判例タイムズNo1727で掲載された「決議の方法に関する瑕疵(各論)」です。 Q&A方式で、利用しやすくなっております。 索引しやすくするために、Qの方をまとめておきたいと思います。 第1-...
愛媛県今治市にある弁護士法人に所属する弁護士によるブログです。
債務整理、離婚、遺産分割、交通事故をメインとして取り扱っています。また、顧問先の大半が中小企業であることから、中小企業向けの企業法務を扱っています。さらに、銀行も、顧問先であることから、少しだけ金融法務の勉強もしています。
従業員の給料がサラ金から差し押さえられたという相談が少しずつ増えているように思います。 突然、裁判所から、債権差押決定の封筒が届きます。 「差押債権目録」には、差押え金額と、給与・賞与及び退職...
【相続】 不動産の共有持分権を放棄した場合、放棄された共有持分権はどこにいくの??
親が有している共有名義の不動産なんて相続したくないので、なんとかならんやろかという相談を受けることがあります。 参考になる条文が民法255条です。 民法第255条 共有者の一人が、その持分を放...
銀行法務21・10月号で掲載された「カスタマーハラスメントの正しい理解と対策」です。10月号では、カスハラか否かの判断基準が解説されています。 正当なクレームか、不当なクレーム(カスハラ)かの区...
銀行法務21・10月号の金融取引法研究会のレポートです。金融機関に勤務、あるいは勤務していた多くの弁護士による座談会です。 Aの甲銀行にある預金のすべてをBに相続させる Cには一切の財産を相続さ...
【金融・企業法務】 銀行法務21・10月号 Topic 顧客の課題解決支援における現状と展開
10月号のTOPICは、「顧客の課題解決支援における現状と展開」というテーマで、①地域銀行による顧客の課題解決支援の現状と課題の概説、②経営改善・事業再生支援課題へのアプローチ はじめの一歩という...
ある会社の会議で、「プライシング」(Pricing)という言葉がでてきました。 田舎弁護士は、???です 便利な時代です。ネットで調べてみました。 プライシングとは、マ...
【弁護士考】 元大阪地検検事正の弁護士が、起訴事実を認めました。
本日、大阪地裁で開かれた初公判で、元大阪地検検事正の弁護士が起訴事実を認めました。 元部下であった女性検事に対して官舎で性犯罪を行ったという言語道断な内容です。 長い間被害申告できなかったこと...
NHKの報道によれば、カナダのコンビニ大手から7兆円規模の買収提案を受けたことに伴い、社外取締役からなる特別委員会で議論を行うことにされたようです。 今後は、買収提案を上回る企業価値を実現できる...
【相続】「法定相続人情報」 と 「法定相続情報一覧図」 って、同じものなの???
先日、田舎弁護士が恥ずかしい思いをしました。 「法定相続人情報」のことを、「法定相続情報一覧図」と同じものと誤解してしまい、それを前提にしたアドバイスをしてしまいました ...
時折、懲戒処分後、他の社員も同じような非違行為を繰り返さない目的で、懲戒処分を社内公表している企業は多いと思います。 しかしながら、社内公表を行う場合には、当該従業員の名誉・信用との関係を考慮す...
金融財政事情研究会の民事執行の実務も、初版から考えると、分量が増えました。 今や、民事執行の実務 不動産執行編 上 下 民事執行の実務 債権執行・財産調査 上 下 となっております。 ...
宇賀克也先生の新・個人情報保護法逐条解説です。1000ページを超えます。ということもあって、非常に使いづらいです ところで、弁護士法23条の2に定められている弁護士会照会と...
【行政】 2021年改正対応 自治体のための解説個人情報保護制度
昨年1月に第一法規から出版された「自治体のための解説個人情報保護制度」です。 2部構成です。第1部が、個人情報保護法における行政機関等に関する定め、第2部が個人情報保護に係る特別法として、①マイ...
相談事例としては、めったにありませんが、売主から不動産を売却したのだけど、登記簿上の名義が変更されていないという相談を受けることがあります。 この点についても、日本加除出版から出版された「不動産...
昨年3月に金融財政事情研究会から出版された「所有者不明土地法制」です。法務省民事局で立法を担当した弁護士が執筆されているということで購入しました。 民法改正、不動産登記法改正、相続土地国庫帰属法...
新日本法規から、令和6年7月に出版された「共有不動産をめぐるトラブル対応の手引き」です。 共有不動産についての相談も少しずつ増えているように感じます。 例えば、「戸建住宅Xは、ABCによる持分...
判例時報2599号で紹介された最高裁令和5年11月27日判決です。 本件は、建物の根抵当権者であり、物上代位権を行使して賃料債権を差し押さえたXが、賃借人であるYに対し、当該賃料債権のうち未払分...
朝日新聞10月3日配信記事に、准教授を村八分として、ハラスメントを理由に国立大学法人に賠償命令が出された裁判例が紹介されていました。 その配信記事を一部引用します(一部加盟)。 「M大学(T市...
ある大手法律事務所のHPに記載されている「離婚のご相談によくある質問」と「回答」です。 「10年前に離婚し、養育費支払いの取決めをしました。しかし6年前から支払われなくなっています。今からでも請...
【学校】 (NHK10月1日配信記事) 東京科学大学誕生 東京工業大学と東京医科歯科大学が統合
NHKの10月1日配信記事に、東京科学大学誕生について配信されていました。 一部を引用します。 「東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し「東京科学大学」が1日誕生しました。医学や歯学、理工学の...
【学校】(読売新聞10月4日配信記事) R大教授、非常勤講師ポストへの推薦依頼され300万円寄付金受領か。。「仲介ビジネス」の可能性とみて大学調査
読売新聞10月4日配信記事で、国立大学法人の教授が、非常勤講師ポストへの推薦依頼され300万円の寄付金を受領したのではないかということが報道されていました。 事実だとすれば、大変なことです。 ...
【学校】(東京新聞10月4日配信) 大学講師の雇い止め 無効を認めた高裁判決見直しか 争点は、労働者か、研究職か 最高裁判決は10月31日
東京新聞の10月4日配信のネット記事に、大学講師の雇い止めに関する裁判についてのものが配信されていました。 よくまとめられていますので、一部を引用したい(一部仮名)と思います。 「有期雇用の契...
自治体職員のための情報公開事務ハンドブック(改訂版)です。2021年に改定されています。 第8章において、濫用的な情報公開請求に対する対応について論じています。 濫用的な情報公開請求の例として...
【法律その他】婚活支援サービスと出会い系サイト規制法のインターネット異性紹介事業
インターネットを利用した婚活支援サービスはよく目にするようになりました。インターネットを利用した婚活支援サービスは、出会い系サイト規制法によるインターネット異性紹介事業に該当する場合があるので、注...
ぎょうせいから出版された「労働災害の法律実務」(新潟県弁護士会)です。業務又は通勤が原因で亡くなった労働者の遺族には、遺族補償給付金が支給されます。具体的には、遺族補償年金 又は 遺族補償一時金で...
【弁護士考】 ご依頼される弁護士の選択は慎重にされるべきです😟
最近、ネット等インターネットを使った広告を見て、その情報だけで、簡単に、弁護士を依頼される方が増えているように思います。 その選択、大丈夫でしょうか 確かに、田舎弁護士に...
従業員貸付については、会社の福利厚生の1つとして、設けられていることがあります。 ふと、貸金業法の点で問題があるのではないかと考えたこともありますが、貸金業法第2条1項において、「事業者がその従...
先日、太陽有限責任監査法人編の「国立大学法人会計詳細ハンドブック」を購入しました。少し、国立大学法人会計制度を勉強するためです。 国立大学法人の会計制度の特徴をコンパクトにまとめております。 ...
時折、個人データを第三者に提供するに際して、個人情報保護法違反にはならないのかという相談を受けることがあります。 個人情報保護法は、大きく、3つの例外規定をもうけています。 第1が、個人情報保...
【相続】 遺言により相続分がないものと指定され、遺留分侵害額請求権を行使した相続人は、特別寄与料を負担するか?
判例タイムズNo1523号に掲載された最高裁令和5年10月26日決定です。 Aの相続人は、子であるB及びYの2名であり、Xは、Bの妻です。 Aは、財産全部をBに相続させる旨の遺言をしていたとこ...
昨年に金融財政事情研究会から出版された「内部通報システムのすべて」です。 内部通報システムについては、ご相談が多いために、追加で購入いたしました。 本書は、内物通報システムに携わる複数の弁護士...
判例時報No2598号で掲載された東京高裁令和4年10月20日決定です。 老齢厚生年金の離婚時年金分割について、婚姻期間中の相手方の保険料納付に対する申立人の寄与を同等と見ることが著しく不当であ...
大量破壊兵器等の技術の提供のある取引を、国境を越えて行う場合には、国の許可が必要です。また、日本国内で行う「国境を超えない技術提供」も輸出と同様に輸出手続を行い、許可を取る必要があります。これがみ...
「熱田神宮」は、歴史のあるとても有名な神社です。三種の神器の1つである草薙剣を祀る神社で知られています。あれ、草薙の剣って、壇ノ浦の戦いで失われたのではないの?という疑問を感じたので、少し調べてみ...
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判例タイムズNo1727で掲載された「決議の方法に関する瑕疵(各論)」です。 Q&A方式で、利用しやすくなっております。 索引しやすくするために、Qの方をまとめておきたいと思います。 第1-...
判例タイムズNo1527号で掲載された福岡高裁令和5年12月21日判決です。 機械の故障で断水が発生したという事案ですが、被告になった宮古島市(Y)は、水道事業給水条例16条3項で、水道施設の損...
フジ宇和島店を訪ねました。 フジ宇和島店は、フジの第1号店です。1967年10月に開店しました。 (当時の様子) 実は、田舎弁護士と同級生(同じ年齢)になります。 現在は、営業収益年...
月刊監査役・1月号の解説です。 今回は、「(3)内部通報制度の構築と運用」、「(4)法令遵守体制等の監査におけるリスク評価」です。 まず、(3)内部通報制度の構築と運用です。 前提として、上...
新日本法規から出版された離婚事件における家庭裁判所の判断基準と弁護士の留意点です。 非常に利用しやすい書籍です。Amazonでも高評価がついております。 さて、本日のお話です。面会交流の可...
本日、東京日本橋APにて開催された令和6年度全国住宅紛争処理機関連絡会議に、対面で出席しました。 議事は、3項目です。 第1は、国交省の方から、住宅品質確保法・住宅瑕疵担保履行法の施行状況等に...
判例時報第2610号で紹介された①大阪高裁令和5年8月30日付判決と、②大阪高裁令和5年12月15日判決です。 ①事件及び②事件は、いずれも、保護者(親権者)が、児童福祉法33条に基づく児童の一...
判例時報No2609号で掲載された東京高裁令和4年12月13日判決です。 (雪の明神ヶ森) 第1審判決は、私道の通行につき日常生活上不...
銀行法務21・1月号の特別企画です。こういう形の連載は、マチ弁の田舎弁護士にとってわかりやすくていいですね 業法がらみの記事は殆ど縁がありませんので。(高松駅) ...
銀行法務21・1月号で掲載されていた記事です。 商業登記規則等の改正により、昨年10月1日から、代表取締役等住所非表示措置が講じられています。 従来は、「大阪市中央区大阪町一丁目1番10号 代...
このブログでも、昔、選任審判主文に掲げられた案文どおり遺産分割協議を成立させた特別代理人に賠償責任が求められた岡山地裁・広島高裁岡山支判の裁判例を紹介させていただいた記憶があります。 今回は、特...
農林水産省のHPには、カルタヘナ法について、概ね以下の通りの説明がされています。 遺伝子組み換え技術は、その利用により生物に新たな形質を付与することができるため、人類が抱える様々な課題を解決する...
旅館業法の概要について、少し調べる機会があり、備忘録的に残して置きたいと思います。以下は、基本的には、厚労省のHPから引用したものです。1 定義 旅館業とは「宿泊料を受けて人を宿泊させる 営...
あかがねミュージアムで開催されている「手塚治虫展」を家内と一緒に観にいきました。 1月19日までなので、残り期間が少なくなっております。 鉄腕アトムにも会えます。グッツも買えます。 ...
先日、愛媛大学グリーンホールで開催されました、頭書タイトルのシンポジウムに参加しました。パネルディスカッションについても、工夫がされたものでした。パネルディスカッションの前に、杉山将東京大学教授の...
判例タイムズ1526号で掲載された「借家契約終了に伴う立ち退き料の算定方法」です。 (石鎚山) 事業用建物の立退料の算定は、居住用建物の立退料の算定と比較して、借家権価格等、主張される構成要...
判例タイムズNo1526号で掲載された「婚姻費用・養育費審理の課題と展望」です。この論文では、①収入認定に関する判断の在り方、②既払い額の処理についての検討がなされています。 (世田山・山頂)...
令和6年8月に、法曹会から、司法研修所編 子の監護・引渡しをめぐる紛争の審理及び判断に関する研究 が出版されていましたので、早速、購入しました。 2章から構成されています。第1章は、子の監護者指...
田中亘東大教授の会社法では、事業の譲渡等について、概ね以下のとおり解説されています。1 買収や再編は、組織再編以外にも、事業の譲渡や譲受けといった取引行為によって行われることがある。会社法は、株...
令和7年(2024年)になりました。2000年から考えると、早いもので、あっという間に、四半世紀が経過しました。 皆様のおかげを持ちまして、昨年は、大過なく、仕事も家庭も順調に過ごさせていただき...
判例時報No2574号で掲載された高松高裁令和4年5月25日判決です。 高裁は、社会福祉法人Y1の理事会が、第三者委員会の作成した調査報告書の記載に基づきパワハラを認定したと認められるところ、本...
1月18日のブログで、先日訪ねた福見寺のお話をさせていただきました 福見寺を訪ねた登山者は、相当多くの方は、福見山(1051㍍)を経由して、明神ケ森(1217㍍)を訪ねるこ...
まずは、弓削島1番の見晴らしのよい「久司山」の山頂からです。 (久司山) どうです。よい眺めでしょう。 (モネの庭[E:#x...
勁草書房から、令和5年に、不動産の法務が出版されました。 不動産の意義、所有と占有、共同所有、取得、利用、担保、公示といったオーソドックスな構成をとりつつ、近年注目されている、近隣紛争、所有者不...
青林書院から令和5年に出版された、「未払い残業代請求の法律相談」です。 今セミナーなどでおなじみの向井蘭弁護士が所属する杜若経営法律事務所の編著になります。内容的には、使用者側の弁護士が任意交渉...
清文堂から令和5年に出版された、「3訂版 徹底解説 不動産契約書 Q&A」です。 売買・借地・借家・請負といった基本的な契約書式にもとづき、複雑かつ多様な不動産契約について詳解されています。契約...
大成出版社から、2023年に出版された、「改訂版土地賃貸借」を購入しました。 土地の賃貸借に関する法律(借地借家法、旧借地法等の条文)や、約2,200の裁判例等を網羅的に分析・解説することで、不...
民事法研究会から、令和5年に出版された「所有者不明土地解消・活用のレシピ」です。 所有者不明・管理不全・遺産共有の不動産を活用するために、手続選択や申立手続上の留意点について、裁判手続や難易度...
判例タイムズNo1515で掲載された大阪地裁令和5年7月14日判決です。 以下のとおり、判旨を掲載します。「(3)次に、本件議会だよりへの本件決議の掲載及び本件議会だよりの頒布について検討する...
プログレスから、2017年に出版された「すぐに使える不動産契約書式例60選」です。 土地・建物の売買&賃貸借契約書の見方・作り方の重要ポイントが解説され、一般企業や法人が不動産取引を行う...
中央経済社から、2017年に出版された、ケース別 非上場会社の株価決定の実務です。 市場株価が存在しない非上場会社の株価決定の仕組みを、税務上・会社法上の留意点や判例等も斟酌したうえで、事業承継...
中央経済社から、2022年に出版された、「会社議事録の作り方(第3版)」です。豊富な書式例とともに議事録の作成方法を実務的に解説したロングセラー書であり、令和元年会社法改正,令和3年CGコード改訂...
三修社から2020年に出版された、中小企業のための株式会社(株主総会・取締役会・監査役会)の議事録・登記の手続きと書式サンプル集です。株主総会・取締役会・監査役会で必要になる議事録、登記申請書など...
中央経済社から、2021年に出版された、「株主総会の準備事務と議事運営(第5版)」です。 第1章 株主総会の準備事務、第2章 総会運営の方針、第3章 総会当日に向けた事前準備、第4章 株主総会当...
民事法研究会から、2019年に出版された、戦略的株式活用の手法と実践です。企業活動における戦略的な視点から、運営・支配、株主管理における活用の手法が紹介されています。 昨年暮れに、東京の丸善本店...
新日本法規から、令和5年に出版された 相続トラブルにみる、遺産分割後にもめないポイントです。 相続人に関するトラブル、相続の効力に関するトラブル、遺産の範囲に関するトラブル、遺産等の評価・相続債...
新日本法規から、令和5年に出版された、「相続土地国庫帰属制度承認申請の手引」です。 令和5年4月27日に施行されています。 田舎弁護士にとって、相続土地国庫帰属制度の利用については、現時点では...
新日本法規から、令和5年に、実務家が陥りやすい死後事務委任契約の落とし穴が出版されました。ここ数年くらい前からでしょうか、死後事務委任契約の用語を見ることが増えたように思います。 田舎弁護士自身...
新日本法規から、令和5年に出版された、ケース別 特別受益、寄与分・特別寄与料、遺留分認定のポイントと算定方法です。 相続については、それを専門に取り扱っている弁護士でなくても、多くの弁護士が取り...
新日本法規から、令和5年に出版された「弁護士懲戒の状況と分析」です。 弁護士倫理の中核である、守秘義務と、利益相反という、弁護士にとってたびたび直面するようなケースをとりあげての分析となっており...