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2006/02/08

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  • 国道229号の旧道と横滝@せたな町 2009年5月

    2009年5月上旬に訪れたせたな町のライトアップされた三本杉岩をこちらで紹介しましたが、その時に撮影した国道229号の旧道にある横滝です。日本海側を走る国道229号を島牧村からせたな町方向に南下する途中、せたな町瀬棚地区まで約14kmの地点にある横滝トンネル。既に午後6時を過ぎていて暗闇が迫っていましたが、海沿いに一瞬見えた滝が気になったので一度通過した後に戻って立ち寄ることにしました。横滝トンネル開通前の旧道が海岸沿いに残されていて徒歩で進入することが出来ました。旧道入口付近から振り返って撮影。右側に写っているのが横滝トンネルの島牧側となります。国道229号から50mほどの場所にある横滝。落差15m程度の小さな滝ですが、雪解け水で増水した春先のためかとても水量豊富で豪快に流れ落ちていました。別角度から。...国道229号の旧道と横滝@せたな町2009年5月

  • 夕張岳登山 2011年6月 10 夕張岳山頂神社

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。釣鐘岩付近の雪渓を登った後の吹き通しと呼ばれる鞍部から最後の斜面を登ります。山頂まで残り僅か。標高差だと30mほどでしょうか。ここに神社がありました。小さな鳥居には夕張岳神社の文字が見えます。鳥居も社も小さなものですが、特に鳥居はアルミのような金属製で冬季の風雪にも耐えうる頑丈な造りに見受けられました。夕張岳山頂神社付近に群落を形成して咲いていたキバナシャクナゲの花。神社から最後の坂を上りきって午前11時に夕張岳山頂に到着。夕張岳ヒュッテ付近の馬ノ背コースを出発してからおおよそ3時間半でした。夕張岳登山の標準時間は約4時間としている資料が多いので、それより30分ほど早く登頂できました...夕張岳登山2011年6月10夕張岳山頂神社

  • 濤沸湖湖@網走市 2017年7月 2 丸万川と湖畔橋

    網走市と小清水(こしみず)町に跨ってオホーツク海に面する濤沸湖湖(とうふつこ)を2017年7月下旬に訪れた時の様子です(こちらの続き)。前回まで紹介したのは浦士別’(うらしべつ)川が流入する湖の東端近くでしたが、今回紹介するのは湖の南西です。濤沸湖の内陸側はほとんどが畑作地帯に面しているので湖畔の様子を眺めることが出来る場所が限られます。少し距離はありますが、南西地域は内陸側では数少ない湖畔が見える場所です。濤沸湖に流入する小さな川に架かる湖畔橋。川の名称は丸万川。地形図にも記載されています。丸万川はこのままほぼ直線で湖に注いでいますが盛夏の頃は雑草が繁茂していて湖畔橋からは濤沸湖が見通せません。湖畔橋からさらに内陸方向の様子。この付近では湖に隣接した畑はなく湿地帯が広がっています。湖畔橋から少し移動する...濤沸湖湖@網走市2017年7月2丸万川と湖畔橋

  • 下サロベツ原野園地@幌延町 2015年5月 5

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。サロベツ原野南端に位置する幌延(ほろのべ)町の下サロベツ原野の様子(こちらの続き)。幌延ビジターセンターから始まる木道を北へ。木道は南北に細長い長沼の西側に設けられています。観光客が頻繁に訪れるビジターセンターの近くの木道はしっかりしたものでしたが、進むにつれて老朽化が顕著になってきました。木道の老朽化に加えて笹も繁茂してきます。遊歩道の管理が行き届いていないのは訪れる人の少なさのためでしょうか。木道には所々に幌延ビジターセンターからの距離を示す表示板がありました。長沼を離れて笹薮が少なった後も不明瞭な状態の木道が続いていました。折れ曲がりながら北に続く遊歩道ですが、この写真では正面にうっすらと利尻島が見えています。まだ枯草しかない季節なので目を引くも...下サロベツ原野園地@幌延町2015年5月5

  • 釧路湿原のカヌーツアー@標茶町 2012年6月 5

    2012年6月下旬、釧路湿原北東部に位置する塘路(とうろ)湖から釧路川を下るカヌーツアーに参加した時の様子、最終回です(こちらの続き)。釧路湿原内に位置する塘路湖畔を出発し、湖から流れ出るアレキナイ川を下って釧路川に合流。倒木が流路を塞いでいたり低木が覆い繁ったりするワイルドな箇所がある一方で、舟を漕ぎ付けられそうな砂礫の河畔もあったりと、湿原内を滔々と流れる釧路川流域の様々な姿を眺めながらカヌーは進んで行きます。河畔の樹木上にとまる大型の猛禽類がいました。オジロワシです。ユーラシア大陸北部で繁殖して冬季に南下してくる渡り鳥ですが、近年は北帰行せず北海道で繁殖する例が増えています。この時期に見られたということは北海道に留まって繁殖している固体だったのかもしれません。とても警戒心の強い鳥ですが近付いても逃げ...釧路湿原のカヌーツアー@標茶町2012年6月5

  • 三本杉岩のライトアップ@せたな町 2009年5月

    2011年5月下旬に訪れた檜山地方のせたな町をこちらで紹介しましたが、その2年前の2009年5月上旬にもせたな町を訪れています。その時に撮影した町のシンボル、三本杉岩の様子です。せたな町の市街地まであと数kmほどの国道229号沿いの海岸から撮影。時刻は午後6時半頃ですが、5月初旬なので夕闇がすぐそこまで迫っているような暗さでした。中央の3つの岩が三本杉岩。左端に写る断崖が前回までに紹介した立象山(りっしょうざん)です。象が寝そべったような姿から名付けられたとのことですが、確かにそのように見えます。三本杉岩のなかで最も北側にある岩。地形図によると三本杉岩の最高点は中央に位置する岩の海抜31mとなっていますが、3つの岩はいずれも同じような高さに見えます。三本杉岩から約500mほど北に位置する輪掛(わっかけ)岩...三本杉岩のライトアップ@せたな町2009年5月

  • 夕張岳登山 2011年6月 9

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。釣鐘岩と熊ヶ峰の間にある雪渓の途中から振り返って撮影。あまり自信がありませんが、左端に写っている鋭いピークが標高1501mの前岳ではないかと思います。登山道は前岳の向こう側の麓に続いています。雪渓を登る途中から見た夕張岳。夕張岳山頂に至る最後の登り斜面。標高差約130mほどを一気に登っていくことになります。雪渓を登り終わると吹き通しと呼ばれる鞍部に到着。山頂まで残り0.5km。この辺りから山頂にかけて高山植物の花が最も多く見られました。吹き通しの岩礫地で見られた黄色い花、ナンブイヌナズナ。ナンブイヌナズナは夕張岳の他、日高山脈の戸蔦別(とったべつ)岳で、本州では岩手県の早池峰山に生育...夕張岳登山2011年6月9

  • 花園牧場と羊蹄山@倶知安町 2022年9月

    先週末は出張で札幌市の西部に位置する後志(しりべし)地方を訪れていました。今夏は天候不順の日が続いていましたが、出張中の後志地方はとてもよく晴れました。仕事の週末に限ってなぜ晴れる、と恨めしくも感じてしまいましたが、移動の途中に休憩したパーキング付近で撮影した羊蹄(ようてい)山を紹介します。移動途中は場所の詳細が分からなかったのですが、調べてみると倶知安(くっちゃん)町と共和町の境界付近に広がる花園牧場越しに見えた羊蹄山ではないかと思います。スキー場で有名なニセコアンヌプリの山麓に広がる高原地帯に拓かれた牧場です。標高1898m、日本百名山にも選ばれている綺麗な円錐形の羊蹄山。地元では蝦夷(えぞ)富士とも呼ばれています。よく晴れましたが倶知安町では最高気温は25℃ほどに感じました。この日、羊蹄山を登った登...花園牧場と羊蹄山@倶知安町2022年9月

  • 涛沸湖@網走市 2017年7月

    今日から9月に入りました。北海道ではお盆を過ぎると急速に秋の気配が色濃くなりますが、9月に月替りする今日は、今年の夏も本当に終わってしまったんだなあと感じさせられる区切の日です。傷病のオオハクチョウに再会するため2017年7月に訪れたオホーツク海に面した涛沸湖の様子をこちらで紹介しましたが、この日に訪れた涛沸湖の写真が他にもあるので今後紹介していきます。浦士別川が涛沸湖に流入する付近で撮影した涛沸湖。7月から8月にかけて、道東の湿地帯は緑色の絨毯を敷き詰めたような青々とした様子を呈します。湿地帯に青々と繁るヨシ類。ヨシ類は軽量な一方で強度があるため、アイヌの人たちは家屋の壁や屋根の材料として利用していたということです。青々とした様子がとても綺麗な湿原ですが、アブやブヨなどの吸血昆虫も分布しています。高緯度...涛沸湖@網走市2017年7月

  • 下サロベツ原野園地@幌延町 2015年5月 4 ツメナガセキレイ

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。サロベツ原野南端に位置する幌延(ほろのべ)町の下サロベツ原野の様子です(こちらの続き)。幌延ビジターセンターから始まる散策路の木道を北へ。長沼と呼ばれる細長い三日月状の沼の畔を進みます。長沼付近の低木で低い鳴き声で囀る黄色い鳥。出会えるといいなと思っていたツメナガセキレイです。各地で亜種に分かれますがツメナガセキレイは北米からユーラシア、アフリカにかけて世界的に広く分布しています。日本には渡りの途中で現れる旅鳥ですが、サロベツ原野などの北海道北部では少数が繁殖しています。鳴き声は地味だった記憶がありますが黄色がとても映える綺麗な鳥です。ツメナガセキレイは草原の中に地面に営巣し、5月から6月にかけて産卵するということです。もしかするとこの付近でつがいのも...下サロベツ原野園地@幌延町2015年5月4ツメナガセキレイ

  • 釧路湿原のカヌーツアー@標茶町 2012年6月 4

    2012年6月下旬、釧路湿原北東部に位置する塘路(とうろ)湖から釧路川を下るカヌーツアーに参加した時の様子です(こちらの続き)。今回のカヌーツアーのルートを国土地理院の地形図に示したものです。拡大はこちら。緑色の線は出発地点であるツアー会社がある塘路湖畔からアレキナイ川を下り釧路川との合流点までの前回まで紹介したルート。赤色の線が今回の記事で紹介する合流後の釧路川を下るルートです。アレキナイ川と釧路川の合流点。合流点から川幅が少し広くなったような気がしました。実際に地形図からもアレキナイ川より釧路川の方が川幅が少し広いことが分かります。手付かずの自然が残された釧路川流域の湿地帯。川沿いに何か動く気配。野生動物が現れたかと思いきや釣り人の姿でした。湿原内の釧路川では主にアメマス釣りを楽しむ釣り人の姿を頻繁に...釧路湿原のカヌーツアー@標茶町2012年6月4

  • 夕張岳登山 2011年6月 8

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。蛇紋岩崩壊地を超えて登山道を進みます。夕張岳山頂を眺めつつ傾斜の緩やかな歩きやすい木道が続きます。奥に見えるピークが夕張岳山頂ですが、手前に写る小ピークは釣鐘岩でしょうか。雪渓を挟んだ位置にあるやや平坦な地形は地形図で熊ヶ峰と記載された岩峰のようです。登山道は釣鐘岩と熊ヶ峰の間の雪渓上にあります。望遠レンズで眺めると雪渓を登る登山者の姿が小さく見えました。釣鐘岩に向かう登山道。標高1450m付近を通過するこの辺りはしばらく平坦な地形が続きます。平坦な場所では登山道周辺は湿地帯になっているようです。近付いてきた釣鐘岩と雪渓。雪渓に近付く途中の登山道から振り返って撮影。方向的にはほぼ真北...夕張岳登山2011年6月8

  • 達古武湖遊歩道の野犬@釧路町 2015年2月

    北海道新聞電子版の8月25日の記事に釧路市周辺において野犬の群れがエゾシカを襲撃する事案が相次いでいるという興味深い記事がありました(時間が経過するとリンク切れするかもしれませんが記事はこちら)。野山を散策していても北海道では野犬に遭遇することはまずありませんでしたが(個人的な経験ですが)、一度だけエゾシカを追跡する野犬の群れを目撃したことがあり、とても怖い思いをしたことがありました。2015年2月上旬、釧路湿原国立公園内に位置する達古武(たっこぶ)湖北側の湖畔に設けられた遊歩道を散策した時の様子です。達古武湖の北側に設けられた木道。冬季休業中でも車でやって来ることが出来る湖畔のオートキャンプ場から始まります。2月といえば相当な積雪量となる時期ですが、降雪量の少ない釧路地方ではこの時期でも長靴で散策可能で...達古武湖遊歩道の野犬@釧路町2015年2月

  • 傷病のオオハクチョウ@涛沸湖・その後 2017年7月

    2017年6月中旬、オホーツク海に面した涛沸湖にて怪我をして飛べなくなったオオハクチョウと出会った様子をこちらで紹介しました。それから1ヶ月半が経過した7月下旬に涛沸湖を再訪しました。浦士別川が流入する涛沸湖のほぼ西端となる場所に架かる平和橋。平和橋の欄干にずらりととまったユリカモメの群れ。ユリカモメは日本へは冬にやって来る渡り鳥とされています。冬毛はほぼ全身真白ですが、夏毛になると顔の半分が黒い毛で覆われるようになります。左の2羽は夏毛に変わった状態です。右の1羽は冬毛のユリカモメかなと思うのですが、盛夏の頃なのにまだ冬毛というのは少し変な気もします。もしかすると幼鳥かもしれません。渡りをせずにこの付近で繁殖しているのでしょうか。前回訪れた6月中旬は初夏の頃でしたが、盛夏を迎えた7月下旬の涛沸湖畔は草が...傷病のオオハクチョウ@涛沸湖・その後2017年7月

  • 下サロベツ原野園地と幌延ビジターセンター 2015年5月 3

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。サロベツ原野南端に位置する幌延(ほろのべ)町の下サロベツ原野の様子です(こちらの続き)。サロベツ原野の成り立ちや自然環境について学ぶことが出来る幌延ビジターセンターから始まる散策路。木道が整備されていますが、前回紹介した入口看板によると約3km先のパンケ沼まで続いているようです。行けるところまで歩いてみることにしました。木道沿いの湿地で咲き始めていたミズバショウ。三日月湖のように弧を描いた形状をしている長沼。木道は長沼に沿って続いています。ひたすらに何もない下サロベツの原野が水平線まで続いています。薄曇りのためか写真ではとても分かりずらいですが、水平線上にはうっすらと利尻島が望まれました。木道途中に設置されていたヒメシャクナゲの紹介看板。とても可憐なヒ...下サロベツ原野園地と幌延ビジターセンター2015年5月3

  • 稚内市夕来からの利尻島 2022年8月

    最近更新が滞っていました。お盆休みのピークが終わった後に数日休みが取れたので短い期間ですが久々に道内を旅してきました。今夏の北海道は天候不順が続きとても雨の日が多かった印象です。この休みもほぼ雨か曇天という日が続いたのですが、そんな中でも広い北海道のこと、道北方面だけが晴れるという予報を頼りに宗谷地方のサロベツ原野を旅の目的地としました。といっても自分が住む道東地方から単純往復でも700km近い距離がある地域の短期間での旅、時間に余裕のない弾丸ツアーになってしまったことは否めませんが、それでも長距離ドライブを含めてとても楽しい旅となりました。そんな弾丸ツアーでしたが予報通り好天に恵まれました。時間的に余裕がなかったので散策や写真撮影はそれほど出来ずに終わりましたが、写真を撮影した数少ない場所のひとつ、日本...稚内市夕来からの利尻島2022年8月

  • 幕別町忠類のオオハンゴンソウ 2020年8月

    今年もお盆が終わりました。北海道では9月上頃頃までは断続的に暑い日が訪れますが、総じてお盆を過ぎると急速に秋の気配が強まってきます。秋の気配を感じさせる風物詩は様々ですが、個人的にはその最たるものは原野を黄色一色に染めるオオハンゴンソウの花です。2020年8月中旬、十勝地方の幕別町忠類地区の牧草地付近を通りかかった際に撮影したオオハンゴンソウ。この時期、どこにでも見られる風景なのですが、この場所ではあまりの群生の様子が見事だったので車を停めて撮影しました。オオハンゴンソウは北アメリカ大陸を原産とする植物ですが、日本へは観賞用として持ち込まれ、少なくとも1950年代には野生化して今日に至っています。日本全土で繁殖しているとのことなので、もしかすると本州ではより迫力ある姿で観察できる地域があるのかもしれません...幕別町忠類のオオハンゴンソウ2020年8月

  • 釧路湿原のカヌーツアー@標茶町 2012年6月 3

    2012年6月下旬、釧路湿原北東部に位置する塘路(とうろ)湖から釧路川を下るカヌーツアーに参加した時の様子です(こちらの続き)。釧路市から弟子屈町を経て網走市に至る国道391号が走る塘路橋の下を通過するカヌー。塘路湖から流出するアレキナイ川です。塘路橋を超えてすぐ、この辺りでは国道391号と並走するJR釧網線の線路下も通過。この日は風が弱くとても穏やかな川面を進みます。アレキナイ川の川幅は10m前後でしょうか。進むにつれて河畔の様子は徐々にワイルドさを増してきます。川幅も狭さを増してきます。アレキナイ川が釧路川に合流する地点。小さく人が写っていますが、カヌーツアー会社のスタッフさんが所々に先回りして写真を撮ってくれていました。この陸地には釧網線の線路が走っていますが、蛇行する川の流れで浸食されなうようにシ...釧路湿原のカヌーツアー@標茶町2012年6月3

  • 夕張岳登山 2011年6月 7

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。標高1400m前後の前岳湿原以降、傾斜が緩やかになる登山道を進んで行きます。左側に写っているのは男岩の次に現れる奇岩、がま岩。がま岩は登山口から5.2km、山頂まであと1.9kmに位置します。標高は前岳湿原入口とあまり変わらない1400m程度かと思います。通過後に振り返って撮影したがま岩。がま岩通過後もしばらくは緩やかな傾斜の登山道が続きます。徐々に山頂が近付いてきました。前岳湿原に入ってからもしばらくは、あれが山頂かな?と思いつつも確信が持てずにいましたが、がま岩を超えた頃からようやく山頂に立つ人の姿が見えるようになってきました。文字がかすれてしまって読みにくいですが、看板には「<...夕張岳登山2011年6月7

  • 立象山展望台@せたな町 2011年5月 3

    島牧村を経て向かった檜山地方北部のせたな町。瀬棚区を見渡すことが出来る立象山展望台からの様子、2011年5月下旬の撮影です(こちらの続き)。海岸沿いから撮影した写真がないので紹介できませんが、遠くから見ると象が立ったような姿をしているため立象山と名付けられたということです。展望台から北側の様子。平坦な芝生はキャンプ場でしょうか。北方向に見える山並みは1520.2mの狩場山を主峰とする狩場山地。公園内にはバンガローも整備されています。現在、キャンプ場の他に公園としての機能も持つせたな青少年旅行村となっています。展望台から南方向の様子。遠くに見えるのは標高1277mの遊楽部(ゆうらっぷ)岳を主峰とする山並みかと思います。渡島半島には1520,2mの狩場山以上の標高の山はありませんが、内陸は低標高ながらも山岳地...立象山展望台@せたな町2011年5月3

  • 釧北牧場のキタキツネ@陸別町 2022年8月

    今月上旬に訪れた十勝地方とオホーツク地方の境界となる池北(ちほく)峠。峠付近には釧北(せんぽく)牧場という公共牧場が広がっていました(こちらの続き)。公共牧場とは、夏季に飼い主から乳牛を預かって広大な牧草地で放牧、飼育することを目的とした施設です。北海道では自治体が運営していることがほとんどのようです。国道242号が超える池北峠ですが、地図を見ると釧北牧場は国道の両側に広がっています。訪れたのは国道の東側に位置する牧草地帯ですが、こちら側には乳牛の姿は見られませんでした。青々と繁った牧草。とても栄養価が高そうです。撮影できませんでしたが、多数のエゾシカの群れが現れてこの美味しそうな牧草を食べていました。釧北牧場は国道242号の両側に広がっていますが、国道から西側に位置する牧草地も遠くに見えました。遠方の丘...釧北牧場のキタキツネ@陸別町2022年8月

  • 下サロベツ原野園地と幌延ビジターセンター 2015年5月 2

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。サロベツ原野南端に位置する幌延(ほろのべ)町の下サロベツ原野の様子です(こちらの続き)。幌延ビジターセンター付近に建つ展望台から撮影した下サロベツ原野。整備された木道が見えます。下サロベツ原野の奥に見えたパンケ沼。かなり距離がありそうですが、遥か遠くにも展望台らしき塔が建っているのが小さく見えました。地形図を見ると幌延ビジターセンターから整備された遊歩道はかなり遠方まで伸びている様子。もしかするとこの展望台まで歩いて行けるのかもしれません。展望台から降りて下サロベツ原野の遊歩道へ。行けるところまで歩いてみることにしました。案内看板には長沼に沿って整備された遊歩道が描かれていますが、これから目指そうとしているその先の様子はよく分かりません…看板の拡大はこ...下サロベツ原野園地と幌延ビジターセンター2015年5月2

  • 涛沸湖の傷病オオハクチョウ@網走市 2017年6月 2

    2017年6月中旬に訪れたオホーツク海に面した涛沸湖。湖の東端、浦士別川が流入する付近で1羽のオオハクチョウに出会いました(こちらの続き)。ラムサール条約に登録される自然度の高い涛沸湖。渡りの季節にはハクチョウを始めとして多くの野鳥が訪れますが、夏の湖面はとても静かです。そんな中、たった1羽で行動しているオオハクチョウがいました。水中に頭を潜らせて水草を食べています。ここだけ見ると普通そうでしたが…湖面を泳ぐ様子にとても違和感を感じたので観察していると、首の付根辺りに何か異常を抱えていました。骨が変形しているのでしょうか。真っ直ぐに伸ばすことが出来ない状態です。この様子だと恐らく飛ぶことも出来なかったのではと思います。渡りの途中に涛沸湖を訪れ、ここで不慮の事故に遭い怪我をしてしまったのでしょうか。参考まで...涛沸湖の傷病オオハクチョウ@網走市2017年6月2

  • 池北峠と釧北牧場@陸別町 2022年8月

    先日、十勝地方とオホーツク地方の境界となる池北(ちほく)峠を通りかかった際に撮影した写真です。標高約400mの池北峠。道路は帯広市とサロマ湖西岸の町、湧別町を経て網走市までを結ぶ国道242号です。池北の「池」は十勝ワインで有名な池田町から取られています。かつて、根室本線の池田駅から分岐して北見市まで結んだ池北線(後のふるさと銀河線)も国道とほぼ並行してこの峠を越えていました。池北峠の十勝側は陸別町になります。峠には広い路側帯がありますが、停車して写真を撮影したのは陸別町のカントリーサインが新しいデザインに変更されているのに気付いたからでした。以前こちらの記事で紹介した旧バージョンの陸別町カントリーサイン。2000年(平成12年)に撮影したものです。「日本一寒い町」としてPRする陸別町。カントリーサインもそ...池北峠と釧北牧場@陸別町2022年8月

  • 釧路湿原のカヌーツアー@標茶町 2012年6月 2

    2012年6月下旬、釧路湿原北東部に位置する塘路(とうろ)湖から釧路川を下るカヌーツアーに参加した時の様子です(こちらの続き)。東西に細長い塘路湖の西端付近にあるガイドセンターを出発したカヌー。湖畔近くを西に向かって進みます。湖畔にはハンノキなど湿地帯に生育する広葉樹が森林を形成しています。塘路湖の湖面にはびっしりと水草が繁っています。ヒシと呼ばれる植物で、その実にはでん粉が豊富に含まれているためかつてアイヌの人たちは食糧として利用していました。国内には北海道から四国・九州まで分布するそうですが、道東の湖沼でもとても多く見られる植物です。西に進んでいくカヌー。出発から10分ほどで湖からの出口となる塘路橋が見えてきました。塘路橋上には釧路市から弟子屈町を経て網走市に至る国道391号が走っています。塘路湖はこ...釧路湿原のカヌーツアー@標茶町2012年6月2

  • 夕張岳登山 2011年6月 6

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。標高1400m付近の前岳湿原。まだ所々に雪が残る登山道を進んで行きます。鋭く突き出た岩峰の傍らを通過。岩峰は男岩と名付けられた奇岩でした。男岩の麓は登山口から4.7km、山頂まであと2.4kmの地点です。まだ残雪の多い前岳湿原ですが、雪解けが進んでいる場所には水芭蕉が咲いていました。水芭蕉と同じ場所に咲いていたエゾノリュウキンカ。平地では水芭蕉が咲き終わった後の花ですが、高山では水芭蕉と同時に咲いているのが印象的でした。登山道の途中から振り返って見えた男岩。前岳湿原以降は傾斜はかなり緩やかとなります。高原を散策するような気分で登山できます。(夕張市2011年6月)夕張岳登山2011年6月6

  • 立象山展望台@せたな町 2011年5月 2

    島牧村を経て向かった檜山地方北部のせたな町、2011年5月下旬の様子です。海岸線からやや内陸に入った丘陵地の牧草地帯に続く道を南下し、漁港があるせたな町瀬棚地区を見渡すことが出来る立象山展望台までやって来ました(こちらの続き)。展望台に登ってみました。付近に遮るものがない地形なのでとても見晴らしの良い展望台です。ただ、一定方向に雨水が溜まっています。建築物の知識は持ち合わせていませんが、これは建物が傾いているのでしょうか…立象山展望台から瀬棚港の様子。2005年(平成17年)の合併でせたな町瀬棚区となりましたが、それまでは旧・瀬棚町の中心だった地域です。渡島半島の日本海側は険しい地形が続き奇岩が多く見られます。左端の漁港内に写っているのは蠟燭岩、また、瀬棚区のシンボル的な三本杉岩も見えています。2000年...立象山展望台@せたな町2011年5月2

  • 涛沸湖の傷病オオハクチョウ@網走市 2017年6月

    傷病で北帰行出来なくなったオオハクチョウがウトナイ湖でつがいとなり子育てしていた2006年の様子をこちらで紹介しましたが、繁殖はしていなかったものの同じように傷病で渡りが出来なくなったと思われるオオハクチョウにオホーツク地方の涛沸(とうふつ)湖で出会ったことを思い出しました。2017年6月中旬の様子です。オホーツク海に面した網走市と小清水町の境界ともなっている涛沸湖。約7kmにもなる細長い砂州によってオホーツク海と隔てられた汽水湖です。涛沸湖のほぼ東端となる場所に平和橋と名付けられた橋が架かっています。浦士別川はこの付近で湖に注いでいます。平和橋の東側。かなり広めの歩道が設けられた橋です。付近には広い駐車スペースも用意されていますが、渡りの時期には万単位のガン、カモ類が訪れる湖のためバードウォッチングに適...涛沸湖の傷病オオハクチョウ@網走市2017年6月

  • 下サロベツ原野園地と幌延ビジターセンター 2015年5月

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。前回まではサロベツ原野の北側に位置する豊富町の上サロベツ原野を紹介しましたが、今回からはサロベツ原野の南端付近に位置する幌延(ほろのべ)町の下サロベツ原野の様子を紹介していきます(こちらの続き)。下サロベツの玄関口となる幌延ビジターセンター。国立公園に指定されているサロベツ原野とそこに生息する多様な動植物を学ぶことが出来る環境省の施設です。ビジターセンターから徒歩ですぐの場所にある展望台。地上高は約30mほどあるそうです。まずは展望台に登ってみることにしました。展望台上から眺めた幌延ビジターセンター。背後に下サロベツ原野が広がっています。下サロベツ原野のさらに背後には日本海に浮かぶ利尻島が微かに見えていました。この辺りはサロベツ原野の南端に位置している...下サロベツ原野園地と幌延ビジターセンター2015年5月

  • 釧路湿原のカヌーツアー@標茶町 2012年6月

    8月に入りましたが今年の夏は全国で猛暑が続いています。一昨日、仕事で釧路市を訪れていましたが、釧路にしては随分と暑い日だと思っていたところ、1910年(明治43年)の観測開始以来で最も高い33.5℃を記録していたということです。北国の北海道とはいえ33℃台という気温は内陸部ではそれほど珍しくはありませんが、これまで110年以上も33.5℃以上に気温が上がらなかった釧路地方がいかに涼しい地域なのかを改めて感じました。仕事の移動時間途中で久々に通り過ぎた釧路湿原にて川を下るカヌーを遠くに見かけました。盛夏でも爽やかな風が吹く釧路湿原、一昨日に限っては熱風が吹いていたのかもしれませんが、湿原を滔々と流れる釧路川を下っていくカヌーの乗り手はとても気持ち良さそうでした。2012年6月下旬、釧路湿原北東部に位置する塘...釧路湿原のカヌーツアー@標茶町2012年6月

  • 夕張岳登山 2011年6月 5

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。標高1300m付近に位置する望岳台を過ぎると前岳と呼ばれる標高1501mのピーク麓をトラバースするような登りとなります。この辺りは北向き斜面のためかまだ所々に残雪が見られました。残雪とシラネアオイの両方が同時に見られました。低地では見られない光景です。前岳麓のトラバースが終わりしばらく進んでから振り返って撮影。この岩山が前岳ではなかったかと思います。望岳台から約30分。登山道の傾斜が徐々に緩やかになると間もなく標高1400m付近の前岳湿原入口に到着です。ここまで登ってきてようやく夕張岳が見えました。中央からやや左の稜線の最も高い位置が山頂です。夕張岳の手前に写っている岩峰はガマ岩かと...夕張岳登山2011年6月5

  • 立象山展望台@せたな町 2011年5月

    島牧村を経て向かった檜山地方北部のせたな町、2011年5月下旬の様子です(こちらの続き)。せたな町では内陸部のやや標高の高い場所に牧草地が広がっています。渡島半島西部では自治体間を結ぶ主要道路は海岸線を走る国道ですが、島牧村からせたな町に入った後はその牧草地帯内を通って南に向かいました。やがて見えてきたせたな町瀬棚地区。せたな町は2005年(平成17年)に北檜山町、瀬棚町、大成町の3町がに合併して誕生した町ですが、旧・瀬棚町の中心だった場所になります。漁港の傍らに、遠くからでもかなり大きいことがよく分かる目立つ巨岩が横たわっています。3つ連なっているように見えるこの巨岩、瀬棚地区のシンボルとも言える三本杉岩と呼ばれる奇岩です。瀬棚地区の漁港を見渡せそうな位置に展望台らしきものがあるのが見えます。やや内陸部...立象山展望台@せたな町2011年5月

  • オオウバユリ@新得町拓鉄公園 2019年9月

    2019年7月下旬、新得町の拓鉄公園に群生していたオオウバユリの花をこちらで紹介しましたが、2か月経過した同年9月下旬、近くまで来たので公園を再訪しました。当然のことながら花の姿は既にありません。高さ2m近くまで成長したオオウバユリの茎にはなにやら果実のようなものが実っていました。これはオオウバユリの果実なのでしょうか…これだけ群生していると花が咲き終わった時期でもなかなか見応えある風景です。拓鉄公園周辺の様子。新得町中心部から1kmほどの場所。やや郊外といった雰囲気ですが、周辺には住宅街が建ち並んでいます。洞爺湖町で1月下旬に撮影したオオウバユリ。厳冬期を山野を散策すると頻繁に目にしますが、種子を放出し終わるとこのような状態になります。(新得町2019年9月)オオウバユリ@新得町拓鉄公園2019年9月

  • ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ 2006年6月 6

    2006年6月中旬に訪れたウトナイ湖で出会ったオオハクチョウ。傷病で北帰行出が来なくなったオオハクチョウがつがいとなり、ウトナイ湖畔で子育てしていた頃の様子、最終回です(こちらの続き)。湖畔を遠ざかっていくオオハクチョウのファミリー。飛べなくなったのは親鳥の1羽、恐らく母鳥ではないかと思います。飛ぶことが出来たもう1羽の親鳥も北帰行をやめ、母鳥とつがいとなり子育てをしていました。いったんは遠ざかっていったファミリーですが、少し経つと戻ってきました。雛たちに対するちょっとした運動の時間なのでしょうか。先導する親鳥と、背後を守るもう1羽の親鳥、といった感じに見えました。どこに向かうのか見ていると、この日最初に出会った勇払川がウトナイ湖に流入する箇所に戻っていきました。このファミリーの休息場所だったのかもしれま...ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ2006年6月6

  • サロベツ湿原センター@豊富町 2015年5月 5

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。豊富町の上サロベツ原野に位置する湿原センターを訪れた時の様子(こちらの続き)。かつてサロベツ湿原で泥炭採掘に使用されていた浚渫(しゅんせつ)船が屋外に展示されています。湿原の地盤は極めて軟弱です。窪地が形成されるとすぐに水没してしまう湿地では浮力が働く船体構造でないと活動できなかったようです。浚渫船で採掘された泥炭層はパイプラインを経て工場へ輸送されていました。この機械は輸送段階で使用された水洗分離機のようです。サロベツ湿原センターを基点とする周囲約1kmほどの木道を一周して戻った後、センター横にある泥炭産業館に立ち寄りました。館内はそれほど広くありませんが、ここでは泥炭採掘後から土壌改良材を生成するまでの工程で使用された機械類が展示されています。サロ...サロベツ湿原センター@豊富町2015年5月5

  • 夕張岳登山 2011年6月 4

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。登山道脇にシラネアオイが群生する標高約1250mの石原平から約20分ほど登ると標高1300mを少し超えた辺りに位置する望岳台に到着。石原平から先は徐々に展望が開けつつありましたが、望岳台に来て樹林帯を完全に抜けた感じです。看板には登山口から3.5km、山頂まで3.6kmと書かれています。ちょうど半分来たところになります。往路は馬ノ背コースを登ってきましたが、登山口の夕張岳ヒュッテから1時間50分が経過していました。文字がかすれていますが、転落防止を呼び掛ける注意喚起の看板です。まったく自信がありませんが、最奥に見える山は標高1726.1mの芦別岳のように感じました。望岳台から西方向の...夕張岳登山2011年6月4

  • せたな町の牧草地帯 2011年5月

    低地の新緑と高山の残雪のコントラストが美しい2011年5月下旬の島牧村で撮影した写真をこちらで紹介しましたが、島牧村では休憩時間を利用して撮影したのみで、この日の目的地は渡島半島北部の日本海側の町、せたな町でした。せたな町は北檜山町、瀬棚町、大成町の3町が2005年(平成17年)に合併して誕生した自治体です。新町名はかつての瀬棚町をひらがな読みにしたものです。渡島半島の日本海側では海岸線を走る国道沿いに集落が形成されていますが、せたな町では内陸部の高台にも道路が整備され周囲には牧草地帯が広がっていました。せたな町は島牧村の南側に隣接しています。海岸線の国道を走って島牧村からせたな町へ、その後、高台へと続く道路に入りました。渡島半島の日本海側というと険しい海岸線をただひたすら国道が走っているという印象でした...せたな町の牧草地帯2011年5月

  • オオウバユリ@新得町拓鉄公園 2019年7月 2

    オオウバユリの花が満開に咲いていた2019年7月下旬の新得町拓鉄公園の様子(こちらの続き)。訪れたのは7月20日を少し過ぎた頃、まさにちょうど今時期です。花の時期はほぼ終盤。枯れ落ちた花弁の下から膨らみ始めたばかりの果実が顔をのぞかせていました。アイヌの人々はオオウバユリをトゥレプと呼び、球根部分の澱粉(でんぷん)は重要な食糧とされていました。オオウバユリ群生地の近くにあった展望台。周囲の樹木の方がはるかに大きく成長しているため登ってみてもまったく展望がありません。北海道拓殖鉄道が廃止されて公園が整備された1968年(昭和43年)頃はまだ樹木が大きく成長しておらず現在よりはるかに見通しが良かったのかもしれません。拓鉄公園のすぐ近くを走る根室本線を普通列車が通り抜けて行きました。かつてこの地に存在した柘植鉄...オオウバユリ@新得町拓鉄公園2019年7月2

  • ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ 2006年6月 5

    2006年6月中旬に訪れたウトナイ湖で出会ったオオハクチョウ。傷病で北帰行出が来なくなったオオハクチョウがつがいとなり、ウトナイ湖畔で子育てしていた頃の様子です(こちらの続き)。勇払川がウトナイ湖に流入する付近の河畔で休んでいた親子にしばらく動きがなさそうだったのでウトナイ湖畔を散策して戻ってくるとようやくオオハクチョウの親子も揃って活動を開始し始めた頃でした。先ほどまでの休憩場所だった勇払川流入箇所からそれほど離れていない場所ですが、まずは湖畔に立ち寄って一休み。目指す場所はもう少し先のようです。親鳥の1羽と雛1羽は上陸せずに湖面で待っているように見えました。湖畔に上陸したのはもう片方の親鳥と雛3羽です。ウトナイ湖を訪れた観光客に大人気でした。子連れの動物はかなり神経質で獰猛になりがちですが、このオオハ...ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ2006年6月5

  • サロベツ湿原センター@豊富町 2015年5月 4

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。豊富町の上サロベツ原野に位置する湿原センターを訪れた時の様子(こちらの続き)。サロベツ湿原センターを基点とする周囲約1kmほどの木道を一周して戻ってきました。センターの背後にはかつてサロベツ湿原にて泥炭採掘に使用されていた浚渫(しゅんせつ)船が屋外提示されていました。サロベツ湿原の泥炭は土壌改良材として用いられるために1970年から2000年代初期まで採掘されていました。採掘に使用されたのがこの浚渫船ですが、パッと見では本当に船のような構造をしています。泥濘(ぬかるみ)の激しい湿地帯で泥炭採掘作業を効率的に行うためには船体の構造の乗り物が必要だったのでしょう。浚渫船の説明看板。現役だった頃の写真があります。拡大はこちら。浚渫船の前方に突き出たロータリー...サロベツ湿原センター@豊富町2015年5月4

  • 夕張岳登山 2011年6月 3

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。標高約1100m、冷水コースと馬ノ背コースとの合流点を過ぎてさらに登っていくと登山道脇に満開に咲くシラネアオイの群落が現れました。シラネアオイ群生地の登山道はロープが張られています。登山道を逸脱してシラネアオイを傷つけないよう配慮されているようです。シラネアオイの群生地には石原平(せきげんだいら)と書かれた札がありました。標高1250mほどの石原平。登山道前半の苦しい登りが続く途中、ここに少しだけ平坦な場所があり休憩スペースとして利用する登山客がいました。自分もここで休憩しつつ、群生するシラネアオイを撮影しました。石原平を過ぎる辺りから登山道は樹林帯を抜けて徐々に見晴らしが良くなって...夕張岳登山2011年6月3

  • オオウバユリ@新得町拓鉄公園 2019年7月

    一週間ほど前のこと、十勝地方の山野にてオオウバユリの花が満開に咲いているのを見かけました。オオウバユリは国内では中部地方以北に分布していますが、北海道に多い北方系の植物のようです。道内では低地のほぼ全域で見られるごく普通の植物ですが、2019年7月下旬に十勝地方の新得町で撮影したオオウバユリを紹介します。撮影場所は新得町市街地から南に約1kmほど離れた拓鉄公園。かつて存在した北海道拓殖鉄道の南新得駅の跡地が公園として整備されています。北海道拓殖鉄道は新得駅から分岐して鹿追町を経て上士幌町までを結んだ民営鉄道で1928年(昭和3年)に開業しました。南新得駅は拓殖鉄道における新得駅のひとつ隣の駅でした。なお、新得駅は札幌と釧路・根室を結ぶ国鉄根室本線の途中駅として1907年(明治40年)に既に開業していました...オオウバユリ@新得町拓鉄公園2019年7月

  • 初夏のウトナイ湖畔 2006年6月

    傷病で渡りが出来なくなったオオハクチョウがウトナイ湖でつがいとなり子育てしていた2006年6月中旬の様子をこちらで紹介していますが、休んでいた親子にしばらく動きがなさそうだったのでその場を離れウトナイ湖畔を散策してみました。野生鳥獣保護センターやネイチャーセンターがある北側の湖畔には自然観察路が設けられています。その中で湖畔に続く観察路を散策してみました。湖畔の散策路から撮影したウトナイ湖。春と秋の渡りの時期には多くのガン・カモ類で賑わいますが、初夏のウトナイ湖はとても静かな雰囲気でした。ウトナイ湖は平均水深0.6m程の浅い湖ですが、漁業権が設定されており、コイやフナ、ナマズなどが漁獲されています。北海道ではこれらの淡水魚を食べる習慣があまりないのですが(育った経験から恐らくですが…)、どういった場所へ出...初夏のウトナイ湖畔2006年6月

  • 新緑の狩場山山麓@島牧村 2011年5月

    道央圏の最西端となる後志地方の島牧村を2011年5月下旬に訪れた時に撮影した写真です。日本海側に面した島牧村は札幌中心部から西に約160km、車で約3時間の場所にあります。集落はほぼ海岸線に沿って形成されている漁業の町で2022年5月末現在で人口1330人ほどの小さな自治体ですが、内陸部は国内で北限となるブナの原生林を有する自然豊かな山林が広がっています。島牧村中心部付近の海岸。海沿いを走る国道からさらに海岸に近づいてみると、舗装はされていましたが地元の方しか使用しないような細い道路がありました。積丹半島から渡島半島南部にかけて険しい地形が連続しますが、島牧村中心部付近では4kmほど砂浜が広がっています。背後に見える山並は標高1520.2mの狩場山(かりばやま)を最高点とする狩場山地です。残雪が多く白色の...新緑の狩場山山麓@島牧村2011年5月

  • サロベツ湿原センター@豊富町 2015年5月 3

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。豊富町の上サロベツ原野に位置する湿原センターを訪れた時の様子(こちらの続き)。サロベツ湿原センターを基点とする周囲約1kmほどの木道を散策することでサロベツ湿原を体感することが出来ます。木道を半分ほど歩いたところで現れた小沼。湿原内によく見られる湖沼の小さなものかと最初は思いましたが、形状が人工的です。木道脇に設置された看板。小沼の跡はやはり人工的なものでした。サロベツ湿原は成長速度が1年に1mm程度という気の遠くなるような長い年月を経て植物の遺骸が積もって形成した泥炭地です。泥炭採掘は土壌改良材として用いられるために1970年から2000年代初期まで行われていました。この小沼は泥炭採掘の跡地です。看板の地図と写真の部分の拡大はこちら。写真撮影しながら...サロベツ湿原センター@豊富町2015年5月3

  • 夕張岳登山 2011年6月 2

    固有種の高山植物が多く生育することで知られる標高1667.7mの夕張岳、2011年6月下旬の登山の様子です(こちらの続き)。夕張岳には登山口が2つありますが、夕張岳ヒュッテのすぐ近くから始まる馬ノ背コースを選びました。尾根沿いの比較的急な斜面をひたすら登っていきます。あまり視界のない樹林帯の中を登っていきます。馬ノ背コースの全長は6.8km程。登山開始から約30分経過して頂上まで5.3kmの一の越と書かれた看板を通過。一の越から20分弱で二の越を通過。二の越の看板は倒れていました。前半の苦しい登りが続きます。時折見える岩山は標高1501mの前岳でしょうか。夕張岳への登山道は前岳の裾を通っています。馬ノ背コースを登り始めてほぼ1時間で分岐点と書かれた場所に到着。ここがもう一つの登山道である冷水コースとの合流...夕張岳登山2011年6月2

  • プユニ岬@斜里町ウトロ 2012年7月

    全国に衝撃を与えた4月23日の知床半島斜里町の遊覧船沈没事故からあと10日ほどで3か月が経過します。乗員乗客26人中、現段階で生還者なしという大事故となりました。事故直後から沈没した遊覧船の引き上げ、網走港へえい航されるまで連日ひっきりなしにニュースで扱われていたものの最近は報道される時間もめっきり少なくなってしまいました。しかし、未だ行方不明者12人いう事実を忘れてはならないと、地元民として強く感じています。様々なことを考えさせられた今回の事故ですが、旅好きで知床半島の遊覧船にも何度も乗船している自分としては、ほんの少しのタイミングのズレで自分も被害者になっていたかもしれないと激しく戦慄しました。紹介する写真は2012年7月下旬に訪れた知床半島にて、プユニ岬の展望台から撮影したウトロ市街地付近の様子です...プユニ岬@斜里町ウトロ2012年7月

  • ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ 2006年6月 4

    2006年6月中旬に訪れたウトナイ湖で出会ったオオハクチョウ。傷病で北帰行出が来なくなったオオハクチョウがつがいとなり、ウトナイ湖畔で子育てしていた頃の様子です(こちらの続き)。4羽いた雛と親鳥。勇払川が湖に流入する畔で休息していました。少しの昼寝の後、活動再開しました。親鳥の近くを歩き回っていた雛たちですが、そろそろ湖に入って移動を始めそうな雰囲気です。親鳥の一方の羽。変形していて飛ぶことは難しいように見えました。ウトナイ湖に渡ってきた後に怪我をしたのでしょうか。(苫小牧市2006年6月)ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ2006年6月4

  • 白いハマナスとルピナスの花@帯広市 2022年6月

    PCが壊れたので新調した後のソフトのセットアップに少し時間がかかっていたものの、それも間もなく完了していたのですが、その間にサボり癖がついてしまい更新が滞ってしまっていました。いつの間にか7月中旬に入ろうかという季節。このままではいかんということで、少しづつになるかもしれませんが更新を再開していきます。写真はちょうど3週間前の週末に訪れた帯広市内の十勝川河畔林の様子です。この付近は太平洋に注ぐ河口まで約50km程の中流域となります。この付近では堤防の内側に河畔林や草原が広がっており、草原ではハマナスの花が咲き始めていました。とてもよい香りが周囲に漂っています。海浜性ハマナスがこのような内陸部で咲いているのは少し不思議でしたが、河口から分布を広げてきたものなのでしょうか。さらに、札内川が十勝川に合流するこの...白いハマナスとルピナスの花@帯広市2022年6月

  • ヒオウギアヤメ@豊頃町 2022年6月

    前回記したように先月PCが再起不能となりしばらく更新が滞っていました。先週末、ようやく新PCでネット接続できるようになりましたが、使用している有料の画像現像ソフトが使えるようになるまでもう少しかかりそうです。前回PCが壊れて新調したのは約5年前のことでした。前回は節約して低めのスペックのPCを導入したため動作が遅く後悔していましたが、その反省から今回はより長く使うことを前提として(こればかりはどうなるか分かりませんが…)高めのスペックで購入。以前のPCと比べるとはるかに高速でとても快適です。ただ、モニターの色の見え方が異なっていてやや戸惑っています。自分は画像ソフトで現像処理する際、モニター上で撮影した時の見え方になるように感覚で調整しています。そのため今後は従来と少し異なった色相の画像になるかもしれませ...ヒオウギアヤメ@豊頃町2022年6月

  • PCが壊れる

    1か月ほど更新が滞っていました。前回記事をアップした翌日、仕事から帰宅するとPCが起動しなくなりました。様々に手を尽くしてみましたがPCの復元は不可能と判断。以来、新PCを新調してセットアップ完了する本日まで更新することが出来ずにいた次第です。大事なデータはバックアップしていたので問題ありませんでしたが、画像処理ソフトの再セットアップなどにもうしばらく時間がかかりそうです。ブログ更新の再開までもう少しかかりそうですが、新PCからブログにアクセス出来るようになったので取り急ぎ現況をお知らせ致します。PCが壊れる

  • 夕張岳登山 2011年6月

    かつては石炭で栄えた空知地方の夕張市には国内で唯一の財政破綻した自治体というマイナスイメージを抱く方が多いのではないでしょうか。寒暖差を活かした栽培で誕生した高級品の夕張メロンというブランドは全国区かと思いますが(夕張メロンとヒグマを掛け合わせたメロン熊というキャラクターも存在しますが(こちら))、自治体としての再建はまだ道半ばといったところです。そんな夕張市ですが、街の名を冠した標高1667.7mの夕張岳は固有種の高山植物が多く生育する登山愛好家にはとても人気のある山です。2011年6月下旬、山開きから間もなくの時期に登った夕張岳の様子を紹介していきます。夕張市街地から三笠市を経て旭川を結ぶ国道452号の途中から約14kmほど林道を走って到着する夕張岳の登山口。到着したのは午前7時でしたが既に多くの登山客の車...夕張岳登山2011年6月

  • ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ 2006年6月 3

    2006年6月中旬に訪れたウトナイ湖で出会ったオオハクチョウ。傷病で北帰行出が来なくなったオオハクチョウがつがいとなり、ウトナイ湖畔で子育てしていた頃の様子です(こちらの続き)。勇払川がウトナイ湖に流入する付近で昼寝していた雛たちと親鳥。熟睡していたように見えたのもほんの数分ほど、間もなく目を覚まして毛繕いを始めていました。4羽いた雛たち。いったん全羽が目覚めたように見えましたがまだ睡眠が足りていないようでした。ただ、1羽は元気に付近の草を頬張っています。他の雛たちがまだ眠っているなか、草を頬張っていた雛だけが単独で行動を始めました。人間もそうですが、小さい頃から生まれつき備わっている個性というものが動物全般にあるようです。単独行動を始めた雛。親鳥にとっては幸いなことでしたが、遠くに行くことなく、少し離れた場所...ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ2006年6月3

  • サロベツ湿原センター@豊富町 2015年5月 2

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。豊富町の上サロベツ原野に位置する湿原センターを訪れた時の様子です(こちらの続き)。サロベツ湿原センターの周辺に整備された木道を散策してみました。センター起点として1kmほどで周回できる散策路です。木道に2つ整備された展望デッキのひとつ。この辺りはサロベツ原生花園と名付けられています。4月下旬はまだ茶褐色の世界ですが、初夏を迎える頃から多くの高山植物が咲く草原となります。ポツポツと見える白いものはミズバショウです。肌寒い日でしたが木道を散策する観光客の姿がそれなりにありました。サロベツ原野上空を北上していく渡り鳥の群れ。逆光気味だったのではっきり判別できませんがマガンの群れのように見えました。(豊富町2015年5月)サロベツ湿原センター@豊富町2015年5月2

  • ナイタイ高原牧場@上士幌町 2019年4月 7

    総面積約1700ヘクタール、東京ドーム358個分という日本一広い公共牧場の上士幌町ナイタイ高原牧場を2019年4月下旬に訪れた時の様子、最終回です(こちらの続き)。完成したばかりのナイタイテラスの駐車場。大型車両が駐車できるスペースは砂利の状態でしたが、現在は舗装されたのでしょうか。テラスから外に出るとベンチとテーブルが置かれた休憩スペースとなっています。テラス周辺の草原は自由に散策できるようになっています。はしゃぎ回って遠くまで駆けて行ってしまった子供たち。草原はそれなりに斜度のありそうな登り坂です。戻って来る歳はかなり疲れたのではないでしょうか。(上士幌町2019年4月)ナイタイ高原牧場@上士幌町2019年4月7

  • 黒松内町のカタクリ群落 2010年5月 5

    後志地方の黒松内町にあるカタクリ群生地を2010年5月上旬に訪れた時の様子、最終回です(こちらの続き)。北海道ではGWが終わると山野の緑が日に日に濃くなっていきます。カタクリの花も早春の頃だけに姿を現すスプリング・エフェメラルと呼ばれる動植物のひとつですが、もうそろそろ姿を消して来年まで見納めとなります。(黒松内町2010年5月)黒松内町のカタクリ群落2010年5月5

  • ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ 2006年6月 2

    2006年6月中旬に訪れたウトナイ湖で出会ったオオハクチョウの親子の様子です(こちらの続き)。この頃、傷病で北帰行が叶わなくなったオオハクチョウが留まり、つがいとなってウトナイ湖で繁殖していました。ウトナイ湖の西側に流れ込む勇払川のほとりに佇んでいたオオハクチョウの親子。4羽いた雛たちはもうかなり大きく成長していました。見かけた時間帯はちょうど昼寝の時間だったようで雛たちは繁みの中でウトウトし始めていました。毛繕いしながら眠りにつく雛たち。気が付くと親鳥も眠り始めていました。やがて目覚めた雛の1羽。ぐっすりと眠りについていたように見えましたが、その時間は僅か10分程度かと思います。徐々に目を覚まして活動を再開し出すオオハクチョウたち。天敵の多い鳥類は短時間の睡眠で熟睡出来るような体になっているのかもしれません。...ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ2006年6月2

  • ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ 2006年6月

    最長10連休という人も多かったという今年の5月の大型連休も終わり、今日からいつもの日常が再開した方も多かったのではないでしょうか。僕は長期の旅は出来ませんでしたが、連休の前半にほんの短い時間でしたが道央圏の実家に帰省していました。その帰路、久しぶりに苫小牧市のウトナイ湖を訪れました。天気が悪く特に撮影はしませんでしたが、豊かな自然に囲まれた環境がとても気に入って頻繁に訪れていた2000年代中盤のウトナイ湖が勝かしく思い出されました。少し古い写真ですが、懐かしく思い出された頃の2006年6月中旬のウトナイ湖の様子を紹介します。ウトナイ湖の北西に位置する湖畔に2009年秋に道の駅がオープンしてから湖畔の様子がかなり変わったという記事を何かで読んだことがあります。それ以前は小さなレストハウスがあるだけの静かな湖畔だっ...ウトナイ湖生まれのオオハクチョウ2006年6月

  • サロベツ湿原センター@豊富町 2015年5月

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。前回紹介した豊富町豊徳地区の高台から見えた上サロベツ原野に位置する湿原センターを訪れました(こちらの続き)。北海道の最北端に近い幌延町と豊富町にまたがる日本海に沿った海岸線に広がる湿原がサロベツ原野です。大型の観光バスも立ち寄るサロベツ湿原センター。サロベツ原野玄関口のビジターセンターとして2011年にオープンした施設です。センターには後ほど立ち寄ることにして、まずは木道が整備されたサロベツ原野を歩いてみることに。湿原センターから始まる木道の入口。木道は約1.0km歩いて一周できるようになっています。拡大はこちら。歩き始めて間もなく、木道沿いに咲いていたエゾノリュウキンカ。小さな林を抜けると広大なサロベツ原野が広がっていました。(豊富町2015年5月)サロベツ湿原センター@豊富町2015年5月

  • ナイタイ高原牧場@上士幌町 2019年4月 6

    総面積約1700ヘクタール、東京ドーム358個分という日本一広い公共牧場の上士幌町ナイタイ高原牧場を2019年4月下旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。2015年秋の強風で全壊する被害をうけた先代のレストハウス。現在は2019年4月下旬にオープンしたナイタイテラスが2代目として営業しています。ナイタイ高原を訪れたのはこの時が初めてだったので先代レストハウスの様子を知りませんが、この場所は展望台だったのでしょうか。先代レストハウスの背後の様子。モニュメントがあるもう少し高い場所まで登ることが出来ます。このモニュメントは家畜感謝の碑と名付けられて昭和45年(1970年)に建立されたものです。モニュメントの後ろに見えた笹に覆われたピーク。地形図にも名称は記載されていませんが1121mのピークと思われます。標高約800...ナイタイ高原牧場@上士幌町2019年4月6

  • 黒松内町のカタクリ群落 2010年5月 4

    後志地方の黒松内町にあるカタクリ群生地を2010年5月上旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。焦点距離15mmという対角魚眼レンズを使ってカタクリを撮影してみました。レンズ前面から対象物までほんの数センチまで近寄って撮影可能なので独特の雰囲気を表現できますが、高さ数センチしかないカタクリのような植物を撮影する場合は地面に腹ばいになって撮影する必要があります。(黒松内町2010年5月)黒松内町のカタクリ群落2010年5月4

  • 夕張メロンとメロン熊@夕張市農協銘産センター 2022年5月

    ゴールデンウィークも既に後半。北海道ではやや肌寒い日が続いていますが、全体的に概ね好天で推移している印象です。連休の前半、用事があって道央圏の実家へ帰省してきました。道東から道央に向かう場合は道東自動車道を使いますが、大型連休中は高速道路の方が混み合うため、下道の国道274号を走って道央へ向かいました。今回は国道274号を走っていて思わず目が留まったオブジェを紹介します。道東自動車道の夕張ICから国道274号を札幌方面へ約7kmの場所にある夕張市農協銘産センター。左端に写っている道路が国道274号、札幌方向です。通り過ぎようとしたところで奇妙なものが目に入ったので急遽立ち寄ることに。そういえば道東道の開通以前から明るい時間帯に国道274号を走行するのはかなり久しぶりです。この建物とメロン熊が誕生したのはいつ頃な...夕張メロンとメロン熊@夕張市農協銘産センター2022年5月

  • 立待岬@函館市 2009年4月

    今日からゴールデンウィークが始まりました。今年は5月2日(月)と6日(金)が平日ですが、ここを休めると10連休になるため休祝日と平日の繋がりとしては当たり年と言えるのかもしれません(接客業ではとてもは多忙な年になると思いますが…)。ここ数年は色々あって大型連休と言えども思うように遠出出来ずにいますが、連休となれば洗面用具と着替とカメラだけを携えて直前の思い付きで行き先を決めて道内を旅していた若い頃?が懐かしく感じます。渡島半島南部を旅した2009年のゴールデンウィーク。その途中に訪れた函館市の立待岬です。森昌子さんの曲、立待岬。「待って待って待ちわびて立待岬の花になろうと―」の歌、僕の年代だと誰の歌か知らなくとも一度は聞いたことがある人がほとんどですが、若い人に聞くとほぼ全員が知らないということでした…函館市の...立待岬@函館市2009年4月

  • 黒松内町のカタクリ群落 2010年5月 3

    後志地方の黒松内町にあるカタクリ群生地を2010年5月上旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。最初に訪れた4月下旬にはまだ咲き始めだったカタクリですが、10日ほど経過した後に再訪してみると満開を迎えていました。4月下旬にはかなり見られたエゾエンゴサクの姿はもう見られず、ほぼ一面がカタクリ一色で染まっていました。カタクリの花を観察していると、枯れ始めているという訳でもないのですが、既に最盛期を過ぎている様子が感じられました。一年のうちで早春の僅かな期間だけにしか見られない植物や昆虫をスプリングエフェメラルと呼びます。エフェメラルとは短命で儚い存在というような意味となるようです。(黒松内町2010年5月)黒松内町のカタクリ群落2010年5月3

  • ナイタイ高原牧場@上士幌町 2019年4月 5

    総面積約1700ヘクタール、東京ドーム358個分という日本一広い公共牧場の上士幌町ナイタイ高原牧場を2019年4月下旬に訪れた時の様子(こちらの続き)。一般に開放された牧場内の舗装道路。その終点にはナイタイテラスと名付けられた休憩施設があります。それとは知らずに訪れたのですが、ナイタイテラスはこの数日前にリニューアルオープンしたばかりでした。入口にはオープンをお祝いする花束が飾られていました。牧場側から見たナイタイテラスの様子。ロビーの窓はほぼ全面ガラス張りとなっていて、広大な牧場を見渡すことが出来るようになっています。さらに奥に何かあります。かつてはこの場所にレストハウスが建っていましたが、2015年秋の強風で全壊する被害を受けました。2019年4月にオープンしたナイタイテラスはこの後継の施設となります。訪れ...ナイタイ高原牧場@上士幌町2019年4月5

  • 上サロベツ原野の牧草地帯@豊富町 2015年5月

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。訪れた場所を時系列的に順不同で紹介していますが、サロベツ湿原の北に位置する豊富町豊徳地区に広がる牧場地帯の様子です(こちらの続き)。上サロベツ原野から北側はかなり農地開発が進んでいて湿地帯の面影はあまり感じられません。丘陵地帯が広がるこの辺りは牧場地帯が広がっています。乳牛が草を食む長閑な風景が広がります。稚内市と隣接する豊富町は酪農が盛んな町で、4千人を下回る人口の4倍以上となる乳牛が町内の牧場で飼育されています。天気はパッとしない感じでしたがほぼ風のないとても穏やかな一日でした。上サロベツ原野の様子が高台から望むことが出来ました。(豊富町2015年5月)上サロベツ原野の牧草地帯@豊富町2015年5月

  • ヌプカの里の水芭蕉園@士幌町 2022年4月 2

    十勝管内北部の町、士幌町の士幌高原ヌプカの里にある水芭蕉園を今月17日に訪れた時の様子です(こちらの続き)。群生地へ行くには牧場内を通過する必要があるため、水芭蕉の季節だけ一般に開園されています。訪れた開園初日、群落地では開花したての水芭蕉が十勝地方の春の訪れを感じさせてくれました。北海道では4月下旬になると湿地帯ではほぼ全域で見られる水芭蕉。小規模であっても群生している姿を見るとついついたくさん写真を撮影してしまいます。この水芭蕉園、実は昨年5月上旬に訪れたのが最初のことでした。画像はその時の様子です。季節の進み方は年によってまったく異なるので単純比較は出来ませんが、最盛期を少し過ぎるだけで水芭蕉は花がしおれて葉が大きく繁るようになります。昨年は水芭蕉のピークを過ぎてからの訪問でしたが、今年はまだ見られなかっ...ヌプカの里の水芭蕉園@士幌町2022年4月2

  • 黒松内町のカタクリ群落 2010年5月 2

    後志地方の黒松内町にあるカタクリ群生地を2010年5月上旬に訪れた時の様子を紹介していますが(こちらの続き)、最初に訪れたのはその約10日前の4月下旬でした。4月下旬は陽当たりの良い場所でようやくカタクリが咲き始めたばかりで群落が見られるまではもう少しかかりそうな気配でしたが、一方で5月上旬にはほぼ姿を消していたエゾエンゴサクが最盛期となっていて、カタクリの紫色とエゾエンゴサクの青色のコントラストがとても綺麗でした。カタクリ群生地となっている菩提院・奥之院の境内を抜けると牧草地が広がっていました。牧草地の丘の上に建つのは黒松内町特産物の加工センター、トワ・ヴェールです。チーズ、ハム、ソーセージ、アイスクリームといった酪農製品を黒松内町産の素材から作っているそうです。詳細は公式HPをご覧下さい(こちら)。(黒松内...黒松内町のカタクリ群落2010年5月2

  • 十勝平野の強風と馬糞風@芽室町 2022年4月

    4月19日の記事(こちら)にて、帯広市内で既に桜が開花していることを紹介しましたが、気象庁は昨日4月22日に帯広市の桜開花を宣言しました。これは平年より10日早く、1953年(昭和28年)からの統計開始以降で最速の記録となるそうです。現在十勝地方で暮らしていますが、体感的には今年の3~4月がそれほど暖かったという実感はないものの、3月の月平均気温は1892年(明治25年)の統計開始以降で6番目に高い気温だったということです。本日、桜の開花状況の確認をかねて帯広市近郊をドライブしてきましたが、とても風の強い日で強風注意報がほぼ終日出されていました。帯広市の隣町、芽室(めむろ)町郊外の畑作地底。風速10m/s以上の強風が吹きすさぶ春の嵐のような天候でした。畑の上に舞う土埃で日高山脈も霞んでいました。広大な十勝平野で...十勝平野の強風と馬糞風@芽室町2022年4月

  • ナイタイ高原牧場@上士幌町 2019年4月 4

    総面積約1700ヘクタール、東京ドーム358個分という日本一広い公共牧場の上士幌町ナイタイ高原牧場を2019年4月下旬に訪れた時の様子です(こちらの続き)。牧場内で一般に公開されている舗装された道路を進みます。道路の終点にはナイタイテラスと名付けられた休憩所があります。ナイタイ高原牧場は大雪山国立公園のエリアに含まれるようです。標高が上がるにつれて広大な十勝平野が見渡せるようになってきます。牧場内の途中の道路から小さく見えたナイタイテラス。牧場入口のゲートから約7km走るとナイタイテラスに到着です。ゲートからの標高差は約350mあります。(上士幌町2019年4月)ナイタイ高原牧場@上士幌町2019年4月4

  • 烏帽子岩@洞爺湖畔 2008年4月 5

    本日、帯広市内を車で走っていると既に桜が開花している樹木があって驚きました。気象庁が桜の開花を宣言する標本木の桜はまだですが、今のところは4月24日に開花と予想されています。帯広市の平年値は5月2日なので今年はかなり早く季節が進んでいるようです。ところで、全国に60本近くあるという桜の標本木、樹種は原則ソメイヨシノと決まっていますが、寒冷地のためソメイヨシノが育たない道東や道北ではエゾヤマザクラが標本木となっています。写真は2008年4月下旬、洞爺湖北東の湖岸にある烏帽子(えぼし)岩を訪れた時の様子の最終回です(こちらの続き)。烏帽子岩からの帰路、下っていく遊歩道。下り始めてすぐに岩壁麓の展望所とは少し異なる角度で洞爺湖が見えました。洞爺湖付近で既に開花していた桜。エゾヤマザクラではないかと思います。本州、四国...烏帽子岩@洞爺湖畔2008年4月5

  • ヌプカの里の水芭蕉園@士幌町 2022年4月

    北海道の4月は20℃近くまで気温が上がってポカポカ陽気の日があったかと思えば、朝夕は氷点下まで下がり雪がチラつく日があったり、そういった極端な差の寒暖を繰り返しながら季節が進んで行きます。十勝管内北部の町、士幌町のヌプカの里にある水芭蕉園が開園するという情報を士幌町観光協会HPから得て、今日の午後に現地に行って様子を見てきました。士幌高原ヌプカの里に続く道路。士幌高原は標高600mほど、堰止湖の然別湖を形成する火山群の十勝平野側の麓に位置します。レストハウスを中心にロッジや公園が整備されています。詳細は公式HPをご覧下さい。正面に見えるのは標高1252.2mの東ヌプカウシヌプリ。ヌプカの里寝続く道路の途中にある水芭蕉園の看板。車を数台停められる駐車場があります。看板によると駐車場から水芭蕉の群落地まで260mほ...ヌプカの里の水芭蕉園@士幌町2022年4月

  • 十勝川の河跡湖とタンチョウ@豊頃町 2021年3月

    北海道のほぼ中央に位置する十勝岳の東側の山麓を源流として十勝平野を流れて太平洋に注ぐ十勝川。河川の長さ156kmは道内では第3位ですが、全国では17位とそれほど長い河川というわけではありません。しかし流域面積だと全国第6位と順位が大きく上昇するのが特徴的です。なお、流域面積とは、降った雨や雪がその河川に流れ込む土地の範囲のことです。太平洋に注ぐ十勝川河口から直線距離で約15km上流に位置する豊頃(とよころ)町の幌岡地区には牧草地帯が広がっていますが、かつて十勝川が蛇行して流れていた頃の名残と思われる河跡湖が多く残されていて、渡りの季節には多くのガン・カモ類の姿を見ることが出来ます。2021年3月下旬に訪れた幌岡地区の様子を紹介します。舗装道路が伸びる幌岡地区。帯広と釧路を結ぶ国道38号と十勝川が両側にある地域で...十勝川の河跡湖とタンチョウ@豊頃町2021年3月

  • 釧路市動物園 2015年9月

    前回記事からかなり間が開いてしまいましたが、2015年9月中旬に訪れた釧路市動物園の様子、最終回です(こちらの続き)。最後に園内で撮影した動物をざっと紹介していきます。ヒグマのコーナー。登別のクマ牧場ほどではないにしても(こちら)、1頭も見当たりません。横に回り込んでみました。こ、これは…泥酔して寝転ぶ中年男性のような?ヒグマが1頭だけいましたしばらくして人の気配に気づいたようです。おもむろに起き上がってご挨拶。レッサーパンダのコーナー。野生のレッサーパンダはインド北部から中国にかけて、標高1500mから5000m近くにかけての温帯・亜熱帯地域の森林に生息しています。生息地の森林の伐採やペット・毛皮目的の乱獲で野生の生息数は年々減少しているということです。2015年に訪れた時には2頭飼育されていました。敷地内を...釧路市動物園2015年9月

  • 烏帽子岩@洞爺湖畔 2008年4月 4

    2008年4月下旬、洞爺湖北東の湖岸にある烏帽子(えぼし)岩を訪れた時の様子(こちらの続き)。登山口から約200mの標高差の唐山道を登って烏帽子岩に到着。烏帽子岩からは洞爺湖が綺麗に見渡せました。とても高度感のある岩の上。転落防止のためロープが張られていましたが、十分注意が必要です。展望場所から見上げた烏帽子岩。登山口がある洞爺湖畔から撮影した烏帽子岩。樹木が生えた右肩のような岩場の上に立って撮影しています。赤い屋根の建物は登山口付近にあった道立洞爺少年自然の家ですが、この施設は2010年代前半に廃止されて現在は更地になっているようです。少しずつ木の芽が芽吹く季節です。山肌は薄く黄緑色に染まりつつありました。ようやく開花した桜のピンク色が鮮やかでした。(洞爺湖町2008年4月)烏帽子岩@洞爺湖畔2008年4月4

  • 川口遺跡@天塩川河口 2015年5月 2

    2015年5月上旬、GW休暇を利用して旅した宗谷地方。河口付近の天塩川左岸にある竪穴式住居跡が残された川口遺跡を訪れた時の様子です(こちらの続き)。川口遺跡が残された河畔林を越えて天塩川に出ました。看板にあるように天塩川河口はシジミ貝の産地となっています。天塩町のシジミ貝は粒の大きさでは国内有数を誇るということです。河畔から河口方面。天塩町の市街地は河口付近の左岸に沿うように位置しています。同じ場所から上流方向の様子。対岸までの川幅は約300mほどあります。餌を探してうろついていたキタキツネがいました。中央やや右下に小さく写っているのがお分かりになるでしょうか。突然現れた人間に気付いて警戒しているところです。少し時間が飛びますが、この後に訪れた天塩川河口の右岸です。天塩川は河口付近の最後の8kmほどを日本海にほ...川口遺跡@天塩川河口2015年5月2

  • 黒松内町のカタクリ群落 2010年5月

    早春を代表する草花のひとつであるカタクリ。後志地方の黒松内(くろまつない)町にあるカタクリ群生地を2010年5月上旬に訪れた時の様子を紹介します。2022年2月末時点で人口2700人弱、南側で隣接する長万部町はもう渡島地方という地域です。寺院の境内の林床に群生するカタクリ。この年はGW最中の5月初旬に訪れるとまだ蕾のカタクリが多い状態でした。数日後、GWが終わった後に再訪したところでちょうど満開を迎えていました。カタクリの群落がピンク色の絨毯のように見えてとても綺麗です。カタクリは主にカラマツ林の中に群落を形成していました。針葉樹ですが冬季は落葉するカラマツもこの時期は徐々に新緑が芽吹きつつありました。カタクリが群落を形成しているのは菩提院・奥之院の境内です。訪れる観光客のためにトイレも設置されていました。北海...黒松内町のカタクリ群落2010年5月

  • エゾタヌキ@狩勝峠 2022年4月

    全国的に気温が上昇したこの週末は北海道でも過ごしやすい気候となりました。陽気に誘われて少し遠出のドライブをしてきましたが、道央と道東を結ぶ峠のひとつ、狩勝峠を南富良野町側に数kmほど下ったところで出会ったエゾタヌキを紹介します。国道沿いの土手の上で餌を探すエゾタヌキを見つけました。離れた場所に車を停めて静かに接近します。雪解けが進み地面が見えてきたので餌を探していたようです。タヌキは昆虫やミミズの他、木の実など何でも食べる雑食性の動物です。陽当たりの良い場所は融雪が進んでいましたが雪深い山間部、ようやくフキノトウが芽を出した頃ですが何を餌として探していたのでしょうか。タヌキは鋭い嗅覚を持つ一方で視力はとても弱い動物です。この時もタヌキと自分の間には遮るものが何もない状態でしたが、かなり近くに接近するまでこちらの...エゾタヌキ@狩勝峠2022年4月

  • 早春の倶多楽湖 2008年3月

    胆振地方の登別温泉付近に位置する倶多楽(くったら)湖は周囲約8kmの綺麗な円形をしたカルデラ湖です。夏季は観光道路で西側の湖畔まで車で行くことが出来ますが、観光道路は冬季は閉鎖されます。2008年3月下旬、あと数日で4月という時期に訪れた登別クマ牧場から眺めた倶多楽湖の様子を紹介します。登別温泉街からロープウェーで高低差約300mを登った場所にあるクマ牧場。敷地内の展望台からは倶多楽湖の半分を眺めることが出来ます。冬季は近寄ることが出来ない倶多楽湖ですが、クマ牧場の展望台から見ると冬季は全面的に結氷しているようです。寒さが和らぐ3月。湖面の氷は融け始めているようでした。摩周湖と同等の透明度を誇る倶多楽湖。カルデラ湖ですが平均水深104.9m(最大水深は148m)とそれほど深い湖ではないため、道東に比べるとそれほ...早春の倶多楽湖2008年3月

  • ナイタイ高原牧場@上士幌町 2019年4月 3

    総面積約1700ヘクタール、東京ドーム358個分という日本一広い公共牧場の上士幌町ナイタイ高原牧場を2019年4月下旬に訪れた時の様子です(こちらの続き)。4月下旬から10月まで開放されているナイタイ高原牧場。一般の観光客が立ち入ることができるのはナイタイテラスと呼ばれる休憩施設まで続く舗装された道路のみとなっています。ナイタイ高原牧場は乳牛を飼い主から預かり放牧して育てることを目的とした公共牧場です。シーズンが始まったばかりの4月下旬だったのでまだ放牧牛の姿は少なかったようです。所々にナイタイテラスまでの距離を示す看板が設置されています。冬期間は閉鎖される敷地入口のゲートからナイタイテラスまでの距離は7kmほどだったかと思います。牧場内を歩くキタキツネ。この時期、子育てする母ギツネは餌の確保に大忙しです。広大...ナイタイ高原牧場@上士幌町2019年4月3

  • 烏帽子岩@洞爺湖畔 2008年4月 3

    2008年4月下旬、洞爺湖北東の湖岸にある烏帽子(えぼし)岩を訪れた時の様子(こちらの続き)。冒険コースと書かれた看板のある急斜面。登ってきた斜面を振り返って撮影。写真からは分かりにくいですがかなりの急斜面です。その急斜面を登り切ったところ。烏帽子岩の麓からは洞爺湖が一望出来ました。断崖上となっていてとても危険な烏帽子岩の麓。滑落防止のためロープが張られています。麓から見上げた烏帽子岩の様子。(洞爺湖町2008年4月)烏帽子岩@洞爺湖畔2008年4月3

  • 大函@層雲峡 2020年7月 5

    2020年7月上旬に訪れた層雲峡にある大函(おおばこ)の様子、最終回です(こちらの続き)。大函の駐車場付近から始まるニセイチャロマップ林道。入口のゲートから約500mの場所にある函越橋です。大函で石狩川と合流するニセイチャロマップ川を渡る橋です。函越橋から上流方向。林道はニセイチャロマップ川に沿ってまだかなり山奥まで続いていますが、ここで引き返すことにしました。ひしゃげたガードレールに函越橋の銘板。完成年が記された銘板もあったはずですが探して撮影するのを失念してしまいました。恐らく昭和中期頃に完成した古い橋ではないかと思います。函越橋上から下流方向の様子。帰路で撮影した断崖。この辺りは層雲峡の代名詞的な柱状節理の断崖絶壁の最東端となる場所です。往路では気付きませんでしたが。断崖の途中にオレンジ色の花が咲いている...大函@層雲峡2020年7月5

  • 川口遺跡@天塩川河口 2015年5月

    2015年5月上旬、ゴールデンウイークの休暇を利用して旅した宗谷地方(こちらの続き)。宗谷地方の様々な場所を訪れたこの時の旅の様子を順不同で紹介していますが、旅の最後に訪れたのは稚内から日本海側に続く道道106号稚内天塩線の南端にある天塩町です。訪れたのは天塩川河口付近の右岸にある川口遺跡。10台以上停められる広い駐車場が整備されています。川口遺跡風景林と名付けられているのは日本海に注ぐ天塩川の河口から約2kmほどの場所にある河畔林です。川口遺跡には続縄文時代から擦文時代、オホーツク文化時代にかけての竪穴式住居の遺跡が残されています。気候的に農耕に適さなかった北海道には弥生文化が登場せず、縄文時代の生活様式が継承された続縄文時代、擦文時代と続きます。これは本州以南では古墳時代となる5世紀前後となります。看板の拡...川口遺跡@天塩川河口2015年5月

  • ナイタイ高原牧場@上士幌町 2019年4月 2

    総面積約1700ヘクタール、東京ドーム358個分という日本一広い公共牧場の上士幌町ナイタイ高原牧場を2019年4月下旬に訪れた時の様子です(こちらの続き)。上士幌町の市街地からナイタイ高原に向かう道道の途中から撮影。ナイタイ高原に向かう主な道路はこの道だけのようです(林道のようなダート道を駆使すればまだ道はありますが)。ナイタイ高原牧場を望遠で撮影。雪はほぼ融けていますが、まだごく一部に残雪が見られます。分かりにくいですが中央に休憩施設のナイタイテラスが小さく写っています。廃屋と古いサイロ。ナイタイ高原の麓に広がる牧草地帯。冬期間は閉鎖されるゲートを通過してナイタイ高原牧場の敷地内へ。道路の終点にあるナイタイテラスを目指して進みます。(上士幌町2019年4月)ナイタイ高原牧場@上士幌町2019年4月2

  • 烏帽子岩@洞爺湖畔 2008年4月 2

    2008年4月下旬、洞爺湖北東の湖岸にある烏帽子(えぼし)岩を訪れた時の様子(こちらの続き)。登山口からしばらく道は平坦ですが、岩場コースと烏帽子コースの分岐点を過ぎてから本格的な登りが始まります。どちらのコースを進んだのか記憶が曖昧ですが、写真を見ると岩場コースを進んだような気がします。距離はそれほどでもありませんが、かなりの急傾斜です。運動不足の体にはかなりこたえる登り坂ですが、林床には春を代表する可憐な花が多く気を紛らわせてくれます。こちらはヒトリシズカ。北海道から九州までほぼ日本全国に分布しており、北海道でも全域でよく見かけます。「一人静か」とも読める名前の割には群生していることが多い花です。黄色い花はエゾキケマン。花の形がエゾエンゴサクによく似ていますが、互いに近縁の種類ですが花期は微妙にずれていて、...烏帽子岩@洞爺湖畔2008年4月2

  • キウシト湿原@登別市 2009年4月

    早いもので4月に入りましたが、最近の道東は日中の気温が10℃以上になる日が続いて融雪が進んでいます。ただ、昨日は冬型の気圧配置が強まりオホーツク地方では約20cmの積雪を記録した町もあります。北海道では本格的な春の訪れはもう少し先になりそうです。紹介するのは2009年4月中旬に訪れた登別市のキウシト湿原。登別市内の住宅街にポツンと残された小さな湿地帯です。室蘭から伊達にかけてドライブしたこの日の帰路、近道しようとして登別市内の住宅街に迷い込んでしまいました。この先行き止まりという看板に引き返そうとしたところでキウシトという名の湿原があることに気付きました。柵の左側に見えている森がキウシト湿原です。偶然訪れることになったキウシト湿原。周囲は造成されて宅地化が進んでいます。登別市HP内のこちらにキウシト湿原が紹介さ...キウシト湿原@登別市2009年4月

  • 大函@層雲峡 2020年7月 4

    2020年7月上旬に訪れた層雲峡にある大函(おおばこ)の様子(こちらの続き)。大函の駐車場付近の小型のダムから始まるニセイチャロマップ林道。入口はゲートで閉鎖されているため徒歩で散策してみました。大函は柱状節理の険しい断崖が20数kmにわたって続く層雲峡の東端です。最も険しい箇所では2~300mほどはありそうな断崖も、ここでは高さは10数mほどでしょうか。断崖下を流れるニセイチャロマップ川。林道もこの川に沿って続いています。数日前から降雨がなかったためか水はとても綺麗に澄んでいました。川面を眺めていると時折渓流魚が泳ぐ姿も見えました。ニセイチャロマップ林道を奥へ進みます。陽当たりの良くない断崖にはびっしりとコケ類が生育しています。苔むした断崖はほんの数十mほどしかありませんが、以前こちらで紹介した苫小牧市の樽前...大函@層雲峡2020年7月4

  • 稚咲内海岸砂丘林@豊富町 2015年5月 3

    2015年5月上旬、ゴールデンウイークの休暇を利用して旅した宗谷地方。天塩町から稚内市まで日本海側を走る道道106号稚内天塩線を稚咲内漁港から約1kmほど内陸に入った場所にある稚咲内海岸砂丘林の様子(こちらの続き)。春を迎えて成長を始めた林床の植物。林床に見られたエゾエンゴサク。前回紹介したツバメオモトは少し意外に感じましたがそれ以外は道内の他の地域と同じような雰囲気でした。遊歩道を進んで行くと沼の畔に出ました。砂丘林の入口から花などを撮影しながらゆっくりと歩いて20分ほどの場所になります。沼の対岸で草を食んでいたエゾシカの群れ。沼に舞い降りてきたミコアイサのつがい。ミコアイサには砂丘林入口の沼でも出会いましたが、サロベツ原野のこの海岸砂丘林は国内唯一のミコアイサの繁殖地になっています。さらに奥に続く遊歩道。3...稚咲内海岸砂丘林@豊富町2015年5月3

  • ナイタイ高原牧場@上士幌町 2019年4月

    昨日の記事でまだ雪深い上士幌町のナイタイ高原牧場の遠景を紹介しましたが(こちら)、時期としては昨日の記事から約1か月後となる4月下旬に訪れた時の様子も紹介していきます。撮影は2019年のことです。昨日記事の写真からは南西に数km離れた場所からの撮影です。GWに入った直後の頃、十勝平野の低地では雪はほぼ見られません。遠くに見えたナイタイ高原牧場。冬季は閉鎖されている牧場が開放されたほんの数日後だったように覚えています。昨日の記事で紹介した写真。今後1か月かけて十勝平野の雪はゆっくりと融けていきます。写真ほぼ中央に牧場内の休憩施設であるナイタイテラスが小さく写っています。これからナイタイテラスを目指して高原を進みます。東大雪山系の南端となる然別湖周辺の山々。標高1000mを超える山の山頂付近にはまだ雪が見られました...ナイタイ高原牧場@上士幌町2019年4月

  • 東大雪南端の山塊@上士幌町 2021年3月

    ここ数日暖かい日が続いていて十勝平野では融雪が急ピッチで進んでいます。つい先日、十勝地方北部の上士幌町で撮影した風景です。上士幌町市街地から糠平温泉を経て三国峠に向かう国道273号沿いからの撮影です。2021年3月中旬のマガンやヒシクイなどのガン類を撮影した場所の近くですが(こちら)、この時は見かけませんでした。然別湖を堰き止めるように形成された然別火山群の山々を東側から見ています。左のピークは標高1252.2mの東ヌプカウシヌプリです。中央に写るフタコブラクダのような山は1173.9mの天望山。この山の反対側に然別湖が位置しています。以前こちらで紹介しましたが、然別湖の湖畔から見るとかなり特徴的な山です。山の斜面にかなり広範囲にわたって雪原のようになっているのはナイタイ高原牧場です。総面積約1700ヘクタール...東大雪南端の山塊@上士幌町2021年3月

  • 烏帽子岩@洞爺湖畔 2008年4月

    道央圏在住だった頃は年に何度も訪れていた洞爺湖ですが、最後に訪れてからもうかれこれ10年以上は経っているように思います。道内では降雪が少なく温暖な気候とされる胆振地方西部に位置する洞爺湖周辺は春の訪れが早く感じられる地域です。2008年4月下旬、洞爺湖北東の湖岸にある烏帽子(えぼし)岩を訪れた時の様子を紹介します。中央やや左の山の上に写っている奇岩が烏帽子岩です。赤い屋根の建物、道立洞爺少年自然の家の裏側に烏帽子岩への登山口がありました。道立洞爺少年自然の家は2010年代の前半に廃止されたようです。航空写真を見ると現在は建物も取り壊されて更地になっています。地形図によると烏帽子岩直下の位置の海抜は280mほどでしょうか。登山開始地点が約90mなので標高差200mほどの行程となります。かつての噴火で熔岩が噴出して...烏帽子岩@洞爺湖畔2008年4月

  • 大函@層雲峡 2020年7月 3

    2020年7月上旬に訪れた層雲峡にある大函(おおばこ)の様子をこちらで紹介した後、引き続き2017年5月上旬のGW期間中の大函と銀河トンネル東側の旧国道の様子を紹介してきましたが、再び2020年7月の大函、まだ紹介していなかった写真を掲載します(こちらの続き)。大函は石狩川とニセイチャロマップ川の合流点になっています。上流方向に対して左側を流れてくるニセイチャロマップ川には川沿いに続く林道がありますが大函にてゲートで封鎖されていて車両は通行できません。この林道を徒歩で散策してみました。ゲート付近に設けられた小さなダム。一応河川の流れを堰き止めています。しばらく晴天が続いていたためか水量は少なくとても澄んでいました。渓流魚の姿も見えました。ダムから上流方向。黄葉がかなり綺麗な場所ではないかと思います。クマよけの鈴...大函@層雲峡2020年7月3

  • マガン・ヒシクイの群れ@上士幌町 2021年3月 2

    2021年3月中旬、十勝地方北部の上士幌町の畑作地帯にてマガン、ヒシクイといったガンの仲間と出会いました(こちらの続き)。国内最大のマガンの寄留地である宮島沼がある美唄市HPでも紹介されていますが、越冬地である宮城県伊豆沼への渡りのルートは苫小牧市から空知地方にかけての低地が利用されています。北海道中央フライウェイと呼ばれるこのルートの途中に宮島沼は位置しています(こちら)。4月下旬から5月上旬にかけての渡りの季節のピークに宮島沼を訪れるマガンは最大7万羽と言われているように、大多数は中央フライウェイを通過して北帰行しているのだと思いますが、一方で日高山脈東側を越えて北帰行する群れも少数存在します。この時期、十勝平野で見られるガンカモ類はそういった群れなのかもしれません。道東ルートは北海道東部フライウェイと呼ば...マガン・ヒシクイの群れ@上士幌町2021年3月2

  • 稚咲内海岸砂丘林@豊富町 2015年5月 2

    2015年5月上旬、ゴールデンウイークの休暇を利用して旅した宗谷地方。天塩町から稚内市まで日本海側を走る道道106号稚内天塩線を稚咲内漁港から約1kmほど内陸に入った場所にある稚咲内海岸砂丘林の様子です(こちらの続き)。海岸に沿って南北に約25kmにわたって伸びている砂丘林。多様な生態系が保存された貴重な自然林です。歩きやすい遊歩道が整備されていたので行けるところまで歩いてみました。それほど太くない針葉樹が主体の森が広がっています。針葉樹は主にトドマツのようです。標高の高い場所ではまだまだ雪深い5月初旬です。宗谷地方では海岸付近でも残雪の多い季節かと思っていましたが、砂丘林の中に入ると残雪はほぼ見られず。林床は春の気配がかなり濃く漂っています。遊歩道沿いに見られた白い花。ツバメオモトのように見えます。道央圏の登...稚咲内海岸砂丘林@豊富町2015年5月2

  • 早春の襟裳岬 2022年3月 2

    約1週間ほど前に訪れた襟裳岬の様子です。元々降雪の少ない地域で、さらに強風地帯のためほとんど積雪のない地域です。気温的にはまだまだ寒い時期ですが、3月中旬になると春の気配が感じられました(こちらの続き)。撮影は「襟裳岬突端」と書かれた看板のある展望台からです。襟裳岬灯台が建つ駐車場付近から遊歩道を約400mほど歩きます。岩の上にとまる大型の猛禽はオジロワシでした。風速10mを超える日が年間290日以上あると言われる襟裳岬ですが、この日は穏やかな天候でした。地中にめり込むように建設された建物は襟裳岬の強風を体感できる施設、風の館です。襟裳岬灯台からの光を遮ることがないようにとこのように設計されたそうです。襟裳岬灯台では周囲に足場が組まれて補修工事が行われていました。襟裳岬灯台は1889年(明治22年)初点灯という...早春の襟裳岬2022年3月2

  • マガン・ヒシクイの群れ@上士幌町 2021年3月

    2021年3月中旬、十勝地方北部の上士幌町をドライブしていると融雪が進む畑で餌をついばむマガン、ヒシクイなどの渡り鳥の群れと出会いました。渡りの季節、マガンは国内最大の寄留地である空知地方、美唄(びばい)市の宮島沼に最大で7万羽という大集団が立ち寄ります。そのためか道東では見かける機会がそれほど多くない印象です。ガン類の群れの中にオオハクチョウの姿も見られます。マガンはかなり警戒心の強い鳥です。かなり距離のある道路脇から撮影していますが、人間の姿にかなり警戒を強めているように見えました。マガンは全長65-86cm。翼開張135-165cmというやや大型の鳥です。かつては狩猟の対象でしたが個体数が激減、1971年(昭和46年)に国の天然記念物に指定されています。ユーラシア大陸北部、北米大陸北部で繁殖し、冬は宮城県...マガン・ヒシクイの群れ@上士幌町2021年3月

  • 昼寝中のキタキツネと畑の中の廃屋@鹿追町 2022年3月

    そろそろ3月下旬に入りますが、道東でも日中は気温が10℃近くになる日が多くなり、日差しがあると暖かく感じるようになってきました。春の陽気が感じられたつい先日、鹿追町方面をドライブしてきました。暖かく感じられるとはいえまだまだ多くの積雪が残っています。そんな畑の中にキタキツネが寝そべっているのに気付きました。中央に小さく写っています。少し離れた位置に車を停めて静かに接近、望遠レンズで観察です。睡眠中のキタキツネ、熟睡しているようでも耳がぴくぴく動いて周囲を警戒する様子を何度か見たことがありますが、このキタキツネはまったく動きがありません。もしかしたら息絶えているのでは?と思えるほどでした。少しずつ接近する途中、枯れ枝を踏んで音を立ててしまいました。目を覚ましたキタキツネですが、しばらく違う方向を見てぼーっとしてい...昼寝中のキタキツネと畑の中の廃屋@鹿追町2022年3月

  • 層雲峡の旧国道と柱状節理の断崖 2017年5月 2

    2017年5月上旬のGW期間中に訪れた層雲峡。全長3,388mの銀河トンネルの石北峠側にある覆道付近を散策した時の様子です(こちらの続き)。覆道の背後に高くそびえる柱状節理の断崖。亀裂が入って今にも崩落しそうな節理も目立ちます。節理とはマグマが冷えて固まる際に形成する規則性ある割れ目のことです。節理が剥がれ落ちるように崩落した跡。剥がれ落ちた後も金太郎飴のように(?)節理はその背後から現れますが、気の遠くなるような歳月のなかで崩落を繰り返しながら断崖が後退していきます。中央やや右上にも亀裂の入った岩盤が見えます。いつ崩落しても不思議のない感じです。前回紹介したように銀河トンネルの入口から石狩川沿いに分岐する道路は1979年(昭和54年)まで現役だった国道39号の旧道です。現在は頑丈なゲートで封鎖されています。断...層雲峡の旧国道と柱状節理の断崖2017年5月2

  • 稚咲内海岸砂丘林@豊富町 2015年5月

    2015年5月上旬、ゴールデンウイークの休暇を利用して旅した宗谷地方。前回記事(こちら)の稚内市の日本海側にある抜海(ばっかい)から時間的に前後しますが、抜海から日本海に沿った道道106号稚内天塩線を抜海から約30km南にある豊富町稚咲内(わかさかない)。そこから更に1kmほど内陸側に入った場所にある稚咲内海岸砂丘林の様子を紹介します。稚咲内海岸砂丘林入口に設置された看板。看板の拡大。海岸砂丘林は利尻礼文サロベツ国立公園のエリア内に位置する植物群落保護林です。サロベツ湿原の北部に位置しており、多くの沼が点在する天然林が形成されていますが、その区域は海岸線の沿って南北にとても細長いものです。スノーモービル等の乗り入れが制限された区域を示す看板。看板の地図を拡大。現在地と、細長い海岸砂丘林の様子がよく分かります。海...稚咲内海岸砂丘林@豊富町2015年5月

  • 早春の襟裳岬 2022年3月

    数日前に訪れた襟裳(えりも)岬の様子を紹介します。北海道をひし形に見立てると南の角に位置する襟裳岬。北海道中央部を南北に縦断する日高山脈の南端がそのまま海に没するような地形となっています。豪雪地帯の日本海側や内陸部ではまだまだ雪深い時期ですが、もともと降雪が少ない気候に加えて強風の影響でさらに雪が積もりにくい襟裳岬では早くも春の雰囲気を感じることが出来ました。岬の南方に連なる岩礁地帯。目視できる岩礁は陸地から約2kmほどですが、海中に没して見えていない箇所も含めると岩礁地帯は7kmほども続いているそうです。灯台が建つ付近の駐車場から遊歩道を400mほど。襟裳岬突端と書かれた展望台から撮影しています。風速10mを超える日が年間290日以上という襟裳岬ですが、訪れたこの日はそれほど風の強くない日でした。恐らく風速2...早春の襟裳岬2022年3月

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