話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
『天使も踏むを畏れるところ』の上巻を読了(松家仁之、新潮社)。文藝誌「新潮」に連載されていたものだ。→https://www.shinchosha.co....
暖かくなった日曜日。桜の華に誘われて、電車に乗って秋葉原、市ヶ谷、外濠公園へ。総武線秋葉原駅ホームの牛乳スタンドは中学生時代からお世話になってきたけれど、...
シューベルトのピアノ五重奏曲『ます』は苦手な曲だったけれど、少し前にアルフレート・ブレンデルとクリーヴランドSQによるものを聴いて初めて魅惑された。→ht...
三寒四温のなか東京の桜は七分咲きになりつつある。昼前からいきなり暖かくなって、桜の開花の勢いは止まらない。こんなときには夜桜をゆっくりと出来ると風情があっ...
韓国の映画・ドラマ産業の仕組みを理解して、観ていなかった作品に手を伸ばしてしまった。『キム秘書はいったい、なぜ?』→https://bs.tbs.co.j...
『韓国ドラマ全史』(黄仙恵、ディスカヴァー携書)を読了。韓国ドラマが優秀で素晴らしい理由がよく分かった。出版社の紹介記事にイントロが書かれている。→htt...
春の古本まつりで買い求めていた『朝鮮人部落』(成允植、同成社、1973年)を読了。表題作の中篇と、短篇五作からなる。舞台は川崎の街の一画なのだけれど、どの...
映画『正体』(藤井道人監督、2024年)を観ていなかった。日本アカデミー賞の監督賞・主演男優賞・助演女優賞を得たということで、少しだけ気になって観てみた(...
これまで沢山読んできたようでいて、その内容が殆ど記憶にとどまっていないのが村上春樹で、その記憶の失われ方は他の著者のものに対してより酷いと思う。ストーリー...
桜もまさに開花しそうな暖かさ。昼下がりのぽかぽかした陽射しに思わず外に繰り出す。持ち物は少々の小銭とスマホのみで身分証明をするものを携えない。途中で倒れた...
雑誌『散歩の達人』の今月号が「松戸・金町・亀有」特集だった。ニュー・下町と表現されている。ん・・・違和感に包まれる。ニューなのか? 金町・亀有はもともと下...
今日は朝から神保町に出掛ける。冬に逆戻りした昨日の余韻がまだあって空気は肌寒くて目がしゃっきりとする。所用を済ませたあとは、駿河台下の「エチオピア」へ。新...
『荷風と私の銀座百年』(永井永光、白水社、2008年)を読了。全く知らなかったのだけれど著者は荷風の息子だという。昭和19年3月に養子縁組をしている。どう...
ヘンデルの宗教音楽というと直ぐに『メサイア』ということになるけれど、教会カンタータもかなりの数を作曲していていたことを知った。中古ショップで手にした音盤は...
イタリアで600万人が足を運び、同国歴代興行収入ランキングで『ライフ・イズ・ビューティフル』を抜いて第5位、2023年の国内第1位の大ヒットを記録したとい...
『絶望名言』(頭木弘樹、川野一宇、飛鳥新社)を読了。NHKの〈ラジオ深夜便〉で放送された内容の書籍化だ。一回あたり一人の作家に絞って、12回分がまとめられ...
昨夕は何十年ぶりかで定期会員になった音楽会の最後の回。モーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』だ(演奏会方式)。→https://kioihall.j...
此れまで聴いてきたJ. S. バッハの作品のなかで「フーガの技法」と「音楽の捧げもの」だけはいつまでも苦手だった。おっかなくて仕方がないのだ。いろいろな演...
親が足腰を悪くして家のなかで転ぶことが出てきた。僕が想像できていなかったのは転ぶことだけでなく、転んだら起き上がるのが難しいということ。意図せずに床に座り...
月曜の夜、NHKで「感想戦 3月11日のマーラー」というドキュメンタリーが放映された。→https://www.nhk.jp/g/pr/blog/diu6...
NETFLIXで観るべきドラマが乏しくなってきたからそろそろ解約しようかと思っていた矢先に、今月からオリジナルドラマが始まった。『おつかれさま』(全16話...
太宰治についての映画やドラマは、あっても当然だろうし何度も観て来たけれど、まさか中原中也、小林秀雄、長谷川泰子の映画が出来るとは思ってもみなかった。映画『...
私事がなかなか落ち着かないなか、それでも自由に出来る時間が出来たのでリラックスすべく近場の日帰り温泉に出かけた。田中小実昌的なる休日の過ごし方(と友人が言...
『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)のまたまた続き。1996年の章は「郷里の香り」。そんな優しい題名とは裏腹に、年末は激オコだった。文芸誌の随筆欄に...
読み進めている『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)のなかで、北杜夫の小説『神々の消えた土地』が紹介されていた。どうしても読みたくなってそれを取り寄せ...
映画『夜明けのすべて』(三宅唱監督、2024年)を観た(いまは映画館での上映は殆どなくてNetflixで観られる)。→https://yoakenosub...
『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)の続き。1994年の章は「議論の環境」。「私たち」小説についての考察は面白かった。車谷長吉の『蟲の息』を読んでの...
『水平線のうた』の前編を観た(NHK、3月1日放映)。→https://www.nhk.jp/p/ts/9935XW69X7/僕にとって、東日本大震災のこ...
『文芸時評という感想』(荒川洋治、四月社)では荒川さんは年ごとに題名を付けている。1992年は「形式と言葉」、1993年は「感想という世界」。その1993...
歳を取ると具合を悪くする要因のひとつが転倒だそうだ。僕の実家でもその通りで、このところ毎年一度は転倒して怪我をしている。階段の踏み外し、家の玄関前での躓き...
家の用事で少し多忙になっていたのだけれど、夜に眠る前には本をすこし読み進めて瞬く間に夢見心地に付く。その繰り返しの週日のなかに手にしているのが『文芸時評と...
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話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
友人が読んでいた本『文学を探せ』(坪内祐三、講談社文芸文庫)を貸してもらって読んでいたら、友人が言っていたように、「怒りながら書く人」だった。→https...
このあいだ聴講した講座‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’(日本大学理工学部図書館公開講座)の結びのなかで、実は今日話した内容は司馬遼太郎の『街道をゆく 3...
新聞に連載されている美術コラム「塔のものがたり 十選」(山尾悠子)は、その初回がヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck)の「聖バルバラ」が題材だっ...
『李朝残影』(梶山季之、光文社文庫)を読了。サブタイトルは「反戦小説集」だ。著者は1930年京城(現ソウル)生まれ。敗戦で広島に引き上げ学生時代から小説を...
"「カンダ・オチャノミズ」を探る"という講義で、お茶の水が舞台という映画を観た。『自由学校』(渋谷実監督、獅子文六原作、1951年、松竹)。南村五百助(い...
昨夕は都市の変遷史の講座を聴講。題して‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’。日本大学理工学部の図書館公開講座だ(講師:建築学科 宇於崎勝也教授、後援:千代田...
『ミュージック・ヒストリオグラフィ』(松本直美、ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス)を何とか読了。僕は音楽は好きなものを聴いていればよいじ...
『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)を読了。「群像」の2024.1月号から2025.1月号に連載されたものだそうだ。中学受験で慶應義塾普通部に入学...
友人から手渡された『対馬の海に沈む』(窪田新之助、集英社)を読了。2024年の開高健ノンフィクション賞を得た作品だった。読み終えてとても酷く昏い気持ちにな...
『荷風の昭和 《後篇》』(川本三郎、新潮選書)を読了。副題は「偏奇館焼亡から最後の日まで」。前後篇あわせて壮大な作品だった。東京大空襲では火消しをやらない...
昨年に引き続き、昨日は甲斐路・南アルプス市へ。カタカナが入っている唯一の市だという。予約できたのは昨年とは別の果樹園。車を駐めることが出来るのは公民館の駐...
家人たちに連れられて歌手MISIAのコンサートに出掛けた。「STARTS presents THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEV...
荷風の本を読み進めていると荒川放水路のことがやはりどうしても気になって、その源をこの目で確かめたくなった。岩淵に行ってみると、赤門と呼ばれる旧水門と青門と...
今週(第1週)の朝の連続テレビ小説『あんぱん』のテーマは「生きろ」。これは大きな転換への始まりとして心に刻んだ。のぶ(今田美桜)が夫の次郎(中島歩)と話を...
和製ミュージカル映画の代表作という触れ込みに惹かれて、神保町の夜の上映で『君も出世できる』を観た。ストーリーは月並みな陳腐なもので余り関心しなかったが、そ...
川本三郎の『荷風の昭和』(新潮選書)、その《前篇》を読了。沢山の触発があったけれど、荷風がドビュッシーをかなり早期に日本に紹介していたことを知った。“一方...
久しぶりに千桜小学校の学区に足を運んだ。千代田区岩本町は、神田岩本町の一部のほか、神田大和町、神田松枝町、神田元岩井町の全部、神田豊島町、神田東松下町の各...
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』を観てしまった。最初に観たのが2012年だったけれど、そのときのメモを振り返る。同じように同じようなところで感銘した...
朧気には知っていたけれど、川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』にその説明があって大いに頷いてしまった。小説「かし間の女」の主人公・菊子と女友達・登米子の会話だ...
夜につらつらとBS放送のチャンネルを繰っていたら、WOWOWで韓国のテレビ番組が放映されていた。今年4月に行われたMBNの「トロット・ガールス・ジャパン」...
高橋源一郎の『「不適切」ってなんだっけ』(毎日新聞出版)を読了。「サンデー毎日」の連載をもとにした『これは、アレだな』シリーズの第3弾だ。→https:/...
イングリッシュ・コンサートという古楽器オーケストラをトレヴァー・ピノックが遥か昔に創設したことは知っていた。→https://englishconcert...
昨夕は子供たちが集まっての夕食。北海道から大量に取り寄せたというアスパラガスに挽き肉を巻いて焼いたり、ベーコンと炒めたりしたものが出てくる。新鮮で美味くて...
『花街の引力』(三浦展、清談社)を読了。副題は「東京の三業地、赤線跡を歩く」。薄々は知ってはいたけれども、東京のそれぞれの場所の三業地や赤線、青線、そして...
NETFLIXでちょっと前の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(堀江貴大監督、2021年)を観た。→https://filmarks.com/...
内田樹の『だからあれほど言ったのに』(マガジンハウス新書)を読了。まさに書名通りの口調で云われてしまった思いがした。薄々は気づいていたのだけれど、そこまで...
映画『碁盤斬り』をもう一度観に行った。あまりにも素晴らしかったから、こんどは客観的に個々の役者の演技や撮影構図の仔細などをよく観ようと思ったのだ。その計画...
佐藤忠男というと少し癖のある映画評論家としか思っていなかった。個々の映画評は良く読んでいたし、『小津安二郎の芸術』(朝日選書)も読んでいた。そんななか四方...
昨晩のこと。帰り道に社の傍を通ったら、鳥居のあいだに光るものが見える。三日月だった。その社には神が居るわけではない。戦で亡くなった人たちが祀られているとい...
『ニューヨークより不思議』(四方田犬彦、河出文庫)を読了。1987年4月から1988年3月まで1年間ニューヨーク・マンハッタンに滞在した手記に2015年の...
夜に寝入っていたところで夢を見た。というか夢がどんどんと僕に迫って来た。読み終えた小説の劇伴音楽がどうのこうのというのだ。夢のなかの相手が言うには、大佛次...
このあいだ観た映画『帰郷』には肩透かしを食った。→https://hankichi.exblog.jp/33377417/原作が大佛次郎とあったので、いっ...
昨日の午後は、秋に慶事を控えた家族間の懇親。手作り料理を大いに楽しみ、良酒もその空間を更に和らげていった。ひよこ豆を茹でてマッシュしたフムス、チリコンカン...
このあいだのコンサートのアンコールで聴いたR. Strauss の“Morgen!”「あしたに」が忘れられない。家の棚を調べてみると、エリザベート・シュワ...
昨夕は大学時代のクラブ仲間のT氏から教わって「紀尾井・明日への扉」という若手奏者による演奏会に出掛けた。日本製鉄文化財団が主催、三菱地所がスポンサーだ。→...
神保町シアターの今月は「1960年代――吉永小百合と私たちの青春」。→https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-thea...
蓮實重彦の『帝国の陰謀』(ちくま学芸文庫)を何とか読了。蓮實さんとしては学術論文ではなく、だからといってエッセイというほどのものでもなく、できれば文化的か...
青山二郎について読んていたら、自分が陶磁器(とはいっても市販の食器)に惹かれていたころのことを思い出した。社会人になって間もない夏、用もないのに百貨店に出...
随分と前に『いまなぜ白洲正子なのか』(川村二郎、新潮文庫)を読んでいた。そしていま『いまなぜ青山二郎なのか』(白洲正子、新潮社)を読んだ。川村二郎があの題...