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2005/08/02

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  • 五月小満の頃日記

    5月19日(日)県内で警官がクマに襲われたことが大きく報道されている。これも象徴的な事件?事故?の一つと言えるだろう。晴天が続き、以前から取りかかろうとしていたデッキのペンキ塗りを行う。20年も雨風に耐えながらよくもったものだ。昼は、ワラビたたきを蕎麦に乗せて食する。なかなかローカルな味がしていい。5月20日(月)父の命日。実家に寄ってから、西馬音内小へ行き3年生読み聞かせ。順調にギャングエイジになっていた。それでも「星に伝えて」はしっとり静かに聴き入り、雰囲気が良かった。初任者である担任は、三輪小勤務当時に在籍していた子。明朗快活さを見せて頑張ってと一声かけた。その後、来週土曜の研修会について打ち合わせ。5月21日(火)読み聞かせボランティアの通信原稿を、当番なので書き始める。題は「のどあめ・めぐすり・...五月小満の頃日記

  • 一点集中しない生き方

    今さらどうしてこんな本を注文するのと思いつつ、クリックして注文した一冊。Re41『音読・朗読入門日本語をもっと味わうための基礎知識』(杉藤美代子・森山卓郎岩波書店)。今月から毎週必ず学校や園で読む機会があるので、「初心」にかえり…と殊勝な気持ちを抱いたか。案の定読み始めたら、大概知っていた。ところが100%でないからこの本の価値はある。例えば無意識にしている語のアクセント、電話番号を言うときの数字の並びなど…発見だ。それよりも喜んだのは、一つのネタが非常に興味深く教室で試したいという気になったこと。宇野重吉の語りの文章で紹介されていた。あの味のある名優に一歩でも近づくか(笑)。何度目かのマイブームでRe42『流星シネマ』(吉田篤弘角川春樹事務所)が風呂場読書の中心になった。読み終わりが残念なほどの素敵な世...一点集中しない生き方

  • 坂道とまずいコーヒーと

    Re39『坂道~LesPentes~』(ドリアン助川ポニーキャニオン)。一人の画家の人生を、年齢順に見開きページで短い文章と坂道・階段等の写真で構成する。「0歳、気付けば僕は生まれていた」から始まり75歳までの「夕暮れ」までが描かれる。付属のCDもあり、著者の朗読も聴けた。思えば、初めて声に触れた。いい声だ。一定の修練があってこその「響き」を感じる。別の作品も聴いてみたい気にさせられた。淡々とした読み方は、この本にふさわしい。一番ぐっときたのは「64歳、持っている絵の具をすべて並べてみる。色の可能性を本当に私は試したのだろうか。」次ページに読点を打つように見開き写真が使われている。今風に言ってみると、カッケー小説だ。Re40『ソラシド』(吉田篤弘中公文庫)。冒頭の一文からまずそう感じた。「まずいコーヒーの...坂道とまずいコーヒーと

  • 令和の「芸能」最前線に

    手持ちの講談絵本は8冊で、うち神田伯山(松之丞)監修が7冊ある。読み聞かせた経験があるのは4冊。ミルハスで開かれた独演会で、前座?として三番弟子が語ったのはその一つ「宮本武蔵~山田真龍軒」だ。こいつはラッキー、プロの噺が聴けるなんて…と耳を傾け、不遜な心持ちで「勝ったな」(笑)と思ってしまった。それはともかく、その後泊山が登場し高座に上がる。計4席、正味2時間ほど堪能した。TV等では見ているが、その語り口の鮮やかな様は「今、一番チケットが取りにくい演者」と言われる評価を裏切らない。滑舌のよさ、声調の豊富さ、強弱・緩急の巧みさ…初生講談が多いと思われる800の観客を魅了したように感じた。最初は、絵本にもある「荒大名の茶の湯」。これは滑稽な内容であり、学校寄席ではウケると説明していた。絵本を読んだ限りではちょ...令和の「芸能」最前線に

  • 予想しないかできないか

    5月7日(火)おはなし会2回目は、もとにしこども園。教室にはわずか4名。それも男児ばかり。2名欠席だというが、それにしてもこれは…。先週実施のプログラム通りに進めたが今後の課題としよう。連休が過ぎて様々なことの動きだしが活発になるだろう。個人的なプロジェクト(笑)も進展がありメールでやりとりが始まる。5月8日(水)水曜なので一年生の孫がいつもより早い帰宅。遊びたい盛りなので、ドミノやトランプ、四目並べなどをして付き合う。宿題も…と誘うと「これは先生がお家の人と、と言ってたからママと…」と拒否される。「先生」の教育力の強さを実感する。ニラの美味しい季節で、この頃レバニラやニラ鍋などが続いている。5月9日(木)午前、ある業者の訪問あり。深夜電力を利用した蓄電池設置のセールスで今後のコストを色々考えるが、手が出...予想しないかできないか

  • 消費化社会の斑として

    大胆な書名である。Re38『「消費」をやめる』(平川克美ミシマ社)。根本的に考えれば無理なことだと誰しもわかる。ここで著者が提言するのは「消費を変える」こと。つまり「消費しない」ということではなく、「賢い消費」の実践である。そしてそれは、例えば「いいものを安く買う」という意味での賢さではない。副題に「銭湯経済のすすめ」と記してあり、「半径3㎞圏内でめぐる経済」の重要性を説いている。銭湯が半世紀も前に姿を消している地方にあってもその比喩的な表現は通用するかもしれない。つまりは地元に昔から根付いてきた商店や産業に目を向け、できるだけお金をそこで廻す、それが生き方と直結するという。そうした指摘は以前からあったが、膨れ上がった消費者マインドに慣れきってしまい、なかなか実践できないでいる。その結果が地域の疲弊、空洞...消費化社会の斑として

  • よたよた生き残ること

    Re37『んだんだ無明舎出版よたよた半世紀』(あんばいこう)を読んだ。一度は話を聞いてみたいと思っていた県内人。高校の同窓でもある。ホームページ等で多少生き様に触れ、もしかしたら自分にもこんな人生があったかなあと、漠然と感じていた。しかし、この著で詳しくその半生?を知るとやはり差は大きい。7歳という年齢差つまり団塊世代の最後である著者との違いは、大学が置かれた時代的環境が直接的と言えるかもしれない。自分も学生の時にミニコミ誌や劇団との関わりを持ち、少し手を引っ張られた経験もあるのだが、引っ込めて「安住」を求めたのは事実だし、結局、度胸なしの怖がりだったという結論かな。それを踏まえて、あえて共通項を求めれば「持続力」なのかもしれない。むろん、地方出版の継続の難儀さとはレベルが違うだろう。しかし、一つの生業を...よたよた生き残ること

  • フジ子・ヘミングと山の藪へ

    5月1日(水)今日より「こども園おはなし会」スタート。大型絵本を読み聞かせた後TVにつないで映す絵本を選ばせてみた。大塚健太・作、柴田ケイコ・絵のシリーズを三冊見せどれがいいか訊く。二冊を取り上げた。一冊読まないのも余韻があっていい?最後は担任(実は姪)にのせられて、瞬間移動失敗!!で笑わせて退室した。5月2日(木)早朝、三度目の春山菜取りへ。山間部はまだ早かろうと思ったが、結構太いワラビが採れた。さらにタケノコポイントを目指した。例年なら全然なはずだが細いなりにも「初物」を手に出来た。あと数日経てば…と連休最後に目算を立てる。今日は4月中に時間を割いた作成物のまとめをする。一段落してほっとした。5月3日(金)夕方に近い時間帯から娘婿孫一同揃ってバーベキュー。本当に久しぶり、室内では定期的だが、屋外は去年...フジ子・ヘミングと山の藪へ

  • 想像力で昇華せよってこと

    4月中旬からの読了はわずか2冊。Re35『僕たちの居場所論』(内田樹・平川克美・名越康文角川新書)とRe36『木挽町月光夜咄』(吉田篤弘ちくま文庫)である。読み止め、読みかけも数冊あるが、まあ読書は進まなかったな。でもこの二冊は面白かった。内容が捉えきれなかった点もありつつ、肌が合うのだろう。吉田篤弘の小説は結構読んできたが、このエッセイで極まったのは、やはり都会人だということ。書名が表すように「江戸っ子」の血をひいている人はやはり違うなあと素直に憧れる。似たような感覚は松本隆にも抱いてしまうし、どうしても田舎者の手の届かない世界、その魅力は大きいし、この齢でもそう感じる。地方から都会への人口流失が止まらない訳は様々に分析される。人的環境や就職口の問題も確かにあるが、やはり「東京」への憧れが下地を作るので...想像力で昇華せよってこと

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