復活祭の日曜日は、一応それらしくラムを使った料理にしました。今年はアーティチョークも入れたクレフティコが食べたい気分だったので、長女と自分用に作り、ラムはあまり食べない夫と次女には豚肉ヴァージョン。同じ組み合わせを数年前にやったような気がするなぁと思っ
ギリシャのごはんはカラダにおいしい!本場仕込みのギリシャ料理レシピ満載です。
アテネの台所から、我が家の食卓をご紹介します。一般的なギリシャ家庭料理から、レストランの再現メニューやレアな郷土料理まで。
復活祭の日曜日は、一応それらしくラムを使った料理にしました。今年はアーティチョークも入れたクレフティコが食べたい気分だったので、長女と自分用に作り、ラムはあまり食べない夫と次女には豚肉ヴァージョン。同じ組み合わせを数年前にやったような気がするなぁと思っ
フロニャ・ポラ!田舎へ帰省したりしてる人が多いのか、うちの辺りは静かな復活祭の日曜です。最近の私は、張り切りすぎないのがモットー。家族みんなが好きなお菓子だけはいっぱい作って、料理はほどほどに準備します。昔は友人家族とギリシャの典型的なイースターホリデ
色合いこそ地味めだけど、春を感じられる料理のひとつがこの煮込みです。冬のおわりの寒さが厳しい頃から、市場に並びだすアーティチョークとそら豆。どちらも初夏まで出回っているので長く楽しめますが、若いそら豆が食べられるのは限られた期間だけです。走りの、指く
今日は、キリストのエルサレム入城を記憶する日である聖枝祭。ギリシャ語ではキリアキ・トン・ヴァイオン(棕櫚の日曜日)といいます。復活祭前の断食期間中に魚食が許される日は3月25日の生神女福音祭と聖枝祭の2日。聖枝祭は移動祝日である復活祭に連動して毎年日付が変
断食期間もそろそろ大詰めだしニスティシマ(ギリシャの精進料理的なもの)でいいや......と、豆料理多めにしてたらクレームが発生しまして。主に復活祭用にと先日買って小分けしておいたラムの、すね肉の部分を使って昨日はパスティツァーダにしました。パスティツァー
先日は、普段あまり食べない魚介類の料理をもうひとつ自分用に作りました。春の一時期にしか売ってない、アヴロニェス(オヴリエス)というヤマノイモ属の蔓性植物の新芽をタコと煮込んだ一品。家族は食べないし、若干高いしなぁ......と後回しにしそうになるモヤモヤを
カロミナ!(月初めの挨拶)断食期間のうちにベジ料理をもっと載せたかったのだけど、あっという間にイースターになりそう。今年は西方教会と東方教会ともに4月20日です。今日ご紹介する料理は自分でキャベツを漬けようと思うと少し日数がかかってしまうのですが、素朴な
フライを作ったときに戻した干し鱈を少し残してあったので、ホルタをあわせて煮込みを作りました。ギリシャでは野草や青菜の類を総称して「ホルタ」といいますが、野山で、あるいは市場で集めてきたさまざまな葉っぱを味わうことができるのは、この国に住んでてよかったな
今日3月25日はギリシャの独立記念日。そしてキリスト教行事の生神女福音祭(受胎告知の日)でもあります。復活祭まで40日以上も続く長い断食期間の最中で、きちんと節食ルールを守る人は動物性の食品を口にしないのですが、生神女福音祭は魚食が許されるため魚料理を食べる
新刊「おうちでギリシャ居酒屋」先週発売されました!そして、ちょうど同じ頃に私のところにも届きました~ご購入のお知らせや、早速レシピをお試しいただいたというお知らせも沢山......どうもありがとうございます!今までに出した本全てを揃えてくださってる方も結構お
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭までの長い断食期間(大斎)のはじまりの日でした。宗教的にも重要なこの日は祝日で、家族で集まって断食メニューの食卓を囲んだり、ピクニックや凧揚げに出かけたりします。子供たちが小さかった頃は私たちも凧揚げに行ったりした
なんだかんだで、あっという間にカーニバル最終日。最後の週はティリニといってチーズなど乳製品や卵を使った料理やお菓子を食べる“チーズ週間”でした。毎日慌しくて、お菓子などは作る余裕がなかったのだけど、久々に食べたい気分だったチーズパイだけはなんとか焼く
今日はチクノペンプティなので肉のメニューにしました。ギリシャはカーニバルシーズンの真っ只中。カーニバルはギリシャ語でカルナヴァリですが、この期間はアポクリエスとも呼ばれます。アポクリエスは“肉から離れる”みたいな意味で、復活祭前の長い節制生活に向けての
一部SNSではすでに告知していましたが、ギリシャのおつまみ本が来月発売されます!お酒を飲む人はもちろん、飲まない方にも「居酒屋メニュー」や「小皿料理」って魅力的ではないでしょうか?西洋料理で居酒屋のおつまみに似たものは、スペインのタパスやピンチョスなど思
クリスマス辺りにサルマデス(ロールキャベツ)を作ろうと思って漬けてあったキャベツ、タイミングを逃し続けてたらちょっと忘れそうになってました。ギリシャの普通のロールキャベツが好きではなく、特に卵レモンソースで仕上げたものは絶対に手をつけない夫。発酵キャベ
出かける用事や仕事などでちょっと慌しかった週の、ありあわせ野菜料理。乾燥豆の料理や煮込み料理は、世間一般ではどちらかというと「手間がかかる料理」に分類されるようです。確かにどちらも調理に時間はかかるし、外で働いてる人が帰宅後すぐに用意できるものではない
ドレンチェリーって子供の頃は苦手だったけど、今ではレトロな見た目にキュンとするようになりました。Πανιεράκια日本で言うところの「昭和を感じさせるような」レトロ菓子はギリシャでは今でも結構見かけるので、自分の誕生日のケーキやたまのご褒美はそうい
今回の記事タイトル、どんな料理かわかる人は少ないかも?Γιουβαρλάκια κοτόπουλου με ξινόχοντρος από καλαμπόκι去年の夏にとうもろこしを使って「クシノホンドロス」という保存食を作っていたのです。クシノホンドロス
冬の間に一度は食べたいカストリアの発酵キャベツパイ。ナクソス島のふだんそうパイやケファロニア島の干し鱈パイと同じく、このキャベツパイも家族用というより自分が食べたくて作るもののひとつです。クリスマスに余裕があれば発酵キャベツでロールキャベツを作りたい
本年もどうぞよろしくお願いします。2025年に入り早くも5日ですが、年末年始も全然気合を入れず、好きなものを適当に作って食べてのんびり過ごしました。去年の後半は私にしては忙しくてバテ気味だったので、休養第一です。大晦日はヴァシロピタを焼き、年越そば(にしん
載せそびれてたクリスマスメニューの続き。こちらは25、26日が祝日なんですが、26日は豚肩ロースのオーブン焼きにしました。ギリシャでは伝統的にクリスマスメニューは豚肉の料理が多いのだけど、別にそれにこだわったわけではなく、クリスマスイブに足りないものを買いに
去年に引き続き、クリスマスはザキントス島の郷土料理を取り入れました。今年はちょっと慌しかったのと、子供達も大きくなってクリスマスは遊びに出かけるだろうから何もしなくていいかなと思ってたんですが、早めに仕事を終えることができたので無理のない範囲でクリスマ
10月半ばにクレタ島のハニアへ行ってましたが、その後から調整を繰り返していたのがブレキのレシピです。Χανιώτικο μπουρέκιギリシャの郷土料理の中でも人気が高くよく知られるジャンルの筆頭がクレタ料理。クレタ島出身者のコミュニティもあちこちにあ
北風が運んできた寒気が、そういえば秋の味覚のあれやこれやをまだ食べてなかったな……と思い出させてくれた今週。あっという間に旬が過ぎるわけでもないのですが、また忘れないうちにとマルメロをとりあえずひとつだけ買ってきました。先月ぶどうを買ったのだけど、さ
パイやペストリー類を作ると生地が余ったりしますが、捨ててしまずに再利用できるとうれしいですよね。揚げパイを作った時に余り生地でよくやるのは、クセロティガナというお菓子です。ディプレスと呼ばれるお菓子と同じ感じですが、薄くのばした生地を揚げて蜂蜜シロップ
昔は栗の季節となると結構いろいろ作っていたものですが、あの情熱はどこへ行ってしまったんだろう……?栗のお菓子、今でも食べるのは大好きなんですけどね。隙間時間に根気強く作業をするほどの気力がないので、すっかり遠ざかっています。とりあえず市場で栗を買って
とても慌しかった10月。いろんな人に会う機会があったり、クレタ島へ出張で(たった1日だけど)行ったりもしてました。クレタ島はたぶん18年ぶりくらいなんですが、もうちょっとゆっくりできたらよかったなぁ……でも昔行った教会を再訪したり、なかなか楽しかったです。
とても眠い、と感じている夢を見ました。どうやら疲れているようです。結構いっぱい料理をしているはずなんだけど、家族の嗜好がバラバラなので、特に好き嫌いが多い次女には「食べさせるものがない!」と焦ることもしばしば。とりあえずこれがあれば大丈夫……という定番
唐辛子の時期なので、いろいろ仕込んでいます。バナナ南蛮のような黄緑色の唐辛子は年中ほぼ安定して売ってるのですが、発酵唐辛子やレモン胡椒を作るのにいい細長くて小さめの赤や緑の唐辛子が市場にいっぱい出回るのは秋の初めごろ。ついでに見かけたら買いたいのが、
8月はうだるような暑さにすっかりバテつつも、この夏作ってみたいと思っていた保存食をなんとか完成させていました。Ξινόχοντρος από καλαμπόκι作ったのは、とうもろこしのクシノホンドロス。まずクシノホンドロスとは何?というのは以前書いた
この夏のバカンスではいつものシミ島のあと、サモス島にも立ち寄りました。そこの郷土料理のひとつが、細長い形をした玉ねぎに米などの詰め物をしたクレミドドルマデスです。Κρεμμυδοντολμάδες Σάμου 玉ねぎのドルマデスまたはイェミスタ(地方に
8月27日は聖ファヌリオスの祝日だったので、聖人にちなんだファヌロピタというケーキをその前日に焼きました。聖人の日はあまり覚えていることがないのですが、丁度去年の今頃に一時帰国し、その時に市販のファヌロピタを買って持って行ったなぁと思い出していたのです。
桃がモサモサになってきたら、夏も終わりだなぁと感じます。いまいちな桃はジャムに加工するといいので(おいしい桃だともったいないし)、それも悪くないのですが。写真は夏の盛りに作ったパスタですが、桃はとてもおいしかったですよ。ギリシャの桃やネクタリンって、甘
今日はギリシャでは生神女就寝祭。8月の真ん中のこの祝日がバカンスシーズンのピークとなります。……という前置きとはあまり関係なく、写真は先週作った料理です。茹でて食べるつもりでアマランサス(ギリシャで夏によく食べられる葉野菜)を買ってきたのだけど、それだ
前回の記事「おうちでギリシャ居酒屋」の続き。パスパラスというケア島の郷土料理をそのうち作ろうと、ずっと思っていたのですが、去年の今頃ケア島に行ったなぁと思い出していたタイミングで食材も巡ってきました。Πασπαλάς Κέαςパスパラスと呼ばれる食べ物
バカンスシーズンのピークとなる8月。私たちも夏休み中にはちょこっと島へでも行くつもりではありますが、少し閑散としたアテネでのんびり(実際はだらだら)過ごしています。この時期観光地以外は街のお店も飲食店や個人商店は閉まっているところが多いので、最低限の材料
鋼の意志で予算内におさめるメニュー。食費が入ってすぐに買出し日だと嬉しいのだけど、逆に数ユーロしか残ってないカツカツの日もあります。給料日前の……みたいな状況ですね。もちろん所持金がそれだけということはないのですが、よほどのことがない限り予算オーバーに
ギリシャに住んでかなり長くなりますが、こんなに猛暑日が続く夏はあまりなかった気がします。暑いキッチンであまり肉などを触りたくなくて、週の大半はベジタリアンかそれに近いメニュー。簡単なパスタやサラダや軽い煮込みだったり、さっと作れるメゼ(おつまみ)のよう
春にハネムスカリ球根の料理に使いたくて買った乾燥そら豆がまだ残っていたのを、ようやく使い切りました。乾燥そら豆の煮込みって私はたまに食べたくなるのでサラコスティの初めにミント風味のも作りましたが、よく煮てもちょっと皮の食感が気になるんですよね。家族はあ
毎年バカンスシーズンに入ると人が減り、いろんなお店が閉まったりするアテネ。街のあちこちに立つ青空市場も7月終わりごろから8月にかけては出店数が減るのですが、ただでさえ規模が小さめなうちの近所の市場は、今年はやけに早い時期から閑散としてきています。暑い中
夏の料理の代表格と言えるものが、イェミスタ。野菜をくりぬいて米などのフィリングを詰めたスタッフドベジタブルのことで、ひき肉詰めズッキーニの卵レモンソースなど鍋で作るものもありますが、特にポピュラーなトマトやピーマンのイェミスタはオーブンでじっくり焼き上
私がスブラキを買いに行きたいと言ったばかりに、夫がピタを食べたくなったようなので……(ピタは常に食べたいでしょうけど)。うちの夫の場合、スブラキ屋に行ってもメインは肉じゃなくピタパン。夫的に大丈夫な肉を出す店以外では、青唐辛子のグリルやオニオンスライス
まだ6月だと言うのに、先週はアテネでも40℃超えという熱波に見舞われ完全に夏になってしまいました。暑さ寒さどちらにも弱い私はすでにバテ気味ですが、今週は暑さが若干ましになりひと息ついているところです。料理をする気力も少し戻ってきたので、今日は果敢にもオーブ
娘の試験期間が終わり、いち早く(ほぼ)夏休みに突入。同じタイミングで本格的な暑さがやって来ました。あまり規模の大きくない近所の青空市場では、そろそろ終わりのぶどうの若葉を売っている屋台がひとつだけありました。近寄ってよく見たら柔らかそうな葉っぱだった
今日はあまり作りたいものがないので、こういう時のために冷凍しておいたミートソースでとりあえずのパスティチオ。ムサカのパスタ版のような……といつも説明してますが、多分ムサカよりよく食べられている料理です。野菜を焼くより若干手間が少ないし、パスタはみんな好
春から夏のはじめ頃にかけては、一年の中でも旬食材を追うのに特に忙しく感じます。後回しにしてたらいつの間にか見かけなくなってた……なんてこともよくあるので、あまり安くなくても早めの時期に買っておくべきですね。ぶどうの若葉の時期もそろそろ終わりに近づいてき
ぶどうの若葉の季節ですね。復活祭前に、ベジヴァージョンのドルマダキァ(ドルマデス)を2種類作っていました。手前が普通にオリーブオイルをたっぷり入れたもので、奥はオイル抜きで代わりにタヒニ(ごまペースト)を使ったもの。これは以前レシピを載せてますが、ちょっ
無事に復活祭を迎えやれやれとひと息ついたら、疲れがどっと出てしまいました。Εκμέκ με τσουρέκιだるい~と思いつつもなぜかお菓子作りスイッチは入ったままだったので、復活祭のお菓子盛り合わせに参加させたかったけどできなかったクルラキァ(ビスケ
イースターサンデーの料理部門。直前までどうするか決めかねて、やっつけで作った復活祭メニューらしきものです。昨日の記事でも触れましたが、復活祭のお菓子は我が家の伝統と言えるような定番ができあがっているけれど、料理は毎年どうしようか悩みます。ギリシャの復活
この一週間はかなり慌しく過ごしていましたが、無事に復活祭を迎え、ようやくひと息ついているイースターマンデーです。うちは家族の食べ物の好みが結構バラバラなため、こういう行事の時はみんなが好きなお菓子の方に力が入ります。今年も沢山作りましたが、オーブンから
受難週の半ば。復活祭前の断食期間も残すところあとわずかですが、去年から載せそびれていた油抜きニスティシマのパスタを慌ててご紹介します。Αλάδωτα νηστίσιμα μακαρόνια με γαρίδες, ταχίνι και πελτέニスティシマ
昨日は聖枝祭(パームサンデー)でした。今週は受難週で、復活祭へのカウントダウンに入った感じ。Μπακαλιαρόπιτα聖枝祭は魚を食べていい日なので、節食はしてないけど食べたかった魚の料理を作りました。3月25日の魚食の日と同じく干し鱈を使い、今度は
明日はラザロの土曜日(ラザリのスボタ)。日曜は聖枝祭でいよいよ復活祭まであと一週間となります。行事にちなんだ食べ物としては、レシピ本で紹介したラザラキァというパンを作る地方がいくつかあります。夫の母方の家族に縁のあるシミ島はじめドデカニサ諸島ではよく見
きのこのギロス風というのを以前載せたけど、そのバリエーションでこんなのも作っています。ギリシャ料理ではニスティシマ(断食・節食仕様の料理)というカテゴリですが、動物性の材料が入らないのでベジタリアンやヴィーガンの方にも食べていただけます。ギリシャでも菜
復活祭前ですが、うちは普段の食生活と変わりなしで節制はしていません。と言っても、元々肉料理は週に2回程度。特に私と夫は野菜や穀物中心の食事です。昨日はみんな大好きなケフテダキァ(揚げミートボール)を作りました。少し前にSNSで日本の学校の給食メニューにケフ
週末ぐらいから少し涼しくなりそうですが、最近はもう外を歩いていると半袖でも結構暑いぐらいの気候です。復活祭もまだなのに(今年は復活祭が遅めではあるけど)早すぎでは!?と不安になりますが、夏野菜が安くなってきたのはうれしい。今の時期はまだオーブン料理が苦
復活祭前の長い大斎(断食・節食期間)も折り返し点を過ぎたところ。Σεφουκλωτή Νάξου うちは普段と変わらない食生活ですが、せっかくなので断食メニューをどんどん紹介していこうと思っています。いくつかレシピは書き溜めてあるのだけど、復活祭までに
ギリシャの春の味覚のひとつ、アーティチョーク。子供の頃に読んだギリシャ神話に出てきて、どんな植物なんだろうと想像を巡らせたり、料理本のエッセイに書かれていた丸茹でアーティチョークの食べ方が気になって憧れたりしたものですが、ギリシャで長く暮らすうちにすっ
カロミナ(よい月を)。4月になりました。先週半ばくらいからぐんと暖かくなり、昼間外を歩いていると暑いぐらいです。Χαλβάς σιμιγδαλένιος με μήλο και φουντούκιαイースターの投稿は?と思われた方ももしかしたらいらっしゃる
今年は3月後半の月曜がどちらも祝日でした。移動祝日である復活祭に連動する大斎(断食期間)のはじまりが先週の月曜、そして昨日は毎年3月25日にお祝いされる生神女福音祭とギリシャ独立記念日(オスマン帝国の支配下にあったギリシャで革命が起き、独立戦争を開始したこ
自分用に少しだけ作ったものですが、今年のカサリ・デフテラの食卓のメインはタコとハネムスカリ球根の土鍋焼きでした。Χταπόδι με βολβοί στο πήλινο球根は木曜に剥いて、水に浸けた状態で冷蔵庫に入れてありました。日曜にピッツァを焼いたつ
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭に向けての長い断食期間であるメガリ・テサラコスティ(サラコスティ)のはじまりの日でした。ギリシャでは祝日なので、みんなで集まって食事をしたり、凧揚げやピクニックに出かけたり楽しく過ごします。ギリシャ正教の断食メニュ
アポクリエス(カーニバル)最終日。みんなが実践するわけではないですが、明日から復活祭までは動物性食品を摂らない長い断食期間に入ります。前回の記事ではティリニ(チーズ週間)によく食べるものについてちょっと書きました。我が家ではティリニらしいものは食事パイ
今週はティリニと呼ばれる一週間。ギリシャ語でチーズを意味するティリに由来し、復活祭前の断食期間に入る前に乳製品や卵を食べておく週です。特にこれらの材料を使ったパイやパスタ、お菓子などをよく食べますが、私がこの時期だけ作りたくなるのがマカロノピタ(マカロ
いよいよアポクリエス(カーニバル)のクライマックス。ギリシャで最も重要視される行事がパスハ(復活祭、イースター)なのですが、その準備期間である40日以上のサラコスティ(断食・節制期間)の、さらに準備期間となるのが3週間に渡るアポクリエスです。この期間中は
ひな祭りに作りたかったお菓子。少し遅れたけどできました。2年前に発表したものなので新しいレシピではありませんが、ベルガモットピールを入れて作りたいなとずっと思ってたのをようやく(レシピではレモン使用です)。冬と春の間ぐらいの比較的短い時期に出回るベルガ
白あんを作りたくて買ってきたギガンデス豆。お菓子作りへ向けるやる気はどこかへ行ってしまったので、とりあえず料理に使うことにしました。Γίγαντες με πράσα στο φούρνοミートボールとポロねぎを煮込みかオーブン焼きにした料理があるのです
冬場は、いきなり沢山のレモンがやってくることが度々あります。レモンと言うと暑い時期に特によく使いたいイメージだけど、旬は冬なんですよね。木を植えているおうちも多いので、いっぱい採れすぎたのを頂くこともこの時期よくあります。野菜室に入りきらない分は、い
オリーブのお菓子を11月に載せてましたが、実はあれからもうひとつ作っていました。あの時少し残ったオリーブグラッセをシンプルなケーキに焼き込んでみたいなと思い、たまに作るオイルケーキに入れてみました。ベースとなるケーキは、以前マルメロ入りでレシピを載せたも
ほんの少しだけフレッシュチーズが余ったので、手っ取り早くパスタで消費。フレッシュチーズというとリコッタチーズやカッテージチーズがよく知られますが、ギリシャにもさまざまなフレッシュチーズが作られます。料理やお菓子などに、一番幅広く使われるのはアンソティロ
セロリをたっぷり食べたくなったので、冬の定番煮込み、ヒリノ・メ・セリノを作りました。豚肉とセロリの煮込みで、ポロねぎを入れることも多く、その場合はヒリノ・メ・プラソセリノといいます。ギリシャ語のセリノはセロリのことですが、中国野菜の芹菜に似た、茎が細い
小正月の小豆粥を見てたら食べたくなって、とりあえず“豆+米欲”を満たそうと戸棚にあったレンズ豆でファコリゾ(レンズ豆ごはん)を作りました。あまりにも地味すぎるビジュアルと、パッとしない写真に載せるのを躊躇したのですが(写真は若干ましなのに差し替えました
本家のアレと入れ替わりに、帰ってきた“パスコロ”。覚えてる方がいらっしゃるかはわかりませんが、昔思いつきで作ったパスティチオ・コロッケ略してパスコロを、かなり久々に作ってみました。毎年「あの季節」になると思い出すのだけど、バンズを焼いてパスティチオ
冬休みも、もう終わりですね。今日1月6日はギリシャでは神現祭(公現祭、主顕節)といって、ヨルダン川でキリストが洗礼を受けたことを記念する日。各地で水のお清めの儀式が行われます。行事食は、たとえばクレタ島ではいろんな豆や麦を煮た料理を食べたり、ルクマデスな
フロニャ・ポラ!2024年も、ギリシャのごはんをどうぞよろしくお願いいたします。Παγωτό Μελομακάρονα「無理しない程度に、やりたいこと・好きなことをどんどんこなす」というのを、今年特に意識して行動しようと思っています。そんなわけで昨日は予
去年に引き続き、今年もクリスマスにターキー(七面鳥)の料理を作りました。【今年のメニュー】・ザキントス島風ターキーアヴゴレモノスープ・ターキーとポテトのロースト・ロメインレタス、洋梨、ブルーチーズのサラダ・フリストプソモ・クラビエデスとメロマカロ
いよいよクリスマスまで一週間を切りました。予定は未定で何もそれらしい準備はしてないのですが、いつもブログを見てくださってる読者の皆さまへレシピのプレゼントを置いておきます。作って撮影とレシピ作成したのは、実は夏休み初めの6月下旬。子供の「お腹すいた」攻撃
先月の半ばからクリスマス前の断食期間に入っているので、決まりごとに従って動物性食品を断つまではしていないものの、なんとなくそれっぽい気分の料理をよく作っています。今日ご紹介するひと皿は、11月終わりに作った「いかと豆とカフカリスラの煮込み」です。丁度その
昔、とあるリゾートホテルのウゼリで食べたシーフードとトラハナの料理を思い出して。うちでも作ってみようと思いつつ10年以上経ってしまったけど、忘れてたわけではないので、ある時にいきなり機会は巡ってきたりするわけです。一食分だけ残っていたサワートラハナはこ
誰しも食べ物のマイブームってあると思うのですが、特にその傾向が強いうちの次女。最近はティロカフテリを毎週リクエストされています。ティロカフテリは、辛いチーズのディップというかスプレッドのこと。ギリシャではよく食べられる、パンが進んで困ってしまうメゼのひ
干し鱈の料理に使ったフェンネルとふだんそうの残りで、クレタ島のフェンネルパイを久しぶりに作りました。青菜そのままだと手をつけない次女も、パイなら喜んで食べてくれます。レシピは拙著「ギリシャのごはん うちで楽しむ、とっておきレシピ74 増補新装版」(リンクは
先月、干し鱈がちょっと安くなってた時に買ったのですが、袋のまま冷蔵庫に放り込んだきりだったので、そろそろ何とかしないと。たっぷり粗塩をまとった干し鱈は、袋のまま長いこと放置してると塩が滲出してきたりするんですよね。適当な大きさに切り分けて、使わない分は
オリーブのスイーツふたたび。前にオリーブグラッセを作った時は敢えてプレーンに仕上げたのだけど、今回はチョココーティングにしてみました。他の記事にも書いたように、今年入手できたオリーブ自体があまり好みの品種じゃなかったのですが、これはなかなかいいかも?丸
秋ってかぼちゃが食べたくなりますね。前の記事に続いて、またかぼちゃを使った料理です。豆も続いてますが、夫が食べられる肉系のものがあまりないので、今週はいつもに増して豆料理が多くなってます。昨日は直前まで何も考えてなかったので、早く煮える黒目豆の煮込みに
金曜以来買い物に行けてなくて、手持ちの食材でなんとか絞り出した一品。どこの国でも同じだと思うのだけど、家庭料理って「ありあわせのもの・その時にある材料でなんとかする」というのが多いんですよね。○○料理のレシピ本には載っていないような料理。今回のこれは、
南欧の国々で全体的にオリーブが不作だとかいう話はちらほら聞いていて、ここギリシャでもオリーブオイルの値上がりが著しい昨今。今年の夏から秋にかけては猛暑に山火事に水害と、農産物への影響が大きそうだな……と心配していたのですが、やはりオリーブも不作なのか、
おにぎりアクション、投稿しようと思いつつなかなかできなかった……。そもそも米を毎日食べない私。おにぎりとなると、さらに作る機会がめったにないので毎回出遅れてます。たまーに食べたくなる時は、昔ながらの塩辛く酸っぱい梅干しとかシンプルなのがいいですね。そう
日本滞在記をなかなか書けないでいたら、もう10月半ばになってしまいました。京都以外は近場の滋賀や大阪へ行ったりしたのですが、それは端折ってこれでまとめです。2019年の春の帰国ではいろんな人に会ったり国内旅行したりと賑やかな感じだったのに対し(ダウンして寝込
今週は半袖だと日陰は少し肌寒いくらいのアテネ。秋らしさを感じると、食べたくなるのが肉の煮込みやスープです。ごくありふれてて年中食べられるものではありますが、なんとなく、冬のバカンスの時に田舎のタベルナで頼むような料理を作りたくなるんですよね。チキンの
4年ぶりの一時帰国②やっぱり落ち着く、地元の風景とおうちごはん
今回の帰国ではスケジュールの調整が難しくて人に会ったりというようなことはほとんどできなかったのですが、慌しいながらも、地元の風景やおうちごはんに癒されました。前の記事に書いた通り、暑さに負けて散歩は諦めたのだけど、お漬物を買いに行ったついでに少し写真を
今年は夏がとても暑かったせいもありモチベーションが低下してたのですが、秋(まだ少し暑いけど)になってもやる気が戻ってきません。8月のベーキングは、毎週恒例のピッツァを除いてはこれ一回作ったきりだったような?偏食さんに食べさせるものに困ったら、とりあえず
4年ぶりの一時帰国①カタールでちょっと観光&日本初日の晩ごはん
いつになく長い間ブログを更新してませんでした。前の記事が体調悪そうな内容でしたが、夏休みの締めくくりは、パンデミック前の2019年以来の久々の帰国を楽しんでいました。思えば、この時期の日本って2○年ぶりなんです。ギリシャへ移住する前に半年ぐらい帰国していた
少し前にオーブン焼きのイェミスタ(スタッフドベジタブル)を作るためズッキーニをくり抜きながら、肉詰め卵レモンソースのも久々に食べたいなと思っていたのでした。ギリシャではトマトやピーマンに米などの詰め物をした料理はオーブン焼きにするのが一般的ですが、ズッ
暑い日が多くてバテ気味だったこの夏も、8月下旬に入って終わりが見えてきました。とは言え、今週はまた少し暑さがぶり返しているし、ギリシャ各地が森林火災で大変なことになっているのですが……。気持ち的に落ち着かない日が多かったり体調もいまいちだったりで、この
昨日はギリシャにおける夏の最も大きな行事、生神女就寝祭でした。8月の丁度真ん中、バカンスシーズンのピークなので多くの人が旅行中だったり帰省してたりするのでアテネは静かです。私たちは多くの人が移動しそうな日を避けて数日前に日帰り旅行してきたのですが、それに
来週はまたちょっと暑くなるようですが、もうこの夏のピークは過ぎた感じ。さすがにオーブン料理はまだ気合が必要だけど、家族が好きなものをいろいろ作る元気が戻ってきました。夏休みで暇なせいか子供達が食べる量も増えているので、まとめて作っておいて勝手に食べて
この間のイェミスタと、同時に作っていたのがラデニアという平たいパンでした。そもそもは次女にラデニアをリクエストされていたので、オーブンを使うなら……とついでにイェミスタを作ったのでした。とても地中海らしい“トマトとオリーブオイルとパン”の組み合わせは
記録的猛暑にバテ気味ながらも、食べたい気持ちが勝って久々にイェミスタを作りました。イェミスタは「詰め物をした」という意味でいろんな種類があるのですが、一般的にただ“イェミスタ”といえばトマトやピーマンといった野菜に米などを詰めた料理を指します。似たよ
暑い日が続いています。いろいろあって前回の投稿から結構経ってしまいましたが、若干食欲が落ちてる以外は特に変わりなく過ごしています。家族がいるから一応栄養バランスは考えているけど、この時期生ものを扱うのはちょっと嫌になりますね。トップの写真は、一昨日の
ギリシャは今年最初の熱波の真っ只中。夏のはじめは例年より涼しく湿度も高いスタートでしたが、この週末のアテネは40度超えの猛暑になるようです。暑いからと冷たいものばかり口にしてるとよくありませんが、ひんやりデザートがたまにあると嬉しいですね。そういえばあ
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復活祭の日曜日は、一応それらしくラムを使った料理にしました。今年はアーティチョークも入れたクレフティコが食べたい気分だったので、長女と自分用に作り、ラムはあまり食べない夫と次女には豚肉ヴァージョン。同じ組み合わせを数年前にやったような気がするなぁと思っ
フロニャ・ポラ!田舎へ帰省したりしてる人が多いのか、うちの辺りは静かな復活祭の日曜です。最近の私は、張り切りすぎないのがモットー。家族みんなが好きなお菓子だけはいっぱい作って、料理はほどほどに準備します。昔は友人家族とギリシャの典型的なイースターホリデ
色合いこそ地味めだけど、春を感じられる料理のひとつがこの煮込みです。冬のおわりの寒さが厳しい頃から、市場に並びだすアーティチョークとそら豆。どちらも初夏まで出回っているので長く楽しめますが、若いそら豆が食べられるのは限られた期間だけです。走りの、指く
今日は、キリストのエルサレム入城を記憶する日である聖枝祭。ギリシャ語ではキリアキ・トン・ヴァイオン(棕櫚の日曜日)といいます。復活祭前の断食期間中に魚食が許される日は3月25日の生神女福音祭と聖枝祭の2日。聖枝祭は移動祝日である復活祭に連動して毎年日付が変
断食期間もそろそろ大詰めだしニスティシマ(ギリシャの精進料理的なもの)でいいや......と、豆料理多めにしてたらクレームが発生しまして。主に復活祭用にと先日買って小分けしておいたラムの、すね肉の部分を使って昨日はパスティツァーダにしました。パスティツァー
先日は、普段あまり食べない魚介類の料理をもうひとつ自分用に作りました。春の一時期にしか売ってない、アヴロニェス(オヴリエス)というヤマノイモ属の蔓性植物の新芽をタコと煮込んだ一品。家族は食べないし、若干高いしなぁ......と後回しにしそうになるモヤモヤを
カロミナ!(月初めの挨拶)断食期間のうちにベジ料理をもっと載せたかったのだけど、あっという間にイースターになりそう。今年は西方教会と東方教会ともに4月20日です。今日ご紹介する料理は自分でキャベツを漬けようと思うと少し日数がかかってしまうのですが、素朴な
フライを作ったときに戻した干し鱈を少し残してあったので、ホルタをあわせて煮込みを作りました。ギリシャでは野草や青菜の類を総称して「ホルタ」といいますが、野山で、あるいは市場で集めてきたさまざまな葉っぱを味わうことができるのは、この国に住んでてよかったな
今日3月25日はギリシャの独立記念日。そしてキリスト教行事の生神女福音祭(受胎告知の日)でもあります。復活祭まで40日以上も続く長い断食期間の最中で、きちんと節食ルールを守る人は動物性の食品を口にしないのですが、生神女福音祭は魚食が許されるため魚料理を食べる
新刊「おうちでギリシャ居酒屋」先週発売されました!そして、ちょうど同じ頃に私のところにも届きました~ご購入のお知らせや、早速レシピをお試しいただいたというお知らせも沢山......どうもありがとうございます!今までに出した本全てを揃えてくださってる方も結構お
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭までの長い断食期間(大斎)のはじまりの日でした。宗教的にも重要なこの日は祝日で、家族で集まって断食メニューの食卓を囲んだり、ピクニックや凧揚げに出かけたりします。子供たちが小さかった頃は私たちも凧揚げに行ったりした
なんだかんだで、あっという間にカーニバル最終日。最後の週はティリニといってチーズなど乳製品や卵を使った料理やお菓子を食べる“チーズ週間”でした。毎日慌しくて、お菓子などは作る余裕がなかったのだけど、久々に食べたい気分だったチーズパイだけはなんとか焼く
今日はチクノペンプティなので肉のメニューにしました。ギリシャはカーニバルシーズンの真っ只中。カーニバルはギリシャ語でカルナヴァリですが、この期間はアポクリエスとも呼ばれます。アポクリエスは“肉から離れる”みたいな意味で、復活祭前の長い節制生活に向けての
一部SNSではすでに告知していましたが、ギリシャのおつまみ本が来月発売されます!お酒を飲む人はもちろん、飲まない方にも「居酒屋メニュー」や「小皿料理」って魅力的ではないでしょうか?西洋料理で居酒屋のおつまみに似たものは、スペインのタパスやピンチョスなど思
クリスマス辺りにサルマデス(ロールキャベツ)を作ろうと思って漬けてあったキャベツ、タイミングを逃し続けてたらちょっと忘れそうになってました。ギリシャの普通のロールキャベツが好きではなく、特に卵レモンソースで仕上げたものは絶対に手をつけない夫。発酵キャベ
出かける用事や仕事などでちょっと慌しかった週の、ありあわせ野菜料理。乾燥豆の料理や煮込み料理は、世間一般ではどちらかというと「手間がかかる料理」に分類されるようです。確かにどちらも調理に時間はかかるし、外で働いてる人が帰宅後すぐに用意できるものではない
ドレンチェリーって子供の頃は苦手だったけど、今ではレトロな見た目にキュンとするようになりました。Πανιεράκια日本で言うところの「昭和を感じさせるような」レトロ菓子はギリシャでは今でも結構見かけるので、自分の誕生日のケーキやたまのご褒美はそうい
今回の記事タイトル、どんな料理かわかる人は少ないかも?Γιουβαρλάκια κοτόπουλου με ξινόχοντρος από καλαμπόκι去年の夏にとうもろこしを使って「クシノホンドロス」という保存食を作っていたのです。クシノホンドロス
冬の間に一度は食べたいカストリアの発酵キャベツパイ。ナクソス島のふだんそうパイやケファロニア島の干し鱈パイと同じく、このキャベツパイも家族用というより自分が食べたくて作るもののひとつです。クリスマスに余裕があれば発酵キャベツでロールキャベツを作りたい
本年もどうぞよろしくお願いします。2025年に入り早くも5日ですが、年末年始も全然気合を入れず、好きなものを適当に作って食べてのんびり過ごしました。去年の後半は私にしては忙しくてバテ気味だったので、休養第一です。大晦日はヴァシロピタを焼き、年越そば(にしん
昨日は聖枝祭(パームサンデー)でした。今週は受難週で、復活祭へのカウントダウンに入った感じ。Μπακαλιαρόπιτα聖枝祭は魚を食べていい日なので、節食はしてないけど食べたかった魚の料理を作りました。3月25日の魚食の日と同じく干し鱈を使い、今度は
明日はラザロの土曜日(ラザリのスボタ)。日曜は聖枝祭でいよいよ復活祭まであと一週間となります。行事にちなんだ食べ物としては、レシピ本で紹介したラザラキァというパンを作る地方がいくつかあります。夫の母方の家族に縁のあるシミ島はじめドデカニサ諸島ではよく見
きのこのギロス風というのを以前載せたけど、そのバリエーションでこんなのも作っています。ギリシャ料理ではニスティシマ(断食・節食仕様の料理)というカテゴリですが、動物性の材料が入らないのでベジタリアンやヴィーガンの方にも食べていただけます。ギリシャでも菜
復活祭前ですが、うちは普段の食生活と変わりなしで節制はしていません。と言っても、元々肉料理は週に2回程度。特に私と夫は野菜や穀物中心の食事です。昨日はみんな大好きなケフテダキァ(揚げミートボール)を作りました。少し前にSNSで日本の学校の給食メニューにケフ
週末ぐらいから少し涼しくなりそうですが、最近はもう外を歩いていると半袖でも結構暑いぐらいの気候です。復活祭もまだなのに(今年は復活祭が遅めではあるけど)早すぎでは!?と不安になりますが、夏野菜が安くなってきたのはうれしい。今の時期はまだオーブン料理が苦
復活祭前の長い大斎(断食・節食期間)も折り返し点を過ぎたところ。Σεφουκλωτή Νάξου うちは普段と変わらない食生活ですが、せっかくなので断食メニューをどんどん紹介していこうと思っています。いくつかレシピは書き溜めてあるのだけど、復活祭までに
ギリシャの春の味覚のひとつ、アーティチョーク。子供の頃に読んだギリシャ神話に出てきて、どんな植物なんだろうと想像を巡らせたり、料理本のエッセイに書かれていた丸茹でアーティチョークの食べ方が気になって憧れたりしたものですが、ギリシャで長く暮らすうちにすっ
カロミナ(よい月を)。4月になりました。先週半ばくらいからぐんと暖かくなり、昼間外を歩いていると暑いぐらいです。Χαλβάς σιμιγδαλένιος με μήλο και φουντούκιαイースターの投稿は?と思われた方ももしかしたらいらっしゃる
今年は3月後半の月曜がどちらも祝日でした。移動祝日である復活祭に連動する大斎(断食期間)のはじまりが先週の月曜、そして昨日は毎年3月25日にお祝いされる生神女福音祭とギリシャ独立記念日(オスマン帝国の支配下にあったギリシャで革命が起き、独立戦争を開始したこ
自分用に少しだけ作ったものですが、今年のカサリ・デフテラの食卓のメインはタコとハネムスカリ球根の土鍋焼きでした。Χταπόδι με βολβοί στο πήλινο球根は木曜に剥いて、水に浸けた状態で冷蔵庫に入れてありました。日曜にピッツァを焼いたつ
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭に向けての長い断食期間であるメガリ・テサラコスティ(サラコスティ)のはじまりの日でした。ギリシャでは祝日なので、みんなで集まって食事をしたり、凧揚げやピクニックに出かけたり楽しく過ごします。ギリシャ正教の断食メニュ
アポクリエス(カーニバル)最終日。みんなが実践するわけではないですが、明日から復活祭までは動物性食品を摂らない長い断食期間に入ります。前回の記事ではティリニ(チーズ週間)によく食べるものについてちょっと書きました。我が家ではティリニらしいものは食事パイ
今週はティリニと呼ばれる一週間。ギリシャ語でチーズを意味するティリに由来し、復活祭前の断食期間に入る前に乳製品や卵を食べておく週です。特にこれらの材料を使ったパイやパスタ、お菓子などをよく食べますが、私がこの時期だけ作りたくなるのがマカロノピタ(マカロ
いよいよアポクリエス(カーニバル)のクライマックス。ギリシャで最も重要視される行事がパスハ(復活祭、イースター)なのですが、その準備期間である40日以上のサラコスティ(断食・節制期間)の、さらに準備期間となるのが3週間に渡るアポクリエスです。この期間中は
ひな祭りに作りたかったお菓子。少し遅れたけどできました。2年前に発表したものなので新しいレシピではありませんが、ベルガモットピールを入れて作りたいなとずっと思ってたのをようやく(レシピではレモン使用です)。冬と春の間ぐらいの比較的短い時期に出回るベルガ
白あんを作りたくて買ってきたギガンデス豆。お菓子作りへ向けるやる気はどこかへ行ってしまったので、とりあえず料理に使うことにしました。Γίγαντες με πράσα στο φούρνοミートボールとポロねぎを煮込みかオーブン焼きにした料理があるのです
冬場は、いきなり沢山のレモンがやってくることが度々あります。レモンと言うと暑い時期に特によく使いたいイメージだけど、旬は冬なんですよね。木を植えているおうちも多いので、いっぱい採れすぎたのを頂くこともこの時期よくあります。野菜室に入りきらない分は、い
オリーブのお菓子を11月に載せてましたが、実はあれからもうひとつ作っていました。あの時少し残ったオリーブグラッセをシンプルなケーキに焼き込んでみたいなと思い、たまに作るオイルケーキに入れてみました。ベースとなるケーキは、以前マルメロ入りでレシピを載せたも
ほんの少しだけフレッシュチーズが余ったので、手っ取り早くパスタで消費。フレッシュチーズというとリコッタチーズやカッテージチーズがよく知られますが、ギリシャにもさまざまなフレッシュチーズが作られます。料理やお菓子などに、一番幅広く使われるのはアンソティロ
セロリをたっぷり食べたくなったので、冬の定番煮込み、ヒリノ・メ・セリノを作りました。豚肉とセロリの煮込みで、ポロねぎを入れることも多く、その場合はヒリノ・メ・プラソセリノといいます。ギリシャ語のセリノはセロリのことですが、中国野菜の芹菜に似た、茎が細い