いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着がその不幸を生み出しています。 物がなくても病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じましょう。 今の苦痛を受容して乗…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
お金がどんなにあっても健康であっても家族に囲まれていても今、大地震が起これば全部なくなるかもしれません。 何のためにお金を貯めてきたのでしょう。 老後のために孫にお祝いもあげず人との会食にも行かず、コツコツ貯めたお金も宝石も全部灰燼に帰すかもしれません。 それならば「もっと人のために尽くしておけばよかった」、「自分を喜ばせるために使えばよかった」と思いませんか。 …
<span style="font-size:large;">良い言葉を口癖にしましょう(Make good words your habit)</span>
良い言葉を口癖にするだけで人生にツキを呼び込み、人間関係が良くなります。 いつも口をついて出る言葉がプラスに習慣化されている人は、思考もプラスになっています。 ツキがある言葉が口癖になっている人は、どんどん人生がツイてくるのです。 習慣の力は偉大です。 だから、マイナスの言葉を口癖にしないことです。 英訳(English translation) Just by saying good words, you…
相手は話を始める時、自分の話が受け入れてもらえるかどうか、とても気になるものです。 「そうだね、分かるよ」とまず受け入れると、その最初の心配やいらぬエネルギーを吸い取ります。 人に意見する時も同じです。 「そうだね、分かるよ」と一旦受け止めましょう。 このように常に肯定から入ることが大事です。 そうするのはなぜでしょうか。 人を肯定的に包み込むことは相手からすれ…
<span style="font-size:large;">明るく楽天的な自分に感謝(Thank you for being bright and optimistic)</span>
もし、自分が優しい心や愛の心や明るい心、楽天的で呑気な心を持っていたら、「私は有り難いな。幸せで良い心を持てて有り難いな。ますます愛深い人になりますように。ますます生命輝く人になりますように。」と祈ることです。 そうすると、ますますイキイキと明るく生きられます。 英訳(English translation) If you have a kind heart, a loving heart, a bright heart, an optimisti…
<span style="font-size:large;">子供達の義務と責任(Children's duties and responsibilities)</span>
子供たちの方から「お父さん、お母さん、長生きして欲しい。あなた方の存在は我々にとって生き甲斐です。」と思わせるような生き方を示していかなければなりません。 そういう生き方を示すためには、私たちがまず老人の生を輝かしいものと、彼らの心に植えつける義務があります。 それは私たちの責任です。 決して彼らに負い目を負わせるような生き方をさせてはいけません。 不自由になっ…
<span style="font-size:large;">それでいい(That's fine)</span>
「ありとあらゆるものが皆それでいいのだ」、「自分に都合の良いことでも都合の悪いことでもそれでいいのだ、ありがとうございます」という心境になれば、それが本当の悟りです。 だから、「これでいいのだ」と全てを肯定していた天才バカボンのパパは、つまり漫画家の赤塚不二雄さんは悟っていたのです。 この境地まで達すると人生で何が起ころうが落ち着いていられます。 英訳(English…
<span style="font-size:large;">「絶対に大丈夫」と信じる(elieve that it will be absolutely fine)</span>
老後とは一般に考えているような、苦しみでも孤独でも寂しさでもありません。 確かに歳を取ると自分さえ知らない嫌な面、自分が尊敬できない姿が出てきます。 お金、執着心、依存心、甘えといった自分でも自由にならない心が出てきます。 しかし、それは消えていく姿。 過去の心です。 「絶対に大丈夫」と自分自身を信じる心が欠けていると、いつまでも執着が消えません。 マイナスの心…
いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着が不幸を生み出しているのです。 物がなくても、病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じていましょう。 今の苦痛を受容…
<span style="font-size:large;">本当の悟りとは(What is true enlightenment?)</span>
悟った状態というのは全てのことに感謝できるということです。 好き嫌いに捉われないことです。 英訳(English translation) Being enlightened means being able to be grateful for everything. Don't get caught up in likes and dislikes.
<span style="font-size:large;">不動心を得る(obtain a steadfastness)</span><br />
運命や環境が悪くても、それは今の自分が悪いからではありません。 また、運命が素晴らしくても、それは今の自分が良いから、偉いからというわけではありません。 それは全て過去からの想念行為の蓄積が現れて消えていく姿なのです。 そのため、運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 しかし、運命や環境が良いからといって、感謝こそして…
<span style="font-size:large;">神様を信じる(believe in god)</span><br />
周りの者が病気になったり苦しがったりしている時、「これは大変だ。是非治さなくては。」と力んではいけません。 「神様が生かすものは生かし、往生するものは往生させるのだ。神様は愛なのだからその人に悪いようにするはずがない。」と深く信じることです。 また、何か起こったときや困ったときにだけそうするのではなく、いつもいつも神様に、あらゆるものに感謝していましょう。 英訳…
<span style="font-size:large;">大らかで暖かい人になろう(Be a generous and warm person)</span>
何があっても驚かない人間。 何があっても憎しみの出ない人間。 何があっても常に愛情深い人間。 大らかでゆったりした暖かい人間になりましょう。 そうしていると、自分がどの年齢の時も、周りのどの年齢の人たちからも愛される人間になれ、穏やかな生涯が送れます。 英訳(English translation) A person who doesn't get surprised no matter what happens. He is a person …
熟年離婚されたある奥様に、理由を伺うと「ご主人が何も言ってくれないこと」でした。 『私は「キレイだよ」とか「愛してるよ」と言って欲しかった訳ではないんです。人間として当たり前の言葉を言って欲しかっただけです。例えば風邪をひいたときに「大丈夫か」とか、ご飯がおいしかったら「おいしかったよ」とか「ありがとう」とか、そんな当たり前の言葉でもいいから言って欲しかったのに、主…
<span style="font-size:large;">悪いことに囚われない(Don't get caught up in bad things)</span>
人間は本来、神の分霊(わけみたま)であって業生(ごうしょう)ではありません。 つまり、人間も神と呼ばれる意識を持った原子・分子で出来ていて、神と呼ばれる高級な意識体と質は同じでレベルに差があるだけです。 世の中の全ての苦悩は人間の過去世から現在に至る誤った想念・行いが原因となって、その結果がその運命に現れて消化されていく時に起こる姿であるといわれます。 どんな苦悩であ…
<span style="font-size:large;">有っても無くても有り難い(I'm grateful whether I have it or not.)</span><br />
物が増えたり、お金が儲かったり、地位が上がったりすることだけに幸福や喜びを感じ、感謝の心を起こしたりしていると、物やお金が減って地位が下がったりすると、不満の思い、不足の思い、恨みの思い等が起こってきて不幸感に陥ります。 常にそうした事物の変化や環境の変化だけに心を囚われず、生命の輝き、生きていること、生命を生かし切って生きていることに重点を置いている人は、事物の変…
<span style="font-size:large;">物に感謝する(be grateful for things)</span>
必要な物が必要な時に入ってくる平均したお金や物の入り方が一番いいのです。 あまりたくさんだと困ります。 物を頂いたり多く持ったりした時は周りに配りましょう。 頂いた物は感謝して、その物をうまく使って生かしましょう。 要するに感謝です。 例えば、自分がやっと食べられても食べられない人より有り難い。 人より少し余っていたら人より余って有り難い。 何でも物を大事にして物に感謝す…
<span style="font-size:large;">どんどん良くなっている(It's getting better and better)</span>
いかなる事態が起こっても病気が来ようと災難が来ようと、どんなことが起ころうと心を動揺させないようにしましょう。 『私は「大いなるもの」に守られているのだから、この状況は一番いい立場で現れているんだな』という風に観念できるようになることが人生を不動心で生き切る極意なのです。 悪いことは業(カルマ)の解消になっていて消えていくものです。 実際、長期的に広い目で眺めると起こ…
私たちは「大いなる存在」に見守られて導かれているのです。 例え壁に突き当たったり失敗したりしたとしても、実はそれすらも天の導きであって私たちに大きく目覚めさせ、ワンランク上の人生に導いていこうとされているのです。 一見不利に思われることも自分の取り組み方次第で益となって働くものです。 だから憂えることはありません。 どんな状況に置かれようと、それを感謝して受け止めて最…
<span style="font-size:large;">「不条理」を認め乗り越えていく(Recognize the “irrationality” and overcome it)</span>
この世は自分たちが思っている、ある種の「正義」なり「道義」なりの通りにできているのではありません。 自分がある「正義」や「道義」を持っているのは自由ですが、必ずしも自分以外の人たちも同じ考えを持っているとは限りません。 そのような「理不尽」なことをしている人を見かけた時に、何も糾弾しなくていいのかということになりますが、実は「人を裁かない」、「人を糾弾しない」という…
子供としてはどんな親であれ、やはり最期の瞬間まで親が生きていて良かったという喜び、生き甲斐を持つことができるように仕向けるのが、子供としての務めではないでしょうか。 親に「自分は子供にとって厄介者だ」、「生きていて申し訳ない」という心を抱かせるそのこと自体が誤りです。 そういったことを一切感じさせないで老後を送らせることが、私たち子供の責任ではないでしょうか。 …
<span style="font-size:large;">肉体を大切に扱いましょう(Treat your body with care)</span><br />
私たちは自分の肉体を大切に取り扱わなければいけません。 その人がどういう人か肉体を眺めれば、大体の判断はつくのではないでしょうか。 中に入っている魂や性格を考えなくとも、その人の体つきを眺めただけで、この人はおおらかな人、だらしない人、真面目な人、嫉妬深い人、機敏な人、緊張感の強い人など・・・、おおよその見当はつくものです。 常に髪をボサボサにして手入れをしないで、汚…
<span style="font-size:large;">全ての原因は自分にある(I am the cause of everything)</span>
人間は真実を知らなければなりません。 自分の上に起こってくる悲しみや苦しみや痛み、病、不幸の全ての原因は他人にあるのではなく、全て自分自身にあるのだということを。 「全ての原因は自分にある」、「自分こそが全ての原因である」と、この真理をはっきりと認識しなければなりません。 自分の夫や妻や子供や姑や自分を取り巻く友人・知人との間が調和せず、いつも怒りや不平不満や嫉妬に充…
<span style="font-size:large;">全てのものに感謝できる心(A heart that can be grateful for everything)</span>
人間はあらゆるものの犠牲の上に成り立っています。 「この魚によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この肉によって私は生かされている。ありがとうございます。」 「この野菜によって私は生かされている。ありがとうございます。」 そういう風に全てのものに感謝できる心を持って生きていきたいですね。 英訳(English translation) Human beings are made up of sacrif…
<span style="font-size:large;">子供もいつかは(Children will someday)</span>
一生の間には子供と別れることもあり、子供が先に死ぬこともあります。 色々なことが人生には起きてくるでしょう。 世の中はそんなものなのです。 自分の子供が生まれたら「一生、一緒に住めたらいいな。」と誰もが思いますが、いつか必ず子供は「反乱」を起こして独立していきます。 だから、「それでいいのだ。」と思わなければなりません。 「子供は親に反乱を起こして独立するものなのだ。そ…
私たちは色々な悲しみ・辛さ・大変なことなどを経ない限り、美しい悟りの花を咲かせることはできないのかもしれません。 逆に花を咲かせるために、そういうものが必要であるということが分かれば、そういうものが来た時に「ああ、私は美しい花を咲かせることができる」と思えるのではないでしょうか。 つまり、それを辛いこと・不幸なこと・悲劇的なことと捉えるのではなく「ああ、この結果とし…
鏡を見る時、自分の顔を見ながら「ここもシワが寄っている、ここも老化している」と、老化しているところばかりを見出していると、そこに意識が集まるので老化という意識が現実を引き寄せ、結果として老化の進行度合いが早まります。 「ここも若々しい、あそこも若々しい」と言っていると、若々しいところに意識が集まり、そういう現象を引き寄せて本当に体全体が若々しくなっていきます。 …
<span style="font-size:large;">親のエゴで子どもに重荷を背負わせない(Don't burden your child with parental ego)</span>
「世間ではオトナの言いなりになる子や、オトナの考え方の枠から飛躍しようとしない子がいい子であり、自分の意志を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を悪い子というレッテルを貼りがちである。けれども逆だ。」 本田宗一郎氏はこう云っています。 世間で悪い子と言われるような子どもこそ、個性に溢れて可能性に満ちた本当の意味での「いい子」だというのです。 親の言いつけをよ…
孫ができて、ひ孫もできると、すっかりおじいさん、おばあさんになってしまって何の意欲もなくなり、「ただもう、お寺参りでもするのが楽しみで・・・」と言う。 何を言っているのでしょう。 いくつになっても、いかなる場合も自己向上を怠らないようにすること。 これが自分の生命の本来の理想的な生き方なのです。 そういう気持ちを持っていると、いつまで年老いても極めて壮健で元気良く、人…
<span style="font-size:large;">「頑張ろう」と言わない、思わない(I don't say or think "I'll do my best")</span>
何事もあまり気負わないでする方が結果は良いようです。 私たちは「頑張ること」に何の疑問も感じていませんが、下手に頑張らない方がいいことだってあります。 「頑張れ」はプレッシャーを与える言葉かもしれません。 プレッシャーが良い結果を引き出すこともありますが、逆効果の方が大きいような気がします。 身軽に生きようと思うなら、頑張り抜くことを信条とするのはやめた方がいいでしょ…
<span style="font-size:large;">「やらないこと」を決めておく(Decide what not to do)</span>
自分が今していることの全てを「もし、やらなかったら」の観点から見直してみましょう。 そして、「無意味」と分かったら「これはもうやらない」と決めることです。 物事というのはやり続けていると不可欠に思えてきますが、やめてしまえば「当たり前」に思えることもたくさんあります。 やらなくていいことはいっぱいあるはずです。 歳を取れば取るほど、自分の生活をどんどん身軽にしていった…
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いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着がその不幸を生み出しています。 物がなくても病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じましょう。 今の苦痛を受容して乗…
ほんのわずかな注意が健康を良くし、病気を未然に防いで寿命を長くし、いつまでも若く元気に保たせることになります。 その健康を良くする道は正しい生活の法則を守ることです。 心で考えることはそれが形の世界に現れる元になるものです。 心の中に病的想念を忍びこませてはいけません。 暗いことを語ってはいけません。 明るい言葉、楽しい語調、晴れやかな表情は楽しい感情を呼び起こ…
多くの人はあまりに自己批判や自己反省が強過ぎて、常に自分自身を批評し過ぎ、自分をまるで悪人のように思って自分自身を苦しめています。 これは決して良いことではありません。 自己批判や自己反省はある程度までは必要ですが、あまりに過ぎた自己批判や反省は一種の心の病気です。 こういう心の癖で心があまり窮屈になり暗くなり、押し詰められたような感じで窒息しそうになる人は、で…
自分のしたいことをして、本能の赴くままに自分の我や欲を満たすためにだけ生きていたのでは心の成長がありません。 良いことをしたら良いことが返ってきて、悪いことをしたら悪いことが返ってきます。 やったことは必ず自分に返ってくるので、あの世に行くまでの間に少しでも良いことをして心を高めておかないと、自分に見合った世界にしか行けません。 そう考えると、一日一日をしっかり…
現代は不安の時代とも言われています。 どうして不安になるかといえば未来のことを考えるからです。 例えば「年金はどうなるんだろうか」、「病気になったらどうしよう」、「親の介護が心配だ」など、未来を考えると暗く不安になってしまいます。 「明日はこう生きたい」、「未来はこうありたい」と計画を立てないようにしましょう。 人生は「いつになったら楽になるのか」、「いつになっ…
『我々は天地の恩、人間の恩、道の恩、教えの恩など、あらゆる「恩」の中にあります。これに絶えず報いていくのが生活であります。』と安岡正篤師は仰いました。 例え、恵まれない環境の中にいても感謝して感謝して感謝して生きていると、高い意識になって素晴らしい運命を歩んでいけます。 感謝報恩の人生を歩みたいものです。 英訳(English translation) ``We are indebted to h…
人間にとっての最善とはできるだけ上機嫌で人生を送ることです。 上機嫌は幸福の秘訣です。 自分自身にも周りの人々にも害になる不機嫌はれっきとした罪悪です。 気分というものは、成るがままに放置していると不機嫌に傾いていきがちです。 そのため、シニアは自分の気分に関心を払い、怠惰を退けて上機嫌を保つような努力をすることが大事です。 英訳(English translation) Th…
例えば夫婦でもお互いの信頼と心安さが過ぎると、張り合う声がいつしか喧嘩腰となり家庭は嫌な場所になってしまいます。 常に馴れ合っていると一方が怒ったり不機嫌になったりすると、相手もたちまち怒りだし不機嫌になります。 初めは少しだけの怒りや不機嫌なのに、とんでもなく膨らんでしまいます。 「親しき仲にも」というより「親しき仲ほど」親しい仲であればこそ、礼儀を大切にする…
何かが失われたからといって、失われたものを残念がるばかりで失われずに済んだものを喜ばないというのは、賢い大人のすることではありません。 現に今、手元にあるものを最大限に気持ち良く活用する人こそが暮らし上手というものです。 愚かな人は将来の方にばかり熱心に目を向けるので何か良いものが今、目の前にあっても見過ごしてしまいますが、賢い人は今は既にないものまで記憶をたぐ…
妬みは常に自分を他人と比較することと関係があります。 比較のないところには妬みはありません。 妬みの本質はモノをそれ自体として見ないで、他との関係において見ることにあります。 自分よりも幸福だと思っている人たちとの比較さえやめれば妬みから逃れられます。 妬みによって人は自分自身を不幸にしています。 自分の持っているモノから喜びを引き出す代わりに、他人が持っている…
人それぞれの人生、それぞれに日々やらなければならないことをしっかりやって、良い人生成績を残さなければなりません。 五段階評価で優しさ5、素直さ5、謙虚さ5、正直さ5、思いやり5・・・。 最高の人生の通信簿を持ってあの世に行って神様に「よく頑張ってきましたね」と、お褒めの言葉をいただかなければならないと考えます。 地位、名誉、財産、仕事、業績よりも優しさや思いやり…
「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
自然治癒力というものは自分の気持ちによって、その力が強くなったり、全くなくなったりします。 自分の気持ちというものは自分の心にかける暗示のことです。 「この病気は治る」と強く思えば自然治癒力が強く働き、「この病気はとても治らない」と思えば自然治癒力は弱くなったり、全くなくなったりします。 自分の心にかける暗示。 これくらい強く厄介なものはありません。 英訳(Eng…
生きることに理由がある人は殆ど、どのような状態にも耐えることができます。 言い換えると生きることに意味・目標を堅持している人、つまり生き甲斐の揺るぎない理由を持っている人は、いかなる苦難の生活状況にも耐えることができるということです。 どんな人生にも必ず意味があります。 意味への意志を持ちましょう。 避けられず逃げられない事態に直面しても、その事態に対する態度の…
行かれなかったら行かれなかったで、人に会えなかったら会えなかったでいいのです。 ありとあらゆることが「皆それでいいんだ」ということになると、それは悟りでしょう。 一生懸命自分のできることをする。 起こってきたことは、病気でも事故でも良いことでも悪いことでも死さえ素直に受け入れる。 「すべて自分に起こることは、自分の運命に一番相応しい良いことが起こっているんだ」と…
運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 また運命環境が良いからといって感謝はしても、自惚れたり威張ったりしてはいけません。 それら悪く思えることも良く思えることもどちらも消えていく姿なのです。 私たちは一つの個性を持った神と同じ永遠の生命なのです。 現れてくるものは全て消えていく姿です。 この信仰に徹すると生き死にの恐…
感謝の気持ちを忘れた時、その人は手に入れた全てのものを失います。 「もっと、もっと」と求めた時に全てのものを失うのです。 「もう十分」と感謝する人にはますます幸せが訪れます。 空気の恩恵、水の恩恵に感謝しましょう。 雨露をしのげる家があることに感謝しましょう。 自分の足で歩けることに感謝しましょう。 何か食べられることに感謝しましょう。 自分の口で食べられること…
私たちは自分の心を早く取り戻し、物質経済から解放されることが必要です。 己に足ることを知れば心が広くなって拘りがなくなり、あらゆる面に恵まれた環境が完成されていきます。 足ることを知らない人間は、ただ日夜あくせくと物に囚われて心の休まる時がありません。 やがて身体も不調和になり、周囲の人々とも調和されることなく淋しい人生を送ることになります。 最期はその人の心…
歳を取ったら、なおいっそう愉快でいることを義務と思いましょう。 快、不快の気持ちは周りに必ず伝染します。 明るい心のものは繁栄を引き寄せます。 愉快な心を持つことは何をしなくとも、それだけで大変良いことをしていることになります。 自分が楽しい顔をしていれば、自分の周囲の人がその顔を見るだけでも楽しくなります。 英訳(English translation) As you grow older,…
おおよそ自身に降りかかってくる事柄は病気であろうが事故であろうが、すべてのことは天の計らいとして謹んでこれをお受けする。 そうすることが私たちにとって最善の人生態度です。 「なぜ自分だけ」、「どうして自分が」と悩んだり他に責任を転嫁しないこと。 今の状況を受け入れ、そのことでことさら悩むことはしないことです。 自分に解決できないことは自分には起こらないようになっ…
勝利から学べるものは少ないですが、追いつめられ、苦しめられ、打ち負かされている時、あなたは大いなる知恵を得ます。 なぜなら、その時、あなたにへつらう者は去り、それによってついに真の自分自身を知るからです。 あなたの友とは誰か? 逆境があなたを飲み込んでいる時こそ、真の友を数える最良の時なのです。 かつてなかったほどの暗闇に閉ざされている時こそ思い出しましょう。 …
心配は一種の自己暗示で、それは全く無駄な努力であり、何の役にも立ちません。 心身に害を及ぼす恐れすらあります。 うまくいかない可能性があることを、何度も心の中で繰り返して何の得になるでしょうか。 自分を暗い暗示にかけてしまうようなものです。 心配はやめましょう。 英訳(English translation) Worrying is a kind of autosuggestion, a futile effort that does no…
経歴など、どうしても自分の話をしなければならない時も、自慢したくて言っていると思われるような言葉は、直接的なものであれ、間接的なものであれ、一切慎むように心掛けるといいでしょう。 人格などというものは善悪に関わらず、いずれ知れてしまうものです。 わざわざ自分から言うには及びません。 しかも、本人が自分の口から言えば、誰もそれを信じはしないでしょう。 自分の口から…
物事の重要性は自分がそれを重要であると信じるかどうかで決まります。 悩みもまたしかり、何事も深刻ではなく、たいして重要でないと思えば、本当に深刻なことも重要なこともなくなるということです。 自分の心の弱さに比例して、問題も大きく、抗し難いものになってきます。 心が強ければ問題も取るに足らないことに思えてきます。 こうしたことが、いつまでも心を平穏に保つための秘訣…
人間、ある程度の年を重ねたら、鋭い爪をあまり見せびらかさない方がいいでしょう。 カミソリの鋭さよりもナタのような鈍な切れ味の方が、社長業には向いているともいわれます。 良き細工は少し鈍き刀を使うといいます。 才気もあまり表へ出すと、かえって自分を傷付けかねません。 時には、バカなふりをして負けてやる、相手に勝たせてやるということを覚えた方がいいのです。 何でもか…
現在、生きていられることを感謝することに心を振り向けましょう。 すると、そうした心掛けそれ自体が幸福を招いている原動力となるのです。 自分の周りには自分の心の状態と全く同じことがやってくるものですから、現在の自分の状況に「ありがたいな。」と満足して心から感謝すると、また感謝できるような嬉しいことが現実にやってくるということです。 感謝することは、結局は自分の幸…
何か欠点や弱点がある人、あるいはそれをいつも意識している人は、ある意味で幸福かもしれません。 「一病息災」という言葉の通り、「体に何か悪いところのある人は体を労わるので長生きする。徹夜をしても、びくともしない人の方がかえって危ない。」ということがあります。 自分の欠点や弱点を40になっても50になっても意識している人は、あまり無理をしないので、やはり成長の余地が…
この地上には80億の人が生きています。 様々な国、様々な環境下において、ある人は飽食の中にあり、ある人は食べ物に飢え、ある人は知性に優れ、ある人は知性に劣り、ある人は体力に優れ、ある人は体力に劣り、ある人は家族に恵まれ、ある人は家族に恵まれず、80億の人が様々な環境の下に生きています。 どれが素晴らしい、どこがいいということは決まっていません。 私たちは輪廻転生…
プラスに心を向けるというこの心の作用こそ、幸福人生の要諦です。 これは自分に対してもそうですが、人に対しても同じです。 長所を探し出す、長所とだけ付き合う。 これが幸せな人間関係の秘訣と言えるでしょう。 英訳(English translation) This mental action of turning one's mind toward the positive is the essence of a happy life. This is true for myself as well …
自分が悩み苦しい時、スランプの時は自分のことばかり考えすぎて、他の人のことを忘れている場合が多いものです。 努力して自分の意識を転換し、他の人々のことを考えてみましょう。 「他の人がどうすれば喜ぶか」ということを考えてみましょう。 「スランプ克服の一番の方法は、他の多くの人々を喜ばせる中にある。」と言っても過言ではありません。 自分が苦しいからといって、その苦し…
長生きしたい方は心の持ち方が大事であると肝に銘じてください。 では、どんな心の持ち方をしたらよいのでしょうか? それは、いつでも平常心でいること。 平常心とは常に平らかな心でいるということです。 ヒステリーや癇癪を起こさない、怒りやイライラに囚われない、悩みや心配事を抱え込まない、いつでも静かで平らかな気持ちで暮らしていくことです。 執着から解き放たれることです…
自然な気持ちで生きることが健康の秘訣です。 食べ物は粗食にする。 年齢に合ったものを出来るだけ食べるようにする。 足を丈夫にするために、毎日、部屋の中や外を出来るだけ歩くようにする。 睡眠も充分とる。 毎日を自然に、自分の年齢に合った無理のない生活をする。 年齢相応の暮らしをすることは大切です。 英訳(English translation) Living in a natural way is the k…
不思議なことですが、夫婦でも友だちでも、人間はその相手の思っている通りに、相手のふだん口にしている通りの人間になる傾向があるものです。 だから、自分に対して悪いイメージを与えることをよく口にする人とはあまり付き合わないほうがいいし、自分も誰に対しても相手の人が心地よくなりうれしくなれるような言葉だけを選んで口にするようにしなければなりません。 言葉や頭に描くイ…
オシャレをする、あるいは気持ちよく身じまいをすることは、生きて行く上の、生き甲斐でもあります。ちょっと大げさに言うと、人としての義務でもあります。 オシャレは自分のためにだけするのではなく、半分以上は、自分に接する人たちの目に、気持ちよく映るように、と思ってするのだからです。 年をとって、家にいることが多くなると、身じまいに無頓着になってしまいオシャレなんか気…
病気や事故が不幸と思っている人が多いかもしれませんが、それらは自分の魂の成長に、必要なこととして起こっているのです。 よく、死ぬことを「不幸にあう」という人がいます。宝くじに当たる人がいて、当たらない人がいる。ふぐに当たる人がいて、当たらない人もいる。車に当たる人がいて、当たらない人がいる。当たる人、当たらない人を、「ついてる人」「ついてない人」、「幸運な人」「…
今、何か心配していることや悩みがあって、それがどうなるのか不安でたまらないのであれば、それを心配すればするほど現実になります。 「人に対しての嫉妬、ねたみ、恨み、陥れようとする感情、悪口、噂」などは「マイナスの感情」だとわかっていても、「心配する」と言う行いもそれと同じだとわかっている人は、意外と少ないようです。 誰かのためを思って心配したり、何かをうまくいか…
大事なことを、どの時点で気づくことができるかは、人によって違います。日常生活のささいなことから気づく人もいれば、人生がひっくり返るような大きなことが起こらないと気づけない人もいます。 たとえば、病気は、体や精神が無理をしている「お知らせ」です。大病をしてからようやく「体をいたわらなくてはいけない!自分の生活を見直さなくてはいけない!健康でなければなにもできない!…
お金は幸せを得るために不可欠な道具ですが、幸せを維持するにはお金との「距離感」が必要です。 あなたが今、ぜいたくできる境遇にあるなら臆さず、どんどんぜいたくすればいいのです。 もし、何かの拍子にぜいたくができなくなっても、平然とその環境を愉しめる人間でありたいものです。 夕食のおかずがステーキからメザシに変わっても、それをおいしいと思えるのが健全で理想的な金銭感…
現在、生きていられることを感謝することに心を振り向けましょう。 すると、そうした心掛け、それ自体が幸福を招いている原動力となるのです。 自分の周りには、自分の心の状態と全く同じことがやってくるものですから、現在の自分の状況に「ありがたいな」と満足して心から感謝すると、また感謝できるような嬉しいことが現実にやってくるということです。 感謝することは、結局は自分の…
親子の関係というのは神と人間の関係に似ています。 親は子どもに無償で無限の愛情を注ぎます。 しかし、何かをした時に、子の側に「親が子にするのは当然だ」という態度が見えた時、多くの親は悲しい思いをします。 神は人に対し、ただひたすら与え続け、「してあげるだけ」の存在なのではないでしょうか。 未熟な私たちには、それが分からないだけかもしれません。 神の目から見れば私…