復活祭の日曜日は、一応それらしくラムを使った料理にしました。今年はアーティチョークも入れたクレフティコが食べたい気分だったので、長女と自分用に作り、ラムはあまり食べない夫と次女には豚肉ヴァージョン。同じ組み合わせを数年前にやったような気がするなぁと思っ
ギリシャのごはんはカラダにおいしい!本場仕込みのギリシャ料理レシピ満載です。
アテネの台所から、我が家の食卓をご紹介します。一般的なギリシャ家庭料理から、レストランの再現メニューやレアな郷土料理まで。
昨日は聖枝祭(パームサンデー)でした。今週は受難週で、復活祭へのカウントダウンに入った感じ。Μπακαλιαρόπιτα聖枝祭は魚を食べていい日なので、節食はしてないけど食べたかった魚の料理を作りました。3月25日の魚食の日と同じく干し鱈を使い、今度は
明日はラザロの土曜日(ラザリのスボタ)。日曜は聖枝祭でいよいよ復活祭まであと一週間となります。行事にちなんだ食べ物としては、レシピ本で紹介したラザラキァというパンを作る地方がいくつかあります。夫の母方の家族に縁のあるシミ島はじめドデカニサ諸島ではよく見
きのこのギロス風というのを以前載せたけど、そのバリエーションでこんなのも作っています。ギリシャ料理ではニスティシマ(断食・節食仕様の料理)というカテゴリですが、動物性の材料が入らないのでベジタリアンやヴィーガンの方にも食べていただけます。ギリシャでも菜
復活祭前ですが、うちは普段の食生活と変わりなしで節制はしていません。と言っても、元々肉料理は週に2回程度。特に私と夫は野菜や穀物中心の食事です。昨日はみんな大好きなケフテダキァ(揚げミートボール)を作りました。少し前にSNSで日本の学校の給食メニューにケフ
週末ぐらいから少し涼しくなりそうですが、最近はもう外を歩いていると半袖でも結構暑いぐらいの気候です。復活祭もまだなのに(今年は復活祭が遅めではあるけど)早すぎでは!?と不安になりますが、夏野菜が安くなってきたのはうれしい。今の時期はまだオーブン料理が苦
復活祭前の長い大斎(断食・節食期間)も折り返し点を過ぎたところ。Σεφουκλωτή Νάξου うちは普段と変わらない食生活ですが、せっかくなので断食メニューをどんどん紹介していこうと思っています。いくつかレシピは書き溜めてあるのだけど、復活祭までに
ギリシャの春の味覚のひとつ、アーティチョーク。子供の頃に読んだギリシャ神話に出てきて、どんな植物なんだろうと想像を巡らせたり、料理本のエッセイに書かれていた丸茹でアーティチョークの食べ方が気になって憧れたりしたものですが、ギリシャで長く暮らすうちにすっ
カロミナ(よい月を)。4月になりました。先週半ばくらいからぐんと暖かくなり、昼間外を歩いていると暑いぐらいです。Χαλβάς σιμιγδαλένιος με μήλο και φουντούκιαイースターの投稿は?と思われた方ももしかしたらいらっしゃる
今年は3月後半の月曜がどちらも祝日でした。移動祝日である復活祭に連動する大斎(断食期間)のはじまりが先週の月曜、そして昨日は毎年3月25日にお祝いされる生神女福音祭とギリシャ独立記念日(オスマン帝国の支配下にあったギリシャで革命が起き、独立戦争を開始したこ
自分用に少しだけ作ったものですが、今年のカサリ・デフテラの食卓のメインはタコとハネムスカリ球根の土鍋焼きでした。Χταπόδι με βολβοί στο πήλινο球根は木曜に剥いて、水に浸けた状態で冷蔵庫に入れてありました。日曜にピッツァを焼いたつ
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭に向けての長い断食期間であるメガリ・テサラコスティ(サラコスティ)のはじまりの日でした。ギリシャでは祝日なので、みんなで集まって食事をしたり、凧揚げやピクニックに出かけたり楽しく過ごします。ギリシャ正教の断食メニュ
アポクリエス(カーニバル)最終日。みんなが実践するわけではないですが、明日から復活祭までは動物性食品を摂らない長い断食期間に入ります。前回の記事ではティリニ(チーズ週間)によく食べるものについてちょっと書きました。我が家ではティリニらしいものは食事パイ
今週はティリニと呼ばれる一週間。ギリシャ語でチーズを意味するティリに由来し、復活祭前の断食期間に入る前に乳製品や卵を食べておく週です。特にこれらの材料を使ったパイやパスタ、お菓子などをよく食べますが、私がこの時期だけ作りたくなるのがマカロノピタ(マカロ
いよいよアポクリエス(カーニバル)のクライマックス。ギリシャで最も重要視される行事がパスハ(復活祭、イースター)なのですが、その準備期間である40日以上のサラコスティ(断食・節制期間)の、さらに準備期間となるのが3週間に渡るアポクリエスです。この期間中は
ひな祭りに作りたかったお菓子。少し遅れたけどできました。2年前に発表したものなので新しいレシピではありませんが、ベルガモットピールを入れて作りたいなとずっと思ってたのをようやく(レシピではレモン使用です)。冬と春の間ぐらいの比較的短い時期に出回るベルガ
白あんを作りたくて買ってきたギガンデス豆。お菓子作りへ向けるやる気はどこかへ行ってしまったので、とりあえず料理に使うことにしました。Γίγαντες με πράσα στο φούρνοミートボールとポロねぎを煮込みかオーブン焼きにした料理があるのです
冬場は、いきなり沢山のレモンがやってくることが度々あります。レモンと言うと暑い時期に特によく使いたいイメージだけど、旬は冬なんですよね。木を植えているおうちも多いので、いっぱい採れすぎたのを頂くこともこの時期よくあります。野菜室に入りきらない分は、い
オリーブのお菓子を11月に載せてましたが、実はあれからもうひとつ作っていました。あの時少し残ったオリーブグラッセをシンプルなケーキに焼き込んでみたいなと思い、たまに作るオイルケーキに入れてみました。ベースとなるケーキは、以前マルメロ入りでレシピを載せたも
ほんの少しだけフレッシュチーズが余ったので、手っ取り早くパスタで消費。フレッシュチーズというとリコッタチーズやカッテージチーズがよく知られますが、ギリシャにもさまざまなフレッシュチーズが作られます。料理やお菓子などに、一番幅広く使われるのはアンソティロ
セロリをたっぷり食べたくなったので、冬の定番煮込み、ヒリノ・メ・セリノを作りました。豚肉とセロリの煮込みで、ポロねぎを入れることも多く、その場合はヒリノ・メ・プラソセリノといいます。ギリシャ語のセリノはセロリのことですが、中国野菜の芹菜に似た、茎が細い
小正月の小豆粥を見てたら食べたくなって、とりあえず“豆+米欲”を満たそうと戸棚にあったレンズ豆でファコリゾ(レンズ豆ごはん)を作りました。あまりにも地味すぎるビジュアルと、パッとしない写真に載せるのを躊躇したのですが(写真は若干ましなのに差し替えました
本家のアレと入れ替わりに、帰ってきた“パスコロ”。覚えてる方がいらっしゃるかはわかりませんが、昔思いつきで作ったパスティチオ・コロッケ略してパスコロを、かなり久々に作ってみました。毎年「あの季節」になると思い出すのだけど、バンズを焼いてパスティチオ
冬休みも、もう終わりですね。今日1月6日はギリシャでは神現祭(公現祭、主顕節)といって、ヨルダン川でキリストが洗礼を受けたことを記念する日。各地で水のお清めの儀式が行われます。行事食は、たとえばクレタ島ではいろんな豆や麦を煮た料理を食べたり、ルクマデスな
フロニャ・ポラ!2024年も、ギリシャのごはんをどうぞよろしくお願いいたします。Παγωτό Μελομακάρονα「無理しない程度に、やりたいこと・好きなことをどんどんこなす」というのを、今年特に意識して行動しようと思っています。そんなわけで昨日は予
去年に引き続き、今年もクリスマスにターキー(七面鳥)の料理を作りました。【今年のメニュー】・ザキントス島風ターキーアヴゴレモノスープ・ターキーとポテトのロースト・ロメインレタス、洋梨、ブルーチーズのサラダ・フリストプソモ・クラビエデスとメロマカロ
いよいよクリスマスまで一週間を切りました。予定は未定で何もそれらしい準備はしてないのですが、いつもブログを見てくださってる読者の皆さまへレシピのプレゼントを置いておきます。作って撮影とレシピ作成したのは、実は夏休み初めの6月下旬。子供の「お腹すいた」攻撃
先月の半ばからクリスマス前の断食期間に入っているので、決まりごとに従って動物性食品を断つまではしていないものの、なんとなくそれっぽい気分の料理をよく作っています。今日ご紹介するひと皿は、11月終わりに作った「いかと豆とカフカリスラの煮込み」です。丁度その
昔、とあるリゾートホテルのウゼリで食べたシーフードとトラハナの料理を思い出して。うちでも作ってみようと思いつつ10年以上経ってしまったけど、忘れてたわけではないので、ある時にいきなり機会は巡ってきたりするわけです。一食分だけ残っていたサワートラハナはこ
誰しも食べ物のマイブームってあると思うのですが、特にその傾向が強いうちの次女。最近はティロカフテリを毎週リクエストされています。ティロカフテリは、辛いチーズのディップというかスプレッドのこと。ギリシャではよく食べられる、パンが進んで困ってしまうメゼのひ
干し鱈の料理に使ったフェンネルとふだんそうの残りで、クレタ島のフェンネルパイを久しぶりに作りました。青菜そのままだと手をつけない次女も、パイなら喜んで食べてくれます。レシピは拙著「ギリシャのごはん うちで楽しむ、とっておきレシピ74 増補新装版」(リンクは
先月、干し鱈がちょっと安くなってた時に買ったのですが、袋のまま冷蔵庫に放り込んだきりだったので、そろそろ何とかしないと。たっぷり粗塩をまとった干し鱈は、袋のまま長いこと放置してると塩が滲出してきたりするんですよね。適当な大きさに切り分けて、使わない分は
オリーブのスイーツふたたび。前にオリーブグラッセを作った時は敢えてプレーンに仕上げたのだけど、今回はチョココーティングにしてみました。他の記事にも書いたように、今年入手できたオリーブ自体があまり好みの品種じゃなかったのですが、これはなかなかいいかも?丸
秋ってかぼちゃが食べたくなりますね。前の記事に続いて、またかぼちゃを使った料理です。豆も続いてますが、夫が食べられる肉系のものがあまりないので、今週はいつもに増して豆料理が多くなってます。昨日は直前まで何も考えてなかったので、早く煮える黒目豆の煮込みに
金曜以来買い物に行けてなくて、手持ちの食材でなんとか絞り出した一品。どこの国でも同じだと思うのだけど、家庭料理って「ありあわせのもの・その時にある材料でなんとかする」というのが多いんですよね。○○料理のレシピ本には載っていないような料理。今回のこれは、
南欧の国々で全体的にオリーブが不作だとかいう話はちらほら聞いていて、ここギリシャでもオリーブオイルの値上がりが著しい昨今。今年の夏から秋にかけては猛暑に山火事に水害と、農産物への影響が大きそうだな……と心配していたのですが、やはりオリーブも不作なのか、
おにぎりアクション、投稿しようと思いつつなかなかできなかった……。そもそも米を毎日食べない私。おにぎりとなると、さらに作る機会がめったにないので毎回出遅れてます。たまーに食べたくなる時は、昔ながらの塩辛く酸っぱい梅干しとかシンプルなのがいいですね。そう
日本滞在記をなかなか書けないでいたら、もう10月半ばになってしまいました。京都以外は近場の滋賀や大阪へ行ったりしたのですが、それは端折ってこれでまとめです。2019年の春の帰国ではいろんな人に会ったり国内旅行したりと賑やかな感じだったのに対し(ダウンして寝込
今週は半袖だと日陰は少し肌寒いくらいのアテネ。秋らしさを感じると、食べたくなるのが肉の煮込みやスープです。ごくありふれてて年中食べられるものではありますが、なんとなく、冬のバカンスの時に田舎のタベルナで頼むような料理を作りたくなるんですよね。チキンの
4年ぶりの一時帰国②やっぱり落ち着く、地元の風景とおうちごはん
今回の帰国ではスケジュールの調整が難しくて人に会ったりというようなことはほとんどできなかったのですが、慌しいながらも、地元の風景やおうちごはんに癒されました。前の記事に書いた通り、暑さに負けて散歩は諦めたのだけど、お漬物を買いに行ったついでに少し写真を
今年は夏がとても暑かったせいもありモチベーションが低下してたのですが、秋(まだ少し暑いけど)になってもやる気が戻ってきません。8月のベーキングは、毎週恒例のピッツァを除いてはこれ一回作ったきりだったような?偏食さんに食べさせるものに困ったら、とりあえず
4年ぶりの一時帰国①カタールでちょっと観光&日本初日の晩ごはん
いつになく長い間ブログを更新してませんでした。前の記事が体調悪そうな内容でしたが、夏休みの締めくくりは、パンデミック前の2019年以来の久々の帰国を楽しんでいました。思えば、この時期の日本って2○年ぶりなんです。ギリシャへ移住する前に半年ぐらい帰国していた
少し前にオーブン焼きのイェミスタ(スタッフドベジタブル)を作るためズッキーニをくり抜きながら、肉詰め卵レモンソースのも久々に食べたいなと思っていたのでした。ギリシャではトマトやピーマンに米などの詰め物をした料理はオーブン焼きにするのが一般的ですが、ズッ
暑い日が多くてバテ気味だったこの夏も、8月下旬に入って終わりが見えてきました。とは言え、今週はまた少し暑さがぶり返しているし、ギリシャ各地が森林火災で大変なことになっているのですが……。気持ち的に落ち着かない日が多かったり体調もいまいちだったりで、この
昨日はギリシャにおける夏の最も大きな行事、生神女就寝祭でした。8月の丁度真ん中、バカンスシーズンのピークなので多くの人が旅行中だったり帰省してたりするのでアテネは静かです。私たちは多くの人が移動しそうな日を避けて数日前に日帰り旅行してきたのですが、それに
来週はまたちょっと暑くなるようですが、もうこの夏のピークは過ぎた感じ。さすがにオーブン料理はまだ気合が必要だけど、家族が好きなものをいろいろ作る元気が戻ってきました。夏休みで暇なせいか子供達が食べる量も増えているので、まとめて作っておいて勝手に食べて
この間のイェミスタと、同時に作っていたのがラデニアという平たいパンでした。そもそもは次女にラデニアをリクエストされていたので、オーブンを使うなら……とついでにイェミスタを作ったのでした。とても地中海らしい“トマトとオリーブオイルとパン”の組み合わせは
記録的猛暑にバテ気味ながらも、食べたい気持ちが勝って久々にイェミスタを作りました。イェミスタは「詰め物をした」という意味でいろんな種類があるのですが、一般的にただ“イェミスタ”といえばトマトやピーマンといった野菜に米などを詰めた料理を指します。似たよ
暑い日が続いています。いろいろあって前回の投稿から結構経ってしまいましたが、若干食欲が落ちてる以外は特に変わりなく過ごしています。家族がいるから一応栄養バランスは考えているけど、この時期生ものを扱うのはちょっと嫌になりますね。トップの写真は、一昨日の
ギリシャは今年最初の熱波の真っ只中。夏のはじめは例年より涼しく湿度も高いスタートでしたが、この週末のアテネは40度超えの猛暑になるようです。暑いからと冷たいものばかり口にしてるとよくありませんが、ひんやりデザートがたまにあると嬉しいですね。そういえばあ
アラホヴァ、パルナソス山辺りに縁のある方からフォルマエラチーズをいただきました。うちでは普段買わないチーズなので、食べるのは何年ぶりでしょう?フォルマエラ(φορμαέλαまたはφορμαέλλα)は、中央ギリシャに位置するヴィオティア県アラホヴァの伝
そろそろゴーヤーが値下がってくる頃なので、土曜日はアジア野菜も売ってる青空市場へ買い物に出かけました。最近はあまり衝動買いはしないのだけど、そういえば長いこと食べてないな……と目に留まったズッキーニの花も購入。日本で花ズッキーニとして売っているのは実に
今年はなんだかギリシャらしいカラッとした天気じゃないのですが、ようやく夏らしくなってきました。暑い時こそしっかり食べて……というのはもちろん心がけているけれど、気温が高いとあまり肉は触りたくないというのが本音。私も夫も肉料理は週に1、2回でいいので、子供
代表的なギリシャ料理のひとつとして知られる、ぶどうの葉で米などのフィリングを包んだドルマデス(ドルマダキァ)。やっぱりとれたての生葉を使ったものは格別なので、出回る時期には作っておきたい料理です。ぶどうの若葉は市場では7月ごろまで見かけますが、旬は4月終
先週某日のメニュー。ここしばらくは、使いかけで放置されてた保存食の類を片付けるというのを意識していました。そんなにいろいろあるわけではなかったけど、傷んだり劣化する前においしく食べたいですよね。去年の夏に作ったクシノホンドロスも、あと一回使えるぐらい
オリーブの記事もまだ終わってませんでした……こちら4品目は甘いものです。ペロポネソス半島をドライブ中に立ち寄ったお店でカラマタオリーブのグリコ(シロップ煮)の瓶詰めが売られてるのを見かけたことがありますが、あれは石灰水で下処理してあったのだっけ?随分前に
レンズ豆のレシピ、せっかくなのでもうひとつ載せておきます。Φακές με λαχανικά今日ご紹介する料理は、これからの季節にぴったりな夏野菜を使った煮込みです。野菜はオーブン焼きにするのが好きですが、暑い時期にもあまり苦にならず作れるよう、フライ
夏の果物がいろいろ出てきました。いちごはそろそろ終わりなので、子供にリクエストされてたデザートなど、忘れず作っておかなければ……というのが最近の課題のひとつ。買ってきたいちごは仕分けて、綺麗なのは保存容器に並べて冷蔵庫へ。傷みそうなのはその日のうちに
うちは、毎週日曜日がピッツァの日。トッピング用に買うマッシュルームがいつも余るのですが、中途半端な量なので夫が好きな野菜カレーに入れたりパスタに使うことが多いです。私のお気に入りパスタソースのひとつが、ある時にふとレシピを思いついた、ベジタリアン/ヴィ
1リットル分の新漬けオリーブ(だったもの)消費作戦、3品目は麻辣オリーブです。Mala olivesあっさり薄塩味の新漬けオリーブは、シーズン最初のみずみずしいフレッシュなグリーンオリーブの味わいがまさに口福。産地ならではの贅沢な食べ方になりますが、私は毎年秋に
冷凍庫に入れてるとつい後回しになりがちだけど、そろそろタラマも使ってしまわないと。ひよこ豆をたっぷり茹でて、その一部でシンプルなスープを作ったので、タラマのソースでちょっとアレンジしてみました。ひよこ豆スープは、分量を量って作るほどでもないシンプルな
オリーブの種抜きをしたとき、種にくっついた果肉がもったいない。前の記事で「タラマ詰めオリーブフライ」にしたオリーブの話の続き。駄目になってたら捨てるつもりでいたオリーブだし、種に残った分の果肉までは気にするのやめようと思ってたのに、少しまとまった量があ
4月の終わりに、1リットルの牛乳瓶ひとつ分残っていたグリーンオリーブをようやく使い切りました。これで何品か作ったので、他の話題も挟んで飛び飛びに投稿していく予定です。Τηγανητές ελιές γεμιστές με ταραμά秋のお楽しみ、大量に漬
ぼんやりしてると食べそびれてしまう、旬の味。ギリシャで年間通してよく食べられる茹で青菜がホルタ(野草や青菜の類。それらを茹でてサラダのようにして食べる料理のことも指す)ですが、季節によって種類が違います。夏前の短い期間だけ見かけるヴラスタリアというの
今年のハネムスカリ球根は、これで最後。3月の終わりの記事で、さやそら豆のオイル煮をハネムスカリ球根のピクルスと一緒に食べた話を書きましたが、本命はこちらでした。乾燥そら豆か、さやごと食べられないくらい育ったそら豆と一緒に煮てみたかったのです。乾燥そら豆
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復活祭の日曜日は、一応それらしくラムを使った料理にしました。今年はアーティチョークも入れたクレフティコが食べたい気分だったので、長女と自分用に作り、ラムはあまり食べない夫と次女には豚肉ヴァージョン。同じ組み合わせを数年前にやったような気がするなぁと思っ
フロニャ・ポラ!田舎へ帰省したりしてる人が多いのか、うちの辺りは静かな復活祭の日曜です。最近の私は、張り切りすぎないのがモットー。家族みんなが好きなお菓子だけはいっぱい作って、料理はほどほどに準備します。昔は友人家族とギリシャの典型的なイースターホリデ
色合いこそ地味めだけど、春を感じられる料理のひとつがこの煮込みです。冬のおわりの寒さが厳しい頃から、市場に並びだすアーティチョークとそら豆。どちらも初夏まで出回っているので長く楽しめますが、若いそら豆が食べられるのは限られた期間だけです。走りの、指く
今日は、キリストのエルサレム入城を記憶する日である聖枝祭。ギリシャ語ではキリアキ・トン・ヴァイオン(棕櫚の日曜日)といいます。復活祭前の断食期間中に魚食が許される日は3月25日の生神女福音祭と聖枝祭の2日。聖枝祭は移動祝日である復活祭に連動して毎年日付が変
断食期間もそろそろ大詰めだしニスティシマ(ギリシャの精進料理的なもの)でいいや......と、豆料理多めにしてたらクレームが発生しまして。主に復活祭用にと先日買って小分けしておいたラムの、すね肉の部分を使って昨日はパスティツァーダにしました。パスティツァー
先日は、普段あまり食べない魚介類の料理をもうひとつ自分用に作りました。春の一時期にしか売ってない、アヴロニェス(オヴリエス)というヤマノイモ属の蔓性植物の新芽をタコと煮込んだ一品。家族は食べないし、若干高いしなぁ......と後回しにしそうになるモヤモヤを
カロミナ!(月初めの挨拶)断食期間のうちにベジ料理をもっと載せたかったのだけど、あっという間にイースターになりそう。今年は西方教会と東方教会ともに4月20日です。今日ご紹介する料理は自分でキャベツを漬けようと思うと少し日数がかかってしまうのですが、素朴な
フライを作ったときに戻した干し鱈を少し残してあったので、ホルタをあわせて煮込みを作りました。ギリシャでは野草や青菜の類を総称して「ホルタ」といいますが、野山で、あるいは市場で集めてきたさまざまな葉っぱを味わうことができるのは、この国に住んでてよかったな
今日3月25日はギリシャの独立記念日。そしてキリスト教行事の生神女福音祭(受胎告知の日)でもあります。復活祭まで40日以上も続く長い断食期間の最中で、きちんと節食ルールを守る人は動物性の食品を口にしないのですが、生神女福音祭は魚食が許されるため魚料理を食べる
新刊「おうちでギリシャ居酒屋」先週発売されました!そして、ちょうど同じ頃に私のところにも届きました~ご購入のお知らせや、早速レシピをお試しいただいたというお知らせも沢山......どうもありがとうございます!今までに出した本全てを揃えてくださってる方も結構お
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭までの長い断食期間(大斎)のはじまりの日でした。宗教的にも重要なこの日は祝日で、家族で集まって断食メニューの食卓を囲んだり、ピクニックや凧揚げに出かけたりします。子供たちが小さかった頃は私たちも凧揚げに行ったりした
なんだかんだで、あっという間にカーニバル最終日。最後の週はティリニといってチーズなど乳製品や卵を使った料理やお菓子を食べる“チーズ週間”でした。毎日慌しくて、お菓子などは作る余裕がなかったのだけど、久々に食べたい気分だったチーズパイだけはなんとか焼く
今日はチクノペンプティなので肉のメニューにしました。ギリシャはカーニバルシーズンの真っ只中。カーニバルはギリシャ語でカルナヴァリですが、この期間はアポクリエスとも呼ばれます。アポクリエスは“肉から離れる”みたいな意味で、復活祭前の長い節制生活に向けての
一部SNSではすでに告知していましたが、ギリシャのおつまみ本が来月発売されます!お酒を飲む人はもちろん、飲まない方にも「居酒屋メニュー」や「小皿料理」って魅力的ではないでしょうか?西洋料理で居酒屋のおつまみに似たものは、スペインのタパスやピンチョスなど思
クリスマス辺りにサルマデス(ロールキャベツ)を作ろうと思って漬けてあったキャベツ、タイミングを逃し続けてたらちょっと忘れそうになってました。ギリシャの普通のロールキャベツが好きではなく、特に卵レモンソースで仕上げたものは絶対に手をつけない夫。発酵キャベ
出かける用事や仕事などでちょっと慌しかった週の、ありあわせ野菜料理。乾燥豆の料理や煮込み料理は、世間一般ではどちらかというと「手間がかかる料理」に分類されるようです。確かにどちらも調理に時間はかかるし、外で働いてる人が帰宅後すぐに用意できるものではない
ドレンチェリーって子供の頃は苦手だったけど、今ではレトロな見た目にキュンとするようになりました。Πανιεράκια日本で言うところの「昭和を感じさせるような」レトロ菓子はギリシャでは今でも結構見かけるので、自分の誕生日のケーキやたまのご褒美はそうい
今回の記事タイトル、どんな料理かわかる人は少ないかも?Γιουβαρλάκια κοτόπουλου με ξινόχοντρος από καλαμπόκι去年の夏にとうもろこしを使って「クシノホンドロス」という保存食を作っていたのです。クシノホンドロス
冬の間に一度は食べたいカストリアの発酵キャベツパイ。ナクソス島のふだんそうパイやケファロニア島の干し鱈パイと同じく、このキャベツパイも家族用というより自分が食べたくて作るもののひとつです。クリスマスに余裕があれば発酵キャベツでロールキャベツを作りたい
本年もどうぞよろしくお願いします。2025年に入り早くも5日ですが、年末年始も全然気合を入れず、好きなものを適当に作って食べてのんびり過ごしました。去年の後半は私にしては忙しくてバテ気味だったので、休養第一です。大晦日はヴァシロピタを焼き、年越そば(にしん
昨日は聖枝祭(パームサンデー)でした。今週は受難週で、復活祭へのカウントダウンに入った感じ。Μπακαλιαρόπιτα聖枝祭は魚を食べていい日なので、節食はしてないけど食べたかった魚の料理を作りました。3月25日の魚食の日と同じく干し鱈を使い、今度は
明日はラザロの土曜日(ラザリのスボタ)。日曜は聖枝祭でいよいよ復活祭まであと一週間となります。行事にちなんだ食べ物としては、レシピ本で紹介したラザラキァというパンを作る地方がいくつかあります。夫の母方の家族に縁のあるシミ島はじめドデカニサ諸島ではよく見
きのこのギロス風というのを以前載せたけど、そのバリエーションでこんなのも作っています。ギリシャ料理ではニスティシマ(断食・節食仕様の料理)というカテゴリですが、動物性の材料が入らないのでベジタリアンやヴィーガンの方にも食べていただけます。ギリシャでも菜
復活祭前ですが、うちは普段の食生活と変わりなしで節制はしていません。と言っても、元々肉料理は週に2回程度。特に私と夫は野菜や穀物中心の食事です。昨日はみんな大好きなケフテダキァ(揚げミートボール)を作りました。少し前にSNSで日本の学校の給食メニューにケフ
週末ぐらいから少し涼しくなりそうですが、最近はもう外を歩いていると半袖でも結構暑いぐらいの気候です。復活祭もまだなのに(今年は復活祭が遅めではあるけど)早すぎでは!?と不安になりますが、夏野菜が安くなってきたのはうれしい。今の時期はまだオーブン料理が苦
復活祭前の長い大斎(断食・節食期間)も折り返し点を過ぎたところ。Σεφουκλωτή Νάξου うちは普段と変わらない食生活ですが、せっかくなので断食メニューをどんどん紹介していこうと思っています。いくつかレシピは書き溜めてあるのだけど、復活祭までに
ギリシャの春の味覚のひとつ、アーティチョーク。子供の頃に読んだギリシャ神話に出てきて、どんな植物なんだろうと想像を巡らせたり、料理本のエッセイに書かれていた丸茹でアーティチョークの食べ方が気になって憧れたりしたものですが、ギリシャで長く暮らすうちにすっ
カロミナ(よい月を)。4月になりました。先週半ばくらいからぐんと暖かくなり、昼間外を歩いていると暑いぐらいです。Χαλβάς σιμιγδαλένιος με μήλο και φουντούκιαイースターの投稿は?と思われた方ももしかしたらいらっしゃる
今年は3月後半の月曜がどちらも祝日でした。移動祝日である復活祭に連動する大斎(断食期間)のはじまりが先週の月曜、そして昨日は毎年3月25日にお祝いされる生神女福音祭とギリシャ独立記念日(オスマン帝国の支配下にあったギリシャで革命が起き、独立戦争を開始したこ
自分用に少しだけ作ったものですが、今年のカサリ・デフテラの食卓のメインはタコとハネムスカリ球根の土鍋焼きでした。Χταπόδι με βολβοί στο πήλινο球根は木曜に剥いて、水に浸けた状態で冷蔵庫に入れてありました。日曜にピッツァを焼いたつ
昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭に向けての長い断食期間であるメガリ・テサラコスティ(サラコスティ)のはじまりの日でした。ギリシャでは祝日なので、みんなで集まって食事をしたり、凧揚げやピクニックに出かけたり楽しく過ごします。ギリシャ正教の断食メニュ
アポクリエス(カーニバル)最終日。みんなが実践するわけではないですが、明日から復活祭までは動物性食品を摂らない長い断食期間に入ります。前回の記事ではティリニ(チーズ週間)によく食べるものについてちょっと書きました。我が家ではティリニらしいものは食事パイ
今週はティリニと呼ばれる一週間。ギリシャ語でチーズを意味するティリに由来し、復活祭前の断食期間に入る前に乳製品や卵を食べておく週です。特にこれらの材料を使ったパイやパスタ、お菓子などをよく食べますが、私がこの時期だけ作りたくなるのがマカロノピタ(マカロ
いよいよアポクリエス(カーニバル)のクライマックス。ギリシャで最も重要視される行事がパスハ(復活祭、イースター)なのですが、その準備期間である40日以上のサラコスティ(断食・節制期間)の、さらに準備期間となるのが3週間に渡るアポクリエスです。この期間中は
ひな祭りに作りたかったお菓子。少し遅れたけどできました。2年前に発表したものなので新しいレシピではありませんが、ベルガモットピールを入れて作りたいなとずっと思ってたのをようやく(レシピではレモン使用です)。冬と春の間ぐらいの比較的短い時期に出回るベルガ
白あんを作りたくて買ってきたギガンデス豆。お菓子作りへ向けるやる気はどこかへ行ってしまったので、とりあえず料理に使うことにしました。Γίγαντες με πράσα στο φούρνοミートボールとポロねぎを煮込みかオーブン焼きにした料理があるのです
冬場は、いきなり沢山のレモンがやってくることが度々あります。レモンと言うと暑い時期に特によく使いたいイメージだけど、旬は冬なんですよね。木を植えているおうちも多いので、いっぱい採れすぎたのを頂くこともこの時期よくあります。野菜室に入りきらない分は、い
オリーブのお菓子を11月に載せてましたが、実はあれからもうひとつ作っていました。あの時少し残ったオリーブグラッセをシンプルなケーキに焼き込んでみたいなと思い、たまに作るオイルケーキに入れてみました。ベースとなるケーキは、以前マルメロ入りでレシピを載せたも
ほんの少しだけフレッシュチーズが余ったので、手っ取り早くパスタで消費。フレッシュチーズというとリコッタチーズやカッテージチーズがよく知られますが、ギリシャにもさまざまなフレッシュチーズが作られます。料理やお菓子などに、一番幅広く使われるのはアンソティロ
セロリをたっぷり食べたくなったので、冬の定番煮込み、ヒリノ・メ・セリノを作りました。豚肉とセロリの煮込みで、ポロねぎを入れることも多く、その場合はヒリノ・メ・プラソセリノといいます。ギリシャ語のセリノはセロリのことですが、中国野菜の芹菜に似た、茎が細い