話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
テレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS, 金曜)は、主人公が1986年と2024年のあいだをタイムスリップすることで巻き起きる出来事や気付き、感慨...
国際情勢の混沌、政局の無責任と横暴と自然災害対応の軽視、自己中心的な理由で起きる一連の社会事件、50年の潜伏ののちに彼方に消えてゆく過激派の息吹、絵空事な...
ドラマ『さよならマエストロ』(TBS、日曜夜9時)は第三楽章。その最後の場面で感涙した。“そりゃ、さがっていうもんじゃない? 依存症みたいなもの。人生のほ...
『旅のつばくろ』(沢木耕太郎、新潮文庫)を読了。JR東日本の車内雑誌「トランヴェール」に連載されていたものだ。新幹線で東北に行くとき、僕はこのエッセイを読...
録画してあったドラマをあまり期待せずに再生していたら、これまでに出会ったことの無いミュージカルドラマになっていて、ぐいぐいと惹かれていった。TBS金曜ドラ...
最近のネット広告というのは絶妙なタイミングで絶妙な表示がされて、その「当たってる感」には驚きが増す一方だ。このあいだキット・アームストロングのこの春の活動...
今年の大学入学共通テストの国語の問題は、第1問目が、ゲオルグ・ショルティ指揮によるモーツァルトのレクイエムについて取り上げたもので、クラシック音楽愛好家の...
NHKの大河ドラマ『光る君へ』の評判がそれほど芳しくないという。それでも僕にとっては、これまで観ようとして何度も(というか全て)挫折してきた一連の大河ドラ...
『ノートル・ダムの残照』(大森恵子、藤原書店)を読了。副題は「哲学者、森有正の思索から」。昨年末の作品だ。森有正の哲学に魅せられた文学者の思索の軌跡と、彼...
テレビドラマ『さよならマエストロ』の第2回で、青年チェリストがバッハの無伴奏を弾く場面をみながら、無性にその曲を聴きたくなった。年明けからずっと音楽が耳に...
テレビドラマ『さよならマエストロ』(TBS, 日曜夜9時)が順調だ。→https://www.tbs.co.jp/sayonaramaestro_tbs/...
昨日の書店の店頭ではこんな本が堂々と積まれていた。『防衛白書 令和5年版 日本の防衛』(防衛省、日経印刷)。上質の紙にカラー印刷で、世界情勢の分析、他国の...
これは君が好きそうな本なりと紹介されてすぐさまに買い求めていた。『地図で読む戦争の時代[増補新版] 描かれた日本、描かれなかった日本』(今尾恵介、白水社)...
友人から「From 芸能・音楽100」と連絡がきた。ちょっと懐かしい。「クイズグランプリ」の世界だ。僕はたぶん「芸能・音楽20」のカードを答えるのがやっと...
NHKの大河ドラマが苦手だ。何度か呟いてしまっているが、しっかりと全てを通しで観たのは中学生時代の『国盗り物語』だけだと思う。もちろん良いぞ良いぞと魅入っ...
『韓国 内なる分断』(池畑修平、平凡社新書)を読了。NHK前ソウル支局長によるもので韓国の近年の動向が良く理解できた。但し2019年の本だ。朴槿恵大統領の...
台湾の総統・国会議員選挙の結果が話題になっているが、その台湾出身の小説家・東山彰良のエッセイ『ありきたりの痛み』(文藝春秋)を読了。映画批評が全体の半分強...
また山田太一のエッセイ集を読んだ。『いつもの雑踏 いつもの場所で』(新潮文庫)。エッセイ集としては4冊目だそうだ。山田さんは好きなウディ・アレン映画(「ア...
ニーナ・シモン(Nina Simone)による「Feeling Good」を聴く。映画のなかで使われている曲(というか平山が親しみ聴いているカセットテープ...
「The House of the Rising Sun」(朝日のあたる家)を聴く
同じく映画の中で掛かっていた曲がアニマルズというバンドによる「The House of the Rising Sun」(朝日のあたる家)。何が良いのか全く...
あの映画を観て以来、自分の家の洗面所の流しや鏡とその周り、そしてまたキッチンのシンクやトイレの朝顔や周辺を、小まめに拭き清めてしまうようになってしまった。...
『文学が裁く戦争 ~東京裁判から現代へ~』(金ヨンロン、岩波新書)で取り上げられていた大岡昇平の『ながい旅』(角川文庫)を読了。名古屋地区を爆撃したB29...
映画『PERFECT DAYS』を、ようやっと観た。→https://www.perfectdays-movie.jp/東京の公園にある公衆トイレの清掃を...
年が明けて、能登半島地震、羽田空港の大事故、理不尽な通り魔事件、政治家の不正蓄財など、これでもかこれでもかと酷いことばかり起き続けた。東欧と中東の戦争も解...
年初に読んだ『文学が裁く戦争 ~東京裁判から現代へ~』(金ヨンロン、岩波新書)で取り上げられていた松本清張の『砂の法廷』を読了。文藝春秋社の松本清張全集・...
韓国ドラマ『花様年華』(화양연화 - 삶이 꽃이 되는 순간)のなかで、ユン・ジス(イ・ボヨン演じる)と ハン・ジェヒョン(ユ・ジテ演じる)が学生時代に共...
『流』(東山彰良、講談社文庫)を読了。このあいだ読んだ『日本の台湾人』のなかで紹介されていて興味を持ったのだ。選考委員満場一致の直木賞受賞作(2015年、...
羽田空港で日航機JA516便が着陸しようとしたC滑走路(34R)に、海上保安庁の航空機JA722Aが侵入していて衝突、両機とも炎上した。羽田空港管制と離着...
年初から凄い本に出会えてしまって、読後もまだゾクゾクしている。紹介してくれた友人に感謝。『文学が裁く戦争 ~東京裁判から現代へ~』(金ヨンロン、岩波新書)...
昨日の夕方の地震報道には驚いた。テレビを見ていたら携帯電話の緊急地震アラートが鳴りはじめる。テレビも地震報道に切り替わった。NHKの女性アナウンサーの緊迫...
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話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
友人が読んでいた本『文学を探せ』(坪内祐三、講談社文芸文庫)を貸してもらって読んでいたら、友人が言っていたように、「怒りながら書く人」だった。→https...
このあいだ聴講した講座‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’(日本大学理工学部図書館公開講座)の結びのなかで、実は今日話した内容は司馬遼太郎の『街道をゆく 3...
新聞に連載されている美術コラム「塔のものがたり 十選」(山尾悠子)は、その初回がヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck)の「聖バルバラ」が題材だっ...
『李朝残影』(梶山季之、光文社文庫)を読了。サブタイトルは「反戦小説集」だ。著者は1930年京城(現ソウル)生まれ。敗戦で広島に引き上げ学生時代から小説を...
"「カンダ・オチャノミズ」を探る"という講義で、お茶の水が舞台という映画を観た。『自由学校』(渋谷実監督、獅子文六原作、1951年、松竹)。南村五百助(い...
昨夕は都市の変遷史の講座を聴講。題して‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’。日本大学理工学部の図書館公開講座だ(講師:建築学科 宇於崎勝也教授、後援:千代田...
『ミュージック・ヒストリオグラフィ』(松本直美、ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス)を何とか読了。僕は音楽は好きなものを聴いていればよいじ...
『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)を読了。「群像」の2024.1月号から2025.1月号に連載されたものだそうだ。中学受験で慶應義塾普通部に入学...
友人から手渡された『対馬の海に沈む』(窪田新之助、集英社)を読了。2024年の開高健ノンフィクション賞を得た作品だった。読み終えてとても酷く昏い気持ちにな...
『荷風の昭和 《後篇》』(川本三郎、新潮選書)を読了。副題は「偏奇館焼亡から最後の日まで」。前後篇あわせて壮大な作品だった。東京大空襲では火消しをやらない...
昨年に引き続き、昨日は甲斐路・南アルプス市へ。カタカナが入っている唯一の市だという。予約できたのは昨年とは別の果樹園。車を駐めることが出来るのは公民館の駐...
家人たちに連れられて歌手MISIAのコンサートに出掛けた。「STARTS presents THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEV...
荷風の本を読み進めていると荒川放水路のことがやはりどうしても気になって、その源をこの目で確かめたくなった。岩淵に行ってみると、赤門と呼ばれる旧水門と青門と...
今週(第1週)の朝の連続テレビ小説『あんぱん』のテーマは「生きろ」。これは大きな転換への始まりとして心に刻んだ。のぶ(今田美桜)が夫の次郎(中島歩)と話を...
和製ミュージカル映画の代表作という触れ込みに惹かれて、神保町の夜の上映で『君も出世できる』を観た。ストーリーは月並みな陳腐なもので余り関心しなかったが、そ...
川本三郎の『荷風の昭和』(新潮選書)、その《前篇》を読了。沢山の触発があったけれど、荷風がドビュッシーをかなり早期に日本に紹介していたことを知った。“一方...
久しぶりに千桜小学校の学区に足を運んだ。千代田区岩本町は、神田岩本町の一部のほか、神田大和町、神田松枝町、神田元岩井町の全部、神田豊島町、神田東松下町の各...
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』を観てしまった。最初に観たのが2012年だったけれど、そのときのメモを振り返る。同じように同じようなところで感銘した...
朧気には知っていたけれど、川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』にその説明があって大いに頷いてしまった。小説「かし間の女」の主人公・菊子と女友達・登米子の会話だ...
先週末の金曜日は関東もようやく梅雨に入ったが、そんな夕べに演奏会で「春」を聴いていた。シューマンの交響曲第1番だ。トレヴァー・ピノックの指揮するものを初め...
川本三郎の『日本映画を歩く ~ロケ地を訪ねて~』(JTB刊)を読了。雑誌『旅』の1997年5月号~1998年4月号、1998年9月号の「映画の舞台へ」とい...
夜につらつらとBS放送のチャンネルを繰っていたら、WOWOWで韓国のテレビ番組が放映されていた。今年4月に行われたMBNの「トロット・ガールス・ジャパン」...
高橋源一郎の『「不適切」ってなんだっけ』(毎日新聞出版)を読了。「サンデー毎日」の連載をもとにした『これは、アレだな』シリーズの第3弾だ。→https:/...
イングリッシュ・コンサートという古楽器オーケストラをトレヴァー・ピノックが遥か昔に創設したことは知っていた。→https://englishconcert...
昨夕は子供たちが集まっての夕食。北海道から大量に取り寄せたというアスパラガスに挽き肉を巻いて焼いたり、ベーコンと炒めたりしたものが出てくる。新鮮で美味くて...
『花街の引力』(三浦展、清談社)を読了。副題は「東京の三業地、赤線跡を歩く」。薄々は知ってはいたけれども、東京のそれぞれの場所の三業地や赤線、青線、そして...
NETFLIXでちょっと前の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(堀江貴大監督、2021年)を観た。→https://filmarks.com/...
内田樹の『だからあれほど言ったのに』(マガジンハウス新書)を読了。まさに書名通りの口調で云われてしまった思いがした。薄々は気づいていたのだけれど、そこまで...
映画『碁盤斬り』をもう一度観に行った。あまりにも素晴らしかったから、こんどは客観的に個々の役者の演技や撮影構図の仔細などをよく観ようと思ったのだ。その計画...
佐藤忠男というと少し癖のある映画評論家としか思っていなかった。個々の映画評は良く読んでいたし、『小津安二郎の芸術』(朝日選書)も読んでいた。そんななか四方...
昨晩のこと。帰り道に社の傍を通ったら、鳥居のあいだに光るものが見える。三日月だった。その社には神が居るわけではない。戦で亡くなった人たちが祀られているとい...
『ニューヨークより不思議』(四方田犬彦、河出文庫)を読了。1987年4月から1988年3月まで1年間ニューヨーク・マンハッタンに滞在した手記に2015年の...
夜に寝入っていたところで夢を見た。というか夢がどんどんと僕に迫って来た。読み終えた小説の劇伴音楽がどうのこうのというのだ。夢のなかの相手が言うには、大佛次...
このあいだ観た映画『帰郷』には肩透かしを食った。→https://hankichi.exblog.jp/33377417/原作が大佛次郎とあったので、いっ...
昨日の午後は、秋に慶事を控えた家族間の懇親。手作り料理を大いに楽しみ、良酒もその空間を更に和らげていった。ひよこ豆を茹でてマッシュしたフムス、チリコンカン...
このあいだのコンサートのアンコールで聴いたR. Strauss の“Morgen!”「あしたに」が忘れられない。家の棚を調べてみると、エリザベート・シュワ...
昨夕は大学時代のクラブ仲間のT氏から教わって「紀尾井・明日への扉」という若手奏者による演奏会に出掛けた。日本製鉄文化財団が主催、三菱地所がスポンサーだ。→...
神保町シアターの今月は「1960年代――吉永小百合と私たちの青春」。→https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-thea...
蓮實重彦の『帝国の陰謀』(ちくま学芸文庫)を何とか読了。蓮實さんとしては学術論文ではなく、だからといってエッセイというほどのものでもなく、できれば文化的か...