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2005/08/02

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  • 文月もこうして暮れて…

    7月26日(火)出勤後、昨日、自宅で完成させた図書館だよりを確認してもらう。11時からこども園で読み聞かせ。大型絵本を3冊。『ありとすいか』が時季的にぴったり。見たら給食にも西瓜が出ていた。TV発表の県内感染者数に驚く。午後はブログアップ予定の「読書案内」作業。退勤後、今度は爺としてこども園へ孫を迎えに。7月27日(水)シフトの関係で勤務なし。午前は印刷作業後に、久しぶりに隣市へ買い物。スーパーと道の駅どちらも結構賑わっている。帰宅後、昼食は久しぶりのナポリタン。ウインナーが入る昭和の味だ。午後からはのんびりと録画していた『コードブルー』映画版を観る。二回目だがなかなか面白い。今日も孫を迎えに行く。7月28日(木)午前中は自宅でのんびり読書など。午後から会議があり出勤。図書館2階で十数人規模の教育評価会議...文月もこうして暮れて…

  • 仮想の相手に時候の挨拶

    先週、町内の小学校の三年生が来館した。勤務日ではなく様子は観られなかったが、今日それぞれの感想を記し綴じられたものが届けられた。ざっと目を通してみると、内容はともかく見学した当日の午後にいわゆる「手紙文」の学習として取り上げたらしく、二十数名全員が冒頭に以下のような形で書き出していた。あじさいがきれいにさくきせつになりました。今日は見学させてくれてありがとうございました。「あじさいがきれいにさく」の箇所は、それぞれに考えた(らしい)文章になっている。「ひまわりがきれいにさく」「ふうりんの音がきれいに鳴る」や「夏やさいがおいしい」もあれば「プールに入りたくなる」「かきごおりが食べたい」といった素直な心情にあった語を使った文もあった。時候の挨拶を書く活動だろう。手紙・はがきを書く学習はもちろん今でも残っている...仮想の相手に時候の挨拶

  • 7月26日、「豊かさと長閑」

    『あの日の風景』(村上保)のあとがきで、著者は昭和と今の比較をこう締め括る。「昔祖父から聞いた『一つ得れば一つ失う』という言葉を借りれば、『豊かさ』を得て『長閑』を失ったのかもしれない。そんなことを考えながらの作業だった」。ごく普通に「のどか」という語は使われるが、改めて意味深く思えてくる。「長閑」を広辞苑で引くと、以下のような意味が記されている。①のんびりと、おちついて静かなさま、ゆっくりとあわてないさま②気にかからないさま。心配のないさま。③天気がよくて穏やかなさま。こう書き写してみると、それらは「心の豊かさ」そのものだという気がしてくる。7月26日の県内トップニュースは、コロナ感染者が1284人と初の千人超を記録したこと。梅雨明けが発表されても晴れ晴れとした気持ちになる人は少ないだろう。全国版をみれ...7月26日、「豊かさと長閑」

  • 遠くなるが、消えない昭和

    「降る雪や明治は遠くなりにけり」あまりに有名な中村草田男の句である。昭和30年代生まれ以上の世代なら、なんとなく明治を昭和に置き換えたくなるのではないか。では「降る雪」に換えて何を置けばおさまるか。季語だが気象では難しい気がする。暮らし、風物、流行、そして食べ物…昭和が色濃いものは…。『あの日の風景』(村上保秋田魁新報社)副題が「昭和が遠くなる」。著者はイラストレーター。秋田県出身ではなく、愛媛、長野、秋田の新聞に記事を寄せたという経緯で出版されたようだ。1950年生まれの心身に沁み付いている様々な「昭和」が、イラストと共に表現されている。100を超える項目ほとんどについて「そうそう」と頷ける自分に改めて驚く。俳句に照らし合わせられる語を探してみる。例えばこれはどうだ。「量り売り昭和は遠くなりにけり」商店...遠くなるが、消えない昭和

  • 「最強の思想」に導かれて…

    この研究者は初めて知った。舌津(ぜっつ)という名前そのものも今まで見たことがない。「舌」とつく名が暗示しているかのごとく、凄い文章だった。その情報量が自分になだれ込んでくるような印象を受けたのは、「七〇年代のジェンダー」という副題通り、その時代に「青春」を生きた年代の一人だからでもある。『どうにもとまらない歌謡曲』(舌津智之ちくま文庫)冒頭の一文にギュッと心を掴まれた。曰く「歌謡曲とは、おそらく、戦後の日本における最強の思想である。」それは、他の言語に関する文化と比べて、圧倒的に「浸透力」が異なるからだ。確かに確かに…。またJ-POPと称された音楽とも対象の広さにおいて違いは明らかだ。この「『教育的』効果」は無視できない。「恋愛と結婚」というテーマを皮切りに、次々に有名な歌謡曲が繰り出される。「瀬戸の花嫁...「最強の思想」に導かれて…

  • 今年も捩花は咲いたけれど

    五月下旬からどうにも調子が出ないので、このブログアップもサボり気味。しかし確実に季節は移る。自然は正直で、今年も計ったかのように捩花は咲く。7月19日(火)昨日が祝日開館で、今日が休館日。ただ自分は、こども園読み聞かせがあり、田代へ向かう。予定時刻まで少し時間があったので、「痩せワラビ」(笑)でもあるかなとポイントへ。約二か月ぶりの収穫、夕食の一皿分になる。県内コロナ感染者が800人超。予想されている1000人超も現実となる。湯沢管内はまだ低い。7月20日(水)学校は一学期最終週となり、町内の学校が午前中全校揃って来館してくれた。同職した教員が多くいて、久しぶりに二言三言話をした。先月実施したアンケート集計作業を進めている。帰宅後は大相撲TV観戦。今場所も混戦だ。風呂場読書の『どうにもとまらない歌謡曲』を...今年も捩花は咲いたけれど

  • 海を見に行きたくなる話

    7月の読み聞かせは「海」を取り上げたいと、書架を探していて見つけた一冊。一読してすぐに「やりたい」と感じた久々の作品だ。発行がクレヨンハウスというのも珍しい。カバーに付記している説明をみると「1992・第2回海のメルヘン大賞」の大賞受賞作。作者は当時高校2年だったとある。瑞々しい感性だ。『海のおっちゃんになったぼく』(なみかわさき・文黒井健・絵)2006.6クレヨンハウス自宅裏に広がる浜辺で、青いビー玉を拾った「ぼく」。コップに入れたら「しょっぱい水」になり、その「海」はどんどんと広がってくる。入れ物を替えて世話をしていてもだんだん大きくなり、どうしようもなくなって「すててしまお」と捨てようとするが、父に見つかってしまい…発想、展開、決着、皆納得できた。ふだん「飼う」となるとそれは家畜やペットを指すが、物...海を見に行きたくなる話

  • 回文の絵本、こう読む

    「言葉遊び」の授業は持ちネタが多かったが、「回文」についてはまとまった実践をした記憶がないし、記録もないはずだ。ただトピック的には何度か扱った。回文の絵本は探せばきっと多くあるだろう。今まであまり意識しなかったが、先日この本を見つけ、短いし読み聞かせのときの前座(笑)として使えると思った。『ぞうまうぞ・さるのるさ』(ことば・石津ちひろえ・高畠純)ポプラ社2014.8表紙裏(最初と最後の両方)に、「ぞう」と「さる」の回文がそれぞれ4文、6文載っている。これは中味のストーリーと直接関係ない内容である。最初は回文の説明に使えばいいかもしれない。じっくりと文字を追わせ、これから書かれている文章が、全部そういう形式になっていることを意識させるのに好都合だ。レストランでウエィターが「ぞうどうぞ」と山盛りになった草の一...回文の絵本、こう読む

  • 仕組んでは育たない力

    参議院選挙が終わった。各種報道が事前予想したとおりの結果になったし、自分でも「そうなるだろうな」と感じていたことと大差はなかった。秋田県は過去最低の投票率だった。それでいて期日前投票の割合が全国で最も高いというデータは、ちょっと考えればどういう傾向か理解できる。固定化された投票行動だ。それ自体を悪いと決めつけることはできないが、問題は根深いと思う。投票に行くと決めている人は、早々に自分が選んだ候補者に票を投じる。いわゆる選挙運動(事前はともかく)には左右されない。立候補した時点いや選挙の構図(支持政党や自らとの関わりの深さで見えてくる)が決まった段階で、ほぼ終わる。2018年7月北海道④「帯広の丘の石」これだけ投票率が下がってくると「選挙権の行使」にばかり目がいく。確かにその通りとはいえ、それは政治に関す...仕組んでは育たない力

  • 職人と飲めば美味いんだ

    毎回見ていたわけではないが楽しみな番組の一つだった『太田和彦のぶらり旅いい酒いい肴』。吉田類の方と比べると、やや理屈に傾く時があるとはいえしみじみと味わい深さもあった。酒場ライターの元祖のような人だと思う。独特の語り口で、様々なジャンルの酒飲みと語らう対談集なので、面白くないわけがない。『みんな酒場で大きくなった』(太田和彦河出文庫)6人の方々とそれぞれに名店と称されるような酒場で、店や酒の話、そして仕事の話などを、気ままに語る。かつて一緒に仕事をしたという椎名誠の回だけは「生ビール」のみというのも特徴的だが、それ以外には食した肴の品名なども記されていて雰囲気がある。こういう本を読むと、正直「東京人」にまだ憧れる。2018年7月北海道③「釧路湿原を見まわす」まるで傍に座している感覚で読み味わえたのは、角野...職人と飲めば美味いんだ

  • 一秒の価値を五十年先へ

    ここ数日併行して読んでいたのが、次の新書2冊。一つは養老氏と4人の識者との対談集。もう一つは成毛氏のいわば「人生の整理術」。読者対象は前者が幅広い年代、後者は主としてビジネスマンから定年前の方々と言えるだろう。読了してから、ある意味で非常に対照的ではあるけれど共通項も見いだせると思った。『子どもが心配』(養老孟司PHP新書)『一秒で捨てろ!』(成毛眞PHPビジネス新書)2018年7月北海道②「摩周湖を覗く」養老氏の対談は副題として「人として大事な三つの力」と記されている。編集サイドのまとめらしいが、著者も前書きで触れている。曰く「(学びのための根本的な能力)認知機能」「共感する力」「自分の頭で考える人になる」こと。目新しい提言ではないが、一流の方々とのやりとりは実に豊かな対話となっている。成毛氏の著書は、...一秒の価値を五十年先へ

  • 我も少数意見者

    TVでアナウンサーが口にしていたので、興味が湧き「NHK参議院選挙2022ボートマッチ」というサイトに入ってみた。聞いていた通りに「すべての候補者を対象に政策について実施したアンケート」と同じ質問項目に答えていくと、「候補者との考え方の一致度を数値で知る」ことができるという仕組みのようだ。さっそく入り「全て」(設問数は25)に答えてみた。5択から7択が多い。正直分からないものもあるが「回答しない」も設けられているので、それほど時間はかからなかった。結果、選挙区で一番一致度が高かった候補者とは48%となり、やはりというか投票をしようと考えていた人だった。他は20%台以下に留まった。全国区はというと、これが政党別になっているが、どれも一致度は低く、候補者別に照らし合わせても、30%を超える候補者がいない。そん...我も少数意見者

  • 「もしかして」はきっかけワード

    先月から町内4つのこども園の読み聞かせをスタートさせた。選書をどうするかはいつも大きな課題だが、小学校と違って簡単につなげる大型TVがないので、やはり大型絵本が中心になる。ただ、冊数が限られていて、やはり通常サイズのしかも絵が大きい体裁の本を見つける必要がある。その最初の一冊がこれ。『もしかして』(クリス・ホートン作木坂涼訳BL出版)赤、白を基調とした背景色なのですっきり見えるだろう。切り絵風にデフォルメされたサルは印象深い。物語の展開も繰り返しが用いられていて、調子もよく、これなら20人ぐらいまでなら大丈夫かと取り上げることにした。親や主人の言う事を守らない三匹の兄弟?サルという設定は、世界共通の古典的なものか。最初に「もしかして」と口を開いた者の思いが伝搬していく様子が楽しい。もしかして可能か、許され...「もしかして」はきっかけワード

  • 本を読んで手にしたものは…

    久しぶりの藤原和博本だ。このブログでメモを残しているのは5年以上前。2003年に公立中学校校長になり次々に著書を出していた頃、ある程度読み込んだ。同齢であることも一つの刺激となり、「よのなか科」の実践はできなかったが「情報編集力」というキーワードには影響を受けた。それは今にも通じている。『本を読む人だけが手にするもの』(藤原和博日本実業出版社)「読書」をモチーフにした藤原流の思考法、処世術といった内容であり、特に目新しい提言が多いわけではない。ただ、冒頭にある「私は紙の本も立派なモバイル端末(持ち運びできるデバイス)だとも考えている」という一言は、著者の持つ柔軟性、吸収力そのものだと思われ、それが行為を価値づけると得心した。自らの読書遍歴を語った第3章が興味深い。「私は、本を読まない子どもだった。」と始ま...本を読んで手にしたものは…

  • 今「美」を掬い上げるなら

    『新しい日本人論』(SB新書)は、加瀬英明、ケント・ギルバート、石平の三氏による鼎談であり、TVでよく見かける方々でもあるので、凡その主張は想像したとおりだ。一昨年2月の発刊であり、その後のコロナ禍やウクライナ問題による状況変化はあったにしろ、揺らがず持論展開をなさっているに違いないだろう。賛成できない主張も少なくないが、なるほどと教えられることもある。一つは「子どもを送り出すとき」の言葉が文化の象徴という点、日本なら「みんなと仲良く」だからだ。そしてもう一つは「日本人の判断基準」についての考えだ。師匠と仰ぐ野口芳宏先生の印象深い名言に次のことがあり、思い出してしまった。好きか嫌いかは自分が決める。良いか悪いかは社会が決める。正しいか正しくないかは歴史が決める。物事の判断を「自分・社会・歴史」というそれぞ...今「美」を掬い上げるなら

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