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segakiyuiさんのプロフィール

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京都府
出身
京都府

男勝り姫君ユーノと美貌の付き人アシャのハーレクインロマンス的なファンジー小説『ラズーン』毎日連載。『これはハッピーエンドにしかならない王道ラブストーリー』は出戻り姫シャルンと腹黒王レダンのラブコメディ、時々連載。

ブログタイトル
エターナル・アイズ
ブログURL
https://plaza.rakuten.co.jp/segakiyui/
ブログ紹介文
ツンデレ姫と美貌の付き人などの恋愛ファンタジー毎日連載。『アルファポリス』『小説家になろう』参加。
更新頻度(1年)

122回 / 365日(平均2.3回/週)

ブログ村参加:2006/11/25

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segakiyuiさんの新着記事

1件〜30件

  • 『ラズーン』第六部 7.ミダスの裏切り(3)

    ​**************** 「諸君も聞いたことがあるはずだ。夜を走る黒い影の噂を。月夜に猛る野獣のような声を」「影…」「…そういや…」「けど…『壁』はあるぞ!」 別の男が反論する。「ラズーンには『

  • 『ラズーン』第六部 7.ミダスの裏切り(2)

    ​**************** 「時は来たのだ!!」 ラズーンの街角、木箱の壇上で一人の男が叫んでいる。「今こそ真実を知り、救いを求めるべきだ!」 ぼさぼさの髪、白い衣、如何にも修行者風の容貌、だ

  • 『ラズーン』第六部 7.ミダスの裏切り(1)

    ​****************  声が聞こえる。 戦乱に巻き込まれて行く人々の呻き声が。救いを捜し求める命の声が。そして、新たに紡がれる祈りの声が。 世の隅々からラズーンの外壁を越え、内の空気を揺

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(12)

    ​**************** 「…シリオンか」 ふっと部屋の隅でいきなり形をとった気配に、ギヌアは目を開けた。半裸の体を起こし、乱れた白髪を掻き上げながら、相手を見つめる。「は」 低い声が嗤いを

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(11)

    ​**************** 「シャイラ?!」 一瞬、友の声が耳に届いたように感じて、グードスは手近の兵を切り倒しながら振り返った。 夕闇が迫る空、濁った朱の雲が不吉な想いを掻き立てる。(シャイ

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(10)

    ​**************** 「抜け、シャイラ!」「グードス…」 がらんとした部屋で、グードスと向き合ったシャイラは、相手の語調の激しさに呆然とした。「剣を取れ。抜け、シャイラ……そうせねば…」 

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(9)

    ​**************** 「…そうだと言ったら?」「!」「なんと!」「何を言われる、聖女王(シグラトル)!」 堪えかねた叫びが上がった。互いを見交わし、再びユーノに眼窩を向ける。「聞き捨てなら

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(8)

    ​****************  おそらくは、水鏡(カーフィ)で様子を見ていたか、どこかに隠れ潜んでいたシズミーから知らせが入ったのだろう。 ユーノとジノを背に、ミネルバに手綱を引かれた金眼の馬

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(7)

    ​****************  口をゆっくり開く。 答えは既に決まっていた。それは分かり切ったことだった。「それが、私に出来る、唯一つのことだから」「!」 びくっと、なぜかミネルバが体を震わせた

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(6)

    ​**************** 「んっ」「どうされました?」 ジノが僅かに息を切らせながら、先を進んでいたユーノが立ち止まるのに問いかけた。 『狩人の山』(オムニド)に入ったばかり、それでも周囲は

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(5)

    ​**************** 『アシャ…』 遠い闇で呼ぶ声がする。『アシャ…』 いや、呼んではいない。何かを伝えようとしているのだ。『アシャ…私、行くよ』 声には優しい聞き覚えがあった。遥か太古、

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(4)

    ​****************  ジノがセシ公の元へリディノ死去の顛末を報告しに行った後、ユーノはしばし窓にもたれ、じっと空を見上げていた。 星の光もなく、月もどこに隠れたのか、姿形もない。 暗

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(3)

    ​****************  非情な戦の前にこんな泣き言を口にする者を、ユーノは黙って聞いていてくれる。 だからこその懺悔だ。 ジノはリディノの変化に気づいていた、気づいてはいたが、それより

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(2)

    ​****************  ユーノはしばらく沈黙した。やがて太い息を吐きながら、「…そうか……リディノが入れたのか…」「っ」 ジノがはっと顔を上げる。深い青の、雪白(レコーマー)に似た瞳が、信じら

  • 『ラズーン』第六部 6.東の攻防(1)

    ​**************** 「アシャが倒れたですって?!」 けたたましい声をあげて廊下を急ぐ黒髪の美女と、ユーノはすれ違った。「アリオ様! お待ち下さい!」 後から侍女と思われる女が追う。2人の

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(13)

    ​**************** 「姫さま?!」 ジノは広間から飛び出したリディノを探し回っていた。蒼白になっていたリディノの顔、アシャの倒れたショックだけではない、まるで自分が人を殺したのだと気づ

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(12)

    ​****************  こんなことがあるはずがない。「ジュナ?!」 こんなことが。「ジュナ、どこです!!」 こんな…ことが。「ジュナ!!」 広間から身を翻したリディノの頭には、そのことばだけが

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(11)

    ​**************** 「す、既に、我らの半数近くは…」 ジットーはことばを途切らせた。 一度は崩れた『運命(リマイン)』軍も、『穴の老人』(ディスティヤト)の応援を得てみるみる勢いを盛り返

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(10)

    ​****************  ラズーン動乱史上、第二の規模を持ったこの東の戦いは、ラズーンと『運命(リマイン)』の策の、言い換えればアシャとギヌアの軍師としての才覚が真っ向からぶつかり合った

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(9)

    ​**************** 「…ってことはだな」「はっはっはっ…」 夜に赤々と燃える炎、浮かれ騒ぐ男達の間をすり抜けるように、黄色のマントを肩に留めた男は一つの天幕(カサン)に入っていった。「よう

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(8)

    ​**************** 「え?」「何を今更…ブレーヌ、シェイカ、テーノティ…」 答えかけたもう1人が詰まる。「他には?」「いや、他には知らん」 畳み掛けられて男は首を振った。他の者も顔を見合わ

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(7)

    ​****************  時は少し遡る。 セシ公とアシャから指令書を託されたジットーは、ラズーン中央を離れ、ひたすら東へと急いでいた。 戦局はラズーンに不利だった。西へ兵を取られているラ

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(6)

    ​**************** 「…」 視線を感じて目を開けると、アシャがこちらを見つめていた。眩いような瞳が淡く笑い、グラスを少し上げる。どうにも飲み干せなかった酒をようやく飲めそうになったらしい

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(5)

    ​****************  視線の先にちょうどリディノの姿がある。気づいたのか、手にしていたグラスを上げてにっこりと笑って見せる。特におかしな様子はない、ましてや『運命(リマイン)』の影も感

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(4)

    ​**************** 「ふ…ぅ」「分かりましたか?」「分かった…分かったけれど」 呆れ返りながらユーノは首を振る。「あなた達って」「大詐欺師と言って頂きましょうか」 セシ公はくすりと妖し

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(3)

    ​**************** 「東へ出られるのですって?」「ああ」 アシャはグラスを片手にすぐにでもテラスの方へ行きたそうだったが、思い直したのか、近くのテーブルにグラスを置いて優しくレスファ

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(2)

    **************** 「!」 見抜かれて竦んだレスファートは、滲みそうになった涙を慌てて呑み下した。くるりとリディノが背中を向ける。そのまますうっと戸口を抜けようとして、「ジノ…」「姫さま…

  • 『ラズーン』第六部 5.リディノ哀歌(1)

    ​**************** 「レス…」 ユーノがアシャと内密の相談をすると言うことで、テラスの端で手持ち無沙汰に立っていたレスファートは、呼ばれて振り返った。 夜目に青白い人の形、淡い月光に浮

  • 『ラズーン』第六部 4.2人の軍師(17)

    ​**************** 「えっ」 驚いて体を起こすと、アシャはひどく美味しいものを手に入れた獣のように満足そうな表情になっている。煌めいた紫の瞳が、したたかな色を浮かべて微笑んだ。「東へ…

  • 『ラズーン』第六部 4.2人の軍師(16)

    ​****************  尋ねてからしまった、と思った。見捨てられて見切られて、レアナを守るため囮に出された自分、そんな問いを投げかけて、よしんば『そう』であったにせよ、アシャが『そう』

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