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  • 「荻上チキ・Session-22」あいちトリエンナーレ芸術監督・津田大介氏がその意図を語る 一部文字起こし

    http://tbsradio.jp/395979 (荻上) 「表現の不自由展」では、慰安婦像だけではなく、国内での表現物の展示が撤去されたり、抗議をされた経緯を持つ作品が展示されているということですか? (津田) そうですね。美術業界で話題になったニュースの中から、これがいいんじゃないかと「表現の不自由展」実行委員会の方々のキュレーションによって選んでいるということです。 (荻上) 津田さんが指示をしたというわけではないんですね。 (津田) 議論はしますけど、基本的に決定権は彼らにあって、それを尊重するというスタンスでやってきました。 元々、表現の不自由展というのは、2015年に民間の貸ギャ…

  • 国民民主党・玉木代表&経済学者・飯田泰之さんの対談メモ その3「年金問題」&「家計第一」

    国民民主党youtubeチャンネルの番組「こくみんトーク」で、玉木雄一郎代表と近藤和也議員が明治大学政治経済学部准教授の飯田泰之さんが対談。第3回(またがって4回部分含む)の年金、家計第一の政策についての議論から、玉木代表の発言を中心としたメモ。 (飯田) 私自身は、老齢基礎年金というのは社会保険方式になじまないと思っている。老人向けベーシックインカムのようなものが必要。 (玉木) 全くその通りで、みんな年寄りになる、平等に訪れる未来なので、そこは皆の負担、つまり税で最低限の保障をしていくということを望むか望まないかに関わらず、そっちの方向に行かざるを得ないのではないか。 現在の基礎年金制度は…

  • 国民民主党・玉木代表&経済学者・飯田泰之さんの対談メモ その2「日本に必要なのは未来への投資」

    国民民主党youtubeチャンネルの番組「こくみんトーク」で、玉木雄一郎代表と近藤和也議員が明治大学政治経済学部准教授の飯田泰之さんが対談。第2回の財政政策を中心とした議論から、玉木代表の発言を中心としたメモ。 (玉木) 財政を出すべき時に出さないで、それで未来の原資を奪ってしまうことが一番日本にとってマイナス。こども国債を発行しようと前から言っているのは、借金してでも未来の成長、未来の税収増に繋がる分野は躊躇なく国債発行をしてでも支出をすべきということ。 平成の30年間で予算規模は1.7倍になったけど、大部分は社会保障の自然増で、教育や科学技術は横ばいなんです。OECDで比べてみると、家族向…

  • 国民民主党・玉木代表&経済学者・飯田泰之さんの対談メモ その1「本音討論!消費税」

    国民民主党youtubeチャンネルの番組「こくみんトーク」で、玉木雄一郎代表と近藤和也議員が明治大学政治経済学部准教授の飯田泰之さんが対談。第1回の消費税を中心とした議論から、玉木代表の発言を中心としたメモ。 (玉木) 飯田さんの出演してる番組などをよく見ていて、鋭いなと。 (飯田) 年末年始ぐらいで景気がピークアウトしたというのがエコノミストの大勢の意見じゃないか。 (玉木) 家計を温めるということを金融政策財政政策含めてやっていくことが我々の経済政策の根っこ。消費を冷やしてしまう消費税増税は今やるべきではない。むしろ減税だったり、ブランシャールさんが言っているような永久凍結(注:これは事実…

  • 選挙を前に「国会論戦・珍プレー!好プレー!」を聴こう

    第25回参議院選挙が公示されました。既に投票する候補者・政党が決まっている方も多いと思いますが、有権者の中で国会をちゃんと見聞きし、何が議論されているかチェックしている人は多くないのではないでしょうか。 そんな方に、今年で放送6年目になるTBSラジオ『荻上チキ・Session-22』の名物企画「国会論戦・珍プレー!好プレー!」を聴いて頂きたいです。テレビでは取り上げられないような国会での議論のポイントを簡潔にまとめ・解説がされており、参議院選挙を前に多くの方に聴いて頂き投票の参考にしてください。 以下、ストリーミングで聞ける過去放送回の一覧。 「国会論戦珍プレー!好プレー!番外編~野党の時間を…

  • バニラ・エア騒動、当事者・木島英登さん出演 TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』特集「バニラ・エアの車椅子対応から考えるバリアフリーのあり方」要点まとめ

    ゲスト:当事者・木島英登さん、静岡県立大学国際関係学部教授・石川准さん音声はこちら https://www.tbsradio.jp/160527木島さんのHPも参照してください。 http://www.kijikiji.com/self/vanilla.htm 木島:階段を這って昇ったことは、僕にとっては屈辱でもなんでもなくて、海外を旅行した時に高速バスに乗るときに這って席に着くことがよくある。 大阪に帰った後、歩けないことを理由に乗れないということがちょっと差別かなと思ったので、大阪府と鹿児島県の障害者差別解消法で出来た窓口に相談して、国土交通省の方にもメールで相談した。担当者の方も、差別事…

  • 『ガンダム Gのレコンギスタ』は何を伝えたかったのか

    最終回の感想としては、えらく強引な大団円で、一見すれば尺不足による「俺たちの戦いはこれからだ」ENDな感じですが、前向きで希望溢れる、まさに元気のGを象徴するような「脱ガンダム」としてはこれ以上のものはない収め方だったと思います。富野監督はインタビューで、子どもたちに冒険に出て欲しいというようなことを語っており、まさにラストにベルリが世界一周の旅に出るわけですが、冒険というのは物理的な旅に限る必要はなく、一つの価値観に縛られることなく広い視野を持って様々な価値観に触れ、自分の頭で考えようというのが通底していました。個人的には満足でしたが、子ども向けとしてこの手法は適切だったのか、成功しているの…

  • 期待はずれだった『残響のテロル』

    現在進行中の権力の動きに対する危機感を反映したテーマはいいと思うのですが、ドラマ性とメインキャラ描写の薄さや、全体の構成のバランスの悪さが目立ち、何より社会派エンターテイメントとして面白味に欠けると感じました。最初は学園ものとして進みつつ、その中でテロを起こしていくのかなと思っていたのですが、学園描写もそこそこにいきなりテロを起こし、そこからはほぼアジトでの主人公視点と刑事視点メインなので、全然テロが際立たない!そもそも学校に転入する必要なかったじゃん!という。それでも、リサが第三者視点としてうまく機能していくんだろうなと思っていたら、稀にみる、なすがままの巻き込まれ型ヒロインで、多少話を盛り…

  • selector infected WIXOSS 1話

    初っ端から、象徴的に描かれる電線、カラス、建設中の高層ビルときて、設定も悪くなく、ダークな雰囲気も好み!で期待値上がったんですが、初戦の相手の少女の願いが、双子の近親愛というところで台無し。TCG販促ものとして、作品内と同様、女子中高生をターゲットにしているわけではないだろうけど、こんな特殊設定にしなければ、そういう層も取り込めたかもしれないし、これではヲタも喜ばないのでは(多分)。単なる脚本家の悪い趣味としか思えない。

  • 2014年 TVアニメ ベスト10(2014.4 暫定)

    1位 探検ドリランド -1000年の真宝- 夜中にやっていた、初期シリーズは途中で脱落しましたが、ハガンが主人公になってからの新シリーズは全話見てました。単純な勧善懲悪ではないストーリーで良かったですし、キャラもそれぞれ魅力的。第3期は子育てアニメ要素もあり、近年の子ども向けアニメの中では、個人的にはかなり評価が高いです。3期だけでしたが、伊藤睦美脚本回がお気に入り。 2位 銀の匙 Silver Spoon まだ続きをやるつもりなのか、またえらく中途半端に終わってしまったのが残念。 番外 ランキングは以上!で、最後まで見たけどランク外の作品の感想。 『キルラキル』 勢いはあるけど、冷静に見ると…

  • 武田邦彦氏によるSTAP論文問題のびっくり解説

    本日、名古屋CBCテレビの昼の情報番組「ゴゴスマ」で、武田邦彦氏がSTAP論文問題を解説していたのですが、それが驚くべき内容だったので、一部文字起こししました。 (武田)昔は、金持ちの息子が学者になったんです。だから、時間や金の余裕がある。けど、今の研究者は、特に女の人、奥さん、家事や子育てやる、夜の1時から論文に取りかかる。で、ペターと寝ちゃう。どうしても昔みたいにちゃんと論文を書けないんですよ。(石井アナ)え?先生、ドウイウコト、忙しいと?(武田)忙しいしね、色々ある。審査官があれこれ言ってくる。そうしたら、だいたい間違えるんです。(石井)いやいや、そこ大事なとこでしょう(笑)。三年前の…

  • アニメ『惡の華』1話 キャラデザ、ロトスコ作画の効果など

    思った以上にロトスコだった。これは実写でいいじゃんと言われても仕方ない面があるし、アニメーターは辛いんじゃないかとか、見た目面で視聴者が離れるという意味では損してしまってるのではないかと思うけど、このキャラデザ、ロトスコ作画は内容とマッチしている。アニメ「惡の華」原作者・押見修造と監督・長濱博史が対談 キャラデザについては、キャラクター性を大きく排除していて、遠方の人物などはのっぺらぼうになっている。これは作画リソースの問題の可能性もありますが、恐らく意図的で、人物の風景化による閉塞感の強調と、その中で主要人物がはっきりと対象化され印象づけられる。また、視聴者が自分自身も含め、現実の人間を当て…

  • 『PSYCHO-PASS サイコパス 』 全話視聴 雑感

    特に大きく印象が変わらぬまま終了。大本の世界観やテーマは、まあいいにしても、それをエンターテインメントとして面白く魅力的に描けているとは思えませんでした。自分の評価の一つの基準として、全話ぶっ通しで見ても苦にならないかどうかというのがあって、それでいったらこの作品はちょっと厳しい。中途感想で尺が足りないのではと書きましたが、この内容だったら、腕のある脚本家なら1クール内で収めて、もっと面白くできるのではないかと思います。

  • 『PSYCHO-PASS サイコパス 』 中途感想

    好みのジャンルなのに、今のところあまり面白くはない。セリフに頼りすぎだし、キャラにあまり魅力がなく、ドラマ性も薄い。肝である設定も、伏線かもしれないけど、疑問点が多く、そこが気になって話に入れない部分も。ドミネーターに関しては、システムじゃなくて、実は人が判定してるという設定だったら納得できるのだけど、だとしたら恐らく権力側に更なる巨悪?がいて、それと対峙するという展開が待っているはずで、それをあと11話でやるのは、ちと厳しい感じが。本広総監督が内容にどこまで関わってるか知りませんが、テンプレ的な犯人像だったり、展開の雑さだったり困った部分が出ていて、それと脚本家の趣味がいい方向に化学反応して…

  • 完結編初見感想 & 過去の監督インタビューから読み解く『エウレカセブンAO』

    駆け足的だし、作品全体として過剰とも思えるメタな要素のせいで情報を処理するのに手一杯。また、キャラ描写も中途半端で役割的な感じになっており、愛着を持てるキャラがいなかったのも大きい。さらに放置したまま終わるので存在感の薄さが際立つ。結論としては、面白かったかどうかで言うと、退屈だったというのが正直な感想です。とりあえず、もう一度見るつもりですが、個人的な好み以外の部分で感じたことを、過去の劇場版エウレカセブンの時の監督インタビューを元に脈略なく書き留めておきます。 監督はインタビューで、オリジナルとは何ぞやというようなことを語っていて、劇場版については『「これはコピーかどうか」ということを、ま…

  • クレオパトラな女たち 総評

    美容整形クリニックを舞台にした、様々な人生模様を通じ整形のあり方を見つめる。という内容だったけど、後半につれスタッフの恋愛を中心とした恋愛至上主義的な内容にシフトしていき、脚本の大石静さんお馴染みのテーゼが全面に出て、しかも打ち切りによる強引な展開で締めという微妙な終わり方をしてしまいました。夫と子供との関係が殆ど崩壊しているのにも関わらず、市井先生に子どもが成人するまで我慢して育てろと言う峰太郎の無茶振りにも驚いたけど、戻ったら何故か普通に家族団欒していて、何この家族wと笑ってしまった。整形シーンはとてもリアルで、ちょっと目を背けたくなるほど丁寧に描写していて好感が持てたし、女性脚本家だから…

  • 『人類は衰退しました』1話 雑感

    原作は1巻だけだけど読んでいて、それなりに楽しみにしていたのですが、なんか知らないけどヒロインの髪は短いわ、キャラがちょっと違う(成長した?)わの1巻すっとばした話で、肩透かしをくらいました。なんでこの話を最初に持ってくるのか、まるで意味が分からない構成で、ある程度の世界観の説明はあるものの表面的でざっくりとしたもので、原作未読者に不親切。しかし、いかにも子ども向け的な見かけを面白くして話が分からなくても楽しめるようにというような配慮を感じる演出をしていて、これは家族でも楽しめるようにと意図してやっているのか。助監督に小坂春女さんを起用してることからそんな気もするけど、ちょっと子どもっぽすぎる…

  • 『 ATARU 』総評

    全体としては楽しめたのですが、謎解きの部分は少々ご都合主義的ではあるし、真実を追求することに伴う痛みや、障がい・病気の捉え方に関する提起はあったものの、当初、櫻井武晴さん脚本ということで期待したずっしりとくるような内容ではなく、少々物足りないものがありました。PがSPECやってる関連でSPECの小ネタやリンクしたような内容があるのはまあいいんですが、メイン演出がTRICKをやっていた木村ひさしさんであるものの、演出面でも堤幸彦監督を真似たような感じにしなくてもよかったのでは。キャラの濃さと小ネタは回によって煩いと感じるところもあったけど、全体としてはだれるのと重くなりすぎるのを回避する効果はあ…

  • 『エウレカセブンAO』8話までの雑感

    エヴァを彷彿とさせる要素がいくつも出てきて「またか…」と思いつつ、恐らく意図的にエヴァと逆のことをやっていて興味深い部分もある。また、沖縄を舞台にして現実の社会問題に切り込むような要素もあるが、沖縄を離れてしまったし、トゥルースという少年漫画的なキャラが出てきて話の核がどこに向かうのか分からない感じに。ここはこれからの展開を見ていくしかないですね。残念なのは、ちょっと戦闘がつまらないところ。ハラドキ感があんまりなく、主人公無双すぎるのと段取り的になってしまっているように思う。トピックとしてブルーノの死があったが、なんで敵に突っ込んだのかよく分からない部分もあり、描写不足と感ずるがそこに裏があれ…

  • 観たドラマ雑感 2012年冬季

    13歳のハローワーク 別に13歳のハローワークを原作としなくてもよかったような、世にも奇妙な物語的なタイムスリップものでSFとして優れたところはないし、いい加減なところもあったけど、コメディ的な部分がよく出来ていて大いに楽しめた作品でした。とにかく配役が神懸かり的で、役者の魅力を引き出していて、特に子役が輝いていた。三上や社長のその後が描かれなかったのは残念。 聖なる怪物たち 最終回はすごい駆け足的で司馬先生の「みんな守りたいものがあった」というお説法で解決しちゃうし、看護士の平井と兄のエピソード放置という散々な内容で、打ち切りだったのかなと思ってしまいました。あと三恵が代理母を受けた理由も、…

  • 輪るピングドラム 最終回によせて

    東海地方では明日が最終回の『輪るピングドラム』。僕の関心は、高倉家や苹果がどうなるかにはほとんどなく、眞悧やKIGAがどう処理、昇華されるのか。世界観がある程度納得できる形で示されるかにあります。説明するまでもないでしょうが、この作品はオウムや酒鬼薔薇聖斗を意識させる設定、表現が出てきます。しかし、これらの現実の事件が作品において直接的に重要な意味をなすわけではなく、90年代後半を表す象徴として使われているものと思われます。眞悧が言う「呪い」というのは、この時代が現代に残している(かもしれない)呪いでもあり、そこにはエヴァも含まれているでしょうし、自身の作品「ウテナ」も含まれており、もっと言え…

  • Fate/Zero 1話 感想

    久々のufotableのTVシリーズ。個人的に期待している方向と違うタイプの作品で、Fateシリーズ完全初心者でしたが視聴。ネットで少し補足を見ながらでないと把握しきれない部分がある内容でした。構成を年代順にせず、例えば逆年代順にして、ウェイバーのエピソードを最初に持ってくるだけでも世界観に入りやすくなるのではないかと思うのですが、ただエピソードが羅列してあるだけで、初見でもそれぞれのキャラに魅力を感じて貰おうとするような工夫に乏しい感じがしました。まあ、掘り下げはこれからに期待します。設定に関しては、なんか雑なところがある印象を持ちましたが、多分これはあまり重要ではなく、お飾り的なものだと思…

  • 仮面ライダーOOO 総評「オーズ と まどマギ と 欲望 と 願い」

    設定が雑なところもあったり、脱線が少しあって中だるみしているのに最後が駆け足的になってしまっていたり、予定調和の大団円的な終わり方で物足りないところもありますが、全体としてはとても楽しめました。また、普通に見て面白いだけでなく、批評しがいのある作品でもあると思います。特に「魔法少女まどか☆マギカ」との共通点をいくつか見いだすことができ、実際両作品を絡めた二次創作ネタが多く作られていたので、同様に両作品を絡めた感想なり批評が出てくると思って楽しみにしていたのですが、今のところそういう批評はtwitterに極短い簡易なものが数件、ブログに一件あった程度でした。探し方が悪くて、あってもスルーしてしま…

  • 輪るピングドラム 1話感想

    最後のシーンを除けば、休日の朝にやっていてもおかしくないような話&女児向けアニメ的なギミックで構成されていて、シンプルといえばシンプルな内容。なので、色々と深読みできる要素はありますが、話については1話の段階では特に語ることがないというか、語りようがありません。演出については、アニメにしか出来ないことを追究しようとしている感じで、遊園地的な楽しさ、華やかさがあり、飽きさせない作りとなっています。また、話の展開、流れが唐突な部分はあるものの、それをあまり気にさせず、視聴者を引き込む形に持っていくパワーのある演出になっていると思います。ただ、ウテナを知らなかったり、アニメを見慣れていないような方、…

  • アニメ「C」 総評

    お金を巡る話、EDがschool food punishmentということで、東のエデンを意識させる部分があり期待していたのですが、私にとって、訴えかけてくるものがない、単に金融をネタにしたあまり出来のよくないファンタジーでしかありませんでした。制作会社は違いますが、中村健治監督は、作品ごとに残念な感じになっていると思います。 私が見た感想のなかで、輪転機発動を「日銀による国債引き受け」と捉え、サトウの行動は現実にそれをやればIMFが止めることを表しているとし、「輪転機発動は間違い。この作品はそれを寓話的に描いた警世の作品である。」的なことを書いている方がいたのですが、その解釈が合っているかど…

  • ドラマ「鈴木先生」総評 鈴木先生は白熱教室入門編として最適な教材だ!

    この結論、主張に持っていくために人物・展開が作られ、配置されている感や、綺麗にまとまりすぎているところがありますが(原作は違うようです)、その主張の部分については同意でき、概ね満足できる内容でした。しかし、やはり不満があるのは事実なので、ここから主だった不満を書いていきます。 重要視していた、足子先生と神田の扱いですが、足子先生のほうは安易に改心するでもなく、悪者として切り捨てられるでもない扱いでよかったのですが、個人的な恨みでしか行動していない駄目な大人という感じが強く出すぎていて、己が信じる教育感のぶつかり合いという側面が弱くなっていたので、もう少し足子先生に共感できるような材料があれば、…

  • 「鈴木先生」9話 感想

    なんかドラマ的な作られた展開という感じが強くて、いつもより引いた形で見てしまいましたが、鈴木先生が足子先生に追い詰められるという意味では、半分予測が当たっていたし、裁判の前段階の生徒同士のやり取りは見応えがあり、そこで再び引き込まれました。最終回で解消されるといいんですが、鈴木先生の立ち位置が中途半端でもやもやする部分があります。私としては、鈴木先生は一見正しくて立派なことを言っているけども、そこここに欺瞞的な行動をしていて、自らがこの事態を招いたようなものと思うので、あまり同情ができません。もちろん、そういう面も描かれている部分はあるのですが、あくまで鈴木先生寄りに描かれているので、悪い面が…

  • 「鈴木先生」8話 感想

    今回は、鈴木先生の世俗的なところがより強調されて描かれているように思えた。世俗的な付き合いや社交みたいなにものに対する、馴染めなさや、ある種の嫌悪感を感じている、足子先生や神田を最終的にどう扱うか、導くかが、一つの重要な評価のポイントになります。 にしても、30歳はゆうに超えているであろう足子先生の、花の女子中学生みたいな行動と態度は、ちょっと漫画的というか、キャラクター感が強くて不自然さを感じる部分があった。

  • 「鈴木先生」7話

    いやはや、期待と予想と全く違っていましたw今回の指導から、鈴木先生自身のセックス感もエゴであるということを自覚しているようなので、私が前回指摘した問題は一応クリアーされましたが、納得のいかない部分はまだあります。それは、河辺が生でしたことについては何も問われなかったことです。丸山さん風に言えば「竹地に責任が問われて、誘った河辺に責任が問われない事情ってなに?」という感じか。作品全体を通して女性に甘いというか、過度に特別視されている印象があり、どこか違和感を覚えます。今回の指導に関しては、やはり鈴木先生の恋愛感はうぶというか見方が一面的すぎる感じがしますが、概ね共感できました。ただ、一つ引っかか…

  • 「鈴木先生」6話感想 1話の鈴木先生の指導との対比、足子先生の役割について

    1話と6話の鈴木先生の岬と竹地に対する指導は対になっていて、1話は恋愛や性に対して大人な態度をとる岬に対して、実はまだ精神年齢の低いガキだったと諭させたましたが、今回はその逆で、竹地を大人のように扱い覚悟を問い、結果竹地はそこまで考えておらず、母親にこの子はまだ精神年齢の低い子どもだと言われました。ここには鈴木先生の生徒に対する接し方の違いも潜んでいます。1話では自分の考えを述べつつ、岬にも意見を述べる機会 を与えており、あくまでも生徒優先で対応しました。しかし今回は、自分の主義から論理を組み立て、半ば竹地をそこに押し入れるような形で指導を進めており、自分の論理が優先 していたように思います。…

  • 鈴木先生 5話

    方向性がよく判らなくなってきた。恋愛話中心のネタ教育ドラマとして見ればいいのだろうか。それは一旦置いといて、内容について短い感想。「好きな人が誰だっていいじゃない!」というけれど、このまま小川の好きな人が明かされず終わることはないのでは。そもそも身近にいるのか、あるいは実在する人なのか。あと、作品の根本に関わるであろうことで、小川の考え方と扱われように引っかかりと危うさを感じるところが。今後の伏線だったらいいけど、鈴木先生の思い通りに、小川が神様として機能してクラス改革成功という展開だったら、ちょっとがっり。

  • まどかは魔法少女になるべきだったか 魔法少女まどか☆マギカを批判的に見る その2

    本題の"まどかは魔法少女になるべきだったか"について考えるにあたり、まずまどかの願いをを確認しておきますと、全て魔女を生まれる前に消し去って、絶望から魔法少女を救うことです。この願いに至った経緯ですが、QBに、魔法少女が存在しなかったら今の世界はなかったかもしれないと言われているのと、これは解釈によりますが、これまでの魔法少女の願いと決意まで無駄にしてしまうので、魔法少女自体をなかったことにすることは出来ません。もっといい願いはなかったのかを考えると、願いを増やすという反則技以外考えつかず、その意味で言えば筋はちゃんと通っています。しかし、私はまどかの行動に違和感があり、納得できませんでした。…

  • まどかは魔法少女になるべきだったか 魔法少女まどか☆マギカを批判的に見る その1

    始めに断っておきますと、私にとってこの作品は、感動もしなければ、何か特別な思いを抱くものではありませんでしたが、娯楽作としてはよく出来ていると思いますし、それなりに楽しめました。また、制作者側もヒットを狙ったというわけではないかもしれませんが、インタビューを読めば判る通り、岩上敦宏プロデューサー主導で話題性を狙って計算された作られ方をしています。娯楽作として作られたものに批判的な見方をするというのは、普段あまりしないのですが、様々な批評などを見ていまいち納得できない部分があったりしたので、それは何故何だろうと考えたことを書いていきます。 本題に入る前に、全体を通して気になっか箇所や疑問を箇条書…

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