友人たちから、デジタルリマスタリングされたジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団によるシベリウスの交響曲全集が凄いという話を春に聞いていた。→https://...
『天使も踏むを畏れるところ』の上巻を読了(松家仁之、新潮社)。文藝誌「新潮」に連載されていたものだ。→https://www.shinchosha.co....
暖かくなった日曜日。桜の華に誘われて、電車に乗って秋葉原、市ヶ谷、外濠公園へ。総武線秋葉原駅ホームの牛乳スタンドは中学生時代からお世話になってきたけれど、...
シューベルトのピアノ五重奏曲『ます』は苦手な曲だったけれど、少し前にアルフレート・ブレンデルとクリーヴランドSQによるものを聴いて初めて魅惑された。→ht...
三寒四温のなか東京の桜は七分咲きになりつつある。昼前からいきなり暖かくなって、桜の開花の勢いは止まらない。こんなときには夜桜をゆっくりと出来ると風情があっ...
韓国の映画・ドラマ産業の仕組みを理解して、観ていなかった作品に手を伸ばしてしまった。『キム秘書はいったい、なぜ?』→https://bs.tbs.co.j...
『韓国ドラマ全史』(黄仙恵、ディスカヴァー携書)を読了。韓国ドラマが優秀で素晴らしい理由がよく分かった。出版社の紹介記事にイントロが書かれている。→htt...
春の古本まつりで買い求めていた『朝鮮人部落』(成允植、同成社、1973年)を読了。表題作の中篇と、短篇五作からなる。舞台は川崎の街の一画なのだけれど、どの...
映画『正体』(藤井道人監督、2024年)を観ていなかった。日本アカデミー賞の監督賞・主演男優賞・助演女優賞を得たということで、少しだけ気になって観てみた(...
これまで沢山読んできたようでいて、その内容が殆ど記憶にとどまっていないのが村上春樹で、その記憶の失われ方は他の著者のものに対してより酷いと思う。ストーリー...
桜もまさに開花しそうな暖かさ。昼下がりのぽかぽかした陽射しに思わず外に繰り出す。持ち物は少々の小銭とスマホのみで身分証明をするものを携えない。途中で倒れた...
雑誌『散歩の達人』の今月号が「松戸・金町・亀有」特集だった。ニュー・下町と表現されている。ん・・・違和感に包まれる。ニューなのか? 金町・亀有はもともと下...
今日は朝から神保町に出掛ける。冬に逆戻りした昨日の余韻がまだあって空気は肌寒くて目がしゃっきりとする。所用を済ませたあとは、駿河台下の「エチオピア」へ。新...
『荷風と私の銀座百年』(永井永光、白水社、2008年)を読了。全く知らなかったのだけれど著者は荷風の息子だという。昭和19年3月に養子縁組をしている。どう...
ヘンデルの宗教音楽というと直ぐに『メサイア』ということになるけれど、教会カンタータもかなりの数を作曲していていたことを知った。中古ショップで手にした音盤は...
イタリアで600万人が足を運び、同国歴代興行収入ランキングで『ライフ・イズ・ビューティフル』を抜いて第5位、2023年の国内第1位の大ヒットを記録したとい...
『絶望名言』(頭木弘樹、川野一宇、飛鳥新社)を読了。NHKの〈ラジオ深夜便〉で放送された内容の書籍化だ。一回あたり一人の作家に絞って、12回分がまとめられ...
昨夕は何十年ぶりかで定期会員になった音楽会の最後の回。モーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』だ(演奏会方式)。→https://kioihall.j...
此れまで聴いてきたJ. S. バッハの作品のなかで「フーガの技法」と「音楽の捧げもの」だけはいつまでも苦手だった。おっかなくて仕方がないのだ。いろいろな演...
親が足腰を悪くして家のなかで転ぶことが出てきた。僕が想像できていなかったのは転ぶことだけでなく、転んだら起き上がるのが難しいということ。意図せずに床に座り...
月曜の夜、NHKで「感想戦 3月11日のマーラー」というドキュメンタリーが放映された。→https://www.nhk.jp/g/pr/blog/diu6...
NETFLIXで観るべきドラマが乏しくなってきたからそろそろ解約しようかと思っていた矢先に、今月からオリジナルドラマが始まった。『おつかれさま』(全16話...
太宰治についての映画やドラマは、あっても当然だろうし何度も観て来たけれど、まさか中原中也、小林秀雄、長谷川泰子の映画が出来るとは思ってもみなかった。映画『...
私事がなかなか落ち着かないなか、それでも自由に出来る時間が出来たのでリラックスすべく近場の日帰り温泉に出かけた。田中小実昌的なる休日の過ごし方(と友人が言...
『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)のまたまた続き。1996年の章は「郷里の香り」。そんな優しい題名とは裏腹に、年末は激オコだった。文芸誌の随筆欄に...
読み進めている『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)のなかで、北杜夫の小説『神々の消えた土地』が紹介されていた。どうしても読みたくなってそれを取り寄せ...
映画『夜明けのすべて』(三宅唱監督、2024年)を観た(いまは映画館での上映は殆どなくてNetflixで観られる)。→https://yoakenosub...
『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)の続き。1994年の章は「議論の環境」。「私たち」小説についての考察は面白かった。車谷長吉の『蟲の息』を読んでの...
『水平線のうた』の前編を観た(NHK、3月1日放映)。→https://www.nhk.jp/p/ts/9935XW69X7/僕にとって、東日本大震災のこ...
『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)では荒川さんは年ごとに題名を付けている。1992年は「形式と言葉」、1993年は「感想という世界」。その1993...
歳を取ると具合を悪くする要因のひとつが転倒だそうだ。僕の実家でもその通りで、このところ毎年一度は転倒して怪我をしている。階段の踏み外し、家の玄関前での躓き...
家の用事で少し多忙になっていたのだけれど、夜に眠る前には本をすこし読み進めて瞬く間に夢見心地に付く。その繰り返しの週日のなかに手にしているのが『文芸時評と...
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友人たちから、デジタルリマスタリングされたジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団によるシベリウスの交響曲全集が凄いという話を春に聞いていた。→https://...
友人が楽しんでいた『おいしい人間』(高峰秀子、扶桑社文庫)を読了。1950年代から1980年代にかけての文集で、食べ物だけでなく著名人との思い出がふんだん...
雑誌『東京人』の今年8月号の特集は「東京23区の「島」散歩」。島しょ部ではなく23区にそんなに島があったっけ、と思って読んでいくとなるほど、と感心する。ま...
吉村昭といえば父親の書斎にあった『戦艦武蔵』『零式戦闘機』。だからずっと戦記物の小説家だとばかり思っていた。最近、高校時代の友人からトンネルものも良いと言...
日曜日に訪れた美術展で買い求めた『藤田嗣治 パリを歩く』(清水敏男、東京書籍)を読了。美術評論家が藤田の足跡を追ってパリや周辺の町を追体験していくもので、...
熱帯夜に映画『ハルビン』(ウ・ミンホ監督、2024年、韓国)を観た。昨年の百想芸術大賞の作品賞大賞を得たものだ。→https://harbin-movie...
友人から話を聞いて、ああそうだったと慌てて出かけて来た。『藤田嗣治 絵画と写真』展 @東京ステーションギャラリー。→ https://www.ejrcf....
映画『国宝』(李相日監督、2025年)を漸く観に行った。→https://kokuhou-movie.com/小説を読んだときの記憶と異なるところが幾つも...
『今日もウルトラセブンのことを考えていた』(青山通、アルテスパブリッシング)に目を通した。読了した、と書けないのは、全く歯が立たなかったからで、二合目まで...
今年は成瀬巳喜男の生誕120年ということで雜誌「ユリイカ」の7月号特集となっている。普段の「ユリイカ」の特集ものとは違って一冊の殆どが成瀬巳喜男の論評に費...
映画『秘顔』(原題:히든 페이스、英題:Hidden Face、キム・デウ監督、韓国)を観た。→https://synca.jp/higan/オーケストラ...
『ルポ・韓国戒厳令』(日本経済新聞社 ソウル支局編、日本経済新聞出版)を読了。昨年12月3日の事件の背景とその後についてだ。戒厳令は、次のような時期に早く...
社会、会社、組織、学校、家族、趣味、部活など、様々な組織のなかで生きてきた。ひとは生まれてから死ぬまでずっとそういう組織の一員として、或いはそこに属した意...
僕の父親は鋼板を剪断する大型機械を設計製造する仕事をしていた。晴海で開かれていた国際見本市にも出展していて毎年連れていって貰ったし、ときどき会社にも連れて...
赤瀬川原平の『ゼロ発信』に小松崎茂と会われたことが書かれていた。“あの小松崎茂さんである。軍艦と飛行機を描いたら日本一。ぼくはもういまを去ること小学生のこ...
週中日は、あまり気乗りせぬまま外壕近くに足を向けた。大久保利通が暗殺された(紀尾井坂の変)のもこの近くだったなと再び思いだしながら、或る店に入る。約束まで...
漸くドラマ『財閥家の末息子』を観終えた。凄い作品だった。財閥が財閥として出来上がったあと、二世、三世、また四世と継承されていくことがある。跡取りが優秀であ...
このあいだ読んだ『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)が面白かったから、その著者の本業の著作『日本政治思想史』(新潮選書)を読んでみた。そして挫折し...
斎藤宗吉が自分のペンネームを北杜夫とした理由はウィキペディアに次のように書かれている。“杜夫の由来は仙台(杜の都)在住時、心酔するトーマス・マンの『トニオ...
坪内祐三の『文学を探せ』で取り上げられていた赤瀬川原平の『ゼロ発信』(中央公論新社)を読了。味がある一冊だった。2000年1月11日から6月4日まで読売新...
オットー・クレンペラー指揮のブルックナー交響曲第9番(第3楽章)を聴いたとき以来久しぶりに心にひどく警鐘を鳴らされた気がした。ほんわかした気持ちで毎日楽し...
古今亭志ん生の『びんぼう自慢』(ちくま文庫)を読了。高校時代のクラスメートの友達だという男が、僕の馴染みにしていた日本橋の小料理屋に通っていたことをSNS...
『日本茶の実践マーケティング』(前田冨佐男、キクロス出版)を読了。このあいだの静岡旅行の際に買い求めた一冊だ。日本茶について僕は殆ど何も知らなかったことに...
静岡の二日目。製茶問屋が営むお茶とお菓子の店「茶町KINZABURO」を訪問した。→https://kinzaburo.com/静岡駅から15分ほど歩いた...
昨日は静岡まで足を伸ばす。県立美術館にはオーギュスト・ロダンのブロンズ彫刻が非常に沢山あって、間近にそれらを眺めているとその量塊に圧倒される。→https...
『なぜBBCだけが伝えられるのか』(小林恭子、光文社新書)を読了。副題は「民意、戦争、王室からジャニーズまで」。帯にはジョージ・オーウェルの言葉が書いてあ...
友人に誘われて現代音楽とテクノ音楽(クラブ音楽)の演奏会を聴いた。フランチェスコ・トリスターノによる「Piano 2.0」と題するプログラムだ。→http...
月曜ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ)の初回を観た。→https://www.fujitv.co.jp/uminohajimari/夜に観終えたあと床に...
坪内祐三が毎日新聞に連載した文章が先月末に久しぶりに上梓された。『日記から 50人、50の「その時」』(本の雑誌社)。2005年4月からの1年間、毎週さま...
ベルリン映画祭で銀熊賞を5度も受賞しているホン・サンス監督の作品を観たのはこれが初めてだった。『Walk Up』(韓国題名:탑、2022年、韓国)。「탑」...
ミン・ジン・リーの小説『パチンコ(Pachinko)』がドラマ化されていることは知っていたがなかなか観ることが出来なかった。ようやくその機会が訪れて一気に...
『国家と音楽家』(中川右介、集英社文庫)を読了。「週刊金曜日」に2011年から二年間に亘って連載されたものに大幅に加筆された力作だった。ナチスに協力したと...
テレビで人間を支援するロボット技術について紹介されていた。凄いなあ、もう既にこんなレベルに至っているのか、と感嘆した。しばらく見ているうちに、これらのロボ...
軽井沢を後にして野沢温泉に泊まった。この週は「たけのこまつり」という催し物が開かれていて賑わいを見せていた。→https://nozawakanko.jp...
随分と前のことになる。入った大学はクラブ活動だけでなく地域名を冠した同窓会が盛んだった。当時住んていた東京の隣町にもそれは有って、だから自動的にそこの地域...
先週末の金曜日は関東もようやく梅雨に入ったが、そんな夕べに演奏会で「春」を聴いていた。シューマンの交響曲第1番だ。トレヴァー・ピノックの指揮するものを初め...
川本三郎の『日本映画を歩く ~ロケ地を訪ねて~』(JTB刊)を読了。雑誌『旅』の1997年5月号~1998年4月号、1998年9月号の「映画の舞台へ」とい...
夜につらつらとBS放送のチャンネルを繰っていたら、WOWOWで韓国のテレビ番組が放映されていた。今年4月に行われたMBNの「トロット・ガールス・ジャパン」...
高橋源一郎の『「不適切」ってなんだっけ』(毎日新聞出版)を読了。「サンデー毎日」の連載をもとにした『これは、アレだな』シリーズの第3弾だ。→https:/...