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小径を行く https://hananon0701.blog.jp/

社会現象、旅の話、読書の感想、歴史、ペット、芸術まで幅広い分野をフォローするブログです。

自宅周辺には大雨を調整するための人工池やけやき並木の遊歩道があり、四季折々自然を楽しんでいます。こうした自然を友にした散歩の途中、現代世相について諸々考えることがあります。2006年9月からスタートし、1400回を超えたこのブログは、そうした私の日常雑感をつづっています。

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2008/01/03

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  • 2561 離島と異境に生きて どこへ行く「至誠」

    足弱の我に手を借す人のあり新宿駅の朝の雑沓 「この方は60歳くらいの男の方でした。きっと、見かねたのでしょう。とても嬉しゅうございました。また、眼鏡をはずして本を読んでいるおばあさんの私に“本当にあなた読んでいらっしゃるのですか”と問いかける人もあり

  • 2560 八十路で名誉回復 シベリア抑留10年・女性の絶唱

    新聞の俳句・短歌欄を見ていると、心にぐさりとくる句と歌がある。作者の信条が、素人の私にも伝わるからだ。ここに同じ作者に短歌と俳句がある。いずれもロシアの「シベリヤ」(シベリアのこと)という地名が、限られた字数の中に入っている。そこには作者の辛い人生が込

  • 2559 朝から晩まで大谷…… すさまじいテレビの集中豪雨的報道

    昨年来、大リーグの大谷翔平に関するテレビの報道はすさまじい。野球だけでなく結婚のこと、通訳のスポーツ賭博のことと連日連夜、テレビから集中豪雨のように流され続けている。かつて、評論家の大宅壮一はテレビの低俗ぶりを「一億総白痴化」という言葉で表現したが、そ

  • 2558 二階氏の「ばかやろう」発言 「暴走老人」ここにも

    「ばかやろう」という言葉の使い方は難しい。基本的には相手をののしる場合に使うのだが、パワハラやモラハラと受け取られるから最近は学校でも職場でも家庭でも、この言葉は聞くことが少なくなっているのではないかと思っていた。だが、そうでもなかった。25日に自民党の

  • 2557 通信社の大誤報で全米歓喜騒ぎ 第一次大戦の休戦速報

    パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放に向け、イスラエルとイスラム組織ハマスの交渉が仲介国のカタールで続いている。交渉がまとまるのかどうか、世界の目が注がれている。休戦の歴史で思い浮かぶのは第一次大戦だ。この戦争はそう長く続かないと多くの人が見てい

  • 2556 じょっぱり貫いた尊富士 潜在能力と手負い猪

    人間には潜在能力がある。それだけでなく「手負い猪」(ておいじし)という言葉を思い浮かべたのは、大相撲春場所で幕尻(幕内の一番下位の東前頭17枚目)の尊富士(たけるふじ=24)が13勝2敗で優勝したテレビ中継を見ていた時だ。新入幕力士が優勝したのは110年

  • 2555 母親は悲しみの末に…… 曠野さまよう「小さな影」

    (この海の遠くには……) 今日3月23日は「中国からの日本人引き揚げが再開され、その第一船が舞鶴港に入港した日です」と、朝のラジオで放送していた。1946(昭和21)年(4月上海、6月葫蘆島)に始まった中国からの引き揚げは、中国の内戦と共産党政権誕生、朝

  • 2554 「大谷通訳解雇」で汚された朝 ラジオ体操仲間が引退

    毎朝、近所の広場でラジオ体操をやっている。夏の多い日には40人近く、厳寒の冬でも20人前後が集まって来る。そのうちの一人は、散歩を兼ねて1丁目から会場の5丁目まで片道25分くらいかけて歩いて通ってきている。もちろん本名を知っているが、私は勝手に「1丁目

  • 2553 ボランティア知人とアンズ 「木を植える人々」

    映画『河は呼んでる』(2550回のブログ参考)の原作・脚本を担当したジャン・ジオノは、フランスでは著名な作家だ。代表作ともいえる短編『木を植えた男』は、ノンフィクション作品と読むこともできるが、フィクションだ。だが、世の中には実際に世界各地で実際に木を植え

  • 2552 おしゃれなかつての記者たち 写真は時代を映す鏡

    写真は時代(社会)を映す鏡、といわれる。知人から4枚の写真が送られてきた。いずれもモノクロの「昭和」を意識させるものだ。中でもマスコミ(通信社)の職場で撮影したと思われる1枚は、当時の記者たちの姿を浮かび上がらせる貴重な写真といえる。この写真を見ながら

  • 2551 マチュピチュで見た蝶の話 10年前の旅の記憶

    「10年ひと昔」という。「世の中は移り変わりが激しく、10年もたつともう昔のこととなってしまう。また、歳月の流れを、10年をひと区切りとして考えること」(小学館『デジタル大辞泉』)という意味だ。確かに私自身、10年前のことを聞かれても思い出すのはなかなか

  • 2550 人と縁が深い川 『河は呼んでる』を聴きながら…

    今月、2回にわたって「川」にまつわる話を書いた。今日はその続きで、映画と歌でよく知られた川のことに触れてみる。『河は呼んでる』という往年のフランス映画がある。66年前の1958年に公開の映画だが、映画の内容より、同名の主題歌を覚えている人の方が多いかも

  • 2549 菜の花の季節は春怨思慕 のどかな日本の原風景の中で

    「春怨思慕」(しゅんえんしぼ)という言葉を使ったのは、詩人の萩原朔太郎だ。『郷愁の詩人与謝蕪村』という「蕪村論」の中で春の句に関して、こう表現した。春怨は「若い女性が春に抱く物思い」で、思慕は「恋しく、なつかしく思うこと」(以上、広辞苑)という意味だ。蕪

  • 2548 人間にもほしい「瞬膜」 悲しみと涙の連鎖「3・11」

    人は一生で何度涙を流すのだろうか。それぞれの年齢、性、生活環境、性格などによって千差万別なのかもしれない。いずれにしても、人生は涙とは切っても切れない縁があるのだ。今日は3・11から13年目。あの大災害と原発事故によって、本当に沢山の涙が流れたのは間違

  • 2547「 想い出は帰らず」というが…… 仙台・広瀬川とともに

    「広瀬川 流れる岸辺 想い出は帰らず」という歌い出しのさとう宗幸の『青葉城恋唄』(星間舩一作詞、さとう宗幸作曲)は、1978(昭和53)年に発売となり、大ヒット曲になった。仙台市の風景を描いた叙情的なこの歌は、私の好きな一曲だ。広瀬川はこの歌で一躍全国に

  • 2546 それぞれの思い出の川「ローレライ」からの連想

    (プラハを流れるヴルタヴァ川)ドイツ生まれで日本に帰化した歌といっていい「ローレライ」が、ふらりと入った喫茶店で流れていた。ドイツの代表的な川であるライン川にまつわる伝説を基にした歌だ。ドイツ人にとってラインはドナウ(全長2860キロ)、エルベ(同109

  • 2545 戦火の地と地震被災地を思って…… 子規の会の名句集

    (千葉・館山にて。アロエの花が咲いている) 私が末席に座る句会がある。正岡子規がかつて房総を旅した際に立ち寄った鰻屋で初めに開催して11年が過ぎた。当初名前はなかったが、子規と鰻屋との縁から「子規を語る夕べの会」と名付け、いつの間にか「子規の会」に固定

  • 2544 文化人が怪物・バケモノと批判 ブギウギ歌った少女美空ひばり

    好き嫌いは別にして、戦後を代表する歌手といえば「美空ひばり」(1937~1989)だということに、反対意見はほとんどないかもしれない。ひばりが歌手として本格デビューしたのは、1949(昭和24)年1月の日劇レビューで、現在NHKで放送されている連続ドラマ『

  • 2543 養殖の鮎と多臓器不全 初音の朝と世襲議員

    (満開のミモザ) 時々、テレビで国会中継を見る。しばしばイライラが募る。なぜか。昔から言われているように、政府側に座る大臣たちに共通して人間味が欠けているからだ。言い換えると、誠実さ、正直さが全く感じられないのだ。その背景の一つにあるのは、政界は世襲制だ

  • 2542 被災地の現実と未来 『悼みの海』の大島

    離島への旅をすることが好きな人は結構多いようだ。共同通信で大先輩だった向一陽さんの『離島を旅する』(講談社現代文庫)には、全国の離島の魅力が紹介されている。とはいえ、人口減少に伴う過疎化現象は離島にも大きな影響を与えているに違いない。かつて私が何度か訪

  • 2541 3月・国会と大震災と 『現代を歩く』(30)

    テレビで国会中継を見ていたという友人からメールが届いた。そこには2つの川柳が添えられていた。 政倫審大根役者勢揃い 政治家は殊勝な顔で二枚舌 友人の率直な感想と言える川柳だ。川柳は人情・世相・風俗などを風刺しユーモア的に描くのが特色だという。最近の新聞

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