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  • オヤジのあくび195

    これからの街・生活3 コロナ禍でも、人々がリアルに体験したい!スポーツ、音楽、演劇は、テレビやインターネットよりスタジアムやホールで生体験したい。今は第四波の緊急事態宣言でそれもままならないけど。 そこに行かないと、きっと体験できないと思うから、自分の目で見て、肌で感じたいから人々は旅に出たがるのだ。 その感性を摩耗させたくないと思う。成長過程でバーチャルな体験に慣れきっている人々は、リアリティをどう求めるだろうか? また街にも、そのようなニーズを満たす設計が求められるだろう。コンクリートジャングルの摩天楼に憧れる人もいるだろうが、四季の息吹を感じる緑豊かな住環境が性に合う人も多いはずだ。 街…

  • オヤジのあくび194

    これからの街・生活2 街に出かけるのは、仕事をする、買い物、人と会う、観光など様々な目的があるだろう。コロナ禍で多くの人が実感した通り、仕事も買い物も人と会うこともオンラインで可能なのだ。観光だけはそう上手くもいかないし、実際に昨年はGo to キャンペーンで多くの人が動いた。そして今、第四波で移動の自粛が叫ばれている。 こんな税金をかけた大掛かりな仕掛けを打たなければ、人々は感染が怖くて動かないのだ。いわゆる巣篭もりであります。 人が買い物に来ないのだから、私が住んでいる街のように大手百貨店が閉店する。来るべき時が来たとも思う。 ○日市という都市名で名前が残っているように、人の集まり・商品流…

  • オヤジのあくび193

    これからの街・生活1 江戸時代、藩の中心=城下町にはお城の天守が人々を見守るかのように建っていた。明治になり街の中心は、やがて城から駅に変わった。ゲーム「A列車で行こう」の原理と同じで、鉄道が通り駅ができれば、街は栄えるはず!と昭和の高度経済成長の頃まで政治家や人々は素直に信じていた。 ところが、この駅舎がお粗末だ。東京駅丸の内側や埼玉県の深谷駅などには街のプライドを感じるが、あとは駅名を見なければ、どこの駅も似たり寄ったりに見えてしまう。駅舎はお城のように街の象徴になり得たはずなのに。 やがてはるかに巨大な高層ビルが街の主役となる。

  • オヤジのあくび192

    宇沢弘文「経済学は人びとを幸福にできるか」を読む 経世済民を語源とする経済学には、社会を改善し、生活を豊かにするための学問という理想がある。いや、あったはずだ。その理想を追い続けた一人が今回の著者宇沢弘文その人であります。 アメリカやイギリスでの学究生活を踏まえて、内容は極めて多岐に及んでいるが、二点に絞って感想もどきを綴ってみたい。 一つは、一高の寮生活やケンブリッジのカレッジ生活を振り返って、リベラルアーツの重要性を説いている部分。東大の学園紛争時代に丸山真男が、駒場をリベラルアーツの場として、そこから先は法律や経済の専門学校に変えようとしていた改革案にも触れている。 何をもって教養とする…

  • オヤジのあくび191

    権威的な存在に背を向けて ただ一部の青少年のようにヤンチャしていればいいという意味ではない。格好つければ破戒僧一休とか良寛さんのような存在に憧れる。 権威に靡いて安全地帯を確保することはできるだろう。けれどそれでは大事な自分の立ち位置を権威に売り渡しているのではなかろうか?例えば、私より年上の世代に学歴という権威を、未練がましく自己紹介に使う人がいるのは少し悲しい。自分が所属した組織でのポストなどもってのほかだ。 実績をあげれば、それなりの評価を受ける。その評価に安住し始めるところから、権威を欲する気持ちが生まれるのではないだろうか? 権威に変わるのは、信頼や信用なわけで、それ以上大袈裟な評価…

  • オヤジのあくび190

    大学はこの先どうしていくつもりなのか?2 インターネットの普及によって、学歴の価値は上がるのか?下がるのか?私は、どこそこの大学で学んだ履歴などは、ますます関係ない社会になっていくと予想する。 だから医者、弁護士、教員etc…ある種の国家資格取得の近道として、またその大学でしか学ぶことができない研究対象がはっきりしている場合に、大学が存続していける道は開け残されていくと思う。 だから、マスメディア上に〇〇大学教授などと仰々しい肩書きが出るけれど、そんな大学名よりもよりも、その人がその専門分野に於いて、いかに比類なき識見を有するか? の方がより大事であり、大学なんかに雇われていないで、生活上必要…

  • オヤジのあくび189

    大学はこの先どうしていくつもりなのか?1 コロナ禍の施設料に限らず、入学しない場合は返してもらえない入学金など、大学にはよくわからない負担金?がある。 なぜ、そのお金が返金できないのか?十分な説明がなされているのだろうか?集める学費について、わかりやすい説明ができる大学と何だかよくわからない大学で差別化が起こることをどう想定しているのだろうか? 比較的安いとされている国立大学法人の学費もなぜか横並びである。なぜ、文系が安く、理系は高めにならないのか?また研究施設がとても充実している大学とさびしい大学とで違いがないのはなぜなのか? 学費というブラックボックスは、小中高段階にもある。なぜ修学旅行の…

  • オヤジのあくび188

    鶴見俊輔・上坂冬子「対論 異色昭和史」を読む 昭和31年生まれの私が、どこまで昭和という時代を理解できているのか? かなり心もとない。 本書の話題は、張作霖爆殺事件から始まるが、内容は明治にまで及ぶ。 後藤新平が伊藤博文に、ロシアとの友邦条約を提案し、ハルビンからロシアに向かう途中、伊藤が安重根に暗殺される。後藤は、深くこの一件を悔い、後年スターリンと会う。そんな話が身内の話として出るのも、後藤の孫である鶴見俊輔ならではであろう。その他戦前戦中の話として、ゾルゲ事件や戦争が終わった後、天皇制をどうするか? がかなり早くから論じられていた話などが語られる。 流石に憲法9条について、二人の立ち位置…

  • オヤジのあくび187

    吉岡大祐「ヒマラヤに学校をつくる」を読む ネパールでカースト制度や貧困に喘ぐ人々に出会い、やがて子どもたちのための学校を作ろうと決意する話であります。たった一人のドンキホーテ的若者による荒唐無稽な思いつきに過ぎなかった志だが、熱意はやはり強力な磁力を持って、人を引きつけるのだろう。一歩一歩形になり動き始めていく。 この本には、成功例よりも筆者自身の失敗例や反省の方がたくさん書いてある。その経験を踏まえて、次の一歩をどう踏み出したか?がわかるのだ。この本には魅力的な子どもたちがたくさん登場するけど、敢えて最も惹きつけられる人を一人挙げるとすれば、ヒマラヤ小学校の校長ヤッギャ先生だ。彼の子どもたち…

  • オヤジのあくび186

    横浜の話③ 大きな転機だった横浜博 倉庫群の跡地に、大きな街を作ろう!更地になった土地で開発前にイベントを開こう!という発想は、神戸ポートピアの二番煎じだけど、結果的にはバブル景気の真っ只中だった事もあり、大成功!それがYes89 横浜博でした。その後跡地の街建設はバブル崩壊の影響もあって、想定外の時間がかかりましたが、結果的にはステキな街ができました。 横浜の都市計画は、関東大震災の後や高速道路建設と運河埋め立ての頃など、何度も転機があったのですが、課題は横浜駅周辺と関内元町地区との接続でした、ビミョーに離れているので効率が悪いのです。これを繋げたのが、みなとみらい地区とみなとみらい線です。…

  • オヤジのあくび185

    横浜の話② みんな集まって来た! 武士がいなかった、街の中心に城がなかったことは、現在に至る横浜の文化に影を落としている気がします。つまり始めっから町人の街だったのです。 ですからたしかに経済活動が盛んですが、役に立ちそうもない教養にこだわる気風がありません。よく言えば実学志向。ですから横浜は東京ほどには大学が多くないのです。 まぁみんな、東京の大学へ行ってしまうこともありますが、地元の国立大学が地方出身者ばかりということもユニークな現象だと思います。地元からは入れないのか?入らないのか?極めて微妙です。 とても大事なのは、ほとんどの市民が元々は横浜にいた人ではないということです。これはすごい…

  • オヤジのあくび184

    横浜の話① サテライト都市として 横浜市の公立小学校であまねく教えている曲があります。森鴎外作詞の横浜市歌です。歌詞の中に、昔思えばとま屋の煙、ちらりほらりとたてりしところ〜♪というのがあるのですが、小さな漁村だった横浜に突然ですが港を作ることになったのは、幕末の開港騒ぎの最中。 東海道五拾三次の神奈川宿では往来が多く、外国人とのトラブルを避けたかった幕府は、過ごした離れた横浜に目をつけたのですね。その前の日米和親条約の時は、箱館と伊豆の下田が開港し、江戸から遠いところが選ばれています。 サテライトとして江戸を守っているとも言えます。 幕府的には出島のように居留地を決めて、ヒトの出入りを制限し…

  • オヤジのあくび183

    東京に行く人、集まる人 コロナ禍が気づかせてくれたことは、幾つもあるけれど、その一つがテレワーク。実はオフィスに出向かなくても、進められる仕事はあるし、満員電車に揺られて東京まで通わなくてもよかったのでした。 私は、人はそれぞれにお気に入りの環境があり、山が好きなら山のそば、海が好きなら海の近くに住めばいいし、作物を育てるのがお好きなら田畑がある土地に住めばいい。もちろんコンクリートジャングルが好きな人もいるだろう。けれどみんながみんな右へ倣えで、東京に行かなくてもいい。そんなことをコロナ禍のテレワークは気づかせてくれているように思います。私自身は今いる場所が好きなんです。

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