あかがねミュージアムで開催されている「手塚治虫展」を家内と一緒に観にいきました。 1月19日までなので、残り期間が少なくなっております。 鉄腕アトムにも会えます。グッツも買えます。 ...
愛媛県今治市にある弁護士法人に所属する弁護士によるブログです。
債務整理、離婚、遺産分割、交通事故をメインとして取り扱っています。また、顧問先の大半が中小企業であることから、中小企業向けの企業法務を扱っています。さらに、銀行も、顧問先であることから、少しだけ金融法務の勉強もしています。
あかがねミュージアムで開催されている「手塚治虫展」を家内と観にいきました😁
あかがねミュージアムで開催されている「手塚治虫展」を家内と一緒に観にいきました。 1月19日までなので、残り期間が少なくなっております。 鉄腕アトムにも会えます。グッツも買えます。 ...
【学校】愛媛大学「未来価値創造機構」キックオフシンポジウム 未来価値と新技術 縮小する地域社会にAIは何をもたらすか?
先日、愛媛大学グリーンホールで開催されました、頭書タイトルのシンポジウムに参加しました。パネルディスカッションについても、工夫がされたものでした。パネルディスカッションの前に、杉山将東京大学教授の...
判例タイムズ1526号で掲載された「借家契約終了に伴う立ち退き料の算定方法」です。 (石鎚山) 事業用建物の立退料の算定は、居住用建物の立退料の算定と比較して、借家権価格等、主張される構成要...
判例タイムズNo1526号で掲載された「婚姻費用・養育費審理の課題と展望」です。この論文では、①収入認定に関する判断の在り方、②既払い額の処理についての検討がなされています。 (世田山・山頂)...
【子ども】司法研修所編 子の監護・引渡しをめぐる紛争の審理及び判断に関する研究
令和6年8月に、法曹会から、司法研修所編 子の監護・引渡しをめぐる紛争の審理及び判断に関する研究 が出版されていましたので、早速、購入しました。 2章から構成されています。第1章は、子の監護者指...
田中亘東大教授の会社法では、事業の譲渡等について、概ね以下のとおり解説されています。1 買収や再編は、組織再編以外にも、事業の譲渡や譲受けといった取引行為によって行われることがある。会社法は、株...
令和7年(2024年)になりました。2000年から考えると、早いもので、あっという間に、四半世紀が経過しました。 皆様のおかげを持ちまして、昨年は、大過なく、仕事も家庭も順調に過ごさせていただき...
2024年(令和6年)も、あっという間に過ぎてしまいました。
2024年(令和6年)も、あっという間に過ぎてしまいましたね。 2024年を振り返りたいと思います。 まず、弁護士業務(個人分野)では、交通事故の依頼が減少し、他方で、離婚や扶養等の家事事件の...
判例時報2607号で掲載された最高裁令和6年4月16日判決です。 1 本件本訴請求は、上告人に雇用されていた被上告人が、上告人に対し、時間外労働、休日労働及び深夜労働に対する賃金の支払を求め...
【建築・不動産】 定期借家における終了通知を失念していた場合にどうする??
昨年から、定期借家における終了通知を失念し、期間満了後も従前同様に賃貸借契約が継続しているかのようなケースについてのご相談が増えております。 ご承知のとおり、定期借家は、普通借家と異なり、更新が...
【弁護士研修】 令和6年度紛争処理委員実務研修会に参加しました。
先日、東京日本橋APにて開催されました(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター主催の令和6年度紛争処理委員実務研修会に、参加いたしました。 やはり、研修会は、対面での参加の方が、しっかりと勉...
時折、借家を返して貰いたいだけどどうしたらいい?、家主から借家を返して貰いたいという連絡がきたのだけどどうしたらいい? という内容の相談を、家主、又は、反対に借家人から相談を受けることがあります。...
民法改正により、配偶者は、被相続人の財産に属した建物に相続開始の時に無償で居住していた場合には、最低6か月の期間、その居住していた建物の所有権を相続又は遺贈により取得した者に対し、居住建物について...
先日、新日本法規の方が新書を持参されましたので、令和6年9月に出版された説例解説遺産分割の実務を購入しました。 (ニケル・一口オードブル盛り合わせ) 平成30年の改正において、被相続人の配...
法律相談料金については、対面のご相談が、1時間以内 1万1000円(内税) WEBのご相談が、1時間以内 1万6500円(内税)に変更しました。
従前の法律相談については、一般については、40分以内5500円(内税)、交通事故については、1時間以内1万1000円(内税)としておりましたが、来年1月から、相談時間の統一を図るために、料金体系も...
昨今の慰謝料の水準等を確認するために、平田厚教授の類型別慰謝料算定の実務Ⅰ及びⅡを購入しました。 (兼六園) 昨今、元検事正の方が部下に対する強制性交等の罪で起訴されたことがマスコミ等で大...
判例時報2606号に掲載された大阪高裁令和5年1月26日判決です。 学校法人Y1との有期労働契約に基づきY1の設置するA大学の講師として勤務していたXが、期間満了による雇止めの通知を受け、その効...
【労働・労災】 パート・有期雇用労働者に対する同一労働同一賃金の適用の判断枠組み
不合理な待遇差の禁止等の検証については、難解ともいえますが、堀田陽平弁護士執筆の「企業における多様な働き方と人事の法務」において、わかりやすく解説がされていました。 (1)待遇差の有無・内容と当...
引き続き、加藤真朗先生先生の中小企業のM&Aから、いわゆる3種の契約について、引用しながら解説を加えたいと思います。1 3種の契約 ⇒通常、M&Aにおいて締結される契約としては、①秘密保持契約...
再び、加藤真朗先生の中小企業のM&Aを参考にしつつ、「株式譲渡」について、解説を加えます。1 意義 ⇒株式譲渡は、文字どおり、対象会社の株式を保有する株主が、買い手に当該株式を売却するもので...
【金融・企業法務】 一般的な中小企業のM&Aの流れ のおさらい
一般的なM&Aの手続の流れは、以下のとおりになっております。 以下、M&Aの第一線で活躍されている加藤真朗先生の中小企業のM&Aから適宜抜粋等しながら、解説を加えます。 ① 案件化 ⇒例...
【労働・労災】 不合理な待遇差の禁止・差別的取扱いの禁止を図るための人事制度のチェック(実務対応①)とその見直し(実務対応②及び③)及び規程等の整備(実務対応④)
「最新同一労働同一賃金27の実務ポイント」(新日本法規)P48~の抜粋です。 まず、(1)不合理な待遇の禁止(パート・有期雇用労働8)についてです。 事業主は、その雇用するパートタイム・有期雇...
【弁護士考】中央大学法修会研究室創立70周年記念大会に参加しました
先日、中央大学駿河台キャンパスの19Fのレストランで開催された中央大学法修会研究室創立70周年記念大会に参加しました。 (駿河台キャンパス) 田舎弁護士が司法浪人の時代には、駿河台記念館があ...
パートタイム・有期雇用労働法は、2021年4月1日に全面施行されておりますが、当職の記憶では、施行に際して、ある程度の規模の大きな会社はいろいろと法改正にあわせて対応を検討していたように思いますが...
【弁護過誤】 弁護士である取締役が担当していた業務の執行に関する善管注意義務の程度
銀行法務21・12月号の金融商事実務判例紹介で掲載された東京地裁令和6年4月9日判例です。 弁護士資格を有することを前提に就任した取締役が、自ら担当していた会社買収に係る業務に関し対象会社の財務...
労基法第91条は、減給に対して、2段階の制限をかけております。 まず、減給が1回付された事案では、その額が平均賃金(労基法12条)の1日分の半額以下でなければならず(昭和23.9.20基収178...
愛媛県松山市に所在する四国百名山の1つである「高縄山」(986㍍)に登ってきました。 メインのルートは、院内コースと、幸次ヶ峠コースの2とおりです。他、猿川コースもありましたが、9合目付近で道が...
【知的財産権】 デザイナー会社からタオル美術館が訴えられた裁判
デザイナー会社から、タオル美術館が訴えられた裁判の第1審である令和6年3月28日付東京地裁判決が紹介されていました。 最高裁判所のHPや、日本ユニ著作権センターのHPからも、判決文の詳細は手に入...
自由と正義11月号が届きました。 11月号も、懲戒処分を受けた弁護士が多数掲載されています。 うっかりミスというよりも、手抜きや故意のようなものも含まれるようになっております。 親の刑事弁護...
交通事故の際の人的損害につき、債務者が破産した場合についてどのように取り扱われるかについて、判タNo1525掲載の令和6年3月6日付名古屋地裁判決が紹介されていました。 まず、運転免許停止中に発...
立花書房から、令和6年11月に、ストーカー規制法ハンドブックが出版されましたので、早速購入いたしました。 ストーカー規制法は、令和4年にも改正が行われ、規制対象行為が拡大されました。 第1は、...
判例時報2603号で掲載された東京地裁令和4年6月16日判決が掲載されていました。 主要な飲食店ポータルサイトの運営会社が、同サイトに掲載されている飲食店の評点を算出するためのアルゴリズムについ...
【金融・企業法務】 グラス・ルイスの2024年助言方針改定内容について
「グラス・ルイス」は、機関投資家がその受託者責任を果たすためのサポートを提供する議決権行使助言会社として、2003年に設立されました。 機関投資家は、グラス・ルイスの助言方針に基づいて議決権行使...
旅行の手配をするときにお世話になるのが、旅行会社です。 旅行会社は、必ず、登録を受けて旅行業を営んでおります。 さて、旅行業とは、報酬を得て、旅行者と運送・宿泊施設等との契約の代理、取り次ぎ業...
月刊監査役11月号での羅針盤です。改正私立学校法が令和5年5月8日に公布され、関連政省令とともに令和7年4月1日から施行されます。改正の理由は、日大事件などの不祥事を受けて、学校法人のガバナンス改...
破産すると、全ての負債が消えて無くなると思っている方が多いですが、実はそうではありません。 破産法第253条には、仮に免責決定を受けても、免責の効力が及ばない債権のリストを挙げています。 第1...
判例時報2602号で掲載された令和5年1月30日長崎地裁判決です。 X(ベルギー国籍)は、平成23年3月1日に国立大学法人Yとの間で、3年間の有期労働契約を締結し、教育職員(助教)として医学英語...
限定承認という制度は、プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を引き継ぐという制度で、バラ色の制度のように思われますが、実際の利用件数は非常に少ないです。 少し古いデータですが、2018年の実績で、...
インボイス制度関連では、独占禁止法や下請法違反関連のご相談を受けることがあります。このブログでも1度執筆したことがありますが、再度後学のために、公正取引委員会のHPの「免税事業者及びその取引先のイ...
【離婚】親族法の親子、夫婦に関連する部分の改正がありました😅
銀行法務21・11月に掲載された「2024年通常国会成立の金融関係法の概要」の一部です。 親族法の親子、夫婦に関連する部分を中心とした民法の改正があり、令和6年5月24日に公布されました。改正法...
今月中央経済社からTMI編集の詳解裁量労働制が出版されましたので予約注文していたところ、先日田舎弁護士の元に届きました。 6つの章で構成されています。①裁量労働制の概要、②専門業務型裁量労働制、...
【法律その他】 改正障害者差別解消法が令和6年4月1日から施行されました。
我が国においては、障害のある人もない人も、お互いにその人らしさを認め合いながら、共に生きる社会を実現することを目指しています。障害者差別解消法では、障害を理由とする不当な差別的取り扱いを禁止し、障...
フレックスタイム制は、昭和62年の労基法改正により導入された制度で、平成30年にも改正がなされています。 田舎弁護士のころは、司法試験の受験科目には、労働法は選択科目という位置づけで必須科目とは...
最近、裁量労働制を導入するところが増えております。田舎弁護士の業種である弁護士を採用する場合も同様です。 菅野労働法を読みながら考えたいと思います。 裁量労働制は、専門業務型であれ、企業業務型...
動物愛護管理法を少し調べてみました。 動物介護管理法の概要は以下のとおりです。 (1)基本原則 すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするの...
【学校】 試験の成績等の開示請求について 「情報公開・開示請求実務マニュアル」(平成28年)
少し古くはなりましたが、「情報公開・開示請求実務マニュアル」に、試験の成績等の開示請求についての解説がされていました。 わかりやすいと思いましたので、橋折ながら、説明したいと思います。 この解...
中央経済社から今年の8月に出版された「中小企業買収の法務第2版」です。 ...
判例時報1765号で掲載された大阪高裁平成13年1月23日判決です。古い裁判例ですが、家内に倉庫から探してもらいました 土地の工作物の設置の瑕疵、公の営造物の管理の瑕疵につ...
【行政】 市道を歩行中に道路脇に存在した側溝に転落した事故につき、道路に管理の瑕疵があるとして、国家賠償責任が認められた事例 福島地裁平成30年9月11日判決
判例時報2405号に掲載された福島地裁平成30年9月11日判決です。 原告(当時78歳)が,市道を自転車を押して歩いていて側溝に転落して全身を強打し,頚髄損傷後遺症等の障害を負ったとして,被告市...
【弁護士考】 「弁護士費用・補償サービスのご案内」と題するFAXが送られてきました。
簡単にいえば、一定の利用料を事件終了時に負担していただくことを前提に、着手金や実費を肩代わりしてくれるという制度です。 例えば、仮に、貸金1000万円の事件で、着手金等が50万円かかる場合に、5...
中央経済社から今年の7月に出版された「令和6年度 労働基準法の実務相談」です。 全国社会保険労務士会連合会が編集されています。 労働基準法・安衛法、労働契約法・パート有期雇用労働法・高年齢者雇...
判例時報No2242号で紹介された富山地裁平成26年9月24日判決です。 市の側溝の設置管理の瑕疵は認め国家賠償責任は認められてしまいました。 以下、判決要旨を引用します。 Aは平成24年3...
【建築・不動産】 不動産の取得時効 No2 ★執筆記事6000件達成★
昨日の続きです。 「訴訟における主張立証責任の観点からみると、『占有者は所有の意思で占有するものと推定されるのであるから(民法186条1項)、占有者の占有が自主占有に当たらないことを理由に取得時...
不動産の取得時効の勉強のために、日本加除出版から今年の8月に出版された渡辺晋弁護士の「不動産登記請求訴訟」を購入しました。 まず、「はじめに」の文章が参考になります。 「訴えから登記までは、1...
田舎弁護士が大昔バリバリの「損保弁護士」だったころに、医療に絡む知見を広く深く取得するために、日本賠償科学会に入会し、以降、不定期的に、研究会シンポジウムに参加してきました。 最近は、ご依頼を受...
田舎弁護士が弁護士業を営んでいる地域においても、事件の相手方の代理人が、今治以外、東京や大阪などの都会の法律事務所の弁護士ということが大半となりました。 また、債務整理などに顕著ですが、交通事故...
判例時報No2601号で掲載されている東京地裁令和5年1月13日判決です。 相続開始前の遺留分放棄許可申立ての手続代理人となった弁護士について、依頼者への説明義務違反及び被相続人の財産調査義務違...
【弁護士考】 司法修習生等の就業活動等における差別的言動防止の取組について
10月10日付で、日弁連会長から各単位会の会長宛に、頭書タイトルの文書が発出されました。 「就業活動において、司法修習生等に対し、交際相手の有無や結婚・出産の予定を尋ねることや、『女性は産休・育...
【労働・労災】 フリーランス法が11月1日から施行されました。
近年、働き方の多様化が進み、フリーランスという働き方が社会に普及してきた一方で、フリーランスが取引先との関係で、報酬の不払やハラスメントなど様々な問題やトラブルが発生していることが明らかになってい...
【金融・企業法務】 監査役等のための不祥事対応の手引き 内部通報制度
月刊監査役10月号に、監査役等のための不祥事対応の手引きとして、「内部通報制度」が取り上げられていました。 「内部通報制度」を設けている企業は年々増えていると思いますが、実態調査では、利用件数は...
先月、息子と、石川県加賀市にある大聖寺城跡を散策しました。 大聖寺城(錦城山)への登山口です。南北朝時代の太平記に名前が載っております。最後は、関ヶ原の戦い前に、西軍に味方をした山口宗永の居...
判例時報N02600号で掲載された東京地裁令和4年11月22日判決です。 東京地裁の判断は、 まず、A婚姻における重要事項につき故意に虚偽の内容を述べ、その内容を要素として相手方が婚姻の決断に...
【行政】 情報公開請求が権利濫用であると判断された裁判例 東京高裁令和5年8月2日判決
判例時報No2600号に掲載された東京高裁令和5年8月2日判決です。 Xは、自己の親族間のトラブルに対するY(大田区)の職員の対応に疑問を抱いたことなどを契機として、遅くとも平成30年には、大田...
先月、家族旅行で、金沢に行きました。二日目は、田舎弁護士と息子の男闘呼組、嫁ちゃんと娘のアイドル組に別行動しました。 息子ちゃんは、当然、お城です。 大聖寺城跡に行きたいということで、金沢から...
稀に、清算結了登記済みの会社の名義の不動産等が残存しているため、その不動産等処分についてのご相談があります。破産が随分前に終わっているようなケースにおいても同様です。 このような場合には、清算人...
学陽書房から5月に出版された「民事訴訟 裁判官からの質問に答える技術」です。 新人・若手弁護士向けのわかりやすい入門書となっております。裁判官から質問されることが多い35問についての解説です。...
【金融・企業法務】 特集 家族経営会社の事業承継・株価評価・経営権
「家庭の法と裁判」No52において、特集「家族経営の事業承継・株価評価・経営権」が掲載されていました。 (大聖寺城・本丸) ①家族経営会社における円滑な事業承継の手法ですが、生前における事...
父母の離婚後の子の養育に関する民法等の一部を改正する法律が成立し、令和6年5月24日に公布されました。公布から2年以内の施行が予定されています。 「家庭の法と裁判」No52に法務省の担当者による...
従業員の給料がサラ金から差し押さえられたという相談が少しずつ増えているように思います。 突然、裁判所から、債権差押決定の封筒が届きます。 「差押債権目録」には、差押え金額と、給与・賞与及び退職...
【相続】 不動産の共有持分権を放棄した場合、放棄された共有持分権はどこにいくの??
親が有している共有名義の不動産なんて相続したくないので、なんとかならんやろかという相談を受けることがあります。 参考になる条文が民法255条です。 民法第255条 共有者の一人が、その持分を放...
銀行法務21・10月号で掲載された「カスタマーハラスメントの正しい理解と対策」です。10月号では、カスハラか否かの判断基準が解説されています。 正当なクレームか、不当なクレーム(カスハラ)かの区...
銀行法務21・10月号の金融取引法研究会のレポートです。金融機関に勤務、あるいは勤務していた多くの弁護士による座談会です。 Aの甲銀行にある預金のすべてをBに相続させる Cには一切の財産を相続さ...
【金融・企業法務】 銀行法務21・10月号 Topic 顧客の課題解決支援における現状と展開
10月号のTOPICは、「顧客の課題解決支援における現状と展開」というテーマで、①地域銀行による顧客の課題解決支援の現状と課題の概説、②経営改善・事業再生支援課題へのアプローチ はじめの一歩という...
ある会社の会議で、「プライシング」(Pricing)という言葉がでてきました。 田舎弁護士は、???です 便利な時代です。ネットで調べてみました。 プライシングとは、マ...
【弁護士考】 元大阪地検検事正の弁護士が、起訴事実を認めました。
本日、大阪地裁で開かれた初公判で、元大阪地検検事正の弁護士が起訴事実を認めました。 元部下であった女性検事に対して官舎で性犯罪を行ったという言語道断な内容です。 長い間被害申告できなかったこと...
NHKの報道によれば、カナダのコンビニ大手から7兆円規模の買収提案を受けたことに伴い、社外取締役からなる特別委員会で議論を行うことにされたようです。 今後は、買収提案を上回る企業価値を実現できる...
【相続】「法定相続人情報」 と 「法定相続情報一覧図」 って、同じものなの???
先日、田舎弁護士が恥ずかしい思いをしました。 「法定相続人情報」のことを、「法定相続情報一覧図」と同じものと誤解してしまい、それを前提にしたアドバイスをしてしまいました ...
時折、懲戒処分後、他の社員も同じような非違行為を繰り返さない目的で、懲戒処分を社内公表している企業は多いと思います。 しかしながら、社内公表を行う場合には、当該従業員の名誉・信用との関係を考慮す...
金融財政事情研究会の民事執行の実務も、初版から考えると、分量が増えました。 今や、民事執行の実務 不動産執行編 上 下 民事執行の実務 債権執行・財産調査 上 下 となっております。 ...
宇賀克也先生の新・個人情報保護法逐条解説です。1000ページを超えます。ということもあって、非常に使いづらいです ところで、弁護士法23条の2に定められている弁護士会照会と...
【行政】 2021年改正対応 自治体のための解説個人情報保護制度
昨年1月に第一法規から出版された「自治体のための解説個人情報保護制度」です。 2部構成です。第1部が、個人情報保護法における行政機関等に関する定め、第2部が個人情報保護に係る特別法として、①マイ...
相談事例としては、めったにありませんが、売主から不動産を売却したのだけど、登記簿上の名義が変更されていないという相談を受けることがあります。 この点についても、日本加除出版から出版された「不動産...
昨年3月に金融財政事情研究会から出版された「所有者不明土地法制」です。法務省民事局で立法を担当した弁護士が執筆されているということで購入しました。 民法改正、不動産登記法改正、相続土地国庫帰属法...
新日本法規から、令和6年7月に出版された「共有不動産をめぐるトラブル対応の手引き」です。 共有不動産についての相談も少しずつ増えているように感じます。 例えば、「戸建住宅Xは、ABCによる持分...
判例時報2599号で紹介された最高裁令和5年11月27日判決です。 本件は、建物の根抵当権者であり、物上代位権を行使して賃料債権を差し押さえたXが、賃借人であるYに対し、当該賃料債権のうち未払分...
朝日新聞10月3日配信記事に、准教授を村八分として、ハラスメントを理由に国立大学法人に賠償命令が出された裁判例が紹介されていました。 その配信記事を一部引用します(一部加盟)。 「M大学(T市...
ある大手法律事務所のHPに記載されている「離婚のご相談によくある質問」と「回答」です。 「10年前に離婚し、養育費支払いの取決めをしました。しかし6年前から支払われなくなっています。今からでも請...
【学校】 (NHK10月1日配信記事) 東京科学大学誕生 東京工業大学と東京医科歯科大学が統合
NHKの10月1日配信記事に、東京科学大学誕生について配信されていました。 一部を引用します。 「東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し「東京科学大学」が1日誕生しました。医学や歯学、理工学の...
【学校】(読売新聞10月4日配信記事) R大教授、非常勤講師ポストへの推薦依頼され300万円寄付金受領か。。「仲介ビジネス」の可能性とみて大学調査
読売新聞10月4日配信記事で、国立大学法人の教授が、非常勤講師ポストへの推薦依頼され300万円の寄付金を受領したのではないかということが報道されていました。 事実だとすれば、大変なことです。 ...
【学校】(東京新聞10月4日配信) 大学講師の雇い止め 無効を認めた高裁判決見直しか 争点は、労働者か、研究職か 最高裁判決は10月31日
東京新聞の10月4日配信のネット記事に、大学講師の雇い止めに関する裁判についてのものが配信されていました。 よくまとめられていますので、一部を引用したい(一部仮名)と思います。 「有期雇用の契...
自治体職員のための情報公開事務ハンドブック(改訂版)です。2021年に改定されています。 第8章において、濫用的な情報公開請求に対する対応について論じています。 濫用的な情報公開請求の例として...
【法律その他】婚活支援サービスと出会い系サイト規制法のインターネット異性紹介事業
インターネットを利用した婚活支援サービスはよく目にするようになりました。インターネットを利用した婚活支援サービスは、出会い系サイト規制法によるインターネット異性紹介事業に該当する場合があるので、注...
ぎょうせいから出版された「労働災害の法律実務」(新潟県弁護士会)です。業務又は通勤が原因で亡くなった労働者の遺族には、遺族補償給付金が支給されます。具体的には、遺族補償年金 又は 遺族補償一時金で...
【弁護士考】 ご依頼される弁護士の選択は慎重にされるべきです😟
最近、ネット等インターネットを使った広告を見て、その情報だけで、簡単に、弁護士を依頼される方が増えているように思います。 その選択、大丈夫でしょうか 確かに、田舎弁護士に...
従業員貸付については、会社の福利厚生の1つとして、設けられていることがあります。 ふと、貸金業法の点で問題があるのではないかと考えたこともありますが、貸金業法第2条1項において、「事業者がその従...
先日、太陽有限責任監査法人編の「国立大学法人会計詳細ハンドブック」を購入しました。少し、国立大学法人会計制度を勉強するためです。 国立大学法人の会計制度の特徴をコンパクトにまとめております。 ...
時折、個人データを第三者に提供するに際して、個人情報保護法違反にはならないのかという相談を受けることがあります。 個人情報保護法は、大きく、3つの例外規定をもうけています。 第1が、個人情報保...
【相続】 遺言により相続分がないものと指定され、遺留分侵害額請求権を行使した相続人は、特別寄与料を負担するか?
判例タイムズNo1523号に掲載された最高裁令和5年10月26日決定です。 Aの相続人は、子であるB及びYの2名であり、Xは、Bの妻です。 Aは、財産全部をBに相続させる旨の遺言をしていたとこ...
昨年に金融財政事情研究会から出版された「内部通報システムのすべて」です。 内部通報システムについては、ご相談が多いために、追加で購入いたしました。 本書は、内物通報システムに携わる複数の弁護士...
判例時報No2598号で掲載された東京高裁令和4年10月20日決定です。 老齢厚生年金の離婚時年金分割について、婚姻期間中の相手方の保険料納付に対する申立人の寄与を同等と見ることが著しく不当であ...
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あかがねミュージアムで開催されている「手塚治虫展」を家内と一緒に観にいきました。 1月19日までなので、残り期間が少なくなっております。 鉄腕アトムにも会えます。グッツも買えます。 ...
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判例タイムズ1526号で掲載された「借家契約終了に伴う立ち退き料の算定方法」です。 (石鎚山) 事業用建物の立退料の算定は、居住用建物の立退料の算定と比較して、借家権価格等、主張される構成要...
判例タイムズNo1526号で掲載された「婚姻費用・養育費審理の課題と展望」です。この論文では、①収入認定に関する判断の在り方、②既払い額の処理についての検討がなされています。 (世田山・山頂)...
令和6年8月に、法曹会から、司法研修所編 子の監護・引渡しをめぐる紛争の審理及び判断に関する研究 が出版されていましたので、早速、購入しました。 2章から構成されています。第1章は、子の監護者指...
田中亘東大教授の会社法では、事業の譲渡等について、概ね以下のとおり解説されています。1 買収や再編は、組織再編以外にも、事業の譲渡や譲受けといった取引行為によって行われることがある。会社法は、株...
令和7年(2024年)になりました。2000年から考えると、早いもので、あっという間に、四半世紀が経過しました。 皆様のおかげを持ちまして、昨年は、大過なく、仕事も家庭も順調に過ごさせていただき...
2024年(令和6年)も、あっという間に過ぎてしまいましたね。 2024年を振り返りたいと思います。 まず、弁護士業務(個人分野)では、交通事故の依頼が減少し、他方で、離婚や扶養等の家事事件の...
判例時報2607号で掲載された最高裁令和6年4月16日判決です。 1 本件本訴請求は、上告人に雇用されていた被上告人が、上告人に対し、時間外労働、休日労働及び深夜労働に対する賃金の支払を求め...
昨年から、定期借家における終了通知を失念し、期間満了後も従前同様に賃貸借契約が継続しているかのようなケースについてのご相談が増えております。 ご承知のとおり、定期借家は、普通借家と異なり、更新が...
先日、東京日本橋APにて開催されました(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター主催の令和6年度紛争処理委員実務研修会に、参加いたしました。 やはり、研修会は、対面での参加の方が、しっかりと勉...
時折、借家を返して貰いたいだけどどうしたらいい?、家主から借家を返して貰いたいという連絡がきたのだけどどうしたらいい? という内容の相談を、家主、又は、反対に借家人から相談を受けることがあります。...
民法改正により、配偶者は、被相続人の財産に属した建物に相続開始の時に無償で居住していた場合には、最低6か月の期間、その居住していた建物の所有権を相続又は遺贈により取得した者に対し、居住建物について...
先日、新日本法規の方が新書を持参されましたので、令和6年9月に出版された説例解説遺産分割の実務を購入しました。 (ニケル・一口オードブル盛り合わせ) 平成30年の改正において、被相続人の配...
従前の法律相談については、一般については、40分以内5500円(内税)、交通事故については、1時間以内1万1000円(内税)としておりましたが、来年1月から、相談時間の統一を図るために、料金体系も...
昨今の慰謝料の水準等を確認するために、平田厚教授の類型別慰謝料算定の実務Ⅰ及びⅡを購入しました。 (兼六園) 昨今、元検事正の方が部下に対する強制性交等の罪で起訴されたことがマスコミ等で大...
判例時報2606号に掲載された大阪高裁令和5年1月26日判決です。 学校法人Y1との有期労働契約に基づきY1の設置するA大学の講師として勤務していたXが、期間満了による雇止めの通知を受け、その効...
不合理な待遇差の禁止等の検証については、難解ともいえますが、堀田陽平弁護士執筆の「企業における多様な働き方と人事の法務」において、わかりやすく解説がされていました。 (1)待遇差の有無・内容と当...
引き続き、加藤真朗先生先生の中小企業のM&Aから、いわゆる3種の契約について、引用しながら解説を加えたいと思います。1 3種の契約 ⇒通常、M&Aにおいて締結される契約としては、①秘密保持契約...
再び、加藤真朗先生の中小企業のM&Aを参考にしつつ、「株式譲渡」について、解説を加えます。1 意義 ⇒株式譲渡は、文字どおり、対象会社の株式を保有する株主が、買い手に当該株式を売却するもので...
商事法務から、2023年に、金融商品取引法第7版が出版されました。 令和2年金融サービス提供法から令和5年金商法改正案まで対応した最新版です。金融サービス仲介業制度・海外投資家等特例制度の創設、...
中央経済社から、2023年に出版された、「詳解特別清算の実務」です。書式が92もあります。特別清算の申立てですが、過去、3件程申立てをしたことがありますが、いずれも参考文献が少なく、新日本法規の入...
本日、高松国際ホテルで開催されました四国経済連合会&四国生産性本部合同新年交流会に、嫁ちゃんと一緒に出席しました。 (懇親会場) 四国を代表する企業や団体のトップや幹部が集合するにぎやかな...
中央経済社から、2022年に出版されたチェツクリストでわかるIPOの実務詳解です。EY新日本監査法人の編集になります。 ご承知のとおり、2022年4月から、東証の市場区分がプライム、スタンダート...
新日本法規から、令和5年11月に出版された、「財産別 共有物管理の法律実務」です。 共有問題というのは、弁護士にとって悩ませるテーマに1つですが、①不動産、②動産等、③有価証券等、④金銭債権等、...
新日本法規から、令和5年10月に出版された「地域社会の迷惑行為 困難事案対応のヒント」です。 8章から構成されています。例えば、①住居等の使用に関する事案のケースとして、隣家の住民にゴミをかたづ...
令和5年11月に、新日本法規から、「改訂版交通事故事件の実務」が出版されました。 地裁所長や高裁部総括を歴任されたベテラン裁判官が執筆された書籍です。 読者としては、主として民事交通事故訴訟の...
中央経済社から、2023年8月に出版された「会社法務書式集第3版」です。 9章で構成されています。①株式会社の発起設立、②株式会社関係、③株主総会及び取締役会開催関係、④機関・役員関係、⑤資本金...
銀行法務21・1月号が届きました。10年位前から、銀行法務21の記事も、田舎弁護士の仕事には余り関係のない領域の解説が多くなっています。 田舎弁護士も、地方銀行の法律顧問をしておりますが、これま...
年末に、東京で大学生の息子(3年生)とJR高尾で待ち合わせをして、日本百名城の1つである八王子城に出かけてきました。 (八王子城本丸)...
自保ジャーナルNo2148号で掲載された大阪地裁令和4年12月6日判決です。 (スカイツリー) 乗用車で停止中の33歳女子原告は、原...
「家庭の法と裁判」No47号掲載された最高裁令和5年5月17日決定です。 事案は、Xが、その夫であるYに対して、婚姻費用分担審判の申立てをしたというものです。XとYは、XがYとの婚姻成立の日か...
判例タイムズNo1514号で掲載された最高裁令和5年5月24日決定です。 本件は、非上場会社の譲渡制限株式の売買価格の決定が問題となった事案です。具体的には、譲渡制限株式の株主ら(抗告人ら)は、...
今年は、弁護士という仕事について、25年を迎えます。 25年前の仕事と現在の仕事とを比較してみます。 まず、相談者やクライアントとのやりとりは、25年前は、対面での打ち合わせ、そして、郵送を用...
2024年になりました。新年あけましておめでとうございます。 毎年、元旦には1年の計画を立てておりますが、なかなか満足な結果を達成することはできませんね。 今年も、休みの日には、プチ登山を継続...
今年もいろいろとお世話になりました。来年も引き続き宜しくお願い申し上げます。 田舎弁護士にとって、今年は、「会議」が非常に多かった1年でした。 東証プライム上場のフジの社外監査役、事業会社であ...
弁護士ドットコムに、新しい感謝の声が届きました。寄井先生、この度は本当にありがとうございました。交通事故に遭い、私が相手損保との交渉で休業損害について実損内容を説明しても全く認めてもらえませんで...
自保ジャーナルNo2147号で掲載された東京高裁令和4年12月22日判決です。 (スカイツリー) 平成28年3月13日、乗用車を運転して停止中、Y貨物車に追突され、非骨傷性頸髄損傷、頸椎椎間...
最近、手形を見ることがほとんど無くなりました。電子記録債権、いわゆるでんさいにとって代わられようとされています。 田舎弁護士の時代は、司法試験の論文試験は、通常、1題は約束手形から出題されたこと...
判例時報2570号の大阪高裁判決です。 本件印影がXの実印によって捺印されたものであることは当事者間に争いがないところ、第1新判決は、いわゆる2段の推定を破る特別の事情はないとして、本件契約書に...