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透明先生の《スピリチュアル鑑定》占い師の日記 https://blog.goo.ne.jp/uranai-diary/

最新鑑定→呪vs呪符師 ◎繭気属性別パワースポット◎幸せになる為の人生地図◎2020年富学占ほか

《相性の良いパワースポットの割出し方》https://ux.nu/0ucCt 《恋愛・赤い糸の魔法》 《金運UPにソロモン魔法陣(携帯待受に)》 《婚カツと縁》40代女性の鑑定で人との縁を考えます 《子の魂のゆくえ》水子供養のやり方 《木人実るは子宝なり》子宝を授かる為に必要な事 鬱病対応アイテム・いじめ対策のお守り・受験生必見!記憶力UPドリンク・トラウマ修復

透明先生
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2009/01/16

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  • 鬼人館・21

    鬼人館・21ラジコン鬼とは私がまだ小さかった頃、世間でラジコンがブームを起こした時代裏の業界でもこの発想が取り入れられたことがあったらしく、使役した式神に他の術式のみを組み込んだ無機質な人形を操らせるというのが流行ったことがあったらしいそこで使われた無機質の人形も、疑似式神として当時は重宝されたらしく、その操縦者として適していたのが小鬼などの鬼類の式神と言われていた。しかし、意思のない式神は、やはりその使い方や消費気力量とのコストが合わず、それを使う者は自然といなくなっていったその時、式神として召喚されたのが、確かラジコン鬼と言われていたはずだ・・・。透明「(しかし、昔の術者はこれを使って何をする気だったんだ最近は、ドローンやロボットを代わりに戦わせる流れができてきているけど、こういうのって裏の業界が先駆...鬼人館・21

  • 鬼人館・20

    鬼人館・20「は、はなせ~~~っお、おいらは、強いんだぞは、離さないと、ど、どうなるかわかってんのか~~~っ」透明「・・・・・・。」揚羽「・・・・・・。」六羽「わぁ~っ可愛い~」揚羽の指につままれたソレは体長・5cmほどの大きさで、その姿は・・・・。揚羽「シルバニ〇・ファ」透明「ストーップそれ以上はピーで」六羽「ピー・バニア・ファミピーみたいだね」いや、六羽さんソレほとんど言っちゃってますから小さな二足歩行のネズミのような動物に角が一本・・・。見た目は確かに可愛いが・・・。小鬼「おいこらっ離せこの不細工がぁ~~~触るんじゃねぇ~ぶっ〇すぞ~~~っ」口が悪すぎ・・・私は、感情の無い目でこのシル・・・いや、小鬼に近づき詰め寄る透明「おい」小鬼「ひゃい」透明「お前・・・誰の命令で私達を襲った」小鬼「そ、それは~...鬼人館・20

  • 鬼人館・19

    鬼人館・19両手の式神がいた部屋にゆっくりと近づく透明「(あれいなくなってる)」私は、恐る恐る部屋に足を踏み入れてみるが、何も起らない・・・。透明「あれれもしかして、他の部屋に行っちゃった」揚羽「ご主人上」透明「」揚羽の言葉に反応し、上をみる透明そこには天井に握力だけで張り付いたさっきの式神が「ドスン」揚羽の発見が早かったお陰で、落下攻撃してきた腕を避けることができた透明「揚羽ナイス二人とも、予定通りに」揚羽&六羽「はい」私の式神が、左右に分かれ相手を翻弄する中央の球体から伸びた両腕にも距離としての限界は存在する揚羽が挑発し逃げれば、六羽が近づき挑発するどちらにも手を伸ばせず煮詰まった両腕の式神は、必ずターゲットをどちらかに絞らなければならなくなる両腕「シュ~ッ」透明「きた」両手の式神は、揚羽に焦点を当て...鬼人館・19

  • 鬼人館・18

    鬼人館・18透明「さっきの両手の式神は、私一人だとかなり攻略するのが難しいもちろん、能力全開でいけば話は別だけどこの後を考えるとそれもできないと思う」揚羽「やはり、あれは攻略しなければ駄目ですか」透明「本当は、手荒なことはしたくないんだけど何故かあの子には意思が感じられなかったんだただ一つだけ感じられたのは・・・侵入者を駆逐するそういった信号にも似た指示だけが感じられた」揚羽「指示ですか」六羽「ねぇねぇ」透明「んっ」六羽「あの子、生きてなかったよ」透明「えっどういうこと」六羽「うんとねぇ~身体にあの子いなかったの」透明「・・・・核が無かったって事」六羽「うんう~んと・・・この前遊んだラジコンみたいだった」透明「ラジコン・・・機械的ってこと」揚羽「そ、それって、核が別にあるってことじゃないですか」透明「」六...鬼人館・18

  • 鬼人館・17

    鬼人館・17力を溜めきった一蹴りは私の身体を一気に前に押し出すしかし、その方向は透明「揚羽六羽つかまれ」揚羽&六羽「はい」大地を蹴る瞬間私は揚羽達のいる方向へ半回転し、右手に揚羽、左手に六羽、体当たりするように異界の馬を巻き込み、先ほど入ってきた扉を抜け廊下まで後退するそこからは、4人で全力疾走途中にある安全そうな部屋に入り身を隠す透明「はぁはぁはぁはぁ」扉を出る際、あの両手の式神が追ってこようとしていたのは見えたが、流石に虚をつかれたからかうまく巻くことができたみたいだ揚羽「ご主人様・・・大丈夫ですか」透明「揚羽ありがとうね」揚羽「えっ」透明「あの時・・・。」~・~・~・~・~・~・~・~・~・~揚羽「駄目です今は勝ち目がありませんここは一回引きましょう今、倒す必要はありません」透明「でかした黒揚羽ズッ...鬼人館・17

  • 鬼人館・16

    鬼人館・16透明「どうすれば、あの本体に届く」思考を張り巡らせる透明先生まっすぐ飛び込んでもあの両腕に捕まるのは確実上に飛んでも下をくぐり抜けようとしてもあの両手は、確実に私が本体にたどり着く前に私の身体を握りつぶすだろう・・・。嫌な汗が額からしたたり落ちるこれほどの脅威は久しく感じていなかった「グパッ」透明「」いきなり右手が近くにある大きな机を掴み私に投げつけてくる透明「クッ」右手から放たれた机は弾丸のような速さで襲いかかり、少し触れた額からは鮮血が飛び散る六羽「ごしゅじんたま~~~っ」透明「だ、大丈夫かすっただけだ」って、かすっただけでこんなに皮膚が裂けるのかよこりゃ~時間をかけるとこちらが不利になる一か八か飛び込むか鍛えてきた足の筋肉が盛り上がる得体の知れない式神の懐に入るため、たった一蹴り懐に飛び...鬼人館・16

  • 鬼人館・15

  • 鬼人館・14

    鬼人館・14背中に冷たいものを感じる・・・先ほど入ってきた扉と反対側、その奥にも大きな扉があったそしてそのさらに奥からは、今まで感じたことがない気配を感じる・・・。透明「・・・・揚羽、六羽とこの子を守って後ろへ」揚羽「な、何言ってるんですかご主人こそ、お二人を守って後ろに下がっていてくださいここはご主人様の式神である私が皆さんをお守りします」なんか今日は、ヤル気なんだよなぁ~この館に入ってから式神達が元気なのは何かあるのか「ドン」透明「」奥の扉を叩きつけるような音がこだまし、その衝撃が部屋を駆け巡る透明「おいおい扉の開け方分からんのかい」「ドンドンドンドンガシャッ」扉の金具が外れ、扉がゆっくりと部屋の方へれてくる「ドスン」「シュ~ッ・・シュ~ッ・・・」揚羽「」透明「」扉の外何かが蠢いている透明「揚羽、2人...鬼人館・14

  • 鬼人館・13

    鬼人館・13透明「うわっこれ・・・あかんやつだ」金属の扉を開いた瞬間、中の空気が表に解放されその臭いに一瞬怯む・・・。透明「(これって、薬品の臭いだよなぁ一体ここで何が行われていたんだ)」部屋の中は、先ほどこの子が見せてくれた記憶と同じく、部屋の中央に魔法陣があり、周りには実験器具のようなモノが沢山ある・・・。透明「ここって、小学校の理科室みたいだ」ビーカーやフラスコ・・・他にも何が入っているのかよくわからないホルマリン漬け・・・。揚羽「これってピーでピーなやつですよねぇ」六羽「ピーってなに~ピーピー」透明「こ、こら、よしなさい」揚羽「えっこれもピーピーピーですよ」六羽「ピーピーピー」透明「い、いや、だから使えないからやめて」とにかく、そんなピーなものが多すぎて、説明が難しいのだが簡単に言うと人道的にもよ...鬼人館・13

  • 鬼人館・12

    鬼人館・12さっきの伊祁さん・・・。彼はこの子を見て本気で嫌がっていたように見えたもし自分が使役したものであれば、あれほどの反応をするかもし、あれがお芝居だったとしても、あれだけの嫌悪感は、そうそう出せるものではないと思うんだが・・・彼が嘘をついているもしそうなら何故揚羽「ご主人大丈夫ですか」透明「あっごめんね、ボーッとしてた」揚羽「足下に気をつけてくださいここから急な階段になっていますから」透明「あっうん」何故か、揚羽が先頭ではしゃいでいる私は、異形の馬の記憶を六羽と揚羽に共有していたため、道案内をかってでた揚羽に付いて行くことにしたのだが、何かさっきからノリノリなんだよなぁ~六羽「キャッキャッ」怪異「ブヒヒ~ッ」と思ったら、私の後ろでも六羽がノリノリいつのまにか仲良くなった異形の馬は、六羽を背に乗せた...鬼人館・12

  • 鬼人館・11

    鬼人館・11<さて、この子が生まれた場所を探ってみるか私はこの生まれたばかりの式神の記憶を探ってみることに・・・。透明「少し、じっとしててね」核のできた式神の記憶は木人図に似た形の記憶媒体が生まれ、そのビジョンを構成しているつまり、式神視点の世界がビデオで撮影されたかのように核に残り、経験としての蓄積をしているということになる私は異形の馬の核にそっと触れ、この子が視てきた世界を覗いてみる・・・。透明「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これは・・・・・。」揚羽「何かわかりましたか」透明「うん・・・ただ・・・。」揚羽「」私が覗いたそこには、地下室のような広い部屋と魔方陣・・・周りには実験道具のようなものが乱立していた・・・そしてその魔法陣の中心に生まれたばかりのこの子が立っており、目の前...鬼人館・11

  • 鬼人館・10

    鬼人館・10揚羽「式神にとって、契約の終了は《この世での成果》なんです」六羽「せいか」揚羽「はいこの仕事が終われば、この子も次のステップへ進むことができますし、自由に自分の生き方を決められるようになるので決して悲しいことでは無いんですそれに、一度式神となったモノには魂にも似た核が生まれ、その核がある以上は存在を消去されることがなければ消えることはありませんつまり、契約の終了は、この子の死に繋がるものではないので安心してください」六羽「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」揚羽「えっせ、先輩六羽「ぐすっ・・・揚羽もいつか、いなくなったりするの」・・・揚羽だけがいなくなる前提なんだ揚羽「えっい、いえ私はご主人と先輩がいるここにずっといるつもりですけど・・・」なんでこっち見てんだ透明「六羽も揚羽も私があの世に帰らないかぎり...鬼人館・10

  • 鬼人館・9

    鬼人館・9透明「う~ん・・・これは憶測でしか無いけど、この洋館のどこかに、自然発生した瘴気や陰気を集める何かがあるのかもしれない・・・。」揚羽「ですが、いくらモノが集められたとしても式神として自然に化現することはできませんよねぇ」透明「もちろん式神となるには媒体が必要になるからこの媒体の用意は、何者かが行う必要があるつまり、この館には伊祁さん以外にも誰かがいるってことになるね」揚羽「それって・・・・。」透明「まあとにかく、この子を調べて見よう」揚羽「そ、そうですね」私は、怪異の馬の身体に触れてみる・・・怪異「」透明「大丈夫・・・痛いことはしないから」怪異「・・・・・・・。」言葉が通じるのか私の呼びかけに少し安心したようにおとなしくなる透明「(・・・・・・これ・・・呪符)」異形の馬の身体、中心あたりに札のよ...鬼人館・9

  • 鬼人館・8

    鬼人館・8ものすごい勢いで後ろに走り出す伊祁さんそれを追いかけるように私も後に続く伊祁「ちょ、ちょ、ちょっと陽明さんあ、アレ、なんとかしてくださいよ~」透明「あっ何とかしちゃって良いんですか」伊祁「えっ」透明「いや、原因調べるなら、生け捕りかと」伊祁「い、生け捕り・・・で、できるんですか」透明「う~ん・・・多分・・・。」伊祁さんは、追いかけてくる異形のモノを確認伊祁「・・・・・・・・・・・・・いやぁ~~~っ無理無理僕は他に行きますので、後任せて良いですか」透明「あっ、はい心得ました」そう言うと、私は緊急停止後ろを振り返り、相手を迎え撃つ準備をするその間、伊祁さんは光の早さでいなくなっていた透明「さてと・・・オン・マリシエイ・ソワカ」印を組み、真言を唱え、異形のモノが来るのを待つ透明「・・・・・・・・。」異...鬼人館・8

  • 鬼人館・7

    鬼人館・7私達は、洋館の中の部屋を一つ一つ確認させていただきながら気配などを探っていた・・・。透明「あっそういえば伊祁さん一つ聞いて良いですか」伊祁「はいなんでしょう」透明「あの、先ほどの老人は伊祁さんの・・・」伊祁「あああの老人は私の祖父です」透明「」えっ祖父今、祖父って言ったよなぁあの老人が伊祁さんの式神なのか確認しようとしていただけなのだが、いやいや、まさかの祖父あの人は式神・・・それに人間じゃない祖父ってどういうことだ透明「(あの老人が式神だということは、流石に私にバレているとは思っているよなぁいやでも、もし分かっていなかったらだとすれば嘘をついたことになる・・・なぜ)」色々と頭の中が混乱している透明先生伊祁「くすくす陽明さんは頭が良いんやねぇ~色々と考えるのが癖になっているみたいだ。」透明「えっ...鬼人館・7

  • 鬼人館・6

    鬼人館・6伊祁氏曰く・・・この洋館は、とある霊能師が霊脈の上に建てたモノで、古くから召喚術や傀儡術を研究する為に使われてきた特殊な建物とのこと・・・。今でも、伊祁さんが所属する教会では館を使用しているらしいのだが、最近不思議な現象や怪異が目撃されており、自分達では手に余ってしまい、その原因の調査と解決、実験の手伝いを御山に依頼することになったとのことだった・・・。透明「なるほど」伊祁「そんなわけで、まずは霊障や怪異の原因を調べていただけませんかその上で、ご指示いただければ私もお手伝いしますので宜しくお願いします」透明「ちなみに、霊障や怪異って、どんなことがあったんでしょうか」伊祁「えっと・・・霊障としてはポルターガイストですね物が突然壊れたり、飛び回ったりしてます怪異に関しては、日によって大分違うのですが...鬼人館・6

  • 鬼人館・5

    鬼人館・5客間で待つこと10分突然、扉が開く伊祁「いや~っすみませんお待たせしちゃいましたねぇ~」透明「」また、とんでもなく派手な人物が現れる彼の名は、伊祁重蔵(いきじゅうぞう)当然、偽名なのだろうけど・・・こんな重たい名前とは裏腹に、かなり派手派手な花柄のアロハシャツを着て髪色はド金髪どう見てもパリピなおっさんにしか見えなかった透明「御山への依頼を遂行するために参りました、陽明と申します」伊祁「ありゃ、そんな堅苦しいのはやめましょう気楽にいきましょう気楽に」透明「は、はぁ」いやいや、気楽にとか言ってるけど、さっきから私を試しているのか気を当ててきてるんですけど透明「ところで、伊祁さん私も御山から詳しい話を聞いていないのですが、なんでも、霊障の調査と研究に協力するという依頼だったと思うのですが、よろしいで...鬼人館・5

  • 鬼人館・4

    鬼人館・4透明「と、取りあえず、入ってみるか」私達は恐る恐る洋館の門を叩く「コンコン」よく映画などで見る、扉を叩く金具を何度か鳴らしてみる・・・。「ギーギーッ」透明「」洋館の扉が開き、中から白髪の男性が・・・。老人「・・・お待ちしておりました・・・。」透明「あっ御山からご紹介いただきました陽明(ようめい)と申します」何故か咄嗟に偽名を使う透明先生・・・。この老人というよりは、この洋館の雰囲気があまりにも異質な為、身構えてしまったのかもしれない・・・。老人の招きに応じ、私は洋館の一階奥にある客間に通される老人「ただいま、館の主人が参りますので、ここでしばらくお待ちください」透明「あっはい」そう言うと、老人は扉の外へ出て行った・・・。透明「・・・・・。」揚羽「ご主人・・・。」透明「うん分かってる」揚羽「かなり...鬼人館・4

  • 鬼人館・3

    鬼人館・3透明「よ~し出発~」週末に向けて、色々な用意をしてきた私はさっそく依頼書に書いてあった場所へ車を走らせる・・・私の家から約5時間昼までに到着するために、余裕をもって朝6時に出発途中、インターで朝食を取りつつ、無事、〇〇県に到着ここからは下道で山の中にあるという洋館へ車を進ませて行く・・・。透明「あの山かなぁ」国道を進み、途中の脇道へ入った私の目の前には小高い山が悠然とそびえたっているその中腹あたり、遠目に見て建物が色々と建っている所があるが、あの辺りにあるのかもしれない・・・そんなことを考えながら、山道を登って行く透明「おお~っ」目的地に到着目の前には大きく立派な洋館が何かを漂わせながら建っている透明「おお~~~~・・・おう」揚羽「ご主人・・・何かやばそうです」透明「み、みたいね」六羽「・・・・...鬼人館・3

  • 鬼人館・2

    鬼人館・2透明「う~ん・・・おかしいなぁ~」揚羽「本当にこの部屋にあるんですか」透明「絶対あるはず」六羽「おてがみさんでておいで~」皆で探すこと1時間・・・。透明「ええ~っこれだけ探して無いとか、ちょっと自信無くなってきた・・・」揚羽「一度、御山に確認したほうが良いのでは」透明「う~ん」六羽「あれ」揚羽「どうしました先輩」六羽「机のしたから、なんか出てるよ」透明「えっ・・・・・ああ~っこんなところにあったのかぁ~六羽でかした~~~~」六羽「えへへっ六羽エラい~えらい~」透明「うんえらいえらい助かったよ」揚羽「・・・・・・」透明「揚羽も手伝ってくれて、ありがとうね」揚羽「・・・べ、別に・・嬉しくないんだからねと、とにかくあって良かったわ」何だか、面倒くささが際立っているが、六羽と揚羽の頭をワシワシして喜ぶ透...鬼人館・2

  • 鬼人館・1

    鬼人館・1透明「え~っと・・・どこいったっけ」みなさ~んおはようございま~すえっ何してるのかですか実は、先月頼まれた仕事の依頼書が見当たらず机の中をひっくり返しているところでして・・・透明「あれ~っおかしいなぁ~確かここに入れておいたはずなんだけど・・・。」皆さんもこんな経験ありませんか入れたはずのところに、モノが無いこれはきっと、何か厄介な力が働いて揚羽「だらしないだけでしょ」六羽「だけだけ~」透明「ちーーーんいきなりトドメを」揚羽「ちなみに、何を探しているのですか」透明「いや~っ、先月御山から封筒来てたじゃん」揚羽「」透明「それ、今週末までに処理して欲しい案件だったはずなんだよねぇ~」揚羽「先月ですか何でそんな前のものを放っておいたんですか」透明「いや、ほら先月かなり色々あったじゃん」揚羽「ご主人はい...鬼人館・1

  • 審判の日

    審判の日怜「・・・・こんちは・・・・。」「ゴソゴソ」怜「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もぐもぐ・・・・・・・・。」透明「いや何かしゃべれ~」昴「なんで、あんパン食べてんだ」透明「突っ込みどころ満載過ぎて、どう突っ込めば良いのか分からん」怜「あっ」透明「」怜「ちにかけくん元気~」昴「ぐぅ・・・くくくっ」透明「人をガリガリ君みたいに言うなぁ~って、酷くないかぁ~」昴「・・・・ぐぐっ」透明「昴きゅんなんで笑いこらえてんの」昴「ひやっ・・・なんか・・・不覚にも・・・ツボ・・・・」透明「・・・喜んでくれて何よりです」怜「もぐもぐ・・・」透明「もぐもぐ、やめなさい」怜「ええ~っ・・・っで」透明「いや、そこからの「っで」は無いでしょ今日は怜からの報告を聞くのが主旨のはずなんだけど」怜「あっ・・・そうだ...審判の日

  • 陣と盾二章・25

    陣と盾二章・25透明「それじゃぁ~ここで教えるのは簡単な北欧神のお守りタリスマンだねといっても、結構強力だからしっかりと覚えておいてね」矢車「はい」透明「まず、悟くんに知っておいて欲しいのは北欧神の名前は、本当の名前じゃないってこと」矢車「えっ」透明「さっき北欧神にも和名があると言ったけど本当の名前というのは、日本の神様ですら明かされていないものなんだ」矢車「えっえっど、どういう」透明「名は、全てを表してしまうもの無から有を作り出す縛りとなり、その真名を知れば、呪で縛ることすらできるだから神といえど、真名は明かせないものなんだということで、今現在北欧神と呼ばれる神々の名前は真名ではないそれじゃぁ~何なのか」矢車「」透明「北欧神の神々の名は、その神を表すルーンの発音から来ているものなんだ」矢車「・・・つ、つ...陣と盾二章・25

  • 陣と盾二章・24

    陣と盾二章・24矢車「やはり、ヲシテや和字のように、核心部分は秘匿されていたりするんですね」透明「まぁ、強力過ぎるモノは、ある程度の制限をかけないと危険になることもあるからね」陣「神の力は、人間界では絶大なものだし、本当に使い方次第で何でもできてしまうから扱いは慎重にならざるをえないんださっき透明に憑依した際に見せた御劔すら神様からすれば、ただ軽く剣を抜いて振り下ろしただけの動作でしかないものだからその力の影響力はなんとなくわかるでしょ」矢車「ひぇ~っ」透明「まぁルーンを知ったからといって、神様も流石に乱用させたりはしないとは思うけど、ある程度の力の行使はできてしまうから扱いだけは気をつけないといけないよね」矢車「そっか・・・だから公表されているルーンは、生活様式を表したルーンなんですね」透明「もちろん、...陣と盾二章・24

  • 陣と盾二章・23

    陣と盾二章・23矢車「えっひ、ひとつも・・・ですか」透明「うん・・・ひとつも無い」矢車「な、なんでですか日本の神様と同じ神系なんですよね」透明「う~んと・・・簡単に言うと、願いが聞き入れやす過ぎてしまうから・・・って言った方が分かりやすいかな」矢車「」陣「もし日本に、北欧の神々の神社があったら優先して日本人を守ってくれる神様に日本人は依存してしまう可能性があるそれに土地事が重要なのに、土地を守る神々が蔑ろにされることも考えられるんだ本来、神は土地を守り、人の営みを守ってくださっているけど、直接的な願いを叶えることは特殊例としてしか存在してはいけないし、推奨はできないもちろん、こういった事を知っている人が北欧神とコンタクトをとるのは禁止されているわけではないから、それは自身でおこなえば良いだけで、神社は関知...陣と盾二章・23

  • 陣と盾二章・22

    陣と盾二章・22歌碑の修復は後になるが、とりあえず盾としての結界は修復でき、神社の神様との神降ろしは明日、陣が行うこととなった。透明「終わった~~~~っ」陣「はぁ~~~~~っよかった~」矢車「本当に、大変な一日でしたね」透明「確かに、これ一日で起こる量なんかまぁ全体的には繋がっているんだろうけど、陣も神社と地域のかかわり方を少し考えた方が良いのかもしれないよ」陣「う、うん・・・そうだよね・・・数十年単位とはいえ、神社に負の感情が溜まっていっているのも問題だし、さっきの、守る会の人たちのように、神社自体を邪魔に感じている人もいるみたいだから、しっかり考えるよ」透明「まあ、あんまり考えたくないことだけど少なからずそういった人もいたのを見ちゃったから、歌碑と同じで、神社の盾となる陣がもっとしっかり社を守らないと...陣と盾二章・22

  • 陣と盾二章・21

    陣と盾二章・21透明「こらこらまだ終わりじゃないぞ」矢車「えっ」透明「今のは、義神様に呪毒を祓ってもらって神降ろしをしていただいただけだから、ここから盾としての結界の張り直しをしなくちゃでしょう」陣「そうだった~~~~っ」透明「まったく」陣「そういえば、透明は大丈夫シデノ〇〇〇ノミコト様に身体預けたでしょ」透明「まあ、預けたといっても憑依は仮面にされているし、仮面から流れてくる神気を行使するお手伝いをしただけだから問題ないよ」陣「ほっ・・・良かった」矢車「あ、あの~」透明「んっ」矢車「えっと・・・先ほどの神様・・・。シデノ〇〇〇ノミコト様でしたっけえっと、聞いたことが無い神様なのですが」透明「ああ~っそうだよね先ほどお力をお貸しくださったのは、北欧神でいうところのオーディーン様だよ」矢車「オ、オーディーン...陣と盾二章・21

  • 陣と盾二章・20

    陣と盾二章・20儀式が始まり、陣が大祓詞(おおはらえことば)に似た祝詞を詠唱するここで使用される祝詞は古代神道の祝詞らしいのでここでは紹介できないが、この言霊の上に義神様との繋がりをのせ、義神様のお力をお借りする形となる陣「カケシテ・・・オ・・・ズ・・・。」祝詞の進行と共に、結界内の霊圧が膨れ上がってゆく「ズズッ・・・・。」陣「」矢車「」儀式が中盤に差し掛かり、恐れていたことが起こる歌碑の下から地鳴りのような振動を感じた陣と悟くんは祝詞を続けたまま、歌碑に張られた結界の外へ移動結界を出た直後、歌碑の下から無数の黒い手が七五三縄を掴み出す陣「コウジテ・・・ヲドテ・・・。シデノ〇〇〇ノミコト様オイデマセ」一瞬、空間が固まるような静けさが起こり、すぐさま途轍もない勢いの突風が場をさらう呪毒「」突風の行き着く先に...陣と盾二章・20

  • 陣と盾二章・19

    陣と盾二章・19透明「さて、それそろ動かないとね」陣「そうだね早速取りかかろう悟くん手伝ってくれる」矢車「は、はい」私達は、方針を決め動き出す・・・。陣と悟くんは、神社の倉庫に仕舞われている神具一式を運び出し、私は呪毒を生んでしまった歌碑の周りに魔法陣を描く・・・。透明「(さっきの結界で神域は何とか保っているけど、次に呪毒が動き出せばあっという間に崩されてしまう・・・急がなきゃ)」陣「透明これでいいかな今まで使ったことないものだから一緒に確認してくれる」透明「OK」そう言うと、私と陣は古い木箱を開けてみる。箱の中には、紫と白、二色の七五三縄と、見たことのない形状の錫杖、後は古い仮面が入っている・・・。私達は、それらの神具の使い方を入念に確認しながら儀式の方法を組み立ててゆく。透明「ふむふむこの形・・・こん...陣と盾二章・19

  • 陣と盾二章・18

    陣と盾二章・18透明「それはね古代文字と精霊が住まう神秘の地北欧と呼ばれる地域が日本の神々と系譜を同じくする土地となるんだ」矢車「北欧ですかなんか、予想していなかったかも・・・。」透明「くすくす悟くんは、北欧と聞いて何を思い浮かべる」矢車「えっえ~っと・・・ムーミン」透明「あははっ確かにそうだよねムーミンは、トロールと呼ばれる妖精に近い存在まぁ語弊はあるけど、日本で言えば妖怪の部類に入るらしいよ」矢車「そうなんですか」陣「ムーミンかぁ~日本でも人気あるよね」透明「そうだねあの世界観は、日本人には何か通じるモノがあるからかもしれないね日本人が北欧の地に降り立つと懐かしさを覚えると言われているのも同じルーツの神々に守られている土地だからなのかもしれない」陣「うんそれに、神道の古代文字であるヲシテや和字は、本当...陣と盾二章・18

  • 陣と盾二章・17

    陣と盾二章・17矢車「それが、先ほど言っていた、義神様ということですか」透明「その通り義神様は日本を守っているワケではないからね」矢車「でも神様である以上は、その神様も守っている土地があるんじゃ」陣「確かに義神様には義神様の守べき土地というものが存在していて、義神様はその守っている土地に住まう人々には同じように手を出せないただし、神様には神様のルールが存在していて、唯一、人を救うことが許された地域が存在する」矢車「えっどういうことですか」透明「つまり日本で言えば、日本の神様の系譜に連なる神様で、他の土地を治めている神様であれば、自らの兄弟や身内が守っている国の人間を守ることは許されているんだよまあ感覚的には、甥っ子や姪っ子、孫にそっと手を貸すような感覚みたいだけどね」矢車「へぇ~っこんなこと言ったら失礼で...陣と盾二章・17

  • 陣と盾二章・16

    陣と盾二章・16透明「さて、どうする」陣「やっぱり、義神(ぎしん)に頼むしかないよね」矢車「疑心」透明「ちゃうちゃうそっちじゃなくて、義神というのは日本の神様のご兄弟姉妹、義兄弟や神系に連なる方々のことを言うんだ」矢車「えっ神様のえっえっ」ありゃりゃ、混乱しちゃったよ透明「えっと・・・悟くんは神道に入って神々のことを学んできたと思うけど、神道における神様って、日本を中心に考えてるよね」矢車「は、はい」透明「ただ、少し考えて見てね神道を学ぶ上で最も大切な基本となるのが「八百万の神々」(やおよろずのかみがみ)神は環境、もの、自然全てに宿っていて沢山の神々が存在しているという教義があると思うけど、これは一神教とは違い多神教的な考えになるよね」矢車「はい神様は多くのモノや自然物にも宿ると聞かされています」透明「じ...陣と盾二章・16

  • 陣と盾二章・15

    陣と盾二章・15矢車「ど、どうすれば、その呪毒を消せるんですか」透明「う~ん・・・これ結構厄介なんだよね~呪毒は、呪から生まれた反転現象だから、まずは呪を呪解することが必要なんだけど、これとは別に毒となった思念を別の形で浄化しなければならないんだ」陣「その上、穢れてしまった土地を元に戻すには穢れを祓うことが必要なのだけど、一度穢れを生んでしまった土地は祓うだけでは聖域に戻すことはできないんだ」矢車「えっどういうことですか」陣「本来聖域とは、聖なる気を宿す地域をさしていて、条件のそろった場所に、神が降臨つまりその土地に神が降り立たなければ聖域として成り立つことは無いんだ」矢車「そ、それじゃぁ~土地を綺麗にしてから神降ろしの儀をおこなえば・・・。」透明「それがさぁ、なかなか難しいんだよねぇ~」矢車「えっ」陣「...陣と盾二章・15

  • 陣と盾二章・14

    陣と盾二章・14矢車「あ、あの・・・」透明「んっ」矢車「もし、これって放っておいたら、どうなるんですか」透明「確かに、ヤバイだけじゃわかんないよね悟くんにはこういったことも覚えておいてもらったほうが良いから、詳しく説明するね」矢車「は、はいお願いします」透明「今言った呪毒は、簡単に言うと、神社を守っていた盾としての能力が毒におかされ、別の能力に書き換えられたと考えると良いかもしれないね」矢車「書き換えられた」透明「元々、この歌碑に込められた盾の能力は負の思念などのマイナスの流れを弾く効果が備わっていたんだこの思念を弾く方角は、当然神社の外になるよね」矢車「は、はい」透明「しかし、弾くための盾として構成された歌碑が崩されたその上、今まで呪法で弾いていたものが毒によって逆に引き寄せる形の呪法に書き換えられたと...陣と盾二章・14

  • 陣と盾二章・13

    陣と盾二章・13透明「あれは、呪毒だよ」陣「呪毒」矢車「ど、毒」透明「まあ、あれほどのものを視たのは私も初めてだけど、あれは間違いなく呪毒だと思う」陣「そ、それって・・・やっぱり、ヤバイ感じ」透明「うん!ヤバイというか、激ヤバだね」陣「」矢車「」透明「この文献に書かれたものは、結界としての歌碑の扱い方が書かれている・・・。ただ、この文献を陣ですら読んだことがないというのが一番の問題かな」陣「どういうこと」透明「この文献には、歌碑の扱いとして、人や時代がもたらす負の思念を歌碑が弾く作用があることが書かれているのだけど、弾くには負の思念を感知する必要があるため、多少の思念は歌碑に付着する可能性があると書かれていたんだつまり、この触れた思念が長い年月をかけて蓄積し、呪と混ざり力をもった思念毒つまり、呪毒として存...陣と盾二章・13

  • 陣と盾 二章・12

    陣と盾二章・12神社の資料室は、守る会の方達と打ち合わせをした神社会館の地下にあった・・・。透明「この中に歌碑に関わる資料ってどこにある」陣「多分、ここら辺がそうだと思う」さすがは陣他のキョウダイとは違い、普段から整理整頓をキチッとしている透明「それじゃぁ~伍番歌碑の資料をみんなで探そう」矢車「は、はい」陣「わかった」探し始めて15分・・・意外にもその資料はすぐに見つかった矢車「あっありましたこれじゃないですか」透明「おお・・・・うんこれだね悟くんでかした」陣「どれどれ・・・・・・」矢車「・・・・・・・・・・。」透明「・・・・・・・・・・。」陣「ふむふむ・・・・・・。」矢車「・・・・・・透明「・・・・・・・・。」陣「う~んなるほど・・・・。」矢車「あ、うっ」透明「」矢車「あ、あのこれって、読めますかってい...陣と盾二章・12

  • 陣と盾 二章・11

    陣と盾二章・11少し時間を遡る・・・。~・~・~・~・~・~・~・~・~・~透明「(時間的に確か・・・・ここら辺かな・・・・・・んっ・・・・・・あれまだ壊れて無い・・・でも、ここら辺のはずなんだけど・・・・・・う~ん、おかしいな)」突然、目の前の歌碑が震え出す透明「(えっ地震いや、この時間に地震なんて無かったそれじゃぁ、あれは一体)」歌碑はその後も大きく小さく揺れ動き、その間も細かく震えている・・・。透明「(一体、何が起こってるんだ)」私は白黒の世界で目を凝らす「ピキッ」透明「」突然、歌碑にヒビが入るそのヒビからは、何か黒いネバネバしたモノが飛び出している透明「(な、なんだあれは)」そのネバネバした黒い物体は、無数の手のような形となり、ヒビをこじ開けようともがいているしかし、ヒビは広がることはない・・・。...陣と盾二章・11

  • 陣と盾 二章・10

    陣と盾二章・10木人図にアクセス神の使いである大鴉の見てきた映像から今回の結界破壊の原因を探る・・・。透明「・・・・・・・・・・。」鴉「・・・・・・・・・・。」陣「・・・・・・・・・・。」矢車「・・・・・・・・・・?」大鴉の視点は、白黒の世界昔の映画を見ているような感覚だ透明「(時間的に確か・・・・ここら辺かな・・・・・・んっ・・・・・・あれまだ壊れて無い・・・でも、ここら辺のはずなんだけど・・・・・・う~ん、おかしいな)」突然、世界が変化する木人図を遡っていた私の目には信じられない光景が広がる鴉「カァ~~~~ッ」突然大鴉は大きな声を上げ、その声に呼応するように他の鴉が目を覚まし大空へと飛び立つ透明「はぁはぁはぁはぁ」陣「透明」矢車「いっちゃいましたね大丈夫なんですか」透明「あんまり・・・大丈夫じゃないか...陣と盾二章・10

  • 陣と盾 二章・9

    陣と盾二章・9私達は、地面に落ちたであろうボスカラスを探す・・・。矢車「い、いました」陣「おおっ」透明「うわっでかっ」ボスカラスは、他のカラスと比べてもかなり大きく、羽を広げれば子どもほどの大きさがあった・・・。陣「と、取りあえず、動けなくしておくね」そう言うと、陣はカラスを傷つけないように持ってきた網に入れる・・・。透明「よしそれじゃぁ~」私はカラスの意識が戻るように軽く気当てをする鴉「」一瞬、暴れるそぶりを見せたが、現状を理解したのかおとなしくこちらを見ている・・・。陣「この子・・・」矢車「ビックリした~もっと暴れるかと思った」透明「そうだねただ、この子の頭の良さはちょっと違うかもね・・・。」矢車「」陣「・・・この子、神様の息がかかってるね」矢車「えっ」透明「うん神獣とまではいかないけど使いとしての神...陣と盾二章・9

  • 陣と盾 二章・8

    陣と盾二章・8息をひそめながら、悟くんが場の気質に合わせて思念を流し掌握していく・・・。この時、少しの動揺が混じってしまえば、カラス達に気づかれ、安定しない場から飛び立ってしまうぶっつけ本番のかなり無茶な要求だったが・・・。透明「(この子、本当に肝がすわっているこの若さでたいしたもんだ)」陣「・・・ニヤニヤ」透明「(うわっ気持ちわるこいつ、何だかんだ言ってるけど、結局、弟子として悟くんの成長を喜んでるんだよなぁ~)」しばらくして・・・場の空気がゆっくりと柔らかく流れ、少し夢うつつな感覚に変わってゆく・・・。透明「(うんカラス達もかなりリラックスして少し眠そうなくらいだ・・・これなら)」私は、陣と顔を見合わせる陣はここぞという時、大体失敗してくれるので、やはりここは私が悟くんを驚かすことに・・・。透明「(さ...陣と盾二章・8

  • 陣と盾 二章・7

    陣と盾二章・7カラス捕獲作戦を練り上げた私たちは、カラスがよく出没する早朝に集まることにそして次の日・・・。透明「ふぁ~~~~~~っマジで眠い」陣「おはよう」矢車「おはようございます」透明「さすが神主さん方、朝のおつとめ終わった後って感じだね」陣「まあ、いつものことだからねさて、そろそろ行ってみる」透明「朝は、池の当たりにいるんだっけ」陣「うんあそこは木の実が結構なってるからね」矢車「・・・・」透明「悟くん大丈夫」矢車「ほ、本当に僕でいいんですか失敗したら・・・」透明「大丈夫大丈夫もし、悟くんが失敗するようなら誰もカラスを捕獲できないから」陣「そうそう気楽にでいいからね」矢車「は、はい」カラス捕獲作戦・・・と、ご大層に言っているが、この作戦、ただ単に悟くんの能力に頼るだけのもの悟くんの能力は、観似手とまで...陣と盾二章・7

  • 陣と盾 二章・6

    陣と盾二章・6私達は取りあえず、陣いきつけの定食屋さんで夕食を済ませることに・・・。透明「はぁ~っお腹いっぱい幸せだぁ~」陣「今日は本当にありがとうね何だか色々と巻き込んじゃって・・・」透明「まあ、慣れてるから良いけど、今回のこと、このままにしておくのは危険だと思うぞ」陣「えっと・・・どっち」透明「えっあ、あははははっ確かに色々あったからねまぁ、どちらもだけど・・・歌碑の件は本当に真相解明しておかないと、今後の神社だけじゃなく、地域の守りも欠くことになるから、ちゃんとした方が良い」今回のこと・・・何か胸騒ぎがして落ち着かない。陣「そうだね・・・でも、どうやって・・・。」透明「悟くんは、歌碑が壊れた瞬間は見てないんだよね」矢車「は、はい僕が歌碑についた時にはもう・・・。」透明「周りに人はいなかった・・・でも...陣と盾二章・6

  • 陣と盾 二章・5

    陣と盾二章・5私たちは、壊れてしまった歌碑の周りに七五三縄を張り、その柱に歌碑の欠片を埋め欠片と欠片を霊糸で繋いでいく・・・。陣「準備は良い」矢車「は、はい」透明「OK」悟くんは、こういった突発的な対応が初めてなのだろう・・・かなり緊張しているようにみえる・・・。陣の祝詞と共に、笙の笛を鳴らす悟くん私は棒鐘を鳴らし、音の共鳴に合わせて気力を織り交ぜてゆく・・・。少しずつ場を整え、守りの為の祝詞に霊力を織り込み、一つの社を形成してゆく、少しのズレも許されない精密な作業最後に陣が大きな大麻を振りながら結界の周りをぐるぐると廻り、気を納めてゆく・・・。陣「・・・・・。」透明「・・・・・。」矢車「・・・・・。」陣「ぷはぁ~終わった~」透明「・・・良さそうだね」矢車「はぁ~~~~っ・・・緊張した・・・」陣「悟くん初...陣と盾二章・5

  • 陣と盾 二章・4

    陣と盾二章・4陣「それじゃぁ~何が原因」透明「原因を究明するもの大切だけどこの状況・・・先にやらんといかんことあるんじゃないのか?」陣「あっ」透明「ちなみに、この歌碑っていうか要石ってことでOKそれとこの歌碑、何の為のものなのさっき伍番とか言ってたけど・・・。」陣「この歌碑は、神社の守りを司る盾の役割だったんだ」透明「ということは・・・今、この神社は無防備ってことになるよね」陣「う、うん」透明「それって、大丈夫なの」陣「全然・・・駄目~」透明「ですよねぇ~~~どうするんだ」陣「どうしよ~~~~う」困ったぞ神社や仏閣に張られた結界や守りは、その場を守るだけでなく、神仏の為の空間を作ることにも使われている特に神域を大切にしている神社の社となると、神聖性が失われると、神を降ろすことが出来なくなってしまう・・・。...陣と盾二章・4

  • 陣と盾 二章・3

    陣と盾二章・3陣「おかしいって」透明「この石碑って、かなり堅い石が使われてるんだけど、こんなに見事に割れるとなると、力業だと相当な衝撃が必要になるんだ」陣「その衝撃って・・・どんな」透明「まぁ、最低ででも、建築現場で瓦礫を粉砕するようなでっかいハンマーとかで、思いっきりいけばワンチャン割れるかなぁ」陣「建築現場・・・も、もしかして」透明「いやいやさすがに無いだろうあの人、建築関係の仕事してそうだったから最初、私も考えたけどねそれにハンマーで叩いたにしては断面が綺麗すぎるのもあるから」陣「断面」透明「これ見て」陣「」透明「この最初に割れた部分は、ある程度石が砕けてるけど、その先は綺麗な断面でスパッと割れているこれって、いわゆる劈開(へきかい)にそって力が加わったことになるんだと思う」陣「劈開」透明「うんどん...陣と盾二章・3

  • 陣と盾 二章・2

    陣と盾二章・2陣「歌碑って何番」矢車「は、はい確か伍番だと」陣「伍番・・・まずいな・・・」伍番ってなんだ後から聞いた話だが、この神社では、守りや浄化、気脈や指示などの役割を司る歌碑が存在しているらしく、その中の伍番目の歌碑は神社の守りとなる守護の歌碑が刻まれていたものらしい・・・。陣「と、とにかく、行ってみよう」矢車「は、はい」私たちは、急いで割れた歌碑の元へ・・・。陣「はぁはぁはぁはぁ」透明「こ、こりゃ~酷いな」何をどうしたらこうなるのか歌碑が真っ二つに割れてしまっている歌碑の大きさは、高さ1メートル50センチ程、横幅50センチの中々立派な歌碑なのだが、これが割れるとなると、よほどの衝撃が必要になるはず・・・私は、歌碑の割れ口を調べる。陣「悟くんこれを最初に発見したのって」矢車「ぼ、僕です何かが崩れるよ...陣と盾二章・2

  • 旧正月を迎えま~す♪

    旧正月を迎えま~す透明「みなさ~ん記事の途中にすみません色々と調べ物をしていて、この記事の公開が遅れてしまったので、急遽、記事を差し替えさせていただきました~年始にもお話ししましたが、今年は皆さんにおトクな情報を沢山お伝えして、おこなってもらいたいと思っていますので早速、一つ目として今年の旧正月の迎え方をお話させていただき、準備してもらえたらと思っておりま~すあっちなみになのですが、昨年同様今はまだ、禍津神様の影響が強いため、今年も歳神様のお迎えは法具が必要となるので、そちらはアクセスにて、やり方などの情報を受け取っておいてくださいねさて、今回ここでお話しするのは、皆さんが住んでいる家や土地を守ってくださっている土地神様へのご挨拶と縁結びとなります土地神様とのご縁は、人間が生きていく上でもっとも大切な繋が...旧正月を迎えま~す♪

  • 陣と盾 二章・1

    陣と盾二章・1神主「宮司様大変です」透明&陣「」結界の修復も終わり、一段落ついた私たちは、神社を出て夕食にありつくべく歩いていたのだが後ろの方から若い神主さんが追いかけてくる陣「あれ悟くん」矢車悟(やぐるまさとる)くん神主見習いとして、陣の元で学んでいる26歳のイケメン神主である・・・。後でわかることだが、この子にはちょっと特殊な能力があり、陣からは能力の制御方法も学んでいるようで、一見すると弟子のような存在なのだが・・・。透明「お前の弟子・・・なんか叫んでるぞ」陣「いや弟子じゃないしさすがに俺は師匠って柄じゃないから」てな感じで、認めないんだよなぁ~陣「悟くんどうしたの」矢車「宮司様社の歌碑が割れています」陣「」透明「歌碑」歌碑は、神社でなくても、色々な所で見られる歌の書かれた石碑観光スポットなどでもよ...陣と盾二章・1

  • 2025年 富学占~・3

    2025年富学占~・3透明「みなさ~んお待たせしました~それでは、方位・弱体、月加・漢霊今年も見てゆきましょうね~」・弱体は、身体の弱くなりやすい部分です・月加(げっか)は、物事が上手く進む加月(かづき)と物事が上手く進まない減月(げづき)を表します。それ以外の月は、半々と考えてください・漢霊(かんれい)は、今年相性の良い文字の言霊ならぬ文字霊その漢字一文字を書いて持っておくだけで運気のバラつきが抑えられて安定しますので何かに書いて自分の近くに持っていてください地陽の天位方位:福運は西・凶運は南東弱体:気管支感染症に注意月加:加月(3・7・10)、減月(5・8)漢霊:甲王地月の天位方位:福運は北東・凶運は西弱体:眼病肺に注意月加:加月(2・5・12)、減月(1・7)漢霊:風宴地星の天位方位:福運は東・凶運...2025年富学占~・3

  • 2025年 富学占~・2-2

    2025年富学占~・2-22025年富学占・2の1ページめはコチラ透明「続きで~す風陽の天位確認作業が重要な年今年は、とにかく確認作業を忘れずにおこなうことが成功を呼び込むキーワードですこういった流れは裏を返せば、思い込みや思いつきで行動してしまいがちで、その行動がせっかく目の前にあるチャンスを取り逃がしてしまう流れになってしまいます大切なことは、どんな些細なことでも、しっかりと確認をして行動すること確認が取れた事柄は、成功への道筋をハッキリと定め、確実な成功と幸せを呼び込んでくれるはずですそういった意味でも、確認さえ取れれば失敗の無い非常にチャンスな年回りとなるというわけですこういった年は無敵の年と言われる非常に良い年なので、是非確認作業試してみてくださいね~風月の天位忘れていたものがお宝な年んっと首を...2025年富学占~・2-2

  • 2025年 富学占~・2-1

    2025年富学占~・2-1それでは、今年の富学占天位別で発表で~す今回も2回に分けて紹介しましょうちなみに、今年が初めてという方もいるかもしれないので、ちょっと説明富学占は自分の天位を割り出していただき、その天位別で占い結果を見ていくので、まだ、自分の天位を出していない人もしくは、昨年から家を引っ越しした人は念の為、もう一度割り出してみてくださいね割り出し方はコチラを参照してください2010ね~ん!うらな~い♪・5※コメントで質問がありました海外の番号ですが、今回もコチラに拾ってみたので参考にしてくださいそれ以外でわからない海外にお住まいの方は、今回もコメント欄に質問していただければお答えしますのでよろしくで~す・オーストラリア・シドニー16・アメリカ・ニューヨーク10・アメリカ・シアトル11・アメリカ・...2025年富学占~・2-1

  • 2025年 富学占~・1

    2025年富学占~・1透明「みなさ~ん改めまして新年おめでとうございま~すそして、ただいまで~~~~すお留守番もありがとうございました~皆さんお正月はゆっくり過ごせましたか~今年も一年の簡単な特徴は、1月1日にお伝えしましたが、今年の巳年は少し慌ただしい流れを持っているため、しっかりと対策をして行きましょうねさて、年頭にお話しした今年の巳年ですが「古皮を捨て、光皮を獲る」という暗示これは、古きを脱ぎ捨て脱皮することが求められることはお伝えしたと思いますそして年頭には、皆さん自身が脱皮をし、光皮を纏うこと、自ら獲りに行くことをお話ししましたが、この裏には今年の巳年が持つ激しい流れがあることをまずは覚えておいてくださいということで、恒例の今年の時勢から見てみましょうこれは年初にお話したことの復習と付け加えにな...2025年富学占~・1

  • 2025年新年ご挨拶で~す♪

    2025年新年ご挨拶で~~~す透明「みなさ~ん明けましておめでとうございま~す2025年は、巳年今年の巳年は、古皮(こひ)を捨て、光皮(こうひ)を獲(え)る、という暗示があります今年の巳はまさに古きを脱ぎ捨て脱皮することが求められ、自分自身だけでなく、環境や世界全てに変化が求められているのかもしれませんねこういった気運の年回りは、年頭から目指すものをしっかりと見据え、より自身を高みへと近づけるように努力することが大切光皮は、己を輝かせるものを纏うものであり、獲るは、待つのでは無く自ら獲りに行くという行動暗示でもあるため、今年はとにかく自分の為に行動することが求められてきます裏を返すと、動かずにいれば光皮を狙ったモノに搾取される可能性も示唆しているため今年は年明けから、一年の目標や獲ようとするものを決めるだ...2025年新年ご挨拶で~す♪

  • 陣と盾・21

    陣と盾・21一件落着・・・私たちは、神社会館に戻りお茶をすする透明「ぷはぁ~いやはや色々あるねぇ~」陣「う~ん最近は、神社に対してあまりよく思っていない人もいるからね~」透明「えっそうなの」陣「うん・・・特に俺たち神主、神職は普段何をしているのか分かってもらえてないから楽な仕事をしてお給金をもらっているイメージがあるみたいで・・・」透明「なんだかなぁ~そんなのは気にしなくていいよ見ている人はちゃんと見てるし、神様もちゃんと見てくれてるお前はこの大変な仕事を遂行してるんだから胸を張ってればいいんだよ」陣「あははっ・・・そうだよね」巫女「あ、あの、私そろそろ」陣「あっ今日は本当に大変な一日になっちゃったね本当に申し訳ないこれに懲りずまた明日から手伝ってくれると助かるので是非考えてみてくださいね」巫女「はいあり...陣と盾・21

  • 陣と盾・20

    陣と盾・20神社の正門辺りに人だかりが・・・。透明「あれって・・・・げっ」陣「あの人達、さっきの・・・」巫女「今度は、警察までいますよ」透明「そう・・きたか」自分達の主張を有利にするには、なるべく早く被害者と加害者を作り出して体裁を保つ方が得策と考えたわけだ・・・。陣「どういうこと」透明「つまり警察を呼んで、怪我をした子どもに連絡が取れるようにして、被害届を出させようと考えたから、今日中に警察を従えてきたんじゃない」陣「でも、その話はもう終わって・・・」透明「そうだねただ、向こうもこちらが既に話し合いをして解決できているとは思っていないからねとにかく、話を聞こうか」そう言うと私達は「子供を守る会を守ろうとする会」の方々のところへ・・・。女性「あら、宮司さんどこにいらしていたんですか」陣「あっ、先ほどは・・...陣と盾・20

  • 陣と盾・19

    陣と盾・19泣き止んだ智也くんは、今回の経緯を正直に話してくれた母親「智也あんた」透明「お母さん智也くんを怒らないであげてください」母親「えっで、でも・・・」透明「お気持ちはわかります・・・ですがこれは智也くんにとって大切な経験です智也くんは少し大人に対して不信感を持っていますその事が今回の原因なので真実を正直に話してくれた今の智也くんをお母様が褒めてあげてください」母親「・・・・はい・・・。」遠回しだけど、少しわかってくれたみたいだ後から聞いた話、智也くんのお家はお父さんが単身赴任であまり帰ってこられず、お母さんと智也くん、弟の幸太くんの3人暮らしが続いているようで、まだ幼い幸太くんの面倒を優先してしまうあまり智也くんに厳しく当たってしまっていることはお母さんも常々感じていたようだ・・・。透明「まあ、大...陣と盾・19

  • 陣と盾・18

    陣と盾・18私は、陣にあることを耳打ちし、智也くんに話しかける・・・。透明「智也くん、お話ありがとうね後、ひとつ確認したいんだけど君を押した女の人って、この中にいるかなぁ」そう言うと、せっせとネットから引っ張ってきた写真を数枚、智也くんに見てもらう智也「えっと・・・この人この人に押されたんだよ」透明「ほうほう、この人ね間違いないかな」智也「うん間違いない」やっぱり、覚えてないか・・・しかし・・・ぷぷっ・・この写真を選ぶとは・・・。透明「ありがとうね智也くんの話は大体分かったよ今日は本当にごめんね智也くんを押した人も・・・わざとでは無いと思うんだ許してもらえるかなぁ」智也「・・・・・。」井上「智也」透明「お母さん智也くんは悪くありませんので智也くん本当に申し訳ない」私は智也くんに頭を深々と下げる・・・。智也...陣と盾・18

  • 陣と盾・17

    陣と盾・17お母さんの顔が険しくなる・・・。井上「すみませんとりあえず、息子を呼んできます」そう言うと、お母さんは息子さんがいる2階へ。「ドタバタ」ALL「」何か2階が騒がしいけど・・・大丈夫私と陣は、とっさに顔を見合わせ、巫女ちゃんに話をする透明「巫女ちゃんごめんね、ちょっと車で待機していてくれるかな」巫女「えっ」陣「話がまとまったら、声をかけるから、少し待っててくれる」巫女「は、はい・・・」透明「これ、車の鍵ね」そういうと、急いで巫女さんを車に戻すしばらくして、お母さんに腕を取られた男の子が2階から降りてくる・・・。井上「ほら智也」智也「・・・・・。」陣「智也くん、怪我・・・大丈夫かな」智也「だ、誰」陣「私は、君が取材にきてくれた神社の神主です」智也「・・・・ぼ、僕は悪くないよあの、女が僕を押したんだ...陣と盾・17

  • 陣と盾・16

    陣と盾・16巫女ちゃんは、車の中でもかなり緊張しているようだった・・・。透明「リラックスリラックス悪い事していないんだから、考えすぎなくて良いよ後のことは、頼れる神主さんが何とかしてくれるからね」巫女「は、はい」神主「・・・・」陣くん顔顔「俺に振らないで~」って、顔に出てるぞ~まあ、そう思っていても口に出さないのは、巫女ちゃんを不安にさせないためだろうからエラいぞ~陣くんそんなこんなで、男の子の家に到着「ピンポ~ン」井上「は~い」先生「あっ〇〇小学校の遠藤です」先生に先導され、私たちはお家にお邪魔させていただくことに・・・。先生「智也(ともや)くんは・・・」井上「今、二階にいますので呼んできますね」陣「その前に、お母様このたびは本当に申し訳ありませんでした」陣が立ち上がり、深々と頭を下げながら手土産を渡す...陣と盾・16

  • 陣と盾・15

    陣と盾・15男性「えっ、名前・・・」女性「せ、先生」透明「先生言っては駄目なのは分かりますよね」先生「は、はい」男性「こ、子供の名前なんて今は関係ないだろ」透明「・・・本当にそう思うのか」言葉に威圧の言霊を込める男性「ひっ」陣「透明もう・・・。」はいはい、陣くんは優しいねぇ~透明「失礼しました、私からは以上です。」陣「あの皆様、こうしませんか被害にあわれた方の話をお聞きして、警察などにも立ち会っていただいてからもし私どもがお子さんを不当に扱うようなことがありましたら、そのときは改めてお話をいただくということで・・・」やれやれここでとっちめちゃっても良かったけど、この後を考えると下手に禍根を残すのは避けた方が良いのかもしれないな先生「そ、そうしましょうよ今日は、これ以上お話ししても・・・ね」女性「ふんそうで...陣と盾・15

  • 陣と盾・14

    陣と盾・14透明「はぁ~っ・・・少し仕切り直します」女性&男性「」透明「記者さんあなた、誰に頼まれてここに取材に来たんですか」記者「えっいや・・・守る会のお二人から連絡をもらって・・・。」よし透明「なるほど~それでは、記者さんはお二人に呼ばれただけで、状況が分かっていないということですねそれは大変でしたね」記者「えっあっ、はぁ・・・そうですね」女性&男性「」これで、記者は蚊帳の外に追い出せた正直、ここで記者さんにまで敵対されると面倒なので、ここはご退場していただき、傍観者に徹してもらおう透明「話を戻しますが、今の状況は責任の所在がハッキリとはしておりません巫女の話も子どもの話も聞いた上で、当人同士のすり合わせも出来ていない状態で一方的に神社への責任を語られても、今は何の対処もできませんのでそのことはご理解...陣と盾・14

  • 陣と盾・13

    陣と盾・13透明「横から失礼しま~す」女性「はぁ」男性「何だ」透明「一応、お話を最後まで伺いしてからと思っておりましたが、一つどうしても気になっていることがありまして・・・。」女性「何よ邪魔するき」透明「いえいえ簡単な確認ごとです」男性「」透明「皆様は、どちらからの依頼で当神社との交渉をされているのでしょう」女性「えっ」男性「はぁ」透明「いえいえ、先ほどから被害者不在の中で色々と決め事をされようとしているので、当然、怪我をされたお子さんもしくはそのご両親から交渉権を委託されたという認識でいるのですが、よろしいのですよね」女性&男性「」ありゃりゃこの人達、急に顔が青くなったけど・・・。女性「私たち子供を守る会は、地域を代表するモノとして地域での不祥事があれば、話を伺うというのは当然のことです」男性「そうだ何...陣と盾・13

  • 陣と盾・12

    陣と盾・12話は続く・・・。女性「もちろん、お子さんやご両親にも謝罪と病院代など諸々の賠償をしていただく必要はありますが、そもそも、神社の環境を改善する必要もあるとは思いませんか」陣「んっどういうことですか」男性「おおそれそれ・・・今更だけど、神社の玉砂利あれ何とかならんかね子供や年寄りがアレ踏んで転びそうになってんのよく見るけど、ありゃぁ~危ないよなぁ~もしよければ、俺の所で撤去もできるし、新しくコンクリートうって、道を綺麗にすることも出来るぞ」記者「そもそも、あの砂利道っているんですか」陣「玉砂利は、境内の清らかさを保つための道具として《明浄正直》を理想とする神道の心を象徴するもののひとつと言われておりますそして、玉砂利の玉は「魂(たましい)」「御霊(みたま)」と同義とされており、多くの参拝された方の...陣と盾・12

  • 陣と盾・11

    陣と盾・11しばらくして、陣と巫女さんがお茶を入れて戻ってくる私もそれに続き、応接室へ・・・。陣「お待たせいたしました」巫女「どうぞ」女性&男性「・・・・。」先生「あっ、ど、どうもすみません」記者「・・・お茶菓子とかないの」巫女「あっ、ただいまお持ちします」ちょっと、血管が切れそうなんだけど落ち着け~透明透明「ふ~~~~っ・・・・はぁ~~~っ」記者「」お茶を配り終え、奥の部屋からお茶菓子を持ってきた時点で、話し合いが再開する。女性「それで・・・・・宮司様は、どうするおつもりですか」陣「と、申しますと」男性「宮司さんさぁ~察しが悪いなぁ~責任だよ責任」陣「ふむっ・・・責任ですか」女性「私達といたしましても、子どもが怪我をさせられたのですから、地域の代表として公に謝罪はしていただきたいと思っております幸い、地...陣と盾・11

  • 陣と盾・10

    陣と盾・10私は、壁の後ろにまわり、再度、応接室に聞き耳を立てる・・・。女性「・・・・・。」男性「それで、これからどうする」女性「えっ決まってるじゃない何かしらの責任はとらせないと」先生「えっせ、責任ですか」女性「当然ですよ先生も大切な生徒さんを傷つけられて、さぞご立腹でしょ」男性「そりゃ~そうだろう先生が怒っているからこそ、私達もこうして協力しに来てるんだからな」なるほどな・・・最悪、引率の先生に全部責任を投げる算段か。・・・それにしてもかなり・・・。記者「記事のタイトルはどうします今度の地域新聞に一面で載せるつもりですけどインパクトが大事ですからね」女性「今問われる神社のあり方とかどうかしら横暴な神主による神社運営とかをクローズアップして地域における神社との繋がりを見直す方向性を提起するのも良いかもし...陣と盾・10

  • 陣と盾・9

    陣と盾・9私は、両方向に聞き耳を立てる・・・。~・~・~給湯室~・~・~陣「ごめんねぇ~何だか大変なことに巻き込んじゃって」巫女「いいえ私こそすみませんまさか、こんなことになるとは・・・あ、あの、私本当に子どもを押したりはしていないです信じてください・・・」陣「大丈夫信じてるから安心してさっき、事情も聞いてるから、ちゃんと話し合えば解ってもらえるよ」巫女「本当にすみませんでした」陣「大丈夫大丈夫」~・~・~・~・~・~・~・~透明「(そっか、陣の方でも状況は掴めてるんだ陣くんちゃんと神主さんしてるじゃ~ん頼りがいがあるところ、初めて見たよさて、後はこっちか・・・。)」~・~・~応接室~・~・~女性「しかし、何ですかあの神主さんは」先生「えっと申しますと」女性「先代と違い、なんだかヘラヘラしていて頼りない感...陣と盾・9

  • 陣と盾・8

    陣と盾・8巫女「わりと幼いというか・・・ヤンチャな子が多くて・・・色々と回る場所の物を触ったり、落としたりしていたので、注意をしていたんです・・・」透明「あちゃ~っ・・・それは大変だったね」巫女「たぶん、そういうこともあって、気に入らなかったのかもしれません・・・。社務所を出て本堂に向かう時に、砂利道を追いかけっこするように走っていた子が私にぶつかってきて、その反動で転んでしまったんですその時、その子を助けようと腕を引っ張って支えようとしたのですが、その姿がそう映ったのか私が押したことになってしまって・・・」透明「うわ~っ・・・とばっちりだねぇ~」巫女「すみません・・・私がもっとちゃんとしておけば神主さんにも迷惑をかけずにすんだのに」う~んどう考えても故意によるものだよなぁまあ、子どもらしいといえばそうな...陣と盾・8

  • 陣と盾・7

    陣と盾・7透明「警察の方には連絡は入れてないんですか」先生「あっ、いえ、まだ・・・」・・・・少し小さい声で話しかける・・・。透明「記者の方が来るほどですから、お子さんの怪我って、相当酷かったのですか」先生「い、いえ・・・私が見た感じだと、少し砂利で膝をえぐってはいますが、大怪我とまでは・・・。記者の方は、団体の方が呼んでいたので、ちょっと、私には分からなくて・・・」透明「なるほどありがとうございましたなんとなく理解できました」やれやれ、色々と面倒な状況というのはわかった問題は、子供達の証言とやらだが・・・。子ども達ということは、何人か子どもがその場に居たということかそれにその子達は本当に現場を目撃していたのか今度は、巫女さんの側へ・・・。透明「大丈夫」巫女「は、はい・・・すみません・・・」透明「君は、お手...陣と盾・7

  • 陣と盾・6

    陣と盾・6女性「私達は「〇〇区・子供を守る会」の者です子供が怪我をさせられたとの連絡が入ったので状況を確認しに来たのです」男性「子供達に聞き取りをしてみたら、そこの巫女に突き飛ばされたと言うじゃないですかこれは大問題ですよ神社という厳かな場所で」透明「・・・・一応、厳かな場所というのはわかっているんですね~先ほど神聖な場所とも言っていましたし」男性「そ、それが何か」透明「いえいえ神様の前で怒鳴り合うのはどうかと神聖な場所を穢すのはよくないですからねぇ~・・・場所、変えませんか(ちょっと凄んでみる・・・。)」女性「」男性「」女性「わかりましたそ、そこまで言うのであればどちらに行けば」透明「神主様どちらでお話ししましょうか」陣「あっこ、こちらへどうぞ」そう言うと、陣くんは神社の敷地内にある神社会館へと私たちを...陣と盾・6

  • 陣と盾・5

    陣と盾・5うわ~っ・・・地獄絵図だなぁ~しかし、さっきから凄い剣幕で捲し立ててるのって、お母さんかな私はシレ~ッと陣の後ろに近づきつつ話の輪に入ってみる・・・。女性「ですから!!貴女が突き飛ばしたと子供が言っているんです」男性「いい加減に認めたらどうですか」記者「押したんですよねハッキリしてください」わ~っマジか完全にやった前提で話を進めようとしてる。巫女「グスッ・・・私は・・押しては・・・」女性「泣いて誤魔化しても怪我人が出てるんですよ」先生「あ、あの皆さん落ち着いて・・・」男性「神聖な場所で、なんてことを」記者「泣いてても状況が分かりませんよハッキリ答えてください」う~ん・・・この女性、母親では無いのか男性も、父親というわけではなさそうだし、この記者も、ずいぶんと慣れてないかさっきから、割って入ろうと...陣と盾・5

  • 陣と盾・4

    陣と盾・4翌日・・・。午後の仕事を終えた私の元に陣からの電話が透明「おお~っ陣どうだった~だだ滑りしなかったかぁ~」陣「と、と、透明大変だよす、すぐ来てくれない」透明「えっ」陣「取材で来ていた子が、怪我しちゃってそこからその子の親とか先生が来ちゃって大変なんだよ」透明「えっえっちょ、ちょっと待てどういうこと」陣「と、とにかく・・・助けて~っ」透明「」なんか知らんが、ヤバそうだ何より陣の能力のこともある私は急いで陣のいる神社へと車を走らせる神社に着いたのはそこから30分後・・・。駐車場に車を止め、急いで本殿へ走る辺りはかなり暗くなってきているが、それと似つかわしくない程の大きな声が向かう先から聞こえてくる巫女「お、落ち着いてください」陣「で、ですから」おいおいどうなってるんだ確か私は子供新聞の取材って聞いて...陣と盾・4

  • 陣と盾・3

    陣と盾・3透明「って言うか、なんで私呼ばれたの」陣「だって~新聞だよ~取材だよ~」透明「いや、小学生新聞な」陣「それでも、取材されることなんてなかなか無いから緊張しちゃうよ~」透明「いや、普段講話とかしてんだろ普通そっちの方が緊張するだろ」陣「ちっちっちっ違うんだなぁ~これが」透明「何かムカつく」陣「講話は、決まってることを話すだけ取材は、臨機応変に答えなくちゃいけないんだよそれとこれとは大違いだよ~」透明「・・・・なんか、その得意げな感じが腹立つけど、まあいいやただ、もう一回聞いて良いかな」陣「なに」透明「だから、なんで私が呼ばれたワケいい加減教えろよ」陣「えっだから・・・。」透明「さっきから答えになってないんだよ~それは良いから、私は何するために呼ばれたんだよ~~~~」陣「あっそういうことか」透明「い...陣と盾・3

  • 陣と盾・2

    陣と盾・2私のもう一つの顔・・・それは・・・陣「あ~か~ね~~~~~っただいま帰りまちたよ~~~~お利口にお留守番していましたか~」茜「・・・・・ナ~ァ・・・。」そう私のもう一つの顔愛猫家である(いやそこ)私にとって猫とは、それはもう×〇:@・・・。なんと例えれば良いのかあの、そこが、この透明「ストップー見てられるか~陣「え~~~っそんなこと言ったって~」透明「いやいやいらんやろここ小学生新聞の取材に、愛猫家のくだりはいら~~~ん」陣「ええ~っ意外性って大事じゃん」透明「はい確かに大事ですが、これは痛々しいおっさんを眺めている地獄絵図なだけなので、小学生新聞にはふさわしくありません」陣「そんなぁ~じゃ、じゃあ、他に何か考えてよ~」透明「いやいや子ども達からすれば、神主さんの一日の流れだけがわかれば良いんじ...陣と盾・2

  • 陣と盾・1

    陣と盾・1神主の朝は早い毎朝5時起床住み込みでは無い私は、通常よりも朝早く起きる必要がある・・・。起床後、身支度をし社殿へ朝6時からは、神殿の扉を開け、神様にご挨拶神社の門を開け、本殿、境内を清掃、準備が終われば本殿にて「朝拝」でお祓い、心身を清めるその後は、祭祀準備をしたり、供物の準備、地域での頼まれごとなどに着手し、お昼を過ぎた頃、初めて神社での祈祷や訪問される方への対応となる色々な雑事も多く、社殿での御札やお守りの販売から建物内の修繕もおこない、最後に掃除をし、閉門するまではとにかくめまぐるしく動いている・・・。17時半・・・。一日の締めくくりに、神様への感謝をお伝えする「夕拝」をおこない神殿を納め、通常業務終了陣「う~~~~ん今日も終わった~さて、この後は・・・。」私には、神主とは違うもう一つの顔...陣と盾・1

  • 異界の門を探せ・17

    異界の門を探せ・17柏田「予備知識ですか」透明「うん良い機会だから、柏田くんも覚えておくと良いよ」柏田「わ、わかりましたメモ取るんでちょっと待ってください」そう言うと柏田くんは年季の入った分厚い手帳を取り出し、書く気まんまんの姿勢を取る柏田「よろしくお願いします」透明「あははっそんなに改まらなくても良いよ」柏田「いえいえそんな有益な情報をいただけるのに畏まらないなんて失礼ですよ先生が培ってきた知識をいただけるのは本当にありがたいですから」透明「(くすくす、今時珍しいくらい律儀な子だこの子のこういう所、嫌いじゃ無いなぁ)それじゃぁ、始めるけど・・・ここで覚えておいてほしいのは、異世界のゲートが開きやすい条件と注意事項」柏田「開きやすい条件とかあるんですか」透明「あるよ例えば、今回みたいな異世界のモノが何らか...異界の門を探せ・17

  • 異界の門を探せ・16

    異界の門を探せ・16私は、柏田くんを落ち着かせながらコーヒーを注文し、やっとこさ一息つく柏田「先生・・・やっぱり、この世は不思議でいっぱいですね」うわぁ~今日一、良い顔しながら遠くを見つめてるよ・・・・。透明「まあ、その通りではあるけど、さすがに今回みたいなのは今後は遠慮したいけどね」柏田「え~っどうしてですか」透明「たぶん、柏田くん達にとっては異世界の存在を知れたことや異世界への可能性を考えてワクワクが止まらないと思うけど、あれはそんなに安易に考えられるほど単純な案件じゃなかったんだよ」柏田「えっ」透明「そもそも、異世界とはなんぞや」柏田「えっ異世界って・・・。」透明「異世界というのは、この世界と同じ魂が修行するいくつかのフィールドを言うのだけど、あくまでもそれは1回の修行につき、1フィールドと決まって...異界の門を探せ・16

  • 異界の門を探せ・15

    異界の門を探せ・15突然の異世界コンタクト・・・。こういった空間の歪みから異世界を垣間見る現象というのは、実は結構報告されている数も多く、その現象を目の当たりにした人の多くは何故か蜃気楼や光の屈折で投影された幻と捉えて自分を納得させ、記憶に残りにくくなっていたりもする皆さんのように、平行世界の知識をある程度持っている方とは違い、大概の人が理解の及ばない物事に対し否定してしまうのは仕方の無いことなのかもしれない透明「ふ~っ・・・さて・・・。」私はトイレから出て、柏田くんの様子をみる柏田「・・・・・」柏田くんは、自分の手をじっと見て動かないその横顔は少し寂しそうにも見える・・・。透明「(そりゃそうだよなぁ~憧れの異世界が目の前にあったのに自分の手で門を閉めた訳だし・・・。)」柏田「うううっ」透明「柏田くん・・...異界の門を探せ・15

  • 異界の門を探せ・14

    異界の門を探せ・14柏田「えっええな、な、な」透明「」目の前の空間が揺らいで見える透明「柏田くん、少し下がっていて」揺らいでいる空間の中央に、小さな穴のようなものが穿たれ、それが周りの空気と共に回転しながら広がってゆく柏田「や、やばいやばい」柏田くんの興奮を横目に、最悪を想定した私はその空間を簡易的な結界で包み、制御を試みる透明「・・・・・。」柏田「お、お、おおおおっこ、この穴の中なんか」直径30センチ程の穴の先は、夕方の暗がりを迎えたこちらの世界とは違い、昼間のような明るさをたたえていたその光景に意識を取られた、柏田くんが空間に手を伸ばす透明「柏田くん駄目」柏田「ビクっ・・・・えっでも先生こ、これって、この穴の先って異世界」透明「気持ちはわかるが、今、手を伸ばすのは危険未だ空間が安定していないから下手を...異界の門を探せ・14

  • 異界の門を探せ・13

    異界の門を探せ・13柏田「先生ここですここ」透明「えっマジでここ」柏田くんの後輩が送ってくれた地図を頼りにやってきた場所は大きな都市にポツンとある小さな公園・・・のトイレ透明「なぜ公衆トイレ」柏田「何故でしょうもしかして、緊急で入っていたら、異世界と繋がったとか」透明「・・・・・くっ」柏田「・・・ぷっ」お互い、想像したシュールな絵面に笑いがこみ上げてくる透明「と、とにかく、調べてみようか」そう言うと、私は骨の持つ波長とこの場所の繋がりを調べてみる・・・。透明「・・・・・・。」柏田「・・・どうですか」透明「う~ん・・・かすかにだけど同じ波長は感じるよただ、これだけ微弱だと・・・」柏田「じゃあ、ここと異世界が繋がったのはたまたまってことですかねぇ」透明「えっと、念のため個室にも入ってみるね」柏田「はい」私は骨...異界の門を探せ・13

  • 異界の門を探せ・12

    異界の門を探せ・12柏田くんは、待合室で後輩くんに電話をしていたが、かなり大きな声を出していたので丸聞こえ・・・大体の内容は理解できた最初、後輩くんは異世界に行ったという前提を頑なに保守していたのだが、柏田くんの迫力に負けたのか途中から言動が怪しくなってきたようだ・・・次第にその話は、異世界には行ったがそれほど長くはいなかった一瞬で世界に弾かれた異世界に引き込まれそうになった異世界を覗き込んだとまあ、色々と変わっていったようで最終的には、私が予想した通りの答えが出てきたようだ柏田「先生~~~後、何を聞けば良いですか~」透明「ビクッ」聞き耳を立てていた私は、突然私に向けられた大声にビックリした柏田「」透明「あっ・・・と後は、どこで拾ったのか消去して良いかの許可をもらえると助かる」柏田「了解です」そう言うと、...異界の門を探せ・12

  • 異界の門を探せ・11

    異界の門を探せ・11あ~あ・・・明らかに挙動がおかしい異世界の門となり得ることを伝えた途端、柏田くんの目が泳ぎまくって、地球一周してきそうな勢いだよその上、隠そうとしてはいるけど、完全に顔から喜びがあふれだしてるんだよなぁ~柏田「そ、それは~たいへ~ん~です~っはい~」抑えながら話してるせいか、完全にヤスコさんのネタになってますけど透明「あははっ・・・柏田くん変に我慢しなくていいよ」柏田「えっ良いんですか~~~~っこれが異世界の門なんですかぁ~どうやって門になるんですか何か儀式が必要なんですかやはり夜ですか夜満月ですか新月ですかあ~~~っと門の大きさは人が通れるんですかあ、後々・・・」し、失敗した・・・解禁するタイミングを間違えたみたいだこの後15分ほど、こんな質問攻めが弾丸のように浴びせられる・・・。柏...異界の門を探せ・11

  • 異界の門を探せ・10

    異界の門を探せ・10透明「う~ん・・・」柏田「」透明「多分、柏田くんや後輩くんからすると、ワイバーンの骨という未知の物に興奮するとは思うんだけど私的には、これはかなり厄介なことになるかもしれないなぁ~と思って」柏田「えっどういうことですか」透明「こういった物は、異世界からの飛来物としてオーパーツ的な扱いになるのだけど、後輩くんや柏田くんがこの後、この骨をどう扱うのかが問題になると思うんだ」柏田「あっ・・・・」透明「例えば、これがこの世界の動物の骨とかいうのであれば、骨に憑いた呪いを除去して処分すれば良いのだけど、これが異世界からの物・・・翼竜の骨となると、君たちというか、後輩くんはなおのことこれを手放すことは考えないんじゃないかなぁ」柏田「そ、そうですよね」透明「柏田くんも実はモッタイナイとか思ってるでし...異界の門を探せ・10

  • 異界の門を探せ・9

    異界の門を探せ・9しばらくして、落ち着いた私は今見た光景を柏田くんに説明する。柏田「ふおおおおおっ何ですかそれ」透明「ううっ・・・まだちょっと気持ち悪い」柏田「だ、大丈夫ですか」透明「ごめんね~・・・でも、この骨・・・今見たものが間違いでなければ、確実にこの世界での出来事ではなかった」柏田「や、や、や、やっぱりそうなんですね~」うわ~っむちゃくちゃ食いついてる~透明「・・・大きさから言っても、この世界の鳥類ではないし、視た感じ竜種に近かった。あの感じだと、翼竜・・・ワイバーンってところかもしれない・・・。」柏田「ワ、ワイバーンきた~~~~~っ」竜種は異世界でも知能の高い種族。特に固有の能力が高い彼らは魔法の類いも使いこなす・・・。あの光景・・・獲物いや、罠に使われていた動物も、この世界の動物では無かったし...異界の門を探せ・9

  • 異界の門を探せ・8

    異界の門を探せ・8骨の記憶をたどっていた私は奇妙な感覚に襲われる・・・。透明「(えっちょっと待って・・・これって)」骨の持ち主の視点から見える景色はまさにジェット機自由に空を滑空するその様は、さながら戦闘機のようなスピードだ透明「(なんてスピードだよこの骨の持ち主は、鳥類なのかこの視点って・・・別の意味で酔いそうなんだけど・・・)」骨の持ち主は、長い時間空中を飛び回り町らしきものが見えた瞬間にその場を旋回し始める・・・。どうやら何かを見つけたようだしばらくその場を旋回し、狙いをさだめ突然の急降下透明「」骨の持ち主が狙う獲物は大きな牛のような動物透明「(いやいやいやいや大きすぎるだろうが)」徐々にターゲットに近づくにつれて、私の認識が間違っていたことに気がつく骨の持ち主は、軽々とその獲物を鷲掴みにし飛び去ろ...異界の門を探せ・8

  • 異界の門を探せ!・7

    異界の門を探せ・7透明「さて、ここからが問題なんだけど、彼がこの骨をどこで手に入れたのか本当に拾ったのか嘘をついているのか・・・そう思わされているのかそれを調べないといけないね」柏田「そう思わされてる」透明「まあ、可能性だけどねもし、この骨の呪いがそういった作用をもたらすものであれば、可能性としてはあり得ることなんだ」柏田「記憶の改ざんですか」いや、だからキラキラした目で見ないで・・・。透明「その為には、一度、骨の記憶を探る必要があるのだけど・・・」柏田「骨の記憶~」柏田くんの好奇心に答えてあげたい反面、骨の記憶に触れるということは、この骨の持ち主の記憶を追体験することになる・・・。呪物にまでなった体験・・・やりたくねぇ~しかし、これを視ないと始まらない私は意を決して、骨に残る木人図の情報を読み取ることに...異界の門を探せ!・7

  • 異界の門を探せ!・6

    異界の門を探せ・6柏田「それって、どういう・・・」透明「この骨には、怨みのような念がこもっている・・・というのはさっき言ったよね」柏田「はい」透明「こういった怨みが骨に残るというのは、かなり強烈な念が骨にまで染みこんだ、ということでもあるんだこういうものは、自然死でできることは殆どなくて、どちらかというと呪物として作為的に作られるものが大半なんだよ」柏田「呪物」透明「まあ、もちろんこれが意図して作られたものかは、わからないんだけど、もし、意図していないものだとしても呪物となっている骨は、呪物を作る工程と同じ方法で、命を搾取されたことには変わらないんだ」柏田「そ、そんな方法が」あれこの子、なんでそんなに目をキラキラさせてって、そういえばこの子、心霊研究会の部長だったこの子にとっては、ことの重大性よりも、呪物...異界の門を探せ!・6

  • 異界の門を探せ!・5

    異界の門を探せ・5柏田「厄介って・・・もしかして人骨」透明「いやいや人骨ではないのだけど、この骨には怨みのような思念がこもっているんだ」柏田「こわっ・・・怨みって」透明「なぜそうなったかはわからないけど、もしこれをこのまま放っておいて供養をしなければ、持っている人に災いを起こしかねないこれを渡してきたのは、後輩の子」柏田「はい先月に入部した子で・・・。あ、あの、先生これって処分お願いすることできますか」透明「えっそれはかまわないけど、この骨って後輩の持ち物なんでしょ確認した方がいいんじゃない」柏田「あっそうですよねちょっと今電話してきて良いですか」透明「うん」そう言うと、柏田くんは急いで待合室へ・・・。しかし、この骨の思念は、なかなかにグロイぞ苦しみ、恐れ、憎しみ・・・そんな想いを抱いてこの世を去っている...異界の門を探せ!・5

  • 異界の門を探せ!・4

    異界の門を探せ・4柏田「そうこれは」透明「骨」柏田「魔法石」柏田「へっ」透明「えっ」柏田「・・・・・。」透明「・・・・・。」柏田「ほ、骨」透明「魔法石」柏田「ええ~~~っこれって、魔力が秘められた魔法石じゃないんですか~」透明「いやいやいやいや魔法石って、簡単に言えば宝石と同じだよ・・・コレ、どう考えても宝石じゃないでしょ」柏田「えっこの世界にある宝石も魔法石なんですか」透明「そうだね鉱物の持つ特殊な波長は宝石に多く見られるものだからねまあ、この世界よりも異世界の方が内在している波長は強いから、同じ宝石でも魔法石として扱われるのかもしれないねそれよりも、これほね・・・。」柏田「先生」透明「は、はい」柏田「先生は異世界へ行ったことがあるんですか」透明「へっ」柏田「だって、こんなに魔法石に詳しいのは、あちらの...異界の門を探せ!・4

  • 異界の門を探せ!・3

    異界の門を探せ・3少し沈黙が続く・・・。柏田くんは、天井を見ながら何か考えているようだが透明「えっと、もしかして今日来たのってこれだけ」柏田「はいでも、おかしいなぁ~先生のところなら、絶対あると思ったんですよねぇ~」透明「いやいやいやいや、さすがにそれは憶測が過ぎるでしょでも珍しいねぇ~君は割と慎重派なところがあるから、憶測で飛び込んでくるのは意外だったよ」柏田「いえ憶測ではないんです」透明「」柏田「うちの部員の中に、異界へ行って戻ってきたツワモノがいるんです」・・・つわものw柏田「そいつが言うには、霊圧の高い場所や霊気が密集している場所には、必ず門が存在していて、あちらとこちらを行き来することができるんだそうです」透明「ほ、ほう」柏田「そいつは嘘のつけるようなヤツじゃないんで多分、異界に行ってきたのは間...異界の門を探せ!・3

  • 異界の門を探せ!・2

    異界の門を探せ・2透明「いらっしゃ~い今日も元気がいいねぇ~」柏田「はい」透明「とりあえず、鑑定室へどうぞ」柏田「失礼します」一見すると、体育会系男子の柏田くんだが、話してみると、これがなかなかに良いキャラをしている・・・。透明「さて、今日はどういった相談」柏田「先生一緒に異界に行きましょう」透明「お、おう」唐突な申し出に、ちょっと意表を突かれた柏田「よし先生の参加も取り付けられたぞ」透明「あっいや、今のはそういう返事じゃ」あっ、これ聞いてない・・・柏田くんは、小さくガッツポーズをしながら天井を見回している・・・透明「どうしたの」柏田「いえもしかしたら、先生の事務所なら異世界への入り口があるのではないかと」この子の目には、私はどんな人物に映ってるんだろう透明「さすがに、そんなものは無いよ」柏田「う~ん・・...異界の門を探せ!・2

  • 異界の門を探せ!・1

    異界の門を探せ・1透明「ふむふむ・・・ナルホドなるほど~」みなさ~んおはようございま~すえっ何してるのかですってわたくし、只今読書中ですといっても、漫画ですがw普段は、活字を求めて本を読むこともあるのですが、最近は沢山の作家さんの創造性に触れることができる漫画を読むことが多いです特に、今流行りの異世界モノなどは、前世や霊界、並列世界でも記憶が少し残っていたとしても、多くの空想を駆使して世界観を頭の中で構築している作家さんも多いので、良い刺激になったりもします透明「あっそういえばあの子、元気にしてるかなぁ~」これは、10年前に遡るお話・・・。そして、現在へと続く物語だ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~10年前・・・。「カランカラン」柏田「こんにちは~~~」元気の良い挨拶ができるこの子は、柏田亮明(かしわ...異界の門を探せ!・1

  • 2024年 魔導の日~っ♪

    2024年魔導の日~っ透明「みなさ~んお礼が遅くなり申し訳ありませんちょっと、厄介な仕事していたものでお返事を書くのが遅くなってしまいました~改めまして、沢山のお祝いコメントをいただき本当に本当にありがとうございました誕生日、自分でも忘れていたので、皆さんからのおめでとうコメントがサプライズ過ぎて涙がでちゃいましたこれからも、皆さんに役立つ情報を発信し、皆さんと一緒に幸せな未来を進む為に頑張ってゆきますので、これからも応援よろしくお願いいたしますそれでは、早速お役立ち情報で~す今年もやってまいりました~魔導の日の発表で~すいや~っ算出が遅くなってしまいごめんなさいではでは早速、発表したいと思いま~す」2024年魔導の日10月26日(土曜日)午前11時03分~午後20時38分で~す・魔導の日のやり方は例年通...2024年魔導の日~っ♪

  • 声の裏側・20

    声の裏側・20透明「みなさ~んお待たせしました~準備はよきかなぁ~早速、失せモノ・落とし物回避の方法伝授したいと思いま~す今回、お教えするのは「縁追妙法」(えんついみょうほう)これは、無くしたくない物や落としたくない物などとの縁を強化し、どこにあるのかをいつでも思い出せたり感じたりすることができる優れた呪法ですまぁ簡単に言うと、無くしたくない物にマーキングをおこなう方法と覚えていていただければ良いと思いますマーキングができれば、動物のように五感でそのものを把握できるようになるので是非おこなっておいてくださいということで、早速マーキング方法のやり方です材料・自分の髪の毛一本(自分の毛であればなんでもOK)・器にはったお水(水は水道水でもOK)・習字で使う筆(100円ショップで売っているものでOK)方法まず、...声の裏側・20

  • 声の裏側・19

    声の裏側・19透明「みなさ~ん鑑定ファイル楽しんでいただけましたか今回は、皆さんも気になっていた忘れ物や落とし物をなくす為の方法をお教えしたいと思います・・・っと、その前に、まずは、忘れ物や失せモノについて理解を深めていただければと思います人は何故物を失くしたり、落としたりするのか皆さんも経験したことがあると思いますがこの現象には、3つの原因があります1つは、ただ単にドジっ子なだけと言ってもこれは、注意力が足らないというだけでなく、物への執着が薄いことも原因だったりもします2つ目は、身代わりになる場合ですこれはモノにもよりますが、大切にしていた物ほど大切にされた想いが込められ、何か主人に不幸が及ぶ可能性がある時に、大切にされてきた想いの念がその事象を相殺するために弾け、その反動で無くなってしまうものですそ...声の裏側・19

  • 声の裏側・18

    声の裏側・18秋野さん・・・来た時よりは少し緊張が緩んだように見える・・・透明「さて、秋野さんにはもう一つお話しておかないといけないお話があります」秋野「」透明「それは、直霊のことです」秋野「あっ・・・そうよね・・・私、全然不思議に思っていなかったけど、この状況って普通じゃないのよね」透明「いえ、普通じゃないわけではありません」秋野「えっ」透明「直霊と話すことは、本来人間であれば誰でもできるはずなんです」秋野「そうなの」透明「ただ直霊は、今の秋野さんという人格から切り離されたもう一人の自分ですから、今の修行の邪魔にならないように、本能的に直霊との繋がりを絶っている人がほとんどなんですですが、これだけは覚えておいてください直霊は100%秋野さんの味方です秋野さんがピンチに陥ったからこそ、今回のような救いの手...声の裏側・18

  • 声の裏側・17

    声の裏側・17さて念の為、念を押しておこうか透明「秋野さんひとつ聞いていいですか」秋野「はい」透明「秋野さんは、お子さんが借金があると聞かされた時に、旦那様の声の意味を悪い方へと捉えましたよね」秋野「ええ・・・そうね・・・」透明「人間というのは不思議なもので、どんな事象にも、落とし所を決めて腑に落としながら生きているものなんです」秋野「」透明「つまり、秋野さんの場合は、お子さんの借金と旦那様の声を結びつけて考え、腑に落とそうと考えましたお子さんの借金を何とかするために旦那様が迎えにくると考えた」秋野「」透明「しかし実際は、この2つは結びつくものではありませんでしたつまり事象の取り方というのは、あくまでも自分自身の都合によって変わってくるものだったりするんですそしてこの落とし所をマイナスに捉えるかプラスに捉...声の裏側・17

  • 声の裏側・16

    声の裏側・16透明「・・・・・。」さて、なんと切り出せば良いか・・・秋野「先生やっぱり借金は良くないわよね」透明「えっ」秋野「私・・・いつお迎えくるかしら」透明「えっ何を・・・。」秋野「私ね・・・利樹さんの声が聞こえた時、お迎えがくるのだと思ったのよ・・・。」透明「いえ、あの声はそういったものでは」秋野「そうよね先生から聞いて正直、安心したのが半分で、残念な気持ちも半分あったわ・・・。」透明「・・・・それって、自分が亡くなって遺産がお子さんに行くと考えたからですか」秋野「あら、やっぱり先生はお見通しね・・・。でもお迎えが来るわけじゃないとわかったら私は、どうしたら良いのか・・・」そうか・・・そこまで考えていたのかこのままでは、私が懸念していた方向へ向かってしまう可能性が高い・・・。透明「秋野さん借金という...声の裏側・16

  • 声の裏側・15

    声の裏側・15秋野さんのご両親は、借金を苦に亡くなっているその借金も、人から騙され保証人にさせられたことが原因だった・・・その上、その時の第一発見者は、まだ幼かった秋野さん・・・その光景はきっと、幼い少女の世界を一変させるほどの衝撃が植え付けられたはずだ・・・。透明「(そうか・・・秋野さんの木人図にも、その時の記憶はハッキリと残っていた・・・。秋野さんにとって、借金というのは、ご両親を追いやった憎むべきもの、特に家族の借金と聞かされればなおのこと、気持ちも落ち着かないだろう)」だからといって、このことがキッカケで秋野さんが旅立つことにつながるとは普通は考えられないかもしれない・・・。しかし、自◯を目撃した人の多くが、何故か自身も最後にその方法を選んで旅立つという連鎖を起こすケースは後を立たない・・・。記憶...声の裏側・15

  • 声の裏側・14

    声の裏側・14秋野さんのこの現象を引き起こしたキッカケがあるはず・・・。やはり、一番気になるのは透明「秋野さん先ほどの話なんですが、嫌なことがあって旦那様の声が聞こえたとおっしゃっていましたが、その嫌なことって教えてもらえますか」秋野「え~っと・・・。」直霊「・・・借金の話よ・・・。」秋野「あっそうそうそうよね・・・借金よ」透明「借金」秋野「そうなの子供が借金をしたらしくて、すぐに振り込まないといけなかったのだけどこの子が、もう少し待ったほうが良いって」ナイス直霊さん透明「お子さんには確認したんですか」秋野「それがね、借金はあるけど私のところに取り立てにくるようなところからは借りてないって言うのよでも、借金があるのは本当みたいだから親として返してあげなくちゃと思ってるの」透明「ちょ、ちょっと待ってください...声の裏側・14

  • 声の裏側・13

    声の裏側・13直霊との交信を望んでいない状況での接続・・・。この現象には、ただ一つの理由が存在するそれは、「魂の移動」本来、魂は隔離された場所に収納されているしかし何らかの理由で、魂を護っている器から魂がこぼれ落ちたとしたら・・・。魂は行き場を失くし、その場から移動してしまうそして、魂の近くには感情体があるため、器から出た魂が感情体と接近したことで直霊との接続が起こってしまうことがある透明「(魂の移動が考えられる・・・そうなると・・・。)」では何故、魂が移動してしまったのかこれも考えられる理由は1つだけだ人間の身体は無数の糸(霊糸)で構成されているのは皆さんも知っていると思いますこの糸がほどけ、ゆるむことで人間の魂はその隙間をくぐり抜け、肉体を離れる!つまり、この修行の終焉となる霊糸は格子状に編み込まれて...声の裏側・13

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