何かを「させていただいている」という感謝の思いで物事に取り組んでいったなら、いつか必ず花が開きます。 人生は全て自分持ちです。 悪いことをすれば悪いことが返ってきて、良いことをすれば良いことが自分に返ってきます。 誠実な生き方こそが自他ともに豊かになる道です。 英訳(English translation) If you approach things with a feeling of gratitude for being "allowed"…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
<span style="font-size:large;">「死なないようにすること」は誰にもできない(No one can "prevent death")</span>
世間を見渡してみると死ぬということはごくありふれたことです。 近所のおじさんも亡くなった、おばさんも亡くなった、祖父も祖母、父や母も亡くなった。 そろそろ自分の番かなという感覚は必要だと考えます。 死ぬということはどういうことかについて学んでみるのも大事なことです。 人間は知ることで安心をします。 知らないと不安になります。 知ることで対策を考えることができます。 知らな…
<span style="font-size:large;">深める(deepen)</span>
人が行き詰まるのはいつも同じことを同じやり方でしているからです。 人と同じことをするのは何も考える必要がない分、楽ではありますが必ず行き詰まります。 行き詰まらないためには広げるのではなく深めることです。 深めると自然に広がるようになります。 良い物と深く接し、良い人と深く交わる。 心すべき生き方であると考えます。 英訳(English translation) People get stuck beca…
人は表面だけを見て人を判断してしまいます。 周りの自分への対応が変わると自分が偉くなったような気がします。 それ相応に扱ってくれと言い出したりもします。 そうなると驕りが出てきて自分の心を磨かなくなります。 現実に今、囚われている世界だけで勝負しようとしてしまうから表面ばかりが気になりますが、人生は見えている世界だけではありません。 自分のことは自分が一番よく分かってい…
40歳、50歳と人生を生きてくると、誰でも多少の経験を通して見聞きしたものが蓄積され知恵もついてくるものです。 これまでに受けた恩返しが、世間に対してできるようになるのもこの頃からかもしれません。 受け取ってばかりで自分一人の知識にして、そのまま世を去っていくのは何とも「もったいない」ことです。 与えれば与えられる。 愛すれば愛される。 これまで受けた恩を返すチャンスが…
人間の物の見方や心のありようは色々なものでどうにでも左右されてしまいます。 だから、自分から見てどんなに正しいと思えることでも、もしかしたら色々なことに囚われてそう見えているのかもしれません。 自分がどんな立場でそれを見ているのか、ということをいつも確かめなければいけません。 英訳(English translation) A person's way of seeing things and their state of mind can …
<span style="font-size:large;">全てのものに感謝(thank you for everything)</span>
例えば、自分に与えられた生活が自分の希望とかけ離れた30点のものだとした時、残りの70点を求めて「もっと欲しい。もっとこうなりたい。どうして自分は不幸なんだ。」と、苦しみの中に自分自身を追いやってしまうと卑屈になってしまいます。 しかし、これが今の自分に授けられた最高のものなのだと思い、「30点ももらってありがたい。0点よりいい。何にもないよりありがたい。」と、感謝…
息子が気に入らない相手と結婚すると言い出し、その娘は結婚の条件として自分抜きの生活を主張したとしても、「私が生んで育ててやったのにこんな酷い目に遭わせて」と怒り狂うことはありません。 子供は自分のものという気持ちさえ捨てれば子供の自由を認め、「こんな相手しか見つけられない息子なのだ」と諦めることができるでしょう。 老後を見てくれなくても、一時の預かりものだと思えば頼…
<span style="font-size:large;">どんな目に遭ったとしても(No matter what happens)</span>
どんな酷い目に遭っても時間が経てば、必ず色々なことがあったなと思える時がきます。 後になってからその時の意味が分かることもあります。 無駄だと思ったことが無駄ではない。 その時は気付かなくても結果的には良かったという時がきます。 だから、焦ることも自分はダメだということもありません。 目の前のことをただ一生懸命やるだけです。 人生はその時だけではありません。 英訳(E…
<span style="font-size:large;">今日を自分の最高に生きる(live your best today)</span><br /><br />
同じ一日でも一月から十二月まで同じ一日はありません。 同じ一日でも同じ気候の一日はありません。 同じ一日でも同じ体調の一日はありません。 だから、同じことをするにしても一日一日の工夫が必要です。 熱のある日は熱のあるように、体調の良い日には体調の良いように、一日一日を最高に生きることです。 英訳(English translation) No two days are the same from January to Decembe…
<span style="font-size:large;">他の人は自分の合わせ鏡(Other people are my mirrors)</span>
人運は人の役に立つことから生まれるものです。 積極的に参加しましょう。 待ち人間になってはなりません。 人の長所が見える人は必ず成長することができます。 嫌な人を生かすことは自分の器を大きくします。 人に尽くすことを知らない人は子孫を駄目にします。 損得よりも「縁」を大切にする人が本物です。 他の人は自分の合わせ鏡なのです。 英訳(English translation) Luck comes from…
<span style="font-size:large;">石川洋の言葉・・・「自戒」(YOU Ishikawa's words..."self-discipline")</span>
「自戒」・・・・石川洋 つらいことが多いのは感謝をしないからだ 苦しいことが多いのは自分に甘えがあるからだ 悲しいことが多いのは自分のことしかわからないからだ 心配する事が多いのは今をけんめいに生きていないからだ 行きづまりが多いのは自分が裸になれないからだ 以上 人生の試練や苦しみを味わうことは不幸や不運なのではありません。 心豊かな人生、穏やかな老後のための貯蓄のよう…
『「陽気は美徳、陰気は罪悪」というのが私が作った格言です。』と宇野千代さんが云われてました。 美徳も罪悪もそのままの姿では留まりません。 すぐそこで隣の人にうつるものなのです。 どんなに大きな美徳もどんなに小さな美徳も、すぐそばの人にうつる大きな力を持っています。 一方、陰気はどんなに小さな陰気であっても、すべての人にうつるものですから夢にも陰気の気持ちを持ってはなり…
<span style="font-size:large;">一筋に歩もう(Let's walk straight)</span><br />
世のため、人のために役立つことを自分の生きてきた証拠として遺すこと。 これが生きるということかもしれません。 有名になる、財産を残すということではなく、人々の心の中に何か遺すということが生きるということでしょう。 それが出来れば死んでいても生きているのと同じでしょう。 死は誰にでも訪れます。 それまでは例え小さな花であっても人の目に触れない花であってもいいのです…
私たちの体はたくさんの細胞からなっていますが、それは私たちの「従属物」ではありません。 自分の体で自分の意のままに動かせるのは「運動神経」だけで脳や心臓、内臓を動かしてくれる「自律神経」は自分ではコントロールできません。 あなたは自由に脈拍数を変えられますか? もちろんできませんよね。 ところが、普通に生活していると自分の体を「従属物」だと勘違いして、ついつい無理強い…
<span style="font-size:large;">いくつになっても(At any age)</span>
人はいくつになっても心持ちは変わりません。 肉体は歳を取っても心が歳を取ることはありません。 もし、自分をおばあちゃん、おじいちゃんだと言う人がいれば、その人は心でそう思っているだけのことです。 どうぞ思いを今すぐ変えてください。 「私は若い」と。 英訳(English translation) No matter how old people get, their feelings don't change. Even though the body gets o…
<span style="font-size:large;">定年退職ニートも悪くない(Being a retired NEET isn't bad either.)</span>
仕事から離れて定年を迎えるようになると、誰もが何か他に生きがいをと求めるようになりますが、生きがいだか何だかしらないが、そんなものをわざわざ探す必要はありません。 仕事から離れれば離れたで、そのまま単純に生きていればいいではありませんか。好きでもない絵画を無理して習う必要はないし、やることがなければ家でプラプラしていればいいでしょう。定年退職ニートになるのもいいもの…
<span style="font-size:large;">坂村真民の詩「生きているからには」(SHINMIN Sakamura's poem "Because I'm alive")</span>
生きているからには しょぼしょぼとした 目なんかせず 生き生きした 魚の目のように いつも光っていようではないか 生きているからには くよくよした 泣きごとなんか言わず 春の鳥のように 空に向かって 明るい歌をうたおうではないか 生きているからには できるだけ世のため人のため 体を使い あの世へ行った時 後悔しないように 発奮努力しようではないか この詩のように生きていきたいもので…
<span style="font-size:large;">体験だけでは・・・(Just experience...)</span>
体験を積めばいいというわけでもありません。 むしろ、体験だけで生きてきた人の中には、したたかになっている人の方が多いようです。 「オレはこんな修羅場を経験してきたんだから怖いものはないんだ。」というような人間になってはおしまいです。 どんな厳しい体験をしてきても、純粋で傷付きやすく瞳の曇らない人間になることを目指したいですね。 英訳(English translation) t's not j…
<span style="font-size:large;">自分の置かれた環境に意義を見出す(Find meaning in your environment)</span>
一つひとつの出来事には良い面も悪い面もあって、例え今は美しいと思えなくても、そこに何か意味のあることを信じて生きることが大事です。 聖書の中に「運命は苛酷だが、摂理は温かい」という言葉があります。 現実がどれほど苦しくても、神は大きな摂理の中で一人ひとりを大事にされていること、 自分の考えが絶対ではないということを信じ続けていく。 そういうものが信仰ということです。 苦…
<span style="font-size:large;">自分の都合を捨ててみる(Let go of your own convenience)</span>
私たちはおおむね自分の都合で生きています。 人のためになりきるということは中々できません。 そのため、人のために何かをするということは、いかにして自分の都合を捨てるかということになってくるのでしょう。 私たちが時として物事に行き詰まるのは、自分の都合だけで動いているからではないでしょうか。 そんな時、自分の都合を少しでも引っ込めていくと物事は動き出していきます。 自分の…
<span style="font-size:large;">精神世界に誘う「死」("Death" invites you to the spiritual world)</span><br />
死ほど平等なものはありません。 この世の中のことは全て偽りに満ちているのに死は貧富、貴賎を問わず訪れ、決してごまかすことはできません。 「死ぬことのみぞ真なりける」と歌った方もおられます。 鉄舟会師家の大森曹玄老師は、「人は死について考えるようになると精神が純化されてくる。」と云われました。 つまり、死を思うと死の絶対性、ごまかしのなさを痛感します。 そして、その苦しみ…
<span style="font-size:large;">今日一日を充実させる(Make the most of today)</span>
長生きをしようと食べ物や健康法などに凝るのは、それ自体がストレスになりやすいものです。 どんなに注意して生活していても人間には寿命があります。 だから、明日死んでもいいくらいの気持ちで今日一日を充実して過ごしていれば、いつ寿命がきても満足して旅立てます。 自分を成長させ、お金を稼いで子供を育てていく第一の人生には目標は必要ですが、第二の人生まで目標を立てて明日に期待す…
<span style="font-size:large;">今、ここに生きていきましょう(Let's live here now)</span>
昔から「放られたところで起きる小法師(こぼし)かな」と云われます。 小法師とは「起き上がりこぼし」のことで、どのように投げても最後は起き上がる達磨像です。 つまり、どこかに職を得たり、そこで働かざるを得ないというような場合にもそこで頑張り、起き上がれば必ず道が拓けるということです。 運はどのように拓けるか誰にも分かりません。 今、起こっていることはこれから先の運命の始…
<span style="font-size:large;">明日言えることを今日言わない(Don't say today what you can say tomorrow)</span>
怒りを抑えるために「数を10数えよ」、「深呼吸をせよ」と言われます。 つまり、怒りを爆発させるなということです。 それより有効なのは、「明日できることを今日するな」という欧米の格言です。 怒りの言葉、相手に対する文句は明日でも言えます。 「明日できることを今日するな」ということは、「明日言えることを今日言うな」ということです。 怒りが湧いた時は、この言葉を思い出して人間…
<span style="font-size:large;">人を許しましょう(t's forgive people)</span>
幸せに生きるには人を許し、自分も許してもらうという生き方が大事です。 自分に嫌な思いをさせた人を決して許さないという生き方をすれば、相手もそのような考えで対抗してきます。 非難された相手が「ごめんなさい、私が悪かったです。」などと認めることはほとんどありません。 もし、自分が悪いと認めれば自分が自信を失うからです。 人を許しましょう。 そして、自分も許してもらいましょう…
定年後にやることがないと嘆いて暇を持て余す人が多くいます。 その一因は自分の今までの生き方にもあったのです。 自分の成功のみを追って自分だけが目立とうとする生き方、陰徳を忘れた生活の仕方が晩年になって結果として出てきているのです。 このように考えると目立たないで人に尽くすということは、現代的な意味も持っていることになります。 目立とうとする生活は徳を損ない、業の借金を…
「人間だから踏み外すこともある。じゃが、踏み直し、踏み直しすれば事は必ず成就する。」と龍沢寺の山本玄峰老師は云われました。 間違ったらやり直せばいい、人間だから失敗はするものだと。 それを反省して自分の心を傷付けることほど、無意味なことはないのだということです。 玄峰老師は「人間の心は仏から頂いたものだ。決して傷付けるようなことをしてはいけない。」とも云っておられます…
<span style="font-size:large;">私たちの幸せはお借りしているもの(Our happiness is something we owe)</span>
仏教では「自分というものは本来存在しない。それを存在すると思うから迷うのだ。」といいます。 もちろん、私たちには感情も欲望もあり、「自己」と思われるものも存在します。 しかし、それは仮の状態で宇宙からお借りしているだけのものです。 自分を生存させようという本能があるから私たちは生きられ、物事を所有しようとするから地位、名誉、金銭などが得られて楽な暮らしができるのですが…
<span style="font-size:large;">与えられた人生を素直に受け止める(Accept the life you've been given honestly)</span>
人間の苦しみの一つの原因は他との比較です。 私たち誰もが等しく生きられる最善の生き方は、与えられた人生を素直に受け止めて自分を最高に生きることです。 障害や持病があってもそのことを卑下したり恨んだりする生き方と、そこを人生の土台として一つひとつ積み重ねて生きていくかでは、天地雲泥の差が生じてきます。 人間の救いと生き甲斐はそれしかありません。 努力するなら他と争うので…
<span style="font-size:large;">生きる覚悟(determination to live)</span>
「死にたい。」という人がいます。 本当は死にたいのではなく、死ぬほどの苦しみを持っているということなのでしょう。 生きている人が「死にたい。」なんてことはありません。 九十九歳になっても百歳になっても、「死にたい。」なんて思っている人は一人もいません。 生き生きとして生きたいのです。 命の尊さを知りたい、本当は生きたいのです。 よく「死ぬ覚悟」と言いますが、本当は「生き…
<span style="font-size:large;">何かに頼ろうとはしない(don't try to rely on anything)</span>
人間は依頼することに慣れてしまうと、どんどん底なし沼に沈んでいくものです。 人間は受け身の生き方をしていては決して人生を楽しめません。 人生を充実したものにしたいなら、高齢になっても自主独立の精神を持ち続けなければなりません。 英訳(English translation) When people get used to asking for help, they tend to sink into a bottomless pit. Humans can never enjoy lif…
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何かを「させていただいている」という感謝の思いで物事に取り組んでいったなら、いつか必ず花が開きます。 人生は全て自分持ちです。 悪いことをすれば悪いことが返ってきて、良いことをすれば良いことが自分に返ってきます。 誠実な生き方こそが自他ともに豊かになる道です。 英訳(English translation) If you approach things with a feeling of gratitude for being "allowed"…
西郷隆盛の「南洲翁遺訓」の中に「男子は人を容れ、人に容れられては済まぬものと思えよ」という言葉があります。 人を許してやるのはよいが、人から許されるような人間になってはいけないということです。 ところで、人を許す、許さないという問題以前に「自分自身」を許せていない・・・。 つまり、自己肯定感のない人が今は非常に多くなっています。 その結果、自分を責めてばかりか、…
世の中が不公平であると見えるのは、その人の見方が社会の表面だけで判断したり、あるいは短い期間だけを見て判断するせいです。 つまり、自分の我欲を基準として判断するからです。 もし、ずっと永い年月を通してその人の歩みを見て、また自分の欲を離れて見たならば、案外この世の中は公平で結局はその人の真価通りのものになっています。 長い目で人様の人生を見させていただくと、やっ…
いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着がその不幸を生み出しています。 物がなくても病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じましょう。 今の苦痛を受容して乗…
ほんのわずかな注意が健康を良くし、病気を未然に防いで寿命を長くし、いつまでも若く元気に保たせることになります。 その健康を良くする道は正しい生活の法則を守ることです。 心で考えることはそれが形の世界に現れる元になるものです。 心の中に病的想念を忍びこませてはいけません。 暗いことを語ってはいけません。 明るい言葉、楽しい語調、晴れやかな表情は楽しい感情を呼び起こ…
多くの人はあまりに自己批判や自己反省が強過ぎて、常に自分自身を批評し過ぎ、自分をまるで悪人のように思って自分自身を苦しめています。 これは決して良いことではありません。 自己批判や自己反省はある程度までは必要ですが、あまりに過ぎた自己批判や反省は一種の心の病気です。 こういう心の癖で心があまり窮屈になり暗くなり、押し詰められたような感じで窒息しそうになる人は、で…
自分のしたいことをして、本能の赴くままに自分の我や欲を満たすためにだけ生きていたのでは心の成長がありません。 良いことをしたら良いことが返ってきて、悪いことをしたら悪いことが返ってきます。 やったことは必ず自分に返ってくるので、あの世に行くまでの間に少しでも良いことをして心を高めておかないと、自分に見合った世界にしか行けません。 そう考えると、一日一日をしっかり…
現代は不安の時代とも言われています。 どうして不安になるかといえば未来のことを考えるからです。 例えば「年金はどうなるんだろうか」、「病気になったらどうしよう」、「親の介護が心配だ」など、未来を考えると暗く不安になってしまいます。 「明日はこう生きたい」、「未来はこうありたい」と計画を立てないようにしましょう。 人生は「いつになったら楽になるのか」、「いつになっ…
『我々は天地の恩、人間の恩、道の恩、教えの恩など、あらゆる「恩」の中にあります。これに絶えず報いていくのが生活であります。』と安岡正篤師は仰いました。 例え、恵まれない環境の中にいても感謝して感謝して感謝して生きていると、高い意識になって素晴らしい運命を歩んでいけます。 感謝報恩の人生を歩みたいものです。 英訳(English translation) ``We are indebted to h…
人間にとっての最善とはできるだけ上機嫌で人生を送ることです。 上機嫌は幸福の秘訣です。 自分自身にも周りの人々にも害になる不機嫌はれっきとした罪悪です。 気分というものは、成るがままに放置していると不機嫌に傾いていきがちです。 そのため、シニアは自分の気分に関心を払い、怠惰を退けて上機嫌を保つような努力をすることが大事です。 英訳(English translation) Th…
例えば夫婦でもお互いの信頼と心安さが過ぎると、張り合う声がいつしか喧嘩腰となり家庭は嫌な場所になってしまいます。 常に馴れ合っていると一方が怒ったり不機嫌になったりすると、相手もたちまち怒りだし不機嫌になります。 初めは少しだけの怒りや不機嫌なのに、とんでもなく膨らんでしまいます。 「親しき仲にも」というより「親しき仲ほど」親しい仲であればこそ、礼儀を大切にする…
何かが失われたからといって、失われたものを残念がるばかりで失われずに済んだものを喜ばないというのは、賢い大人のすることではありません。 現に今、手元にあるものを最大限に気持ち良く活用する人こそが暮らし上手というものです。 愚かな人は将来の方にばかり熱心に目を向けるので何か良いものが今、目の前にあっても見過ごしてしまいますが、賢い人は今は既にないものまで記憶をたぐ…
妬みは常に自分を他人と比較することと関係があります。 比較のないところには妬みはありません。 妬みの本質はモノをそれ自体として見ないで、他との関係において見ることにあります。 自分よりも幸福だと思っている人たちとの比較さえやめれば妬みから逃れられます。 妬みによって人は自分自身を不幸にしています。 自分の持っているモノから喜びを引き出す代わりに、他人が持っている…
人それぞれの人生、それぞれに日々やらなければならないことをしっかりやって、良い人生成績を残さなければなりません。 五段階評価で優しさ5、素直さ5、謙虚さ5、正直さ5、思いやり5・・・。 最高の人生の通信簿を持ってあの世に行って神様に「よく頑張ってきましたね」と、お褒めの言葉をいただかなければならないと考えます。 地位、名誉、財産、仕事、業績よりも優しさや思いやり…
「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
自然治癒力というものは自分の気持ちによって、その力が強くなったり、全くなくなったりします。 自分の気持ちというものは自分の心にかける暗示のことです。 「この病気は治る」と強く思えば自然治癒力が強く働き、「この病気はとても治らない」と思えば自然治癒力は弱くなったり、全くなくなったりします。 自分の心にかける暗示。 これくらい強く厄介なものはありません。 英訳(Eng…
生きることに理由がある人は殆ど、どのような状態にも耐えることができます。 言い換えると生きることに意味・目標を堅持している人、つまり生き甲斐の揺るぎない理由を持っている人は、いかなる苦難の生活状況にも耐えることができるということです。 どんな人生にも必ず意味があります。 意味への意志を持ちましょう。 避けられず逃げられない事態に直面しても、その事態に対する態度の…
行かれなかったら行かれなかったで、人に会えなかったら会えなかったでいいのです。 ありとあらゆることが「皆それでいいんだ」ということになると、それは悟りでしょう。 一生懸命自分のできることをする。 起こってきたことは、病気でも事故でも良いことでも悪いことでも死さえ素直に受け入れる。 「すべて自分に起こることは、自分の運命に一番相応しい良いことが起こっているんだ」と…
運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 また運命環境が良いからといって感謝はしても、自惚れたり威張ったりしてはいけません。 それら悪く思えることも良く思えることもどちらも消えていく姿なのです。 私たちは一つの個性を持った神と同じ永遠の生命なのです。 現れてくるものは全て消えていく姿です。 この信仰に徹すると生き死にの恐…
感謝の気持ちを忘れた時、その人は手に入れた全てのものを失います。 「もっと、もっと」と求めた時に全てのものを失うのです。 「もう十分」と感謝する人にはますます幸せが訪れます。 空気の恩恵、水の恩恵に感謝しましょう。 雨露をしのげる家があることに感謝しましょう。 自分の足で歩けることに感謝しましょう。 何か食べられることに感謝しましょう。 自分の口で食べられること…
心の絆を一人でも多くの人と結ぶことが人生を豊かにします。 ところが、ごく親しい人にだけ物凄く優しくするだけで、見ず知らずの人に対しては冷たい態度で接しているのが、今の社会ではないでしょうか。 この差を縮めていかなければ世の中は良くなりません。 人間一人が持つ縁というものはわずかなものですが、誰に対しても温かく穏かに接していくことが大事です。 英訳(English tra…
ただ一人の人に正しいことをするよりも、幾千の人たちのことを心配することの方が楽です。 例えば、地震で被災した人のことがテレビに映し出された時、ただそれを見て「本当に気の毒だな」と思っているだけならば、相手が何万人でも簡単に心配してあげられます。 しかし、一人でも実際に救うとなると大変です。 救済支援のための寄付でも何でも少しでも、行動を実際に起こしてあげられたら…
苦労したことをそのまま顔に出す。 誰にでも出来ることです。 反対に、苦労したことのない人が、いつも明朗な顔でいる。 これも、そんなに難しいことではありません。 しかし、散々苦労したにも関わらず、全く苦労の痕が感じられない顔で人に接するのは、なかなか出来ないことです。 出来れば苦労の痕を悟られずに人と接する。 これは大事なことです。 英訳(English translation) …
勝利から学べるものは少ないですが、追いつめられ、苦しめられ、打ち負かされている時、あなたは大いなる知恵を得ます。 なぜなら、その時、あなたにへつらう者は去り、それによってついに真の自分自身を知るからです。 あなたの友とは誰か? 逆境があなたを飲み込んでいる時こそ、真の友を数える最良の時なのです。 かつてなかったほどの暗闇に閉ざされている時こそ思い出しましょう。 …
心配は一種の自己暗示で、それは全く無駄な努力であり、何の役にも立ちません。 心身に害を及ぼす恐れすらあります。 うまくいかない可能性があることを、何度も心の中で繰り返して何の得になるでしょうか。 自分を暗い暗示にかけてしまうようなものです。 心配はやめましょう。 英訳(English translation) Worrying is a kind of autosuggestion, a futile effort that does no…
経歴など、どうしても自分の話をしなければならない時も、自慢したくて言っていると思われるような言葉は、直接的なものであれ、間接的なものであれ、一切慎むように心掛けるといいでしょう。 人格などというものは善悪に関わらず、いずれ知れてしまうものです。 わざわざ自分から言うには及びません。 しかも、本人が自分の口から言えば、誰もそれを信じはしないでしょう。 自分の口から…
物事の重要性は自分がそれを重要であると信じるかどうかで決まります。 悩みもまたしかり、何事も深刻ではなく、たいして重要でないと思えば、本当に深刻なことも重要なこともなくなるということです。 自分の心の弱さに比例して、問題も大きく、抗し難いものになってきます。 心が強ければ問題も取るに足らないことに思えてきます。 こうしたことが、いつまでも心を平穏に保つための秘訣…
人間、ある程度の年を重ねたら、鋭い爪をあまり見せびらかさない方がいいでしょう。 カミソリの鋭さよりもナタのような鈍な切れ味の方が、社長業には向いているともいわれます。 良き細工は少し鈍き刀を使うといいます。 才気もあまり表へ出すと、かえって自分を傷付けかねません。 時には、バカなふりをして負けてやる、相手に勝たせてやるということを覚えた方がいいのです。 何でもか…
現在、生きていられることを感謝することに心を振り向けましょう。 すると、そうした心掛けそれ自体が幸福を招いている原動力となるのです。 自分の周りには自分の心の状態と全く同じことがやってくるものですから、現在の自分の状況に「ありがたいな。」と満足して心から感謝すると、また感謝できるような嬉しいことが現実にやってくるということです。 感謝することは、結局は自分の幸…
何か欠点や弱点がある人、あるいはそれをいつも意識している人は、ある意味で幸福かもしれません。 「一病息災」という言葉の通り、「体に何か悪いところのある人は体を労わるので長生きする。徹夜をしても、びくともしない人の方がかえって危ない。」ということがあります。 自分の欠点や弱点を40になっても50になっても意識している人は、あまり無理をしないので、やはり成長の余地が…
この地上には80億の人が生きています。 様々な国、様々な環境下において、ある人は飽食の中にあり、ある人は食べ物に飢え、ある人は知性に優れ、ある人は知性に劣り、ある人は体力に優れ、ある人は体力に劣り、ある人は家族に恵まれ、ある人は家族に恵まれず、80億の人が様々な環境の下に生きています。 どれが素晴らしい、どこがいいということは決まっていません。 私たちは輪廻転生…
プラスに心を向けるというこの心の作用こそ、幸福人生の要諦です。 これは自分に対してもそうですが、人に対しても同じです。 長所を探し出す、長所とだけ付き合う。 これが幸せな人間関係の秘訣と言えるでしょう。 英訳(English translation) This mental action of turning one's mind toward the positive is the essence of a happy life. This is true for myself as well …
自分が悩み苦しい時、スランプの時は自分のことばかり考えすぎて、他の人のことを忘れている場合が多いものです。 努力して自分の意識を転換し、他の人々のことを考えてみましょう。 「他の人がどうすれば喜ぶか」ということを考えてみましょう。 「スランプ克服の一番の方法は、他の多くの人々を喜ばせる中にある。」と言っても過言ではありません。 自分が苦しいからといって、その苦し…
長生きしたい方は心の持ち方が大事であると肝に銘じてください。 では、どんな心の持ち方をしたらよいのでしょうか? それは、いつでも平常心でいること。 平常心とは常に平らかな心でいるということです。 ヒステリーや癇癪を起こさない、怒りやイライラに囚われない、悩みや心配事を抱え込まない、いつでも静かで平らかな気持ちで暮らしていくことです。 執着から解き放たれることです…
自然な気持ちで生きることが健康の秘訣です。 食べ物は粗食にする。 年齢に合ったものを出来るだけ食べるようにする。 足を丈夫にするために、毎日、部屋の中や外を出来るだけ歩くようにする。 睡眠も充分とる。 毎日を自然に、自分の年齢に合った無理のない生活をする。 年齢相応の暮らしをすることは大切です。 英訳(English translation) Living in a natural way is the k…
不思議なことですが、夫婦でも友だちでも、人間はその相手の思っている通りに、相手のふだん口にしている通りの人間になる傾向があるものです。 だから、自分に対して悪いイメージを与えることをよく口にする人とはあまり付き合わないほうがいいし、自分も誰に対しても相手の人が心地よくなりうれしくなれるような言葉だけを選んで口にするようにしなければなりません。 言葉や頭に描くイ…
オシャレをする、あるいは気持ちよく身じまいをすることは、生きて行く上の、生き甲斐でもあります。ちょっと大げさに言うと、人としての義務でもあります。 オシャレは自分のためにだけするのではなく、半分以上は、自分に接する人たちの目に、気持ちよく映るように、と思ってするのだからです。 年をとって、家にいることが多くなると、身じまいに無頓着になってしまいオシャレなんか気…
病気や事故が不幸と思っている人が多いかもしれませんが、それらは自分の魂の成長に、必要なこととして起こっているのです。 よく、死ぬことを「不幸にあう」という人がいます。宝くじに当たる人がいて、当たらない人がいる。ふぐに当たる人がいて、当たらない人もいる。車に当たる人がいて、当たらない人がいる。当たる人、当たらない人を、「ついてる人」「ついてない人」、「幸運な人」「…
今、何か心配していることや悩みがあって、それがどうなるのか不安でたまらないのであれば、それを心配すればするほど現実になります。 「人に対しての嫉妬、ねたみ、恨み、陥れようとする感情、悪口、噂」などは「マイナスの感情」だとわかっていても、「心配する」と言う行いもそれと同じだとわかっている人は、意外と少ないようです。 誰かのためを思って心配したり、何かをうまくいか…
大事なことを、どの時点で気づくことができるかは、人によって違います。日常生活のささいなことから気づく人もいれば、人生がひっくり返るような大きなことが起こらないと気づけない人もいます。 たとえば、病気は、体や精神が無理をしている「お知らせ」です。大病をしてからようやく「体をいたわらなくてはいけない!自分の生活を見直さなくてはいけない!健康でなければなにもできない!…