シチダンカ白花七段花💬風船虫とはコミズムシのこと岩井野風男/ふうせんむし腓返してしづみけりまぼろしの昼間さまよふ七段花/森パセリ田村了咲/風船虫学習の子に紙あぐる
今年も娘手配のおせち届く大将と女将さんが寝ずに作りヨシノさんが詰めたものこのヨシノさん(後期高齢者)が働き者過ぎて…ワタシはいつも「ヨシノさんを見よ!」と娘に比べられて呆れられて…心底メーワクしている(泣)久保田万太郎/鉄瓶の蓋切りて年惜みけり大晦日まだしがみつく濡れ落葉/森青萄草間時彦/年越や使わず捨てず火消壷
冬眠前の蛙与謝蕪村/芭蕉去つてそののちいまだ年くれず小林一茶/ともかくもあなた任せのとしの暮つごもりもとはのねはんをいきてけり/森青萄松尾芭蕉/年暮れぬ笠きて草履はきながら
枯蔦木村左近/石を抱く力ゆるみて蔦枯るゝ吹かるまゝ枯蔦つひに憑依する/森青萄山口誓子/楡枯れぬ露西亜軍楽隊いまはなき
男体山大竹きみ江/耳しひのひとり笑はず年忘れ凧小さくぐんぐん死地へ行かむとす/森青萄飯田龍太/紙ひとり燃ゆ忘年の山平ら
金森匏瓜/鹿聞いて奈良を寒がる女かな講堂跡まぼろしの鹿ぴいと啼く/森青萄松尾芭蕉/ぴいと啼く尻声悲し夜の鹿
今日の冬の月この数日冬耕のトラクター🚜が走り行き交っている荒起こしの後麦を撒くところもそのままのところもあるいずれにしても正月前の田畑の美観維持と雑草対策であろうか飯田龍太/冬耕の日かげ片澄む楢林幻想の牛血しぶきの跡雪の跡/森青萄飯田蛇笏/冬耕の婦がくづほれて抱く児かな
十月桜井沢正江/悴みて見知らぬ街を行くごとし数え日へ悴み十月桜かな/森青萄西東三鬼/空青しかじかむ拳胸を打つ
ピラカンサ(トキワサンザシ)赤松蕙子/湯上りの子のまくれなゐクリスマス佐野まもる/屋台とは聖夜に背向け酔ふところ
村越化石/雪沓穿く広き背にいふ頼みごと雪沓という立派なものは知らないが…雪が降る子供のころ親は長靴に縄をぐるぐるまいて縛って穿いていたその縄も藁を綯って作るし雪の吹き込みを防ぐのに筵も作って使っていた今思えば筵は用途が広い田舎の昔はほぼ自給自足に近い生活だったような気がする戦後を経て高度経済成長の始まる少し前までである周囲と比べても貧しいがそれほど不幸だとも思わなかった時代姫井苔青/土間暗く雪沓のみが真新らし
日光連山松本旭/冬至南瓜しくりと割れば妻の国島津友之助/冬至粥すすりて一家すこやかに飯田蛇笏/山国の虚空日わたる冬至かな
日光連山↑外水道凍結防止↓12月から3月まで一見小型のティラノサウルスに見える🦖管裸馬/枯芭蕉誰にかも似し我も似し何に憑依せむ吹き戯れの枯芭蕉/森青萄日野草城/大芭蕉從容として枯れにけり
枯るるススキとササ笹の黄葉が思ったよりもキレイ🎵山上樹実雄/枯れ果てて川の真中は流れをり執念と執着異相枯れしもの/森青萄佐藤紅綠/冬枯や泥によごれし馬が来る
平井照敏/牡丹焚く宙に青衣の女人の手牡丹焚く塹壕足の転りぬ/森青萄原石鼎/煙なき牡丹焚火の焔かな
今日午後5時の笠雲(かなり寒い)↑臘梅の実↓聖夜劇わづかな違ひヒト・ケモノ/森青萄
虚仮の世の踏絵火ダルマ落ち椿/森青萄
小鴨のように見える↑案外減らないゴンズイの実↓そもそも今年は鳥が少なかった白鳥来アルゴリズムがみせしもの/森青萄
かろうじて残り風に吹かれる仙人の髭↑摘果の終った林檎畑↓仙人のヒゲ風に飛ばさる影法師/森青萄
ゆづりは(楪)ゆづりはは新年の季語楪の実↓轡田進/楪の葉総(はぶさ)かさぬる樹相かな山田みづえ/楪の何に別るる月日かな
秋明菊の絮南天の美↓西本一都/地震(なゐ)はげし雪吊の縄切れ縮み雪塊のごと白鳩の降りにけり/森青萄中田みづほ/雪吊の縄あまた切れ弥彦晴れ
今年は烏瓜見ないなぁと思っていたのだが…過去に見た場所を辿ってみたら…ありましたよ電柱に↑ここは全く構われない地域らしい普通は刈り払われる運命の烏瓜なのだが…当然のごとく木にも絡まる烏瓜↑藪があるため近くには行けません↓但馬美作/落日の落し子ここに烏瓜世間虚仮(せけんこけ)笑み獰猛に烏瓜/森青萄松本正雄/聖母像の高さより烏瓜落とす
ぬくい夕暮れ↑枯れ蓮↓村上鬼城/蓮の葉の完きも枯れてしまひけり戦場の記憶に憑依枯るる蓮/森青萄秋元不死男/ひとつ枯れかくて多くの蓮枯るる
散歩コースに藪椿がたくさん咲き出した毎日食べても飽きないどら焼き↓池内たけし/冬ぬくしお玉杓子の居らうとは匍匐して空白地帯冬暖か/森青萄中川宋淵/茶祖に遇ふやうなこの道冬ぬくと
午後4時過ぎ↑12月とは思えない陽気なんなら年末もこのままでいいと思う?今日は漱石忌(12/9)小谷先生の愛猫↓一寸お借りしました😻漱石の猫は吾が輩日向ぼこ/森青萄石山耶舟/ぬかるみをよけて猫来る漱石忌
気分転換には散歩軽鴨がけっこう多い↑今日は日光連山も霞がち…黄砂のせい?十月桜が盛り返すサマ↓臘月は陰暦12月の異称だが師走ならば陽暦の12月を指しても許されるらしい…詳細は不明建前より現用優先か原石鼎/臘月や檻の狐の細り面臘月の十月桜咲きかへす/森青萄中川宗淵/臘月の夜が白みくる浪がしら
兵隊はススムほかなく枯野原/森青萄篠田悌二郎/シャッ赤く来しが枯葉に鞭鳴らす
サンカクフウ日野草城/高きよりひらひら月の落葉かな閑けくも先究まりぬ落葉哉/森青萄西東三鬼/落葉して木々りんりんと新しや
イロハモミジ藤田露紅/滝道や火の粉のごとく紅葉散る呪詛の民まつろはぬ民紅葉散る/森青萄岡田真峰/紅葉散るしづけさに耳塞がれつ
こんなところにスズメさん↑雪雲は出るのに雪は降らない↓大野林火/冬田より夕日の鴉上田城翼あらばみな空の王冬田道/森青萄田中灯京/冬の田へ聞かせるように口笛吹く
ツツジの帰り花↓成瀬桜桃子/あやまちは神にもありぬ狂ひ花岸田稚魚/うしろより日のすり抜ける帰り花
今日午後4時過ぎの草紅葉↑日光連山の冬夕焼け↓日野草城/初霜やひとりの咳はおのれ聴く優駿の凪ぎわたる眼や霜の朝/森青萄秋元不死男/初霜や斧を打ちこむ樹の根つこ
冷ゆるたましひ華やぎの紅葉の死/森青萄野見山朱鳥/北風やイエスの言葉つきまとふ
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シチダンカ白花七段花💬風船虫とはコミズムシのこと岩井野風男/ふうせんむし腓返してしづみけりまぼろしの昼間さまよふ七段花/森パセリ田村了咲/風船虫学習の子に紙あぐる
ネムの花盛り寝冷子❔小谷猫氏(=^ェ^=)秋元不死男/寝冷えして昼啼く鶏を悲しめり捨駒も犬死もなし炎帝戦/森パセリ阿部みどり女/髪こはして枕に沈む寝冷かな
ヒサカキの花モミジイチゴの実↑茶漬け↓山根村笛/国譲りの嚴真榊の花白しながさく清江/朝市や涼しき雨の榊売阿部みどり女/裏庭のさかきの花も卑しからず
松の花白花ムラサキツユクサ山田みづえ/木斛の花うすあをき別れかな竹田啞子/木斛の花降りつづく雨のあと
トキワナズナ・ヒナソウ昼蕎麦トキワナズナ上川井梨葉/敷紙や黒き板戸もあけ放ち室生犀星/渋ゆとんくちなしの花うつりけり本田あふひ/故郷は油団(ゆとん)に暗し客主
マタタビの花蕾涼風の座敷に寛ぐ老猫高田蝶衣/魚屑を鷗に投げつ沖膾百合山羽公/ただれ眼の漁夫の庖丁沖膾河東碧梧桐/沖膾流るると舟中の人知らず
オオムラサキツユクサニッコウキスゲ↑ハコネウツギ↓ハナショウブ菖蒲と勿忘草ワスレナグサ石橋秀野/短夜の看とり給ふも縁かなひとの短夜カミも仏も鬼もなし/パセリ与謝蕪村/短夜や蘆間流るる蟹の泡
高野素十/一汁の一菜の夏館かな宇野端/夏館主客の微笑木の間より
ゼンマイランチ八木林之助/水貝や父ばかりなる父の家曾祇もと子/水貝を出されて奈良の茶飯かな
抹茶↑ホタルブクロ↓コアジサイランチユキノシタ↑水琴窟↓参道石橋秀野/男手の瓜揉親子三人かな川端茅舎/胡瓜もみ蛙の匂ひしてあはれ
カラマツソウナワシロイチゴ昼蕎麦ヨツバヒヨドリ中村伸郞/冷奴つまらぬ賭に勝ちにけり加藤楸邨/兄弟の夕餉短し冷奴長谷川かな女/寝てしまう子の頼りなし冷奴
牡丹寺イヌショウマダイモンジソウゆば尽し皆吉爽雨/をけら焚くけむりかむりて書架と吾と飯田蛇笏/鬱々と蒼朮を焚くいとまかな
生ゆば温泉神社と山躑躅↑温泉神社と楓↓小川正策/灯の色の楓を前や初風炉籾山梓月/亡き人を正客にして風炉茶かな
一里塚首なし地蔵青木博史/走馬燈廻るあの世の子を連れて走馬燈つひつひ廻す皿のふち/パセリ西島麦南/走馬燈ながるゝごとく人老ゆる
ニッコウキスゲクサノオウ麦畠ホタル以前のことだがテキトーにシャッターを押してみればこの程度(笑)そもそも腕も根気も写す気力さえないただホタルに遊んでもらったが幸い岸本真紀郞/青野ゆく空のマッチを捨てきれずそば白く山々うすく田は青く/森パセリ与謝蕪村/おろし置く笈に地震(なへふる)なつ野かな
昼蕎麦天ざる↑韮蕎麦↓紫陽花川釣k浅井州風/ギブスして神なる笑ひ天花粉大溝白日夢/天花粉眠たき孫をうらがへす
ヤマアジサイ紫陽花に雨蛙ツバメシジミネジバナ石橋秀野/空梅雨や鳥指すほどの夕ぐれに梅雨暑し頭上一朶の雲もなし/森パセリ角川源義/デモの列に吾子はあらずや旱梅雨
日光杉並木ヤブアジサイ↑ノビネチドリ↓大野林火/蚤取粉買ふや夜の雲いらだたしDDT並びて噴かれ笑ひあふ/森パセリ平畑静塔/不吉なる音立て蚤取粉を噴ける
イワガラミヒョウタンボクホウチャクソウ尾崎三翠/閨鏡桃湯の肌を匂はせて桃葉湯泉下の客に身動ぎす/森パセリ岸白路/桃の葉を入れてあさけに風呂を焚く
山栗の花ガクアジサイヘビイチゴ水野菊枝/虎が雨と思ひはじめし深き闇音物(いんもつ)に弥勒と鬼神虎が雨/パセリ矢田挿雲/虎が雨化粧坂にて出逢ひける
散歩コースの高く巨大化するネムノキ遠く離れないと全容が見えないほどに梅の実落ちやまず↓俳句に全く気が向かず…オヤスミ長し🥵永田耕衣/夏の夜の木をこぼれたる蝶々かな久保田万太郎/夏の夜のふくるすべなくあけにけり
コマツナギ↑キキョウ↓ヤマハギ↓両足が重い…脚気のように…皆吉爽雨/年々にそれとも言はず脚気かな松本たかし/あなどりし四百四病の脚気かな平畑静塔/ふくらはぎマリアに見せて脚気なり
ヤマアジサイ↑消えたかに見えたが…貧相なアサザ↓山口誓子/行楽の日焼は撫でて消ゆるほど堀米秋良/さきがけて獣医の我の日焼せり小川軽舟/七夕や砂に落ちたる耳飾日焼・潮焼・日焼止め
西洋アジサイ↑ユッカ↓桔梗↓清原枴童/もとよりも淋しき命水中り森川暁水/貧乏のもらひぐすりや水中り水中り(みづあたり)
ヤマアジサイ↑ヤマブキの花後↓たぶんオルレアの花後↓森川暁水/一晩にかほのかはりぬ暑気中り林翔/低き蝶を見るに甘んず暑気中り暑気中り(しよきあたり)・暑さあたり・暑気負け・中暑
ヤマユリ蕾↑ハス蕾↓枯れ気味のアジサイ↓西東三鬼/光る森馬には馬の汗ながれ平畑静塔/神父の汗どつと惜し気もなし場末池内たけし/汗ばまず急がず歩くこれぞ虚子汗・玉の汗・汗ばむ・汗みどろ・汗匂ふ・汗水・油汗
紫陽花と合歓の花斎藤空華/短夜のあさきゆめみし寝冷かな海馬すでに失ひし刻合歓の花/森青萄久保田万太郎/あぢさいのいろの褪めしは寝冷かな
ワスレナグサ(エゾムラサキ)ヤマホタルブクロ↓今日はかなり気温が上ったため汗だくの散策でした💦ワスレナグサわつと振り向く水置き場/森青萄
オカトラノオの花茂呂緑二/虎の尾の花を抱き落つだんご蜂をかとらのを誰の遠忌か白き藪/森青萄虎尾草(とらのを)・をかとらのを・珍珠菜(ちんしゆさいを)
今夕の散歩コース(午後7時15分)↑ノリウツギの花↓↓滅びまであと僅かなり鳥の恋/森青萄
自家製初収穫トマト↑紫式部の花↓ムラサキセンダイハギの果実↓紫式部日記どーしても読みたくない/森青萄篠田悌二郎/トマト挘ぐ手を濡らしたりひた濡らす
シモツケ↑オオカナダモ↓宇佐美魚目/蛭蓆見るや用なき雨具手に妣(はは)の他たよるものなし蛭蓆(ひるむしろ)/森青萄
今日の散歩コース斜面にママコナ豊作姥百合の蕾↓亀鳴くや喫緊の緊急報道/森青萄同年に比すれば不憫かはづ鳴く/森青萄
今日の成果?八重ドクダミの群れツリバナの若い実↓ロスジェネの生くるは難し羽抜鶏/森青萄「ヤマセ来る」また海に向く考(ちち)の貌/森青萄
ワルナスビ(悪茄子)の花棘だらけポツンと捩り花↓悪役のこんなところにワルナスビ/森青萄ヒレハリソウ貧しき家族旅行して/森青萄
紫陽花のシチダンカ(七段花)線香花火果つ音地球ちぢむ音/森青萄五億年あはき非色のクラゲたち/森青萄
ショウマの仲間生き物は多様にくるふ泡立草/森青萄スマホからスマホに飛ばす螢かな/森青萄
雨上り近くの食品会社本店の生垣に金糸梅の園芸種のヒドコートヒベリカムカワセミの弾丸となる水無川(みずなしがわ)/森青萄虹を追ふ次のインターチェンジまで/森青萄
昨日のヤマユリ(日向でもまだまだ蕾)ヤマアジサイいうれいの来ぬ夏妣(はは)の長不在/森青萄母ふつとかき消ゆる日や祭笛/森青萄
アナベル青田↑余り苗↓加藤楸邨/鏡中の疲れし真顔夜の青田石橋秀野/書きだめて手紙ふところ青田道青田・青田道・青田波・青田風