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  • 『レイブンズ』の迫真

    映画『レイブンズ』(マーク・ギル監督)は衝撃的だった。北海道出身の深瀬昌久という天才・鬼才写真家の生涯を赤裸々に描いたもの。→https://www.ra...

  • 健一さんの講演(と声)を遂に聞く

    兼ねてから吉田健一の講演と声を、どうにかして一度は聞きたいと思っていた。その願いがようやっと叶った。早稲田大学の演劇博物館に音声資料があることまでは突き止...

  • ヘブラーのフランス組曲が

    街中からCD店がどんどん減ってゆき今では殆ど見かけることがない。そんななか、ちょっと遠くの(とはいっても遠すぎはしない)ショッピングモールを訪れたところ、...

  • 『片思い世界』の灯台で

    昨日は快晴の空のもと、犬吠埼まで出かけた。50年ぶりに訪ねたのだけれど、道の佇まいや灯台の近隣の風情はほとんど当時と変わらないように思えた。そして灯台に至...

  • アレグリの「ミゼレーレ」が呼応する

    このあいだ観た映画『教皇選挙(Conclave)』のなかで、システィーナ礼拝堂だったか教会のシーンでミサ曲が流れていた。何の曲だったろうかとエンドロールで...

  • 『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』に深く吐息をつく

    映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(第九明子監督)を観てきた。→https://kyosora-movie.jp/友人が甚く感じ入っていた通り...

  • 『大磯随想』のなかの「大磯清談」

    『大磯随想』(東京白川書院)は吉田茂と吉田健一のそれぞれの随想、そして二人の対談「大磯清談」からなる。この対談の方だけ読み終えた。茂の外交官としての有識ぶ...

  • 『熟柿』ということ

    佐藤正午の最新作を読んだ。『熟柿』(角川書店)。一気に読んでしまった。「小説 野生時代」に連載されたものだそうだ。この著者を初めて知ったのは『永遠の1/2...

  • 奇譚と不条理の狭間・・・『武蔵境のありくい』

    村上春樹の新作『武蔵境のありくい』を読了。文芸誌「新潮」2025年5月号に掲載された中篇小説だ。副題に「〈夏帆〉その2」とある。同誌の昨年6月号に発表され...

  • 『散歩の達人』の神田・神保町・御茶ノ水に驚く

    雑誌『散歩の達人』の5月号が「神田・神保町・御茶ノ水」特集だよと友人から教えてもらって、さっそく書店に駆け付けた。ページを繰っていく。知らない店が続々と出...

  • 『吉田健一対談集成』を読み進めていたら

    このあいだ神保町の春の古本まつりで買い求めた『吉田健一対談集成』(小沢書店)を読了。読みながら既視感に捉われていたのだけれど、一昔前に文庫本で読んでいた。...

  • フランシスコ教皇の生き様を初めて知る

    示唆に満ちた素晴らしい作品だった。亡くなったフランシスコ教皇(旧称:ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿)のことを、初めて知った。『二人のローマ教皇』(フェル...

  • 『片思い世界』は両思いだった

    話題の映画『片思い世界』(土井裕泰監督、2025年)を漸く観に行くことができた。→https://kataomoisekai.jp/素晴らしいストーリー、...

  • 多和田葉子の『白鶴亮翅』

    多和田葉子の『白鶴亮翅(はっかくりょうし)』(朝日新聞出版)を読了。2022年2月から8月まで朝日新聞に連載されたもの。白鶴亮翅とは白い鶴が羽根を広げると...

  • 拓けた世界への予見・・・『教皇選挙(Conclave)』

    夜に映画『教皇選、挙』(原題:Conclave、エドワード・ベルガー監督)を観に行った。友人が言っていたように凄い作品だった。コンクラーベのことは『天使と...

  • 大崎善生の遺作を読む

    昨夏に亡くなった大崎善生の遺作を読み終えた。『リヴァプールのパレット』(KADOKAWA刊)。表題作のほか「僕たちの星」「彼女が悲しみを置く棚」の三つの短...

  • イカれた国に容易に負けた・・・『日ソ戦争』

    読まなくてはという呼ぶ声が頭のなかに響いて買い求めていたものを読了。『日ソ戦争』(麻田雅文、中公新書)。予想はしていたけれど、その予想を遥かに上回る酷い歴...

  • 食べず嫌いを押し通せない

    テレビを灯ければ10中8、9は食べものの紹介や食堂、レストランの食リポであるような氣がする。今の今だけ大阪万博のパビリオン紹介に取って代わっているものの、...

  • ドラマ『しあわせは食べて寝て待て』

    最近、NHKのドラマ10の質が高いと感じる。前作『』で癒され、いまは『しあわせは食べて寝て待て』で癒されている。主人公は麦巻さとこ。膠原病を患い身体の怠さ...

  • 朗読に異を唱える詩人

    荒川洋治の批評やエッセイにはいつも唸らされる。『文学は実学である』(みすず書房)もそうだった。1992年から2020年の28年間に発表されたエッセイから選...

  • 『天使も踏むを畏れるところ (下)』を読了

    こんな背景があったのか!と驚愕した。『天使も踏むを畏れるところ (下)』(松家仁之、新潮社)を読み終えてのことだ。ハッピーエンドになるのかと思いきや、現実...

  • そうか、そうだったのか、グリーグは

    友人からグリーグの弦楽四重奏曲のことを教えてもらった。聴いた覚えがない。しかし自分の過去の音盤歴を調べてみると何と持っていた。シベリウスとグリーグの弦楽四...

  • 対話のない世界

    火器による戦争だけだなく、輸出入障壁というものが実際の武器として使われようとしていた。いきなりの、一方的な、片務的な、独断な設定に世界は唖然としたが、主導...

  • 三世代に渡る激動を捉えた佳作『おつかれさま』

    韓国ドラマ『おつかれさま』폭싹 속았수다 (済州島方言)を漸く観終えた。1950年代から現代に至る三世代の女性とその家族らを描いた作品だったが、自分のそれ...

  • 誰もが幸せになること

    韓国ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』(原題:김비서가 왜 그럴까)を漸く観終えた。→https://bs.tbs.co.jp/kimhisho/abo...

  • 夜桜を楽しむ

    昨晩は千鳥ヶ淵の夜桜を見に行った。ライトアップされた桜か美しかった。ここの花見客の増加ぶりは凄い。海外からの旅行客たちも加わっていることもある。混雑緩和の...

  • 若きヴァイオリニストに驚き始める

    一昨日にテレビ朝日の「報道ステーション」で放映された、若きヴァイオリニスト・HIMARIの取材がYouTubeのお薦めに出てきたので、何の気なしに観てみた...

  • 『私のティーアガルテン行』の豊かな世界

    気になる作家、平出隆の作品『ベルリンの瞬間』を以前読んで感銘を受けていた。→https://hankichi.exblog.jp/20465326/それな...

  • 久々に西に向かう

    久々に(西に向かうプラットフォームは修学旅行や団体旅行の客たちでごった返していた。海外からの旅行者の影が薄くなるほど。少し待つだけで列車が入線してくる。向...

  • フリッツが隣にいた

    つい先日、ああこのままでいるとどうなるのかしら、というような状況に陥った。自分一人では、にっちもさっちも抜け出られないような状態になってしまって、家人たち...

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