「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
感謝が湧くと、それは自ずと「ありがとう」という言葉となります。 「ありがとう」の本来の意味は「有り難い(ありがたい)」です。 「めったに有り得ない」、「存在が稀である」という意味です。 それならば、「めったに有り得ない」の反対は何でしょうか。 「いつでも、どこにでも有る」、「当たり前のこと」です。 この「当たり前のこと」の中にも感謝のタネを見出すと、俄然、幸福度…
<span style="font-size:large;">終わりが良ければ・・・(if the end is good)</span>
人生の途中の苦労は誰にでもあります。 シェークスピアは「ハムレット」の中で、「終わりよきものは、すべてよし」と言っています。 人間というものは、その時は「苦しい、苦しい」と泣き叫びながらも、生きていることに手ごたえを掴んでいるのです。 人生の途中で不幸なことに遭い、苦しいことに遭った人の晩年は、思い出がいっぱいあって楽しいものです。 今の苦しみも、いずれ笑って話…
<span style="font-size:large;">まず、現状に感謝する(First, be grateful for the status quo)</span>
現状に感謝する。 与えられた環境に感謝して、「あのようになりたい。」、「あれが欲しい。」など、わがままな心を少しずつ少なくすることです。 例え、今の自分の状況が100点満点の70点でも、「70点もあるではないか。0点より遥かに素晴らしい。」と深く感謝する。 こういう気持ちが縁や運を開かせるのです。 英訳(English translation) Thanks for the status quo. It…
<span style="font-size:large;">「命を頂く」感謝の心(A Heart of Gratitude for “Giving Life”)</span>
私たちが健康を維持するために日常生活で心掛けべきことは、「命を頂く」という感謝の気持ちを持てるか否かが、大切なのではないでしょうか。 ご飯を召し上がる時に素直に手を合わせて、「よろしくお願いします。」と心の底から言えるようになった時に、病気はその時点から治っていくものです。 自然治癒の大きな歯車というものは、そういうことが、ごく自然にできるようになった時から回り…
<span style="font-size:large;">けじめのある交友を心掛ける(keep in mind to make friends with distinction)</span>
小林一茶は「寛政紀行書込」という本の中で、「たとへ日を累(かさ)ねての逗留なりとも、別るる期に別れざれば、大なる非(そしり)ごとをとる事うたがひなし。心がけの第一なり。」と言っています。 「まだいいでしょう。もう一日泊まっていってくださいよ。」と勧められ、グズグズと泊まっていると、せっかく昨日まで親しいもてなしだったのが、冷えびえとしてしまうことがよくあります。 …
<span style="font-size:large;">年を取ったら施す心を持つ(Have a heart to give when you get old)</span>
若い時から預金通帳の数字ばかり見て、一喜一憂しているようでは大きな人物にはなれませんが、反対に稼いだ分すべて使ってしまうのも感心しません。 「日本永代蔵」を書いた井原西鶴は、金銀を貯めることが両親の次に大切なことだと言っています。 ところが、その蓄えた金銀を、老年になって周りに施せと言っているのは注目に値します。 「人若い時貯へして年寄りての施肝要なり。とても向…
高齢な男性が、一人では何もできなくなっている状態は残酷なものです。 昔風の「男子は厨房に入るものではない」などという思想は本当に困ったものです。 人は男であろうと女であろうと、基本的には一人で生きていかなくてはなりません。 それができない人は「自由人」ではなく、一人になったらどうしようかという恐怖に囚われている「不自由人」です。 どのような生活でもいいのです。 …
<span style="font-size:large;">要らない人はいない(there is no one who does not need)</span>
例え、病気や老齢のために人手が掛かり、「この人が生きていなければどんなに楽になるだろう」と思うように見えた人でも、その人の「困った存在」が「困らされた人」に様々なことを教えていくのです。 しかし、私たちは困らされている時には、そんなことを到底承服できません。 それが分かるのは、ずっと後になってからなのです。 英訳(English translation) For example, even a p…
<span style="font-size:large;">苦しみも一つの恵み(Suffering is also a blessing)</span>
貧困、病気、戦争、飢え、裏切り、死別、精神的迫害など、私たちの望まない逆境・試練が私たちを強めるということは真実です。 実は、逆境は反面教師以上の素晴らしいものです。 逆境は作為的に作るわけにはいきません。 だから、多少の不便や不遇が自然に発生した時には、私たちはそれを好機と思い、運命が与えてくれた贈り物と感謝し、むしろ最大限に利用することを考えるべきなのです。…
<span style="font-size:large;">老年期を自分の教養のために(I spend my old age for my education)</span>
上手に年を取る方法。 それは老いを受け入れることです。 最低なのは自分から去っていくものに、まだしがみつこうとすることです。 退職が死に繋がる人間もいます。 心の準備ができていない人間です。 旺盛な好奇心を持ち続けている人なら、それは人生の最も楽しい時のはずです。 退職が嬉しいことになるためには何が必要でしょうか? それは栄光のむなしさを知り、無名の人である安ら…
<span style="font-size:large;">感動の力(power of emotion)</span>
純粋で深い感動をすると、肉体の疲れも心の痛手も、たちまち立ち直るものです。 ところが、感動できない人は疲れを溜めるだけで、なかなかエネルギーが再生されません。 元気に生きるためには感動することです。 感動するためには、自分の手と足と体を使って、身を低くして一生懸命やることです。 家でじっとしているだけではいけません。 自分が感動できるものに積極的に近付く必要があ…
人は病気になると、必ずそればかりを話題にしてしまうものです。 それは、その人が自分の病気のことを絶えず考えているからです。 自分の思いを言葉にしているだけなのです。 少し具合が悪くても悪化させたくなければ、病気のことを話してはいけません。 あなたの思いが病気の原因です。 「とても気持ちがいい。今の気分は上々だ。」と繰り返し唱え、本当にそう感じてください。 もしも…
<span style="font-size:large;">「謝念」を持つ(have a "gratefulness")</span>
幸福を味わおうと思えば、些細なこと、取るに足りないような小さなことにも感謝の心を持つことです。 「感謝したくても感謝するタネがないよ。不満なら山ほどあるがね。」と、天邪鬼の方は仰るかもしれません。 しかし、それは違います。 感謝のタネは、ごく平凡な日常生活の中にいっぱい転がっています。 朝ご飯がおいしく食べられた。 ウグイスの声が聞こえた。 混んだバスに乗ったら…
<span style="font-size:large;">中身が濃く詰まった一日にする(Make it a day full of content)</span>
「もっとも長生きした人とは、もっとも多くの歳月を生きた人ではなく、もっともよく人生を体験した人だ。」と、フランスのジャン・ジャック・ルソーが言っています。 「よく人生を体験する」とは、「よく生きる」とは、具体的にどのような生き方をすることなのかというと、視覚、聴覚、触覚、味覚、手足、頭などを活発に働かせ、好奇心や積極性を持って活動し、感性も知性も磨き、自分が持って…
<span style="font-size:large;">楽しみの伴う努力を(effort with pleasure)</span>
奮励努力、刻苦勉励、歯を食い縛り、克己心を奮い起こして頑張るのは壮年期まででいいでしょう。 シニアになったら、楽しみが伴う努力をする、楽しみが含まれている努力をする、楽しみながら努力する。 楽しみの欠けた、または乏しい努力はしないという基準を設けるといいでしょう。 もちろん、努力は必要です。 しかし、全然努力しない楽しみだけということでは当人の成長に役立ちません…
<span style="font-size:large;">「生」を充実させる(Enriching “life”)./span>
春夏秋冬の移り変わりは速いですが、順序を踏んでいます。 しかし、生・老・病・死の変遷は、それ以上に速いうえに、さらに順序通りではありません。 シニアになり、やがて老人となり、そのうちに病に臥し、最期に死が来るとは限りません。 シニアでいる間に、「死」は順番を飛び越えて襲ってくるかもしれません。 人生の儚さを嘆き、悲観的で厭世的になるのではなく、「死」から目を反ら…
常識的な人は、よく年相応に振る舞えと言ったり、年齢に応じた服装をした方がいいと考えたり、喋ったりします。 しかし、果たしてそうでしょうか? 例えば、十代から二十代初めの人がマンガを読み、テレビゲームをするというのは、何の特徴もない「普通の若者」でしかありません。 逆に、五十代後半、六十代近くになるから、定年後の趣味のために園芸を始めた、俳句や短歌、碁や将棋をすると…
<span style="font-size:large;">仕事だけに生きない(don't live just for work)</span>
仕事だけが生きがいという真面目な人も中高年には多いです。 しかし、こういう人ほどリストラに遭ったり、定年になると、落ち込んだり、生きがいをなくしてしまいます。 今の時代、真面目一筋、仕事一筋というのでは通用しません。 趣味のない人、雑学のない人も運から見放されてしまいます。 結局、仕事一筋といっても、だからこそなのですが、到底、役員などに出世することができない人…
<span style="font-size:large;">そのつど、そのつど、気付く(Each time, each time, notice)</span>
良いことをするにしても悪いことをするにしても、それを「する瞬間」というものがあります。 怒る時も嫉妬する時にも、その瞬間があります。 だから、大切なことは、そのつど、その瞬間に気付くことなのです。 怒りが起こりそうになったら、その瞬間に気付くのです。 怒りが爆発しそうな瞬間に気付いて、その瞬間に釘を打っておくのです。 そうすると、悪というものは繁殖しないのです。 …
<span style="font-size:large;">話し掛ける(talk to)</span>
精神面でいつまでも若々しさを保つためには、好奇心を持ち続けることが大切です。 何事にも興味や関心を抱く。 それは好きなものなら何でもいいのです。 例えば、映画でもお芝居でも読書でも釣りでもゴルフでも、それぞれ好きなことに興味を持って友達の幅を広げていく。 趣味は人それぞれですが、多くの人が興味を持つ対象、それは「異性」でしょう。もちろん全然違う人もいますが。 男…
<span style="font-size:large;">いつまでも相手の問い掛けに答えてあげましょう(Always answer other people's questions)</span>
歳を重ねていく毎に夫婦の形は変わってくるでしょう。 二人だけの世界に浸っていた時代、子供を中心に回っていた時代、そして再び二人だけの時代へと移ろいでいきます。 会話が途切れたり、気持ちがすれ違ったりすることもあるでしょう。 それでも、相手の問い掛けに答えようとする気持ちがある限り、二人の愛情は続いているのです。 もし、相手の問い掛けに答える気持ちさえ失せたとした…
<span style="font-size:large;">慈しみの心(compassionate heart)</span>
全ては心から出ています。 心があって、考え、話し、行動しています。 全ては心の表れですから、心が汚れていれば全ては汚れたものになります。 心がささくれだって荒れていれば争いが起きます。 心が苦しめば、どこにいても苦しい世界です。 天国に行けたとしても苦しいでしょう。 逆に、心が安らかであれば、どこにいても安らかな世界になります。 優しい慈しみの心があれば全ては清…
<span style="font-size:large;">良いところとだけ付き合う(associate only with the good)</span>
すべてのものは完全ではありません。 探そうとすれば、不完全なところはいくらでもあります。 だから、そういう欠点だらけの人間同士が、相手の欠点を探し合っていてもキリがありません。 間違いを指摘したり、相手を攻撃しても、相手の性格が直ることはまずありません。 お互いに争いの泥沼に陥るだけです。 相手のどうでもいいことや不完全なことを探し出して争うのではなく、「どこか…
<span style="font-size:large;">縁の深さに関係なく(Regardless of edge depth)</span>
心の絆を一人でも多くの人と結ぶことが人生を豊かにします。 ところが、ごく親しい人にだけ物凄く優しくするだけで、見ず知らずの人に対しては冷たい態度で接しているのが、今の社会ではないでしょうか。 この差を縮めていかなければ世の中は良くなりません。 人間一人が持つ縁というものはわずかなものですが、誰に対しても温かく穏かに接していくことが大事です。 英訳(English tra…
<span style="font-size:large;">心配するだけでは・・・(Just worry about...)</span>
ただ一人の人に正しいことをするよりも、幾千の人たちのことを心配することの方が楽です。 例えば、地震で被災した人のことがテレビに映し出された時、ただそれを見て「本当に気の毒だな」と思っているだけならば、相手が何万人でも簡単に心配してあげられます。 しかし、一人でも実際に救うとなると大変です。 救済支援のための寄付でも何でも少しでも、行動を実際に起こしてあげられたら…
苦労したことをそのまま顔に出す。 誰にでも出来ることです。 反対に、苦労したことのない人が、いつも明朗な顔でいる。 これも、そんなに難しいことではありません。 しかし、散々苦労したにも関わらず、全く苦労の痕が感じられない顔で人に接するのは、なかなか出来ないことです。 出来れば苦労の痕を悟られずに人と接する。 これは大事なことです。 英訳(English translation) …
<span style="font-size:large;">逆境は最も偉大な教師(adversity is the greatest teacher)</span>
勝利から学べるものは少ないですが、追いつめられ、苦しめられ、打ち負かされている時、あなたは大いなる知恵を得ます。 なぜなら、その時、あなたにへつらう者は去り、それによってついに真の自分自身を知るからです。 あなたの友とは誰か? 逆境があなたを飲み込んでいる時こそ、真の友を数える最良の時なのです。 かつてなかったほどの暗闇に閉ざされている時こそ思い出しましょう。 …
<span style="font-size:large;">心配しない(do not worry)</span>
心配は一種の自己暗示で、それは全く無駄な努力であり、何の役にも立ちません。 心身に害を及ぼす恐れすらあります。 うまくいかない可能性があることを、何度も心の中で繰り返して何の得になるでしょうか。 自分を暗い暗示にかけてしまうようなものです。 心配はやめましょう。 英訳(English translation) Worrying is a kind of autosuggestion, a futile effort that does no…
<span style="font-size:large;">自分の話をしない(don't talk about yourself)</span>
経歴など、どうしても自分の話をしなければならない時も、自慢したくて言っていると思われるような言葉は、直接的なものであれ、間接的なものであれ、一切慎むように心掛けるといいでしょう。 人格などというものは善悪に関わらず、いずれ知れてしまうものです。 わざわざ自分から言うには及びません。 しかも、本人が自分の口から言えば、誰もそれを信じはしないでしょう。 自分の口から…
<span style="font-size:large;">心の平穏を保つ(keep peace of mind)</span>
物事の重要性は自分がそれを重要であると信じるかどうかで決まります。 悩みもまたしかり、何事も深刻ではなく、たいして重要でないと思えば、本当に深刻なことも重要なこともなくなるということです。 自分の心の弱さに比例して、問題も大きく、抗し難いものになってきます。 心が強ければ問題も取るに足らないことに思えてきます。 こうしたことが、いつまでも心を平穏に保つための秘訣…
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「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
自然治癒力というものは自分の気持ちによって、その力が強くなったり、全くなくなったりします。 自分の気持ちというものは自分の心にかける暗示のことです。 「この病気は治る」と強く思えば自然治癒力が強く働き、「この病気はとても治らない」と思えば自然治癒力は弱くなったり、全くなくなったりします。 自分の心にかける暗示。 これくらい強く厄介なものはありません。 英訳(Eng…
生きることに理由がある人は殆ど、どのような状態にも耐えることができます。 言い換えると生きることに意味・目標を堅持している人、つまり生き甲斐の揺るぎない理由を持っている人は、いかなる苦難の生活状況にも耐えることができるということです。 どんな人生にも必ず意味があります。 意味への意志を持ちましょう。 避けられず逃げられない事態に直面しても、その事態に対する態度の…
行かれなかったら行かれなかったで、人に会えなかったら会えなかったでいいのです。 ありとあらゆることが「皆それでいいんだ」ということになると、それは悟りでしょう。 一生懸命自分のできることをする。 起こってきたことは、病気でも事故でも良いことでも悪いことでも死さえ素直に受け入れる。 「すべて自分に起こることは、自分の運命に一番相応しい良いことが起こっているんだ」と…
運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 また運命環境が良いからといって感謝はしても、自惚れたり威張ったりしてはいけません。 それら悪く思えることも良く思えることもどちらも消えていく姿なのです。 私たちは一つの個性を持った神と同じ永遠の生命なのです。 現れてくるものは全て消えていく姿です。 この信仰に徹すると生き死にの恐…
感謝の気持ちを忘れた時、その人は手に入れた全てのものを失います。 「もっと、もっと」と求めた時に全てのものを失うのです。 「もう十分」と感謝する人にはますます幸せが訪れます。 空気の恩恵、水の恩恵に感謝しましょう。 雨露をしのげる家があることに感謝しましょう。 自分の足で歩けることに感謝しましょう。 何か食べられることに感謝しましょう。 自分の口で食べられること…
私たちは自分の心を早く取り戻し、物質経済から解放されることが必要です。 己に足ることを知れば心が広くなって拘りがなくなり、あらゆる面に恵まれた環境が完成されていきます。 足ることを知らない人間は、ただ日夜あくせくと物に囚われて心の休まる時がありません。 やがて身体も不調和になり、周囲の人々とも調和されることなく淋しい人生を送ることになります。 最期はその人の心…
歳を取ったら、なおいっそう愉快でいることを義務と思いましょう。 快、不快の気持ちは周りに必ず伝染します。 明るい心のものは繁栄を引き寄せます。 愉快な心を持つことは何をしなくとも、それだけで大変良いことをしていることになります。 自分が楽しい顔をしていれば、自分の周囲の人がその顔を見るだけでも楽しくなります。 英訳(English translation) As you grow older,…
おおよそ自身に降りかかってくる事柄は病気であろうが事故であろうが、すべてのことは天の計らいとして謹んでこれをお受けする。 そうすることが私たちにとって最善の人生態度です。 「なぜ自分だけ」、「どうして自分が」と悩んだり他に責任を転嫁しないこと。 今の状況を受け入れ、そのことでことさら悩むことはしないことです。 自分に解決できないことは自分には起こらないようになっ…
大きな欲望を持つと心が荒みます。 自分を自分のためだけに使うと心身を消耗します。 自分を人のために使うと心に余裕が出てきます。 人に何か良いことをする時、そのことができること自体が大きな報酬なのです。 挨拶でも、道に落ちているゴミ拾いでも、出来ることは沢山あります。 お礼が言えること、ありがとうが言えることも良いことです。 英訳(English translation) When…
「思い通りにしよう」とするのをやめて「受け入れる」。 自分の論評、評価、思いが結局全部自分の苦悩や煩悩に繋がっています。 受け入れた瞬間から悩み、苦しみはなくなってしまうのです。 そうすると毎日が平安に穏やかになり、何の憂いも無く幸せになります。 英訳(English translation) Stop trying to “get it your way” and “accept” it. In the end, all your comments, …
自己中心の心を改めましょう。 他人があって自分があり、大自然の中で互いに生かされて生きているように相互の調和が大切です。 そのためには他人の言葉を正しく聞き、卑しくも自己の感情でそれを受け取って曲解してはならないということです。 また、どんなことを言われても怒りの心・誹りの心・恨みの心・愚痴の心・情欲の心・虚栄の心・増上慢の心などを作らないことです。 作った時は…
良い縁によって良い原因を作り、良い果を得る道を実践することが安らぎの心を得る道だと言えるでしょう。 そのためには苦しみの因を断って生死を超越することでしょう。 まず、相手の言われることを正しく聴くことです。 自己を中心としていては正しく聴くことができません。 相手の言葉で怒りの心が生じたり、へつらい・うらみ・妬み・そしりの心が出たりすることは、自己中心の心で聴い…
愚痴る心は自らの想念行為を横道に歩ませる原因を作ります。 相手の心と行いについて理解を示し、寛容な心を持っていれば愚痴る心も湧いてこないでしょう。 自己偏愛が愚痴や怒りになったり、そしりや妬み、足ることを忘れる欲望の亡者になっていくことを悟らなければなりません。 英訳(English translation) A complaining mind causes one's thoughts and actions to go sideways.…
人間の魂が肉体に宿ると五官に振り回されてきます。 五官とは眼、耳、鼻、舌、身の五つです。 この五官に魂・意識が幻惑されるのです。 美しいものを見ると欲しいと思う。 気持ちの良い香りには心が惹かれる。 自分の都合の良い話にはつい乗ってしまう。 舌触りの良い物は食べ過ぎてしまう。 苦役より楽な方に身を置きたい。 肉体五官はこのように人の心を動かしていきます。 五官が…
神社仏閣に参拝することが信仰ではありません。 祈りの心を持ち続けることが本当の信心であり、神仏の心を己の心として生活する中で初めてこの心の尊厳を悟り、心の眼が開かれるのです。 神仏は森羅万象を人間修行の場として与えているのですから、祈るよりも感謝の生活を具現化することが大切です。 英訳(English translation) Visiting shrines and temples is not faith. Contin…
夫婦、親子、兄弟、友人などはそれぞれの因縁、あるいは約束の元に結ばれています。 そのため、我欲に基づいた自己主張をしないで調和ということを目標に、感謝と報恩の毎日の生活を送ることが大切です。 中には自分は調和をはかりたいが、妻や夫や友人が中々言うことを聞かないという人もいて、別れた方が良いと思う人もいるでしょう。 しかし、本来は片方が譲る心を持って態度を変えれば相…
愛を込めていつでもこちらから先に挨拶をし、挨拶の言葉のあとに何かひと言続ける・・・。 これが好印象を与える挨拶の仕方です。 だから、「おはようございます。今日はお天気がいいですね。」と相手に言われてから挨拶を返すようでは遅いのです。 いつでも必ず自分の方から先に挨拶をしなくてはいけません。 そして、「おはよう。」、「こんにちは。」などの挨拶をした後に「お元気でい…
急流に月が映っている。 川の流れがどんなに速くても月は流されることがない。 月は平然と映ったままである。 つまり、自分を取り巻く環境がどんなに激変しても自分の信念さえしっかりしていれば、環境に流されることはないという意味です。 激動の世の中、信念を持って流されることなく穏やかに過ごしたいですね。 英訳(English translation) The moon is reflected in the rapids.…
人が生きていくために誰もがまず一番にしなければならないことは、相手をいかに喜ばせようと心掛けるか、ただその一語に尽きます。 相手を喜ばせる、相手に勇気を奮い立たせる、相手に幸せを感じさせる。 そういう常に相手の心を喜ばせるようにする心は、一番人間として素晴らしい心だと考えます。 英訳(English translation) The first thing that everyone must do in order to su…
不思議なことですが、夫婦でも友だちでも、人間はその相手の思っている通りに、相手のふだん口にしている通りの人間になる傾向があるものです。 だから、自分に対して悪いイメージを与えることをよく口にする人とはあまり付き合わないほうがいいし、自分も誰に対しても相手の人が心地よくなりうれしくなれるような言葉だけを選んで口にするようにしなければなりません。 言葉や頭に描くイ…
オシャレをする、あるいは気持ちよく身じまいをすることは、生きて行く上の、生き甲斐でもあります。ちょっと大げさに言うと、人としての義務でもあります。 オシャレは自分のためにだけするのではなく、半分以上は、自分に接する人たちの目に、気持ちよく映るように、と思ってするのだからです。 年をとって、家にいることが多くなると、身じまいに無頓着になってしまいオシャレなんか気…
病気や事故が不幸と思っている人が多いかもしれませんが、それらは自分の魂の成長に、必要なこととして起こっているのです。 よく、死ぬことを「不幸にあう」という人がいます。宝くじに当たる人がいて、当たらない人がいる。ふぐに当たる人がいて、当たらない人もいる。車に当たる人がいて、当たらない人がいる。当たる人、当たらない人を、「ついてる人」「ついてない人」、「幸運な人」「…
今、何か心配していることや悩みがあって、それがどうなるのか不安でたまらないのであれば、それを心配すればするほど現実になります。 「人に対しての嫉妬、ねたみ、恨み、陥れようとする感情、悪口、噂」などは「マイナスの感情」だとわかっていても、「心配する」と言う行いもそれと同じだとわかっている人は、意外と少ないようです。 誰かのためを思って心配したり、何かをうまくいか…
大事なことを、どの時点で気づくことができるかは、人によって違います。日常生活のささいなことから気づく人もいれば、人生がひっくり返るような大きなことが起こらないと気づけない人もいます。 たとえば、病気は、体や精神が無理をしている「お知らせ」です。大病をしてからようやく「体をいたわらなくてはいけない!自分の生活を見直さなくてはいけない!健康でなければなにもできない!…
お金は幸せを得るために不可欠な道具ですが、幸せを維持するにはお金との「距離感」が必要です。 あなたが今、ぜいたくできる境遇にあるなら臆さず、どんどんぜいたくすればいいのです。 もし、何かの拍子にぜいたくができなくなっても、平然とその環境を愉しめる人間でありたいものです。 夕食のおかずがステーキからメザシに変わっても、それをおいしいと思えるのが健全で理想的な金銭感…
現在、生きていられることを感謝することに心を振り向けましょう。 すると、そうした心掛け、それ自体が幸福を招いている原動力となるのです。 自分の周りには、自分の心の状態と全く同じことがやってくるものですから、現在の自分の状況に「ありがたいな」と満足して心から感謝すると、また感謝できるような嬉しいことが現実にやってくるということです。 感謝することは、結局は自分の…
親子の関係というのは神と人間の関係に似ています。 親は子どもに無償で無限の愛情を注ぎます。 しかし、何かをした時に、子の側に「親が子にするのは当然だ」という態度が見えた時、多くの親は悲しい思いをします。 神は人に対し、ただひたすら与え続け、「してあげるだけ」の存在なのではないでしょうか。 未熟な私たちには、それが分からないだけかもしれません。 神の目から見れば私…
「こんなに大変なことがあって苦労ばかりなのに、どうして感謝なんかできようか」と言う人がいますが、それは逆なのです。 笑顔にならず、愚痴や泣き言ばかり言っているから、そういう現象が次々に起こるというのが宇宙の構造のようです。 愚痴や泣き言の多い人ほど、面倒な現象に見舞われているようです。 本人はそういう現象が多いから愚痴や泣き言を言っていると思っています。 しかし…
人生は「ドミノ倒し」に似ています。 「ドミノ倒し」のように、ひとつひとつの出来事が起きて「私」の人生が続いていき、最後のひとつがパタッと倒れて一生を終えます。 今、私たちがここに存在しているということは、後ろ(過去)のドミノが全て順番に倒れてきたということです。 もし、どれかひとつでも欠けていれば、今の「私」は存在していません。 ドミノのひとつひとつが、その時点…
肉体的苦痛や精神的苦悩は、なるべく人に洩らさぬこと・・・。 不満や愚痴も言えば言うほど、その悪循環から抜け出せなくなるものです。 英訳(English translation) As much as possible, do not expose your physical pain and mental anguish to others. The more you complain and complain, the more you can't get out of that vicious circle.
将来に備えるのはいいでしょう。 しかし、貯蓄や倹約が過ぎると、生活から楽しみがすっかり消えてしまいます。 これでは、せっかくの人生があまりにも味気ないものになってしまいます。 いくら切り詰めて貯め込んでも、人生どこで何があるか分かりません。 貯め込んだお金を使う前に死んでしまったら、「何のために遊びもしないで・・・。」と後悔するに決まっています。 理想は、ほどほ…
自分をかわいがっていますか? 子どもや夫(妻)を思うように愛情を注いでいますか? 忙しいからと言って食事を疎かにしたり、身の回りのことを投げやりにしたりしていませんか? 自分が一人でいる時にどれだけ自分に手をかけられるかは、自分を大切にしているかどうかのバロメーターです。 ボサボサの髪をとかし、伸びていたツメの手入れをしましょう。 そういうことをすればするほど、心…
人生とは無常なもの。 先のことなど心配したところで明日ポックリ逝くかもしれません。 あるかどうかも分からない5年先、10年先のことを心配するより、今日を大事にした方がいいのです。 幸福は山の頂にだけあるわけではありません。 麓にだってちゃんとあります。 だから、お金のある生活を羨み、我が身を嘆く必要などありません。 お金というのは、あるならあるなりに、ないならな…
運を良くしたいのであれば、人に依存しないで自立していることが大前提になります。 依存から抜け出す時に一番簡単なのは「与える自分」になることです。 貰うことよりも、あげることに意義を見出せるように意識を変えるのです。 そのために言葉遣いも変えましょう。 今まで「OOして欲しい。」、「どうしてOOしてくれないの?」と言ってばかりいた人はいませんか? そんな人は今日か…
言葉が私たちの生活に与える影響というのは、私たちが考えるよりもずっと大きいものです。 誰に対して発した言葉でも、必ずその意味は言葉を使った本人に戻って(返って)きて、その人の生活に影響を与えます。 自分がいい気分になれる言葉を使っていると、その言葉が耳から入ってくるために、心がポジティブになってツキを呼び込むのです。 逆に、人の悪口を言ったり、噂話ばかりしたりし…
人は人から感謝されると嬉しくなる生き物です。 このことを逆から考えると、こちらから誰かに感謝の言葉を伝えれば、私たちもその相手を幸せな気分にさせられることが分かります。 「情けは人の為ならず」という諺にもあるように、人を喜ばせると巡り巡って自分のもとに返ってくることは、昔からよく言われています。 つまり、私たちも人に感謝の気持ちを伝えることで、最終的には自分自身…
人間は自分のことばかり考えていると、不思議と身体はバランスを崩してしまうらしいのです。 自分から他人の方へ意識を向けていくと、つまり、利己主義から利他主義へと転換させていくと、心身のバランスがとれて神経やホルモンのバランスが良くなり、自然治癒力が増してきて病気も治ってしまいます。 これは言い換えれば、心にプラスのパワーをためたことの効果です。 相手に喜びを与えて…
良い人間関係は良いツキを運んできます。 では、良い人間関係とは、どんなものなのでしょうか。 それは、自分の心をポジティブにしてくれるような人たちと付き合うということです。 一緒にいて楽しいと思える人と付き合うことは、自分の運を良くするために、とても大切なことです。 この人と仲良くなりたいと思う人と仲良くなるためには、その人を褒めることです。 たいていの人は褒めら…
どんな出来事も受け止め方次第で、どうにでも変わります。 ツイている人は必ず物事の良い方を見ようとします。 時には驚くほど都合の良いように考えられるものです。 人になんと言われてもいいのです。 あなたは、あなたが一番ハッピーになれる受け止め方をしましょう。 少しくらい、こじつけてもいいのです。 あなたが、いつも笑顔でいられることが大事なのです。 物事を良く受け止め…