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ギリシャのごはん https://girisyagohan.blog.jp/

ギリシャのごはんはカラダにおいしい!本場仕込みのギリシャ料理レシピ満載です。

アテネの台所から、我が家の食卓をご紹介します。一般的なギリシャ家庭料理から、レストランの再現メニューやレアな郷土料理まで。

salahi
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ギリシャ
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2006/01/22

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  • 祝日のギリシャ風断食メニュー

    昨日はカサリ・デフテラといって、復活祭に向けての長い断食期間であるメガリ・テサラコスティ(サラコスティ)のはじまりの日でした。ギリシャでは祝日なので、みんなで集まって食事をしたり、凧揚げやピクニックに出かけたり楽しく過ごします。ギリシャ正教の断食メニュ

  • 手打ちフィロ生地のミルクパイ

    アポクリエス(カーニバル)最終日。みんなが実践するわけではないですが、明日から復活祭までは動物性食品を摂らない長い断食期間に入ります。前回の記事ではティリニ(チーズ週間)によく食べるものについてちょっと書きました。我が家ではティリニらしいものは食事パイ

  • 発酵キャベツパイとマカロニパイ

    今週はティリニと呼ばれる一週間。ギリシャ語でチーズを意味するティリに由来し、復活祭前の断食期間に入る前に乳製品や卵を食べておく週です。特にこれらの材料を使ったパイやパスタ、お菓子などをよく食べますが、私がこの時期だけ作りたくなるのがマカロノピタ(マカロ

  • ハネムスカリ球根と乾燥そら豆

    いよいよアポクリエス(カーニバル)のクライマックス。ギリシャで最も重要視される行事がパスハ(復活祭、イースター)なのですが、その準備期間である40日以上のサラコスティ(断食・節制期間)の、さらに準備期間となるのが3週間に渡るアポクリエスです。この期間中は

  • ベルガモットピール入りのギリシャっぽい大福

    ひな祭りに作りたかったお菓子。少し遅れたけどできました。2年前に発表したものなので新しいレシピではありませんが、ベルガモットピールを入れて作りたいなとずっと思ってたのをようやく(レシピではレモン使用です)。冬と春の間ぐらいの比較的短い時期に出回るベルガ

  • 白花豆とポロねぎのオーブン焼き

    白あんを作りたくて買ってきたギガンデス豆。お菓子作りへ向けるやる気はどこかへ行ってしまったので、とりあえず料理に使うことにしました。Γίγαντες με πράσα στο φούρνοミートボールとポロねぎを煮込みかオーブン焼きにした料理があるのです

  • 丸ごとレモンのシロップ煮

    冬場は、いきなり沢山のレモンがやってくることが度々あります。レモンと言うと暑い時期に特によく使いたいイメージだけど、旬は冬なんですよね。木を植えているおうちも多いので、いっぱい採れすぎたのを頂くこともこの時期よくあります。野菜室に入りきらない分は、い

  • オリーブグラッセ入り、オリーブオイル&ヨーグルトケーキ

    オリーブのお菓子を11月に載せてましたが、実はあれからもうひとつ作っていました。あの時少し残ったオリーブグラッセをシンプルなケーキに焼き込んでみたいなと思い、たまに作るオイルケーキに入れてみました。ベースとなるケーキは、以前マルメロ入りでレシピを載せたも

  • 焦がしミジスラチーズとハーブのクリサラキ

    ほんの少しだけフレッシュチーズが余ったので、手っ取り早くパスタで消費。フレッシュチーズというとリコッタチーズやカッテージチーズがよく知られますが、ギリシャにもさまざまなフレッシュチーズが作られます。料理やお菓子などに、一番幅広く使われるのはアンソティロ

  • トマトアヴゴレモノで仕上げた、豚肉とセロリの煮込み

    セロリをたっぷり食べたくなったので、冬の定番煮込み、ヒリノ・メ・セリノを作りました。豚肉とセロリの煮込みで、ポロねぎを入れることも多く、その場合はヒリノ・メ・プラソセリノといいます。ギリシャ語のセリノはセロリのことですが、中国野菜の芹菜に似た、茎が細い

  • おじやっぽいレンズ豆ごはん

    小正月の小豆粥を見てたら食べたくなって、とりあえず“豆+米欲”を満たそうと戸棚にあったレンズ豆でファコリゾ(レンズ豆ごはん)を作りました。あまりにも地味すぎるビジュアルと、パッとしない写真に載せるのを躊躇したのですが(写真は若干ましなのに差し替えました

  • パスコロ・リターンズ

    本家のアレと入れ替わりに、帰ってきた“パスコロ”。覚えてる方がいらっしゃるかはわかりませんが、昔思いつきで作ったパスティチオ・コロッケ略してパスコロを、かなり久々に作ってみました。毎年「あの季節」になると思い出すのだけど、バンズを焼いてパスティチオ

  • ギリシャ風の七草粥

    冬休みも、もう終わりですね。今日1月6日はギリシャでは神現祭(公現祭、主顕節)といって、ヨルダン川でキリストが洗礼を受けたことを記念する日。各地で水のお清めの儀式が行われます。行事食は、たとえばクレタ島ではいろんな豆や麦を煮た料理を食べたり、ルクマデスな

  • 新年のケーキとメロマカロナアイスクリーム

    フロニャ・ポラ!2024年も、ギリシャのごはんをどうぞよろしくお願いいたします。Παγωτό Μελομακάρονα「無理しない程度に、やりたいこと・好きなことをどんどんこなす」というのを、今年特に意識して行動しようと思っています。そんなわけで昨日は予

  • クリスマスのターキーアヴゴレモノスープとロースト

    去年に引き続き、今年もクリスマスにターキー(七面鳥)の料理を作りました。【今年のメニュー】・ザキントス島風ターキーアヴゴレモノスープ・ターキーとポテトのロースト・ロメインレタス、洋梨、ブルーチーズのサラダ・フリストプソモ・クラビエデスとメロマカロ

  • ハーブとチーズのクリチーニャ(グリッシーニ)2種

    いよいよクリスマスまで一週間を切りました。予定は未定で何もそれらしい準備はしてないのですが、いつもブログを見てくださってる読者の皆さまへレシピのプレゼントを置いておきます。作って撮影とレシピ作成したのは、実は夏休み初めの6月下旬。子供の「お腹すいた」攻撃

  • いかと豆とカフカリスラの煮込み

    先月の半ばからクリスマス前の断食期間に入っているので、決まりごとに従って動物性食品を断つまではしていないものの、なんとなくそれっぽい気分の料理をよく作っています。今日ご紹介するひと皿は、11月終わりに作った「いかと豆とカフカリスラの煮込み」です。丁度その

  • シーフード入りトラハナ

    昔、とあるリゾートホテルのウゼリで食べたシーフードとトラハナの料理を思い出して。うちでも作ってみようと思いつつ10年以上経ってしまったけど、忘れてたわけではないので、ある時にいきなり機会は巡ってきたりするわけです。一食分だけ残っていたサワートラハナはこ

  • ティロカフテリポテト

    誰しも食べ物のマイブームってあると思うのですが、特にその傾向が強いうちの次女。最近はティロカフテリを毎週リクエストされています。ティロカフテリは、辛いチーズのディップというかスプレッドのこと。ギリシャではよく食べられる、パンが進んで困ってしまうメゼのひ

  • 先週のありあわせメゼ

    干し鱈の料理に使ったフェンネルとふだんそうの残りで、クレタ島のフェンネルパイを久しぶりに作りました。青菜そのままだと手をつけない次女も、パイなら喜んで食べてくれます。レシピは拙著「ギリシャのごはん うちで楽しむ、とっておきレシピ74 増補新装版」(リンクは

  • 干し鱈と豆と青菜の煮込み

    先月、干し鱈がちょっと安くなってた時に買ったのですが、袋のまま冷蔵庫に放り込んだきりだったので、そろそろ何とかしないと。たっぷり粗塩をまとった干し鱈は、袋のまま長いこと放置してると塩が滲出してきたりするんですよね。適当な大きさに切り分けて、使わない分は

  • チョコがけオリーブグラッセ

    オリーブのスイーツふたたび。前にオリーブグラッセを作った時は敢えてプレーンに仕上げたのだけど、今回はチョココーティングにしてみました。他の記事にも書いたように、今年入手できたオリーブ自体があまり好みの品種じゃなかったのですが、これはなかなかいいかも?丸

  • 黒目豆とかぼちゃとじゃがいもの煮込み

    秋ってかぼちゃが食べたくなりますね。前の記事に続いて、またかぼちゃを使った料理です。豆も続いてますが、夫が食べられる肉系のものがあまりないので、今週はいつもに増して豆料理が多くなってます。昨日は直前まで何も考えてなかったので、早く煮える黒目豆の煮込みに

  • かぼちゃとレンズ豆のピラフ

    金曜以来買い物に行けてなくて、手持ちの食材でなんとか絞り出した一品。どこの国でも同じだと思うのだけど、家庭料理って「ありあわせのもの・その時にある材料でなんとかする」というのが多いんですよね。○○料理のレシピ本には載っていないような料理。今回のこれは、

  • オリーブ入り油みそ

    南欧の国々で全体的にオリーブが不作だとかいう話はちらほら聞いていて、ここギリシャでもオリーブオイルの値上がりが著しい昨今。今年の夏から秋にかけては猛暑に山火事に水害と、農産物への影響が大きそうだな……と心配していたのですが、やはりオリーブも不作なのか、

  • シンプルおにぎりと、自家製味噌のお味噌汁

    おにぎりアクション、投稿しようと思いつつなかなかできなかった……。そもそも米を毎日食べない私。おにぎりとなると、さらに作る機会がめったにないので毎回出遅れてます。たまーに食べたくなる時は、昔ながらの塩辛く酸っぱい梅干しとかシンプルなのがいいですね。そう

  • 4年ぶりの一時帰国③家族で食事会

    日本滞在記をなかなか書けないでいたら、もう10月半ばになってしまいました。京都以外は近場の滋賀や大阪へ行ったりしたのですが、それは端折ってこれでまとめです。2019年の春の帰国ではいろんな人に会ったり国内旅行したりと賑やかな感じだったのに対し(ダウンして寝込

  • チキンのレッドソースとヒロピテス

    今週は半袖だと日陰は少し肌寒いくらいのアテネ。秋らしさを感じると、食べたくなるのが肉の煮込みやスープです。ごくありふれてて年中食べられるものではありますが、なんとなく、冬のバカンスの時に田舎のタベルナで頼むような料理を作りたくなるんですよね。チキンの

  • 4年ぶりの一時帰国②やっぱり落ち着く、地元の風景とおうちごはん

    今回の帰国ではスケジュールの調整が難しくて人に会ったりというようなことはほとんどできなかったのですが、慌しいながらも、地元の風景やおうちごはんに癒されました。前の記事に書いた通り、暑さに負けて散歩は諦めたのだけど、お漬物を買いに行ったついでに少し写真を

  • O型クルリと太っちょクリチナキァ

    今年は夏がとても暑かったせいもありモチベーションが低下してたのですが、秋(まだ少し暑いけど)になってもやる気が戻ってきません。8月のベーキングは、毎週恒例のピッツァを除いてはこれ一回作ったきりだったような?偏食さんに食べさせるものに困ったら、とりあえず

  • 4年ぶりの一時帰国①カタールでちょっと観光&日本初日の晩ごはん

    いつになく長い間ブログを更新してませんでした。前の記事が体調悪そうな内容でしたが、夏休みの締めくくりは、パンデミック前の2019年以来の久々の帰国を楽しんでいました。思えば、この時期の日本って2○年ぶりなんです。ギリシャへ移住する前に半年ぐらい帰国していた

  • ズッキーニの肉詰め卵レモンソース

    少し前にオーブン焼きのイェミスタ(スタッフドベジタブル)を作るためズッキーニをくり抜きながら、肉詰め卵レモンソースのも久々に食べたいなと思っていたのでした。ギリシャではトマトやピーマンに米などの詰め物をした料理はオーブン焼きにするのが一般的ですが、ズッ

  • 夏に食べておきたい葉野菜、アマランサスの煮込みと温サラダ

    暑い日が多くてバテ気味だったこの夏も、8月下旬に入って終わりが見えてきました。とは言え、今週はまた少し暑さがぶり返しているし、ギリシャ各地が森林火災で大変なことになっているのですが……。気持ち的に落ち着かない日が多かったり体調もいまいちだったりで、この

  • ギリシャ風のケバブピタサンドとヨーグルトケバブ

    昨日はギリシャにおける夏の最も大きな行事、生神女就寝祭でした。8月の丁度真ん中、バカンスシーズンのピークなので多くの人が旅行中だったり帰省してたりするのでアテネは静かです。私たちは多くの人が移動しそうな日を避けて数日前に日帰り旅行してきたのですが、それに

  • オーブン焼きパスタと夏の青菜パイ

    来週はまたちょっと暑くなるようですが、もうこの夏のピークは過ぎた感じ。さすがにオーブン料理はまだ気合が必要だけど、家族が好きなものをいろいろ作る元気が戻ってきました。夏休みで暇なせいか子供達が食べる量も増えているので、まとめて作っておいて勝手に食べて

  • トマトの平焼きパン

    この間のイェミスタと、同時に作っていたのがラデニアという平たいパンでした。そもそもは次女にラデニアをリクエストされていたので、オーブンを使うなら……とついでにイェミスタを作ったのでした。とても地中海らしい“トマトとオリーブオイルとパン”の組み合わせは

  • しみじみおいしい、夏野菜の米詰め

    記録的猛暑にバテ気味ながらも、食べたい気持ちが勝って久々にイェミスタを作りました。イェミスタは「詰め物をした」という意味でいろんな種類があるのですが、一般的にただ“イェミスタ”といえばトマトやピーマンといった野菜に米などを詰めた料理を指します。似たよ

  • 夏の煮込み料理

    暑い日が続いています。いろいろあって前回の投稿から結構経ってしまいましたが、若干食欲が落ちてる以外は特に変わりなく過ごしています。家族がいるから一応栄養バランスは考えているけど、この時期生ものを扱うのはちょっと嫌になりますね。トップの写真は、一昨日の

  • オリーブオイルアイスクリーム

    ギリシャは今年最初の熱波の真っ只中。夏のはじめは例年より涼しく湿度も高いスタートでしたが、この週末のアテネは40度超えの猛暑になるようです。暑いからと冷たいものばかり口にしてるとよくありませんが、ひんやりデザートがたまにあると嬉しいですね。そういえばあ

  • フォルマエラチーズのサガナキ

    アラホヴァ、パルナソス山辺りに縁のある方からフォルマエラチーズをいただきました。うちでは普段買わないチーズなので、食べるのは何年ぶりでしょう?フォルマエラ(φορμαέλαまたはφορμαέλλα)は、中央ギリシャに位置するヴィオティア県アラホヴァの伝

  • ズッキーニの花の米詰め

    そろそろゴーヤーが値下がってくる頃なので、土曜日はアジア野菜も売ってる青空市場へ買い物に出かけました。最近はあまり衝動買いはしないのだけど、そういえば長いこと食べてないな……と目に留まったズッキーニの花も購入。日本で花ズッキーニとして売っているのは実に

  • なすのパスティツァーダ

    今年はなんだかギリシャらしいカラッとした天気じゃないのですが、ようやく夏らしくなってきました。暑い時こそしっかり食べて……というのはもちろん心がけているけれど、気温が高いとあまり肉は触りたくないというのが本音。私も夫も肉料理は週に1、2回でいいので、子供

  • ぶどうの葉っぱ包み2種

    代表的なギリシャ料理のひとつとして知られる、ぶどうの葉で米などのフィリングを包んだドルマデス(ドルマダキァ)。やっぱりとれたての生葉を使ったものは格別なので、出回る時期には作っておきたい料理です。ぶどうの若葉は市場では7月ごろまで見かけますが、旬は4月終

  • 豚肉とフェンネルの煮込みを、2つのヴァージョンで

    先週某日のメニュー。ここしばらくは、使いかけで放置されてた保存食の類を片付けるというのを意識していました。そんなにいろいろあるわけではなかったけど、傷んだり劣化する前においしく食べたいですよね。去年の夏に作ったクシノホンドロスも、あと一回使えるぐらい

  • オリーブグラッセ

    オリーブの記事もまだ終わってませんでした……こちら4品目は甘いものです。ペロポネソス半島をドライブ中に立ち寄ったお店でカラマタオリーブのグリコ(シロップ煮)の瓶詰めが売られてるのを見かけたことがありますが、あれは石灰水で下処理してあったのだっけ?随分前に

  • フライパンで作る、夏野菜とレンズ豆の煮込み

    レンズ豆のレシピ、せっかくなのでもうひとつ載せておきます。Φακές με λαχανικά今日ご紹介する料理は、これからの季節にぴったりな夏野菜を使った煮込みです。野菜はオーブン焼きにするのが好きですが、暑い時期にもあまり苦にならず作れるよう、フライ

  • レンズ豆とビーツといちごのサラダ

    夏の果物がいろいろ出てきました。いちごはそろそろ終わりなので、子供にリクエストされてたデザートなど、忘れず作っておかなければ……というのが最近の課題のひとつ。買ってきたいちごは仕分けて、綺麗なのは保存容器に並べて冷蔵庫へ。傷みそうなのはその日のうちに

  • レンズ豆とマッシュルームのラグーソースパスタ

    うちは、毎週日曜日がピッツァの日。トッピング用に買うマッシュルームがいつも余るのですが、中途半端な量なので夫が好きな野菜カレーに入れたりパスタに使うことが多いです。私のお気に入りパスタソースのひとつが、ある時にふとレシピを思いついた、ベジタリアン/ヴィ

  • やみつき麻辣オリーブ

    1リットル分の新漬けオリーブ(だったもの)消費作戦、3品目は麻辣オリーブです。Mala olivesあっさり薄塩味の新漬けオリーブは、シーズン最初のみずみずしいフレッシュなグリーンオリーブの味わいがまさに口福。産地ならではの贅沢な食べ方になりますが、私は毎年秋に

  • ひよこ豆スープにタラマ&ベルガモットのソースとオレガノの花

    冷凍庫に入れてるとつい後回しになりがちだけど、そろそろタラマも使ってしまわないと。ひよこ豆をたっぷり茹でて、その一部でシンプルなスープを作ったので、タラマのソースでちょっとアレンジしてみました。ひよこ豆スープは、分量を量って作るほどでもないシンプルな

  • オリーブのソフトふりかけと、オリーブおにぎりいろいろ

    オリーブの種抜きをしたとき、種にくっついた果肉がもったいない。前の記事で「タラマ詰めオリーブフライ」にしたオリーブの話の続き。駄目になってたら捨てるつもりでいたオリーブだし、種に残った分の果肉までは気にするのやめようと思ってたのに、少しまとまった量があ

  • タラマ詰めオリーブフライ

    4月の終わりに、1リットルの牛乳瓶ひとつ分残っていたグリーンオリーブをようやく使い切りました。これで何品か作ったので、他の話題も挟んで飛び飛びに投稿していく予定です。Τηγανητές ελιές γεμιστές με ταραμά秋のお楽しみ、大量に漬

  • ホルタと自家製ソーセージミートのパスタ

    ぼんやりしてると食べそびれてしまう、旬の味。ギリシャで年間通してよく食べられる茹で青菜がホルタ(野草や青菜の類。それらを茹でてサラダのようにして食べる料理のことも指す)ですが、季節によって種類が違います。夏前の短い期間だけ見かけるヴラスタリアというの

  • そら豆とハネムスカリ球根の煮込み

    今年のハネムスカリ球根は、これで最後。3月の終わりの記事で、さやそら豆のオイル煮をハネムスカリ球根のピクルスと一緒に食べた話を書きましたが、本命はこちらでした。乾燥そら豆か、さやごと食べられないくらい育ったそら豆と一緒に煮てみたかったのです。乾燥そら豆

  • ある日の食事

    今週は結構いろんなことをこなせたのだけど、ちょっとガソリン切れっぽいので特筆すべきことはあまりない某日のメニューをとりあえず載せておきます。・発酵キャベツのパイ(アルミオピタ)・レンズ豆と野菜の煮サラダっぽいもの・パスティチオ冬に仕込んであったキャ

  • ハネムスカリ球根の古代風サラダと、3つの球根のレンズ豆スープ

    ギリシャで食べられる、ちょっと変わった食材ハネムスカリ球根。今回はアテナイオスの「食卓の賢人たち」を参考に、古代ギリシャ・ローマ時代に食べられていた料理を思い浮かべて作ってみました。

  • 余ったチュレキのリメイクおやつ

    今年も無事に復活祭を迎え、やれやれ......と気が抜けてしまった週半ば。実はあまり料理もしたくない気分ですが、リメイクは別腹です(残り物アレンジが大好き)。Εκμέκ με τσουρέκιクリスマス菓子のメロマカロナは少し残しておいてアイスクリームにする

  • 豚肉とヒラタケのティガニァ / イースターエッグとギリシャヨーグルトのピッツァ

    復活祭の食事、今年は買ってくるか外食という案もあったんだけど、混む時っていまいちだよね......と、結局家で普段と変わらないメニューでした。直前まで決めてなかったので、とりあえず毎週買うポークチョップの端っこの部分で自分用に作ったのはティガニァ。主に豚肉で

  • ギリシャのイースター菓子

    フリストス・アネスティ!(ハリストス復活)今日は、ギリシャ正教含む東方教会のイースターサンデーです。ギリシャで最も盛大にお祝いされる大きな行事が復活祭(ギリシャ語ではパスハ)。行事食としては、動物性の食品を節食する長い断食が明けた途端に肉料理のオンパレ

  • ヴィーガンマギリッツァスープ

    ギリシャで復活祭に食べる最初の食事として定番なのが、マギリッツァという羊モツのスープです。ギリシャ正教の決まりを守っていた場合、復活祭前40日以上の長いあいだ動物性の食品を口にしませんが、この断食を破る最初の食事として食べるのがマギリッツァです。真夜中を

  • 鱈のビアンコ / さやそら豆のオイル煮とハネムスカリ球根の出会い

    受難週に入り、いよいよ復活祭が間近に迫ってきました。昨日は聖枝祭といって、キリストのエルサレム入城を記念する日でした。復活祭に向けての長い断食期間中に禁止される食品には魚も含まれますが、3月25日の生神女福音祭、そして復活祭一週間前の日曜にあたる聖枝祭の日

  • ベルガモットのお菓子

    先週は首を盛大に寝違えてしまい大変だったんですが、1週間でなんとか復活。日頃からもっと気をつけようと反省した出来事でした。そんなわけでブログも更新できなかったので、ちょっとネタが渋滞しています。上の写真は先月作っていたベルガモットピール。また時期を逃し

  • 干し鱈のマカローニャ

    今日からサマータイム。このシステムは好きなんですが、冬時間から夏時間に切り替わるときは時計が1時間進むので、ちょっと慌しい日曜日です。Μπακαλιάρος με μακαρόνιαさて、昨日3月25日はギリシャの独立記念日と生神女福音祭(受胎告知の日)の

  • ギリシャ料理レシピインデックス1(前菜・サラダ・スープ)

    キプロス料理やモダンギリシャ料理を含む、ギリシャ料理レシピ一覧です。更新日以降に投稿したレシピはこちらに反映されてないので「レシピ」カテゴリからご覧ください。豆・米・パスタ料理は基本的には野菜・豆・穀物カテゴリに、肉や魚入りパスタ料理などはそれぞれのカテ

  • ギリシャ料理レシピインデックス2(その他のレシピ)

    キプロス料理やモダンギリシャ料理を含む、ギリシャ料理レシピ一覧です。一部、重複してるものもあります。 豆・米・パスタ料理は基本的には野菜・豆・穀物カテゴリに、肉や魚入りパスタ料理などはそれぞれのカテゴリに、パスタそのものや生地のレシピは素材カテゴリに入っ

  • ギリシャ料理以外のレシピインデックス

    ギリシャ料理以外のレシピ一覧です。一部、重複してるものもあります。※(分量なし)と書いてあるものは、作り方の説明のみです。スターター・サラダ青りんごと胡桃のキャベツサラダアルメニア風チキンサラダいろいろ野菜のカレードレッシングサラダエビとザクロのサ

  • たっぷりごまが香ばしい輪っかパンとブレッドスティック

    先週の写真ですが、久しぶりにベーキングモード。家族の軽食用にビスケット類を作り置きしたいとずっと思いつつ、どうもやる気が起きずグダグダしていました。日曜はいつも大量にピッツァを焼くし、それ以外も毎日のように粉を捏ねてあれこれ作ってるので、ビスケット類

  • シミ島バカンス2022‐朝のポンディコカストロで

    去年のバカンス記事、かなり間があいてしまいましたがこれで最後です。****************シミ島で、もうひとつしておきたい“朝の散歩”がありました。最終日の早朝にひとり起き出して、まだ空気がひんやりしているうちに向かったのは、古い風車が並ぶ

  • ナッツ入りタラモサラタでパスタ

    一週間ぶりの投稿となりましたが、写真はカサラ・デフテラの翌日のお昼ごはん。前回の記事でご紹介したノンオイルのタラモサラタ、少し残ったのはそのまま食べるつもりだったけどパスタにリメイクしました。こういうのって自動的にオリーブオイルを入れそうになるところ

  • 油を使わないギリシャ料理メニューと、ノンオイル・タラモサラタのレシピ

    カーニバルシーズンが終わり、復活祭に向けての長い節制の期間「メガリ・サラコスティ」が昨日から始まりました。初日であるカサラ・デフテラ(クリーンマンデー、清浄な月曜日の意味)は、多くの人にとってまだお祭り気分が残っている楽しい日。ギリシャ正教の断食・節食

  • 修道院風の肉なしパスティチオ

    毎年、今ぐらいの時期って夏野菜がかなり高騰しますね。旬のものを食べればいいと言えば、それまでですが…...。いつだったか、スーパーでなすが1個ずつ袋に入って売られてるのを見てびっくりしたことがありました。この冬は寒い時期が短かったからか、そこまでではないけ

  • チクノペンプティ(肉を焼く匂いの木曜日)

    ギリシャは今、3週間に渡るカーニバルシーズンの2週目。この週は肉週間。復活祭に向けての長い節食期間に入る前に肉を食べておくのですが(ただし厳密には水曜は油もなし、金曜は油やお酒は摂ってもいい節食)そのハイライトとなるのが木曜日。肉を焼く時に焦げて煙が出た

  • クシノホンドロスのスープと煮込み

    寒い日が続いています。今週はアテネにも雪が降るほどで、次女の学校は水曜までオンライン授業だったのもあり私はほぼ冬眠してました。セントラルヒーティングがあるのでそこまで室温は低くないんだけど、寒いと体が動かなくなるんですよね。こんな時に食べたくなるのが

  • 発酵キャベツのパイと、トマトの平焼きパン

    年末に仕込んで、丸ごと漬けてあったキャベツのその後。ロールキャベツに使った残りはパイにしました。オーブンついでに、次女が食べたがっていたラデニアも作りました。※画像はAmazonリンクです「ギリシャのごはん」レシピ本の郷土料理の章に掲載している、トマト

  • スモークにしんとトマトとアーモンドのパスタ / 嵐来る

    昨日は久しぶりに嵐が来襲。ちょっと体調もいまいちだったので、激しい雨風と時折鳴り響く雷の音を聞きながら「これはキッチンだけでなくバスルームの窓も雨漏りするレベルだな......」とか考えつつ(実際してた)、冬眠するようにほぼ一日中寝て過ごしました。写真は、昼

  • 発酵キャベツで、北ギリシャ風ロールキャベツ

    この冬も何度か作ってるロールキャベツ。私が作るのは大体いつもギリシャ風です。中でもお気に入りのひとつが、北ギリシャでよく食べられる、キャベツの漬物(アルミァ)で巻いたタイプです。ちなみにギリシャ語でロールキャベツはラハノドルマデスですが、北ギリシャでは

  • 作業の合間パスタ

    ゆっくりしてられない週末の、作業の合間の昼ごはん。写真は調理台だけど、さすがに立ち食いしてるわけじゃなくキッチンのテーブルへ持って行って食べてます。今日は、パスタを茹でて、フライパンも出してもいいかな……でも野菜とか洗って切って調理してというのはやりた

  • レンズ豆スープリメイクごはんと、マッシュルームのフライパンピタ

    前回の記事と系統がかぶってるけど、夫用にレンズ豆のスープを作ったので、私はそのリメイクでファコリゾ(レンズ豆ごはん)にしました。やる気がない時や節約モードの時によく作る料理のひとつがレンズ豆のスープ。おいしく仕上げるにはじっくり長く煮込んだ方がいいので

  • 七草がなくても、お腹にやさしいギリシャの野菜ごはんはいかが?

    明日は七草粥を食べる人日の節句ですね。だからというわけではないのだけど、ディルを入れたポロねぎごはん(プラソリゾ)を作りました。邪気を払うとされ、無病息災を願って日本で食べられる七草粥。お正月料理に疲れた頃でもあるので、シンプルな味わいにホッとします

  • ヴァシロピタと、メロマカロナアイスクリーム

    新年のお楽しみ。クリスマス前に作ったメロマカロナを少し残しておいて、お正月にアイスクリームを作るのがここ何年かの我が家の定番となっています。メロマカロナアイスクリームは、いつもこんな食べ方。ギリシャの新年のケーキであるヴァシロピタ(聖ヴァシリスのケー

  • やっぱりギリシャごはん

    お正月らしくする努力皆無な、元日の食卓。予定通り、がんばらないギリシャ料理をいくつか作りました。写真は撮ってないけど、クリスマスと同じく我が家の日曜恒例ピッツァも大量生産しましたよ。・ジャコウダコのスティファド・アヴゴレモノソースのラハノドルマデス

  • 新年も焼き菓子大会

    フロニャポラ!本年もどうぞよろしくお願いいたします。行事はあっさりな我が家。家族が喜ぶお菓子だけたっぷりあればいいやと、年の瀬はベーキングマラソン状態でした。新年はとりあえずヴァシロピタ(聖ヴァシリのケーキ)があるといいので、ケーキタイプと栗を入れた

  • ひよこ豆と野菜の煮込みをパスタ入りで

    我が家のクリスマス料理は大量にごちそうを用意するわけではないけど、それでもちょっと肉が続いたら無性に豆や野菜だけのシンプルなものを食べたくなります。ひよこ豆は特に好きで、一袋茹でてもすぐなくなるくらい。ただ茹でただけのをいっぱいつまみ食いしつつ、サラダ

  • キリストのパン

    ギリシャでクリスマスに食べるパン、フリストプソモ(キリストのパン)。夫の家族は食べる習慣がなかったそうですが、私は結構好きなので、気が向いた年には自作しています。国民のほとんどが正教徒であるギリシャでは、復活祭やクリスマスは一大イベント。特にこの2つの

  • ギリシャのクリスマス料理 / ターキーロールとマルメロのロースト

    日本はもう年越しモードかと思いますが、ギリシャはクリスマス当日と翌日が祝日。うちはイベントに関してはかなりあっさりしてるので、25日にちょっとだけクリスマスっぽいものを作りました。【今年のメニュー】・栗&ソーセージミート入りターキーロールとマルメロのロ

  • オレンジ風味ソーセージと白いんげんのオーブン焼き、マニのシンプルパスタ

    粗挽きの豚肉でオレンジ風味のソーセージミートを作ってあったので、久しぶりに白いんげんのオーブン焼き。パスタが手前で目立ってますが、これは後ほど。煮込みとして以前ご紹介したのと作り方はほぼ同じなので、作ってみたい方はこちらのレシピを参照してください。

  • くるみのスコルダリァとなすのパスタ

    にんにくとビネガーが効いたスコルダリァというソースで和えた、ちょっと風変わりなパスタ。スコルダリァを使ったパスタは以前ミロス島のスコルドラザナというのをご紹介しましたが、今回のこれはペロポネソス半島のラコニア辺りで食べられる料理を自分の好みに作ってみま

  • おじや風のパタトリゾ

    今週末はクリスマスで、来週末はもう新年を迎えるという慌しさ。うちはようやく小さなツリーを飾ったところです(これは夫担当)。私は最近ちょっと片付けスイッチが入ってしまったので、料理よりも掃除に力を入れたい年末です。大掃除というには程遠いけど、見ないふりを

  • ごまペーストと蜂蜜のラスク

    余って硬くなってきたパン、なるべく無駄にしたくないですよね。少しなら外側を切り落として冷凍することが多いのだけど、ある程度の量があったらラスクにすることが多いです。今回は味つけなしでそのまま乾燥焼きにしたのと、おやつ用に甘いのも。ギリシャでよくパンに

  • チキンとプルーンのハーブ風味煮込み

    連続でチキンの料理ですが、こちらは先月作ってたもの。シミ島の思い出レシピです。毎年夏のシミ島バカンスの時に、土地の様子を見に行ったついでに少しだけセージを摘んでくるという話を先日書きました。車の中に置いておくとすぐカラカラのドライハーブになるのです

  • チキンとマルメロの煮込み

    唐揚げ用に鶏もも肉を捌いてたら、ちょっと多すぎたので煮込みに。ひとつだけ残ってたマルメロをあわせました。作り方は豚肉ヴァージョンのこちらとほぼ同じです。その時の気分で甘味や酸味の調味料を変えたりしていて、今回は結晶化してしまった蜂蜜をお醤油に溶か

  • いかのコフトマカロニ

    ギリシャ正教では、11月15日から12月24日までクリスマスに向けての断食期間。うちは普段と変わらず何でも食べますが、ニスティシマ(精進料理的なもの)のメニューをちょっと意識してシンプルな野菜や穀物、豆の料理を多く取り入れています。家族は食べないけど、自分用

  • シミ島バカンス2022‐羊たちの消滅

    記事が長くなりすぎるので分けましたが、ぺディ→アギオス・ニコラオスの前に土地の様子も見に行っていました。ちょっと話が前後します。****************夫の母方の家族は元々クレタ島の出身。戦争やら何やらでシミ島に移住し、優雅なエジプト生活を経

  • 葉っぱもおいしい、ブロッコリーと豆の煮込み

    夫がすっかりカリフラワー派になってしまったので、ブロッコリー久しぶりかも?どちらもギリシャでは結構多めに葉がついて売られてます。捨てちゃう人には嵩増しでしかないけど、ぴんとした葉がついてるのは新鮮な証拠だし、葉っぱや茎で私的には二度おいしい。特に豆と一

  • 黒目豆、ケール、スモークにしんのシンプルサラダ

    塩漬けや燻製の魚を豆の料理と一緒に食べるのがギリシャでは定番なのですが、とっても好きな組み合わせです。私はただ茹でただけの豆単品でも好きで、特に茹でたてにオリーブオイルをかけたら最高!その時の気分によって、ほんの少しの生にんにくを加えてみたり、それとも

  • なすのパイ、グリーンピースと根セロリとじゃがいも、パスティチオ

    10月の終わりの、ある日のメニュー。野菜の料理を中心に、保険のパスティチオも。たまにしか写真は撮らないけど、次女が偏食なので特定の肉料理やパイなどでない限りは常に別メニューも用意しています。この日は私が作りたい気分だったパイと、根セロリを入れた何かと

  • シミ島バカンス2022‐ひなびた雰囲気のぺディから、アギオス・ニコラオスビーチへ

    比較的長く島に滞在する時は1日置きにビーチへ行くのだけど(毎日だと洗濯が大変なので)、ほんの3泊だったので2日続けてビーチ。マラスゥンダの次ぐらいによく行っている、アギオス・ニコラオスです。ここは車もボートも使いたくない方でも行きやすいですよ。****

  • なすのスコルドストゥビとパスタ

    昨日の節約料理。ちょっと季節はずれですが、なすはまだ結構安いので助かります。なすをトマトと合わせた料理は地中海料理の定番ですね。ギリシャでもポピュラーでいろんなバリエーションがありますが、たまにすごく食べたくなるのがザキントス島の郷土料理「メリジャネス

  • シャコのラグーパスタ

    昼ごはんを食べるつもりはなかったのだけど、急遽パスタ。漁船から下ろしたてのを直接買うならともかく、アテネの市場どころかスーパーで売ってたシャコなんてギャンブルにもならない負け戦なんですが……どうしてもスルーできない時ってありますよね。近所のスーパーへ

  • ズッキーニのパイと、丸ごと焼きなすサラダ

    予定がはっきり決まらなくて、なんだか落ち着かない日。今日は料理らしい料理はするつもりはなかったのだけど、ふと思い立って昼ごはんにズッキーニのパイを焼きました。ズッキーニをすりおろして炒め、冷ましている間に粉を捏ねて生地を作って休ませ……一旦やろうと思

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