僕が僕であるために・10伊沼「僕が・・・善人・・・」透明「まあ難しく考えなくても良いよ例えば君にとっての良い人がいたとしてだその人は常に君の正しさを肯定してくれその正当性を訴え、君を庇ってくれる人だったとしようか」伊沼「は、はい」透明「その人は、亮太郎くんにとって理想的な良い人だと思うんだけど、もしその人がその正義感から、上司に疎まれ酷い迫害を受けたとする君はそんな彼を見てどうする」伊沼「ぼ、僕は、僕ができる形で全力で助けたいと思います」透明「なるほどなるほどそれじゃぁ~もしその善なる人が亮太郎くんだったらどうかな」伊沼「えっ」透明「もし亮太郎くんが、その人のように善人として行動してきたとすれば、きっと今の亮太郎くんを身を挺して守ろうとする人も出てくるんじゃないかな」伊沼「・・・・そ、そっか・・・で、でも...僕が僕であるために・10