ルイボスティーのティーバッグがカップの中に落ちることが何度もあった糸の先の紙片は想像通りに軽くてすぐにお湯にダイブするちょっとしたオモリがあればダイブを思い留…
だって朝も晩も肌寒いやん誰かに何か言われたときに返す言葉を考えながら腹巻きを巻いた毎年まだ早いよと言われ閉口してしまうだったら腹巻き宣言をしなければ誰も気付か…
帰り道は冷たい雨だったデイバッグを背負っているので背中が温かくて心地いいこのデイバッグは長男のお下がりを使った次男のお下がりなのでかなりくたびれてる「もう充分…
思い込みの強い人がいて周りはちょっと困惑気味あの人はああいう人だからしょうがないなと頷き合うそして今日ちょっとした事で僕もそんな人だったと思い知った自分の頁を…
冷凍していた饅頭を電子レンジで温めて食べたら舌を火傷した 熱々の餡ほど恐ろしいものはない饅頭よりも僕の考えの方が甘かった甘さを感じると同時に痛みがやって来て…
アルバイトの高校生は朝八時から仕事なのに朝五時まで遊んでいたらしい「瞼が閉じてくるんです。眠気覚ます方法はないですか?」それも青春かなんだか懐かしくて嬉しくな…
君の言うことをまとめてみるなら先がないのは分かってるけどその時が来るまでは楽しくやっていきたいそれが明日なのか一年後か五年後か分からないからそのスリルも含めて…
途中から夢だと気付いたけど夢はそのまま進んだネクタイを探していたどうやら仕事に行くらしいクローゼットの中で見つけたけどどれにしようか迷う夢だからどれでもいいか…
リビングでうたた寝している奴が一人いると大きな音を出さない様にと他の人は気遣うそんな時に限ってテーブルの足に自分の足の小指をぶつけてしまい大きな音をたててしま…
昔のこと賃貸マンションの4階に住んでた頃夜中にゾーとザーが混じった大きな音がする誰かが段ボールを引きずりながら歩いているのだろうそれが延々と続いている普通なら…
草花の手入れをしていると蚊がやってきた久しぶりこの夏は大変だったね僕らも同じように大変だったやっと活動出来ると思ったらもう寒すぎるなんて動き回る生き物にはきつ…
職場でやや孤立している人は今日休みだったそれだけで職場の雰囲気は明るいその人の影響力の大きさに驚く日頃は黙っている人が知らない話を幾つも披露してその人の輪郭が…
職場でやや孤立している人がさらなる孤立へまっしぐらの発言と行動を繰り返しているベクトルはそのままでは加速していくようで好ましくない方向なら本人も周りも辛い平面…
帰りに小雨が降っていただけど思ったより外は明るい見上げれば西の空の雲の切れ間に太陽すぐに東の空を探すあった虹が出ていた虹を見つけると誰かに教えたくなる今日一日…
ボクはね本当に日頃の行いはいいと思うだからこんなに思い通りに生きていられてるんだと言う君にどんな行いをしてるのとは聞かないでおく君はまだそれを言わずに生きてる…
結局そういうことなのかならばアンラッキーをなんとか頑張ってラッキーだと思うようにしてラッキーを大袈裟に喜んでスーパーラッキーだと思えばラッキーとスーパーラッキ…
これで今日はいい日になるこんなに振り幅が大きくなったのは夜更かしをしたせいだと思うやっぱり早寝早起きをしないと薄暗くなった帰り道ペダルを漕ぐ足は軽い今日はいい…
詳しくは言えないけど職場で大きなラッキーが二つあったやった!これでプラスマイナスゼロだ!喜んで手を振り上げて下ろした時にテーブルの角に指を酷く打ち付けてしまっ…
夜更かしをしたのにその日は朝から身体が軽かった水遣りをしてちょっと時間がなくなって急いでホースを巻いたホースが引っかかってカスミソウの鉢を倒してしまった片付け…
暮れゆく街は風もなく歩いても歩いても生ぬるい空気が付き纏う折り返し地点で古い松の幹に手を充てるといつもと感触が違う違っていたのは僕の方だった何かの力が宿ったよ…
帰ったらあれをしようこれをしようそう思ってるときが至福だった家に帰ってすぐにふと玄関タイルが汚れてると思い雑巾でゴシゴシゴシゴシ歯ブラシでゴシゴシゴシゴシジフ…
とんでもない規格外の新人は半月で辞めてしまった早かったのか遅かったのか当人には丁度良かったと思いたい僕も仕事は幾つも変わったしアルバイトを幾つもしたそのタイミ…
この曲は40年ほど前によく聴いたなポツリと言うと40年は長かった?と聞かれう〜んと唸ってる間に短かった?と被せられてさらに唸る丁度いい長さだったかな時間はその…
家にアップルルイボスティがあった飲んでみたけどアップルが強すぎて好きじゃなかったふと思いついて新生姜を煮出したお湯で作ってみたこれはきっと邪道だろう飲みやすく…
この風はあの雲の向こうの青い空からこの窓めがけてやって来て僕を通り抜けた身体はここにあっても心は戻す風に乗ってあの空へ眼下の街並みは見る見る小さくなって海と山…
花が終って剪定しようと思った日上の方の枝に蕾を幾つか見つけて剪定は一週間後に延ばしたその一週間の間に雨が降り晴れてまた雨が降りまた晴れる間に蕾がどんどん増えて…
ついに僕は殻を破って次のステージに立てたようだ雷に撃たれたとか感動して生まれ変わったとか神の啓示とか虫の知らせとかはないなんとなくそうなったと思うだけそれで何…
「どうせ私の恋愛話なんか聞きたくないでしょ」そう言われてそんなことないよ聞きたいよと言えなかった僕は呼吸が止まっていたとにかく何か言葉を出さないとでも心の中を…
雨の中を雨合羽で行く車で来る人は大変ですねとねぎらってくれるけどこの非日常は結構好きなので「いやいや、とっても楽しいですよ」と応えていたのは若い頃のこと今では…
夕焼けが終わったばかりの帰り道雲ひとつない空はそれだけで物悲しいのに極まった薄暗さは人恋しさを際立たせて家路を急がせるだけど西の空に宵の明星今日一日の諸々を振…
君にいつ何処でどんなスイッチがオンになったのかは分からないけど「今日は抹茶ラテを作ってあげる」と言っていそいそとキッチンへ「スタバのと変わらんやん!」とは言い…
ふとジンジャエールを作ろうと思って生姜を薄く切って煮出し始めた小腹が空いたという長男は隣のコンロでお湯を沸かし始めたざる蕎麦を食べるらしい僕がまだ煮出してる間…
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ルイボスティーのティーバッグがカップの中に落ちることが何度もあった糸の先の紙片は想像通りに軽くてすぐにお湯にダイブするちょっとしたオモリがあればダイブを思い留…
こんなものを作ったこれで朝陽を帯びた虹が部屋の中で揺れるでも妻が起きてくれば「暑っつ〜」と言ってすぐにカーテンを閉めてエアコンをつける冷たい風はやって来るけど…
昨日の雨で道も木も花も草も濡れていたオリーブの葉には雨粒がしがみついたまま伸び過ぎた枝を鋏でパチンと切れば雨粒が一斉に跳ねる鋏を持つ手の甲に跳ね移ってオリーブ…
褒めて欲しい褒めて欲しいほら偉いでしょ褒めてよもっと言ってよあからさまに言い放ち口癖にもなっている人がいるでもみんなも奥まで掘り起こせばそんな感情が眠っている…
早起きを始めて二ヶ月半四時半に起きると窓が赤かった急いで屋上に上がると朝焼けが待っていた深呼吸して吸い込んでしまいたくなるけどそれはそれでお互いに困る見惚れて…
今年初めての蝉の声やや控え目なのは気のせいかゆったりと風に揺れるサンキャッチャーの虹には似合わないと知っているのか太陽が雲に隠れると蝉が騒ぎ出した絶対知ってい…
僕はパンツ売り場の前で右往左往していたのだろう男性店員が声を掛けてきた「うちの息子は前閉じがいいみたいですよ〜」「え、じゃあ貴方は?」「僕は前開きの方がしっく…
椅子をひとつ挟んだ隣の席の大学生らしき男性は見るからに酷く疲れていてテーブルに伏せて眠っている時おり寝返りを打つけど起きる気配はないお店の人が声を掛ける起きな…
カロリーが低いからいつもフレンチクルーラーだと同い年の友だちが言ってた僕はいつもその時の気分で選ぶけど友だちの言葉を思い出したからフレンチクルーラーにしたアイ…
夏が来るブランコの子供たちが空を蹴ったから夏が来る髪も乾かさずに春が行ったから慌てた夏が転げ落ちたから夏が来て日焼けした顔であの人は逝った夏が大好きなあの人は…
レの鍵盤が下がったままになってしまったさてどうしようかと思った時にはもう工具箱を出していた本体は重くてネジがいっぱいで苦労したけど分解した帰って来た妻は驚いて…
なんともう空蝉がシマトネリコの木に確認出来ただけで六つだけど蝉の声は全く聞かない羽化した蝉たちはひと声も出さずに何処に行ったのだろうこんな異常気象の地球にはも…
仕事で使っているエプロンに穴が開いた家に持ち帰ってさてどうやって穴を塞ごうかと思いながらミシンを出すと端切れが出てきたポケットの上にポケットを付けたらポケット…
ダールベルグデージーのツンと鼻に来る匂いがずっと前から苦手だったでも今年はとても好きになってる花は毎年変わらない変わったのは僕人は年を取ると好みも変わる音楽・…
「私また告られたんよ」ぐっと至近距離に近付いて言うあっそう気のない返事が逆に彼女に火を付けたのかそこに至った経緯を一気に早口で喋る彼女からのそんな話は聞き飽き…
エアコンの風が冷たくて冷たくて僕には寒過ぎるのは妻が27℃にしたから僕が28℃で機嫌よくしていても「暑い〜」と言って温度を下げる夏になればいつもこの攻防が始ま…
透明のカップを持って化石のように固まった老人男性「これどうしたらいいのかな」「アイスコーヒーですか」「うん、アイスコーヒーやけど」「カップをそっちに置いて氷の…
少しぼやけただけど見事な三日月だった「今日は三日月だったんだ」助手席の僕が見上げて言ったけどその話がそれっきりで広がらなかったのは運転中の君には目の前の信号の…
献血に行って来た献血依頼メールが来て予約して献血するとトミカ(献血バス)を貰えたテーブルの上に置いたけど息子たちは気付かない彼らがまだ幼稚園児だった頃なら目ざ…
ショッピングセンターから出てきた人の手にはドーナツの箱があった僕もその箱を持ちたいなと純粋に思った多分だけどドーナツ四つなら紙袋だろうと思って六つにすると紙箱…
幹線道路を行き交う車はどれもかなりのスピードを出しているみんな急いでいるのだろう怖い顔してハンドルを握っている人間の歩く速さに合わせて作られていた道はもうこの…
100円ショップへ行ったが目当ての物が見つからないではなくて何が欲しくてここに来たのかを忘れ店内の真ん中で立ち尽くすだけどじっと立っているのは迷惑だし挙動不審…
蝉の声で目覚めた朝うるさくて寝てられないと妻は一足先に寝室を出た横たわった体を通り抜けた蝉の声はずっと先のその先の人間が知らない領域に響いてるそんな気がして聴…
大きくなってしまった子供たちのなんてない仕草に幼かった頃の面影を見つけて思い出に浸るのはこの上ない幸せだけど余り長く浸っていると明日を見逃してしまう1分は長す…
老いはぴったりと背中に貼り付いて自分では見えない後ろを歩く人には簡単に見えるのに平穏な暮らしの中ではその存在に気付けないそして濡れたティッシュペーパーを一枚ず…
右足のふくらはぎをつりかけたディーラーで点検の予定を忘れていた一昨日の晩ごはんを思い出せない 贔屓チームが逆転負けしたそんな中でよかったことを探す自転車で走っ…
ふと魔が差したのだと思うウォーキングをしていて体が軽く調子がいいちょっと走ってみたくなった身軽にはしゃぎ回る園児を見たからかもっと汗をかきたくなったからかほん…
午後九時のリビングは異様な雰囲気だった風呂上がりの息子たち二人は当然のように上裸で部活の部室みたいだ釣られて僕もTシャツを脱ぎかけて・・・・息子たちは部活で毎…
帰り道は風速10mの向かい風だった思うようにペダルが漕げない自転車が左右に揺れる向かい風の中を進めという歌があったと思い出し比喩としてはいいけど現実は厳しく困…
ふと目が覚めて時計を見る午前四時三十三分朝焼けに間に合うそう思った瞬間躊躇なく布団を蹴飛ばす屋上に上がると新聞を配達する人や散歩する人が見える穏やかな朝の空気…
午後七時半この薄暗さは十数年前にボールが見えなくなるまで息子と遊んだ記憶を呼び起こすあの頃なんでもよく知っている凄いお父さんだった僕は今では真面目によく働くけ…
雑木林の中を歩けば暑い日差しは縦に横に縫い込まれ柔らかくなって足元を照らすそんな中で特別な風が吹いているのだろう手に持って小刻みに揺らすように若葉が震えている…
梅雨の合間に晴れ渡ると日差しは夏そのもの薔薇の花びらを二枚三枚八枚と拾ううちに背中がジリジリと焼けるウォーキングに出ると道端に蝉のぬけ殻確実に季節は進んでいる…
ビーマンよりはハッチマンの方がいいのではと思うけど誰にも言わないでおくもしも明日朝この命がまだ生かされていたなら残りの人生を人類の為に捧げようと思いたいけど明…
どう贔屓目にみてもぶつかった僕の方が悪いしかもさっき種類は違うだろうけど蜜蜂の命がけの蜂蜜を3匹分僕は搾取していたのだなんだか身体じゅうの血管がヒクついている…
良かった刺されずに済んだ帰って家族に話すとほんとに刺されてないのかと心配顔もし刺されてたらスパイダーマンみたいにビーマンになるかもでも語呂が悪いから映画化はさ…
その日の夕方僕は雨の中を自転車で走っていた車1台が通れる程の狭い道で前から来た車とすれ違う時目の前に蜂が浮かんでいた僕は蜂を避け切れずぶつかって蜂は何処かに消…
献血依頼メールが日本赤十字社から来た献血バスに乗り込む前に手続きをする僕の後ろに女子高生がいた「あっ」彼女が言うと彼女の手から用紙が一枚ひらりと落ちた拾い上げ…
海は色んなものを見せてくれて色んなことを考えさせてくれる大雨で川から流れ出た土砂やゴミで濁ってしまっても何度も何度も波を打ち返すうちにまた綺麗になる人間は元々…
前々日の大雨の影響か海は濁っていた砂浜に出ると誰もいなかったシーグラスを五個拾ったら帰ろうそう決めると四個目で青いのを拾ったこの濃い青は珍しいので嬉しい五個目…