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  • 坪内祐三の東京

    このあいだの神保町ブックフェスティバルで「坪内祐三の部屋にあった坪内祐三の本、販売中。」と書かれたワゴンがあって思わず引き寄せられた。ほとんどの本は既読だ...

  • 間諜という言葉を久しぶりに耳にした

    間諜という言葉は、学生時代に『間諜X27』という映画(マレーネ・ディートリッヒ主演)の名前で知ったのだろうか。その言葉を久々に耳にした。出張中の機内で観た...

  • 10.29に類似することに用心せよ

    梨泰院で大惨事があったのは二年前の10月29日。彼の地のテレビでもこのことが何度も報じられていた。どれだけ沢山の若者があの通りに犇めいていたのか。どれだけ...

  • 中世と近代の残照を垣間見ながら

    昨日から出張。半島の中央にあるその場所は、かつて戦に遭った街。文禄・慶長の役(壬辰倭乱)、そして1950〜53年にかけての近代戦を経てきた。そのたびに土地...

  • 衝動買いは幕開けに繋がるか

    神保町のブックフェスティバルは、すずらん通りで行われる出版社のワゴンセールが目玉だ。そしてまた、靖国通り沿いの古書店ワゴンでも全集の売り出しがあってこれも...

  • ブックフェスティバルは雨が降る

    神保町のブックフェスティバル、今年はもう行かなくて良いかな?と優先度を落としていたのだけれど、週末の所用が予想外に片付いたので、やはり足を運んでしまった。...

  • 山の手の閑地(あきち)

    読みかけていた『日和下駄』(永井荷風、講談社文芸文庫)を読了。この随筆を読む前に、川本三郎によるエッセイを大分と読んでいたので、既視感に捉われた。→htt...

  • クッキー缶を開けるおき

    このあいだ訪れた先を辞するとき、手土産を頂いた。余り見たことがない包装だけれどその色柄から茶菓子かなというのが頭をかすめた。家に帰って家人たちに開かせてみ...

  • 作品を読まなければ始まらない

    『安部公房とはだれか』(木村陽子、笠間書院)をおおまかに読了。研究者によるもの故か詰まらなかった。山口果林が書いた『安部公房とわたし』のほうが真に迫ってい...

  • 天津の誘惑

    武蔵野の杜のなかのような処に生まれた僕は、家の目の前にある神社と住宅地の路地が主な遊び場だった。バス通り沿いには小さな商店街があったけれど、米屋、食料品雑...

  • ハッスルすると暗渠が作られてゆく

    『暗渠マニアック! 増補版』(吉村生、高山英男、ちくま文庫)を読了。2015年7月に刊行された単行本の増補版だった。『はじめての暗渠散歩』の方を先に読んで...

  • 大森海岸の冥さ

    このあいだ映画を観に大森の地に降りた。時間があったので、JRと京浜急行線、そして第一京浜国道辺りをぶらぶらと歩いてみた。街区はどこか辻褄が合っていないよう...

  • 栗おこわと秋野菜焼きに舌鼓

    ひと月に振りに家人たちやその連れ合いらが集まった。先月の慶事の振り返りなども含めて歓談に花が咲く。昼過ぎから二人が栗の皮剥き精を出す。旬は月初めだったけど...

  • さいきん腹が立つこと

    さいきん腹が立つことを幾つか。■テレビ放送・中近東や東欧の無慈悲な攻撃に反論しない弱腰(触らぬ神)・食べ歩きとオオタニで「パンとサーカス」政策支援(政権に...

  • 『石の聲』から聞こえるもの

    李良枝の遺作を読んだ。『石の聲』(講談社学術文庫)。1989年、34歳で芥川賞を受賞したあと書き綴っていたもの。彼女はその途中で病に倒れ1992年に亡くな...

  • 『安部公房とわたし』メモ

    『安部公房とわたし』(山口果林、講談社)を読了。圧倒された。作家と女優の蜜月、と一言で顕してしまえば簡単だが、あの作家が何に惹かれたのかが分かった。少しだ...

  • 心くすぐるが解説が物足りない

    今週、紀尾井FESというイベントが催されていて、そのなかで「HISTORY 歴史を紐解く」というコーナーがあると知った。「タイムマシーン紀尾井町 ~街の記...

  • 安部公房を忘れていた

    暖かい陽ざしに包まれた三連休の最終日。神奈川近代文学館の「安部公房展 ~21世紀文学の基軸~」を観覧した。中高校生時代から安部公房のことは知っていたのに、...

  • 池波篇「汽車旅の酒」

    池波正太郎の『私が生まれた日 ~池波正太郎自選随筆集①』(朝日文芸文庫)を読了。池波さんは生まれ育った界隈やその日々について、たびたび書いているけれど、そ...

  • 箸が増えて脳を刺激する

    夏の旅行で韓国の友人夫婦からお土産に頂いたのが、箸とスプーンのセット。職人による天然木・漆塗りの夫婦ものだ。そしてこの秋の慶事で家人から記念に貰ったのが、...

  • あんたたちが皇帝だ・・・ハイティンクとシフ

    ベルナルト・ハイティンク指揮、アンドラーシュ・シフによるベートーヴェンのピアノ協奏曲を聴いている。全集だ。オーケストラはドレスデン・スターツカペレ。僕の苦...

  • 人は乗り移ることがある・・・『冬に子供が生まれる』

    佐藤正午の最新作『冬に子供が生まれる』(小学館)を読了。ところどころで最近の白石一文の小説の世界に接近しているのかなということが頭を掠めるけれども、最終的...

  • ノーベル文学賞を祝す

    今年のノーベル文学賞は、韓国のハン・ガンに授与された。僕はこの人の小説は一冊しか読んでいなかったけれども、この受賞を心から祝す。韓国文学の質が高くなってい...

  • 「若草物語」に身を乗り出す

    拙宅では『若草物語』は日常語である。それなのに僕を除いて家人らはオルコットの原作を読んでいないのはどうしてなのか。そしてその名の付く映画を観ようともしない...

  • 礼節を尽くすか礼節を欠くか

    還暦をずいぶんと過ぎて、そろそろ季節の挨拶などのやりとりは減らしていかなくてはなあ、と思っていた。年末に年賀状を書くときにそのように書き添えようかと思案し...

  • 『シビル・ウォー』に震撼する

    怖い映画は普通は観ないのだけれど、アメリカ合衆国の政治が絡むとなると、思わず足を運んでしまった。『シビル・ウォー』(原題:Civil War、アレックス・...

  • ゴールデン街には気をつけろ

    昨夕は友人に誘われて新宿ゴールデン街に足を運んだ。或るバーで画家の個展が開かれているからだ。実はこの飲み屋街に足を踏み入れたのは初めて。三丁目や花園神社に...

  • リービ英雄の日本語論からブログに繋ぐ

    リービ英雄の『我的日本語』(筑摩選書、2010年)を読了。アメリカ人として日本語で小説やノンフィクションを書きづづけ、数々の文学賞も得ている彼のエッセイ的...

  • 『点と線』は博多と函館を繋いでいた

    映画『点と線』(小林恒夫監督、東映、1958年)を初めて観た。神保町シアターの「映画で愉しむ 私たちの偏愛文学」という企画。→https://www.al...

  • 明治を振り返る

    司馬遼太郎の『明治という国家』(日本放送出版協会)を読了。1989年10月、11月のNHKスペシャルでの司馬さんのトーク・ドキュメント「太郎の国の物語」の...

  • 本当の「隔世の感」

    このあいだの家人の挙式と宴で、若い二人と共に歩む世代の人々に初めて出会った。周りにはこんなに沢山の友人が居たのかと驚く。しかも様々な国々からこのことのため...

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