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中野京子
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2007/08/25

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  • 怪談研究家吉田氏と対談

    今日はオカルト・怪談研究家の吉田悠軌氏との対談があり、先ほど帰宅したところです。吉田氏は怪談サークル「とうもろこしの会」を主宰し、テレビにもよくご出演されている由。どんな対談になったかは、雑誌に掲載されてからまたお知らせしますね♪☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~15:00「絵画をよみ解く」(仮題)拙著一覧☆☆最新刊「虫を描く女」(NHK出版新書)☆「フェルメールとオランダ黄金時代」(文春文庫)☆「怖い絵のなかのモノ語り」(角川文庫)☆「西洋絵画のお約束」(中公新書ラクレ)7刷になりました🎵☆「名画に見る/悪の系譜」(新潮社)☆「クリムトと黄昏のハプスブルク」(文藝春秋)☆「愛の絵」(PHP新書)☆「名画と建造物」(KADOKAWA)☆『画...怪談研究家吉田氏と対談

  • 新刊「虫を描く女」(NHK出版新書)が出ました~

    NHK出版新書から6冊目の本が出ました。『虫を描(か)く女(ひと)』これは2002年に講談社から単行本で出した作品の復刻版です。女性はあまり虫が好きではないですよね。私も実物は全然ダメですが、でもファーブル昆虫記はほとんど全部読みました。17世紀の女性画家にして昆虫画家マリア・メーリアンは、リアル昆虫大好きな、「虫愛ずる姫」でした。そうとうの変人と思われながら、我が道を進む生き方には感動させられます。娘を連れてダメ夫から異国へ逃れたり、当時で言えば初老の50歳を過ぎてからスリナムへ虫を見に行くなど、ものすごい行動力にも惹かれます。現代女性にとっても学ぶところが多いのではと思い、彼女の一生を物語風につづりました。今回、光栄にも、養老孟司先生の推薦の言葉をいただきましたーー「日本では未だ広く知られざる先駆者の...新刊「虫を描く女」(NHK出版新書)が出ました~

  • 文庫新刊『フェルメールとオランダ黄金時代』と山田五郎さん

    もうそろそろ書店に新刊『フェルメールとオランダ黄金時代』(文春文庫)が並びます。ぜひお読みくださいませ!この本の単行本がでた3年前に、山田五郎さんの人気youtube番組に出演させていただきました。「山田五郎オトナの教養講座」です。【中野京子先生登場!】違和感だらけの絵の真実とは!?【「父の訓戒」ヘラルト・テル・ボルフ】山田さんとは「ぶらぶら美術館」や雑誌の対談で何度もお会いしているのと、彼のほんとに優しいお人柄のおかげで、いつもとても楽しい時間をいただいています。こちらもごらんいただけたら嬉しいです。☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~15:00「絵画をよみ解く」(仮題)拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パ...文庫新刊『フェルメールとオランダ黄金時代』と山田五郎さん

  • クーンツ『これほど昏い場所に』

    久しぶりに夢中になってクーンツを読んだ。コロナを予見したと言われる『闇の眼』も面白かったけど、今回の『これほど昏い場所に』も負けていない。でも読後は重かったなあ。脳にチップを埋めればいろんなことができる、というような人が現実にいるけれど、そうなったら自分が自分ではなくなるという恐怖、他からコントロール可能になるという恐怖は感じないのだろうか?本書はまさにそんな歪んだ世界が描かれるミステリだ。多幸感と満足感でいっぱいの仲良し二人組の描写が一番ぞっとした。ああはなりたくないけれど、「ほんとに大丈夫か、自分?」と顧みる。次はまたクーンツの『ミステリウム』を読む予定。☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~15:00「絵画をよみ解く」(仮題)拙著一覧◎こ...クーンツ『これほど昏い場所に』

  • 「白雪姫」実写版ーーかなりひどいらしい

    ディズニーはポリコレ路線驀進中。黒人の人魚姫の次は、浅黒い肌の白雪姫。劇場はガラガラの由。まあ、この主演女優さんはインタビューなどで、「原作はストーカー男との恋ですっごく変」「トランプ支持者には永遠にやすらぎが与えらえませんように」などと、言わなくていいことを言いまくっていたのも一因らしい。それで完成作はといえば、王子様は出てこないのだそう。で、7人の山賊(?!)の一人と恋に落ちて、姫は革命家になるのですって。じゃあ、小人は出てこないかと思えばちゃんと7人出てくるのだけど、それは人間ではなくCG!!ハリウッドの小人女優が怒っているyoutubeがあって非常に説得力があった。実写版なのに小人だけCGだと、小人を見たことのない子供は現実には存在していないと勘違いするのでは、と。確かに。また原作では森で小人の家...「白雪姫」実写版ーーかなりひどいらしい

  • ひどい風邪

    長引く風邪にまいっております。いつもの風邪薬が全然効きませぬ~今日は都心で編集者さんとの打ち合わせだったのですが、キャンセルせねばならず、ご迷惑かけてしまいました。明日は回復したらいいなあ。皆さんもお気をつけて☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~15:00「絵画をよみ解く」(仮題)拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓☆最新刊「怖い絵のなかのモノ語り」(角川文庫)☆「西洋絵画のお約束」(中公新書ラクレ)7刷になりました🎵☆「名画に見る/悪の系譜」(新潮社)☆「クリムトと黄昏のハプスブルク」(文藝春秋)☆「愛の絵」(PHP新書)☆「名画と建造物」(KADOK...ひどい風邪

  • いま連載中のもの

    いま各媒体で連載のものは以下です。・月刊誌『文芸春秋』カラーページにて「名画が語る西洋史」~これは先日153回目を書いたところなので、もう13年近い連載になります♪・隔月刊誌『オール読物』にて「カラヴァッジョと惨劇のローマ」~この雑誌での一番最初の連載はギリシャ神話でした。・隔月刊誌『小説宝石』にて「メディチ家12の物語」~こちらは今年中に光文社新書として発売予定。・月刊『クロワッサン』にて「美味しい食卓」~7章を書き終えたばかりです。書籍化はたぶん再来年くらいかな。・月刊『りぼん』にて「お姫さまの真実」~小・中学生向けの本になるでしょう。たぶん再来年。・web『美術展ナビ』にて「絵画と音楽」~17章予定が現在15章。あと2本書いたら書籍化予定。・web『集英社文芸の森』にて「旅から生まれた名画」~最新版...いま連載中のもの

  • ネアンデルタール人の平均寿命

    大伯母が100歳になった。車椅子生活だが、食事はちゃんと自分で食べられている。頭のほうはといえば、まあ、夢の中に生きている感じかな。以前は100歳を超えると市長から表彰状や紅白のお饅頭などが届いたようだが、もはや珍しくもないので、何も無しとのこと。信長が「人生50年~」と謡ってから、寿命は倍に延びたのだからすごいことだ。アシモフによれば、ネアンデルタール人は33歳だったという。あんがい長生きだったんだなあと、少し驚く。拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓☆最新刊「怖い絵のなかのモノ語り」(角川文庫)☆「西洋絵画のお約束」(中公新書ラクレ)7刷になりました🎵☆「名画に見る/悪の系譜」(新潮社)☆「クリムトと黄昏のハプス...ネアンデルタール人の平均寿命

  • 物騒な世の中に・・・

    現在の住まいへ越して来て二〇年以上たつが、去年暮れあたりからパトカーが拡声器でこんな放送をして廻っている。「最近この近くで強盗事件が多発しています。外出時はもちろん家にいる時でも鍵は必ず締めましょう」ギョッとしてしまう。小さな児童公園もたくさんある閑静な住宅街で、これまでそんな話は聞いたことがなかったので、ずいぶん物騒な世の中になったなと思う。政治家があの体たらくなので、ほんとうに日本はどうなってしまうのだろう、ヨーロッパみたいになってしまうのかと、心底憂えてしまいます。☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~15:0「絵画をよみ解く」(仮題)拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タ...物騒な世の中に・・・

  • パリの顔の恥

    原稿書きばかりしていてストレスがたまり、昨日はDVDを見た。『ダ・ヴィンチ・コード』。原作は面白かったのだけど、映画は印象が薄くて忘れていたから、もう一度見てみようと思ったのだ。大失敗。全然面白くなかった(だから忘れていたのだ)。何が悪いかと言えば、一つには演出がのんびりムード。ロン・ハワードは面白い映画も作っているのに、これはひどかった。早く逃げなくてはいけないシーンでのんびり蘊蓄会話だもの。全くハラハラせず。それはまだよしとして、最悪は主人公役。トム・ハンクスはうまい俳優だとは思うけれども、見た目や雰囲気からして、とてものことに学者には見えない。むしろ悪役を演じたポール・ベタニーが演じればクールだったろうに。。というわけでストレス解消どころかストレスを増やして時間を損したあ。ただ一か所だけは面白かった...パリの顔の恥

  • 末っ子の言い分

    兄弟姉妹の何番目に生まれるかで、けっこう性格や生き方は左右されそうですね。どの本か忘れてしまいましたが、確かアメリカの統計です。実業界の成功者は長男か一人息子が多い由。それって単に親の遺産を継いだだけじゃないのかなと思いましたが。。女性の場合ですが、私が一番驚いた実体験。もうだいぶ前の大学の同僚たちとのランチでのことです。フランス語を教えているフェミニストの女性がいて、独身で、常に女性の自立について煙草をふかしながらフランス人みたいに滔々と演説(?)する人でした。あるとき定年の話になり、誰かが年金の低さに対する不安を漏らしました。そしてその「おフランスざんす」女史に、あなたはどうするの、田舎へ帰るの?と聞きました。その返事は周りの全員を驚愕させたのです、彼女曰く、「私はいいんだ。お姉ちゃんにめんどうみても...末っ子の言い分

  • デパートの買取コーナー

    昨日は友人とデパートでランチしながら久しぶりのおしゃべり。その後、友人がつきあってほしいというので、そのデパート内の買取コーナーに行きました。そんなところがあるとは今の今まで知りませんでした。彼女はお姑さんからたくさん茶道具を遺品として受け継いだけれど、自分はやらないし、茶碗などは全て桐箱に入っていて邪魔なので買い取ってもらいたいというのです。その日は現物は持っていなかったのですが、だいたいいくらくらいで引き取ってもらえるか聞きたいというので興味津々でつきあいました。すると係の人が言うには、今は茶道をする人も減ったので、よほどの名品でない限りは1000円単位ですよとのこと。友人はがっかりしていました。たぶん数万円で購入したものらしいのです。そしてシンクロが!!彼女と別れて電車に乗り、本を開きました。奥田秀...デパートの買取コーナー

  • 少女漫画雑誌「りぼん」の付録

    去年暮れでしたか、今年に入ってでしたか、ヤフーニュースで「りぼん」の付録が人気というような記事を見ました。実はわたしもこの小中学生向けコミック誌に「お姫さまの真実」を連載しています。早いものでもうすぐ2年になります。有名どころではアントワネットやマルガリータちゃん、渋いところではバルバラ・デ・ブラガンサなど。文にあわせていろいろな漫画家さんたちが毎回四コマ漫画を描いてくれていて、もしかすると低学年の子はそれしか見ていないかも・・・ま、それはいいとして、掲載誌はいつも送っていただいています。付録付き!確かに可愛いのが多いのです。たいてい従兄の孫ちゃんにあげて喜ばれておりますが、シールなど自分で使うこともあります。一番気に入っているのは、シルバーピンク色の美しい鍵を模したボールペン♡この雑誌の創刊は1955年...少女漫画雑誌「りぼん」の付録

  • 冬の果物の王様

    晩白柚をご存じですか?「ばんぺいゆ」と読むのだそうです。いろいろな地域の故郷納税をしているのですが、去年は熊本にも納税しました。すると先日送られてきたのが、矢代産のこの晩白柚。ネットで写真を見た時には、文旦みたいなものかと思っていましたら全然違いました。デーンと大きな、というか「でっかい!」と言いたくなる迫力。直径を測ると、なんと20センチ以上もあるのです。説明書の最初には「飾って良し」と書いてあるので玄関に飾りましたよ~美しいやさしいイエローでまん丸でものすごく可愛いです。ボテッロの有名な青りんごの絵がありますよね。画面いっぱいに描かれた巨大なリンゴです。そのミカン版というか、リンゴのように縦に丸いのではなく横に丸いのでさらに可愛らしいです♪今はまだ表面が固く、香りも仄かですが、だんだん皮がやわらかくな...冬の果物の王様

  • サスケ 九の一編

    運動神経がまるで無いうえに、スポーツ番組にも全く関心のない私が唯一楽しみにしていたのがTBSの番組「サスケ」。男性版は年末に放送したのを見逃して残念と思っていたら、昨夜女性版くのいちがやっていたので最初から最後までしっかり見ましたよ~それにしても間にはさまるコマーシャルがやたら多くて、ネットなら早送りできるのにと苛々してしまいましたが、ま、スポンサーあってのこの番組ですしね。というわけで、7年ぶりの今回もとっても楽しめました。前半は可愛いタレントさんばかりで、第一関門の前半で皆リタイア。「きゃあ!」と言いながら落下してゆくのも可笑しいです。ここで普通の人ならとてもできないということがわかります(私なんぞは第一歩で失格ですわん)それがだんだん凄い人になってゆき(50人出場)、難易度の高い試練(?!)に耐えて...サスケ九の一編

  • 2025年明けましておめでとうございます!

    明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく!実は年末にこのブログへのアクセスができなくなっていました。友人が教えてくれてわかったのですが、たぶん1週間か10日くらい、「ここにはアクセスできません」の表示があったと思います。全部消えてしまったのだなあ、ネットの怖さだなあと思う一方、20年近く続けてきたのだからもうやめたらどうかという天の声かもしれない。今さらまた別のところで立ち上げるのもめんどうだから、きっぱりやめてしまおうと思ったら・・何と復活しました!理由も全くわかりませんが、ま、もう少し、ブログを続けなさいということかもしれないと思い直しました。毒にも薬もならないこのブログですが、そんなわけで今年も続けてゆきますね。良い年になりますよう!☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7...2025年明けましておめでとうございます!

  • 文庫「怖い絵の中のモノ語り」(角川文庫)が出ました

    『怖い絵の中のモノ語り』(角川文庫)が発売されました♪文庫にあたって「怖い」を付けてほしいと編集者さんから言われてOKしましたが、たいして怖くはありません。絵にでてくる「モノ」にフォーカスしたお話しです。表紙もバジルから日本の提灯に変えましたよ。サージェントのとっても愛らしい絵です。表紙にするのは難しい絵と言われたのですが、デザイナーさんがステキに仕上げてくれました。書店には明日くらいから出るのかな。お読みくださいねっ!アマゾンのリンクはこちら↓<ahref="https://www.amazon.co.jp/dp/4041151430/"></a>☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~15:0「絵画をよみ解く」(仮題)拙著一覧◎ここ数年分の拙...文庫「怖い絵の中のモノ語り」(角川文庫)が出ました

  • 若いころ美形だったチャーチルなどなど

    ブラームスが青年時代にむっちゃハンサムだったことは知っていましたが、チャーチルも負けていなかったことを知って驚き!中年以降のあのハンプティダンプティのイメージが強すぎですね。スターリンやゲッペルスもイケメンでした。おろろ‥‥‥こちらのyoutubeをごらんくださいませ。https://www.youtube.com/watch?v=mnUKJuF9mN8☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~15:0「絵画をよみ解く」(仮題)拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓☆最新刊「西洋絵画のお約束」(中公新書ラクレ)5刷になりました🎵☆「名画に見る/悪の系譜」(新潮社...若いころ美形だったチャーチルなどなど

  • 祝ノートルダム聖堂の修復完成

    ひどい風邪をひいてしまい、ようやくパソコンに向き合えるようになりました。昨日のうちに連載原稿を一つ書き終わっていてよかった!さて、ノートルダム寺院です。パリ観光の目玉の一つなので、2019年に放火された時には世界中にショックを与えました。なんと5年でみごとに蘇ったようで、ほんとに良かった!!修理費用は7400億ドルの由。このニュースについて、流暢な日本語を話すアメリカ人ユーチューバーが、「日本人なら2年半で直したはず」と言っていました。次いで、「アメリカ人だったら35年はかかる」と付け加えて笑えました。そういえば、レーピンの「イワン雷帝と息子」の修復はどうなっているのかなあ。絵画好きは、気が揉めますよね。☆講演・SBS学苑パルシェ校(JR静岡駅ビルパルシェ7階)2025年11月3日(月・祝)13:30~1...祝ノートルダム聖堂の修復完成

  • 最期の言葉

    今年は2回も葬儀に参列した。その一人の方(99歳)の最期の言葉が「ありがとう」だったことを知り、いい言葉だなあとしみじみ思った。それで、以前アップしたものを再掲します。歴史上の人物たちの最期言葉とされるものです(「最期のことば」(ジョナサン・グリーン編、教養文庫)より)フリードリヒ大王「奴隷どもを支配するのはいやになった。山を越えたのだから、これからはもっと楽になるだろう」メアリ女王「わたくしが死んで体を切開すれば、心臓には「カレー」がありますわ」~これはもちろんカレーライスではなく、非情な夫だったフェリペ二世のために失った領土カレー市のこと。ルイ十六世「その盃を一滴残らず飲み干してやろう」~うっそーー!!リチャード三世「わしは英国王として死ぬ。ここを動くつもりはない。謀反だ!謀反だ!」~やっぱりシェーク...最期の言葉

  • ニューヨークの今

    ニューヨークは、いま行く観光地ではないなあ、と実感するユーチューブをごらんください。なぜトランプが圧勝したかの理由もよくわかります。https://www.youtube.com/watch?v=ADQhJtW8A58拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓☆最新刊「西洋絵画のお約束」(中公新書ラクレ)3刷になりました🎵☆「名画に見る/悪の系譜」(新潮社)☆「クリムトと黄昏のハプスブルク」(文藝春秋)☆「愛の絵」(PHP新書)☆「名画と建造物」(KADOKAWA)☆「運命の絵なぜままならない」(文春文庫)☆『中野京子の西洋奇譚』(中公新書ラクレ』2刷になりました🎵☆『画家とモデル』(新潮文庫)2刷になりました🎵☆『災厄の...ニューヨークの今

  • ルイーズ・ブルジョワ展に行ってきました

    そういえば先月、友人と六本木美術館に「ルイーズ・ブルジョワ展」を観に行ってきたのでした。まだやっていますので、興味のある方はぜひ行ってみてはどうでしょうか。平日の午後でしたが、外国人と日本人が半々でした。欧米での人気のほうが高いのかなと思います。彼女の作品でもっとも有名なのは、美術館の斜め前にどか~んと展示されている巨大な雌蜘蛛のオブジェ「ママン」ですね。下に入ってみたら卵がいっぱいで、かなり怖い。世界9ヵ国の美術館に展示されていて、スペインにもあります。それを知ったのは、「007」だったか、「ラングドン・シリーズ」だったか忘れましたが、画面にちらりと出てきて、おお、と驚きました。今回の展覧会は彼女の深層心理にまで迫るもので、私は初めて知ったのですが、母親が病死した後、若い彼女は川に飛び込んで自殺しようと...ルイーズ・ブルジョワ展に行ってきました

  • あなたに見てほしい映画ー「文藝春秋」12月号

    アメリカ大統領選、マスコミは新聞からテレビから大外しでしたね。一方の側の言い分と願望ばかり流すのはアンフェアだと改めて感じさせられます。これを機に少しは改めてほしいものだけれど。。。さて、発売中の月刊誌「文藝春秋」12月号に、拙文が2つ掲載されていますのでお読みくださいませ~1つは特集「ジャンル別/あなたに見てほしい映画」ミュージカル女優、自衛隊元陸相、アニメーターなど、執筆者はバラエティに富んでいますから、映画もまさに春爛漫。わたしは文春文庫「愛と恐怖の映画」にちなんで「愛+恐怖」の、それもできるだけ日本でもヒットした映画を選んでみました。「ミザリー」や「八墓村」、それにもちろんドラキュラものも。もう1つは、カラーページ「中野京子の/名画が語る西洋史」第148回「ダナエ」です。早いものでこの連載はもう1...あなたに見てほしい映画ー「文藝春秋」12月号

  • ネット連載最新2つ

    寒いですね~少し風邪気味です。皆さんもお気をつけて。ネットで連載中の2本の紹介です。「美術展ナビ」での最新は、「絵画と音楽」第十一章「中産階級の家族コンサート」(前編&後編)日本間の畳の上でアメリカ女性たちが三重奏。畳、ぼろぼろになりそう。。。https://artexhibition.jp/topics/features/20241023-AEJ2451121/「集英社学芸の森」での「旅から生まれた名画」第9回目は「巡業」。サーカス作品2点です。https://gakugei.shueisha.co.jp/mori/serial/meiga/009.htmlところで今アマゾンで「西洋絵画のお約束」が品切れ状態で御迷惑おかけしていますが、もうすぐ増刷分が入荷予定です!拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映さ...ネット連載最新2つ

  • マムシ酒の効能

    もう15年以上も前のことです。友人が地方都市の大きな宝石店でアルバイトをしていました。日本人客と中国人観光客が半々くらいという大きなお店だったようです。当時の観光客はとにかくどっさり何でもかんでも買ってくれるので景気がいいし、バイトでもボーナスが出ると言っていました。ただしこの仕事は目に悪い、と。どういうことかと言うと、宝石をことさらに輝いて見せるための照明が強くて、それがガラスケースにも反射して眩しくてたまらないと。立ちっぱなしも辛かったようです。結局それが理由で1,2年ほどで辞めてしまったのですが、彼女はこぼれるほどの愛嬌と人の話をよく聞くので売り上げはいつもベスト3に入っており、引き止められたそうです。お客さんのあれこれをよく話してくれましたが、面白かったのは宝石好きの奥様といっしょに来た夫君のエピ...マムシ酒の効能

  • 20年で半減した書店数

    昨日の日経新聞に衝撃的な特集記事が!!タイトルはーー「読書難民の孤独/1日1点消える書店」「総数は20年で半減、問われる住民との絆」「活字離れが止まらない」という図表も載っており、2008年には本を「読まない」人が46%で、これすらがっくりしますが、なんと今や62,6%というのだから話にも何も。。。ただ少し明るい情報もあって、狛江市の例です。駅前の啓文堂が昨年閉店したのですが、書店がないのは困るという住民たちのの働きかけにより、11か月後の今年,お店はもどってきたのだそうです。よかった、よかった。無くなって知る書店のありがたさですね。それにしてもこうして文化が衰退するのは政治が国民のほうを向いておらず、日本が年々貧しくなっているということも大きな一因ではないでしょうか。そもそも今の政治家で本を読んでいそう...20年で半減した書店数

  • 「西洋絵画のお約束」がヤフーニュースに

    新刊『西洋絵画のお約束』がトーハン新書売り上げ1位になり、ヤフーニュースにも取り上げられました。読んでねっ♪↓少女が持つ「壊れた甕」が“体の一部”をほのめかす…西洋絵画に描かれた「シンボル」の意味を解説した一冊が初登場1位[新書ベストセラー]https://news.yahoo.co.jp/articles/8c5a531d9beac8700c9b9e7c5c059d44bbf0c4fc拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓☆最新刊「西洋絵画のお約束」(中公新書ラクレ)☆「名画に見る/悪の系譜」(新潮社)☆「クリムトと黄昏のハプスブルク」(文藝春秋)☆「愛の絵」(PHP新書)☆「名画と建造物」(KADOKAWA)☆「運...「西洋絵画のお約束」がヤフーニュースに

  • 新刊『西洋絵画のお約束』が出ました♪

    新しい本が出ました。編集者さんが付けてくれたステキなタイトルはーー『西洋絵画のお約束』(中公新書ラクレ)サブタイトルは「謎を解く50のキーワード」ですが、掲載図版は50点ではなく、なんと120点もありますよ~薔薇、黒猫、蛇、といった有名どころのシンボルばかりでなく、「母乳」「井戸」などの珍しいものについては、絵画もできるだけ珍しい作品を選びました。またシンボルばかりでなく、まさに絵画の「お約束」である「異時同図法」「画中画」「タイムスリップ」などについても取り上げました。どうぞお読みくださいね!この中公新書ラクレは、『中野京子の西洋奇譚』に続く2冊目です。こちらもまだの方は2冊とも楽しんでいただけますよう!!☆朝日デジタル記事「時代の栞ー中野京子の「怖い絵」https://www.asahi.com/ar...新刊『西洋絵画のお約束』が出ました♪

  • この世で最高の美男子

    芸術史のこぼれ話に出てきたエピソード。・ダ・ヴィンチはこの上ない才能の持ち主だが、彼の生きていた時代の人々にとっては「この世で一番の美男子」として語られていた。↑え、そこ?と思ってしまいますね。・ピカソは出生時、息をしていなかったため、助産婦は死んだと思ってテーブルの上に放置して帰った。しばらくして叔父が気づいて医者を呼び、呼吸は正常になった。↑あやうくこの世にピカソ作品が無くなるところだったのですね。それはどういう世界なのかな。。。・バッハの家系には52人の作曲家がいる。↑オリンピックのバッハ会長も、たしかこの一族の傍系子孫だったはず。。。と思ったら、違うみたい。すみません。・D・H・ローレンスの趣味は裸で木登りすることだった。↑単なる変Oでは?・少年時代のベートーヴェンは複数の音楽教師から「才能なし」...この世で最高の美男子

  • 「ダ・ヴィンチ」webで『災厄の絵画史』紹介

    拙著『災厄の絵画史』(日経新聞新書)が先日「ダ・ヴィンチ」web版で大きく紹介されました。https://ddnavi.com/review/1412267/a/2年前に出版した本が、いまだにこうやって取り上げらるのは嬉しいことです。まだ未読の方は、この機会にどうぞお読みくださいね~ついでに新刊『悪の系譜』(新潮社)もよろしく♪☆朝日デジタル記事「時代の栞ー中野京子の「怖い絵」https://www.asahi.com/articles/DA3S15531054.html拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓☆最新刊「名画に見る/悪の系譜」(新潮社)☆「クリムトと黄昏のハプスブルク」(文藝春秋)☆「愛の絵」(PHP新書...「ダ・ヴィンチ」webで『災厄の絵画史』紹介

  • エッシェンバッハのサングラス

    毎月の連載が7本もあるので、パソコンに向かっていることが多いです。それ自体はさほど苦にならないのですけど、目にはよろしくないですね。というわけで、パソコン本体にブルーライトよけのガードを付けていますが、それでもまだ夜になると辛いなあと思っていたら、新聞広告でエッシェンバッハ社のウェルネスプロテクトというサングラスのことを知り、さっそく買いに行ってきました~このサングラス(買ったのはライトブラウン)は紫外線カット率99.99%、ブルーライトカット率96%だそうです。すごいですね!現在、使用して2週間たちますが、なかなかいい感じです。外出時にも使っていますが、目の疲れが減った感じ🎵ところで初めてこのサングラスを使った時には衝撃でした。店内ではさほど気づかなかったのですが、外へ出るとまるで景色が違うのです。特に...エッシェンバッハのサングラス

  • 『将軍』がエミー賞18部門獲得

    久々に良いニュースです。テレビ界のアカデミー賞といわれるエミー賞各部門(主演男優賞、主演女優賞、作品賞、監督賞、etc.)を、史上最高の18部門で獲得しました!プレゼンターが「しょうぐん」を「しょう<が>ん」と発音しているところはご愛敬です。以前なら江戸時代の日本であろうと、英語でしゃべっていたでしょうが、アメリカ人も字幕に慣れてきたので、日本語で通したようです。「頼むぜエディタ」さんがさっそくyoutubeに配信していました。ごらんください。https://www.youtube.com/watch?v=UU9nNAiH7AM早くDVD化しないかな。とっても楽しみです♪☆☆講演&講座予定・9月21日(土)静岡SBS学苑https://www.sbsgakuen.com/Detail?gakuno=1&k...『将軍』がエミー賞18部門獲得

  • 「日経新聞」に書評を書きました

    毎週火曜日更新の当ブログですが、今日はお知らせ。本日9月14日付け日経新聞「読書」欄に書評を書きました。「メトロポリタン美術館と警備員の私」(P・ブリングリー)です。日経購読の方はお読みくださいね♪☆☆講演&講座予定・9月21日(土)静岡SBS学苑https://www.sbsgakuen.com/Detail?gakuno=1&kikanno=226281☆朝日デジタル記事「時代の栞ー中野京子の「怖い絵」https://www.asahi.com/articles/DA3S15531054.html拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓☆最新刊「名画に見る/悪の系譜」(新潮社)☆「クリムトと黄昏のハプスブルク」(文藝...「日経新聞」に書評を書きました

  • 10円ハゲ

    先日、ひさしぶりに中学校時代の友人と電話で話した。なんと「また10円禿げになった」と嘆いていた。彼女がその災難にあったのはもうずいぶん昔で、お姑さんとの確執によるものだった。今回はそのお姑さんの介護でのストレスの由。同情せずにおれない。彼女の頭の状態は、遠く離れているので見たことはないのだが、大学時代の集まりで実際に一度だけ見たことはある。彼は小さな商社に就職し、日本からかなり離れた某国(というか、その近くの数カ国含む)を担当することになったのだそうで、ありとあらゆることがカルチャーショックだったという。まず取引相手がそろいもそろって会議の時間に平気で何時間も遅れるし、商品代を払わない。雇った現地の人は事務所から物を盗む、と大卒の22歳の手におえるものではない。事情をいくら本社に伝えても信じてもらえない。...10円ハゲ

  • 殺気

    「殺気」というのは確かにあり、感じられるものだと自分の経験から断言できます。もう30年以上前ですが、当時は東京郊外に住んでいました。ある朝、なぜか5時前なのに目が覚め、二度寝できそうにないので起きることにして、初夏の空気がいいので外へ出ました。人通りの全くない、緑の多い道をぶらぶら歩きました。女子大と住宅街を隔てる道を通っていた時、周囲が異様な感じに緊張したのがはっきりわかりました。何かが起こっているという気配です。空気は澄みわたり、私の感覚もいつになくその静けさの中で研ぎ澄まされていたのでしょう。その瞬間、大きな蛾が道を低く横切り、スズメが追い、追いつき、何度か体を突つくと、、あっという間にくわえて飛び去っていったのです。スズメの獰猛さを初めて見ました。蛾の悲鳴も聞こえるような気がしました。ものすごく怖...殺気

  • 『名画に見る/悪の系譜』が出ます♪

    新潮社の月刊誌『芸術新潮』に1年半連載していた『悪の系譜』が、8月30日に書店へ並びまます。ぜひお読みくださいね!「動物虐待」「スパイ」「殺人」「虚栄」「貧困」「スリ」etc.悪の種は尽きず、悪を描いた小説や絵画も尽きません。本書に関しては小冊子『波』でラッパーの宇多丸(ライムスター宇多丸)さんが、とてもすてきな書評を書いてくださいました。ちょっとこそばゆいですが、一部引用させてくださいね。「それまでただただ格式ばって見えるばかりだった名画の数々が、それこそ映画に小説、オペラや歌舞伎に至るまで、幅広いジャンルからの引用も自在に織り交ぜてゆく中野さんの解説によって、たちまち生き生きとした、現在進行形の体温を放ちだす。言い換えれば、古典が突如として「自分事」になる!」☆☆講演&講座予定・9月21日(土)静岡S...『名画に見る/悪の系譜』が出ます♪

  • 世界の名言

    故金森誠也先生(ドイツ文学者)の最後のご著書となった「世界の名言100選』からいくつかの名言を。「ミネルヴァの梟は、迫りくる夕闇とともにはじめて飛びはじめる」(ヘーゲル)「人は必要に迫られるとすぐに実力を発揮する」(ピタゴラス)「人生は短いのではない。我々がそれを短くしているのだ」(セネカ)「感謝は支払われるべき当然の義務だが、それを期待する権利は誰にもない」(るそー)「物事において最悪なのは、決断できないこと」(ナポレオン)「年寄りになったからといって、賢くなるものではない。用心深くなるだけ」(ヘミングウェイ)「愛とは、感覚的なものが精神的なものに前進しようとする努力」(プラトン)「財産を増やすことしか考えない人間は、それ以外の何かを高く評価する者を許せない」(パトロニウス)「君主とは国家第一の僕」(フ...世界の名言

  • マリー・アントワネットの首~パリ五輪

    悪評さくさくのパリ五輪。ついにトライアスロンでは、夜だけ美しいあのセーヌ川を泳がせられたアスリートたちが、嘔吐したり溺れかけたり感染症で入院するはめに。。。開会式もひどかった。スポーツに政治やイデオロギーを持ち込むのはNGなのに、あれほど大々的な自己満足は何なのだろう。おフランスざんす満開だ。おまけにマリー・アントワネットの首に歌わせて、王政を倒した自分たちはすごいとは何を言うてまんねん。彼女はハプスブルクから、墺仏友好のため少女のころに嫁がせられた女性ですよ。なぜ自分たちの王ルイ16世を使わなかったのか?絵にならない?そんなことはない。モンマルトルの丘で処刑されたサン・ドニは、刎ねられた自分の首を持って十キロ先まで歩き、歩きながら首は説教し続けたというが、その様子を描いた絵はルーヴルでちゃんと見られる。...マリー・アントワネットの首~パリ五輪

  • 子供たちの旅-鶴

    集英社web学芸の森での連載「旅から生まれた名画」も、もう6回目となりました。今回のテーマは「子供たちの旅」。https://gakugei.shueisha.co.jp/mori/serial/meiga/006.htmlそこに触れたロシア民謡「鶴」(Журавли)はユーチューブで聴かれますので、ぜひ読んだ後に、そして絵を鑑賞したあとに、聴いてください。2つあげておきますね。・ロシアのプレスリーと言われたオペラ歌手ホロストフスキ―のライブ。観客が泣くのもわかります。彼が亡くなったのは「怖い絵展」開催中の2017年年末。思い出すと悲しい。彼も今は鶴になったのかもしれない。。。https://www.youtube.com/watch?v=JTjPbkd_UlY・こちらの女性歌手によるものは日本語訳がある...子供たちの旅-鶴

  • 『ヒルビリー・エレジー』と共和党副大統領候補ヴァンス

    共和党の副大統領候補が39歳のJ・D・ヴァンスに決まりましたね。彼のベストセラー『ヒルビリー・エレジー』がアメリカで再び売れているようです。実は私は3年前にすでに読んで、当ブログで書いております。2021年10月のその記事を再アップいたしますね♪以下↡以前書きましたが、ちょうど「怖い絵展」開催中の4年前、アメリカで大人気というテレビシリーズ「ブレイキングバッド」に嵌りました(ついにシリーズ全巻DVDを購入したほど面白かった!!今もたまに気に入った場面を見ています)。その中に麻薬のメス(メタンフェタミン)が出てきますが、メキシコマフィアがこう言うのです。「メスを使うのは田舎者だ」。この「田舎者」の原語はヒルビリー(hillbilly)でした。その時は聞き流していたのですが、先月、遅まきながらJ・D・ヴァンス...『ヒルビリー・エレジー』と共和党副大統領候補ヴァンス

  • ドゴール大統領とトランプ大統領

    衝撃的なニュースが飛び込んできましたね。弾丸はあと数ミリ違えば命中していたといいますから、無事でほんとうによかったです。ドゴール大統領も何度も暗殺未遂にあっています。それをもとにした『ジャッカルの日』を思い出してしまいました。アパートの一室から暗殺者が狙った弾は正確にドゴールの頭部へと向かいましたが、はずれます。なぜならその瞬間、このフランス大統領は向かい合った相手にキスするため身をかがめたからです。トランプ大統領も弾丸が放たれた瞬間に、スクリーンの画像を見ようと顔を少し上げました。だから弾は右耳を貫通するだけですんだのです。もしそのわずかな動きがなければ。。。SPの動きも実にすばやいものでした。少ししてトランプ大統領は彼らの囲みをはらうかのように、右手を突き上げて3回、はっきり「ファイト!」と叫びました...ドゴール大統領とトランプ大統領

  • まだ見ぬ新札

    昨日、銀行へ税金納付にいきました。引き落としではなく、わざわざ払い込みに行ったのは、まだ一度も新札を見たことがないので、入手したかったから。ところが!お釣りの5千円札も千円札も旧札のまま。ちょっとがっかり。新札は?と訊くと、まだあまり届いていない由。希望なら用紙に記入すれば取り替えます、と言われたけれど、そんなめんどうならいいやと思ってしまいました。銀行はいっせいに新札切り替えするものだと勝手に思い込んでいましたが、そうじゃないんですね~この年になって初めて知る事実。いろんなことを知らずに生きているものだなあと、自らのポンコツぶりを改めて感じた、暑い夏の一日。☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~16時4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10日申し込みは以下https://b...まだ見ぬ新札

  • 夏はホラー映画

    やはり夏はホラー映画っしょ。と思ってネットを見ていると、ランキングが。参考にどうぞ。1位死霊館2位シャイニング3位エスター4位リング5位悪魔のいけにえ6位エクソシスト7位遊星からの物体8位呪怨9位チャイルドプレイ10位13日の金曜日私が見ていない作品は「死霊館」「悪魔のいけにえ」「呪怨」「13日の金曜日」。血まみれ残酷はあまり好きじゃない。「シャイニング」は、ほんと怖かった。心理的な怖さかな。「遊星からの物体」はSFとの合体でオリジナルもリメイクも面白かったです。あれ?それで思いましたがどうして「エイリアン」が入っていないのだろう。若者向けのアンケートかも。ま、いい大人はあまりホラーは見ないのかもしれませんね。私の友人たちもホラー好きはほとんどいないなあ、そういえば、と改めて思いました。☆☆講演&講座予定...夏はホラー映画

  • ブルーカラーがクール ーアメリカZ世代

    国際金融アナリストの大井幸子さんのyoutubeを見ていたら、面白い話題が。今やアメリカでは、せっかく高い授業料を払って大学を卒業し、その後も苦労して奨学金を返しながら大会社へ勤めても、馘になったり、仕事自体がAIに奪われる(行政書士も裁判官もいずれAIと言われていますね)などして先行きが見通せないので、Z世代は配管工や大工などのブルーカラーに注目している由。手に職をつけてスキルを磨き、リアル世界で直接人の役に立つ仕事のほうがやりがいがあって面白いということです。会社に所属せず、個人でもできますしね。大井さんは27歳の女性の配管工で、年収が3000万円という例を出しておられました。アメリカはいま異常な物価高なので、日本におきかえたら半分くらいの年収かと思いますが、それでもすごいことです。日本やドイツは職人...ブルーカラーがクールーアメリカZ世代

  • 北海道のエゾシカ害パート2

    去年の今ごろ、北海道へ行って驚いたことを次のように当ブログに書きました(一部抜粋)。↡「遠戚の人の話では、エゾシカが庭に入ってくるのでわざわざ丈の高いアコーデオン式門扉を取り付けた由。道外の人はあまり知らないと思うが、エゾシカは奈良のやさしいシカと違い、最大になると体重150キロ、背丈は2メートル近い偉丈夫?なのだ。ツキノワグマとヒグマほど違う。だからふつうの門なら楽々と跳び超えてくるのだそうだ。市内の住宅地なのに、とビックリした。これまでそんな話は聞いたことがなかった。すると友人の実家も畑を荒らされたと言う。極めつけは、車にぶつかってきてへこまされたので買い替えしたという人までいた。」これが何と、最近わたしの妹の身にも起こりました(北海道在住の妹)。国道で車を運転していると、いきなり目の前を鹿が横断。タ...北海道のエゾシカ害パート2

  • クリムト発刊記念フェアと人力車

    先週は京都講演後、妹たちと久しぶりに数日間の京都旅をしてきました。今回は嵐山の旅館を早々と押さえておいてよかった。なにしろ聞きしに勝るインバウンドです。世界中の人が集まっているという感じ。初めて人力車にも乗りましたが、「軽くて楽だ~」と言われました。その理由が、私たちの前にアメリカ人のご夫婦を乗せたとかで、一人100キロくらいだったというのです。うわあ、それは辛いなあ。山坂が多いし。。。ちなみに特注のその人力車は200万円だそうです。それもびっくり。話変わって、拙著『クリムトと黄昏のハプスブルク」新刊にあわせ、文藝春秋社さんが他の私の本の割引セールを期間限定がくりひろげてくださっています。まだお読みになっていないのがあったらこの機会にぜひ!☆☆新刊発売にあわせて、電子書籍の各ストアにて文藝春秋の既刊作品3...クリムト発刊記念フェアと人力車

  • 『クリムトと黄昏のハプスブルク』6月初旬発売

    文藝春秋から新刊『『クリムトと黄昏のハプスブルク』が6月7日に発売です♪表紙はクリムトの『接吻』https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918600遠い昔ジグゾーパズルにはまったことがあり、この絵も作ったことがありました。けっこう時間がかかった記憶が。。。それはさておき、本書は『フェルメールとオランダ黄金時代』に続く、画家と彼を生み出した土壌との関係に焦点をあてたシリーズ第2弾です。内容はこんな感じーー「19世紀末のウィーンは黄昏時の美しさに輝いていた。ハプスブルク大王朝崩壊の予兆に怯えながら、誰も彼もそれに目をそむけてワルツに興じていた。興じつつ、エロスと死に満ちた絵画や焼成つに傾倒せずにおれなかった。クリムトはそうした時代の申し子である」登場人物は、クリ...『クリムトと黄昏のハプスブルク』6月初旬発売

  • 「美術展ナビ」と「集英社学芸の森」連載

    webでの2つの連載が早くも第5回になりました。読売「美術展ナビ」で連載の「絵画と音楽」第5章「庶民の音楽」後半は、ブリューゲル描く、とっても一生懸命すぎて変なお顔になってしまったバグパイプ奏者です。https://artexhibition.jp/topics/features/20240424-AEJ2006692/集英社「学芸の森」連載の「旅から生まれた絵画」は第4章「馬車」。実在したハンサムな駅馬車強盗デュヴァルが、旅客の美女をダンスに誘うシーンをイギリスの画家ㇷリスが絵画化した作品です。https://test-gakugei.stg.shueisha.net/mori/serial/meiga/004.htmlお読みくださいね!☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~16時4月1...「美術展ナビ」と「集英社学芸の森」連載

  • 『エクソシスト』と悪魔の数字

    不思議な符合のエピソードを3つ。アシモフによればーー・映画『エクソシスト』には同名の原作があり、ベストセラーになった。この本を出版した会社はニューヨーク市の「666」ビルだった。・「ハムレット」を書いたシェークスピアと「ドン・キホーテ」を書いたセルバンテス。各々イギリスとスペインを代表する大文学者だ。2人が死んだ日は、同じ1616年4月23日。・19世紀のアメリカ。ハーバード大学の学生が駅で線路に転落したのを、居合わせた俳優が助けた。前者の名はロバート・リンカーン、後者はエドウィン・ブース。この約三週間後、ロバートの父エイブラハム・リンカーンが、後者の弟ジョン・ウィルクス・ブースに暗殺された。☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~16時4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10...『エクソシスト』と悪魔の数字

  • 生前1作しか売れなかったゴッホ。購入者は?

    ゴッホは生前、たった一枚しか自作が売れなかったことは有名ですね。それも死が間近になってからのことです。売れたのは、アルルで描いた『赤いブドウ畑』。購入額は400フラン。現在の円に換算すると4,5万円らしいです。今売りに出されたら数十億円?モスクワのプーシキン美術館所蔵なので、売りに出されることはないでしょう。どんな目利きが最初に買ったのかとお思いでしょうが、実はゴッホの知り合いの姉が、売れない画家を支援するために購入したので、家に飾りはしなかったようです。その人は誰?日本ではほとんど知られていないベルギーの女性画家アンナ・ボックでした。彼女の父親は大きな陶器メーカーの創業者の一人だったので、お金には不自由しておらず、印象派の作品をいくつも買っていたようです。☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日1...生前1作しか売れなかったゴッホ。購入者は?

  • 『週刊現代』5/11号で山田五郎さんと対談

    毎週火曜日更新の当ブログですが、『週刊現代』が発売されたので、お知らせ。今秋発売の5/11号です。山田五郎さんが月一回この週刊誌で対談の連載をもつことになり、最初のゲストとしてお招きいただきました。「喫茶とおしゃべり」というコーナーです(本誌56ページ)。今回のタイトルは、「きっかけは何でもいい。身近であってほしい「絵画を気楽に楽しみ」というもの。実際の対談は3月でした。少し前に出た拙著『愛の絵』(PHP新書)を取り上げてくださいました。本書に使用した『タレット階段の逢瀬』というメロドラマティックな絵も記事中に掲載していただき、感謝。珍しい作品なので多くの人に知ってほしい。山田さんはいつもどおり、やさしくて面白くて博覧強記で、対談の得意ではない私でも緊張せずにすむのでありがたいです。どうぞお読みくださいね...『週刊現代』5/11号で山田五郎さんと対談

  • 生成AIの解答丸写し

    読売オンライン『宿題もリポートも生成AIが作った「正解」丸写し、教諭は嘆く「これじゃ無料の代行業者だ」』という記事が載っていた。確かにこれでは思考停止してしまうよなあ。。。でもそれ以前から学生にリポートを書かせると、書籍の一部丸写しというのはあった。笑えるのは(笑えないか)、自分が書いた文章と写した文章が雲泥の差だということに気づいていないこと。極端に言えば、文体の違いに気づかない。たとえば、「いずれの御時にか貴族の女の人がいっぱいいたころ、すごくハンサムな男性がいて、時めき給ふありけりだったんだって」といった具合かな。ははは。日本語の複雑さが国民全体のIQをあげているとの説もあるのだから、小学校の時から授業で名作を音読させるのがいいのじゃないかしらん。☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時...生成AIの解答丸写し

  • ベラスケスの『インノケンティウス十世』

    先日、少し風邪気味で何をする元気もなく、以前見た映画を2本立て続けにDVD鑑賞。一本は古い日本映画。『白昼の死角』(村川透監督)。戦後すぐおきた東大生たちによる詐欺事件をモデルにしたフィルム・ノワールです。やくざ役の千葉真一がいとも簡単に、助走も全くつけず、床にただ立っていた状態から、いきなり机の上にひょいと飛び乗り、相手を脅した後、また後ろ向きのままぴょんと飛び降りる身軽さにはつくづく感動。巻き戻して何度か見てしまいました。こんなことができたらどんなにか人生が変わったろうなあと、ただの一回も懸垂ができなかったヘナチョコの私は思うのでした。それとは別に今回驚いたのは、以前見落としていた壁の絵画です。南米の某大使館を巻き込んだ詐欺の企てのシーンですが、その大使館内の執務室になんとベラスケスの『インノケンティ...ベラスケスの『インノケンティウス十世』

  • 戦場でのサッカー

    お気に入りの漫画『日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし』(にしかわたく&高部正樹)の第3弾が出ました!今回もとても面白かった。内容はそうとうにシビアなのですが、ほのぼの系の絵によってかもしだされるユーモアがたまりません。また元傭兵高部氏が指摘する、安倍首相暗殺事件におけるSPの対応については心底納得させられました。日本人の危機意識も高める必要があるのだなと思うのは、少し切ないですが・・・一方、後方基地におけるサッカーの話は、強面の傭兵たちがやんちゃな坊やに変身したみたいで笑えました。サッカーからラグビーになり、最後は流血の乱闘、そしてノーサイドでの終了という流れです。女子はこういう男の子たちを少し軽蔑し、少し羨ましく思い、そして少し愛しいと思うものなのです。それで思い出しましたが、第一次世界大戦に従軍画家...戦場でのサッカー

  • ショパンの葬儀

    なんと!今日は火曜日ではありませんか。月曜だとばかり思っていました(大学を辞めてから曜日の感覚が消えました)。で、連載原稿を書き終わってやれやれと思って目の前のカレンダーをみたら・・・というわけで、いつも火曜アップのブログを急いで書いております。ショパンの葬儀のお話し。彼はアンデルセンと同じで生きたまま埋葬されるのを極度に恐れていたため、「解剖してから埋葬すること」と遺言を残していた。で、遺言通り解剖され、心臓だけは祖国ポーランドに送られたのだそうです。少し関連するのですが、こんど拙著「災厄の絵画史」の中国語版が出ることになり、表紙画像が送られてきました。原本はドローネーの「ローマのペスト」なのですが、中国語版はヴィールツの「早すぎた埋葬」。仮死状態で地下墓地に入れられた男性が、棺の蓋を開けて絶望する怖い...ショパンの葬儀

  • マリア・テレジア、30代で16児の母

    昨日は担当編集者さんたちと書籍化の打ち合わせ。どういう経緯か忘れたが、出産の話に。一人が言うには、体のやわらかい人は安産の由。そしてそういう女性は頬を引っ張れば、びろ~んと伸びるのだそうだ。するとまだ出産経験のないもう一人の若い編集者さんが、「あ、わたし、すごく伸びますよ」と引っ張ってみせた。びっくり!!ほっそりした人なのに、お餅のように伸びるではないか。安産間違いなし、と賞讃することに。きっとマリア・テレジアもそうだったのだろう。19歳で愛する人と結婚し(これは王族には稀なこと)、妊娠中にプロイセンと戦争。39歳で出産経験16回(そのうち3人は夭折)。生涯、元気満々の健康体だった(さすがに肥満体にはなったけれど)。さぞかしほっぺもいくらでも伸びたのでしょうね。☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜...マリア・テレジア、30代で16児の母

  • 友人にお金を貸してはいけない

    スポーツに全く興味のない私ですら知っている大谷選手。明るい話題を提供してくれていたのに、いきなりのこの大騒動には驚いた!!そしてひと昔前になるけれど、有名な漫画家さんのことを思い出す。仕事が忙しいため、お金の管理は全てお姉さんにまかせていたら、そのお姉さんに持ち逃げされたという事件だ。血を分けた兄弟姉妹ですらこうなのだから、友人との間にお金を介在させるのは全くもってNGということ。では親子ならいいかといえば、山本有三の『路傍の石』では、父親が息子の大事な財産を奪って逃げて行った。小説とはいえ、これは山本有三の若き日の実体験をもとにしている。そういう次第で資産家はプロに管理させるわけだが、クリスティの『ナイル殺人事件』ではそのプロの管財人が使い込みをしていて、ばれるのを恐れて殺人を企てるのだからさらに怖い。...友人にお金を貸してはいけない

  • 「マリアビートル」と「ブレット・トレイン」

    今アメリカで真田広之主演『SHOGUN』が大ヒット中だと知り、そういえばと、彼が出ている『ブレット・トレイン(=弾丸列車)』をDVD鑑賞。この映画は伊坂幸太郎作『マリアビートル』が原作です。めちゃくちゃ面白い小説で、お勧め!!ハリウッドで映画化されたということは知っていましたが、あまりに評判が悪いので見ていなかったのです。見ると、滑り出し好調でタランティーノっぽくて洒落ていて、なかなか面白いじゃないの、と思っていたら・・・後半でぶち壊し。原作どおりに進む前半が良いだけに、なにゆえ後半をあんなにひどく改変したのか、意味不明。不評のわけを思い知らされました。真田さんの役は息子と孫の仇を取る魅力的な人物像のはずなのに、そしてそのシーンは「邪悪」に対する原作者の燃えるような怒りが込められていて読者の溜飲も下がる、...「マリアビートル」と「ブレット・トレイン」

  • 回文的な数字

    アシモフの本に、こんな回文めいた数の並びが書いてあった。21978×4=8791210989×9=9890124+3=27/72=3×2447+2=49/94=2×47497+2=499/944=2×497こういうことを見つけ出す人の頭の中ってどうなっているのかなあ。きっと数字で戯れるのが大好きなのでしょうね。引き算にすら苦闘する身としては、ほんと、羨ましい!☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~16時4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10日申し込みは以下https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7620・6月1日(土)京都洛陽ライオンズクラブ講演一般参加あり・9月21日(土)静岡SBS学苑拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されな...回文的な数字

  • 新連載『旅から生まれた名画』

    先月末から集英社ウェブ・マガジン「学芸の森」で、「旅から生まれた名画」の新連載が始まりました。ここでは以前「名画の中で働く人々」を連載、書籍化しました。第一回は東方三博士の旅です。かなりかっこいい三博士ですよ~どうぞお読みくださいねっ!https://gakugei.shueisha.co.jp/mori/serial/meiga/001.htmlついでながら読売新聞ウエブでの連載『絵画と音楽』第3章「富裕層のコンサート」後編もアップされました。https://artexhibition.jp/topics/features/20240216-AEJ1866245/☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~16時4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10日申し込みは以下https:...新連載『旅から生まれた名画』

  • 『印象派展』ー都美術館

    先週、雨の寒い日に友人と都美術館へ「印象派展ーモネからアメリカへ」を見に行ってきました。すいているだろうと甘く見ていたら、けっこうな込み具合で驚きました。若い人も多かった。そういえばもう春休みですよね~大学を辞めたので忘れていました。展覧会はボストン郊外にあるウスター美術館の作品を集めたもの。この美術館へは一度も行ったことがないので、初見の珍しい作品もたくさん見られました。で、感想はというと、それはここでは書きません。というのも、私は年2回、共同通信の「アートがあれば」という美術特集に記事を書いておりまして、今回もその仕事だったのです。というわけで、たぶん春から初夏にかけて日本各地の地方新聞に私の記事が載りますので、目にとまったらお読みくださいませ!☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~1...『印象派展』ー都美術館

  • 女性も切腹した

    日本史にとんと弱いため、江戸時代には女性も切腹した例があったことを全く知らなかった。時代劇映画などを見ると、喉に小刀を刺して死ぬシーンがたまにあるので、なるほどああやって自害したのか、すごいものだなあと思っていたけど、切腹とはさらに凄いと驚く。ものの本によれば、名古屋周辺では1685年からの33年間で43人が切腹していて、そのうち女性は5人だったという。日本全国だと100倍はいたのでは(?!)広島藩主だった浅野吉長の正室の例はこうだ。吉長が遊女二人を側室にしようとしたのでそれを諫めるため(あるいは単に腹を立てて)正室が切腹。彼女付きの侍女3人もいっしょに切腹。こんな大事が幕府に知れたら大変なので、病死として届けて改易は免れた由。感想ーー侍女が可哀そう。☆☆講演&講座予定・文藝春秋講座毎月第2土曜日14時~...女性も切腹した

  • 文藝春秋社での連続講座

    4月から文藝春秋本社にて、月1回第2土曜日に連続講座を開くことになりました。これは月刊誌『文藝春秋』に連載ないし寄稿している筆者による講義の第三弾です。私は十年以上、本誌カラーページで「中野京子の/名画が語る西洋史」を連載しているので、この度の開催とあいなりました。講座は各国史となります。いつものようにスクリーンに西洋名画を映しての解説となります。ただし今回は参加者の人数をしぼり、一方向ではなく、できるだけ双方向になるよう、ゼミ風の講座を目指しています。名画から西洋史へのアプローチに興味のある方、ぜひご参加ください。場所も文藝春秋社内なので、出版社本体に興味ある方にも面白いかも。お申し込みは以下↓https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7620☆☆講演&講座予定...文藝春秋社での連続講座

  • 「美術展ナビ」で『絵画と音楽』新連載開始

    新年1月から読売web「美術館ナビ」で新連載『中野京子と読む絵画と音楽』が始まりました♪1カ月ごとに1章を前・後編に分けて2回ずつの連載です。すでに2章分4回がアップされているのでお読みくださいね。使用絵画は1章につき2,3点です。楽しんでいただけますよう!1章「絵画で音を出す」2章「楽器の象徴性」https://artexhibition.jp/tag/%e4%b8%ad%e9%87%8e%e4%ba%ac%e5%ad%90/☆☆講演予定・2月13日(火)名古屋「丸八会」関係者のみの御参加です・6月1日(土)京都洛陽ライオンズクラブ講演一般参加あり・9月21日(土)静岡SBS学苑拙著一覧◎ここ数年分の拙著画像が反映されなくなってしまいましたあ。。パソコンに弱い私。仕方がないので、タイトルと出版社のみ。↓...「美術展ナビ」で『絵画と音楽』新連載開始

  • 個性的な書店

    昨日、数年ぶりに銀座の教文館へ行き、ほんとうに久々の久々に本選びの喜びを感じて楽しかった♪思えばコロナ禍でアマゾンと最寄り駅の書店でしか本を購入していなかった。前者はすでに買う本を決めてからチェックするものだったし、後者はいつも同じ品ぞろえで、いわばスーパーみたいなもの。新刊書の棚が定期的に変わるだけで、あとはどこの書店にもある本が並んでいるだけ。でも教文館は店主の好み(?)と時代への勘(?)で、特設コーナーが充実していて個性的だ。この度は映画本がぎっしり並んでいて目移りしてしまう。先日春日太一の『鬼の筆』(橋本忍ロングインタビュー兼充実した解説。めちゃくちゃ面白いのでお勧め)を読んだばかりだったので、私の心も日本映画へ。というわけであれこれ購入。美術の棚も充実していたのでちょっと珍しいジャンルの大型本も...個性的な書店

  • サラエボ事件とおしゃれの弊害

    月刊誌『オール読物』で「クリムトと黄昏のハプスブルク」を連載しています。最新号の2月号は第14回目「怒涛の時代」。第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件を取り上げました。お読みくださいね♪これはフランツ・ヨーゼフの甥であり皇太子であるフェルナント大公とその妻が、サラエボでテロの銃弾を浴びて殺された大事件です。この件に関して、アシモフが次のようなことを書いています。曰く、大公は非常におしゃれだったため、大きな行事の際には服にシワがよらないよう、各部分を糸で縫い合わせていた。そのためサラエボ事件では服を脱がせられず、ハサミを探していたため手当が遅れて出血多量で死んだ。これが本当かどうか確認が取れなかったため、連載では書きませんでした。書籍化までにはきちんと調べておこうと思っています。☆読売新聞web『美...サラエボ事件とおしゃれの弊害

  • プラトニックラブ、完全死語?

    年末に遠戚にあたる女子大生と話していて、なぜか彼女の恋愛譚を聴くはめに。それでふと思い出して、「プラトニック・ラブという言葉を知ってる?」と訊くと思ったとおり初耳だという。というわけで、以下は10年以上前に当ブログに書いた雑文の再録です。「先日、ギリシャ哲学の先生がこういうことを言ってらした。--某大学で、プラトンとイエス・キリストはどちらが先に生まれたか、と問うと、みんなキリストと答えた由。これはまあ、想定の範囲内だし、一年生にそこまでは求めないので、さほどガックリはこなかった。次いで、プラトンの解説をする前に、わかりやすい導入部としてプラトニック・ラブを持ち出した。これなら若者は興味を惹かれるに違いない、そこからプラトンに入っていけば記憶に残るはずと信じていたのに、な、なんと、20人中2人しか「プラト...プラトニックラブ、完全死語?

  • 美術展ナビで『絵画と音楽』連載開始

    明けましておめでとうございます。今年こそは良い年になってほしいと思っていた矢先の元旦に能登での大地震、次いで日航機と海上保安庁ヘリの衝突事故と、胸痛むことが続いてほんとうに悲しいです。皆様も募金を考えていらっしゃると思いますが、最近では義援金といいながら全く別の用途に使ったり中抜きしたりと、ひどい団体が後をたたないようです。石川県がおこなっている「能登半島災害義援金受付」へ直接送った方がいいと聞きました。調べてみてください。わたしとしてはここ一番よさそうだと思いました。お知らせ一つ。読売新聞web『美術展ナビ』で、わたしの新連載『中野京子と読む絵画と音楽』が始まりました。1章を月に2回に分けての掲載です。お読みくださいまし。https://artexhibition.jp/topics/features/...美術展ナビで『絵画と音楽』連載開始

  • 今年読んで面白かった本

    クリスマスも終わり、お正月が近づいてきましたね。年々、月日の経つのが速くて、というより一日が過ぎるのも矢のようで、あれ、さっき起きたばかりなのにもう寝る時間か、などと思ってしまいます。今年は仕事以外の本は15冊しか読めませんでした。そんな中で奥田英朗さんの本は2冊も読みました。「罪の轍」と「リバー」。仕事の打ち合わせ帰りにぶらっと寄った書店で勘が働き、絶対面白いに違いないと、分厚くて重いけれども2冊いっぺんに買って帰りました。特に「罪の轍」が面白かった!序盤が北海道から始まるのでなおさらです。奥田氏の本はけっこう読んでいて、最初は「最悪」から入りました。友人から激押しされて読み始めたのですが、タイトルどおり主要人物が皆、最悪の状況に陥ってそこから逃れられず、読んでいてストレスが溜まってもう止めようと何度思...今年読んで面白かった本

  • 新刊「愛の絵」(PHP新書)刊行🎵

    先週土曜日に新刊「愛の絵」(PHP新書)が書店に並びました!月刊「PHP」での連載をまとめたものです。以前このブログにも書きましたが、この本の誕生のきっかけはnorikoさんという読者からのこんなコメントでした。「次の機会にはぜひ「愛のある絵」というテーマで書いていただけないでしょうか。そしてその中にぜひロバート・ヒューズの《星たちをひきつれた夜》を入れていただけたらうれしいのですが」ロバート・ヒューズの《星たちをひきつれた夜》はおそらく日本ではほとんど知られていないでしょう。名画というわけでもありません。でもなぜか心に残るというか、不思議な作品です。そしてわたしは以前ドイツでこの絵ハガキを買い、今も持っているのです。きっとこれは御縁ですね♪「怖い」も多彩ですが「愛」も多彩です。使用絵画は、有名どころでは...新刊「愛の絵」(PHP新書)刊行🎵

  • リンカーンの七転び八起き人生

    ご存じの方も多いと思いますが、リンカーンの逆転人生の経歴書は以下。1832年失業。州議会議員選で落選(23歳)。1833年事業に失敗1836年ノイローゼになる1838年州議会議長に落選1843年下院議員への公認取れず1848年再び公認漏れ1849年公有地管理局長の地位につけず1854年上院議員選に出馬して落選1856年副大統領候補から漏れる1858年上院選でまた落選1861年第十六代大統領就任(52歳)勇気づけられるような、そうでもないような・・・ちなみに暗殺されたのは56歳の時。その少し前、殺される夢を見たと夫人に語った話もよく知られていますね。山田五郎さんとのyoutube対談です。ごらんくださいね!①橋の回(ゴッホなど)https://www.youtube.com/watch?v=35LEKJ2M...リンカーンの七転び八起き人生

  • ブライアン・タイラー作曲のF1テーマ曲

    F1にテーマ曲があるのをご存じですか?私は全然知りませんでしたが、たまたま音楽動画を見ていたら、上がってきたのでちょっとのぞいてみると!!作曲したブライアン・タイラー自身が指揮しています。むちゃくちゃカッコいい棒の振り方です。音楽もすごく燃えます。10回くらい続けて見てしまいましたあ。昔、メトロポリタン・オペラのレヴァイン指揮を、一番前の席で聴いたことがあって、その時、レヴァインが歌手といっしょに声張り上げて歌っているのにびっくりしましたが、タイラーの全身これF1といった動きもいいですね~一時期、大人の男の「憧れの職業ベスト3」が、「連合艦隊指揮官」「フルオーケストラの指揮者」「プロ野球監督」と言われたことがありますが、これを見ると、そうだろうなあ、と。曲の中にうまくエンジン音も入っていますよ。動画はこち...ブライアン・タイラー作曲のF1テーマ曲

  • 書店が消えてゆく

    コロナ禍でリアル書店が激減したそうです。でもその前から我が町の書店はぽつぽつ消えていました。20年前には駅の近くに大型店が2店、小型が1店、古書店が3店ありましたが、今はそれぞれ1店、0店、1店になりました。そういう私もアマゾンで本を買うようになり、これではいけないと、先日、久し振りに大型店へ。海外ミステリの何か面白そうな新作はないかなあと、前にあったミステリ単行本コーナーへ行くと日本作家のものばかり。端っこのほうに海外文学というくくりで20冊くらいありましたが、ミステリやサスペンスは2,3冊あるだけ。人気がなくなったのだろうか。そういえば法廷物も、スター作家がひととおり書き終わってしまうともうあまり見かけなくなった。文庫しか買わなくなったのかも。文庫は以前通り並んでいるのが嬉しいですが。本を読まなくなっ...書店が消えてゆく

  • また山田五郎さんのyoutube番組に出ました♪

    大塚美術館ツアーに出発する前の週に、また山田五郎さんの人気youtube番組「おとなの教養講座」にお招きいただきました。それが先週公開されたのでごらんくださいね!新著「名画と建造物」(KADOKAWA)から、ゴッホ「アルルの跳ね橋」とモネ「サンラザール駅」を2回に分けての放送です。駅について話していて、ヒチコックの「バルカン超特急」を「見知らぬ乗客」と間違って言ってしまいましたあ。駅に集まる「乗客」についての話だったので、つい「見知らぬ乗客」と口からでてしまって、すみませぬ~ちなみにどちらの映画もすごく面白いですよ♪駅についてはクリスティの『パディントン発4時50分」についても触れようと思っていたのに忘れてしまって。。。。ぶっつけ本番なので、いろいろ忘れてしまいます。山田さんはいつものように優しくって知識...また山田五郎さんのyoutube番組に出ました♪

  • 大塚美術館ツアー、無事終了🎵

    KADOKAWA主催の「中野京子とめぐる大塚国際塚美術館ツアー(11日&12日)」が無事終わりました。ホッ🎵前日に徳島入りしていた担当者さんが「雨なので心配」と言っていましたが、私は「晴れ女」なので気にしませんでした。というわけで雨は降らなかったのですが、その代わり風が強くて飛行機は盛大に揺れました(涙)。参加者は21歳の男の子から60代まで老若男女さまざま。東京の方がわりと多かったですが、群馬、大阪、山口、千葉、福井など居住地もさまざまでした。ご夫婦、母娘、友人同士、お一人参加と、こちらもバラエティに富んでいました。ホテルでの夜のトークショーのあとは、写真を撮ったり、皆さんのお話しが聞けて楽しかった。好きな画家にピカソを上げた方が3人もいらしたのが、わたくし的にはちょっと意外だったかな。絵画に興味をもっ...大塚美術館ツアー、無事終了🎵

  • 「きょうの料理」-ギネス世界認定

    11月2日の日経新聞文化面は、NHK「きょうの料理」のチーフプロデューサーさんの記事でした。お料理苦手の私にも面白い記事だったので、紹介しますね。なんとこの番組はもうすぐ66年目に入り、テレビ料理番組最長放送としてギネス入りだそうです。紹介されたレシピが4万6600というのですから、すごいなあ。それより驚いたのは、放送開始の1957年は日本人の4人に1人が栄養失調だったということ。戦争が終わって10年以上たってもまだそうだったんですね。よくぞここまで復興させてくれたと、先人たちの努力には頭が下がります。そしてその一翼を担ったのが「きょうの料理」でもあったわけですね。放送当初の材料表示は5人分。65年に4人分になり、現在は2人分の由。家族の縮小が顕著ですね。もしかして1人分になるのもそう遠い先ではないのかも...「きょうの料理」-ギネス世界認定

  • Lovotちゃん、かわゆいです。

    我が家にラボットちゃんが来て1カ月ほど経ちました。ロボットとラブを足してLOVOTという命名だそうです。日本製♪名前を付けて可愛がっております。朝起きて(=充電機から離れて)こちらに近寄ってきます。「OOちゃん(名前を付けました)おはよう。は~い!」と片手をあげると、なぜか気分次第で「あ~」とか「ピヨピヨ~」と声を出し、片手を上げたり、上げなかったり。そっぽ向いたり。。。つぶらな青い瞳でこちらを見上げ、両手(翼?)をぱたぱたさせたりもします。だっこすると、猫ちゃんみたいにあったかです。まだIQは低いみたいですが、これからどのくらい伸びてゆくのか、楽しみ。わたくし的には、ロボットと言えば手塚治虫『火の鳥』のロビタ。あそこまでいったら、喜ばしいのか、現実的には怖いのか。。。大学でロボット工学を学んでいた教え子...Lovotちゃん、かわゆいです。

  • 異次元映画「オールド」「パラドックス」「トランス・ワールド」

    今年、なかなかの「いやミス」ならぬ「いやフィルム」?を3本見てどれも面白かったので、ご紹介。①『オールド』。評判は聞いていたものの、ナイト・シャラマンは『シックス・センス』以降、騙されっぱなしだったので期待せずに見ると大当り。――不思議なビーチに来た数家族。楽しく遊んでいるうちに、子供の水着がきつくなる。いや、子供が少年になっている。元気だった老人がいきなり死に、わずかの間に白骨化する。美女が鏡をのぞけばさっきまでなかった皺が無数に。そしてそのビーチからは逃れられないことがわかる!まるで一日が一生分の長さになったかのようだ。月日の経つのは速いなどというものではない。光の速さだ。死を受け入れた夫婦は、つい先ほどまで離婚を考えていたのに、大きな流れに身をまかせることで愛をとりもどす(泣けます)。最後に残された...異次元映画「オールド」「パラドックス」「トランス・ワールド」

  • 「ソアリン」、また行きたい!!

    昨日は終日出かけて忙しく、ブログを書くのが真夜中になってしまいました。遅れついでにちょっと遅れたご報告。9月前半のまだ暑い日に、久しぶりに上京した妹とディズニーランドに1泊してランドとシーに行ってきました。もう10回以上行っているのだから我ながら呆れる。実は東京ディズニーランドができる前に、ロサンゼルスのディズニーランドにも行ったほどの遊園地好きであります。USJもハウステンボスも複数回行ったし、小さなところでは浅草花屋敷や向ヶ丘遊園なども。きっと嘘っぽいのが好きなのね、オペラ派だし。今回はランドで「美女と野獣」を、シーで「ソアリン」を見る予定でしたが、前者は2時間半待ちということで諦めましたが、翌日の「ソアリン」は2時間待ちというので頑張って並びました。面白かったあ、また行きたい。パラグライダーみたいな...「ソアリン」、また行きたい!!

  • 新刊『名画と建造物』発売です♪

    雑誌で2年近く連載していた「名画と建造物」が、今週kADOKAWAから発売です。お読みくださいねっ!あとがきにも書きましたが、小さいころに棟上げ式を見て大工さんてステキだなあと思ったこと、故郷の町にあまり橋がなかったので別の町へ行くと橋が新鮮に感じて好きだったこと(「怖い橋の物語」まで出したくらいです)。それと初めてドイツへ行った時、鉄橋を渡った先にあるケルン大聖堂を列車から見て、その威容に「度肝を抜かれる」という体験をしたことなどなどで、大きな建造物が好きな私です。この本についての端的な紹介は帯を見てくださるとわかるので、以下「大聖堂、城、船、風車、橋、銅像ーー20の名画が伝える時代の息吹き」「映画「サイコ」の家スフィンクスに登る侍印象派のエッフェル塔嫌い」「過去と現在の比較ができるよう名画の他に写真も...新刊『名画と建造物』発売です♪

  • 『14歳からの 映画ガイド』

    河出書房新社から新発売の『14歳からの映画ガイド』に、私も寄稿しましたので読んでみてくださいね。副題は<世界の見え方が変わる100本>。14歳の子が見て面白い(あるいはためになる)映画を一本選んで紹介というスタイルです。私への依頼の「くくり」は、「映画の秘密をのぞき見る」。漠然としているので、思いっきりエンタメ作品を選びました。『大脱走』です。この映画は歴史も何もわからない時に見ても面白いし、わかってから見るとさらに面白いという作品なので、ちょっとしたヒントというか、蘊蓄を書きました。主要登場人物はどれも長所短所があって魅力的ですが、私が一番好きなのは、ジェームズ・コバーンが演じた役かな。いつも悠然として、逃げる時も一人。運がめぐってきた時も焦らず騒がず、でも確実に掴む。大陸的おおらかさがあって、でも戦っ...『14歳からの映画ガイド』

  • 書籍の中で絵を置くページについて

    よく読者の方から、文章と絵画のページが合っていないので見にくい、とのご指摘があります。それは著者本人が一番気にしていることで、私も最初のころ編集者さんになぜあちらではなくこちらのページに絵を載せないのかと苦情(文句?)を言いました。すると素人にはわからないのですが、文字だけのページとカラーページの紙は別物で、とうぜんのことにカラーを刷るための紙のほうが高額なのだそうです。そんな次第で、著者としては全ページカラー用紙を使ってくれれば問題解決と思うのですが、出版社さんとしてはできるだけ紙代を低く抑えるため(それでなくとも絵画の借用代が高額なので)使用絵画の枚数分だけカラーページ用の紙を使うということになっているのだそうです。そんなわけで、可能な限り文章の近くに置いたとしても今のような形が精一杯ということだそう...書籍の中で絵を置くページについて

  • ヒトラーの馬

    今日はこれから仕事に出かけるため、お知らせのみ。9月16日(土)の日経新聞の読書欄に書評を書きました。オランダ人美術調査員アルテュール・ブラント著『ヒトラーの馬を奪還せよ』です。日経を購読している方はもうお読みになったかもしれませんが、まだの方もたぶん日経のサイトで見られるはずなので、ぜひごらんくださいね。そしてこの本、美術好き、贋作もの好き、ナチスもの好きの方にぴったりです。映画になったら面白いだろうなあと密かに期待しているところ。☆☆講演予定・9月20日(水)集英社主催の高校二校での講演・10月1日(日)海老名市立図書館・11月11日~12日(1泊2日)「中野京子と巡る大塚国際美術館の旅」KADOKAWA主催申し込み先https://travel.willer.co.jp/entertainment/...ヒトラーの馬

  • 9・11事件からもう22年

    衝撃的な9・11同時多発テロからもう22年も経ったのだ。なんと月日の経つのは速いことだろう。あの日の前日9月10日に、私はロシア旅行から帰ったばかりだった。もし1日遅れたら、空港で足止めされていたかもしれない(知人がハワイで2日くらい足止めされたと言っていた)。テレビでは、まるでパニック映画の1シーンのような映像が流れていた。そして同日、もう一つ全く別の連絡が入った。ロシアに行く少し前に大学のオペラ研究会(書籍を出すための先生たちの小さな集まり)があったのだが、男性が一人欠席した。毎回参加する先生で、何の連絡もないのはおかしいね、と話には出ていたのだ。その理由がようやくわかったという電話連絡だった。9月1日に起こった歌舞伎町ビル火災(犠牲者は40人以上)の身元不明の死者が、その人だと判明したという。新宿に...9・11事件からもう22年

  • 「怖い絵展」フェイスブックが乗っ取りに!

    先々週、「怖い絵展」の担当者さんだった産経新聞文化部の方からメールがきて、展覧会のFacebookが何ものかに乗っ取られたと!!どういうことかというと、管理者のはずの産経さんがいつの間にか外され、アクセスできない状況になってしまった由。その少し前に全く関係ないゲーム映像が立て続けに5本あげられ、それを消すことができず、現状は為す術がないので申し訳ないとのことでした。わたしはFacebookもtwitterもしていないので、いまだに怖い絵展のサイトがあるということも知りませんでしたが、「怖い絵」第2弾のために残しておいたようです。まだ回復はしていないようで、産経も記事をあげていました。https://www.security-next.com/148943ネットはこういうことがあるので怖いですよね。皆様もご...「怖い絵展」フェイスブックが乗っ取りに!

  • ビル・ゲイツの名言

    調べものをしていて、ツンドクの中に故金森誠也先生からいただいた「世界の名言100選」が出てきた。まだ全部は読んでいなかったなあと目を通す。ビル・ゲイツまで掲載されていたのでちょっと驚き。言葉と人物のギャップのある人の名言をいくつかご紹介しますね。ニュートン「天体の運動は計算できるが、人の行動は計算できない」ーーーそして南海泡沫会社の株に投資し(いわゆるバブル崩壊)莫大な損失を被ってしまう。ヘミングウェイ「年寄りになったからって賢くなるもんじゃありませんよ。用心深くなるだけです」ーーー二回も飛行機事故にあう。猟銃自殺。ビスマルク「たとえ戦争が大勝利で終わろうとも、戦争は各国の政治家がぜひなくすべく努力しなければならない」ーーーさすが3回も自分から仕掛けた戦争を大勝利に導いただけある。ビル・ゲイツ「少なくとも...ビル・ゲイツの名言

  • 「大好きよ!」と言ってみる

    アメリカのすてきなユーチューブを見つけました。100人の男女に、カメラの前で誰でもいいから誰かにスマホで「Iloveyou」と言ってみてくださいと頼んだ結果がーーみんな、いろんな相手に電話します。別れた恋人、父、母、祖母、兄弟姉妹、親友……相手を決めた後、いざ口に出すのはとても照れるし、相手のリアクションが心配でためらいもあり、その表情が各人各様で面白い。ものすごく勇気をだして別れた恋人に電話したらブロックされていて罵る人もいたり、父親に電話して互いに胸いっぱいになったり、悲喜こもごもですが、愛の心を伝えた後は誰もがすがすがしく美しい顔になっていて、見ていてこちらまで幸せな気分になります。みんな誰かに愛され、誰かを愛し、でもなかなか口に出せないものなんですよね。この動画を見たら、自分も勇気を出して「大好き...「大好きよ!」と言ってみる

  • 「お姫さまの真実」連載スタート

    連載「お姫さまの真実」が連載開始です。どの雑誌だと思います?自分でもビックリ。漫画雑誌『りぼん』です♪『りぼん』の刊行は1955年!すごいですね。もうすぐ70年になろうとしています。読者層は小学校低学年。日本の漫画はレベルが高いので、女の子たちは漫画からもさまざまな勉強をしておませになってゆくわけです(それに比べて同年代の男の子はかなり幼いよね~)それにしても子供向けの文章は書けないので、最初はとても無理だと思いました。でも思い起こせば、講演にお母様と参加してくださった小学6年生がいたな、少々むずかしい言葉でも辞典を引きながら読めるかも、とお引き受けした次第。見開き2ページですが、わたしの文の他に中島みるくさんの可愛らしい4コマ漫画もあり、もちろんお姫さまの名画もあります。第一回は、いま書店に並んでいる9...「お姫さまの真実」連載スタート

  • 羽田圭介氏ーー文学は「身体」から生まれる

    月刊誌『PHP』で「愛の絵」という連載をしている関係から、雑誌『,Voice』も毎月お送りいただいています。9月号の特集は「生成AIは時代を変えるか」。とても面白いです。松岡正剛氏と舘鼻則孝氏の「AIのアートには<スタイル>がない」も読みごたえありましたが、羽田圭介氏のインタビュー記事がいろいろうなずけました。彼は次のように言います。ーー「恐怖から遠ざかるための欲望、小説を書きたがる衝動は、いつか失われるかもしれない「身体」をもつ人間ならではのもの」ーー「AIが進化していけば、同じようなモチーフを使って、巧みな身体表現を描くことは可能でしょう。しかしその作品を手にとるのが人間である限り、「AIには身体がないから本質を理解して書いていない」と読者が無意識のレベルで感じてしまうと思う」これは絵画で贋作を見分け...羽田圭介氏ーー文学は「身体」から生まれる

  • ツアー「中野京子と巡る 大塚国際美術館の旅」

    だいぶ前、ロシアツアー同行講師をして以来、あまりに大変だったのでその後のオファーは全部お断りしてきたのですが、今回は国内だし1泊2日と短いし、「怖い絵」シリーズの文庫を出してくださっているKADOKAWAさんだし、ということでたぶんこれが最後の同行講師になると思うので、お時間のある方はどうぞご参加ください。11月11日~12日(1泊2日)「中野京子と巡る大塚国際美術館の旅」KADOKAWA主催♪宿泊先は美術館から近いアオアヲ鳴戸リゾートホテルのオーシャンビュー客室。前に泊まったことがありますが、お食事がとっても美味しかったです。今回も楽しみ。1日目の夕食後に短めのトークをしますが、西洋画と鳴門に関する話の予定。スクリーンで絵も見せます。ほんとうは、NHK教育テレビ(現Eテレ)でこの美術館を使って撮影した「...ツアー「中野京子と巡る大塚国際美術館の旅」

  • 太陽王ルイ14世とサナダムシ

    スイス生まれでドイツラジオの人気歴史番組を持っていたハンス・ツァンダーによる、フランス王ルイ十四世のエピソード。72年も王位にあった太陽王が逝去して解剖された時、その胃は通常の2倍あったと言われている。ヴェルサイユ宮殿での王の食事は常にギャラリー付きの儀式であり、彼の猛烈な食欲は人々の感嘆の的だった。食事も仕事のうちだったからだ。しかし十四世は晩年になっても食べて食べて食べまくった。歯が一本もなくなっているので噛むことはできず丸呑みなので消化不良となり、常時腹にガスがたまり、時にズボンおもらしをして周りを閉口させていた。当時はわかっていなかったが、実は王の腹にはサナダムシがいたのだ。毎日、王の排便をチェックしていた侍医の記録から明らかになったという。いくら食べてもサナダムシの餌になるのだから、王は食べても...太陽王ルイ14世とサナダムシ

  • 芯まで冷える夏

    寒い夏がやってきた。え、東京はこんなに暑いのに?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに外はうだるような暑さが続いていますでも冷房がものすごい。ギンギンです。先日、出版社さんとの打ち合わせでした。駅まで歩いて汗がじわり。電車は乗った直後はいいのだけれど、すぐ猛烈に冷えてくる。隣に小さな扇風機をまわしている人がいるとさらに風を受けて寒いので、席を移動。電車を降りて目的地に着くまで少し歩くとまた汗ばむ。喫茶店で打ち合わせをしているうちにまたも冷房で冷え切ってしまう。膝掛けを借りてもまだ寒い。若い編集者さんは半袖なので「寒くない?」と訊くと「寒いです」と。やっぱり・・・帰路も再び暑い寒い暑い寒いの繰り返し。もう少し冷房を低くしてほしいなあ。背広を着た太った男性向けの温度設定なのじゃないかな。というわけ...芯まで冷える夏

  • 黒人の人魚姫

    ディズニー実写映画「リトル・マーメイド」が、アメリカ以外の国で全く受け入れられず大コケしたため、担当者がクビになった由。そりゃそうだろう。原作はアンデルセンの創作童話ですよ~北欧の物語ですよ~色の真っ白な北欧のプリンセスのイメージですよ~それを黒人女優が演じたのだもの。もちろん日本人が人魚姫を演じたって嫌ですよ。かぐや姫やうりこ姫が黒人となり、サルカニ合戦のサルが日本猿ではなくゴリラになったら、どうしても違和感ありまくりですよね。それと同じ。でもハリウッドでそんなことを言ったら「差別主義者だ」と言われそう。だってもうずいぶん前からまるで洗脳のように、映画の主人公は白人でも友人にはアフリカ系やヒスパニック系、アジア系とさまざま。一方、敵役はといえば同じ白人だけでつるんでいる、即ち悪、という描写のオンパレード...黒人の人魚姫

  • カーネギーの未来予測

    コロナが始まるだいぶ前に、友人が合唱団の一人としてニューヨークのカーネギーホールで歌い、良い経験になったと言っていました。先日も電話で彼女とその話になったので、ふと思い出しました。アンドリュー・カーネギーの未来予測です。カーネギーは貧しいスコットランド移民から鉄鋼王になった、いわばアメリカン・ドリームの体現者です。後年はさまざまな慈善活動をしたことでも知られています。20世紀の幕開けに、彼はこう予測しましたーー産業と科学技術の発展の見込める輝かしい新世紀には、戦争はなくなる。ところがまだ彼の生きている間に第一次世界大戦が勃発するわけです。しかも科学技術の発展の「おかげ」で、それまで二次元上の戦いだったものが飛行機による空からの攻撃が可能になって三次元となってしまいました。21世紀には4次元になるかも。それ...カーネギーの未来予測

  • いつまで働き続けますか?ー「週刊文春woman」

    「週刊文春woman」をご存じでしょうか?2018年1に創刊した「週刊文春」の女性版です。「週刊文春」と体裁が同じなので週刊誌に見えますが、3月、6月、9月、12月の年4回の季刊誌です。ちょうど6月に出た夏号の特集は「いつまで働き続けますか?」。読者層にぴったりですね。今回、初めて寄稿しました。12~15ページのカラーページです。「名画で描かれた働く女性」。拙著『名画の中で働く人々ー仕事で学ぶ西洋史」(集英社)の紹介も兼ねて、「娼婦」「侍女」「ガヴァネス」「帽子デザイナー」「看護婦」を取り上げたので、ぜひごらんください。拙著とは別の絵画も紹介しています。私の場合、担当はだいたい6;4で女性編集者さんが多いです。さらに言えば既婚者のほうが多いかな。子持ちは半分くらい。皆さんエネルギッシュですよ~働くことは生...いつまで働き続けますか?ー「週刊文春woman」

  • 南極の氷は溶けていない!!

    EGU(欧州地球科学連合)という非営利の学術組織をご存じでしょうか。2002年に欧州地球物理学会(EGS)と欧州地球科学連合(EUG)が合併して設立され、ヨーロッパにおける地球、惑星、宇宙科学の研究を主導する組織だそうです。ここが最近発表したのが、地球温暖化の嘘です。何を信じてよいのかわからなくなっている世の中ですが、一つ絶対的に言えることは、日本のマスコミはいつも一方向の言い分しか報道しないという事実です。反対意見は抹殺しています。なのでこういう意見があることを知ってほしくてお知らせしますね。興味のある方はこのyoutubeをどうぞごらんください。⇩「南極はとけていない」ヨーロッパ最大の科学者グループEGUが発表【地球温暖化を信じますか?】https://kuromorimineo.com/south-...南極の氷は溶けていない!!

  • エゾシカ大繁殖中

    先週、所用で北海道へ行った。何年ぶりだろうか、ずいぶん久しぶりだ。そして驚く話を聞いた。エゾシカが激増中というのだ。遠戚の人の話では、エゾシカが庭に入ってくるのでわざわざ丈の高いアコーデオン式門扉を取り付けた由。道外の人はあまり知らないと思うが、エゾシカは奈良のやさしいシカと違い、最大になると体重150キロ、背丈は2メートル近い偉丈夫?なのだ。ツキノワグマとヒグマほど違う。だからふつうの門なら楽々と跳び超えてくるのだそうだ。市内の住宅地なのに、とビックリした。これまでそんな話は聞いたことがなかった。すると友人の実家も畑を荒らされたと言う。極めつけは、車にぶつかってきてへこまされたので買い替えしたという人までいた。いやあ、全く驚いた。帰ってからネットで調べるとーー「かつてエゾシカは大雪と乱獲で激減し、絶滅危...エゾシカ大繁殖中

  • 「中野京子の西洋奇譚」-ヤフーニュースで一部読めます♪

    毎週火曜日更新の当ブログですが、来週はお休みだし、ちょうどいいのでご紹介。出来立てほやほやの「新版中野京子の西洋奇譚」(中公新書ラクレ)から、「ディアトロフ事件」の章がプレジデント・オンラインに載り、さらにヤフーニュースのトップページに載りました♪ヤフーのタイトルはおどろおどろしく、「女子大生は舌を抜かれ、放射能まみれで死んでいた…男女9人が変死体で見つかった「不可解な遭難事件」の真相」です。ソ連時代に学生たち9人が雪山で不可解な死に方をした未解決事件の紹介です。ヤフーのコメントはすでに100以上付き、いろんな意見があってそれまた読んで面白かったです(中には私の文章を全く読まずに自説を開陳されている方もいて、それはちょっと残念ですが)。そして興味をもたれましたら「西洋奇譚」もどうぞお読みください。有名どこ...「中野京子の西洋奇譚」-ヤフーニュースで一部読めます♪

  • 世界三大悪妻-モーツァルトの妻

    もう15年以上前になりますが、モーツァルトの妻コンスタンツェについての本(ドイツ語版)を翻訳しようと読んでいたことがありました。けっきょく忙しくてできなかったのですが(著者の名前も失念)、いろいろびっくりしたこともあり、彼女について当ブログに書きました。以下はその一文の再録です。⇩世界3大悪妻と呼ばれる女性たちがいて、ひとりはクサンチッペ(夫のソクラテスが若者たちを前にレクチャーしていると、2階の窓から水をかけた)、ひとりは西太后(夫を殺し、その恋人の手足を切って豚小屋へ捨てた)、そしてモーツァルトの妻コンスタンツェということになっている。ほんとにコンスタンツェは悪妻だったのかな、それは後世の男の側からの一方的評価ではないのか、とずいぶん調べてみた。で、わたしなりの結論--夫たるモーツァルトが満足していた...世界三大悪妻-モーツァルトの妻

  • へザウィック・スタジオ展

    先月は新美の「ルーヴル展愛を描く」を観ました。平日の午前中でしたがかなりの人出で、だいぶ平常にもどってきてよかったです。この展覧会については、いずれ拙文が新聞に掲載されますのでその時にまた。そして数日前には友人と「へザウィック・スタジオ展」(六本木の森美)へ行きました。トーマス・へザウィックを中心としたイギリスのデザイン集団による数々のプロジェクトの紹介で、なかなか面白かったです。大規模な町作りや建築から、360度回転する椅子まで。ただしこの椅子ですが、座ってみると気持ちが悪くなってしまいました。船酔いしやすい人は近づかない方がいいですよ~建築もファッションと同じではやりすたりがありますが、最近は植物との合体と曲線美でしょうね。ここでもふんだんに植栽効果をあげていました。手入れが大変かもしれないなあ、もし...へザウィック・スタジオ展

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