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  • 白熱の接戦、からの異次元

    ○7ー5巨人(バンテリンドーム:6回戦) 打ちも打ったり15安打7得点。『燃えよ!ドラゴンズ』の一節を借りるなら「僕もあなたも願って」いたような試合がようやくできた。 何しろ初回から岡林勇希を3番に据えた新打線がつながっての4得点である。石川昂弥も昨日の汚名返上とばかりのマルチ安打、さらに細川成也は打率4割超キープの大活躍。お立ち台にも登ったこの若い3人が今季のドラゴンズを支えていくことになるのだろうか。 「今年は勝つためのメンバーを使います」と豪語し、開幕わずか2週間にして古株の高橋周平とビシエドの名前がスタメンから消えた。たとえ守備を含めた総合力で彼らに一日の長があろうとも、若さの躍動はチ…

  • 「4番サード」

    ○9ー2巨人(バンテリンドーム:4回戦) ちょうど2週間前、東京ドームでの開幕戦と同じマッチアップとなったこの試合。あの時は小笠原慎之介、ビーディ共に白黒つかず、9回表に巨人のリリーフ陣を打ち崩したドラゴンズが逆転勝ちした。あれからまだ10試合余りしか消化していないが、両軍は早くも苦境に立たされている。 ゲーム差なしの最下位攻防戦ーー。皮肉っぽく言えばこのカードはそうした謳い文句が付く。既に4度の零敗を喫したドラゴンズは深刻な貧打に苦しみ、一方の巨人はそもそもの先発投手不足に解決の兆しが見えないまま黒星を重ねている。一筋でもいいから何とか光明を見出したいのは両軍同じこと。だとすれば、先にそのき…

  • ホームランは偉大なり

    ○5ー2広島(バンテリンドーム:2回戦) 悪いことは重なるものである。それにしても近年のドラゴンズはちょっと疫病神に愛され過ぎじゃあるまいか? 開幕ダッシュにみごとに失敗し、9試合目を終えた時点で借金は早くも5個。プロ野球の歴史上、借金9をこさえたチームが優勝した例は無いというから、2023年の我らがドラゴンズは開幕早々にして “リミット” 間近まで到達してしまったわけだ。 人は不幸が続いたとき、自分より不幸な人間と比べて安心しようとする。今のドラゴンズにとっての精神安定剤は、昨季の阪神に他ならない。開幕からずっこけること9連敗。「うちは2個も勝ってる!」とポジティブになれると同時に、これだけ…

  • ファンをやめようと思った日

    ○3-1(バンテリンドーム:3回戦) 火曜日のゲームは堪(こた)えた。そして萎えた。大野雄大の7回自責点0で負け投手、「グランドスラムか⁉︎」と身を乗り出して行方を追った一打がフェンス際でキャッチされたのを見た瞬間、私の中で何かがプチンと切れてしまったのである。 低迷期のドラゴンズは定職にも就かず家でダラダラして過ごすヒモ男のようなチームだと思う。情深い彼女(ファン)は散々裏切られながらも、いつか必ずこの人はちゃんと自立してくれるはずだと信じ続けている。本当はこんなはずじゃないから。ちゃんとやる気になれば、この人はできる人だから。 そんな風に待ち続けて早10年。ヒモ男もずっとどうしようもなかっ…

  • 惜しくなんかない

    ●2-3巨人(東京ドーム:3回戦) 爽やかな日曜の朝は、中日スポーツの名物コラム『龍の背に乗って』を読んで自分の浅はかさを反省するところから始まった。 投手が踏ん張ったロースコアの試合を、ポロポロ落としていては上位浮上は望めない。「うちの野球」ができた日こそ、しぶとく勝ちきらなくてはいけないのだ。「惜しい」は実は惜しくない。(4月2日付「中日スポーツ」) 平手打ちを食らった気分だった。ニヤつきながら「涌井の投球を堪能できたから実質的な勝ち試合!」などと敗北の悔しさをごまかし、「紙一重の内容。悪い内容ではない。心配いらない」と虚しい楽観論で自分自身を慰めていた。 そんな浅薄なポジティブ思考に対し…

  • 昼下がりの情事

    ●0-2巨人(東京ドーム:2回戦) 背番号20はドラゴンズのエースナンバーだと言われている。杉下茂から権藤博へと引き継がれ、一年だけ他の選手を経由したあと、今度は星野仙一が引退までの11シーズンにわたって背負い続けた。その次が小松辰雄で、1985年の投手三冠は20番を背負って成し遂げた。 要するに一時代を築いたこの4人のエースの活躍によって背番号20の神格化は進んだわけだが、21世紀に入ってからはお世辞にもうまく継承できているとは言い難い。挙句は2018年以降は空き番状態となっていて、今や若いファンからしてみれば「エースナンバーだ」と言われても実感はないだろう。 どうもドラゴンズという球団はこ…

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