chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
小径を行く https://hananon0701.blog.jp/

社会現象、旅の話、読書の感想、歴史、ペット、芸術まで幅広い分野をフォローするブログです。

自宅周辺には大雨を調整するための人工池やけやき並木の遊歩道があり、四季折々自然を楽しんでいます。こうした自然を友にした散歩の途中、現代世相について諸々考えることがあります。2006年9月からスタートし、1400回を超えたこのブログは、そうした私の日常雑感をつづっています。

遊歩
フォロー
住所
緑区
出身
美浜区
ブログ村参加

2008/01/03

arrow_drop_down
  • 2581 『夢見たものは』遠くへ 日本の暗い行く末

    (美しく咲いた桐の花) 夭折した詩人、立原道造(1914~1939)の『夢見たものは……』という詩を好きな人は少なくないだろう。現代の日常生活と重ね合わせ、こんなささやかな幸せを求めたいと私も思う。だが先日、民間の有識者グループ「人口戦略会議」が発表した将来の日

  • 2580 泣いて謝罪・アインシュタイン 科学者たちと原爆

    昨日に続いて映画『オッペンハイマー』関連のブログを書く。この映画は、世界的に評価が高いという。新聞にも連日のように取り上げられている。この映画を見ていて一番気になったのは、相対性理論のアインシュタイン(1879~1955)のことだった。アインシュタインは戦後、

  • 2579 被爆実態なしのもどかしさ 映画『オッペンハイマー』を見る

    (霧が立ち込めた調整池) アメリカのユダヤ系理論物理学者、ロバート・オッペンハイマー(1904~1967)は「原爆の父」と呼ばれる。しかし、戦後は米ソ冷戦下の時代を背景に吹き荒れたマッカーシー主導の赤狩り(共産主義者または社会主義者、その同調者を逮捕、追放して弾

  • 2578 「神出鬼没」「詩人」「ひた向き」と 3人の先輩と私

    酒を飲んだ時など、昔を思い出すことがあります。記者としての駆け出し時代が特に懐かしいのです。小さな支局でした。支局長と私を含めた若者4人。3人はいずれも3、4歳ほど上で、私を生意気な弟のように感じていたのかもしれません。当時の私は支局長から「じゃじゃ馬

  • 2577 芥川も「健康」が大事と 「国より金」?の議員たち

    「原稿より健康」。これは現役時代の私たち社会部記者の「合言葉」だった。残業時間が慢性的に月100時間を超えていて、いつも病気になるのではないか、という不安を抱えていた。今、現役時代を振り返ると、よく耐えたものだと思う。同じ意識を作家の芥川龍之介(1892

  • 2576 フジと『枕草子』 清少納言の自然観

    「木の花は 濃きも薄きも、 紅梅。 桜は 花びら大きに、葉の色濃きが、枝細くて咲きたる。藤の花は、しなひ長く、色濃く咲きたる、いとめでたし」(木の花は、濃いのでも薄いのでもコウバイ。サクラは花びらが大きくて、葉の色が深い緑で、細い枝に咲いているのがいい。

  • 2575 ゴッホの絵と平和の象徴 見たい木は「イトスギ」

    (わが家の庭の春の日の風景) 私たちは日常、さまざまな木を目にしている。今の季節で注目されるのは、何といっても桜だろう。私は毎朝けやき、クスノキ、セイヨウトチノキ(マロニエ)を見上げながら散歩をしている。作家の幸田文は時々「日本の代表的木を3本あげてみ

  • 2574 そんなに急いでどうする 桜とAIと……

    ソメイヨシノは散ったが、まだ遅咲きの種類の桜が咲いている。遊歩道の脇で、女の子たちビニールシートを敷いて、車座になっておやつを食べている。少し離れた小学校の正門にも立派な桜が咲き誇っていた。春爛漫、こんな季節。人はやはり外へと出る。にほんブログ村

  • 2573 私の『鳥の歌』 ピースと聞こえるのは?

    チェロ奏者、パブロ・カザルス(1876~1973)は1971年10月24日、国連の日にニューヨークの国連本部で『鳥の歌』を演奏した。演奏を前に短いあいさつをした。それは後世に残る言葉になったことをこのブログでも紹介している。「鳥たちはピース(平和)、ピ

  • 2572 せめて歌おう『歌の翼に』 桜に寄せる「詩」(うた)

    薄黄色の桜が咲いている あまり目立たぬ遊歩道の一角 ソメイヨシノは散り始め ウコン(鬱金)かギョイコウ(御衣黄)か 見分けがつかない桜 すぐ後ろは保育園の庭 園児たちはこの桜を覚えてくれるだろうか 

  • 2571 北天の雄2人 アテルイと大谷のこと

    今、公私ともに内外の話題になっている大リーグの大谷翔平は、岩手県南部の奥州市水沢区(かつての水沢市)の出身だ。いつものように、地図を見て歴史を調べてみる。ウイキペディアの出身有名人の最初に出てくるのはアテルイ(阿弖流為)で、大谷は最後から2番目にあった

  • 2570 モーツァルトの血液型論争 性格との関連は?

    輸血のために血液型は必要だが、日常生活で血液型を意識することはほとんどないはずだ。ただ日本人の多くは、血液型と性格が関連するのではないかと思っているのではないか。関連するという前提で書かれた「モーツァルトの血液型」という作家、作詞家のなかにしれ礼(1938

  • 2569 人間生活と時間制限 大リーグ・ピッチクロックと選手たち

    ペルーの世界遺産、マチュピチュで「インティワタナ」という花崗岩による日時計の彫刻がある。太陽を縛るというような意味らしく、遺跡の一番上の位置に設置されている。このように、人類は日時計のほか水時計など工夫を凝らして時間を推測し、太陽、月、星の動きでも一

  • 2568 濃霧に際立つ桜 富太郎の言葉に頭下げ

    朝の散歩コースは、濃霧に包まれていました。はっきりと目に見えるのは、満開になったソメイヨシノの花だけなのです。画家のゴッホは、自然界の姿をさまざまな絵に描きました。彼は「人の心を高揚させ、慰めてくれる自然をつくりだしたい」(友人エミール・ベルナール宛の

  • 2567「思い出に浸りたい」 遅い春に寄せる詩(うた)

    (人影が少ない桜並木の雨の朝) ラジオ体操の第一と第二の合間の首の運動 ピアノ伴奏のメロディーは「ロングロングアゴー」(long, long ago) ベイリー作曲のイギリス民謡 何も知らず、小学生時代に笛でこの歌を演奏した うまいのは少数、ほとんどが下手、私もその一

  • 2566 奇手に便乗した首相 「小言幸兵衛」さんの怒り

    散歩をしていたら、私がひそかに「小言幸兵衛」(古典落語に出てくる長屋の家主のこと)と呼んでいる大先輩がぶつぶつ何かを言いながら歩いていた。追いついて「どうしたのですか」と聞いたら、いつもの小言が始まり、散歩の間聞かされる羽目になった。それは「二階兄さす

  • 2565 地図で旅する世界 被災地台湾へ

    (咲き出した海棠が雨に打たれて美しい) 時々、地図を取り出して眺める。それは机上で考える旅でもある。ある日は日本地図を、また別の日は世界地図を広げる。最近は世界地図の方が多い。目は紛争・戦争地帯に向く。ウクライナ、ロシアとその周辺、イスラエルとガザ地区

  • 2564 「知りたい衝動より結果を考えて」 チャップリンの核への警告

    「科学というものが、なんの責任感も慎重な考慮もなしに、おそるべき破壊の武器を、政治家や軍人の手にゆだねてしまった。おかげで地球上全生物の運命が、彼らの手中に握られてしまっているのだ」イギリス出身のコメディアン俳優で映画監督のチャールズ・チャップリン(188

  • 2563 事件記者逝く サラバ!サツ回り仲間

    最近、年賀状を別にしてはがきが届くことはあまりない。過日、ダイレクトメールに混じって一通のはがきが郵便ポストに入っていた。それは、かつての競争相手であり、多くの時間を共有した仲間、O君の死を知らせる奥さんからの訃報だった。この8年、会うことがなかったとは

  • 2562 若葉の季節が到来 遅いソメイヨシノの開花

    散歩をしていて目に入る木々を見上げると、若葉が少しずつ増えてきている。新緑の季節なのだ。いつしか石川啄木の歌を口ずさんでいた。「やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」(現代訳=やわらかい柳の青い芽が北上川の岸辺に見える、まるで望郷の涙を

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、遊歩さんをフォローしませんか?

ハンドル名
遊歩さん
ブログタイトル
小径を行く
フォロー
小径を行く

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用