チゲリアナといえば株径のごく小さなものだと思っていました.これはLobivia tiegeliana var. pusilla SL49b-96,確かにチゲリアナの花ですが,株径はそこそこあります.株径があるからでしょうか,極めて多花性です.下の写真のようにこれまで3回群花を楽しませてくれました.まだ蕾を出しており,まだまだ咲くようです. 調べてみるとチゲリアナにはたくさんのタイプがあり,それぞれ変種として記載されて来ましたが,Kewは全...
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チゲリアナといえば株径のごく小さなものだと思っていました.これはLobivia tiegeliana var. pusilla SL49b-96,確かにチゲリアナの花ですが,株径はそこそこあります.株径があるからでしょうか,極めて多花性です.下の写真のようにこれまで3回群花を楽しませてくれました.まだ蕾を出しており,まだまだ咲くようです. 調べてみるとチゲリアナにはたくさんのタイプがあり,それぞれ変種として記載されて来ましたが,Kewは全...
これはPyrrhocactus litoralis RK53としてチェコから入れた種子から生えたものです.かなり特異な姿をしているので,他との区別は容易だろうとタカを括っていました.ところがです,Eriosyce litoralisとしてKewはこれを認めていますが,そこにある写真は典型的なネオポルの花をつけており,その他色々なところで見るEriosyce subgibbosa var. litoralisもまた同じです.これはチェコの業者が種子を間違えよったか?と思いました...
Eriosyce occulta RS1958です.故郷はチリーのTaltalからLas Breas辺りです.GMで見るとほとんど草木が生えていない小高い丘のような風景がずっと続いています.いかにも乾燥していそうです.種小名のoccultaは隠れたという意味で,地面に潜るように生活している彼らの様子を示しています.でもこれはキリンで育成したので全然潜っていません.昨年に短いキリンの茎を付けて降ろしています.これからですかね,本領発揮は.花は...
チゲリアナといえば株径のごく小さなものだと思っていました.これはLobivia tiegeliana var. pusilla SL49b-96,確かにチゲリアナの花ですが,株径はそこそこあります.株径があるからでしょうか,極めて多花性です.下の写真のようにこれまで3回群花を楽しませてくれました.まだ蕾を出しており,まだまだ咲くようです. 調べてみるとチゲリアナにはたくさんのタイプがあり,それぞれ変種として記載されて来ましたが,Kewは全...
これはPyrrhocactus litoralis RK53としてチェコから入れた種子から生えたものです.かなり特異な姿をしているので,他との区別は容易だろうとタカを括っていました.ところがです,Eriosyce litoralisとしてKewはこれを認めていますが,そこにある写真は典型的なネオポルの花をつけており,その他色々なところで見るEriosyce subgibbosa var. litoralisもまた同じです.これはチェコの業者が種子を間違えよったか?と思いました...
Eriosyce occulta RS1958です.故郷はチリーのTaltalからLas Breas辺りです.GMで見るとほとんど草木が生えていない小高い丘のような風景がずっと続いています.いかにも乾燥していそうです.種小名のoccultaは隠れたという意味で,地面に潜るように生活している彼らの様子を示しています.でもこれはキリンで育成したので全然潜っていません.昨年に短いキリンの茎を付けて降ろしています.これからですかね,本領発揮は.花は...
これはMesaから入れたNeoporteria curvispina var. andicola (Pyrrhocactus andicola)の種子由来の株です.昨年の花時が終わったあとそれは素晴らしい果実を満載した姿を披露してくれました.どんだけ花を咲かせのかと驚くばかりです.これはこれで十分観賞価値があり,しかも長期間楽しめます. 今年も紅白(正確にはピンクと白,かつピンクの濃淡あり)の花を楽しませてくれました.かなり長期間次々と咲いて来ます. Kewは...
これはPyrrhocactus echinus FR537(Eriosyce taltalensis subsp. echinus)として入って来たものです. 昨年初めてちゃんと咲いた時に一度記事にしましたが今年は一層落ち着いて来ました.やはりエリオシケたちは株が大きくならないと良さは出てくないものだなと実感しました. 花の様子を具に観察すると,内側と外側の花被片の色合いが微妙に異なり,このことが柔らかな印象を醸し出している様です.若干の個体差はありますが...
ハウスに入ると遠くから朱赤の花が目に付きました.あれ,何が咲いたのかなと近づくと緑綺丸です.綺麗に咲くのは久しぶりのような気がします.Mediolobivia pectinata var.atravirensの学名が当てられていますが,ペクチナータの色々ある変種など含めて全てAylostera pygmaeaに統合されている様です. 独特の丸弁と艶やかな朱赤の花は,何ともいえない色気を感じます.なお色気とは,昔はセクシーな姿に対して使われる言葉でし...
交配をして果実が膨らみ始めるのを見るのは楽しいことです.そしていよいよ種子の収穫となりますが,そのプロセスは種によって大きく異なり,よく見ていないと種子を採り損なってしまうこともあります. 有星類は果実も大きく熟したサインがはっきりしているので失敗はありません.兜や瑞鳳系はみな果実が大きく膨れ色づいてきて最後は柔らかくなります.一方ランポー系は頂部が裂開します.この兜くん,果実はとても大きく膨...
先日KCCの仲間と信州西沢サボテン園さんと高木カクタスさんを訪問して来ました.早朝に高松を発ち,昼には塩尻に到着.まずは西沢さんです.ボク自身は2011年に訪問しており,本当に久しぶりの訪問です.駅からタクシーでしたが,そういえば昔来た時もこんな畑の道を行ったよなーと思い出しました. 園内は多様なサボテンが並んでいて,何遍も見回り,それでもまた見直して,午後の時間はあっという間に過ぎました.昔来た時は...
これは魁壮玉という名前で三河さんから来たものです.パッと見の草姿や刺の様子からはヒルホかなーという印象でした.初夏になり蕾を上げて来ましたが,やはりヒルホらしい花芽です. 咲いて来た花は,いかにも旧ヒルホらしい色合いの花です.エリオシケの中でも,この仲間は本当によく似た花を咲かせます. Neoporteria(Pyrrhocactus)tuberisulcatusという学名が当てられていましたが,カッターマンはこれをEriosyce curvis...
もう5月も最終週です.To do listは盛りだくさんだった今月,ちゃんとミッション完遂できたのかどうか疑わしいのですが,ちょっと抜け出すことにしました.幸いハウスを開け放っていても問題ない季節になっており,播種したばかり実生床や挿し芽を始めたキリンなども短期間ならそれほど問題はないでしょう. 今回は信州へ1泊2日の弾丸サボテンツアーです.久しぶりの信州,良い出会いがあるといいなー.最近思うことは,行ける...
昔から紅花ウチワは花サボの台木として用いられて来ました.ウチワに接木されたものを見れば,なんの疑いもなくその台木は紅花ウチワだろうと思っていました. 10年以上前にこの紅花ウチワの花を記事にしましたが,その後あまり利用することもなかったので廃棄してしまっていました.一昨年にウチワ台のサボテンを頂き,その台木からこの写真のウチワを立ち上げました.正直,これは紅花ウチワなのかどうかも疑っていました. ...
花袖はその由来がはっきりしない柱サボテン,観賞用に紹介されましたが,台木としても活躍しています.これまでの経験から,花袖は袖ヶ浦以上に穂木に花を咲かせる力が強いように思えます.穂木に花を咲かせながら,春には自ら盛んに花芽分化して来ます.すごいエネルギーだなと感心するばかりです. ひとつ咲かせてみました.花袖は夜咲きのタイプですが,朝のうちはまだ開いていることが多いので,この写真は朝.やはり自然光...
バシラリス(Opuntia basilaris)は,その花の美しさからサボテンの本では必ずと言って良いほど紹介されています.ボクもサボテン趣味を再開した時に手元で花を見たいと思い何度か入手しました.所詮ウチワだろうと思ってぞんざいに扱っていると機嫌が悪くいつの間にか消えてしまいます.何度か失敗して,これは強健が売り物の所謂ウチワとは違うのだと気づきました.それ以降亡くなることはありませんが,なかなか花が咲きません...
気温が上がり始めるとディスコたちの季節がやってきます. まずは仲の悪いウチのホルスティ.開花がシンクロすると良く言われるディスコですが,うちのホルスティは本当に仲が悪く,必ずと入って良いほど1,2日違いで開花します.特に種子を採る予定もないので、勝手にしろ!って感じです.気が付けば夕方に鉢を家に持ち込んで香りを楽しみながら仕事をします. 次はDiscocactus placentiformis subsp. multicolorispinus HU5...
これまで何度か白花の太平丸について記事にしてきました.その端緒となったのがこのニコリー,信州から10年以上前にウチにきました.ウチに来て咲いて見て初めて白花と分かったものです.これを出発点として色々交配してみて,ウチの実生からも白花が出るようになりました. この白花は最初の白花ニコリーに黒刺雷帝をかけて,その後代を白花にバッククロスしたものの中から拾ったものです.刺の様子は随分と改良されました. ...
台木に使う紅花ウチワ,こいつの刺と芒刺がなかなか厄介です.以前にボンニアエをウチワに接いだという記事で接木すると間も無く新しい茎節を次々出してくることを書きました.まずはこれをなんとかしたいと思い,以前キリンウチワの腋芽抑制に用いたタバコの腋芽抑制剤を使ってみました.先に報告した通り,小さな茎節の芽は萎縮して発達するのをやめ,期待通りの効果が得られました.それなら全ての腋芽に処理をしたら,芒刺も...
昨年の今頃まだキリンに乗ったままのこのディモルファを記事にしています.その後無事降ろされ,今年はそれなりの姿になってきました.この種小名は二型性という意味だと思うのですが,何を指しているのでしょうか.小さい時はあまり刺がないのにある程度までくるとグッと強い刺を出すことを指しているのでしょうか. 花はとても素敵で,たくさん咲くので長期間楽しませてくれます. この株はKK63というFNを持ち,検索サイトで...
このエスコ・レーイは2011年に西武の屋上で手にしました.小さな株で初めて開花したのが9年後の2020年.この間どんどんと分枝を繰り返し,随分と大きくなりました. 穏やかな色の小さな花は,覗き込むとなかなかの美しさです.エスコバリアはこのような色合いの花が多いのですが,なんと表現すれば良いのか難しい色です. このレーイは,Escobaria sneedii subsp.leeiとされたこともあり,スニーディの亜種,特にneotenic for...
初夏のハウスは様々な花が咲いています.そんな中で小さいながらも目をひく黄色がありました.メラレウカ(Mammillaria melaleuca)です.昨年も今頃記事にしています.この黄色という色は表現が難しい色です.1枚目は日陰で写したもの,2枚目は曇天のハウスで写したものです.随分と印象が違いますよね. 1年が過ぎでかなりしっかりとした株に成長しています.初めて見た時は,黄色の花に目が行ったのですが,黒い中とげと白...
昨年春に銀紐を交配してみました.簡単に着果し子房がぷっくり膨らんできました. 収穫して切ってみると,中は大変ジューシー,仄かな香りがします.果肉を舐めてみると甘酸っぱい味,ああこれはアリコチだねと思いました.このタイプの果実はシードクリーニングに手間が掛かります.果肉は大変滑り気があり,容易に洗い流せません.茶漉しで潰す,ガーゼで揉むいずれもイマイチです.仕方なくボクは,ガーゼに包んだ果実を中性...
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チゲリアナといえば株径のごく小さなものだと思っていました.これはLobivia tiegeliana var. pusilla SL49b-96,確かにチゲリアナの花ですが,株径はそこそこあります.株径があるからでしょうか,極めて多花性です.下の写真のようにこれまで3回群花を楽しませてくれました.まだ蕾を出しており,まだまだ咲くようです. 調べてみるとチゲリアナにはたくさんのタイプがあり,それぞれ変種として記載されて来ましたが,Kewは全...
これはPyrrhocactus litoralis RK53としてチェコから入れた種子から生えたものです.かなり特異な姿をしているので,他との区別は容易だろうとタカを括っていました.ところがです,Eriosyce litoralisとしてKewはこれを認めていますが,そこにある写真は典型的なネオポルの花をつけており,その他色々なところで見るEriosyce subgibbosa var. litoralisもまた同じです.これはチェコの業者が種子を間違えよったか?と思いました...
Eriosyce occulta RS1958です.故郷はチリーのTaltalからLas Breas辺りです.GMで見るとほとんど草木が生えていない小高い丘のような風景がずっと続いています.いかにも乾燥していそうです.種小名のoccultaは隠れたという意味で,地面に潜るように生活している彼らの様子を示しています.でもこれはキリンで育成したので全然潜っていません.昨年に短いキリンの茎を付けて降ろしています.これからですかね,本領発揮は.花は...
これはMesaから入れたNeoporteria curvispina var. andicola (Pyrrhocactus andicola)の種子由来の株です.昨年の花時が終わったあとそれは素晴らしい果実を満載した姿を披露してくれました.どんだけ花を咲かせのかと驚くばかりです.これはこれで十分観賞価値があり,しかも長期間楽しめます. 今年も紅白(正確にはピンクと白,かつピンクの濃淡あり)の花を楽しませてくれました.かなり長期間次々と咲いて来ます. Kewは...
これはPyrrhocactus echinus FR537(Eriosyce taltalensis subsp. echinus)として入って来たものです. 昨年初めてちゃんと咲いた時に一度記事にしましたが今年は一層落ち着いて来ました.やはりエリオシケたちは株が大きくならないと良さは出てくないものだなと実感しました. 花の様子を具に観察すると,内側と外側の花被片の色合いが微妙に異なり,このことが柔らかな印象を醸し出している様です.若干の個体差はありますが...
ハウスに入ると遠くから朱赤の花が目に付きました.あれ,何が咲いたのかなと近づくと緑綺丸です.綺麗に咲くのは久しぶりのような気がします.Mediolobivia pectinata var.atravirensの学名が当てられていますが,ペクチナータの色々ある変種など含めて全てAylostera pygmaeaに統合されている様です. 独特の丸弁と艶やかな朱赤の花は,何ともいえない色気を感じます.なお色気とは,昔はセクシーな姿に対して使われる言葉でし...
交配をして果実が膨らみ始めるのを見るのは楽しいことです.そしていよいよ種子の収穫となりますが,そのプロセスは種によって大きく異なり,よく見ていないと種子を採り損なってしまうこともあります. 有星類は果実も大きく熟したサインがはっきりしているので失敗はありません.兜や瑞鳳系はみな果実が大きく膨れ色づいてきて最後は柔らかくなります.一方ランポー系は頂部が裂開します.この兜くん,果実はとても大きく膨...
先日KCCの仲間と信州西沢サボテン園さんと高木カクタスさんを訪問して来ました.早朝に高松を発ち,昼には塩尻に到着.まずは西沢さんです.ボク自身は2011年に訪問しており,本当に久しぶりの訪問です.駅からタクシーでしたが,そういえば昔来た時もこんな畑の道を行ったよなーと思い出しました. 園内は多様なサボテンが並んでいて,何遍も見回り,それでもまた見直して,午後の時間はあっという間に過ぎました.昔来た時は...
これは魁壮玉という名前で三河さんから来たものです.パッと見の草姿や刺の様子からはヒルホかなーという印象でした.初夏になり蕾を上げて来ましたが,やはりヒルホらしい花芽です. 咲いて来た花は,いかにも旧ヒルホらしい色合いの花です.エリオシケの中でも,この仲間は本当によく似た花を咲かせます. Neoporteria(Pyrrhocactus)tuberisulcatusという学名が当てられていましたが,カッターマンはこれをEriosyce curvis...
もう5月も最終週です.To do listは盛りだくさんだった今月,ちゃんとミッション完遂できたのかどうか疑わしいのですが,ちょっと抜け出すことにしました.幸いハウスを開け放っていても問題ない季節になっており,播種したばかり実生床や挿し芽を始めたキリンなども短期間ならそれほど問題はないでしょう. 今回は信州へ1泊2日の弾丸サボテンツアーです.久しぶりの信州,良い出会いがあるといいなー.最近思うことは,行ける...
昔から紅花ウチワは花サボの台木として用いられて来ました.ウチワに接木されたものを見れば,なんの疑いもなくその台木は紅花ウチワだろうと思っていました. 10年以上前にこの紅花ウチワの花を記事にしましたが,その後あまり利用することもなかったので廃棄してしまっていました.一昨年にウチワ台のサボテンを頂き,その台木からこの写真のウチワを立ち上げました.正直,これは紅花ウチワなのかどうかも疑っていました. ...
花袖はその由来がはっきりしない柱サボテン,観賞用に紹介されましたが,台木としても活躍しています.これまでの経験から,花袖は袖ヶ浦以上に穂木に花を咲かせる力が強いように思えます.穂木に花を咲かせながら,春には自ら盛んに花芽分化して来ます.すごいエネルギーだなと感心するばかりです. ひとつ咲かせてみました.花袖は夜咲きのタイプですが,朝のうちはまだ開いていることが多いので,この写真は朝.やはり自然光...
バシラリス(Opuntia basilaris)は,その花の美しさからサボテンの本では必ずと言って良いほど紹介されています.ボクもサボテン趣味を再開した時に手元で花を見たいと思い何度か入手しました.所詮ウチワだろうと思ってぞんざいに扱っていると機嫌が悪くいつの間にか消えてしまいます.何度か失敗して,これは強健が売り物の所謂ウチワとは違うのだと気づきました.それ以降亡くなることはありませんが,なかなか花が咲きません...
気温が上がり始めるとディスコたちの季節がやってきます. まずは仲の悪いウチのホルスティ.開花がシンクロすると良く言われるディスコですが,うちのホルスティは本当に仲が悪く,必ずと入って良いほど1,2日違いで開花します.特に種子を採る予定もないので、勝手にしろ!って感じです.気が付けば夕方に鉢を家に持ち込んで香りを楽しみながら仕事をします. 次はDiscocactus placentiformis subsp. multicolorispinus HU5...
これまで何度か白花の太平丸について記事にしてきました.その端緒となったのがこのニコリー,信州から10年以上前にウチにきました.ウチに来て咲いて見て初めて白花と分かったものです.これを出発点として色々交配してみて,ウチの実生からも白花が出るようになりました. この白花は最初の白花ニコリーに黒刺雷帝をかけて,その後代を白花にバッククロスしたものの中から拾ったものです.刺の様子は随分と改良されました. ...
台木に使う紅花ウチワ,こいつの刺と芒刺がなかなか厄介です.以前にボンニアエをウチワに接いだという記事で接木すると間も無く新しい茎節を次々出してくることを書きました.まずはこれをなんとかしたいと思い,以前キリンウチワの腋芽抑制に用いたタバコの腋芽抑制剤を使ってみました.先に報告した通り,小さな茎節の芽は萎縮して発達するのをやめ,期待通りの効果が得られました.それなら全ての腋芽に処理をしたら,芒刺も...
昨年の今頃まだキリンに乗ったままのこのディモルファを記事にしています.その後無事降ろされ,今年はそれなりの姿になってきました.この種小名は二型性という意味だと思うのですが,何を指しているのでしょうか.小さい時はあまり刺がないのにある程度までくるとグッと強い刺を出すことを指しているのでしょうか. 花はとても素敵で,たくさん咲くので長期間楽しませてくれます. この株はKK63というFNを持ち,検索サイトで...
このエスコ・レーイは2011年に西武の屋上で手にしました.小さな株で初めて開花したのが9年後の2020年.この間どんどんと分枝を繰り返し,随分と大きくなりました. 穏やかな色の小さな花は,覗き込むとなかなかの美しさです.エスコバリアはこのような色合いの花が多いのですが,なんと表現すれば良いのか難しい色です. このレーイは,Escobaria sneedii subsp.leeiとされたこともあり,スニーディの亜種,特にneotenic for...
初夏のハウスは様々な花が咲いています.そんな中で小さいながらも目をひく黄色がありました.メラレウカ(Mammillaria melaleuca)です.昨年も今頃記事にしています.この黄色という色は表現が難しい色です.1枚目は日陰で写したもの,2枚目は曇天のハウスで写したものです.随分と印象が違いますよね. 1年が過ぎでかなりしっかりとした株に成長しています.初めて見た時は,黄色の花に目が行ったのですが,黒い中とげと白...
昨年春に銀紐を交配してみました.簡単に着果し子房がぷっくり膨らんできました. 収穫して切ってみると,中は大変ジューシー,仄かな香りがします.果肉を舐めてみると甘酸っぱい味,ああこれはアリコチだねと思いました.このタイプの果実はシードクリーニングに手間が掛かります.果肉は大変滑り気があり,容易に洗い流せません.茶漉しで潰す,ガーゼで揉むいずれもイマイチです.仕方なくボクは,ガーゼに包んだ果実を中性...
神仙金鯱が2020年頃から開花を始め,自家受粉して種子を作り,それがちゃんと発芽,キリンで養成を始めたことを以前に報告しました.いくつか大きくなってきているものたちを紹介しましょう. まずは最初に作った2個体,これらは生えてきた数少ない実生の内,葉緑体がありかつ赤刺を出しているものをピックアップして接木したものです.刺色や刺の形状に若干の個性が見られます. 次に今キリンの上にいてこの夏に降ろしてやる...
昔は赤花兜なんて普通には流通していませんでした.子供の頃,確かシャボテン誌だったと思うのですが,初めて見てそれは驚きました.2010年代半ばぐらいからよく出回る様になり,今では特に高価なものではなくなりました. この赤花株を使って,昔からよくある有星類の交配種を作ってみるとなかなか綺麗なのです.別に真っ赤な花になる必要はありません.中間色とも言える花色が良いのです.これは白ランスーパー兜に赤花兜をか...
連休前後ぐらいから順次今年の種蒔きをして来ました.ウチでは場所,他の作業,接木の時期やらの関係で,播種時期が決まります.早く大きくしたいものはキリンに実生接するのですが,実生接ぎする時期から逆算すると5月が蒔き時になるのです.今期第1陣は25穴トレーが入ったバンジュウ11箱,これで一応今手元にある種子ストックは蒔き終えました.播種の方法は,以前に記事で紹介した通りで,何年も同じ方法で全ての種類の種子...
今年もカプトメデューサエの大株が,春以降2度3度と一斉開花をしています.不思議なことに蕾を着けた枝(イボと言うべきですね)の発達ステージが異なるのに,一定の範囲に入った蕾は一斉に開花します.この種の開花は午後咲き,しかもかなり遅くの時間に開花します.一体誰がポリネーターなのでしょうか.蜂の仲間であれば午前中に咲くのが有利だと思うのですが. この花を見ていると何やら悍ましいほどの生命力というか妖力と...
キリンの園に養成中の白ランモンストがいます.ある程度のサイズになり,確かに際立った亀甲タイプの白ランになってきました.実生接をして間も無くの発達初期には,どれもこれもしっかりと刺をだしており,この白ランモンストなるものが雑種起源であることが示唆されました. これは以前にクラブの会員の放出苗から救出した白ランモンストらしきものです.いくつか竜神に接いだのですが,いずれも動きが鈍く,何か不具合があり...
昨年の7月に実生接したキリン台の面々.昨年からずっと順調に生育し続けています.その中で気の早い幾つかの種では,初夏になって花をつけ始めていますのでとりあえず紹介だけしておきます. 最初はMatucana oreodoxa subsp. roseiflora,赤い花がポツンと咲いているのが目に入り,最初はなんだろう?と思いました.名札を確認して,ああこんなものを蒔いていたんだねと感心しました.比較的新しく発見されたオレオドクサの亜種...
これまで旧ノトカクタス随一の美人さんは,紅冠丸(Notocactus rutilans)だと思っていました.しかしこのロゼオルテウス(N. roseoluteus DV75)も負けていません.こんな綺麗なピンク花が旧ノトにいるとは知りませんでした.このノトは一昨年に友人から頂いたものですが,昨年は開花せず,報告ができていませんでした.どうやらちょっと花つきは悪いようですね.午後咲きタイプで午前中は気温が上がっても花が開きません. 草姿...
このミラレシー(Gymnocalycium millaresii)は,正確には年はわかりませんが,10年以上前に廣仙園さんで手にしたもので,随分と大きくなりました.でも近年はこれ以上大きくなって欲しくないので,同じサイズの鉢に植えています.この株は昨年植え替えたので,元気よく膨れて鉢のヘリに刺した名札を薙ぎ倒しています. 花は ゼガラエの仲間の特徴的な花型.渋い花で,それが良いといえば確かに良いのですが,特に感動もなくあ...
初夏の陽射しの下,ギガンティア(Copiapoa gigantea KK614)が気持ち良さそうに咲いています.まあコピの花はどれも同じで観賞するようなものではないのかも知れません.横から見ると花筒が綿毛に隠れているので扁平な花に見えます.ウチにはギガンティアがこれ一株なので種子生産はしていません. この株は10年前に小さな接木苗を買い求めたものです.9年前に接降ろしをした時と比べるとなんと大きくなったことでしょう.昨...
初夏から梅雨の走りと言われる雨の日もあり,ギムノの季節になりました.まずは瑞晶玉(Gymnocalycium stellatum),ギムノらしい底紅の白花.子供の頃大好きだった竜頭はやはりこんな感じの花,それもそのはずで,同じステラツムでした. そしてやはり子供の頃憧れだった緋牡丹錦.今はよほどのものでない限り手頃な値段で手に入りますね.自分で選抜しようとするとどれだけ実生を育てなければならないか,気に入ったものが手...
黄大文字(Trichocereus spachianus (Echinopsis spachiana))は,子供の頃から馴染みのサボテンです.昔は結構接木の台木として使われており,ボクも子供の頃台木として使用していました.刺がたくさんあるので,扱いにくいのですが,何より丈夫で耐寒性もあり,北陸では重宝していました.そんな黄大文字の花を見てみたいと思い,大鉢に植えて養成していました.この春幾つかの茎の先端部分のアレオレに綿毛が吹き,やがて花芽...
大体地味系の種が多いエスコバリアですが,花もまた地味なものが多く,せっかく開花していてもパッと目に飛び込むようなことはありません.しっかり観察していないといい時を見過ごしてしまいます. このツベルクロサ(Escobaria tuberculosa)は,崩壊した大株から枝先を救出したものです.サイズダウンして今は元気にしています.エスコバリアによくある色合いの花です. 次のジルジアーナ(E. zilziana)もいかにもエスコバ...
やや咲きにくいとされるEchnicereus engelmannii.今年も咲いてくれました.昨年の様子と見比べると随分立派になってきました. ちょっと天気周りが良くなくて,やや開き方が良くないですが,大きな花です.大株になって群花したらさぞ見事でしょうね. このようなキリン養成群生株が3つあるのですが,実は咲くのは一株だけ.同じフレームに居るのにどうしてそうなるのか分かりません.エビたちの開花はほんと気まぐれだね. ...
いかにも硬い感じのエリオシケです.Pyrrhocactus echinus FR537(Eriosyce taltalensis subsp. echinus)として入った種子由来です.ブルー肌に硬い黒刺がびっしりと生えなかなか勇ましい姿,蕾が出てくると赤い感じに何やら優しさもあります. この種にも以前に記事にしたアンディコーラと同様白花とピンク花があるようです.このFNから出た3個体は皆白花でした. ただこの植物を上記のアンディコーラと見比べ,web上の情報...
以前から気になっていたイベントですが,なかなか見にゆく機会がありませんでした.今回は第4回で神戸駅の真ん前が会場,アクセスは至極便利です.午前中に入るにはかなり並ぶ必要があると聞かされていましたが,朝にSNSを確認すると800人近い人が並んでいるというので,敢えてゆっくりと出発.神戸駅で早めのお昼を食べて会場入りしました. たくさんのブースがあり,もちろんサボテンばかりではありません.ランあり,ビカク...
ここ数年キリンウチワに花を咲かせて種子生産するってことにそれなりのエネルギーを注いできました.昨年,幾つかの系統を袖に接木しました.しかし昨年は全く花が咲かず仕舞いでした.そこで9月に150cmぐらいの高さで選定して,効果があると聞いたカリ肥料を施肥しました. そしてこの初夏,たった2系統ですが,花芽が誘導されました.全部で10個ほどの花芽があります.複数の系統で花が着いたことは,単なる偶然ではなく,開花...
久々の登場のEriosyce dimorpha(Pyrrhocactus dimorphus),今はE. heinrichianaのようです.このディモルファは流通している株と随分見た目が違います.それもそのはず,種小名のdimorphaとは二形のという意味で,株が小さい時はほぼ刺がなく,それでも開花するのですが,さらに大きくなると立派な刺が出て来て,まるで違う種のようになることからこのような種小名が与えられています. 大きな花ですが,実に渋い雰囲気.本体...
このところちょっと気持ちが塞ぎがち,何事にも今ひとつ気力が湧かない.自分でもこれは何やら危ないのではと思い,ちょっと気晴らしに出かけることにしました.要は気持ちの問題,ゆめゆめ老人性うつなどにならないよう気をつけなくちゃ. 移植は大体目処がつき,今月初めに蒔いた150種類余りの種子は今発芽を始めています.少しだけですが柱への接木もやり,挿し芽を始たキリンの実生接は来月後半からになります.今年の太平...
これは広義のエビサボですが,銀紐(Echinocereus poselgeri)の花はなるほどエビだなと思います.銀紐ありませんか?と最近よく聞かれるので,交配しておきました.実生はすぐにスックリ立ち上がるので面白いですね. 次は昔から明石丸(E. pulchellus var. weinbergii),綺麗な花なのでいつも咲くのを楽しみにしています. そしてカエスピトーサ(E.reichenbachii subsp. caespitosus),この個体はちょっと変わった色合いの花...
この時期,毎日何かのロビオプシスやエキノプシスが咲いていて,栽培棚を華やかにしてくれます.夜咲きのものと昼咲きのものがあるのですが,この時期朝にハウスに入ると両方が咲いていてとても華やかです. 一昨年頂いたSunny,大きくなったので接降ろししましたが,さらに元気になっており,今年はたくさんの蕾を着けています. 次は正式な名前ではないのでしょうが通称那須の朝焼け.色合いが気に入って残しています. そ...