君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

閉口

だって朝も晩も肌寒いやん誰かに何か言われたときに返す言葉を考えながら腹巻きを巻いた毎年まだ早いよと言われ閉口してしまうだったら腹巻き宣言をしなければ誰も気付か…

2024/10/31 06:17

デイバッグ

帰り道は冷たい雨だったデイバッグを背負っているので背中が温かくて心地いいこのデイバッグは長男のお下がりを使った次男のお下がりなのでかなりくたびれてる「もう充分…

2024/10/30 06:17

思い込み

思い込みの強い人がいて周りはちょっと困惑気味あの人はああいう人だからしょうがないなと頷き合うそして今日ちょっとした事で僕もそんな人だったと思い知った自分の頁を…

2024/10/29 06:58

餡

冷凍していた饅頭を電子レンジで温めて食べたら舌を火傷した  熱々の餡ほど恐ろしいものはない饅頭よりも僕の考えの方が甘かった甘さを感じると同時に痛みがやって来て…

2024/10/28 06:17

夜更かし

アルバイトの高校生は朝八時から仕事なのに朝五時まで遊んでいたらしい「瞼が閉じてくるんです。眠気覚ます方法はないですか？」それも青春かなんだか懐かしくて嬉しくな…

2024/10/27 06:17

もう一度

君の言うことをまとめてみるなら先がないのは分かってるけどその時が来るまでは楽しくやっていきたいそれが明日なのか一年後か五年後か分からないからそのスリルも含めて…

2024/10/26 06:17

明け方の夢

途中から夢だと気付いたけど夢はそのまま進んだネクタイを探していたどうやら仕事に行くらしいクローゼットの中で見つけたけどどれにしようか迷う夢だからどれでもいいか…

2024/10/25 06:17

静かな部屋で

リビングでうたた寝している奴が一人いると大きな音を出さない様にと他の人は気遣うそんな時に限ってテーブルの足に自分の足の小指をぶつけてしまい大きな音をたててしま…

2024/10/24 06:17

ふと思い出した音

昔のこと賃貸マンションの4階に住んでた頃夜中にゾーとザーが混じった大きな音がする誰かが段ボールを引きずりながら歩いているのだろうそれが延々と続いている普通なら…

2024/10/23 06:17

久しぶりの訪問者

草花の手入れをしていると蚊がやってきた久しぶりこの夏は大変だったね僕らも同じように大変だったやっと活動出来ると思ったらもう寒すぎるなんて動き回る生き物にはきつ…

2024/10/22 06:17

見えないものと見えてしまったもの

職場でやや孤立している人は今日休みだったそれだけで職場の雰囲気は明るいその人の影響力の大きさに驚く日頃は黙っている人が知らない話を幾つも披露してその人の輪郭が…

2024/10/21 06:17

ベクトル

職場でやや孤立している人がさらなる孤立へまっしぐらの発言と行動を繰り返しているベクトルはそのままでは加速していくようで好ましくない方向なら本人も周りも辛い平面…

2024/10/20 06:17

虹を探して

帰りに小雨が降っていただけど思ったより外は明るい見上げれば西の空の雲の切れ間に太陽すぐに東の空を探すあった虹が出ていた虹を見つけると誰かに教えたくなる今日一日…

2024/10/19 06:17

日頃の行い

ボクはね本当に日頃の行いはいいと思うだからこんなに思い通りに生きていられてるんだと言う君にどんな行いをしてるのとは聞かないでおく君はまだそれを言わずに生きてる…

2024/10/18 06:17

あざなえるなわ④

結局そういうことなのかならばアンラッキーをなんとか頑張ってラッキーだと思うようにしてラッキーを大袈裟に喜んでスーパーラッキーだと思えばラッキーとスーパーラッキ…

2024/10/17 06:17

あざなえるなわ③

これで今日はいい日になるこんなに振り幅が大きくなったのは夜更かしをしたせいだと思うやっぱり早寝早起きをしないと薄暗くなった帰り道ペダルを漕ぐ足は軽い今日はいい…

2024/10/16 06:17

あざなえるなわ②

詳しくは言えないけど職場で大きなラッキーが二つあったやった！これでプラスマイナスゼロだ！喜んで手を振り上げて下ろした時にテーブルの角に指を酷く打ち付けてしまっ…

2024/10/15 06:17

あざなえるなわ①

夜更かしをしたのにその日は朝から身体が軽かった水遣りをしてちょっと時間がなくなって急いでホースを巻いたホースが引っかかってカスミソウの鉢を倒してしまった片付け…

2024/10/14 06:17

オムライス

暮れゆく街は風もなく歩いても歩いても生ぬるい空気が付き纏う折り返し地点で古い松の幹に手を充てるといつもと感触が違う違っていたのは僕の方だった何かの力が宿ったよ…

2024/10/13 06:17

ゴシゴシゴシゴシ

帰ったらあれをしようこれをしようそう思ってるときが至福だった家に帰ってすぐにふと玄関タイルが汚れてると思い雑巾でゴシゴシゴシゴシ歯ブラシでゴシゴシゴシゴシジフ…

2024/10/12 06:17

最善手

とんでもない規格外の新人は半月で辞めてしまった早かったのか遅かったのか当人には丁度良かったと思いたい僕も仕事は幾つも変わったしアルバイトを幾つもしたそのタイミ…

2024/10/11 07:11

パラパラ人生

この曲は40年ほど前によく聴いたなポツリと言うと40年は長かった？と聞かれう〜んと唸ってる間に短かった？と被せられてさらに唸る丁度いい長さだったかな時間はその…

2024/10/10 06:17

邪道と非道と人道的見地

家にアップルルイボスティがあった飲んでみたけどアップルが強すぎて好きじゃなかったふと思いついて新生姜を煮出したお湯で作ってみたこれはきっと邪道だろう飲みやすく…

2024/10/09 06:17

風に乗って

この風はあの雲の向こうの青い空からこの窓めがけてやって来て僕を通り抜けた身体はここにあっても心は戻す風に乗ってあの空へ眼下の街並みは見る見る小さくなって海と山…

2024/10/08 06:17

レウコフィルム

花が終って剪定しようと思った日上の方の枝に蕾を幾つか見つけて剪定は一週間後に延ばしたその一週間の間に雨が降り晴れてまた雨が降りまた晴れる間に蕾がどんどん増えて…

2024/10/07 06:17

次のステージ

ついに僕は殻を破って次のステージに立てたようだ雷に撃たれたとか感動して生まれ変わったとか神の啓示とか虫の知らせとかはないなんとなくそうなったと思うだけそれで何…

2024/10/06 06:17

男と女の終わらない会話「不思議な笑顔」

「どうせ私の恋愛話なんか聞きたくないでしょ」そう言われてそんなことないよ聞きたいよと言えなかった僕は呼吸が止まっていたとにかく何か言葉を出さないとでも心の中を…

2024/10/05 06:17

雨の日の違和感

雨の中を雨合羽で行く車で来る人は大変ですねとねぎらってくれるけどこの非日常は結構好きなので「いやいや、とっても楽しいですよ」と応えていたのは若い頃のこと今では…

2024/10/04 06:17

午後六時の情景

夕焼けが終わったばかりの帰り道雲ひとつない空はそれだけで物悲しいのに極まった薄暗さは人恋しさを際立たせて家路を急がせるだけど西の空に宵の明星今日一日の諸々を振…

2024/10/03 06:17

抹茶ラテ

君にいつ何処でどんなスイッチがオンになったのかは分からないけど「今日は抹茶ラテを作ってあげる」と言っていそいそとキッチンへ「スタバのと変わらんやん！」とは言い…

2024/10/02 06:17

ジンジャエール

ふとジンジャエールを作ろうと思って生姜を薄く切って煮出し始めた小腹が空いたという長男は隣のコンロでお湯を沸かし始めたざる蕎麦を食べるらしい僕がまだ煮出してる間…

2024/10/01 06:17