chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
spring
フォロー
住所
秋田県
出身
秋田県
ブログ村参加

2005/08/02

arrow_drop_down
  • 8月、読んだ読んだ

    今月は少し珍しい読了記録となった。文庫や新書が多い読書傾向の自分だが、小説単行本を4冊も読んだ。以前メモした『ミス・サンシャイン』(吉田修一文藝春秋)を皮切りに、家人から「何か読み物を」とリクエストされたので、図書館から3冊借りてきたのだ。以下のようなラインナップ、一週1冊ペースだ。『ミス・パーフェクトが行く!』(横関大幻冬舎)『じい散歩』(藤野千夜双葉社)『クスノキの番人』(東野圭吾実業之日本社)『ミス~』はエンタメ小説というジャンルだろう。首相の隠し子である女子キャリア官僚は父の懐刀でもあり、次々に難問を処理していく。親子関係が暴露されても活躍する場を移しながら、周囲を巻き込み「解決」してみせる姿は小気味いい。軟弱な総理や老獪な対立者たち等なんとなく現実想起させられ、笑える。『じい~』は、建設業を営み...8月、読んだ読んだ

  • 今年の処暑、花火の頃

    8月22日(月)休館日なのだが、午後から放課後子ども教室の読み聞かせ&工作があるので、午前中は自宅で準備。昼飯を食べて高瀬小へ向かう。90分日程を無事に終え、帰宅して甲子園大会決勝をTV観戦。「白河の関」越えを確実にした満塁ホームランに驚く。さすがの実力だ。問題はあるにしても東北人としては素直に嬉しい。8月23日(火)県内のコロナ感染者がまた記録を更新した。職場でも家族に陽性者が出て自宅待機者も出た。換気に気を配らねば…。今日のこども園での読み聞かせも中止となり、絵本セットだけ届けに向かう。教育施設の大変さをつくづく感じる。優勝旗「白河の関」越えをネタに高校野球に関する蔵書紹介をブログにアップする。8月24日(水)昨日は処暑。雨も降りだいぶ暑さも収まってきた。ウクライナ独立記念日ということを聞き、ブログで...今年の処暑、花火の頃

  • 5分で何字書けるか

    「読み」といったら「書き」ということで…。いわゆる視写を試してみよう。条件として適当なのは、先日音読した文章の続きだろうと判断した。「未熟と老耄」(里美清一)かなと漢字のバランス、難語句もあるし、その文章を原稿用紙に書き写してみた。結果は237字(句読点も含めて)。「視写」も熱心に取り組んだときがあった。これは担任時代だったので、若干の記憶がある。中学年の目標値は1分25~30字だったと思う。丁寧に書くことは第二義で、普通に書き写す速さを上げることもねらっていた。教材の文章をまとまりでとらえて、ノートに向かうことも大切だった。それから「聴写」なども取り組んだなあ(と、しばし瞑目)。さて、我に戻ると1分47文字程度なので、字の粗雑さはともかく、これもまずまずか。しかし、ボールペンに力が入り過ぎて、手が痛くな...5分で何字書けるか

  • 5分で何字読めるか

    唐突に始めた「5分間チャレンジ」。まだ暑いので運動系はダメだから…ということであまり動かずできることを。文字を声に出してどのくらい読めるだろうか。大人が読む通常の難易度があり、初見に近いものが妥当だろう。たまたま2009年10月号の『新潮45』(ある対談記事を読みたくて書棚から出していた)があったので、その中から選ぶことにした。読んだ記憶のない「未熟と老耄」(里美清一)の論考に決めた。スマホでタイマーをセットし開始。17文字×23行×3段のスタイルなので、目に入りやすいが結構難語句がある。途中三度ほど引っかかってしまった。結果は、2635字(句読点も含めて)。1分だと520字程度か。こうしたことの平均データなどないとは思うが、まずまずだろう。速く読んでも、声を出すと内容は入ってくるということは確認できた。...5分で何字読めるか

  • 5分でアップしてみた

    世の中のスピード化にノルわけではない。「5分」といったら結構なことが可能ではないか、ふとそんな妄想に取りつかれた。スマホのタイマーをセットして、題名を書き、この本文を打ち始めた。ブログだから、やはり写真は1枚欲しい。昨日の昼に食べた、この夏初の「冷やしラーメン」はどうか。久しぶりだったので撮ってある。サイズを調整しながら、画像アップロード開始。これで20秒ぐらいはかかるなあ。残りあと40秒をきった。これからプレビューをして…と書いたところで10秒きった。アップします。5分でアップしてみた

  • その伝染もこの伝染も

    昨年の8/18の日記には、県内のコロナ感染数が29名、湯沢管内は1人と記してあった。今日の報道で秋田県は昨日に続いて記録更新?し1800名を超した。そして管内はとうとう100名超。いつ罹ってもおかしくない状況である。TVでは社会経済状況が…と盛んに言っているが、この態勢、体制でいいのかと思う。政治家への不信は慣れっこだが、危機を自分の都合のいいものとそうでないものに露骨に分けている感が否めない。そうした態度は伝染していき、それで悲惨な目に遭うのは、やはり弱い立場にいる者だ。そしてこうした思いに囚われる時、民衆が強い力を求め硬直した世の中になる傾向となることにも注意深くありたい。一年前の記事は東京五輪のこと。今回の某企業不正報道がまたあの頃の胸糞悪さを思い出させる。五輪誘致から開催に到るまでの様々な不祥事、...その伝染もこの伝染も

  • その書名には仕掛けがいる

    すでに8月に入ってすぐの頃に読了していたが、感想メモをなかなか手につけなかった一冊がある。昨日、町内の「二十歳のつどい」が行われて、図書館だより特別号を出したと館ブログにもアップした。その会の様子が関係者が発信しているわけだが、記念講演の題がその書名と同じだった。講師はブラボー中谷氏。講演のこの著書との関連は、中味を聴いてないのでなんとも言えない。ただ、マジシャンであればタイトルの使い方は想像できる。ましてブラボー氏。「このステッキは今から花束になる」と語って演じれば、確かにその通りに進むわけだから…。もちろん、そんなネタを使いながら「言葉の力」を語ったことだろう。『言葉は現実化する』(永松茂久きずな出版)著者の主張はただ一つ「いい言葉を口にする習慣を身につけること」である。それ自体は、数多の啓発本、ビジ...その書名には仕掛けがいる

  • 「待つ」は放棄や放置ではない

    「待つ」存在でありたい。また、ぼんやりとこの本を開く。気にしなかったわけではない。かと言って始終思っていたわけでもない。書き綴りたくなる気持ちが湧いてくるのを、待っていたというべきか。『「待つ」ということ』(鷲田清一角川選書396)「1焦れ」P18より待つことには、偶然の〈想定外の〉働きに期待することが含まれている。それを先に囲い込んではならない。つまり、ひとはその外部にいかにみずから開きっぱなしにしておけるか。それが〈待つ〉には賭けられている。ただし、みずからを開いたままにしておくには、閉じることへの警戒以上に、努めが要る。〈待つ〉は、放棄や放置とは別のものに貫かれていなくてはならないからだ。時々、夜半に目が覚め、次から次へと思いが浮かんできて、再びの眠りモードになかなか戻れないことがある。職場や家庭の...「待つ」は放棄や放置ではない

  • 立秋過ぎて日記

    8月8日(月)先週はこども園読み聞かせが続き、中学生の職場体験もあったのでやや慌ただしかった。今週は盆踊り休館前に結構準備を進めることがありそうだ。午前中は家族の保険手続きや買い物等で出かける。午後はのんびりしてから孫をこども園へ迎えに。家に帰ってきてからもパワー全開の孫に、夏バテの文字はない。8月9日(火)先月から少しずつ進めていたアンケート集約をようやくまとめる。あとはどう一歩進めていくかだ。図書館ブログは「山の日」にちなんだ蔵書紹介二日目。盆過ぎの放課後教室の読み聞かせ選書に入る。県内ではコロナ感染者が1300超となり最多を更新している。久しぶりにドジョウ鍋を食して、スタミナをつける。8月10日(水)明日の祝日に、子どもたちの絵を使った絵灯籠のイベントをするのでPRのブログアップ。町内の二つの小学校...立秋過ぎて日記

  • 宝くじ買う前に「ルール」

    さすがにこの齢になって啓発的な本を頻繁には買わないが、ネットでよく訪れる知人が薦めている記事を見て、たまに注文する時もある。内容はある程度予想がつくのも年の功か(笑)。しかし、わかっていることと実行していることはまた別の話。結局、自己怠慢、悪しき生活習慣を自覚することになる結末が多い。『宝くじ・超当せんデータ「当たる人のルール」がわかった』(女性セブン編集部小学館)宝くじを定期的に買う習慣はない。もちろん当たったらいいなあと買わずに思っている時があるので笑えてくる。関心があったのは「当たる人のルール」だ。女性誌の記事の集約だから、ほぼ予想はつく。そして大方違いはなかった。「物事を丁寧にする」「身の回りをきれいに保つ」そして「何事も前向きに受けとめる」もちろん具体的には結構細かい「心掛け」が出てくる。そうし...宝くじ買う前に「ルール」

  • 8月9日『ミス・サンシャイン』

    新潮社のPR誌『波』8月号の編集後記で、「夏らしい本」と選んだ一冊として、この小説があった。「夏らしい本」と言われ、それぞれにイメージはあるかもしれないが、他に挙げられている『黒い雨』や『長崎』という書名をみれば、そうかと思う。日本人が「夏」の受け止め方として、心の中に留めておきたい一つだ。『ミス・サンシャイン』(吉田修一文藝春秋)一人の大学院生と往年の大女優の交わりを描く物語。女優が歩んだ道の起点であり背景であるのが、戦争と原爆といっていい。人間はいつも取り返しのつかない事をする。今も現実にある禍によって、多くの命が奪われ消滅しているが、生き残った者にとって、その命と共に居た共に歩んだ濃さは薄まるわけではない。サンシャインという呼称に宿る輝き、眩しさ、そして熱。それらを織り交ぜ戦後昭和における映画や芸能...8月9日『ミス・サンシャイン』

  • 夏に熱かった女子の言い草

    先月は毎週「週刊文春」を購読した。安倍元首相の狙撃事件が主記事になっていたわけだが、連載陣の多くも触れていた。その中で一番気になったのは、狙撃直後(生死もわからない段階)でいち早くネットへ発信した者たちが一様に「犯人の動機はともかく…」と共通した見解を述べたことに対する能町の評価だ。つまり彼らは、これらの事件をごっちゃにして、「差別はやめよう」というごく真っ当な主張に乗っかって「権力者の悪口もやめよう」を広めようとしているのです。能町みね子(週刊文春7/28言葉尻とらえ隊)これは小説なので、作家の考えそのものとは言い難いが、叫びがストレートなだけに、人格の一部に存在することは確かだろう。「食欲」を客観的に表現した一断面。確かにその通りではあるが、それゆえ「食物」や「料理」を文化と思えない不幸せ。人は誰しも...夏に熱かった女子の言い草

  • 漫談芸人やら船長やら

    『なまけていません』という絵本をこども園で二日続けて読んだ。シリーズもので2冊あったが、こちらは登場人物の会話のやりとりが主の流れだ。下読みをしている時は気づかなかったが、子どもたちの前で語り出すと、無意識に脚色が強くなっていくのか、「この調子、誰かに似てきたなあ」という思いがよぎった。ああ、あの浅草の…そうだ「ぴろき」だと思い出す。自虐ギャグのウクレレ漫談。かつて「笑点」に出演したことがあったが、それ以外のお笑い番組にはまず登場しない。数年前の寄席で二度ほど見たことがあり、なんとなく憐れみを伴う親近感を覚えて、売りに来たその場でCDを買ってやった(笑)。憑依されたか。同じ日に中学生の職場体験学習があり、最後に「絵本講座」と称して50分ほど、三人の女子中学生を前に語らせてもらった。簡単に絵本の種類のことな...漫談芸人やら船長やら

  • ハシビロコウとナマケモノ

    絵本にはシリーズものがよくある。同じように見えても、同じように扱っていいというわけではない。この二つの絵本で考えた。『うごきません。』(大塚健太柴田ケイ子パイ・インターナショナル)ハシビロコウという鳥が主人公。池のほとりでじっと動かないまま、様々な(変な意匠をこらした)動物たちが傍にきてもいっこうに動ぜず、黙っているのだが、池の中に小魚が浮かんだのを見つけると…。「うごきません」というフレーズを一ページごとに繰り返していくパターン。どんな「オチ」になるか興味が高まる。『なまけていません。』(大塚健太柴田ケイ子パイ・インターナショナル)同じコンビによる似たパターン。樹木にぶら下がっているナマケモノ。森の仲間たちに、注意されたり、様々な誘いをうけたりしても、「なまけていません」というフレーズを繰り返す。これも...ハシビロコウとナマケモノ

  • 待ちながら書く、書きながら…

    「待つ」存在でありたい。しかし、いったい何を…。時間が経過することによって変わりゆくものは仕方ない。自分の身体はもちろん、目に映る万物もまた同様だ。ゆっくりとこの本に向き合い、湧き上がってくる想念を焦らず綴ってみよう。その中で、生まれるいや見落としていた何かがきらりと光るかもしれない。『「待つ」ということ』(鷲田清一角川選書396)「まえがき」P9よりせっかちは、息せききって現在を駆り、未来に向けて深い前傾姿勢をとっているようにみえて、じつは未来を視野に入れていない。未来というものの訪れを待ち受けるということがなく、いったん決めたものの枠内で一刻も早くその決着をみようとする。待つというより迎えにゆくのだが、迎えようとしているのは未来ではない。ちょっと前に決めたことの結末である。三十代前半、校内授業研の折だ...待ちながら書く、書きながら…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、springさんをフォローしませんか?

ハンドル名
springさん
ブログタイトル
すぷりんぐぶろぐ〜陥穽から風穴をさがす
フォロー
すぷりんぐぶろぐ〜陥穽から風穴をさがす

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用