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  • シャコバの季節

    師走が近づきシャコバが咲き始めました.ずっと炎天下の露路栽培なので茎は赤茶けていますが,元気に咲いてきました.せっかくなのでしばらく玄関に飾ってやることにしました.シャコバサボテンという名は,葉の形がシャコに似ているからそう呼ばれたのですが,花の時期からクリスマスカクタスとも呼ばれていました.その後欧州産の改良された園芸品種が作られる様になり,デンマークカクタスと呼ばれるようになりました.売る方...

  • 黒牡丹交配種の姿

    ウチには黒牡丹(Ariocarpus kotschoubeyanus)と色々なレッツーサス(A. retusus)との交配種が居ます.自作のものではなく,以前にこうした交配種が気になった時期に,色々なサボテン屋さんなどで見るたびに手にしたもものです.下の3株はそれぞれ花粉親のレッツーサスが異なります.草姿は似たり寄ったり,花も似たり寄ったりで,見るべき個性がありません. そしてこの株は,やはりレッツーサスとの交配種ですが,花も黒牡...

  • 事故に遭ったザラゴザエ

    キリンに接木して気持ちよく成長していたザラゴザエ.キリンの冬の寝床を開け閉めしている際に,誤って枠の支柱をぶつけてしまい,キリンが折れてしまいました.元に戻しても切断面が綺麗に繋がりそうにありません.葉がひどく汚れていますが,これは数日前にヨトウムシ対策で粉剤を撒いたためです. 仕方なく切り取り,キリンの茎が大変短いのですが,葉を2枚温存させて挿し木しました.11月上旬,温度的には心許ない季節です...

  • 想定外の顔と花

    ラベルには玉牡丹×赤花三角牡丹となっていました.でも出来上がってきたものは,昔でいう厚葉ロイヤル皺玉牡丹とでも呼べるような顔つきです.2株あるのですが,ともに同じ系統の顔.うーんラベルを間違えたのか?と思いながら花を待っていました. 花はご覧のように典型的なレッツーサスの花で,とても赤花三角牡丹が掛かったとは思われません.花を見て,うーんやっぱりなと思いました. 多分これはラベル間違いなのですが...

  • 雪冠雲の実が伸びてきた

    時間がかかってようやく雪冠雲の後継ができたと報告したのは8月のことでした.秋になり果実が伸びてきました.最初に果実が伸びてきた時,おや?っと思いました.果実の色がうっすらピンクを帯びているのです.親の写真を確認してみましたが,記憶通り真っ白です.これじゃ雪冠雲じゃなくて桃冠雲じゃん!と思ってしまいました. さらに時間が経っていくつもの果実が伸びてきました.桃色がかった果実を出す傾向は薄れてきまし...

  • どうしたMesa

    秋にいつもの通りMesaへ種子の注文をし,返事が来て,これもいつもの通りPayPalで支払いを終え,種子を待っていました.ところが今頃になって,あなたの注文は謝絶されましたので返金します,というメールが.一体何事が起きたのか?その説明は以下の通りです. 「米国農務省との間に変化がありました,現時点では全てのサボテンはワシントン条約2号リストに載っています.現時点ではどのような書類が必要か決定されるまで私た...

  • レッツーサス3兄弟

    ウチの牡丹棚には銘品は一つもありませんが,色々な顔のレッツーサスが居ます.花が綺麗なのが良いなと思って交配した3兄弟です.ある程度のサイズになり,しっかり個性が現れてきました.牡丹類の花は数日間開いたり閉じたりしますが,その間の変化もまた見て楽しいものです. 1番目の個体の開花時は,白花で外側の花弁がはっきりとしたピンクを帯びます.開花後日数を経ると赤味が増し,夕方に閉じた花ははっきりとしたピン...

  • マミラリア協会誌2024年Nov号

    マミラリア協会誌の11月号が届きました.表紙はニヴォサ,金銀司です.プエルトリコの東にあるクレブラ島の海外の写真です.こんなところにマミラリアが居るなんてちょっと不思議な気がします.でも実際に見てみたいなあ. さて中身はマミラリア協会誌なのにテロカクタスの大統領の記事,コリファンタのC. retusaの記事があります.それもそのはず,このマミ協会の守備範囲は、マミラリア,コケミアエ,テロカクタス,ツルビニ...

  • 牡丹らしく生きる

    この小さな姫牡丹を手にしたのは一昨年のことです.それまでは接木で育成したまん丸の姫牡丹しかうウチにはいませんでした.牡丹らしく過ごさせようと,手にしてすぐに植え替えて小石に埋めました.今年の夏はことの他暑く,残暑も厳しかったので,何やら顔色が黒ずんできて,ああ腐ったのかなと思っていましたが大丈夫.季節を忘れず蕾を上げてきました. 花が咲き,こんな角度から眺めて,うん,いいぞ!と一人悦に行ってい...

  • 葉ウチワの防寒

    昨年簡単な風除けをしてやった露地植えの葉ウチワ,春先からいたく元気であっという間に倍ぐらいのボリュームになりました.秋の陽射しのもとで元気よく過ごしています. 面白いもので,葉ウチワの花は春に咲いたあと夏は一休みし,秋にまた咲いてきます.10月も終わりになってもまだ少し咲いていました. 根元には多肉らしいものを植えたくてデロスペルマを植え付けておきました.全面を覆うようになれば,雑草対策にもなりま...

  • 埋もれるアガベ牡丹

    今ウチではアガベ牡丹をほぼ小石に埋めて栽培しています.本当は黒土に埋めてイボ先だけ出して栽培すると自生地らしくなるのですが,さすがにそこまで行く勇気がなく,こんな感じで維持しています.牡丹類の栽培はどうも苦手なのですが,こうした小石を株回り敷くことにより,大いに楽になった気がします.ほぼ小石の中から花が上がってきました. 横から見ると小石の中に咲くように見え,その姿は悪くありません. 普通の視点...

  • 駄物と呼ばないで

    ごく最近のこと,普通の白星ありませんか?と聞かれ,ウチにはないねーと返事しながら,そういえば長いこと種子を蒔いていないなと気付きました.ピンク花の方は毎年少しですが蒔いてきましたが,普通の白星は大きくなった株が2つあるだけ,カキコ繁殖もしないので,手元には小苗が全くありません.実際にサボテン屋さんに行ってもあまり白星は並んでいません.すっかり駄物扱いで,増やしても売れない・お金にならないサボテン...

  • 竜角の楽しみ

    竜角牡丹(Ariocarpus scaphirostris)の独特の蕾が膨らんでくると,ああ今年もこの季節が来たなと嬉しくなります. 竜角牡丹の花は他の牡丹類にない,かわいい系の花です.開きかけの抱え咲気になった頃の姿は本当にかわいいです. しっかりと開くと雄しべがふわっと開き,それはそれでまた他の牡丹類にはない美しさを演出します.このように花が開く各ステージを愛でるのが竜角の楽しみです. この株は13年前からウチに居る...

  • 綿毛に囲まれて

    綿毛に包まれてなんだか咲きにくそうな連山(Ariocarpus fissuratus)です.でもこの時が一番美しく見えます. 人が多毛系を選抜してきたので,花が咲きにくいほど綿毛がありますが, 野生の亀甲・連山はこれほど綿毛が豊かではありません.おまけにボクは頭から容赦なくジャーっと水をかけるので,毛が固まってほつれにくくなっています.綿毛を少し外してやるとふわーっと花が開いてきます. この株は先日の亀甲牡丹同様,一...

  • 外の金鯱にカバーをかけ同居人を迎える

    この金鯱は2年前に今の場所に落ち着きました.今度3度目の冬を迎えようとしています.晩秋の陽射しのもとで元気良さそうにしています. まだそんなに寒いわけではありませんが,周りにビニルを張ってやることにしました. ちょっとスペースに余裕があるので,外組のアガベ君を同居人に迎えることにしました.今は北側の上部をすかせてあるので,晴れた日でも中がそれほど高温にはなることはありません.でもこれを設置するとい...

  • 渋さと貫禄

    日頃は地味な紫丸(Mammillaria voburnensis),花どきは少し主張しています.7年前に手にした時と比べるとすっかり貫禄が出ています. 秋の陽射しを浴びて一斉に花を開き始め,賑やかな雰囲気になりました. 花弁の外側に茶色の筋が入るクリームの花は,華やかさこそありませんが,安心感のある美しさです. 彼らの故郷はメキシコ南部からグアテマラに至る場所で,ウチの無加温ハウスは彼らにとって寒いんじゃないかなと心配...

  • 思い出の三角牡丹

    三角牡丹(Ariocarpus trigonus)の小さな株が花を咲かせました.あーこれこれと手にとってしばし眺めました.三角牡丹はとても思い入れのあるサボテンです. 牡丹類の中では異彩を放つ薄黄色の花,なんとも言えない雰囲気を持った花ですね. 昔,この三角牡丹を持っていました.セピア色の写真に映る牡丹類の中でひときわ大きな三角牡丹.おそらくこれは輸入球で,大阪エキゾチック植物研究所の黒田さんのところから買った...

  • 赤城ラウセリー

    赤城(Ferocactus macrodiscus)とテロカクタスのラウセリー(Thelocactus lausseri) が交配できると知ったのは去年のことです.恥ずかしながら,フェロとテロの属間交配が可能とはそれまで知りませんでした.早速半信半疑で赤城にラウセリーの花粉を載せてみました.ちゃんと着果しました. そして採れた種子を直ぐに蒔いて見ました.とても異属間交配種とは思えない良好な発芽です.また種間交雑種にしばしば認められる過剰な...

  • 晴れ舞台の天紫丸錦

    この天紫丸(Gymnocalycium pflanzii var.albipulpa = G.zegarae)錦はなんと13年前からうちに居ます.手にした時は6−7cmの小さな株でした.まずまずの斑柄だったのですが,成長するに従い,斑が勝っている部分が段々と肥大して行き,株全体の形が歪んできていました.斑が入った部分はどういうわけか肥大する傾向にあり,このため斑が偏った株では不整形になりやすいのです.本当にもう廃棄するかと思うほどでしたが,我慢して...

  • ウチのアルビコマたち

    アルビコマ(Mammillaria albicoma)は,淡雪丸という和名をもらっていますが,普通はアルビコマで流通しています.タマウリパス,ヌエボレオン州の比較的狭い地域が故郷です.ウチにはいくつかのアルビコマがいて,ちょうど花が咲いてきています.白マミであり,中刺の強弱こそあれ,カギ刺はありません. これは三重のコロンさんのところから来たもの. 次は奈良多肉研さんから来たもの.上に比べてややイボが小ぶりでしょう...

  • オトンナのおチビさん

    サボテンたちに影で,オトンナ ユーフォルビオイデス(Othonna euphorbioides)のおチビさんが黄色い小さな花を上げています. 花はキク科らしい頭状花序で,小花には舌状花はなく,全て筒状花です.それでもはっきりと5枚の花弁があることがみて取れます.茎の先端に複合花序を形成し,その直下の腋芽から新たな芽が出るため,花をつけた幹はその後二つに分かれることが多いようです. 茎に残る刺のようなものは花茎が枯れて...

  • 災転じた亀甲牡丹

    この亀甲牡丹は随分前におそらくオオタバコガの食害と思われる災難に遭い,成長点部に大穴が開きました.その後分枝が出てきて,復活して来ました.あれからさらに2年が経ち,7頭が全体を覆うようになって,ようやく形になってきました. とは言え全頭が一斉に開花することなく,なんとなくバラバラと咲きがちです.さらにそれぞれの頭が10cmぐらいまで大きくなればもっと見事な花姿を見せてくれるかなと期待しています. 今...

  • 小春日和のミズクエンシス

    暖かな陽差しに誘われて,ミズクエンシスが綺麗に咲いてきました.ミズクエンシスと言ってもスルコではありません.4年前にプシスの原種シリーズで紹介した旧ロビビアのミズクエンシス(Lobivia calorubra v. mizquensis TB488.1)です.やや小型のロビで年に何度も咲く素敵なヤツです. 先に紫野との交配種を紹介しましたが,彼らは大変花着きもよく,いいものだと思いました.花色のバリエーションがないのがちょっと残念です...

  • 立冬のハウス

    二十四節気の立冬は「木枯らしが吹き,冬の気配を感じる頃」とされます.木枯らしは吹いていませんが,朝の気温低下は遠からず冬がやって来ることを予感させます.温度の低下を気にするハウスから内張をしっかり留めて二重被覆を完成させました.陽がさせばハウス内の気温は30℃以上にはすぐ上がります.柱サボテンのひだに縮こまっていた雨蛙くんも昼には活動再開. 晴れさえすればハウスは30℃を超える時間を5時間ほど確保でき...

  • ツルビニ ミニムスの秋

    ミニムスが咲いていました.ツルビニたちの開花は季節外れという言葉が適用できません.不定期に年中咲いてくるからです.このミニムスというサボテンは,T. krainzianus var. minimusまたはT. pseudomacrochele subsp. krainzianus f. minimus(蕪城丸ミニムス)とされたりT. pseudomacrochele subsp. minimus (長城丸亜種 ミニムス)とされたりで,ツルビニストでないものにとってお前は誰なんだって感じになります. また茎...

  • 秋の陽の下で新しい刺を覗き込む

    盛んに秋の成長をするサボテンたちがいます.一方で春にはあれほど盛んに刺を出したのに,夏以降すっかりお休みしてしまうものたちもいます.まだ小さな苗たちは,この季節も精一杯成長してようとしており,新刺の美しさを存分に味合わせてくれます. 琴系丸(M. camptotricha)の短刺変異,欧州ではBruという品種名で流通しています.このbruの語源は何なのか,調べてもそれらしいものは出てきませんでした.新しい刺が淡い象...

  • どこが彩り豊かなの

    冬咲きのピクタ(M.picta SB944)の開花が始まっています.pictaという種小名を持つ動植物がたくさんあり,これはpictusの女性名詞形で,色彩のある,美しく色付いたなどの意味です.どうしてこのサボテンこのような種小名が付けられたのかちょっと理解に苦しみます.イタヤカエデ(Acer pictum)ならなるほどと思いますが. 一昨年の今頃,播種後初めて咲いた花を記事にしています.その時に比べて随分と大きくなり,おや?と...

  • 小さな牡丹の健気な花

    この初夏にキリンウチワに乗せたアリオが横っ腹から蕾を出しています.確か竜角牡丹を蒔いたと思ったのですが,こんなふうにイボの先にアレオレがあって正解なの?なんか違うでしょう! 数日後,健気に花を咲かせました.花を見たからと言って何者かがわかるわけではありません. 今年蒔いたアリオたちは少しずつキリンに乗せています.これはいわゆるゴジラ,小さい時からゴジラ顔です. そしてこれは黒牡丹,これまたああ黒...

  • クラバータが咲き始める

    Neoporteria clavata KK1447が咲き始めました.ネオポルらしい花です.このクラバータはこれから長期間にわたり,次々と花を上げてゆきます.ネオポルは一つのアレオレから複数の花芽を出すことがあり,これが花数を増やしている一つの要因です. クラバータの1タイプが暗黒王として日本では広く流通していますが,このFNは暗黒王に近い姿をしています.この個体は刺がやや強く正に暗黒王タイプです. 自家受粉するのかどうか...

  • 霜月始まる

    今年もあと2ヶ月となりました.いえ,まだ2ヶ月もあります.これから防寒対策が本格化しますが,毎年あーでもない,こーでもないとマイナーチェンジをしながら,冬に備えます.それが済めば比較的暇な時間がやってきます.冬の園芸の楽しみはカタログ園芸,特にサボテンの場合は種子の注文です.海外のサイトは秋に種子リストが更新されますが,人気の種子はすぐに売り切れてしまします.そんなリストを見ながら,来春向けて何を...

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