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2008/07/22

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  • 詰める〈考〉その6/6 ~あしたはどっちだ~

    はじめから読んでみてあげようかという人はコチラからどうぞ↓↓その1その2その3その4その5ぼくにとって「なぜ?」は「詰める」の代表選手ですので、問題を「なぜ?」という「詰める」の一手法にしぼってきましたが、そろそろ結論とするために、ここらで「詰める」に戻すこととします。「詰める」を「責められている」と感受するのには、もうひとつの理由があります。それに思い当たると、「オレはよかれと思っている。そう受け取るのは思いこみにすぎない」とばかりも言ってはおられません。じつはそれは、あながち見当違いではないからです。「詰める」には権力の行使という側面があり、その根底に支配欲があります。ついつい詰問という形式になってしまうぼくの「詰める」には、たぶんそれがあるのでしょう。それゆえに、多くの場合にぼくの「詰める」は、他者...詰める〈考〉その6/6~あしたはどっちだ~

  • 詰める〈考〉その5 ~ものごとはそもそも複雑である~

    かつて、「なぜ?」の発し手であるぼくが抱える最大の問題は、その「善かれの思い込み」にもとづく無自覚かつ脳天気な態度にありました。そのことについて、薄れかけた記憶をたどり、色々と考えをめぐらせているうちに、あるひとつの、しかし大きな要因であると思しきものにたどり着きました。TOCとぼくが出会ったのは2006年12月ですから、今から18年も前のことになります。その基本的考え方はこうです。******TOC(TheoryOfConstrains:「制約理論」または「制約条件の理論」)は、「どんなシステムであれ、常に、ごく少数(たぶん唯一)の要素または因子によって、そのパフォーマンスが制限されている」という仮定から出発した包括的な経営改善の哲学であり手法です。(中略)この仮定からまず読み取れるのは、「制約にフォー...詰める〈考〉その5~ものごとはそもそも複雑である~

  • 詰める〈考〉その4 ~指差し非難、他人の失敗。笑って誤魔化せ、自分の失敗。~

    本来、物事をよい方向にみちびき、問題解決を図るための「なぜ?」の使用が、どうしてわるい方向へと行ってしまうのでしょうか。その要因のひとつに、「なぜ?」を受け取る人それぞれのマインドセットのちがいがあります。人は失敗を隠します。正しくは、隠そうとするタイプと、オープンにして次へ活かそうとするタイプとがあるのですが、基本的性質は「隠す」だと考えて差し支えないでしょう。理由は、自分の身を守るためです。人は失敗をします。失敗をしやすい人とそうでない人がいますが、失敗をしない人間なぞは、誰ひとりとして存在しません。失敗は自分の力を伸ばすうえで欠かせないものとしてごく自然に受け止めることができるマインドセットであればよいのですが、その一方で、失敗は自分の無能力の証拠であり恥であるという思考傾向をもつ人は、失敗を隠そう...詰める〈考〉その4~指差し非難、他人の失敗。笑って誤魔化せ、自分の失敗。~

  • 詰める〈考〉その3 ~〈なぜ〉がやめられない~

    たとえば「なぜ?」あるいは「なんで?」ときには「どうして?」Whyは、かつてのぼくの口癖のようなものでした。過去形にしたのは、意識をしてそれを少なくするようにして今があるからです。もちろん、悪気はありません。たしかに自分自身に生来備わっている底意地のわるさは認めますが、むしろ善意にもとづいたものであることが多かったはずです。しかし、こちら側の悪気の有無はことの是非には関係がありません。いやむしろ、「善かれの思いこみ」、しかも〈上〉が〈下〉に対するそれは、考えようによってはタチがわるいとさえ言えます。「少なくなった」といっても、今でもいつも、心のなかに「なぜ」は芽生えます。それを心中で飼うか殺すか、あるいは口から表出させるか。それだけのちがいであり、数が少なくなったわけでもなければ、一切なくなってしまうこと...詰める〈考〉その3~〈なぜ〉がやめられない~

  • 詰める〈考〉その2 ~「詰める」は悪か~

    皆さんがご想像するとおり、あきらかにぼくは「詰める側」の人間でした。過去形にしたのは、現在は少しばかり様相が異なってきたのではないかという自己認識があるからです。とはいえ本質的には変わらず「詰める」人間です。気質としてもそうですが、立場もまたそうです。しかもかつてのぼくは、そうすることにまったく悪意がなく、当然罪悪感も感じてはいませんでした。その一方で、立場という側面から見れば、かつてはぼくもまた、多くの場合で「詰められる側」にあったことにちがいはありませんし、なんならば今も、妻との関係では、「詰める」よりも「詰められる」方の比率が高いと言えます(冗談です。内緒にしておいてください)。対して現在の社会的立ち位置は、けっして「詰める」方ではないでしょう。そこに身を置かないようにしているといった方がよいでしょ...詰める〈考〉その2~「詰める」は悪か~

  • 詰める〈考〉その1 ~鬼詰め~

    「鬼詰め」なる言葉があるそうです。「そうです」という以上、もちろん、つい最近知りました。昨夜、『隠し剣鬼の爪』という映画をテレビで観たのですが、もちろんあの美しいドラマとは何の因果も関係もない「鬼詰め」です。といっても、一般的に流布されているとは言い難い語句のようです。なんとなれば、Google日本語入力で「おにづめ」と入力しても変換されて出てくる感じは「鬼爪」ですし、「鬼」と「詰め」に分けて「鬼詰め」と変換した上で検索しても、まともな情報はヒットしません。しかし、次のような記事があるにはあるので、やはり使われていることにちがいはないのでしょう。******私が社会人3年目、初めて営業部長になった時毎週月曜日の11時が大っ嫌いでした。なぜなら、鬼詰めされるからです。笑目標が達成できていないなら当然のように...詰める〈考〉その1~鬼詰め~

  • うけとってくれる他者

    湯船につかりながら本を読むという行為は、以前からしていたのですけれど、もっぱらそれは電子書籍にかぎってのことでした。湿気に弱いという特性を考えたとき、紙の本ではできないと決めつけていたからです。ある日のことです。ふと、だいじょうぶなのではないかという思いが沸きあがり、試してみようと思い立ったのは。たぶんそれは、手にしていたその本の質が比較的硬質だったからでしょう。そこでぼくは、環境をそこそこに保っていさえすれば、そこそこいけるのだということに気づきます。それは只今のところ、令和6年度最大の発見でした。というのは少々大げさですが、近ごろ、それまでの「ほぼKindle」とは一転し、旅や出先以外では極力電子書籍読書を避けているぼくが歓喜雀躍したのは言うまでもありません。ですが、何と言おうと紙は紙です。湯がかかっ...うけとってくれる他者

  • コメント乱

    そのコメントが届いたのは10日ほど前のことでした。あいかわらずコメントがこないブログなので、たまに来ると、オッと目を見開いてびっくりしたりするのですが、今回もまた例に漏れず、すぐに到着を知らせるメールに記されたアドレスをクリックしてみたのです。同時に、「頭悪そう」というコメント主の名と、「ふざけてるな」というタイトルが目に飛び込んできました。この時点で既にぼくの心はゲンナリとしていますが、「なら、あなたの部下が亡くなったら責任取れますか?」というコメント本文を目にして、さらにその思いが強くなりました。その元記事は、『熱中症は「甘え」か?』というタイトルで書いた2018年7月19日のものです。どのようなことを書いたのかについては、ハッキリと記憶にありましたが、念のために読んでみることにしました。その稿は、か...コメント乱

  • ハゲにシャンプーブラシ ~無意味のなかの意味~

    猫に小判を与えても、その価値がわからないので何の意味もありません。ですから、どんなによいものでも、その値打ちがわからない者にとっては無価値であるということをたとえて、「猫に小判」と言います。と、いかにもと勿体をつけて書かずとも、日本語を話せる大人ならば、それぐらいのことはほとんどの人が承知していることでしょう。さて、古今東西これに類する言葉は、主体となる動物を変えていくつもありますが、皆さんはどのくらい言えるでしょうか。豚に真珠犬に論語馬の耳に念仏牛に麝香(じゃこう)兎に祭文そんなことを考えていたのは昨夜、日付が変わる少し前のことです。夕方から、中学校の同窓会がありました。5年に一度会おうと決めている会なのですが、ご多分に漏れないコロナ禍で65歳の年の開催を断念。おまけにぼくは、その前の会に参加することが...ハゲにシャンプーブラシ~無意味のなかの意味~

  • ぼくの確証バイアス

    8月8日16時43分日向灘を震源とする地震が発生県外に住む数人の方に「だいじょうぶか?」と心配するメッセージをいただいたきのうの地震ですが、会社がある奈半利町は震度1で津波もなし。地震の規模とここからの距離を考えれば、それぐらいで済んでいるのが不思議な感がありました。そんなものですから、当方落ち着いています。宮崎で地震、とわかった直後、まずは情報を確認。震源が日向灘とわかると、少しばかり緊張が走ったのは、そこが静岡県沖からつづく南海トラフの延長部にあたり、巨大地震の想定震源域に含まれるからでした。各地の震度を確認します。最大は日南市で震度6弱。それこそ震源域の端っこで起こった地震のようです。意外なことに高知の西南地方で最大は宿毛市の震度3、そのとなりである土佐清水市は震度1でしかありません。この地震を受け...ぼくの確証バイアス

  • 道の選択

    道はたくさんあります。そして、どの道を選ぶかは人それぞれです。たとえばAとB、ふたりの人間がいて、おなじ環境おなじシチュエーションに置かれていたとして、おなじ道を歩くとはかぎりません。そこには必ず、〈選択〉という行為があり、選ぶ主体の好みや考え方などが反映されます。「いや、オレには選択肢はなかった」とおっしゃる人は数多いかもしれません。たしかに、選ばざるを得なかったというのは、世の中の多くの局面であり得ることです。しかし、そこにも必ず〈選択〉という行為はあったはずです。そしてその行動の主体は、まぎれもないその人自身なのです。であれば、最後は自身が〈選択〉をしている。少なくとも、その理を無視して、そうせざるを得なかったことに大きく影響をおよぼした他人や環境に責任を押しかぶせるのが、筋ちがいであることは承知し...道の選択

  • もうひとつの〈2024年問題〉

    大事なことに気づいた→金曜日のつづきさて、そこでぼくは、とても大事なことに気づいてしまいました。(というか、けっこう以前からもやもやとしていたことが、ハッキリと形をもって脳内にあらわれたというのが正しいのですけど)ポイントはここです。******ところが、如何せん能力がない。いや、そうは認めたくないが、そう認めざるを得ない現実に、何度も天を仰いで嘆息したものです。しかし、あきらめ切れなかった。その経緯の一つひとつを詳らかにするほど覚えてはいないのですが、牛のように、ゆっくり歩いては立ち止まり、立ち止まってはまたゆっくり歩きをつづけているうちに、気がつけば、「なんとかまあまあ」というぐらいのレベルにはたどり着いたようです。ところがこれは、何より効率を重んじるビジネスの世界では非常によくない。〈時間対効果〉を...もうひとつの〈2024年問題〉

  • 諦めがわるい男

    このごろは、あたらしい現場の3次元お絵かきをしているのですが、自分で言うのもなんなのですけれど、「やっとここまで来れたな」と、少しばかり感慨深げなのです。そして、「つくづく時間がかかる男だな」と、我ながら可笑しくもあります。といっても、それほど大したレベルにあるわけではありません。どころかむしろ技術的には、まったく大したことがないと言った方が適切なぐらいのレベルでしょう。それでも「やっと」なのですから、あとの言葉が「つくづく」となるのです。かつて、〈3次元〉の必要性と重要度に気づいたぼくが、まず最初に起こしたアクションは、外部講師を招いての社内研修である『グーグルスケッチアップの基礎』講座でした(当時はGoogleだったのです)。2011年の夏、今からちょうど13年前のことです。その実習講座は、ぼくの目論...諦めがわるい男

  • ついつい〈初老〉という語句に反応して書いてみた。

    去る29日、パリオリンピック総合馬術団体で銅メダルを獲得した日本代表のメンバーが、チームの愛称を〈初老ジャパン〉と名づけて話題となりました。そもそも馬術という競技にさしたる興味もないぼくは、ふ~ん歳を取っているのだろうなと受け流し、その内容を確かめもしなかったのですが、よくよく聞いてみるとメンバーのうち最年少は38歳で最年長は48歳、4名の平均が41.5歳だというではありませんか。いやいや、いわゆるアラフォーではないか。それが初老などと・・・ではオレはなんなんだ?思わずそう問い返したくなるほどに、今の40歳は若い。いくらなんでもそれはないだろうと思い、〈初老〉の定義を辞書で引いてみると、「古くは40歳の異称であり老人の域に入りかけた年頃」だとあります。たしかに、『論語』において孔子が、自らの人生を顧みて人...ついつい〈初老〉という語句に反応して書いてみた。

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