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  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その1

    浜松市楽器博物館へまた行ったあと、ヤマハイノベーションロードを見学した。HPに企業ミュージアムとある通り、本社にある。コロナ禍のあおりで、区切られた時間ごとの入場制限があり、予約した者しか入れない。扉が開くのを待っている間に撮った写真。イノベーションロードはサイト上でバーチャル見学が出来る。要所要所では音声解説も聞ける。もしかしてそちらを見てもらえばこんな記事を書くこともなかったかも....、と思ったりするが、まあ、書く。入口入ってすぐのところの目立つ場所にバイオリンが3本さげられている。エレクトリックバイオリンYEV1052016ステージ上で映える斬新なデザインと高い演奏性を兼ね備えたエレクトリックバイオリンとキャプション。★←ヤマハHPイノベーションロード展示コレクションより5弦だ。横から見ると、ぐっ...ヤマハイノベーションロードに行った。その1

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その2

    ヤマハイノベーションロードに行った。その1よりつづくグランドピアノのカットモデル。ヤマハ掛川工場のハーモニープラザにもあったなあ。アクション部分をアップ。キーを押す動作をハンマーに伝え弦を打つ動作にする。微妙なタッチの差も弾き分けられるようにする為にこんなにたくさんの部品が必要なのだなあ。響板部分をアップ。弦の響きを増幅させるとても大事なパーツが響板だ。その振動を止めないように、響板の下側は支柱に触れていない。響板の下側をアップ。響板の裏に何本か貼られている桟のような部品は響棒という。ヤマハイノベーションロードに行った。その3へつづくヤマハイノベーションロードに行った。その2

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その3

    ヤマハイノベーションロードに行った。その2よりつづくものづくりウォークという展示のなかのピアノコーナー。響棒の貼り付けられた響板↑キャプション↓響板はとても重要なパーツです。響板の表側に、弦のとまる駒が貼られている。低音の弦は長くなるので、省スペースと共鳴をねらって交差させて張るため、駒が部分的に2列になる。アップ。駒はブリッジともいう。キャプション。支柱と側板。がっちり作られている。キャプション。フレームと弦。これぞピアノ、っていう。低音の弦が上に交差している。キー(鍵)の一揃いを鍵盤という。白黒はのちに貼られるけれど、貼られる木材は一枚から切り出される。ポルタティーフオルガンを作ったときにはじめて知ったが、これは重要なポイント。キーの中ほどの孔をピンに通し、支点で支え、正しい位置に留めるパーツを筬(お...ヤマハイノベーションロードに行った。その3

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その4

    ヤマハイノベーションロードに行った。その3よりつづくものづくりウォークという展示のなかのギターコーナー。バズ・ライトイヤーのあごみたいだが、そこをマレットでコンと鳴らしてみる展示。響棒の改良を体験させてくれる。キャプション。楽器というものは感性にうったえるものなので、感性の違いによって善し悪しは変わってしまう、とても主観的なものだ。微妙な差が分かる人とそうでない人もいるし。それで得てしてオカルトが跋扈するのだが、科学的に、客観的に差を見つけるヤマハの手法はよいと思う。塗装も大事。キャプション。工程を経ることによる変化。ヤマハイノベーションロードに行った。その5へつづくヤマハイノベーションロードに行った。その4

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その5

    ヤマハイノベーションロードに行った。その4よりつづくものづくりウォークという展示のなかのバイオリンコーナー。バイオリンは見るからに木から出来ているな。ピアノに比べるとパーツが少ないなあ。その1でアップしたエレクトリックバイオリン。あれは5弦だったが、これは4弦。色々な楽器に使われる木の種類。軽くてよく響く響板用とか、硬くて緻密な指板やキーの表面用とか、文字通り適材適所です。その例。ピアノなどの響板にはアカエゾマツ。クラリネットにはグラナディラ。ものづくりウォークという展示のなかのマリンバコーナー。木を削ると音が低くなる。にわかには信じられない。弦や管は太く長くなるほど低くなるからね。叩くと分かる。キャプション。まず基音を削り出し、それから倍音を加える。YM-5100A★これはものづくりウォークコーナーじゃ...ヤマハイノベーションロードに行った。その5

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その6

    ヤマハイノベーションロードに行った。その5よりつづくものづくりウォークという展示のなかの金管楽器コーナー。トランペットのベル製造工程(1枚取り)↑、トランペットのベル製造工程(2枚取り)↓サックス。キャプション。ただ叩くだけの一見シンプルな道具に見えるが、こういうものこそ技術の奥が深い。キャプション。ヘラ絞り。ろくろで回してヘラを当てると絞れる。魔法のようだ。キャプション。管を曲げるのに、いちど潰してから、っていうのにびっくりした。ヤマハイノベーションロードに行った。その7へつづくヤマハイノベーションロードに行った。その6

  • ヤマハイノベーションロードに行った。その7

    ヤマハイノベーションロードに行った。その6よりつづくエレクトーンE-701977PASSystem(パルス・アナログ・シンセサイザーシステム)を搭載したエレクトーンとキャプション。★その6では目についた楽器をアップする。サイレントブラスSB11995楽器音を会話程度の音量にまで抑え、いつでもチューバの演奏が楽しめるサイレントブラスとキャプション。★コンサートグランドピアノCFⅢS製造番号5021000199420世紀最大のピアニスト、リヒテルはヤマハピアノを愛用した。本機は1994年最後の来日公演の際に使用したピアノとキャプション。★譜面台が優雅。キャプション。掛川工場のハーモニープラザにもリヒテルピアノがあったが、あれは製造番号が違う個体なのかしら?コンボオルガンYC-101969★デザインに心惹かれる...ヤマハイノベーションロードに行った。その7

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その1(チェンバロその1)

    2021年12月に浜松市楽器博物館に行って大いに刺激を受けたのだが、1年経ってまた行く機会が出来た。今回は鍵盤楽器の中でも特に興味のあるものだけに絞って写真を撮ってきた。ちなみに前回行ったときのチェンバロ等の記事→★このチェンバロ↑↓は、アブラハム&ジョセフ(Ⅰ世)・カークマンAbraham&Joseph(1)Kirckman1791ロンドン★←浜松市楽器博物館のHP内の所蔵資料データベースペダルがついているのがちょっと変わっているチェンバロだ。↓チェンバロのジャック。わたしが勝手に博物館のチェンバロのジャックを抜いたわけではない。浜松市楽器博物館は毎日ギャラリートークという時間が3、4回設けられていて、学芸員が博物館にある色々な楽器を実際に演奏して説明してくれるのである。すごく気軽な感じでわたしが見た限...浜松市楽器博物館へまた行った。その1(チェンバロその1)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その2(チェンバロその2)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その1(チェンバロその1)よりつづくなんとも華やかだ。まえに見たときは蓋が開いていなかったらよけいに華やかに見えるのかな。フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世François-ÉtienneBlanchetII1765パリ★とある。各国によるチェンバロの違いのキャプション。見た目のわたしの好みでいえばイギリス風だなあ。華やかなのもよいけれど、身の回りに置いて使うとなると、わたしは装飾がはずかしい。ヴァージナルフェランテ・ロッシFerranteRossi1597ミラノ★鍵盤に対して弦の張られる方向がチェンバロと違うけれど音の出る仕組みはチェンバロと同じ。彫刻がすてき。これなら許せるのか、わたし。上の国別比較キャプションにイタリアの特徴として「ひかえめな飾りと品のある形」とあ...浜松市楽器博物館へまた行った。その2(チェンバロその2)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その3(クラヴィコード)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その2(チェンバロその2)よりつづくこれは浜松市楽器博物館では唯一のクラヴィコードだ。ペール・リンドホルムPehrLindholm1788ストックホルム★蓋が開いた状態。アップ。クラヴィコードは音の小ささを少しでもカバーしようとしてか複弦だ。一つのキーで同じ音程の2本の弦を鳴らす。だがこのクラヴィコードは低音2オクターブ弱がユニゾンではなくて1本の弦が1オクターブ上になっているのが特徴だ。響板の鍵盤に近いところに細いブリッジがあるのが見える。低音の太い弦が上を通り過ぎている。そこのキーをひとつ押すと2つの音に聞こえても曲の中で鳴らせば上の倍音が多めの音色に聞こえるんだと思う。そういう発想はパイプオルガンに親しんでいれば普通に出てくると思う。黒いナチュラルキーの手前側が少し見え...浜松市楽器博物館へまた行った。その3(クラヴィコード)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その3(クラヴィコード)よりつづくチェンバロ、クラヴィコードのつぎは初期のピアノ。クリストフォリのピアノから歴史は始まるのだ。1年前の見学の記事でアップしたので詳しくは述べない。クリストフォリ・ピアノ河合楽器製作所1995浜松現存する3台のクリストフォリ製ピアノをもとに復元したもの★浜松市楽器博物館にはクリストフォリの復元ピアノの音の出る仕組みが分かる模型もある。ハンマーが現在のピアノと全然違うというのが分かった。影踏丸さんという音楽史などの物知りさんがネットにたくさん記事をアップしていてひじょうに勉強になる。海外の当時の文献を翻訳して読み解ける方なのだ。凄い、一体何者!?最近のアップにちょうどピアノの誕生についての記事があって、黎明期のピアノとしてクリストフォリのもの以外に...浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その5(ピアノその2)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1)よりつづく伝アンドレアス・シュトライヒャーAttributedtoAndreasStreicher1815頃ウィーン★キャプションにははね上げ式シングルエスケープメントとある。白いジャックレール?の上のちょうど弦の位置に楕円形のフェルト?が載っている。孔が突き抜けているのだろうか?シュトライヒャー一族についてのキャプション。ブロードウッドがイギリスならシュトライヒャーはドイツ、ウィーン。このキャプションに書かれているアングロ=ジャーマン式アクションとは一体どういうものなんでしょう?軽く検索したけれど分からなかった。ヨーゼフ・ベームJosephBöhm1820頃ウィーン★キャプションにははね上げ式シングルエスケープメントとある。円弧を生かしたデザインと派手...浜松市楽器博物館へまた行った。その5(ピアノその2)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その5(ピアノその2)よりつづくプレイエルPleyel1869パリ★キャプションには突き上げ式シングルエスケープメントとある。この写真だととても分かりづらいが、第二響板が蓋に揃えて上げられていると思う。第二響板についてはその5の最後の写真のキャプションに説明されている。鋳物のフレームだ。いまのグランドピアノのように見える。アップ。グランドピアノのダンパーといえばこういう黒いやつだよね。まあまだちょっと形が違うけれど。ダンパーペダルの仕組みは足で踏んで引っ張る式だったが、エラールが1810年に突き上げ式を発明してペダルボックス型になったらしい。このピアノもペダルボックスのある方だよな。西野智也ピアノ講座第5回【ピアノ界の3大発明家】こちらは突き上げ式ダブルエスケープメント(フラ...浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その7(オンド・マルトノ、ハモンドオルガン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3)よりつづくその6までは弦を張った鍵盤楽器にアップしたが、その7以降は電子鍵盤楽器についてアップする。オンド・マルトノ写真をちゃんと撮らなかったせいでこれしかキャプションを読み取れなかった。浜松市楽器博物館の所蔵資料データベースにも見当たらないんだよな。でもまあ黎明期の電子楽器として有名なので検索すればすぐに出てくる。私家版楽器事典オンドマルトノオンド・マルトノはフランスのモーリス・マルトノによって1928年頃にテルミンを真似て作られたそうだ。リボンの中ほどの輪に右手の指を入れて左右に動かすことで音程を決め、左側の引き出しのスイッチで音を鳴らしその押し込み加減で強弱をつけるらしい。分かりやすい説明が浜松市楽器博物館のツイッターにあった。動画もあるよ★音程を...浜松市楽器博物館へまた行った。その7(オンド・マルトノ、ハモンドオルガン)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その8(ウーリッツァー、クロダトーン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その7よりつづく電気オルガン"モデル4602"ウーリッツァー(ニューヨーク、アメリカ)昭和29年頃ペダルが上のGまである。キャプションと音色スイッチ。ウーリッツァーといえばフェンダーローズと双璧の金属棒を鳴らして増幅させる鍵盤楽器のイメージがあるから誤解を招くタイトルをつけちゃったかもしれない。こういうパイプオルガンに類似したものも作っていたんだなあ。そして、ジュークボックスで一世を風靡したワーリッツァーと同じ会社だ。今度は本邦。電子オルガン"クロダトーン2C-3T"東洋楽器研究所(クロダオルガン)昭和44年頃クロダトーンが日本の電子オルガンの始まりだ。クロダトーンアーカイブスによると、最初はハーモニカ等のようなフリーリードを鳴らして増幅させていたようだ。昭和40年代からは電...浜松市楽器博物館へまた行った。その8(ウーリッツァー、クロダトーン)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その9(フェンダーローズ、オプティガン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その8(ウーリッツァー、クロダトーン)よりつづく電気ピアノ"フェンダー・ローズMarkI"フェンダー社(CBS時代)(アリゾナ、アメリカ)昭和47年アナログな機構に由来する鋭い衝撃音と長く伸びる減衰音が特徴。70年代にジャズやロック、フュージョンなどで多用された。とキャプション。その7、その8ではパイプオルガンを模した電子オルガンをアップした(オンド・マルトノを除く)。ハモンドオルガンは元々教会で使われていたがどんどんポピュラー音楽に使われるようになったけれど、フェンダーローズはもう最初からパイプオルガンを模していない。キャプション。金属の棒を鳴らしてピックアップでひろって増幅させる。その8で述べた通り、今ではウーリッツァーといえばエレピだ。フェンダーローズと似ているが、叩か...浜松市楽器博物館へまた行った。その9(フェンダーローズ、オプティガン)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その10(コルグシンセサイザー、エレクトーン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その9(フェンダーローズ、オプティガン)よりつづく電子オルガン"試作1号機"京王技術研究所(現コルグ)昭和44年日本で作られた初のシンセサイザーといえる電子オルガン。上段は単音、下段はポリフォニックで発音。試作機のため市販はされず。とキャプションにある。新しいものを作ろう、という情熱を感じる逸話。電子オルガン"エレクトーンD-1"日本楽器製造(現ヤマハ)昭和34年熱意と矜持を感じる。音楽教室で月賦販売して、一世を風靡したなあ。カシオトーン201の写真は撮りそびれてしまった。また宿題だ。カシオ計算機株式会社1980年カシオトーン201は、昭和55(1980)年にカシオ計算機株式会社によって発売されたカシオトーン市販第一号モデル。97,000円という低価格にもかかわらず29種類の...浜松市楽器博物館へまた行った。その10(コルグシンセサイザー、エレクトーン)

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