「ちきゅうちゃん。」を読む
いつか読み聞かせに取り上げたいと思っていた一冊。どんなタイミングがいいのか迷っていて、『海のおっちゃんになったぼく』が、「飼う」や「世話をする」と結びつくので、その流れでどうかなと思いついた。どちらも動物を飼うわけではなく、いわば「実は人間が世話になっている存在」と向き合うのがテーマだ。『ちきゅうちゃん。』(糸井重里・キューライス小学館)ある日、お父さんが持ち帰った「ちきゅうちゃん」。どんなふうに飼うのか迷いがあり、よく見ると様々な発見があり、誰からも好かれる存在。宇宙の知識がある子には喩えだと分かるし、まだわからない子は一つの物語として見るのだろう。深く考えれば環境問題につながっていく。解釈は聞き手の年代によって違う。絵は漫画的で親しみやすい。地球を擬人化(擬動物化?)しているわけだから、月や他の天体も...「ちきゅうちゃん。」を読む
2022/09/25 16:08