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2008/04/03

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  • kei

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  • 訣別の時

    訣別の瞬間はいつも 不意に襲ってくる。 水たまりに落ちた 紙ひこうき 爪を噛む風が とても哀れだった。 大人への扉を前にして 蓬色の髪の子供は おそろしく孤独な影を 震えながら呼び込む。

  • 星から来た男

    コーヒーカッップに ミルクの泡が 浮かぶころ Bossa Novaは 冷たく凍えた 心のうなじを くすぐる。 星から来た男は 孤独な島を 泡の中に根付かせて ほんのひととき 星々のもとへ帰る。 求めている魂は まだ見つからない。

  • ぜいたくに意味はない

    雪の公園に 一日中いる ぜいたく。 意味もなく雪の写真を撮り 意味もなく雪山にダイヴし 松の枝の 落し物を拾い 知らない犬の 散歩についていく。 雪の公園に 一日中いる ぜいたく。 意味のないことを きわめるぜいたく。 遠くに 列車の言霊を聞きながら。

  • クリップ

    些細な使命を 果たすための存在。 むりやり伸ばされたり くっつき合ったり 引きちぎられたりもする クリップ達。 かみつき 絡み合い ねじ曲げられ 怒りに燃え 群れを成し 無残に バラバラにされる クリップ達。 ぼくらが 天から地上を眺める時 そこには 撒き散らされた ぼろぼろの クリップがあるばかり。

  • その時、ぼくは

    その時、ぼくは 奇妙な生き物だった。 太陽砂を体中に貼り付け ガジュマルの千の枝々に抱かれて その時、ぼくは たしかに一瞬だが 本物の神を見た、気がする。

  • サンジュ・ポロットの町

    青空の下の ビンの中の 貝殻。 窓際の 机の上の 折り紙。 夕日の 岸壁の下の 小舟。 果物の下の 黄色い紙の上の とろけるような 町。

  • 満月とマングローブ

    沈む魚 浮かぶ魚。 木の根は踊り 青い満月に向かって 枝を伸ばす。 逆さに泳ぐ魚 跳ぶ魚。 饒舌なギーラを 青いステッキで殴りつけ 今宵 満月の空き部屋に 泊まる。 マングローブの空き部屋に 今宵 泊まる。

  • サクラの暴力

    サクラは 咲く人には 咲く。 甘え合う人達には 甘く香る。 そうではない 本当の人達は この残酷な 季節の暴力を 耐えるしかない。 ただ うなだれて。

  • 光は問う

    光は問う 君がこころに眠らせているもの について 光は問う なぜ君がここに居るか について 君はそのまぶしすぎる問いに対して 目をそらすことはできない なぜなら まぶたのない いきものに 光は決して容赦しないから

  • 果てしなく

    うみへ続く 道 ひかりの門 みずの絨毯 かぜの喉笛 おもいでの塊 果てしなく 転がりつづける たましいの Ball うみへ向かって

  • ひとひらの重さ

    落ち葉は 彼女自身の 重さと温もりで ゆきの下へ 沈んでいく。 沈みながら 彼女自身の きもちを確かめるように ちいさな ちいさな ため息をつく。

  • 青の奇跡

    目に見える青と 見えない青が 激しくぶつかりあう中 ひとは 新種の色彩に 遭遇する。 穏やかな午後の 一瞬におきる 奇跡。 その奇跡を 目の当たりにするのに そんなスピードは 必要?

  • 鵜のTシャツ

    鵜をモチーフにしたTシャツをつくってみました。ちょっと不気味な点が気に入ってます。

  • やどかりのマグカップ

    かわいいyadokariでマグカップを作ってみました。南の島の雰囲気が楽しめます。

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