◇2564 『笑うマトリョーシカ』 >早見和真/文春文庫最初は面白かったのに、残念ながら尻すぼみ。主人公は清家一郎と言って良いのだろうか。著名政治家の落とし子で、高校生の頃から政治家を目指していた青年。今や官房長官の地位まで上り詰め、将来の総理候補とも言
◇2212 『どうしても生きてる』 >朝井リョウ/幻冬舎文庫救いのない物語の中に、なんとなく希望も感じさせられる不思議な感覚を抱いた。意識的に朝井リョウさんの作品を読み進めている。いろいろと調べていて驚いたのだが、『星やどり声』や『桐島、部活やめるってよ
◇2211 『ジョークで英語多読!(Vol.4)』 >松尾光治/Transtream LLC今回のテーマは、結婚、エスニック、医者、弁護士。エスニックは特定の国の人をステレオタイプに揶揄するもの。最初のジョークはポーランド人に関するものだが、ポーランド人は頭が悪いというステレ
◇2210 『ジョークで英語多読!(Vol.3)』 >松尾光治/Transtream LLC今回もJokeを5つ紹介。家族、男女関係、お年寄り、宗教の4つがテーマだったのだが、家族や男女関係は下ネタ的なものが多く、宗教はタブーな場合もあるため、今回はお年寄り関係のジョークに偏って
成毛眞さんが薦めていらっしゃったので見てみたもの。10話一気見必至とのことだったが、私にとってはそこまでではなく、毎日1話ずつを見て行った。3月末から4月の上旬は、年度末決算の関係でドタバタしがち。それでも、ここ数年はスムースだったのが、今年はいろいろと
◇2209 『スペードの3』 >朝井リョウ/講談社文庫本書も前作に似たコンセプトを感じた。ある角度から見ると強そうに見える人物が、別の角度からみると悩みや葛藤を抱えている。最初は少しとっつきにくかった。ある舞台女優とそのファンクラブの人たちという、ちょっ
◇2208 『もういちど生まれる』 >朝井リョウ/幻冬舎文庫そういえば自分は連作小説が好きだったんだと、思い出させてくれた作品。とある大学を舞台に、学生たちが青春を演じる連作短編小説。それぞれが独立した物語でありつつ、登場人物がいろいろとリンクしていく様
◇2207 『星やどりの声』 >朝井リョウ/角川文庫深みがありながらも、ほっこりとさせられる作品。『何者』の再読と『桐島、部活やめるってよ』が面白かったので、久しぶりに作家の固め読みをしてみようかと思っている。仕事を進める上でも、これまではロジック(論理
異文化研修に参加したので、ポイントをまとめておきたい。・世界的にはジョブ型雇用が主流であり、日本のメンバーシップ型雇用はグローバル的には特殊。まずは、この認識を持つことが大切。・フィードバックには、ポジティブ・フィードバックと、ネガティブ・フィードバ
4月は新年度がはじまるタイミング。このブログはカレンダーイヤーベースで書いているので、1年の計などは1月からはじめているのだが、3月末まではなんだか忙しくって、まったく着手できていなかった。4月の新年度をきっかけに、もう一度取り組もうという決意表明。具
「ブログリーダー」を活用して、苗村屋さんをフォローしませんか?
◇2564 『笑うマトリョーシカ』 >早見和真/文春文庫最初は面白かったのに、残念ながら尻すぼみ。主人公は清家一郎と言って良いのだろうか。著名政治家の落とし子で、高校生の頃から政治家を目指していた青年。今や官房長官の地位まで上り詰め、将来の総理候補とも言
いろんなものがデジタル化され、日々、IDとパスワードなしでは回らない時代である。最近は、パソコンやスマホがパスワードを記憶してくれて、指紋認証や顔認証でログインすることができる。それでも、金融関係はパスワードの自動認証が怖いので、毎回手打ちをしている。パ
◇2563 『ツリーハウス』 >角田光代/文春文庫中華料理店「翡翠飯店」を舞台にした親子3代の大河ドラマ。物語は初代のじいさんが亡くなるところから始まる。孫の良嗣は家族のルーツに興味を抱き、ばあさんと共に、彼らのルーツである満州へ行くことを決意する。そこか
日経新聞[2025.07.07]伊藤忠会長、「削る」復活の真意 後継者に問う「低重心経営」よい記事だったので全文引用。「行き過ぎた経費削減で乾いたぞうきんになっています」「自腹接待の話もいくつかあります」5月、伊藤忠商事が開いた岡藤正広会長CEO(最高経営責任者
◇2562 『本の読み方-スロー・リーディングの実践』 >平野啓一郎/PHP文芸文庫文人主義・平野さんの読書に関する一家言。私はフラッシュリーディングのような速読法は身につけていないが、長年の習慣の成果もあり、本を読むのは早い方である。しかしながら、最近自分
日経新聞[2025.06.30]香港国安法5年、日本が中国語書籍の新拠点にまずは記事の一部を抜粋。香港社会を厳しく統制する国家安全維持法(国安法)の施行から6月30日で丸5年が経過した。英植民地時代から「民主」は中途半端だったが、様々な「自由」を享受してきた香港。出
◇2561 『それもまた小さな光』 >角田光代/文春文庫普通の幸せとは何かを問う作品。昔からの幼馴染同士。これまでの痛い恋愛経験も違いに知っている仲。互いを知りすぎているが故に、恋愛感情は持てない二人。そんな時、男性側から「昔約束した、35歳になっても二人
日経新聞[2025.05.01~05.31]私の履歴書:キリンホールディングス会長CEO・磯崎功典キリンビールに就職しながら、ホテル業などを担当された異色の経歴の持ち主。今回は引用のみ。・相手がどんなに上の役職だろうが、経営課題の前に階層はない。皆、会社のために行動し
◇2560 『これは経費で落ちません!(12)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫森若さんと太陽がいよいよ結婚へ。結婚に向けて若干のマリッジブルーになる森若さん。もともと決められたタスクをきちんとこなしていくのが好きな性格で、それは仕事のみ
日経新聞[2025.05.26]7桁英数字で配送可能に 日本郵便が新コード日本にしては画期的な動きでは無いかと思う。ようやくデジタル化が、少しずつではあるが動き出した感あり。良いニュースだなと思ったので、主要部分を抜き出して引用しておきたい。 ▼日本郵便は新た
◇2559 『刑事の約束』 >薬丸岳/講談社文庫読了してから感想を書くまでに時間が空いてしまったため、あまり印象に残っていない作品。刑事・夏目信人シリーズの第3弾。2作目は長編だったので、短編集としては2作目だ。夏目シリーズは短編の方が面白い。記憶を辿
日経新聞[2025.05.13-14]ローマ教皇の2000年史新しいローマ教皇に米国出身のレオ14世が選ばれた。カトリックの最高権威がなぜ絶大な影響力を持つようになったのかを知るには、2000年にわたる歴史をひもとく必要がある、とのことで、よく纏まった記事だったであり、備忘の
◇2558 『対岸の彼女』 >角田光代/文春文庫誰しもが信頼できる友人を求めている。第132回直木賞受賞作、だそうだ。とある女性の少女時代と現代を行ったり来たりする二重構造。最初は、少女時代のキャラクターと、現代のキャラクターが大きく異なっており、違和感を覚
日経新聞[2025.05.26]老朽水道管、検知容易に 光ファイバー網活用総務省は既存の光ファイバー網をセンサー代わりに使って老朽水道管など地下インフラの異常を検知する技術を開発する。道路陥没につながる空洞などを見つけるほか、自然災害による不具合の場所もすぐに特
◇2557 『冬に子供が生まれる』 >佐藤正午/小学館SF的な純文学。ブログの更新が滞ってしまった。仕事が相変わらず忙しいのと、週末も田舎から旧友が遊びにきたり、同窓会に出席したりと、なんだかんだで時間が取れなかった。あっという間に7月。2025年も折り返しで
○2556 『バリ山行』 >松永K三蔵/講談社不思議な魅力を持つ作品。山岳ものが好きなのかもしれない。大学生になった頃、父親から「これからは好きなことをやっていいが、山登りだけはするな」と言われたことを思い出す。曰く、遭難したら多くの人に迷惑をかけるからと
◇2555 『すべて真夜中の恋人たち』 >川上未映子/講談社文庫川上さんらしい、人間の深いところに入り込んでいく物語。主人公は校閲者の女性・入江。出版社に勤めていたのだが、機会があってフリーランスに転向する。物語はフリーになった後の話である。依頼元の担
◇2554 『正義の申し子』 >染井為人/角川文庫染井さんの作品は後味が悪いものが多いのだが、本作は比較的ハッピーエンド。冒頭は「正義のYoutuber」なるジョンが、悪徳請求業者を懲らしめるというシーンから始まる。構図的にはYoutuberの肩を持ちたくなるし、関西弁
◇2553 『その鏡は嘘をつく-刑事・夏目信人2』 >薬丸岳/講談社文庫前作が面白かったので、ちょっと期待外れ。刑事・夏目信人の第2弾。今回は長編小説で、鏡ばかりの部屋で発見され自死と判断されたエリート医師の遺体についての謎を追う話。主役は志藤という検事
◇2552 『ナースの卯月に視えるもの2-絆をつなぐ』 >秋谷りんこ/文春文庫連作短編小説の第二弾。今回も心温まる物語たち。Audibleは本当にありがたい。読みたいと思っていた小説がどんどんアップされていく。本シリーズは第3巻まで出ているようだが次作も待ち遠し
◇2380 『全社戦略-グループ経営の理論と実践』 >ウルリッヒ・ピドゥン/ダイヤモンド社「ペアレンティング」という概念は新たな学びだった。本の読み方を工夫してみた。本書は600ページ近い大著だが私にとっては少々冗長と感じられる箇所もあり、普通に読み飛ばして
『グラスホッパー』 >伊坂幸太郎/角川文庫伊坂幸太郎さんの作品。Audibleで見つけて再読(再聴)。本作は「殺し屋シリーズ」の第一作とのこと。過去に小説に傾倒していた頃、伊坂さんは好きな作家の一人だったのだが、本作は伊坂節に合わないハードボイルド系かなとちょ
◇2379 『グレイラットの殺人』 >M・W・クレイヴン/ハヤカワ・ミステリ文庫第4作目にして期待を裏切らない。よくもまぁこれだけ新しいプロットを次から次へと考えつくものだ。着想力、発想力、構成力のすべてが素晴らしい。本シリーズはすべてAudibleで聞いており
○2378 『日本企業の組織的病理と処方箋-なぜ日本企業は競争力を失っているのか? その原因の究明と対策の提案』 >今枝昌宏/KDP今枝さんの力作である。今の多くの日本企業(特に大企業と呼ばれる一群)が抱えている「病理」(あえてきつい言葉を使ったそうだ)を、深
◇2377 『ハンチバック』 >市川沙央/文藝春秋何とも感想を書くのが難しい作品。いきなり過激な性描写から始まる。すぐに、それは作中の主人公がWeb小説として執筆しているものだと判明する。最後は主人公自身が口腔での性交を行い、誤飲性肺炎になってしまう。本書
あまりネットサーフィンはしないように心がけているのだが、ときどきメールマガジンなどで面白そうな記事を見つけた時には、読み入ってしまうことも。こちらのサイトにはどうやって辿り着いたか記憶がないのだが、なるほどと膝を打った記事。重要ポイントを引用させていただ
◇2376 『ビジネスモデル講義-ビジネスモデル学習者の基本書~基本原則からDX時代のモデル、構築上の留意点まで』 >今枝昌宏/KDPビジネスモデル研究の第一人者である今枝氏による総論。前著がビジネスモデルのカタログ的なものになっていたため、総論部分としてのビ
○2375 『13歳からの地政学-カイゾクとの地球儀航海』 >田中孝幸/東洋経済新報社世界で起こっていることの本質が、とても平易な言葉で説明されている良書。重要だと思った点を私なりに解釈して引用させていただくが、下記を見ていただくと分かる通り、知識という
◇2374 『キュレーターの殺人』 >M・W・クレイヴン/ハヤカワ・ミステリ文庫三重階層の犯人探し。凄い構成だ。今回の焦点は「チャレンジ」と呼ばれる犯罪を娯楽のように楽しむ世界。インターネット上で、最初は簡単なお題を出され、それをクリアしていくうちに、お
「上に政策あれば下に対策あり」というのは中国でよく聞いた言葉。例えば渋滞緩和のために曜日によって運転して良い車のナンバープレートを奇数と偶数で区別(月水金は奇数、火木土は偶数など)するルールが定められた際、車を2台所有したり複数のナンバープレートを日替
◇2373 『ブラックサマーの殺人』 >M・W・クレイヴン/ハヤカワ・ミステリ文庫前作が面白かったので、それを越えるのは難しいのではと思っていたが、軽々と越えてきたことに驚嘆。ワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーのコンビの掛け合いが面白くて、一気に
3日目は朝8時に起床、ホテルの朝食を食べて9時には出発した。島へは車は持ち込めないので、主な荷物は車に残していかなければならない。貴重品のみをリュックに詰め込んでそれ以外は車内に残していく。フェリーの港までは車で数分。港の駐車場で30ドル取られてしまったの
アメリカの7月4日はJuly 4thと呼ばれる独立記念日の祝日だ。休み前には「Haapy 4th」というメールが飛び交っていた。今回は木曜日だったので、翌日の金曜日に有給休暇をとって4連休にして以前からトライしてみたかったミシガン湖一周旅行を企画した。企画した、といって
◇2372 『アイデアのちから』 >チップ・ハース+ダン・ハース/日経BP誰かに自分が言いたいことをきちんと伝えるための技法。勤務先の経営幹部の方のお薦めの一冊。ご自分の考えをどうやったらうまく伝えられるかに苦心しているときに読んだ本だとのこと。タイトルに
会食が増えたせいだろう、体重が4キロほど増えてしまった。ベスト体重から比べると6キロの増量。会食に加えて、自宅でもついついカロリーが高いものを口に入れてしまっているように思う。そこで、完璧ではないのだが次の3つを家で飲食することを禁止することにした。「
◇2371 『ノースライト』 >横山秀夫/新潮文庫久しぶりの横山さんの作品。最初は今ひとつかと思ったが、後半は一気に読まされてしまった。主人公は一級建築士。バブル崩壊後、家族とうまくいかなくなり離婚。仕事も無くしてしまったが、古い友人の建築事務所に拾って
最近は歳をとったせいか、長時間の睡眠はできなくなったのだが、その分昼寝が増えた。週末の昼下がりなど、昼食を食べた後に惰眠を貪るのが心地よい。そんな時には変な夢を見がち。今回は同僚たちと電車で社員旅行に行く話。地方都市の様相だが、具体的にどこかは不明。現
◇2370 『ジェネリック医薬品の不都合な真実-世界的ムーブメントが引き起こした功罪』 >キャサリン・イーバン/翔泳社 ジェネリック薬品は絶対に飲まないでおこうと思った。本書も尊敬する先輩から紹介されたもの。インドでビジネスを行う際には必読の書かもしれない
◇2369 『スタートアップ投資ガイドブック』 >小川周哉/日経BPスタートアップを法務面から解説した書籍。チェックリスト的に使うのがよいだろうか。最近、意識的にスタートアップ関連の書籍を読み固めてきたのだが、ひとまずこれで一段落。Amazonで試し読みをした後
○2368 『起業のファイナンス(増補改訂版)-ベンチャーにとって一番大切なこと』 >磯崎哲也/日本実業出版社第9章の「ベンチャーのコーポレートガバナンス」が勉強になった。再読だが増補改訂版ということなので、新規の読書にカウント。ベンチャー経営に必要な事