今年もネオポルの季節が盛りを迎え,ハウスでネオポルがある一角を眺めるのが楽しみな時間が続いています.このNeoporteria nigrihorrida FK22(syn. Eriosyce subgibbosa subsp. clavata)は,もう長いことウチに居ます. まだ小さい2代目も花を咲かせています.多分最初にウチに来た初代はこれよりさらに小さい頃だったのでしょう.ウチに来て2年目に開花したことを記事にしています.花を初めて咲かすサイズぐらいが一番可...
今年もネオポルの季節が盛りを迎え,ハウスでネオポルがある一角を眺めるのが楽しみな時間が続いています.このNeoporteria nigrihorrida FK22(syn. Eriosyce subgibbosa subsp. clavata)は,もう長いことウチに居ます. まだ小さい2代目も花を咲かせています.多分最初にウチに来た初代はこれよりさらに小さい頃だったのでしょう.ウチに来て2年目に開花したことを記事にしています.花を初めて咲かすサイズぐらいが一番可...
弥生から卯月へとまたがるこの時期,エビたちも次々に開花してきます.今年も咲いてきたなという記録のためにアンソロジーとして紹介しておきます.まずはチソエンシス(E.chisoensis).相変わらずの美しい花です.これは一昨年蒔いてキリンに乗せたもの,エビとキリンの相性もかなり良いですね.花色,模様にはほぼ個体変異はありませんでした. そして定番の美しさは宇宙殿(E.knippelianus). 特にこの個体の花はキレイなので...
この紅梅殿(Turbinicarpus horripilus),ラベルを見ると10年前に西武屋上で手にしたことがわかります.ブログに初めて登場したのは その2年後,その頃は小さな単幹の株でした.そのうち基部から仔をふき始め,ゆっくりとそれが増えて行き,だんだんと群生株に近づいています.実生自根でどれくらいまで大きな群生株になるのか見極めたいなと思っています. 蕾や花の様子はこの仲間によくある形で,花の拡大を見せられると他種...
メンゼリー(Pediocactus peeblesianus f. menzelii)が咲いてきました.3年前に播種し,すぐさまキリンに乗せ,翌年初夏に短いキリンの茎をつけて降ろしました.その時の様子を記事にしましたが,降ろしてからしばらくは気を使い過ぎて灌水も控えめ,成長もわずかでした.この春に植え替えたのですが,キリンの根はやはり灌水控えめだったので,なんとなく貧弱でした.植え替えが刺激になったのか,これまで全然開花の兆しがな...
これはM. guillauminiana TL45,故郷はデュランゴ州El Carrizoということです.この種はM.mercadensis(鳩目丸)のシノニムとなっています.このTL45は何年か前に蒔いたのですが,一株だけ生き残り大きくなって来たものです.典型的なカギ刺マミの風貌しており,ピンクの花もまたマミらしいマミと言えます. このメルカデンシスには初桜,鳩目丸,妙麗丸,名華殿などいくつもの和名が与えられています.どうしてこうなったのか...
Rapicactus beguinii は,Turbinicarpus mandragora subsp. beguiniiとされることもあります.日本ではこの比較的大きなピンクの花をつけるタイプを白狼(琅,こちらが正しいか)玉と呼んでいます.ウチの双頭の白琅玉は今年植え替えてやり元気にしています.これからかなりの時間をかけてたくさんの蕾を次々と開花させます. Rapicactus beguinii にはいくつか亜種が提案されており,その中の一つであるRapicactus beguinii su...
ようやく安定した暖かさがやってきました.2月3月と気温が低く,足踏みをした感のある春が本格的に動き始めています. 夢幻城,M. magnimammaの1タイプです.この強く湾曲したコルク質の刺が魅力的,そこにピンクの花がよく映えます. M. rekoiには色々なタイプがいるのですが,このML370はよく目立つ真紅の花を咲かせます.レプタカンサはこれの変種ですが,なるほどねと思わせる花色です. この雲峰はもう10年以上ウチに居...
毎年ソメイヨシノのサクラの便りよりずっと早くにこちらの桜は咲いてきます.蕾がたくさん見えるとああ春が近いなと嬉しくなります. 3月の中旬になると毎年咲いてくるのですが,桜丸(Echinomastus intertextus)の花は上品な美しさとでも言いましょうか,見るものをホッとさせるような美しさです.自分で交配して実生した苗たちもすっかり大きくなり,もう新たに種子を蒔く必要はすぐにはなさそうです.でも種子は必要って人...
以前にMesaからワルノッキー(Echinomastus warnockii SB452)だと思って蒔いた種子,その後このSB452については,Echinomastus mariposensisだとしたり,Echinomastus hispidusだとしたり色々な情報がweb上に流れていました.現在のMesaのカタログではSB452をヒスピダスとしています.でもFNの検索サイトでは未だにワルノッキーとしており,Kewはヒスピダスそのものを認めていません.SB452はクアトロシネガス産とのことですが...
ドクロのポットにアルビコマ綴化を植えたのはおそらく2年前だと思います.面白がって何度か展示したりしていました.いつの間にかパンパンになって植え替えてやらねばならないと思いつつ先延ばししていました. ドクロのポットもサボテンに押されてヒビが入って来ました. これはもう限界だろうということで植え替えることに.どうにかこうにかポットの破壊も最小限に抑えて,なんとか引っ張り出しました.当初このポットは排...
2月の終わりから3月にかけて,テロカクタスも次々と花を咲かせてきます.穏やかなで気品のあるテロカクタスの花は,見るものを安心させます. この鶴巣丸(T. rinconensis)はもう長いことウチにいるのですが,最初にここに登場したのは12年前のことでした.毎年春一番に咲くテロです. 武者影(T. hexaedrophorus subsp.lloydii)の小株です.ガタイをすっかり覆う花,テロらしい花です. これは鶴武者,上の2種の種間交雑種...
これはMammillaria thomsonii F83とされるものです.チェコの業者からの種子ですが,このF83というFNは検索サイトではヒットしません.故郷はデュランゴ州 Canyon de Caballoということです.まだ正式に記載されていない種であり,M. nazacensisやM. brachytrichionに近く、おそらく近縁種と考えられています.要するに陽炎系の種ということです.とにかく小さい時からよく咲くという特徴があるようです.昨年初夏に播種したもの...
夕凪丸(M. melanocentra)は子供の頃から知っていました.華やかなピンクの花は憧れの存在でした. このメラノケントラSB557は,白花です.まだ若苗ですが,それらしい姿になっています.故郷はヌエボレオン州 Huesteca渓谷,何度か歩いたことのある地域です. これはピンク花で,FNはMK 136.425, 故郷はコアウィラ州Sierra de la Pailaとのこと,FNの情報ではこれを M. rubrograndisとしています.うーんこれがメラノケン...
ウチには以前に手にした強刺緋冠竜が居ましたが,ウチの環境に合わず,早々に調子を崩しました.それでもウチに古くから居る赤刺の美しい個体と交配して,できた実生を3つだけキリンに乗せてみました.3個体とも少し顔つきは違いますが,いずれもまあまあ赤い刺を出しています.これは接木して1年が過ぎた昨年夏の様子です. そして年が明け,そこそこの刺を出しながら,早々に咲いて来ました.緋冠竜らしい花だなと感心するの...
ガッセリアーナの多頭株を作ろうとしてなかなかうまくはいかないもんだといく記事を書いたのは去年の夏のことでした.それぞれが開花期を迎え,姿形が異なることよりそれぞれの花色が違うことが気になりました.この3個体は,花色の薄めの個体と濃いめの個体との交配からの後代なのですが,花色は個体ごとに微妙な変化がありました. このガッセリアーナ(M. gasseriana)というマミは,ラシアカンサに含めるとする見解もあり...
2月の中頃から白閃(Cleistocactus strausii)の蕾がたくさん見えて来ました.だいぶんと落ち着いて大人顔になり名前に相応しい白い柱サボテンになっています.綿毛を纏って伸びてくる蕾はなかなかいい雰囲気です. この蕾は柱の東面に集中して着きます.この株は冬になる前に鉢を少し移動させましたが,大きくは回転させていません.一体いつの時期の方角がこの花芽分化を決定させるのか興味のあるところです. 花は独特の形を...
3月中旬,暖かかったり肌寒かったり春らしい天気でした.マミラリアたちは次々と咲いてきます. ピコ(M. spinosissima 'Pico'),風貌は全く違いますが,花が咲くとああスピノッシシマだなと思わせます.大きくなるとなんとなく可愛さが失われてしますので,小株がいいなと思っています. この金洋丸錦は随分と前からウチに居ます.毎年春になるとこの花を眺めながら,子供の時にワクワクして眺めた小さなフレームの中のサボテ...
ようやく春らしくなって来ました.今年の1,2月は低温の日が多かったような気がしていました.春になって周りを確認すると例年以上に外組のサボタニたちが被害を被っています. アロエ医者いらずと名前不明なアガベ.昨年はこれほどでもなかったのですが,両者とも相当葉が溶けました. 一方その横で,プシス,エビサボのレイケンバッキーと青王丸などは縮ながら耐え忍んだようです.彼らは本当に強いですね. 予め弱いこと...
三月をさす弥生という言葉は,「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る月」に由来するそうです.3月に入りサボテンたちの開花もスピードアップ,全てを追いかけていられません.アンソロジーでいくつか載せておきます.ドドソニー(M.deherdtiana subsp. dodsonii),去年もアンソロジーで取り上げられてました.いくつかある株が決して同時に咲かないという仲の悪さが災いしてます. ダシアカンサ(Mammillaria laui subsp....
春のハウスをボーッと眺めていると大多数の花たちはピンク系の花であることに気が付きます.そんな中でわずかに咲く白花は否が応でも目につきます. 白花バラ丸,ピンクのバラ丸が咲き誇るそばで,負けじと花宴を開いています.この株は接木で養成した多頭株ですが,豪華に咲くと悪くないなと思います. これは白花縮玉という名で手にしたもの.そもそも縮玉と呼んでいるサボテンが多様なので,これが本当にマルチコスタータな...
このカルメナエは,始めは綴化株でした.長く伸びた成長線上に次々と小さな普通の分枝のようなものができて,今はまるで石化のようになっています.綴化のままが良かったのですが,こればかりは制御のしようがありません.マミラリアの綴化ではこんな風になるものが結構あります. 花はごく普通なのですが,これまで幾度も挑戦したのに実ができません.どうしたことでしょうか. 綴化株から小粒の多頭株が生まれるのは白鳥など...
陽炎というネーミングセンスにはいつも感心させられます.この陽炎はM. pennispinosaという学名をいただいており,羽毛のような刺という意味です.この種の特徴はたくさん伸びるカギ刺ではなく,羽毛のような側棘を持って種小名にしたのはなかなか目のつけどころが良いと言えます.さらにこれを陽炎と名付けた日本人のセンスも光ります.ゆらゆらとしたところでもよし,春の季語になっている点でもよしです. たくさんの花を一...
以前にも書きましたが,ダビシー(Echinocereus viridiflorus subs. davisii)は春告げエビです.丁度毎年ひな祭りの頃に咲き始めるようです.エビの仲間たちはかなり暖かくなってから咲くものが多い中で,ダビシーはいつもエビの一番乗りです.ダビシーの蕾の発達は大変早く,最初蕾が小さい時は地味なので目立たないこともあって,気が付いたら咲いているってことになりがちです.でも咲いているのを見つけると,そっと顔を寄...
小型のキャンディダであるナナは4年前からウチにいます.確かに小ぶりではあるのですが,まだ単幹です.キャンディダの仲間は10数cmになってから分枝を作り始め,その後主頭は成長を止め,分枝がどんどん成長して最終的には半球状の多頭大株になります.このような性質を持つため,この小型のキャンディダでも早々に分枝すればなと思っていました. 上の写真の株の相互交配から種子を採り,実生を育成しています.そんな中で3c...
菊慈童は10年以上前からウチにいます.Mammillaria cowperaeという学名が広く使われていますが,M. moelleriana var. cowperaeという位置付けで,今はモエレリアーナに包含されています.しかし,濁りのない黄色のカギ刺は大変美しく,菊慈童はよく普及しています.ですから学名は消えても園芸的には菊慈童が消滅することはないと思います. 一方の紫光丸は,M. moellerianaに対応する和名で,並べてみると確かによく似ています...
これはMammillaria amajacensis ML46です.このアマヤケンシスには和名はありません.FNの情報によれば,ML46の故郷はヒダルゴ州アクトパン Puente de Dios, 標高1800mとされます. ご覧の通りの金平糖マミです. 刺色,刺の長さには若干個体差があるように見受けられます. この植物をHuntはM.hahniana subsp. mendeliana(鶴裳丸)とし,Sanchez-MejoradaはM.lloydii(星恋)に,Charles GlassはM.senperivivi var. tetraca...
一月半ばになるとムルチコスタータたちの成長点付近に蕾が見えて来ます.あー今年も今季節がやってくるなとワクワクする眺めです.旧エチノフォッスロカクタスが大好きなんです. 振武玉タイプ,年明け早々から蕾が見え始め,2月中旬には咲き始めました.長い刺を押しのけ精いっぱい咲いています. 縮玉,サカテカエンセと呼ばれるSB492です.2月に入って蕾が見えて来ました.この個体の花は実に綺麗です.やはり紫のストライ...
春が近づくとアリが目立つようになります.花を観察しているとアリがよく動き回っている花と何遍見てもアリが来ていない花があります.これは一体どうしたことでしょうか.何かアリを惹きつける香りを出しているのでしょうか.もちろんサボテンの花にも蜜線があり,ミツバチ,夜蛾,コウモリなどをよんで受粉してもらっています. エリオシケの中でも旧ネオポルの花なに特にありがよく来ます.普段はほとんど花粉が外に出ない花...
朝霧・夕霧は昔からあるマミラリアの普及種で,サボテン趣味を始ると遅かれ早かれ出会うどこにでもあるサボテンです.両者は同じ学名に対応しており,M. microheliaがそれです.どうして朝霧・夕霧という和名ができたんだろうかと思っていました.夕霧は黄花で,朝霧は赤花です.子供の頃,この区別を「朝焼けは赤い」と言って覚えていました.このネーミングの経緯は以下のような記述があります. 『昭和30年ごろ,賀来得四郎...
頭の部分だけ見ているとエスコバリアか?と思えるような刺です.これはMammillaria pottsii v. multicaulis SB1062.故郷はデュランゴ州 トレオンの郊外Lerd付近です.ポトシの1タイプに大和錦という和名が与えられています. ポトシはこのような小さくやや半開きの赤い花が特徴です.花型はミクロへリアなどに似ています.いくつかの個体を見てみましたが,あまり個体変異は認められませんでした. このmulticaulisという...
バラ丸は実生が難しいサボテンではありません.でも成長が決して早くなく,いつまで経っても小さいままです.でもそれは彼らにとっては普通の成長過程をとっているだけ,もともとごく小型種なのです.先月記事にしたように接木をすると結構なサイズに育ち,全く違った姿を見せますが,本来は小さなサボテンなのです.年明けごろに小さな蕾を発見すると嬉しくなります.1円玉にも満たない小さなものでも花を咲かせるのです. こ...
先月2月のハウスを彩ったツルビニたち.備忘録のような感じで載せておきます.彼らは決まった開花期があるというより,機嫌さえ良ければいつでも咲いている感があるのは,彼らの長い開花期間によるものでしょう. 長城丸(T. pseudomacrochele ),今ウチにいるツルビニの中では最も大きく綺麗な花をつけます.昨年蒔いた実生もしっかり育ってきているので,楽しみにしています. パストリザとして種子をもらったものですが,...
今年も魅惑の花,舞星が咲く時期になりました.ボクはこの花が大好きです,でも決して栽培容易というマミではなく,大きくなると気難しく調子を崩しがち.そこで実生苗を禁断のキリンに乗せた株をいくつか作ってみています.キリンの根であれば,そうした気難しさは無くなるのではないかと期待しています.特段大きくなることは求めていません,ただただ丈夫でいてくれたら良いのです.以下の写真はキリン根の株ですが今の所いい...
ザラゴザエがたくさん咲いています.Gymnocactus subterraneus var. zaragosaeは、ツルビニカルプスに編入されるも,再び分離独立,Rapicactus zaragosaeという学名をいただいています. 最初にウチに来たザラゴザエは,このようなピンクの花とややアンバー色の花を咲かせました. すぐに交配して種子を採り,増やし始めました.最初にキリンに乗せたものはもう咲いています.花色は両親の中間型です.数がないのでバリエーシ...
マミたちが次々と咲いていますが,そんな中で交配種もまたマミ棚に彩りを添えています.随分前から居る絞り花のラウイ,多分交配種だろうなと思っていますが,このインパクトのある花が好きで,毎年これが咲くのを楽しみにしています. これは偶然に見つけた絞り花の白刺カルメナエ,上の絞り花ラウイとそっくりの花です.時々交配種の中にこのような絞り花が生まれるようで,web上でも同じような花をつけたマミラリアが時々登...
ロフォフォラ属は,うば玉などの地域変異を亜種としたり変種としたりして色々な名前のものがあるのですが,Kewは種として4種のみを認めています.この銀冠玉はLophophora williamsii var. fricii としたり,L. friciiとしたりです.日本ではこの銀冠玉の色々な変異が園芸的に磨かれ,イボ銀冠などは完全に品種化しています.また銀冠錦を追求する余りに,銀冠なのか分からないものと交配された形跡があり,銀冠なの?ってものが...
この花が咲くのをずっと待っていました.Mammillaria hermosana VZD1181です.2月に入って蕾が見えたので,あー今年は咲くんだと嬉しくなり,毎日眺めていました.素敵な花ですね,もちろん写真では知っていました.鮮やかなピンクのストライプの花はちょっと他にはない花,しばし座り込んで眺めてしまいました. VZD1181の故郷はサカテカス州El Encinoです.一昨年の12月にメキシコで見た ことを記事にしました.ウチでも花を...
このラウイの大株はもう10年以上前からウチにいます.一体群生株としてどれほどまで大きくできるのかと,移植のたびに鉢サイズを大きくして来ました.今やかなりの大きさです.いつ崩壊するかちょっと心配な感じになって来ました.両方から写真を撮っておきましたが,40頭を超えるようになりました. 穏やかなピンクの花が黄色刺に映えて,全体として柔らかな雰囲気を醸し出しています.早春のハウス定番の花です.最近はやや刺...
今年もフラフェスの時期がやってきました.一昨日と昨日が会期でしたのでその報告をしておきます.早春の恒例行事で,大勢の方が来られました.香川カクタスクラブ(KCC)も品評会と販売の両方でフェスに貢献しました.サボテン・多肉植物品評会には,17名の会員から総計84点とまずまずの出品が集まりました. 昨年から始めた来場者の「いいね」投票も今年は男女に分けて集計ができるように工夫しました.結果もっとも「いいね...
4年前にスタンフェリー(M. longiflora subsp. stampferi)を友人から頂き,交配して種子を蒔き,次世代の株が仕上がって来ました.元の株は4つありましたが,一つは大切な人へのプレゼントとして出陣し,残る3株が今年も元気に咲いています. 最も小さな株の開花,1円玉ぐらいで十分開花します.こんなサイズでもいくつも蕾を着ける逞しいマミです. これは実生バットの中で他の諸々のサボテンたちを共におしくらまんじゅう...
マミラリア協会誌の2月号が届きました.表紙はペクチニフェラです.この号も魅力満点の記事が満載でした. 最初はロドリゴさんのM.julianaeの記事です.これが2月号に載ることは事前にFBで知っていました.実はこのジュリアナエを2年前にロドリゴさんのガイドでモンテレイ付近を歩いた時に見せてもらっています.典型的な金平糖マミなので,近縁種との関係は判断の難しいところです.果たして主として生き残れるかどうかは,今...
日本でマガラニー(Mammillaria lasiacantha subsp. magallanii)と言えばは,渋い花を咲かせる雅卵丸がそれにあたります.ラシアカンサの1タイプなのだから色々変化があることは承知していました.ここに紹介するマガラニーはMesaの種子,FNのないマガラニーです. いわゆる雅卵丸のような薄茶色の中筋が目立つ花を咲かせる個体はなく,クリームからうすピンクです.ロゼオケントラとした方が良くないか?というような個体もあ...
ボクの誕生花と勝手に決めているバラ丸たちが丁度開花期を迎えています.以前に誕生日記念にバラ丸の絵を書いてもらったことを記事にしましたが,その群生株が綺麗に咲いています.また一つ歳をとったなと思うとともに,この花に励まされて,今年も1年頑張るぞとの思いを新たにしました. 如月の始め,蕾が目立って来ました. 気温が低めの日が続き足踏みしていましたが,誕生日に今年も立派に咲きました. 群生株が欲しいと...
これはMammillaria haageana subsp. schmollii FO239,故郷はプエブラ州San José Axuxco,テワカンの南東です.このFO239というFNのついたハーゲアナは,HaageでもMesaでも売っているのですが,このFNを検索サイトで打ち込むとオプンチアがヒットするという奇妙なことになっています.ハーゲアナとしては小型の亜種です. 次はハーゲアナF60,これの故郷は同じくプエブラ州Coxcatlán,上のところに近いところです.これもまた小...
サンチェスメホラダエ(Mammillaria sanchez-mejoradae)は,小さなサボテンで,かつ生育もそんなに早くはありません.この株は頂いたものなのですが,今年も元気に蕾を出して来ました. 小さくとも元気に華を咲かせる姿は,見ているものを幸せにします. 昨年の今頃実生苗を紹介した小苗も今年はちゃんと花をあげました.小さいのに幾つもの蕾を上げています.大丈夫かなーと心配になります. せっかくなので交配して少し種...
1年前の2024年お正月,地元のカクタスクラブで久しぶりの競作苗配布が行われました.お題は日の出丸です.正直えーっと思いました.苦手だからです.その時の様子がこれ,5mm程度の実生苗が配られました. 3ヶ月後の様子です.だいぶしっかりして来ましたね.でもまだ日の出らしさは見えていません.この後他の実生苗とともに育苗バットに植え替えました. 半年後の様子です.7月上旬1円玉ぐらいになってきました.まだ日の出...
古生物系雑貨を扱う店で,古本が並べられていて,その中に旧制中学の植物学の教科書がありました.大正時代のものです.所有者は旧制岩手県立遠野中学校の学生,名前は伏せておきますが,たくさんの書き込みがあり,よく勉強していたことがうかがえます.教科書の著者は安藤伊三郎,明治から大正にかけて理科関係のいくつかの教科書をまとめた人です. パラパラと眺めていると3箇所にサボテンが出て来ました.この教科書では「...
頂き物の赤花烏城丸(T. schwarzii)が咲いて来ました.実に艶かしい花ですね.烏城丸は懐かしのサボテンです.子供の時に眺めた烏城丸は清楚な白花でした. ツルビニは若い顔を大人の顔が違うし,分類も色々意見があるようで,懐かしの烏城丸も今はT. schmiedickeanus subsp. schwarziiとするのが良いのでしょうか.ツルビニは和名と学名の対応が難しい仲間の一つです. 魅力的なツルビニたちですが,実際にたくさん手にして...
今年もラウセリー(Thelocactus lausseri)の花の季節がやって来ました. 長い刺の個体とアレオレが螺旋状になる個体の後代が今一つ良い風貌にならないという記事を書いたのは3年前のことでした.ようやく本領を発揮して来たようで,スッと伸びた白い中刺が美しい個体に育って来ました. ラウセリーの花は,鉄板の美しさです.本当にオシャレな花ですね. 昨年秋に赤城とラウセリーの交配種ができていることを記事にしましたが,...
サボテン話をしてくれないかと頼まれ,その用意をするためにあたふたと過去の写真を見回して,ネタになりそうなものを考えました.植物としてのサボテンの特徴は色々あれど,やはり特異なのはアレオレの存在です.子供の頃,このアレオレという言葉に何やら特別なものを感じ,その意味を知っていることに得意になっていました. サボテンの刺は単純に葉の変形したものではなく,この刺の生えている場所である刺座(アレオレ)は...
この白刺カルメナエが初めてブログに登場したのは12年前のことです.毎年立春の頃に綺麗に咲き揃い,何度も記事にしてきました.この花は安心の美しさです. 蕾が見え出すのは年末で,ポツリポツリと年明け早々には咲き始めます. 1月中旬だいぶ花数が増えて来ました. 1月下旬全ての分頭で花が開き始めました. 2月になり立春の頃より長期間満開の状態が続きます.株としてもかなり大きくなり,突然の崩壊に備えて仔を一つ...
先日東京へ出掛けた際の帰路に,三河さんに寄って来ました.名古屋は雪でした.前日夜に名古屋に入り,いつもの櫃まぶしを堪能してぐっすり寝ました.朝起きると辺りは銀世界,まだ結構降っていました。新幹線も名鉄も遅れが出ていましたが,西尾駅に着く頃には小雪が舞いながらも日が射して来ました。ハウスの周りは薄らと雪が積もっていました. 土曜日だったこともあり、次々とお客さんが来ていました.いつものようにハウス...
正月明けの頃,それまでじっとしていた白斜子(Mammillaria pectinifera)の刺の隙間から一斉に蕾が覗きます.これを見ると外は寒いのですが,春に向けて動き出しているのが分かりワクワクした気分になります.実際にはまだ春が遠いのに,春が来るぞって思わせるサボテンたちの動きは本当に嬉しく,良いものですね.去年も今頃同じような写真を載せて記事を書いていますが,毎年このワクワク感は変わりません. 開花始めは1月の...
ウチに以前から居る剣恋丸が咲き始めました.いかにも旧エチノフォッスロカクタスらしい風貌,紫のストライプの花が素敵です.これから春先までかなり長い期間次々と咲いて来ます. 剣恋丸というのは,Stenocactus kellerianusの種小名ケレリアヌスからの当て字でしょうか.そうすると種子か植物か分かりませんが,学名を伴って日本に入って来て,和名がつけられたことになります.ものの本によるとこの剣恋丸の命名者は中島巌...
そろそろ植え替えをちゃんと始めようかという時期ですが,ちょっと出かけて来ます.よく出かけるねーと言われますが,現役の時の出張頻度からみれば,リタイア後の出歩く頻度は激減していると言えます.毎月1度ぐらいはどこかに出かけないと何となくソワソワして来るのです. 今回もマルチタスクの弾丸トリップ.世間ではよく退職したらのんびり旅行でも,なんてことを聞きますが,サボテンやってるとそうのんびりは出来ません...
ナザセンシス(Mammillaria pennispinosa subsp. nazasensis)はこの時期を華やかに彩る素敵なサボテンです.陽炎の亜種だけあって,刺の美しさは格別です.黄刺と赤刺があり,交配すると後代には両方が出て来ます.こうして横から光を透かすように眺めるのがこの刺の美しさを最もよく見ることができます. これはSB489, 故郷は デュランゴ州Rodeo付近です.園芸的に流通しているナザセンシスとの違いないようです.ただ黄色とげ...
この素敵なマミラリアを自分で増やしてみたい,でも実生には苦戦をしています.以下3枚の写真は昨年の開花の様子,こんなに咲くのですからそりゃたくさん種子は採れます. これまでに何度か種子を蒔いてみています.生えないわけではありません,でも極めて発芽率が低いのです.この世のあらゆる現象には必ず理由があります.ただ人間がこれを知らないだけです.ベルソルディの種子も何か発芽のCueがあるはずです.これまで,硫...
今日は立春,昨年より1日早い日付です.太陽と地球の地軸の関係は,人が編み出した太陽暦グリニッジ標準時間と微妙なズレがあり,太陽高度で定義された立春は2月3日だったり4日だったりします.先週までは異様に暖かい日が続きましたが,今週は平年並みの気温です.春を待ちかねたマミたちは一斉に花を咲かせ始めています.個別に取り上げ損ねそうなモノを少し載せておきます. 豊明丸はウチに古くからいます.赤刺と黄刺それぞ...
昨年夏にはキリンの花がたくさん咲き,ランダムに結構な数を交配しました.開花後,花の部分はポロリと取れるのですが,子房と思われる部分は緑を保ってあまり変化しない時期が続きました. 10月に入り,子房が段々と膨らんできたものが見受けられました. 一方であまり膨らまず,先端から再び栄養芽が伸びたものもあります.これは受精,未受精の違い何のか,ステージの差なのか,はたまた個体差なのか,今のところ判然とはし...
カルメナエ(M. carmenae)は冬に咲くマミラリアの中では最も普及しているのではないでしょうか.サボテン栽培を再開した時,色々なカルメナエがあることに興味を覚え幾つも手にしてしまいました.近縁のものと交配された種間交雑種もいくつかあることも知りました. カルメナエは,毎年これでもかってくらいたくさんの蕾をつけ,長い間咲いてくれます. この株はごく初期に手に入れたもので,群生株になっていますが,胴体の...
これはM. albata var. sanciro MBF146で,故郷はサンスイスポトシ州San Ciro de Acosta付近です.この種は,M.geminispina subsp. leucocentraとされます.この亜種はゲミニスピナの短刺系という位置付けでしょうか.ただ,M.geminispina complexとされる幅広い変異を含む種の中ですから,一様ではないようです. 正月早々から咲いて来ました.ウィンクする様子がキュートです. いかにもマミラリアらしい風貌と赤い花です.下...
ウチには何故か今まで居なかったグミフェラ(Uebelmannia gummifera)です.古木はよく言えば風格があるのですが,悪くいうと地味に汚い.同時1960年代に同時に発表されたペクチニフェラのような古木の美しさは余り感じられません.こんな若い苗の方が綺麗で見頃というのは言い過ぎでしょうか. ユーベルの花はどれも地味なのですが,このグミフェラの花はそんな中でもまあまあ見られる花です. どうしてそうなったのか,ペク...
ペトロフィラ(Mammillaria petrophila L052)です.この美しい黄色花はなかなかインパクトがあります.昨年新春に記事にしたときは,まだほんの小苗でした.1年経って結構大きくなり,本領発揮してきた感じです.マミを眺める来客が決まって足を止めてこのペトロフィラを見入るので,なんとなく不思議な雰囲気があるのでしょうね.今年は少し種子を採るべく交配をしました. いくつかある株をよく眺めてみると,イボの間の綿毛...
毎年寒の入りあたりからグラシーが咲き始めます.寒さに向かって咲く彼らは一体何をトリガーにしているのか,本当に不思議に思います.それはさておき,桜色の優しい花を見ると本当にホッとします. 種蒔きをして気に入った株を少量残しています.ほとんど変異が見受けられないようですが,じっくり見ると少しだけ他と違ったものがあるようにも思えます.今の所,花の濃色化,大輪化,大玉化などの視点で,良さそうなものを手元...
冬になってEriosyce villosa FK71がいつものように炎のような花をあげています.本当に美しい花です. 花のシーズン前に花殻の掃除をしていないので,もう株の上側はすっかり花殻に覆われています.昨年のシーズンはこんなたくさん咲いたんだね,そして今からまた咲いて来る.いやーお疲れ様,大丈夫?と声をかけたくなります. この株は長らく2頭で大きくなって来ましたが,最近になって株の下の方から新たな分枝が3つ顔を...
今年の大寒を挟んだ1週間は比較的穏やかな日が続きました.1月も最終週になり,心なしかお日様の力も戻ってきたように思います.毎日1分ずつ伸びていく日の入りまでの時間に,春への着実な歩みを実感します. ウチにいるいくつかの仏頭白星たち,年末から次々と咲いています.以前にも書きましたが,普通の白星とは明らかに違う花を咲かせるので,この仏頭タイプは交配種起源ではないかと疑っています. ウチに古くからいるギ...
小さな冬の風物詩,マクドガリー(Ortegocactus macdougallii)の赤備え,彼らの冬の装いです.冬の陽射しのもとで,白く粉を吹いた肌と赤い裾模様がとても美しく見えます. この株は10年以上前に,信州西沢さんで入手したものです.小さな単頭株でしたが,10頭あまりの群生株になりました.ひょろ長く立ち上がった株をよく見かけますが,もしかするとコピなんかと同じで,水をやらなさすぎると返って縦に伸びるのかもしれませ...
寒い季節ですが,強刺類たちの小苗は元気よく新刺を出しています.大して水もやっていないのですが,もりもりと刺を出す様子を見ていると,彼らの体内時計は何を計っているのかなと不思議に思います. まずは鯱頭(Ferocactus cylindraceus).大きく立派な鯱頭も良いのですが,元気な小苗も見飽きません. そして鯱頭×偉冠竜(F.peninsulae subsp. viscainensis)と言うことで手にしたものです.なお今は偉冠竜がF.gracilis s...
アズレウス柱が冬場も休まず成長しています.いつもは早春から動いていたように思うのですがどうしたことでしょうか.新しく成長した部分は,肌のブルームがまだ形成されておらず,一目で分かります. 昨年後半に株の下の方に分枝が生まれました.これがみるみる間に大きくなり,冬場も盛んに成長しています.もしかするとメインの成長点もこれに釣られて成長しているのかもしれません. 昨年は3月の発見した蕾ですが,今年は...
ボクは旧エチノフォッスロカクタスが大好きです.でも彼らはなかなかの曲者です.このサボテン以前ブログで白玉として記事を書きましたが,だんだんと育ってくるともしかしてこれは雪渓丸なのか?とも思えてきました.それがこのサボテンです. さて雪渓丸にはStenocactus albatusという学名が対応されています.S. albatusがそもそなかなかの曲者で,学名と実物の対応が論争の的になっています.黄色刺で,黄色花は共通認識の...
12月下旬から恵比寿笑いの中苗たちが順次花をあげ始めました.恵比寿笑いは,葉より蕾が先に出ます.年末にはすでに結構な数の花が咲いていました.今シーズン,外からハウス内に持ち込んだのは10月16日、ハウス内のサイドを下ろしたのは11月8日,さらにトンネルを閉めたのは11月28日でした.おそらく花芽は夏の終わりには形成されており,それは休眠状態にあります.落葉するのは温度にもよりますが,10月後半からです.その時...
今日は大寒,暦の上では一年で一番寒い時期を迎えます.実際にここ数年のハウスの温度記録を見ても確かに最低最高ともに低めの日が並んでいます.こんな時期,ウチで最もぬくぬくのキリンの園はどんな様子でしょうか. 太平丸たちを始め,大竜冠,鯱頭(白鳥),兜,大祥冠など皆元気よく成長しています. 年明けに来た寒波ではハウスの外の最低気温は−4.5℃,ハウスの外側はビシッと凍りましたが、防寒対策をしっかりしたキリ...
昨年は記録的な暖冬から始まりましたが,2025年の冬はどうやら平年並みの寒さのようです.年明け間も無く北日本では大雪となり,ここ讃岐平野でも何度か雪が舞いました.そんな中で冬マミたちは順々にハウスを彩ってくれています.まずはフンボルディの剽軽な顔から.これは通称白雪姫と呼ばれるタイプです. 玉翁錦は冬になると斑色が鮮やかになり,赤い花とのコントラストが美しくなります.今年も交配して種子を採ろうとして...
これはMammillaria ochoterenae FO108で,このオコテレナエは M. discolorのシノニムとされます.FO108の故郷はオアハカ州 Sierra Mixteca San Francisco Teopan付近です.ディスコロルにはたくさんのシノニムがあり,かつてはいくつもの種,亜種に分かれていました.つまりかなりの形態的変異が内包されているものと推察されます.和名も異色丸ほかいくつかが与えられていました. 刺は,5−6本の黒っぽい中刺と白い側刺とい...
年明け早々にAncistrocactus megarhizus var.gonzalesi KSM711(syn. Sclerocactus scheeri var. megarhizus)が咲いてきました.なんとも大人しい花です.彼らは夏にはまるで死んだように成長点が開いてすっかり寝込んでいますが,気温の低下と共にもりもり新しい刺を出して成長してきます.メキシコ北部では至る所で出会うことを以前に記事にしました.原産地におけるその変異の幅は相当なもので,これをいちいち金羅紗,黒羅...
この銀河はここ1,2年ですっかり老化した様相を示しています.ウチに来たのは10年以上前のことです.これまで何度も冬期の記事に登場してきました. 銀河の学名対応については何度も書きましたので繰り返しませんが,M.hanianaの1タイプとするのが自然の様です.その上で園芸品種名として銀河が成立するためには,銀河らしい銀河はどんなものかという共通認識が必要です.ボクの中での銀河は,やはり綿毛が織りなす銀河模様が...
冬が近くなるといくつかのヘキラン錦たちは斑色が黄色から赤味を帯びてきます.この赤味の出方には個体差があるようで,ほぼ黄色のままのものもあります.やはり赤味が混ざった方が綺麗ですよね. この株は真っ先に赤みを帯びてきました.こんな色合いが綺麗です.11月,12月,1月と並べてみました. 斑柄と赤みとはあまり関係ないようで,いろんな株でこうした斑色の変化が見られます. ヘキランだけではなく,白点のあるラ...
ニデュリフォルミス(M. huitzilopochtli subsp. niduliformis L1495)が12月下旬から咲き始めました.これは数年前に友人から分けてもらったものです.だいぶ大きくなってきて,3株3様の個性も見えてきました.中刺の色と長さが違うとかなり印象が異なりますね.たくさんの蕾をつけるのでかなり長期間楽しませてくれます. このマミは鳥の巣のようなという亜種名をもらっていますが,このくるくるした中とげが魅力.基本単頭...
昨年秋に友人から金鯱の小苗をいただきました.かれらは冬の間も盛んに成長を続けています.小さな苗の新刺は本当に綺麗ですよね.一つ目は,ケーレスの種子のインターメディウスとのこと.これは国内ではプラチナ金鯱とか鷲爪金鯱などとして流通しています.Web上ではK.grusonii var. intermediusという表記が見られますが,何がintermedius?何と何の中間なの?と思ってしまいます. もう一方は狂刺金鯱,この苗を頂いた友人...
M. dixanthocentronは,夢の黄金なる和名をもらっているが,ほぼ使われていません.これはまだ小苗なので,本領は発揮していませんが,和名に恥じない素敵な姿になることを期待してます. これはよく似た風貌を持つM. flavicentra L680,和名は春宮.それもそのはず今はM. dixanthocentron subsp. flavicentra,ディクサケントの亜種となっています. 中刺が密にピッと伸びているので,花は開きにくそうです.花色はこの写真の...
年末あたりから白鯱(Turbinicarpus knuthianus)に蕾が見えてきます.この蕾は低温下でも着実に伸び出し,冬の晴れ間に反応して花を咲かせます. 白鯱,以前はGymnocactus knuthianusでした.これが Turbinicarpusに統合され,T. saueri subsp. knuthianusもしくはT. knuthianusとなりました.このサウレイの亜種にはいろんなものがあり,イザベラエなどもその一つ.メキシコに居たイザベラエを見ると確かに白鯱に通ずるものが...
例年1月にセールをされるのですが,今年は早め,正月早々に始まりました.まだ正月気分が抜けないまま,カクタスクラブのメンバー2人とちょっと覗いてきました. もう何回とお伺いしていますが,こんな雨の日は初めてでした.温室の中はかなり雨漏りがひどくてちょっとびっくり.屋上では細かな修理は大変なのでしょうね.相変わらずカオスの温室の中で宝探し.色々ありました,新たなそして懐かしい出会いが. 今回のお持ち帰...
以前にキリンで養成したらちょっとメタボのネオポルになってしまったという記事にしたNeoporteria clavata KK1447です.今はEriosyce subgibbosa subsp.clavataが正式な名前.あれから2年,普通に栽培するに従い,それらしい姿になってきました.もうメタボな風貌はありません. ネオポルの仲間は頂点付近のアレオーレに花が付くのですが,この株は結構中間的なところからも花が咲いています.これには訳があって,ネオポルのい...
この小さな柱状のマミは,Mammillaria eriacantha L1104です.故郷は,ベラクルス州 JalapaからPalma Sola辺り標高0-800mのようです.メキシコ湾に面し,標高も低いのでかなり暖かいところと思われます.Webで自生の様子を見ると,かなり傾斜のきつい岩の割れ目に生えているようです. 花は小さく全開せず,刺の色と同じなので,ほとんど目立ちません. こんな地味なマミラリアを覗き込んでいるのは,よほどの変わり者でしょ...
園芸の世界で牡丹といえば,ボタン科のPeonyのことです.寒牡丹といって二季咲き性の牡丹の花を冬に愛でるのは大変風流です.最近は一季咲きの牡丹を開花調節して咲かせて観賞する冬牡丹の方が幅を利かせています.さてサボテンの牡丹,アリオカルプスたちは晩秋に花を咲かせますが,遅れた花がぼちぼちと年末ごろまで咲いてきます.これは姫牡丹ですが,最後の開花は12月下旬になりました.力のない陽射しのお陰で,いく日も咲...
黒肌明星はそれほどもりもりとは大きくなりませんが,時間が経過するとそれなりに育っています.この2株はこれまで種子採りに活躍してきたものです.じっくり見ると確かに独特の雰囲気を持ったサボテンですね. たくさんは蒔きませんが,毎年少しずつ蒔いて実生苗を作っています.小さいうちから咲くので,それなりに見ていて楽しいものです.作る実生の数が限られているからでもありますが,なかなか変わったものは出てきませ...
今日から寒の入り.早咲きのネオポルが咲き始めると冬が本格化するのですが,この花を見るのがこの季節の楽しみの一つでもあります.これはNeoporteria rapifera KK120,黒肌と黒刺が美しいネオポルです. これは2年前にキリンで育成したもので,径もできて貫禄も出てきました.これぐらいから少し立ち上がりかけぐらいが見頃ですね. 同期で接木をしなかったものも,小さいながら花を咲かせ始めています.実生のものは小さくで...
いつものように初詣をして,諸々をお願いして来ました.歳を重ねるごとに時間は加速度を増して過ぎ去っていくように思えます.たいそうな目標を立てても,掛け声倒れになりかねません.なので,今年は事細かに抱負を書くのはやめにしました.シンプルに3つ.1つ サボテン栽培を心底楽しみます1つ 何事も先送りせず積極的に行動します1つ 心も身体も健康に生きます あれ?これでは評価の仕様がないんじゃないの?いいんですこ...
明けましておめでとうございます.2025年が全てのサボ友さんにとって素晴らしい年になりますように. 面白い,なるほど,へーそうなの?などと思ったら下のサボテンの文字をポチっと押して応援して下さい、よろしくお願いします.にほんブログ村...
2024年もあとわずかとなりました.リタイアして3年目の今年,日々のサボテンの管理や畑・庭のメンテはすっかりルーティン化しました.しかし,今年はチリへ行こうと新年から意気込んでいたのですが,春頃に実現が難しいと分かるとなんとなく目標を失った様になり,ボーッとした日々が続きました.これが噂の老人鬱か?と不安になりましたが,幸い植物たちは縮かけた脳に適度な刺激を与え続けてくれ,なんとか持ち堪えました....
もう2024年もあと少し,ちょっと立ち止まって今年のこと思い返す時期です.正月に書いた今年の抱負に沿って,この一年のサボ活を振り返ってみました.抱負①自らの感性を信じて様々な育種に取り組む. 太平,ランポー,マミなどいくつかの継続並びに新規の育種を進め,それなりの成果を実感しました.ただヒトの欲はしばしばヒトの目を曇らせます.要らない交配をして,肝心の交配が疎かになったこともあり,反省することもしば...
以前に黒兜を手にしたことを記事にしました.小さいながら開花したので,せっかくなので大イボルリ兜の花粉を乗せて種子を採りました.予想では黒肌は顕性なので実生は黒肌になるはず.比較のために普通の兜と一緒に種子を蒔いてみました.結果は予想通り,左は普通の兜,右は黒肌の後代,肌黒はしっかり現れています.黒くない,ただ赤いだけではないかと思われるかもしれませんが,そもそも黒肌というのは赤い色素が過剰に集積...
11月下旬,玉翁(Mammillaria hahniana)が咲き始めました.以前にも書きましたが,玉翁と玉翁殿は別種とするには根拠が曖昧ですが,園芸品種としては区別するに足る十分な違いがあります.ただ,これらの中間型はいくらでもあるので,玉翁殿は玉翁の中の長毛優良タイプを指すとした方がスッキリしそうです.しばしば玉翁と玉翁殿の違いの一つとして開花期の違いが挙げられ,確かにいわゆる玉翁殿の開花は春になってからです.下...
To my cactus-loving friends,May the spirit of Christmas bring you peace and happiness....
イギリスのサボテン・多肉植物協会のFBに古い接木の紹介記事が載っていました.書いた人はどうやら日本人です.このFUJIO HIRATAというのは何方かなと思い色々調べてみました.あるところで平尾博さんが,「実生接というものの始まりは1950年代後半」で,「東京・上野の松坂屋の近くで印刷業を営んでおられた平田藤男さんが考案されたのが最初と思う」と書いておられます.この平田藤男さんがこの写真のノートの著者と思われます...
今年も冬至がやって来ました.先週あたりからようやくこの時期らしい天候になり,晴れるとハウス内はポカポカ,日が翳ると一気に気温は下がります.特にこれといってする事もなく,サボ活も一休みの時期です.ついこの前までハウス内を跳ねていたアマガエルくんもすっかり見なくなりました. 冬マミたちがだんだん花数を増やしつつあり,ハウス内で腰掛けてサボテンたちをボーッと眺めるには良い季節です.冬至が過ぎると寒さは...
ハオかなと思ったらアロエでしたってヤツ,Aloe haworthioidesです.マダガスカル原産,随分前にパキポを見に行ったマダガスカルでは,正直ほとんどアロエは目に入りませんでした.でも結構たくさんマダガスカルアロがいるんですよね.このハオもどきのアロエは,ハオ似だというより最小のアロエということが売りの一つです.アロエらしく冬に花を上げてきました. 覗き込むと葉の鋸歯は大変美しいですね. 気温の低い時期です...
霧棲丸は昔からあるサボテンです.平尾さんの原色サボテン写真集や佐藤さんの原色サボテン事典ではM.woodsiiの学名を当てていますが,M. hahniana subsp. woodsiiとする見解もあります.さらにJohn PilbeamのThe Cactus File Handbook 6 Mammillariaではこの亜種扱いも中刺が黒いという点だけの違いであり多くの中間型が見られることから疑問視され,M.hahniana に含められています. 多毛霧棲丸として手にしたものですが,こ...
キリンの園があるハウスは,11月10日すぎに内張カーテンを張って,10月下旬にとりあえず上に乗っけていたトンネルも11月末からは張りっぱなしに,中はいつもポカポカです. 12月も半ばになり,キリンの園の防寒対策を本格化させました.最後の仕上げは,シルバーポリトウの開け閉め開始です.これによりキリンに乗ったサボテン達の成長を継続させることが出来ます.もちろん12月,1月の成長は緩慢なのですが,春の立ち上がりは...
ヘルナンデシーは春告げ鳥ならぬ冬告げマミです.これが咲いてくると間もなく冷たい風が吹くようになります. 実生を箱植えして一斉に咲く様を見たくて数年前から毎年少しずつ蒔いています.結構小さい時から咲いてくるので,育苗箱で育成中から賑やかに咲いてくれます. この小さなマミは水やりに気を遣います.ただ普通は気を遣うと言うと水のやり過ぎに注意することを指すのですが,この場合はどちらかといえば逆で,干から...
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今年もネオポルの季節が盛りを迎え,ハウスでネオポルがある一角を眺めるのが楽しみな時間が続いています.このNeoporteria nigrihorrida FK22(syn. Eriosyce subgibbosa subsp. clavata)は,もう長いことウチに居ます. まだ小さい2代目も花を咲かせています.多分最初にウチに来た初代はこれよりさらに小さい頃だったのでしょう.ウチに来て2年目に開花したことを記事にしています.花を初めて咲かすサイズぐらいが一番可...
弥生から卯月へとまたがるこの時期,エビたちも次々に開花してきます.今年も咲いてきたなという記録のためにアンソロジーとして紹介しておきます.まずはチソエンシス(E.chisoensis).相変わらずの美しい花です.これは一昨年蒔いてキリンに乗せたもの,エビとキリンの相性もかなり良いですね.花色,模様にはほぼ個体変異はありませんでした. そして定番の美しさは宇宙殿(E.knippelianus). 特にこの個体の花はキレイなので...
この紅梅殿(Turbinicarpus horripilus),ラベルを見ると10年前に西武屋上で手にしたことがわかります.ブログに初めて登場したのは その2年後,その頃は小さな単幹の株でした.そのうち基部から仔をふき始め,ゆっくりとそれが増えて行き,だんだんと群生株に近づいています.実生自根でどれくらいまで大きな群生株になるのか見極めたいなと思っています. 蕾や花の様子はこの仲間によくある形で,花の拡大を見せられると他種...
メンゼリー(Pediocactus peeblesianus f. menzelii)が咲いてきました.3年前に播種し,すぐさまキリンに乗せ,翌年初夏に短いキリンの茎をつけて降ろしました.その時の様子を記事にしましたが,降ろしてからしばらくは気を使い過ぎて灌水も控えめ,成長もわずかでした.この春に植え替えたのですが,キリンの根はやはり灌水控えめだったので,なんとなく貧弱でした.植え替えが刺激になったのか,これまで全然開花の兆しがな...
これはM. guillauminiana TL45,故郷はデュランゴ州El Carrizoということです.この種はM.mercadensis(鳩目丸)のシノニムとなっています.このTL45は何年か前に蒔いたのですが,一株だけ生き残り大きくなって来たものです.典型的なカギ刺マミの風貌しており,ピンクの花もまたマミらしいマミと言えます. このメルカデンシスには初桜,鳩目丸,妙麗丸,名華殿などいくつもの和名が与えられています.どうしてこうなったのか...
Rapicactus beguinii は,Turbinicarpus mandragora subsp. beguiniiとされることもあります.日本ではこの比較的大きなピンクの花をつけるタイプを白狼(琅,こちらが正しいか)玉と呼んでいます.ウチの双頭の白琅玉は今年植え替えてやり元気にしています.これからかなりの時間をかけてたくさんの蕾を次々と開花させます. Rapicactus beguinii にはいくつか亜種が提案されており,その中の一つであるRapicactus beguinii su...
ようやく安定した暖かさがやってきました.2月3月と気温が低く,足踏みをした感のある春が本格的に動き始めています. 夢幻城,M. magnimammaの1タイプです.この強く湾曲したコルク質の刺が魅力的,そこにピンクの花がよく映えます. M. rekoiには色々なタイプがいるのですが,このML370はよく目立つ真紅の花を咲かせます.レプタカンサはこれの変種ですが,なるほどねと思わせる花色です. この雲峰はもう10年以上ウチに居...
毎年ソメイヨシノのサクラの便りよりずっと早くにこちらの桜は咲いてきます.蕾がたくさん見えるとああ春が近いなと嬉しくなります. 3月の中旬になると毎年咲いてくるのですが,桜丸(Echinomastus intertextus)の花は上品な美しさとでも言いましょうか,見るものをホッとさせるような美しさです.自分で交配して実生した苗たちもすっかり大きくなり,もう新たに種子を蒔く必要はすぐにはなさそうです.でも種子は必要って人...
以前にMesaからワルノッキー(Echinomastus warnockii SB452)だと思って蒔いた種子,その後このSB452については,Echinomastus mariposensisだとしたり,Echinomastus hispidusだとしたり色々な情報がweb上に流れていました.現在のMesaのカタログではSB452をヒスピダスとしています.でもFNの検索サイトでは未だにワルノッキーとしており,Kewはヒスピダスそのものを認めていません.SB452はクアトロシネガス産とのことですが...
ドクロのポットにアルビコマ綴化を植えたのはおそらく2年前だと思います.面白がって何度か展示したりしていました.いつの間にかパンパンになって植え替えてやらねばならないと思いつつ先延ばししていました. ドクロのポットもサボテンに押されてヒビが入って来ました. これはもう限界だろうということで植え替えることに.どうにかこうにかポットの破壊も最小限に抑えて,なんとか引っ張り出しました.当初このポットは排...
2月の終わりから3月にかけて,テロカクタスも次々と花を咲かせてきます.穏やかなで気品のあるテロカクタスの花は,見るものを安心させます. この鶴巣丸(T. rinconensis)はもう長いことウチにいるのですが,最初にここに登場したのは12年前のことでした.毎年春一番に咲くテロです. 武者影(T. hexaedrophorus subsp.lloydii)の小株です.ガタイをすっかり覆う花,テロらしい花です. これは鶴武者,上の2種の種間交雑種...
これはMammillaria thomsonii F83とされるものです.チェコの業者からの種子ですが,このF83というFNは検索サイトではヒットしません.故郷はデュランゴ州 Canyon de Caballoということです.まだ正式に記載されていない種であり,M. nazacensisやM. brachytrichionに近く、おそらく近縁種と考えられています.要するに陽炎系の種ということです.とにかく小さい時からよく咲くという特徴があるようです.昨年初夏に播種したもの...
夕凪丸(M. melanocentra)は子供の頃から知っていました.華やかなピンクの花は憧れの存在でした. このメラノケントラSB557は,白花です.まだ若苗ですが,それらしい姿になっています.故郷はヌエボレオン州 Huesteca渓谷,何度か歩いたことのある地域です. これはピンク花で,FNはMK 136.425, 故郷はコアウィラ州Sierra de la Pailaとのこと,FNの情報ではこれを M. rubrograndisとしています.うーんこれがメラノケン...
ウチには以前に手にした強刺緋冠竜が居ましたが,ウチの環境に合わず,早々に調子を崩しました.それでもウチに古くから居る赤刺の美しい個体と交配して,できた実生を3つだけキリンに乗せてみました.3個体とも少し顔つきは違いますが,いずれもまあまあ赤い刺を出しています.これは接木して1年が過ぎた昨年夏の様子です. そして年が明け,そこそこの刺を出しながら,早々に咲いて来ました.緋冠竜らしい花だなと感心するの...
ガッセリアーナの多頭株を作ろうとしてなかなかうまくはいかないもんだといく記事を書いたのは去年の夏のことでした.それぞれが開花期を迎え,姿形が異なることよりそれぞれの花色が違うことが気になりました.この3個体は,花色の薄めの個体と濃いめの個体との交配からの後代なのですが,花色は個体ごとに微妙な変化がありました. このガッセリアーナ(M. gasseriana)というマミは,ラシアカンサに含めるとする見解もあり...
2月の中頃から白閃(Cleistocactus strausii)の蕾がたくさん見えて来ました.だいぶんと落ち着いて大人顔になり名前に相応しい白い柱サボテンになっています.綿毛を纏って伸びてくる蕾はなかなかいい雰囲気です. この蕾は柱の東面に集中して着きます.この株は冬になる前に鉢を少し移動させましたが,大きくは回転させていません.一体いつの時期の方角がこの花芽分化を決定させるのか興味のあるところです. 花は独特の形を...
3月中旬,暖かかったり肌寒かったり春らしい天気でした.マミラリアたちは次々と咲いてきます. ピコ(M. spinosissima 'Pico'),風貌は全く違いますが,花が咲くとああスピノッシシマだなと思わせます.大きくなるとなんとなく可愛さが失われてしますので,小株がいいなと思っています. この金洋丸錦は随分と前からウチに居ます.毎年春になるとこの花を眺めながら,子供の時にワクワクして眺めた小さなフレームの中のサボテ...
ようやく春らしくなって来ました.今年の1,2月は低温の日が多かったような気がしていました.春になって周りを確認すると例年以上に外組のサボタニたちが被害を被っています. アロエ医者いらずと名前不明なアガベ.昨年はこれほどでもなかったのですが,両者とも相当葉が溶けました. 一方その横で,プシス,エビサボのレイケンバッキーと青王丸などは縮ながら耐え忍んだようです.彼らは本当に強いですね. 予め弱いこと...
三月をさす弥生という言葉は,「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る月」に由来するそうです.3月に入りサボテンたちの開花もスピードアップ,全てを追いかけていられません.アンソロジーでいくつか載せておきます.ドドソニー(M.deherdtiana subsp. dodsonii),去年もアンソロジーで取り上げられてました.いくつかある株が決して同時に咲かないという仲の悪さが災いしてます. ダシアカンサ(Mammillaria laui subsp....
春のハウスをボーッと眺めていると大多数の花たちはピンク系の花であることに気が付きます.そんな中でわずかに咲く白花は否が応でも目につきます. 白花バラ丸,ピンクのバラ丸が咲き誇るそばで,負けじと花宴を開いています.この株は接木で養成した多頭株ですが,豪華に咲くと悪くないなと思います. これは白花縮玉という名で手にしたもの.そもそも縮玉と呼んでいるサボテンが多様なので,これが本当にマルチコスタータな...
マミのアンソロジーをしたのですが,この時期次々とエビたちも花を咲かせます.朝ハウスに入ってあれ?何か良い香りがするなと思ったら,何かしら小型のエビが咲いています. この宇宙殿(Echinocereus knippelianus)は,特に花形が優れており,毎年花を見るのを楽しみにしています.これも良い香りがしますよね. この青花エビ(Echinocereus viridiflorus var. robustior)随分と昔からウチにいて,どんどん大きくなってい...
先の土日,地元のカクタスクラブで滋賀の廣仙園さん,愛知の三河サボテン園さんを巡る一泊二日のツアーに乗っかって来ました.いつもは一人で気ままに訪ねる旅ですが,今回は大人数です.バスの中も食事時もサボテン談義を楽しく繰り広げました. 廣仙園さんには1日目午後に到着,いつものように2匹のワンコに出迎えられました。参加者のほとんどがサボテン屋さんを訪問する経験があまりなく,ずらりと並ぶサボテンに歓声をあ...
この時期どんどんいろんな花が咲いてくるので,どうしても記事にするのをスルーしてしまうものが出て来ます.せめて今年の姿だけでも記録に残そうと思い,マミのいくつかをアンソロジーで紹介しておきます. 銀紗丸,由来がよくわからない交配種.でも丈夫でよく花が咲きますね. ラウイ・ダシアカンサ.実に色々なダシアカンサがありますが,小粒であまり刺の痛くないのが人気です.少し増やしてよと頼まれたので,交配して...
春星が咲いています.この株は4年前の冬にホムセンから救出してきたものです.すっかり大きくなりました.これは去年の姿. そしてこれが今年の春,毎年ひと回り大きな鉢に移植しないといけない成長っぷりです.どこまで大きくなるのか,楽しみにしています. これは刺のタイプか異なる白雪姫と呼ばれる系統です.園芸的にはこの方がより優れていますが,やや成長が遅い感じがします. 春星はMammillaria humboldtiiという学...
ヨンストニー(M. johnstonii)には色々なタイプが存在します. FNのついた株を比較するとその多様性がわかるのですが,やはり鮮やかな赤い花の系統が良いなと思います. さらに園芸的には10年前に手にしていたエルモシヨと名付けられていた株のようなうねる刺のものが優れているように思います.その元株は調子が悪く,今も燻っています.しかしその子が元気に育っています.でもなかなか親子超える優れた刺の個体は得られませ...
今年の2月に関白の花が咲いたことを記事にしています.一休みして,春にたくさんの蕾を上げて来ました. 一見すると花筒が長いように錯覚しますが,横から見ると花筒はとても短いことがわかります. 下の写真はFNのついた実生で,小さいのに早くも花を上げて来ました.故郷はCoahuila州のHipolito付近です.彼らの故郷は,本当に過酷なところで,今日本でぬくぬくと育っているのは幸せなことなのだろうと想像します. M. coah...
花笠丸が賑やかに咲いています.どこにでもある駄物と言われてますが,スルーできない美しさがあります.3年前に一度記事にしていますが,それ以来の登場です.ちゃんと毎年花を咲かせていたのですが,なかなかフォトジェニックな瞬間が捉えられませんでした.このサボテンは,とてもたくさんの蕾をつけるのですが,その発達は一様ではなく,思ったほどたくさんの花が一斉には開かないのです.蕾の時はオレンジがかっていますが...
3月の初め柱類に水をやっているとアズレウス柱(Pilosocereus pachycladus)の先端のアレオレが何やら黒いのです.近づいてみるとなんと蕾です.全く期待していなかったものを発見するといつもワーっとなるのですが,この時も本当にびっくりしました. しばらくすると鱗を纏った蛇の頭のような蕾が伸びて来ました.なるほどセレウス類の蕾です. そして春分の日ごろ,もう少し蕾が大きくなってから咲くのかなと思っていました...
澄心丸(M. backebergiana)が咲いています.この株は7年前に初めてこのブログに登場しています.その時にすでにやや縦長,胴切りして多頭化を試みました.幾つも仔を吹くまでは良かったのですが,その分枝の成長の遅いこと.ようやく全体に花が着くようになりました. 切った先端は挿し木しておいたのですが,それがまた早くも縦長になっています. このバッケベルギアナは,ケレタロ州やミチョアカン州などが故郷で,崖にぶ...
この金洋丸(Mammillaria markiana)はもう8年もウチに居ます.その割に大きくなっていないんじゃない?とも思えますが,径はほぼ倍にはなっています.毎年穏やかな黄色の花を咲かせてくれます. 斑入り株なのですが,斑入りの部分が多くないため,ガタイは変形することなく,ごく普通の株のように育っています. 成長点付近の斑色は鮮やかなのですが,もともとこの金洋丸がやや黄緑色のガタイをしているため,なんとなくボケ...
どこにでもあるからという理由で取り上げない訳にはいかない魅力がこの雪晃(Parodia haselbergii)にはあります.この時期SNSに花が咲いたよとアップするたくさんの方の写真を見ていると,愛されているサボテンであることがよく分かります.白い刺の中に出てくるルビーの蕾を見て,ああ素敵だと思わない人は居ないと思います.逆にフン雪晃か---と見向きもしないサボテンマニアは,どこか感性が錆びついているに違いないと思い...
Gymnocanctus beguiniiは,日本では白狼玉として鮮やかなピンクの花色を持つタイプが普通です.しかし,この種の花色には相当濃淡があるのが実態の様です.これはザカテカスタイプとして廣仙園さんから分けてもらったものです.白狼とは違うよと言われ,どんな花が咲くか楽しみにしていました. 3月になり,ハウスの気温が上がるとまもなく開花しました.なんとも穏やかな色合いです.2月に載せたザラゴザエに似た花形と花色で...
奇仙玉(Matucana madisoniorum)が咲いています.決まった開花時期というものがなく,年中咲いているといった感じです.でも毎回蕾が上がってくるとなんとなく開花を待ち侘びでしまいます. 今回は3輪の同時開花です.大株になるともっとたくさん同時開花するようですが,ウチでの成長はさほど早くなく,SNSでたまに見る巨大株になるまでには,こっちの寿命が尽きそうです. この花は上下がありそうでない花です.大体咲く時...
緋冠竜は,天晃や武者影などとともにThelocactus hexaedrophorusという一つの種に括られます.ヘキサドロフォルスは六面体という意味で,イボがそのような形をしていることから付けられました.このヘキサドロフォルスの中で,緋冠竜は最も人の手が加わったというか,改良が進んでいるものといえます.できるだけ赤く太い刺を目指して優良個体が選抜されています.おかげで下の写真のように花がなんだか咲きにくくなっているのが...
これはクラーヘンビュリー(Mammillaria kraehenbuehlii)じゃないかなということで,長らくうちのマミ棚にひっそりと暮らしています.ラベルには2017年とありますから,もう7年も居るわけです.だんだんと仔の数が多くなって来ていますが,何しろ小型の種ですから,今でも3号鉢に植えられています. 花の様子は姫春星などを彷彿とさせる形態です.小さなガタイに可愛い花をつける姿はとても愛らしいですね. このクラーヘンビ...
この時期,多くの方のSNSで菊水(Strombocactus disciformis)の花がアップされます.全国でほぼシンクロして3月上中旬に咲くようですね.毎年まるで花束にしたようなクリームの花をたくさん咲かせてくれます. 菊水は,種小名にあるように円盤状に育つのが特徴.でも栽培下では柱サボテンのようになったものを時々見受けます.光の不足と共に水のやり過ぎですね. 少し丈が高くなったものも水を辛くするとだんだん先端が沈ん...
2月の終わりごろ,月宮殿の白い刺の間に赤いぽっちりが見えて来ます.これを見ると,ああ今年も春が近くなって来たなと思います. そして3月の半ばに差し掛かる頃,一つ二つと咲いて来ます.毎年たくさん蕾がつくのですが,同じように現れたように見える蕾にも若干の発達の遅速があり,なかなか一斉には咲きません.そのパターンは毎年違うので,楽しみながら眺めています. それにしてもこの花の形態は独特ですよね.まるでハ...
ルブログランディス(Mammillaria melanocentra subsp. rubrograndis)が魅惑的な花を咲かせています.メラノケントラのピンク花に比べても力強さを感じます. この株は2022年にグランカクタスさんから連れ帰ったもの.こうした金平糖マミに時々見られることですが,長らく移植されないと縦長に育ってしまいます.この株は横幅より縦が長いという,マミらしからぬ姿をしていました.ラン鉢に上て誤魔化していたのですが,これで...
Stenocactus multicostatusには色々なタイプがあり,それぞれ振武玉,縮玉,千波万波と園芸名が付けられてきました.前同じというのは寂しいことで,それぞれの形態的特徴に従って付けられた和名も大切にしたいところです.中刺が勇壮な振武玉は,優良系統が選抜され,かなり特徴のはっきりしたものになっています.そのプロトタイプとも呼べるものはメキシコの荒野にも生えていました. またいわゆる縮玉と呼ばれるサボテンは...
これはMammillaria sinforosensis subsp. cobrensis TL495です.この学名は M. lindsayi var. cobrensisのシノニムとされ,今はM. standleyiに統合されています. 確かにスタンドレイの中にはこれとそっくりなものもありますね.ただスタンドレイは赤花のものが多いと思いますが,これは綺麗な黄花. これはウチにいくつかある別個体なのですが,あまり目立った種内変異はありません. シンフォロセンシスといえば,ウチには...