「選さん、凄いよ。大したもんだ。」

匡子、「まっ。確かにね～～。本人の気持ちが…。」

その日の午後、コーヒーブースで…。

「や〜〜っぱ。何も言ってないか〜〜。」

「実は…、サブちゃん、秀美ちゃん、好きなんだよ。」

匡子、葉子に済まなそうに、「ごめんねヨウちゃん。」

葉子、空を見て、「元気だと良い。」

「フィアンセは笑いながら、愛犬は楽しそうに吠えながら…。」

「ごめ～～ん。私にも、その画像、もう一回、いい…???」

「それなのに、このボケナス。全然似てません。全く別人。」

海江田、「実は…、シカゴ時代に僕、ある女性の人と…。」

「そしたら、いきなり蝶から金粉が…。」

輪湖、「葉子は、寝ていなくとも、蝶が出てくる。」

葉子、「…って言うかさ…。…ナンシーって…、誰…???」

そして葉子、蝶に導かれるままに…。

その声に鳩崎、「横領の件…。誰か…。分かったぞ。」

「蝶が教えてくれたって…。」

「顔を上げた途端に、何考えてたのよって…。」

「夢の中に彼女が出てきて…。」

鳩崎、「つまりは…。アナリズムとかいう…。」

そして鳩崎、「どういうこった、そりゃ～～???」

「…けど…。なんで蝶が出てくるんだろ。」

「輪湖が、インフルと戦いながらに見ていた夢がある。」

お花畑の真ん中の草原のようなところ…。

ベッドでグッタリの虎一郎、咳をしながら…。

その声に葉子も秀美も虎一郎も、顔を傾げて…。

「膿があるとしたら…。取り除く。」

「籠の中の鳥なんだよ。いい加減に解放しな。」

「体は…かなりのダメージ…。」

輪湖、「変な夢…、見た。」