イラストに短歌、散文。京都、横浜などの風物にちょっぴりメッセージを添えて。
空を舞う隼です。地上の幸せ、争い、喜び、悲しみ、様々な人の営みをを見つめ、ほんの少しだけ人に優しくしてあげられたら・・・と思いながら、果たせず濃青の空に翼を広げています。愛するものは「自由」。
Waltz No. 2.mp3 京都 伏見の酒蔵 伏見は古来より“伏水”として名水の湧き出る所で、江戸時代には酒造りが盛んになり、現代まで続く造り酒屋も珍しくない。しかし「もはや戦後ではない」※との宣言に始まる経済成長とその需要に応えるために通年製造可能な最新工場を離れた場所に移す酒屋が出てくると共に、冬の風物詩であった杜氏らの声も聞くことができなくなった。国は経済重視、科学技術優先に政策の舵を切り、官民挙げて集団就職と称して農漁村の若年労働力を根こそぎ工業分野に動員して恥も外聞もなく経済成長に血眼となり、仏大統領から「日本の首相はトランジスタラジオの行商人か」と揶揄されるエコノミック・アニマルと化した。それは唯一の被爆国としてのモラルも投げ捨てて米国から原子炉を導入し、経済成長のため公害を垂れ流す一方で弱者を容赦なく切り捨てる政策だったといえる。モラルなき経済成長は後に「勝ち組、..
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