今年の3月に出版された「弁護士が解説 いじめ学校調査ガイドブック」です。 まず、「いじめ」といっても、民事の世界、刑事の世界、いじめ防止法の世界で、いじめの要件は異なっているということを前提にし...
愛媛県今治市にある弁護士法人に所属する弁護士によるブログです。
債務整理、離婚、遺産分割、交通事故をメインとして取り扱っています。また、顧問先の大半が中小企業であることから、中小企業向けの企業法務を扱っています。さらに、銀行も、顧問先であることから、少しだけ金融法務の勉強もしています。
判例タイムズNp1529号に掲載されている最高裁令和6年6月27日判決です。 高裁は、大津市敗訴だったので、最高裁で逆転勝訴となります。 これにより、原告は、約1600万円の退職金を失いました...
【弁護士考】士業DX白書2025発刊記念イベント 士業DX時代のキャリア戦略
弁護士ドットコム主催の士業DX白書2025発刊記念イベント 士業DX時代のキャリア戦略を、WEBで参加しました。 (フジ広見店の鬼ちゃん夫婦)...
IPO関係の書籍は、新しいのが出版されると、できるだけ購読するようにしております 地方でも、経営者において、IPOを考えている会社って、そこそこあるように思います。 今回...
息子が帰省したので、無理矢理に誘って、四国100名山でもある楢原山(1041㍍)に登ってきました。 水ヶ峠トンネル駐車場のところで、家内に送ってもらって、龍岡木地の林道を徒歩で歩き、木漏れ日の橋...
【弁護士考】 えひめ結婚支援センター 応援企業・協賛企業・ボランティア推進員登録証交付式 の際に、個人情報保護のセミナーの講師を担当させていただきました。
毎年、基本的には、1回、愛媛県の事業であるえひめ結婚支援センター(受託者・愛媛県法人会連合会)の応援企業・協賛企業・ボランティア推進員登録証交付式において出席して、個人情報保護のセミナーの講師を担...
月刊監査役No772号で掲載されている「人材の多様化における企業の労働管理の在り方と監査役等の留意点」です。 複数ある就労時間をどのように把握し、時間外労働の規制とどのように調整するのかという論...
【流通】 監査役等による業種別の「会計監査」のポイント 「小売業」
月刊監査役No772にて連載中の解説です。 P82以下は、監査役等の着眼点にふいて、解説しています。 ①出店と退店 →会計監査人の監査計画において、店舗視察へどのように反映されているのか...
長年定期購読をしてきました経済法令研究会の銀行法務21の3月号が届きました。今回号をもって定期購読は中止とします。代わって、3月からは、(公財)商事法務研究会に入会し、旬刊商事法務が届いております...
銀行法務21・3月増刊号「ダイジェスト金融商事重要判例(令和6年版)」で掲載された裁判例です。 宅建業者が、定期建物賃貸借契約の媒介を委託されていたにもかかわらず、事前の書面交付および説明をしな...
令和7年度の税制改正大綱によれば、防衛特別法人税なるものが、現在国会で審議され、成立する予定になっているようです。 全然知りませんでした。 防衛特別法人税は、防衛費増額の財源の一部として、当分...
民法264条の2第1項は、管理命令に係る土地の所在地を管轄する地方裁判所は、所有者を知ることができず、またはその所在を知ることができない土地(土地が数人の共有に属する場合にあっては、共有者を知るこ...
【金融・企業法務】退職慰労金の決定にかかる取締役会の裁量権 最判令和6年7月8日判決
3月から、(公社)商事法務研究会に入会しました。商事法務研究会に入会した目的は、印象ですが、現在、仕事の70%程度くらいが、会社や団体の役員としての職務、また、企業や病院等の団体からの顧問業務に費...
【労働・労災】フリーランス法が昨年11月~施行されています。
第1法規から出版された「ケーススタディでわかる フリーランス・事業者間取引適正化等法の実務対応」です。 フリーランス法の全体像ですが、フリーランスの募集から、契約の締結、契約の履行、契約終了の各...
最近、偽ショッピングサイト、詐欺サイトの話をよくききます。偽ショッピングサイト、詐欺サイトとは、インターネット等に係る詐欺を目的おしたWEBサイトを構築して、商品の注文・代金の振り込みを受けた上で...
昨年12月に出版された「学校運営の法務Q&A」での質問P298です。幼稚園だけではなくて、その他の学校、保育園、児童館等でも同様の苦情がよせられる可能性はあるところです。 近隣住民が騒音対策を法...
「この場合には、子会社にあたるのですか? 子会社にあたると、どのような問題が生じますか?」等の相談を受けることがあります。 子会社にあたるのかどうかについては判断するのは難しい場合があります。...
地方大学再生 生き残る大学の条件を読みました P233以下のまとめには、以下のとおり説明されています。 「大都市圏と地方圏では多少、違った動きが見られる可能性がある。地方...
公益通報者保護法が改正される予定です。 第1に、事業者が公益通報に適切に対応するための体制整備の徹底と実効性の向上を図ります。 従事者指定義務に違反する事業者(常時使用する労働者の数が300人...
甲が、乙に不動産を売り渡して仮登記を設定した後に、甲が丙へ売り渡して本登記をした場合、甲は、当該仮登記に基づく本登記手続をするためには、どしたらいいだろうか?という質問です。 これに対して、新訂...
年に1、2回程、昔の抵当権等の登記が残ったままになっているので、なんとか消すことはできないかという相談を受けることがあります。 消すためには、消すことについての正当な理由が必要です。 大昔の抵...
新しい書籍で、DVやストーカーについて解説されているものをネットで探してみました。 DV関係の書籍はかなりの数が出ているのですが、ストーカーについては文献としては少ないです。 その中で、立花書...
ここ数年、医療機関や介護施設の法律顧問やご相談を受けることが増えたために、日本評論社から出版された「医療法務ハンドブック」を購入しました。 医療機関等の顧問先は、定期的にメール等でご相談を賜って...
【IT関連】 ネット上の表現トラブルを被害者から受任する際と交渉する際の注意点を纏めて下さい。
インターネット権利侵害 削除請求・発信者情報開示請求後の法的対応 Q&A (第2版)に掲載されている質問です。 回答については、P330にて記載されています。 「ネット上の表現トラブルでは、特...
家事事件における保全・執行・履行確保の実務(第2版)にて説明されているQ&Aです。 今後はきちんと支払をするので、給料債権の差押えを取り下げて欲しいのですが、妻が応じてくれません。なにか方法はあ...
中公新書の大学改革を斜め読みしました。 論者は、ドイツの「エクセレンス」という競争の仕組みを念頭に、日本でも「多元的な競争」とその結果の「分権的な選択と集中」が必要だとしております。 以下、P...
朝日新書から出版された「限界の国立大学」を読みました。 新書でありながら、なかなかの分量で、通読するに苦労しました。 同書の概要をまとめました。 行財政改革の流れの中で、2004年に国立大学...
【金融・企業法務】 EY 監査役監査の基本がわかる本(第5版)
EYから出ている、監査役監査の基本がわかる本(第5版)です。 田舎弁護士は、現在、3社の監査役に就任し、仕事の過半が会社や団体の業務に費やされていますので、この種の法律書はできるだけ多く購入して...
最近、面会交流についての、ご相談やご依頼が増えております。 そのため、知見を深めるために、いくつか書籍を購入しました。 第1は、第2版裁判例からみた面会交流調停・審判の実務です。 面会交流原...
最近、共同親権についての問い合わせが増えています。来年5月までに施行が予定されていますが、条文以外のことはわかりません。 日本加除出版から新制度まるわかり家族法改正ガイドブックが出版されましたの...
判例時報NO2613号で掲載された東京地裁令和6年7月18日判決(控訴)です。 この事案は、空手道場を経営する原告が、同じく空手道場を経営する被告に対して、フェイスブックへの投稿が、原告の名誉権...
日弁連交通事故相談センター東京支部から、民事交通事故訴訟損害賠償額算定額算定基準下巻(講演録編)2025が届きました。弁護士必携の書として、また、「赤い本」として、超有名な書籍です。 今回の講演...
愛媛の誰でも知っている四国中央市にある名門企業丸住製紙が負債590億円を抱えて東京地裁に民事再生法の申請を行いました。 丸住製紙は、ピーク時の2008年には、約743億円の売上を誇っていたものの...
本日の愛媛新聞で、昨日、2013年に厚労省が生活保護基準額を引き下げたのは違法だとして、松山市の受給者30人が減額処分取消を求めた行政訴訟の判決が言い渡され、受給者勝訴となりました。 2013年...
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今年の3月に出版された「弁護士が解説 いじめ学校調査ガイドブック」です。 まず、「いじめ」といっても、民事の世界、刑事の世界、いじめ防止法の世界で、いじめの要件は異なっているということを前提にし...
四国生産性本部の労基署対応実務セミナーに参加しました。講師の先生は、床田知志社会保険労務士です。 大変勉強になりました (東京・日比谷公園) 1 はじめに ※目...
月刊監査役No777号で掲載された改正公益通報者保護法の概要と監査役等の留意点です。 今回の法改正は、4項目です。 2025年6月4日から1年6月以内で政令で定める日に施行が予定されています。...
ジアース教育新社から出版された杉野剛著の「国立大学法人の誕生」を購入しました。 朝日新聞のネット配信記事によれば、昨年6月7日に国立大学協会の永田恭介会長が記者会見を開き、国立大学の財務状況が危...
旬刊商事法務No2394に、柴田堅太郎弁護士による同意な買収における特別委員会答申作成実務の課題と在り方という論文が掲載されていました。 答申書の構成については、経済産業省が2019年6月に公表...
弁護士専門研修講座・改正相続法の実務に収録された「遺産分割に関する改正」です。 第1は、持戻し免除の意思表示の推定(民法903条4項)です。同法903条4項は、「婚姻期間が20年以上の夫婦の一方...
上場会社等の役員に就任しているとしばしば「新リース会計基準」について、監査法人や監査役、経理担当スタッフ等との間で話がでてくることが最近増えています。 ただ、法務中心の弁護士の場合は、会計につい...
ぎょうせいから出版された「弁護士専門研修講座」改正相続法の実務を、東京出張の行き帰りの時間帯で斜め読みしました ①配偶者居住権・配偶者短期居住権、②遺産分割に関する改正、③...
リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任の「解任」です。 (日弁連会館) 取締役の解任事案って、田舎弁護士の取り扱う案件でも、数年に1件あるかないかですね。株主総会が必要になりますので...
商事法務から2025年5月に出版された「リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任」です。田舎弁護士は企業法務を中心とした業務を行っていることから、実務上、取締役の辞任や解任というテーマで執筆され...
令和7年2月に新日本法規から出版された「最新事例にみる婚姻関係の破綻原因」です。著者は高裁の部総括判事であった赤西芳文弁護士です。 第1例から、なかなか強烈なケースでした。 【1】 妻が「犬は...
"(-""-)" ぎょうせいから令和2年に出版された「リフォーム・改修工事トラブルの解決ポイント」です。 先日、日本弁護士連合会の住宅紛争処理機関検討委員会の全体会議が日弁連会館で開催されましたの...
信山社の「情報公開・個人情報保護」(自治体審査実務編)を購読しました。 請求手続の実務、審査請求・審理手続の実務、答申案の作成実務ごとに、わかりやすく説明がされています。 請求手続の実務では、...
判例タイムズNo1532号の新類型別会社訴訟35で掲載された論文です。 競業取引・利益相反取引ですが、田舎弁護士が受験した平成8年の商法の口述試験で質問を受けた分野になりますが、途中で頭が混乱し...
ぎょうせいから出版された「遺留分の法律と実務」(第3次改訂版)を購読しました。 遺留分ですが、田舎弁護士の事務所では、年に数件相談があり、数年に1,2つご依頼があるようなイメージですね。 遺留...
民事法研究会から令和7年7月6日発行の「水産業法務のすべて」を購読しました。 普段あまり意識していないことがわかりやすく解説されています。 例えば、「漁業権」とは、「漁業を営む権利」について、...
判例時報No2621号で掲載された大阪高裁令和5年4月14日判決です。 Yは、従業員Xに対して、80万円を貸し付けました。その際に強制執行受諾文言付きの公正証書を作成しました。 Xの労災事故に...
判例時報No2621号に掲載された東京高裁令和6年9月26日判決です。 第1審は、保育所勝訴、第2審は、保育所敗訴となった事案です。 第2審は、①X1(児童)に提供された本件ホットドックについ...
旬刊商事法務No2393号に掲載された「特別委員会の設置に係る実務対応」です。 経済産業省が公表した「公正なM&Aの在り方に関する指針」(2019年6月28日 公正M&A指針)及び「企業買収にお...
以前、技能実習制度が解消されて育成就労制度が創設されたというお話を耳にしたことがあります。令和6年6月21日から起算して3年以内に施行されることになつているようですが、現時点では未定のようです。...
銀行法務21・7月号が届きました。 法務時評は、池田眞朗先生の「太陽光発電とESG融資の展望 行動立法学からみたFITの弊害」です。池田先生は田舎弁護士がまだ司法試験受験生だった時に民法の口述試...
判例時報2591号で掲載された金沢地裁令和4年12月9日判決です。 本件の主な争点は、①ボールの回収を中止させるべき注意義務違反又はその回収に関する指導等をすべき注意義務の有無及び②過失相殺の可...
実務住民訴訟P174以下です。 「違法な先行行為(原因行為)と財務会計行為との関係についての判例の流れ」について、複数の最高裁判例が紹介されていました。 その中で、「道路の開設が道路法上の路線...
1日校長事件という事件名で有名な平成4年12月15日付最高裁判決です。 事案の概要は以下のとおりです。 東京都教育委員会は、退職勧奨に応じた都内公立学校の教頭職にある者29名について、昭和5...
令和3年に少年法が改正されて、令和4年4月1日から施行されています。 まず、少年法の仕組みについてのおさらいです。 第1に、罪を犯した少年の処分についてです。 ①少年事件は、全件が家庭裁判所...
本日、国立大学法人愛媛大学本部において、愛媛大学基金冠事業「フジ×社会共創学部 人財育成プログラム連携事業」贈呈式に出席しました。 愛媛大学社会共創学部において、選抜学生による学科横断的な実践プ...
判例時報No2590号で掲載された令和5年1月18日大阪高裁判決です。 労働判例1285号にも、前記判決についての解説が掲載されていましたので、引用します。 ...
第一法規から出版された自治体財務Q&AP155です。先日、東京の弁護士会館をお邪魔した際に購入しました 随意契約ができる場合として、同書では、以下のとおりの説明がされていま...
随意契約の制限に違反した契約の私法上の効力については、最判解説において、以下のとおり、問題提起をされています。 地方自治法2条15項前段が「地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはなら...
判タN01520号で掲載された千葉地裁令和5年7月19日判決です。 原告は、被告(市)の設置管理に係るサイクリングコースをロードバイク(前輪の幅約2.3センチ)で走行していた時に、本件コースの舗...
昭和25年10月11日、尊属殺事件に対する穂高先生の少数意見が話題になっています。 被告人が尊属に当たる者を死亡させてしまった場合、通常の傷害致死よりも格段の重罰を以て処断されていました。 この...
昨日の続きです。 「(4)原因行為が行政処分である場合において、当該処分に重大かつ明白な瑕疵はないが、これが違法にされたものであることから、当該職員が当該行政処分について職権取消権(自庁取消権)...
判例タイムズNo1435号で掲載された大藤敏元東京高裁判事の論文です。 最終章の「5 違法性の承継に関する判例法理の要約」がわかりやすく整理されていますので、引用したいと思います。 「以上のよ...
判例時報2589号で掲載された最高裁令和5年10月26日判決です。 本件は、A株式会社の株主であるXが、利害関係参加人であるB株式会社を吸収合併存続株式会社、A社を吸収合併消滅株式会社とする吸収...
先日、東京新橋で開催された(公財)日弁連交通事故相談センター主催の2024年度高次脳機能障害相談研修会に参加しました。 講演は、2つでした。 1つめが、自賠責保険(共済)における高次脳障害審査...
日本最大のお菓子の商社である株式会社山星屋様(売上高3347億円)主催のアリスタフェア2024に参加させていただきました。2024年のテーマは、「菓子PRIDE~お菓子が創る笑顔と商機~」です。...
昨日の続きです。それでは、最高裁平成25年3月21日判決をみていきたいと思います。 判決は以下のとおりです。「第1 事案の概要 本件は,築上町(以下「町」という。)が町有地上の建物の取壊しに伴...
ぎょうせいから出版されている「実務住民訴訟」P115以下の記述です。自治法232条の4第1項の「支出命令」の解説となっております。 「支出命令とは、その権限を有する長又はその委任等(通常は「専決...
ここ数年なぜか裁判所から大型の管財事件の打診はないために、田舎弁護士の破産法の知見は干乾びているような状態です ところで、破産事件の申立をサポートする際に、申立てや受任通知...
最高裁のサイトに、最高裁判所判事が紹介されているリンクがあります。 弁護士出身の最高裁判事を見てみました。 まずは、草野幸一氏です。西村あさひ法律事務所の代表パートナーです。 次に、渡邊恵理...