています.記録のために3回に分けて少し紹介しておきます.まずはコピ,これまでほぼ黒王丸とコルムナアルバに集中していましたが,ちょっと違うものも種子を蒔いてみました. これはC.gigantea AdB2.42です.C.haseltonianaのシノニムとされると思うのですが,ギガンティアはハセルトニアナのなかで大型のものにつけられた名前で,あまり分枝せず単幹であるこ...

  • 夏の夜のホルスティ

    年に何度かディスコカクタスたちが咲いてくるのですが,持ち駒の少ないウチのハウスでは中々交配のチャンスが訪れません.ある夏の日,運良く2株のホルスティが咲いてくれました.家に持ち込み,あの柑橘系の香りを楽しみながらしばしのデスクワーク.贅沢な時間です. 暑い夜の饗宴は実を結んだでしょうか.残念ながらこの地には南国のモスはおらず,翌朝に人の手で花を切り裂き,雌しべをむき出しにして花粉を乗せます.ちょ...

  • パキプスの根挿し繁殖

    以前に鉢植えのままハウスに地植えされたパキプスを掘り返したことを記事にしました.その際に地面に深く張った根はそのままにしていました.掘り上げ後梅雨らしい天気が続き,堀った穴に水が溜まるほどハウスの中もぐちゃぐちゃに.残した根が腐ってしまうんじゃないかと心配しましたが,切り口に殺菌剤を塗布してあったのが功を奏し,無事でした.パキプスの根は外側の皮が柔らかくて剥けやすく,これを傷つけると根が腐ると聞...

  • 返り咲きの大文字白鳥

    残暑厳しいく,猛暑ならぬ猛残暑なる新語が生まれた今年の9月初旬,大文字白鳥たちが揃って返り咲きをしてくれました. 返り咲きとは,「通常の開花時期が終わった後,年内に再び花が咲くこと」とか「定まった開花期以外に花が咲くことをさし,狂い咲きともいう」とか定義されています. 注目すべきは,白鳥は滅多に秋に咲くことはないのですが,この大文字白鳥は決まって秋にも咲くことです.つまり正常な白鳥は,温度なのか...

  • おっ斑が出ている

    大豪丸斑入りに大豪丸の花粉を乗せ,採れた種子を蒔いたのを記事にしたのは去年の夏です.すぐにたくさん生えました.しかし5㎜ぐらいになっても斑入りかどうか判別できませんでした.すっかり興味が失せて,フレームの片隅に捨て置かれていました.秋が来たので,雑草の生えたフレームの中を綺麗にすべく育苗バットを一つ一つ引っ張り出して草を抜いていきました.かの大豪実生バットは,実生苗がうねるように盛り上がり,いか...

  • ギラウムニアーナの成長その2

    先月にギラウムニアーナの実生をしているって記事を書きました.7月に蒔いた実生苗が2ヶ月ですっかり大きくなり,移植が必要になりました.それにしてもなんと成長が早いことか.IB化成の効果がぐんと出ました. 抜きあげた苗は,やはり栽植密度が高かったので,やや徒長気味です.炎天下,雨曝しでも栽植密度が高いとこうなってしまいます.これはバランスが良くないので,下胚軸を切って挿し木したらどうだろうかと1本試して...

  • 大虹錦の危うい雰囲気

    大虹(Ferocactus hamatocanthus)の斑入り株は,別段珍しいものではありませんが,なかなか大株というものに巡り合うことはありません.ウチに居る大虹錦ものんびり屋さんで大きくなったのかどうか,よく分からない成長具合です.なんとなく病的な佇まいで,危うい雰囲気を醸し出しています.それでも毎年花を見せてくれているので,いくつか新たなアレオレは出しているようです. 暑い最中に蕾を出して来ましたが,蕾の色もな...

  • 清楚なエステバネンシスの花

    昨日夏マミの記事を載せたのですが,これもバハグループです.M. estebanensis,和名はありません.なんとも表現が難しいのですが,このグループの中では実に清楚な花です. このエステバネンシスは,M. dioica subsp. estebanensisともされ,ディオイカに近いもののようです.ちょうど同時に咲いていたディオイカです,雰囲気は似ているような,違うような.花は違うけど,草姿は似ているかも.. このディオイカは,単独丸と...

  • 夏マミたちの花

    毎年残暑厳しい時期に次々と咲いてくれる夏マミたち.故郷バハカリフォルニアの秋を思いながら咲いてくれているのでしょうか. ウチには随分前から風蓮丸(M. fraileana)がいるのですが,これは改めて種子(SB1263)を蒔いてみたものです.フライレアーナはどれもほぼ同じようです. いつもの銀姫(Mammillaria slevinii).赤い実と白い花が綺麗です. アルビカンス(M. albicans),上のスレビニーのシノニム扱いなのです...

  • 残暑の中のモンスター

    残暑厳しいかなで,トリコケレウスのモンスターが大きな花を2輪咲かせてくれました.去年初めて咲いて,今年の5月にも咲いていたのですが,また咲きました. 花の色合いといい,そのサイズといい,中々の優れものですよね.でも季節外れの猛暑日で,無遮光のハウスの中,残念ながら夕方には萎れてしまいました.彼らは外に置いた方が良いのでしょうね. 植物自体は昨年より2倍以上の大きさに育ち,まっすぐ植えたのに少し傾い...

  • グラハミーたち

    豊明殿(M. grahamii)は随分前からウチにいるのですが,これはどれほど変異があるのかと思い,いくつか輸入種子を蒔いてみました.まだ小さな実生苗ですが,咲いて来たので比較してみました.最初のものはMesaのFNなしのグラハミーです.よく知っているグラハミーそのものです.この写真の後も何度か群花を見せてくれました. 次はDJF1000, 故郷はRincon Mountains, Pima County, Arizona. ツーソンの東サワロ国立公園のある場...

  • ディスコの初花

    2年前に三河さんから連れ帰ったDiscocactus squamibaccatusに花がつきました.このスクアミバッカタスは,D. heptacanthusのシノニムとされています.ディスコカクタスは15種あるとされていますが,日頃目にする種は限られています.しかも種内変異が結構大きかったりして,よく分からん!というのが本音です. 丸い頭がのぞくとあっという間に伸び上がってきます.いかにもディスコカクタスらしい蕾です.夕方に家の中に持ち込...

  • 偽物夜の女王

    フローラの神殿に描かれた大輪の柱サボテンの花はとても有名ですが,これが時々夜の女王と紹介されています.しかし,種としてはどうやら大輪柱(Selenicereus grandiflorus)のようで,夜の女王は,S. macdonaldiaeとされるも流通している夜の女王は混乱しているようです. この春に小さな苗をヤフオクで買ったのですが,順調に伸びて花芽をつけてきました.小さい時は 5−6稜でしたが,成長するに従い4稜になり3稜になり,う...

  • ミズクエンシスと紫野3兄弟

    ミズクエンシス×紫野の花が初めて一つ咲いたことを7月に記事にしました.これはキリンで育成していたのですが,無事接降ろしては鉢上げし,上手く3株揃って開花したので,記録の意味で載せておきます.夏の花ですから本領発揮はしていないかもしれません. 一つ目は紫野の雰囲気を出した花です.草姿はミズクエンシスよりですね. 二つ目もよく似た雰囲気ですが,花弁の色はより濃いピンクになって居ます. 三つ目は,花形も...

  • 晩夏にニコラエの花

    ツルビニのニコラエ(Turbinicarpus nikolae)が夏の終わりに綺麗に咲いています. 2016年に初めて報告された比較的新しい種で, 亜種や変種は知られていません.アロンソイと近縁でT. alonsoi var. nikolaeという記載もあります.ウチで初めて開花したことを昨年秋に記事にしています.その時はまだ草姿もはっきりしませんでした.今はイボの様子や肌色などもはっきりしています,どう見てもアロンソイに似ていますね. 花はと...

  • よく働く花袖

    ウチでは袖ヶ浦とともに花袖も台木に利用しています.どれをどの台木に使うというこだわりはなく,両方養成しておいてその時旺盛に成長している台木に接木するって感じです.ですから接木した後の地植え圃では袖と花袖はランダムに並んでいます.花袖は,台木として働いている間も結構な頻度で花芽をあげてきます.穂の成長から見れば,花芽は早々に取った方が良いのかもしれませんが,いつも咲くのでこれは彼らの通常運転なのだ...

  • シュレセリーをそれらしく

    シュレセリー(Sclerocactus spinosior subsp. schlesseri)はとても素敵なサボテンです.3年前にキリンから接降ろしたことを記事にしました.その時の様子は,ふっくらとして,いかにも接木で大きくしました!って感じでした.その後ラン鉢に植えて,キリン根の植物にしてはかなり辛めの灌水で絞って栽培しました.時間の経過と共にすっかり絞れて貫禄が出てきたシュレセリーです. 2年ぶりに移植してやろうと抜いてみたところ...

  • 秋移植の金鯱たち

    初夏にキリンや袖から降ろしたもの達の鉢上げが終わったので,いよいよ秋移植本番の強刺類です.だんだんズボラして3年に一度の植え替えが多くなっていますが,大きな株ではさほどの問題なさそうです.まず初めは金鯱たちです.このどこにでもあるのですが人気の衰えない金鯱,ボクも好きです.色々なものを集めて並べているので,ある程度の数はあるし,これは誰と一緒に蒔いたものとか誰々さんから頂いたものなどそれぞれスト...

  • 祝4000記事達成

    2010年8月に始めたこのブログですが,どうやら今日で4000記事を積み重ねたようです.14年間という過ぎ去った時間は,サボテン趣味を再開してからの時間でもあります.ブログを書くことで,自分でも勉強し,また教えを頂くことも多々あり,ボクのサボテン趣味の奥行きをグッと広げてくれました.またブログを通じて得たたくさんの知己は,人生最終盤の時間を豊かにしてくれています. さて肝心のサボテンですが,何しろサボテン...

  • 狂仙会2024に参加

    今年の狂仙会はこの前の日曜でした.迷走・鈍足台風のせいで,当日の朝に家を出ることに.今回は地元のカクタスクラブの人たちと出かけました.10時過ぎには会場に着きましたが,すでに結構な人です.皆,台風をものともせず全国から参加しています.さすが狂人たちです. いつもは一人でウロウロするのですが,今回は幾人かで連れ立ってベンダーさんを回り,楽しいものでした.出店されているサボテン・多肉屋さんは昨年並み...

  • プラグトレーのグラキリス

    春に今年はグラキリスのプラグトレー育苗をやってみていると記事にしました.播種後3ヶ月が経過してしっかりとした苗になりました.この間ずっと外で栽培してきたのですが,今年は猛暑,雨も降らないという悪条件.途中で一度ひどく乾かしてしまい,一部をダメにしました.プラグトレーは植え穴の容積が極めて小さいですから,戸外での栽培は天水まかせの放任という訳にはいきませんね. トレーから抜いてみると草花のような根...

  • 晩夏のお出かけ2024

    秋移植の真っ最中ですが,ちょっと出掛けて来ます.最近は出かけるのもマルチパーパス,ついでのついで,そのまたついでまであって,何が本題なのかと自分でも苦笑い.限られた資源を使っての遠征ですから,しっかりとマルチミッションを達成して楽しんでこようと思います.そんな訳で2日ほどブログはお休みします. あれほど猛威を振るった太平洋高気圧も流石に少しお疲れのようで,台風一過,これから少しは朝晩は過ごし易...

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