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2005/08/02

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  • 「かないくん」を読む

    「ほぼ日」ファンを自称していたので、絵本『かないくん』の存在はもちろん知っていた。ただ、発刊された当時も関連ページを読み込むことはなかったし、図書館に勤めてからも恥ずかしながら蔵書としてあることさえ認識していなかった。「一般芸術」に置かれている絵本は何冊か読んではいたけれど、見落としていた。今回、「大人のための読み聞かせ会」はどうかと思いついた5月の頃に、書架で見つけ、自分が読むならこれだとすぐに思った。こういう展開は「入れ子」構造と呼べるかどうかわからないが、それまで語られたことが「書きかけ」になっている物語と知るときに、すっと心に落ちる感覚、そしてそこから続く生の営み…全体的に淡く、色調としてはやや暗めの絵が続く。しかし、後半の二人の対話は、弱まっていく煌めきと、新しく強さを増していくような輝きとの対...「かないくん」を読む

  • 令和五年文月真夏日続き

    7月25日(火)午前はにしもないこども園で読み聞かせ。年長組が対象だが水遊びできない年少組の数人も入ってきた。二人の孫が揃ってしまったので苦笑気味にやり終えた。午後からはブログアップ(小学生のための読書案内)をしてから週末イベント準備に集中する。夕刻、愛車のリコール点検で湯沢のディーラーへ。異状なし。7月26日(水)今日は午前のみ勤務なので段取りよく、仕事を進める。月末恒例の掲示紹介をアップ。明日のフィルードワークの確認など。帰宅して冷やし中華の昼食後、録画していた『あまちゃん』再放送を見る。なかなか感慨深いシーンがある。じっくり思い起こしたい。夕方は帰宅した孫にオセロを使って?はさみ将棋を教える。7月27日(木)自転車通勤2日目。準備していたブログをアップしてから小中生を引率して県立図書館へ。もう少し人...令和五年文月真夏日続き

  • 風呂場で「ちゃぶ台」

    ここ半月以上、風呂場での読書はもっぱらこの「ミシマ社の雑誌」となっている。ミシマ社の単行本をいくつか読んでいたが、こんな雑誌があることは知らず、バックナンバーを数冊買い求めた。創刊は2015年10月となっていて、現在11号発刊されているので、年1~2回のペースで出版されている。面白い。「最初から最後まで読み通したくなる雑誌をめざしました。―編集部」と創刊号の冒頭ページにある。手元にある5号まで共通しているのは、目次が裏表紙にあるという点が大きな特徴だ。それは「台割」という編集上の航海図(計画表と言っていいか)なしに作る「常識への『挑戦』」を示す象徴的なレイアウトだ。創刊号は「移住×仕事」号と銘打たれ、時系列で載せられていく編集だ。しかし、途中参加の読者としては結局どの号もつまみ食い的な読み方しかできていな...風呂場で「ちゃぶ台」

  • 雨の日、晴れ間に語った本

    先月末から今月にかけて読み語った絵本はどれも印象深い。忘れないうちにメモしておきたい。「2ひきのカエル」時季的にぴったりと取り上げた。PPTとして取り込もうとスキャンしたが大判なので文章部分が切れるので、久しぶりに全文打ち込みした。それもあるのか一つ一つの会話が実にしっくりと入ってきた。落語のようなテンポもあり、また英国?らしさも随所に感じる。読んでいて楽しい一冊だった。新レパートリーとなった。「ダンデライオン」閉架書架を調べていた時、手に取り気に入ってしまった。少し長めなので小学校低学年くらいからだなと判断した。最初はごくありきたりの話だが、途中であれあれとなる展開なので、聞いている子どもたちの目が集中してきて心地良かった。黄土色とこげ茶が主体の色構成も特徴ある。タンポポの英訳がダンデライオンと知ること...雨の日、晴れ間に語った本

  • 令和五年捩花咲く頃

    7月12日(水)原版を完成させた図書館だより小中学校版(夏休み号)を、出勤する前に印刷する。今日は半日勤務なので朝イチで、なかなか集まらない(笑)イベントへの参加者募集の電話依頼などしたり、図書館ブログアップしたりであっという間に過ぎた。取りあげた人物のおかげなのか、アクセスが久々の100超となり、驚いた。7月13日(木)今日もシフトの関係で半日勤務。久々に雑誌・新聞コーナーのPRをする。個人的には最近、ある雑誌をまとめ買いして連日読んでいる。日曜日の「大人のための読み聞かせ会」の準備を進める。多くの集客は望めないとは思うが、開催の意義は大きいと考えている。帰宅してから自分の読書記録を久々にアップした。7月14日(金)日曜日イベントのPRをブログアップする。午後からは小学校への読み聞かせ。一学期最後となっ...令和五年捩花咲く頃

  • 参参参(二十七)額紫陽花の頃

    買いだめした雑誌を読んでいて、単行本が捗らない。しばらくこんな調子か。晴れ間の花が美しい。『木挽町のあだ討ち』(永井紗耶子講談社)いわゆる時代小説は、何年振りかわからないくらいに久しぶりだ。春頃に著者と講談師神田伯山の対談が雑誌に載っていたので、興味をもった。読み始めたらこれがなかなか面白かった。一幕から五幕まで仇討の主人公を取り巻く人々が「顛末」を語り、終幕で当人が締める形だが一種のミステリ仕立てになっている。義に殉じることが時代劇では中心テーマの一つ。けれどこのストーリーは、ある意味現代的とも思わせる結末だ。まず何よりそれぞれの幕で語る人物の出自、個性が際立ち、語り口もすうっと入ってくる。この作家、なかなか巧みとみた。しかし正直、まだ時代小説のハードルが高いかな。『俺に似たひと』(平川克美朝日文庫)再...参参参(二十七)額紫陽花の頃

  • たわいない願いのシンソウ

    今年もエントランスで笹竹に願いを吊るす企画を実施した。公式の図書館ブログには礼を失する駄弁は語れないので、こちらで思い浮かんだことを書き散らかしたい。短冊に記す願い事に制限はないが、たわいなく書く中味にはやはり、人の真相が宿る。いや、もしかしたら本人も気づかない深層がみえることもある。子どもの記す「あしがはやくなりたい」「ばすけがうまくなりますように」「かまきりにあいたい」「まんが家にゼッタイなれますように」などという言葉は、素直に微笑ましく見ていられる。また、「受験が無事にうかりますように」や「赤点回避!」などは少し切実さを匂わせながらも、ふむふむと励ましてやりたくなる。もちろん「好きな人とつきあえるように」や「目黒蓮に会いたい」などの定番モノにも、ぼんやりとした彩りを感ずる。それに反して具体性を帯びる...たわいない願いのシンソウ

  • 参参参(二十六)その日暮らしの…

    半月以上かけた新書、二日で読みきった小説、頷き、首を傾げて読んだ「哲学」本と、まあいろいろ。『なつかしい時間』(長田弘岩波新書)これほどゆっくりと新書を読んだのは久しぶりだ。しかも再読である。そしてこの後も繰り返し読む気がする。風呂で濡らしてしまい、すぐまた注文したほどだ。今まで同様保存用として書棚に置く。キーワードをランダムに挙げていくと、「風景」「本」「記憶」「一日」「習慣」「読書」「見つめる」…そのどれもが日常語だけれど、深く入り込めばそれらが新しい意味を持つことを知らされる、そんな一冊だ。だからこそ何度も読む。頭の出来の悪い自分は、これからも読まねばならない。まさに「本」といえる本。今回はこの一節を引用しておこう。「じぶんの記憶をよく耕すこと。その記憶の庭によくそだってゆくものが、人生とよばれるも...参参参(二十六)その日暮らしの…

  • ナンシーに会いに行って

    一年前半期の終わりというのに、仕事上のあれこれでムシャクシャが募り予定が狂った。夕方から徐々に持ち直したが、いつものごとく夜中に覚醒した時、そこでまた思い出したからやっかいだ。しかし少し遅寝が出来たので、なんとなく鎮まってきた。目覚めのベッドで呟く。そうだ今日はナンシーに会いに行こう!隣市のまんが美術館で行われている「ナンシー関の消しゴム版画展」は明日が最終日。密かに信奉(そこまででもないが)している者としては、見ておきたい。存命であれば還暦は過ぎた年齢だ。今生きていればどんな感じなのだろうと数年前著書を読んだ時も感じた。TVウオッチャーである自分にはしっくり来る。さて10時開館に合わせて出かけてみたら…なんと、予想はしていたが入口前に長蛇の列。当然…といったら失礼だが、ナンシー目当てではない。本日スター...ナンシーに会いに行って

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